JPH0782692B2 - カ−トリツジ自動供給選択装置 - Google Patents

カ−トリツジ自動供給選択装置

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JPH0782692B2
JPH0782692B2 JP2746485A JP2746485A JPH0782692B2 JP H0782692 B2 JPH0782692 B2 JP H0782692B2 JP 2746485 A JP2746485 A JP 2746485A JP 2746485 A JP2746485 A JP 2746485A JP H0782692 B2 JPH0782692 B2 JP H0782692B2
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cartridge
tape cassette
power failure
elevator
shelf
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正志 竹鼻
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Description

【発明の詳細な説明】 A,産業上の利用分野 この発明は、例えば複数のテープカセットを自動供給し
て再生するカートリッジ自動供給選択装置に関する。
B,発明の概要 この発明は、カートリッジの収納部と、記録再生装置
と、カートリッジを記録再生装置に移送する移送機とを
有し、カートリッジ収納部のカートリッジを記録再生装
置に自動供給するようにしたカートリッジ自動供給選択
装置において、停電検出手段と、カートリッジのはみ出
し検出手段と、 バックアップ機能を有するメモリとを備え、停電検出直
前のデータをメモリに記憶し、はみ出したカートリッジ
を移動させた後、停電検出直前のデータと復帰後のデー
タとを比較し、これらのデータが一致したときに運転を
再開するように制御し、停電回復後時には直ちに運転再
開を行えるようにしたものである。
C,従来の技術 本出願人は先に、以下に説明するテープカセット自動供
給選択再生装置を提案した。この装置の概要は次の通り
である。複数の棚を備える棚装置を設け、この複数の棚
に、映像信号の記録されたテープカセットを収納する。
このテープカセットの背面には、テープ記録内容に関連
した識別データを示すバーコードが付されている。そし
て、この棚装置に収納されているテープカセットを、エ
レベータによって複数のVTRに運搬して装填し、又、こ
のVTRより取り出されたテープカセットをエレベータに
よって棚装置に運搬してその棚に戻すようにしている。
このエレベータには、棚装置に収納されたテープカセッ
トのバーコードを読み取る手段が設けられている。そし
て、複数のVTRからの再生信号は、選択送出手段によっ
て選択送出される。
更に、マイクロコンピュータが設けられ、上述の棚装
置、複数のVTR、エレベータ、選択送出手段等に連結さ
れている。又、棚装置に収納されているテープカセット
のバーコードから読み取られた識別データは、マイクロ
コンピュータの記憶手段に記憶される。そして、マイク
ロコンピュータは、複数のVTR、エレベータ、選択送出
手段等を制御して、棚装置に収納されているテープカセ
ットの記憶内容を、送出リストに基づいて所定の順序で
再生送出される。
D,発明が解決しようとする問題点 上述の従来のカートリッジ自動供給装置において使用中
に停電が発生した場合、装置の動きが停止し、搬送中の
テープカセットが棚装置とエレベータとの間或いはエレ
ベータとVTRの間に置かれたままの状態となることがあ
る。このままの状態で停電復帰後テープカセットの自動
供給を再開させると、正しい動作が行われず、テープカ
セットを破損させる虞もある。そこで、従来のカートリ
ッジ自動供給選択装置では、停電が発生した場合には、
停電復帰後にカセットを人手により取り出し、テープカ
セットを収納し直した後でなければ、テープカセットの
自動供給を再開できないようにされていた。しかしこの
ようなテープカセットを収納し直すことは、多大な労力
を要すると共に、このようにテープカセットを収納して
から運転を再開させるのでは、停電復帰後直ちに自動供
給が再開出来ないという問題がある。この問題は、非常
用の発電機を備えていない小規模の放送局では、特に大
きな問題である。
従って、この発明の目的は、停電復帰後に直ちに自動供
給を再開することのできるカートリッジの自動供給装置
を提供することにある。
E,問題点を解決するための手段 この発明は、カートリッジの収納部1と、記録再生装置
3と、カートリッジを記録再生装置3に移送する移送機
2とを有するカートリッジ自動供給装置において、 収納部1及び記録再生装置3及び移送機2に夫々設けら
れたカートリッジ検出手段35と、停電の発生を検出する
停電検出手段34と、停電検出手段34の出力から停電の発
生が検出された時のカートリッジの位置を記憶するバッ
クアップ手段を有するメモリ32と、カートリッジ検出手
段によりカートリッジのはみ出しを検出し、はみ出した
カートリッジを移動させた後、メモリ32に記憶されてい
たカートリッジの位置と現在のカートリッジの位置とを
比較し、この比較出力が一致しない時に異常表示を行う
ように制御する制御手段31を備えたことを特徴とするカ
ートリッジ自動供給装置である。
F,作用 メモリ32は、バックアップ手段を有している。このた
め、停電が発生してもメモリ32に記憶されていたデータ
は容易に消去しない。停電検出手段34により停電の発生
が検出された場合には、メモリ32にカートリッジの位置
を示す必要なデータが記憶される。停電復帰後には、収
納部1、記録再生装置3、移送機2に設けされたカート
リッジ検出手段35によりカートリッジの位置が検出され
る。はみ出したカートリッジについては、移動し、移送
機2を昇降可能な状態とする。現在のカートリッジの位
置とメモリ32に記憶されたデータとを比較し、比較出力
が一致した場合には直ちに通常ルーチンに復帰させる。
G,実施例 この発明の一実施例について、以下の順序で説明する。
G1,一実施例の全体構成 G2,バーコード及びその読み取り G3,各センサの働き及びはみ出しの検出 G4,停電検出回路 G5,停電発生時及び停電復帰後の制御 G1,一実施例の全体構成 第2図は、この発明の一実施例の全体構成を示すもので
ある。第2図において、1が棚装置、2がエレベータ、
3が記録再生装置である。
棚装置1には、例えば40段の棚B1〜B40が配列されてい
る。これらの棚B1〜B40にテープカセット5が収納され
る。棚B1〜B40の各々には、センサ4A,4B,4Cが夫々設け
られている。棚B1〜B40に収納されるテープカセット
は、これらのセンサ4A,4B,4Cにより検知される。また、
棚B1〜B40に対応して、棚装置1の側面に表示器L1〜L40
が設けられている。
エレベータ2は、2つの棚6及び7を有している。これ
らの棚6及び7によりテープカセット5が転送される。
これにより、棚装置1に収納されたテープカセット5の
記録再生装置3への装着及び使用済のテープカセット5
の記録再生装置3から棚装置13への収納がなされる。こ
れらの2つの棚6及び7のうち、下方の棚7は、棚装置
1に収納されていたテープカセット5を受け取り、それ
を元に戻すか、又は、記録再生装置3に渡すための棚で
ある。上方の棚6は、記録再生装置3から受け取ったテ
ープカセット5に棚装置1に戻すための棚である。上方
の棚6には、バーコードリーダー8が取り付けられてい
る。テープカセット5に関する情報は、テープカセット
5に貼着されたバーコードからバーコードリーダー8で
読出され、マイクロコンピュータ9に供給される。ま
た、棚6及び棚7の各々には、センサ10A,10B,10Cが夫
々設けられている。棚6及び7により転送されるテープ
カセットの収納状態は、これらのセンサ10A,10B,10Cに
より検知されている。
エレベータ2には、図示せずとも、昇降手段が設けられ
ている。この昇降手段により、エレベータ2がガイド11
に沿って昇降する。また、エレベータ2の棚6及び7の
夫々には、図示せずとも、テープカセット移送手段が設
けられている。このテープカセット移送手段は、例えば
モノマーとアクチュエータとから構成されている。これ
らのテープカセット移送手段により、棚6及び7に載置
されたテープカセット5が棚6及び7に沿って移動す
る。これらエレベータ2に対する昇降手段及びテープカ
セット移送手段は、マイクロコンピュータ9により制御
されている。
記録再生装置3は、例えば4つのVTR3A,3B,3C,3Dにより
構成されている。これらの4つのVTR3A〜3Dにエレベー
タ2を介してテープカセット5が装填され、これらのVT
R3A〜3Dからの出力映像信号が選択的に取り出される。V
TR3A〜3Dのカセット挿脱口12A〜12Dの各々には、センサ
13A,13Bが設けられている。VTR3A〜3Dに装填されるテー
プカセット5は、これらのセンサ13A,13Bにより検知さ
れる。
上述のように構成されたカートリッジ自動供給装置は、
送出リストに基づいて作動する。送出リストは、例えば
キーボード14からマイクロコンピュータ9に供給され、
マイクロコンピュータ9に記憶されると共に、モニタ15
に表示される。送出リストの内容としては、例えば送
出番号、モード識別番号、タイトル、テープ再生
スタート時刻(時、分、秒)、テープ再生時間(時
間、分、秒)、テープ再生積算時間(時間、分、
秒)、棚番号(棚B1〜B40に対応する1〜40)、チ
ャンネル(A〜Dのいずれか)、VTR番号(VTR3A〜3D
に対応する1〜4)等である。送出リストの項目〜
のうち、例えば〜の欄(を除く他の項目の一部は
省略可)が当初データで埋められ、他の項目の欄は、テ
ープカセット5に付されたバーコードから読み取られた
データ及び他のデータにて埋められる。なお、テープカ
セット5に付されたバーコードには、テープカセットの
用途を示すモード識別番号、送出番号(ストーリー番
号)、テープ記録内容のタイトル、テープ再生スタート
時刻、テープ再生時間の情報が記録されている。
以下、この送出リストの一例を示す。
次に、この表1の内容について説明する。送出番号間に
空白期間が入る毎に、チャンネルは順次A→B→C→D
→Aと循環的に切り換えられる。VTRは送出番号が変わ
る毎に異なるVTRに切り換えられるが、VTRの番号1〜4
とチャンネルA〜Dとの間には対応関係は無い。但し、
チャンネルが切り換わると、VTRも切り換わる。尚、時
刻又は時間のデータは、実際には時、分、秒、フレーム
まであるが、簡単のためフレームを省略して示してい
る。
送出番号は番号順とは限らず、送出番号の挿入等によっ
て番号が飛んだり、番号の順序が逆になる場合もある。
異なるチャンネルに属する異なる送出番号のテープカセ
ットからの再生映像信号が異なるVTRによって同時に再
生され、1つのチャンネルの再生映像信号が選択送出さ
れる場合がある。
G2、バーコード及びその読み取り この一実施例に用いられるテープカセット5には、第3
図に示すように、バーコード15が貼着されている。この
バーコード15には、前述のようにテープカセット5の記
録情報に関する識別データが記録されている。
識別データの内容としては、例えば第4図に示す如く最
初の1キャラクタ分のテープカセットの用途を示すモー
ド識別番号a、3キャラクタ分の送出番号(ストーリ番
号)b、14キャラクタ分のデープ記録内容のタイトル
c、8キャラクタ分のテープ再生スタート時刻{時、
分、秒及びフレーム(1/30秒)}d、6キャラクタ分の
テープ再生時間(時間、分、秒及びフレーム)c及び1
キャラクタ分のチェックサムgから構成されている。1
キャラクタ分のバーコードのパターンには種々の方式が
あるが、本例では例えば第5図Aに示す如く2オブ5
(2of5)のインターリーブ方式が採用されている。即
ち、幅が1の黒バー3本と、幅が3の黒バー2本とから
1キャラクタ分のバーコードが構成され、この黒バーの
幅の合計は9になるようになされている。そして、これ
らバーの間隔によってもバーコードが生成され、幅が1
の白バー3本と、幅が3の白バー2本とから、もう1つ
の1キャラクタ分のバーコードが構成される。
単位放送時間内に使用するテープカセット5は、予め必
要な数だけ棚装置1の各棚B1〜B40に収納される。各棚B
1〜B40に収納された全てのテープカセット5のバーコー
ド15は、バーコードリーダー8にて読み取られ、マイク
ロコンピュータ9に記憶される。このバーコードの読み
取りは、以下のようになされる。
例えば黒バーから成るバーコードを検出することを考え
る。第2図のバーコードリーダー8によって検知された
バーコード検知信号は、第5図Bに示す如き黒バーの幅
に応じて周期の異なる正弦波となる。これを波形成形す
ることにより、第5図Cに示す如く各黒バーに対応した
時間幅を有する識別データ信号が得られる。第1番目〜
第5番目の黒バーのデータのパルス幅を夫々t1,t3,t5,t
7,t9とし、その間の白バーのデータのパルス軸をt2,t4,
t6,t8とする。かくすると1キャラクタのバーコード信
号が再生されたとき、その各パルス幅t1,t3,t5,t7,t9
合計し、これを9で割ると共に、それを1.5倍したスレ
シホールド値を得、これを各黒バーに応じたデータのパ
ルス幅と比較することにより、バーコードの黒バーの太
さの大小が検出されて、1キャラクタ分のバーコードが
読み取られる。これは白バーについても同様である。
G3,各センサの働き及びはみ出しの検出 棚装置1の各棚B1〜B40には、センサ4A,4B,4Cが取り付
けられている。また、エレベータ2の各棚6及び7に
は、センサ10A,10B,10Cが取り付けられている。更に、
記録再生装置3の各VTR3A,3B,3Cには、センサ13A,13Bが
取り付けられている。これらのセンサ4A,4B,4C,及び10
A,10B,10C及び13A,13B,13Cの働きについて第6図、第7
図及び第8図を参照して説明する。
棚B1〜B40に取り付けられたセンサ4A,4B,4Cの中で、セ
ンサ4Aは、テープカセット5のはみ出しを検出するため
に設けられたものである。テープカセット5が第6図A
に示すように棚Bn内に確実に挿入されている場合には、
センサ4Aではテープカセット5が検出できない。テープ
カセット5が第6図Bに示すように棚Bnからはみ出して
収納されると、センサ4Aでテープカセット5が検出され
る。
センサ4Bは、二重挿入を防止するために設けられたもの
である。センサ4Bによりテープカセット5の収納が検出
されると、ロックバーが下がり、棚B1〜B40の挿入口が
閉塞され、テープカセット5の二重挿入が防止される。
センサ4Cは、センサ4Bと共にテープカセット5が確実に
収納されているか検出するものである。
エレベータ2に取り付けられたセンサ10A,10B,10Cは、
テープカセット5のはみ出しを検出するために設けられ
たものである。つまり、テープカセット5が第7図Aに
示すように棚6及び7からはみ出していない場合には、
センサ10Bでテープカセット5が検出でき、センサ10A及
び10Cではテープカセット5が検出できない。テープカ
セット5が第7図Bに示すようにVTR3A〜3C側にはみ出
している場合、センサ10A及び10Bでテープカセット5が
検出でき、センサ10Cではテープカセット5が検出でき
ない。テープカセット5が第7図Cに示すように棚B1
B40側にはみ出している場合、センサ10B及び10Cではテ
ープカセット5が検出でき、センサ10Aではテープカセ
ット5が検出できない。
各VYR3A〜3Dに取り付けられたセンサ13A,13Bの中で、セ
ンサ13Aは、テープカセット5のはみ出しを検出するた
めに設けられたものである。つまり、テープカセット5
が第8図Aに示すように各VTR3A〜3Dに確実に装填され
ている場合には、センサ13Aとセンサ13Bでテープカセッ
ト5が検出できる。テープカセット5が第7図Bに示す
ようにVTR3A〜3Dからはみ出している場合には、センサ1
3Aでテープカセット5が検出できない。
G4,停電検出回路 この一実施例に電力を供給する電源回路には、停電検出
回路が設けられている。この停電検出回路について、以
下に説明する。
第9図は、停電検出回路の一例を示すものである。21で
示す高電圧の商用電源は、変圧器22により例えば5Bに降
圧され、ブリッジ整流器23に供給される。ブリッジ整流
器23の出力がコンパレータ24の一方の入力端子に供給さ
れる。
直流電源端子25と接地間に設けられた抵抗26及び27の直
列接続により基準電圧Vrが形成され、この基準電圧Vr
抵抗26と抵抗27の接続点からコンパレータ24の他方の入
力端子に供給される。直流電源端子25に供給される直流
電源は、変圧器22の2次側の出力を整流し、大容量のコ
ンデンサでバックアップして得られるものが用いられ
る。従って、この基準電圧Vrは、停電後も長時間にわた
って一定の電位を保ち続ける。
コンパレータ24の出力がリトリガブル単安定マルチバイ
ブレータ28に供給される。リトリガプル単安定マルチバ
イブレータ28の出力が停電検出信号として端子29から取
り出される。
ブリッジ整流器23の出力からは、第10図Aに示すように
脈流電圧が取り出される。商用電源21に異常が発生して
いない間(時刻t0〜t5)では、この脈流電圧のピーク値
のレベルが基準電圧Vrより高いレベルにある。従って、
コンパレータ24からは、第10図Bに示すように、脈流電
圧のピーク値に対応したパルスが連続的に出力される。
このパルスによりリトリガブル単安定マルチバイブレー
タ28がトリガーされ、電源に異常が発生していない間
は、第10図Cに示すように、端子29から取り出される検
出信号がハイレベルとなっている。
停電が発生する直前(時刻t5〜)では、商用電源21の電
圧が下降する。従って、整流器23のピーク値のレベルが
異常が発生していない時のピーク値のレベルVAより下降
し、基準電圧Vrよりも低くなる。このため、コンパレー
タ24からパルスが出力されなくなり、端子29から取り出
される検出信号が第10図Cに示すように、ローレベルと
なる。これにより、停電の発生が検出される。
G5,停電発生じ及び停電復帰後の制御 この一次における停電発生時及び停電復帰後の制御につ
いて、第1図及び第11図を参照して説明する。
第1図において31が制御回路、32がメモリである。メモ
リ32は十分容量の大きいコンデンサ33によりバックアッ
プされている。このため、停電時にも、メモリ32に書込
まれているデータは容量に消去されることがない。
制御回路31には、前述の第9図に示す如く構成された停
電検出回路34の検出出力が供給されると共に、破線で囲
んで示すセンサ群35の検出出力がインターフェース36を
介して供給される。センサ群35は、棚装置1、エレベー
タ2、記録再生装置3に夫々取り付けられているセンサ
4A,4B,4C,10A,10B,10C,13A,13Bにより構成されている。
制御回路31の出力がインターフェース37を介してモータ
ーコントローラ38及び39に供給される。モーターコント
ローラ38の出力がエレベータ2を昇降させるモータ40に
供給される。モータコントローラ39の出力がテープカセ
ットを移動させるテープカセット移送手段のモータ41に
供給される。
停電の発生は、停電検出回路34の出力により検出でき
る。この停電検出回路34の出力により停電の発生が検出
された時には、この時の動作モード及び必要なデータが
大容量のコンデンサ33によりバックアップされたメモリ
32に記憶される。動作モードとしては、記録再生装置
3からエレベータ2の上方の棚6へ、記録再生装置3
からエレベータ2の下方の棚7へ、エレベータ2の下
方の棚7から記録再生装置3へ、棚装置1からエレベ
ータ2の上方の棚6へ、棚装置1からエレベータ2の
下方の棚7へ、エレベータ2の上方の棚6から棚装置
1へ、エレベータ2の下方の棚7から棚装置1への7
つのモードである。また、必要なデータとして記憶され
るのは、動作に関係しているテープカセットが最初に
収納されている棚B1〜B40の棚番号、エレベータ2の
上方の棚6に載置されているテープカセットの番号(テ
ープカセットが無の場合例えば0)、エレベータ2の
下方の棚7に載置されているテープカセットの番号(テ
ープカセットが無の場合例えば0)、VTR3A〜3Dに収
納されているテープカセットの番号(テープカセットが
無の場合例えば0)、動作に関係しているVTR3A〜3D
のVTR番号、エレベータ2の高さ(棚B1〜B40に関連し
て41段、VTR3A〜3Dに関連して8段)、上記記憶上方
〜を合計して得られるチェックサムである。停電復
帰後の制御については第11図に示すフローチャートに基
づいて説明する。
停電復帰後、停電直前にメモリ32に記憶した記憶情報
〜からチェックサムを形成し、形成したチェックサム
と予め記憶されていたチェックサムとを比較する(ステ
ップ101)。これにより、メモリ32に記憶されていたデ
ータの信頼性が判断される。チェックサムが一致しなか
った場合には、記憶されていたデータが信頼できないも
のとされ、ステップ107に進む。チェックサムが一致し
た場合には、棚装置1の各棚B1〜B40とエレベータ2の
各棚6,7との間、並びにエレベータ2の各棚6,7とVTR3A,
3B,3Cとの間にはみ出したテープカセットがあるかどう
かをセンサ群35により検出する(ステップ102)。はみ
出したテープカセットがない場合には、ステップ106に
進む。はみ出したテープカセットが検出された場合に
は、はみ出したテープカセットの場所と、メモリ32に記
憶された動作モードからはみ出す可能性があるとされる
場所とを比較する(ステップ103)。記憶されていた動
作モードによりはみ出す可能性のある場所とはみ出しが
検出された場所が相違した場合には、ステップ107に進
む。両者が一致した場合には、はみ出してテープカセッ
トをエレベータ2の上方の棚6或いは下方の棚7に移動
し、エレベータ2を昇降可能な状態とする(ステップ10
4)。実際にテープカセットが移動でき、エレベーア2
が昇降可能な状態となったかを各センサ出力により判断
する(ステップ105)。完全に移動出来ていない場合
は、ステップ107に進む。移動できた場合には、メモリ
に記憶されている内容から得られる棚B1〜B40の中でテ
ープカセットが配置されている棚及びVTR3A〜3Dの中で
テープカセットが装填されているVTRと各センサにより
検出される実際にテープカセットが配置されている棚及
びテープカセットが装填されているVTRとを比較する
(ステップ106)。両者が一致しない場合には、ステッ
プ107に進む。両者が一致した場合には、通常ルーチン
へ復帰する。
ステップ107は、異常ありの検出及び表示を行うステッ
プである。ステップ107で異常が検出された場合には、
取り残されたテープカセットを除去した後に通常ルーチ
ンへの復帰がなされる。
H.発明の効果 この発明に依れば、バックアップ機能を有するメモリに
より停電発生が検出されたときのカートリッジの位置を
記憶し、停電発生時にはみ出して収納されたカートリッ
ジを移送器が昇降可能な状態となるように移動し、メモ
リに記憶されたデータとセンサにより検出された位置と
を比較し、両者が一致したときには直ちに通常ルーチン
に復帰できる。このため、停電や誤操作により運転中に
電源を切った場合でも、復帰後直ち運転を再開できる。
また、運転再開時に、カートリッジを破損させたり、誤
動作が生じたりすることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の説明に用いるブロック
図、第2図はこの発明の一実施例の全体の構成を示す正
面図、第3図はテープカセットの一例の斜視図、第4図
はバーコードフォーマットの一例の略線図、第5図はバ
ーコードの読み取りの説明に用いる略線図及び波形図、
第6図、第7図及び第8図はセンサの働きの説明に用い
る断面図、第9図は停電検出回路の一例の接続図、第10
図は停電検出回路の説明に用いる波形図、第11図はこの
発明の一実施例の説明に用いるフローチャートである。 図面における主要な符号の説明 1:棚装置、2:エレベータ、3:記録装置、4A,4B,4C,10A,1
0B,10C,13A,13B:センサ、31:制御回路、32:メモリ、34:
停電検出回路、35:センサ群

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カートリッジの収納部と、記録再生装置
    と、上記カートリッジを上記記録再生装置に移送する移
    送機とを有するカートリッジ自動供給選択装置におい
    て、 上記収納部及び上記記録再生装置及び上記移送機に夫々
    設けられたカートリッジ検出手段と、停電の発生を検出
    する停電検出手段と、上記停電検出手段の出力から停電
    の発生が検出された時の上記カートリッジの位置を記憶
    するバックアップ手段を有するメモリと、上記カートリ
    ッジ検出手段により上記カートリッジのはみ出しを検出
    し、はみ出した上記カートリッジを移動させた後、上記
    メモリに記憶されていた上記カートリッジの位置と現在
    のカートリッジの位置とを比較し、この比較出力が一致
    しない時に異常表示を行うように制御する制御手段とを
    備えたことを特徴とするカートリッジ自動供給選択装
    置。
JP2746485A 1985-02-14 1985-02-14 カ−トリツジ自動供給選択装置 Expired - Lifetime JPH0782692B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2746485A JPH0782692B2 (ja) 1985-02-14 1985-02-14 カ−トリツジ自動供給選択装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP2746485A JPH0782692B2 (ja) 1985-02-14 1985-02-14 カ−トリツジ自動供給選択装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61187162A JPS61187162A (ja) 1986-08-20
JPH0782692B2 true JPH0782692B2 (ja) 1995-09-06

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