JPH0781476A - 多数の荷それぞれを自動的に往復搬送なさしめる荷 搬入・搬出装置 - Google Patents

多数の荷それぞれを自動的に往復搬送なさしめる荷 搬入・搬出装置

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JPH0781476A
JPH0781476A JP25490593A JP25490593A JPH0781476A JP H0781476 A JPH0781476 A JP H0781476A JP 25490593 A JP25490593 A JP 25490593A JP 25490593 A JP25490593 A JP 25490593A JP H0781476 A JPH0781476 A JP H0781476A
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JP
Japan
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load
chain
carrying
row
pulling
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Application number
JP25490593A
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English (en)
Inventor
Takashi Fujimura
高司 藤村
Katsuhiro Ishiyama
勝浩 石山
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KAWAHARA KK
Original Assignee
KAWAHARA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 多数の荷それぞれを自動的に所望の距離だけ
奥側にも入口側にも適宜移動方向を転換して搬送可能な
荷搬送装置を提供すること。 〔構成〕 スプロケット121と噛合する時にのみ折れ
曲がりその他の場合はあたかも一の剛体のような動作を
なし先頭に牽引・押圧作用手段89が突設された縦長四
角形近似の板状パレット牽引・押圧リンク47が設けら
れたチェ−ン列構造の荷搬送作用機構91と、中心部に
回動力受動軸129を備え伝動ロ−ラ37と噛合可能に
配設されたスプロケット121と該スプロケット121
に沿って刻設された断面L字状チェ−ン列移動案内溝1
15が設けられた板状のチェ−ン列90度移動方向案内
部材105とを備えたチェ−ン列90度移動方向転換案
内構造の駆動ハウジング143と、回動力受動軸129
と連動連結された駆動モ−タ145とから構成された荷
搬送力付与機構151と、チェ−ン列構造の荷搬送作用
機構91に沿って配設されたロ−ラコンベア153と、
から構成された多数の荷それぞれを自動的に往復搬送な
さしめる荷搬入・搬出装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、奥行きがあるととも
に、吊り上げ装置を用いて荷の搬入・搬出が不可能な荷
収納設備に、多数の荷をスム−ズに所定側に搬送なさし
めて荷搬入・搬出をなす装置に関する。
【0002】
【従来の技術】奥行きの長い荷積載部を備えたトラック
等に設けられた荷収納設備に多数の荷を搬入する作業、
搬入された多数の荷を搬出する作業は、従来、荷収納設
備に備えられたクレ−ン等の荷吊り上げ手段を適宜伸
縮、旋回動作させて、荷を吊り上げながら該荷吊り上げ
手段を、荷積載部と荷降ろし位置間を移動させる一の手
法か、フォ−クリフト等の運搬持ち上げ手段を、一の荷
の荷積載部への搬入或いは荷積載部からの搬出が完了し
た都度、荷積載部の横合いに沿って若干づつ移動させな
がら荷を吊り上げ若しくは吊り上げ準備動作を反復実行
する他の手法かを用いて実行されるものであって、これ
ら手法により、奥行きの長い荷積載部に空きスペ−スが
略皆無となして多数の荷を搬入したり、搬入された荷を
順序よく搬出して所定位置に降ろす作業を実行するもの
であった。
【0003】しかるに、近年、荷積載部に搬入された多
数の荷を風雨やホコリ等から守るため、荷積載部を、荷
搬入・搬出口を除きホロ等により覆った構造の荷収納設
備が多数出現するようになり、該ホロが吊り上げ手段の
動作の障害となるため、前記した従来の手法による荷搬
入・搬出作業は実行不能となった。
【0004】係る事態に対応するため、専ら、フォ−ク
リフトを利用して荷搬入・搬出作業をなすこととし、荷
が積載されたパレットをフォ−ク部に搭載したフォ−ク
リフトを、前記荷搬入・搬出口に接近させて前記フォ−
ク部を該荷搬入・搬出口から出来るだけ奥側に進入移動
させた後、該フォ−ク部を降下させて荷をパレットと共
に荷積載部に積み込む。この一方、荷を搬出する際に
は、フォ−クリフトを再度荷搬入・搬出口に接近させる
とともにフォ−ク部を該荷搬入・搬出口から奥側に進入
させて前記パレットを前記フォ−ク部に再度搭載させた
後、フォ−クリフトを所定位置まで後退移動させ、該所
定位置にて該フォ−ク部を降下させて荷をパレットと共
に下ろす手法が採用されている。
【0005】しかるに、係る手法では前記フォ−ク部は
奥まで届かないため、荷が積載されたパレットは奥行き
の長い荷積載部の奥寄り位置に積み込めない。このた
め、該奥寄り位置に荷が積み込まれないで放置される空
間が残る結果、奥行きの長い荷積載部はその持てる収納
能力を十分に活用することができないといった問題点が
あった。
【0006】係る問題点を解消するため、従来取られて
いた方策は、多数の荷を搬入する際には、奥行きの長い
荷積載部の荷搬入・搬出口近くに作業員があらかじめ乗
り、前記フォ−ク部からパレット共に下ろされた荷を奥
側に押し込んで奥寄り位置に積み込む作業を反復実行し
て、奥行きの長い荷積載部に余すところなく荷を積載す
る。この一方、荷を搬出する際には、やはり作業員が前
記と同様に荷搬入・搬出口近くにあらかじめ乗り、奥側
寄り位置に積載された荷をパレットと共にフォ−ク部側
に押圧して該フォ−ク部に搭載させた後、前記したと同
様にして所定位置に荷降ろしするのである。
【0007】しかし、係る方策も、前記作業員に反復し
て過重な力仕事を強いることになるとともに、フォ−ク
部の搭載面と奥行きの長い荷積載部間には段差があり、
荷が搭載されたパレットがフォ−ク部から脱落して作業
者が事故に巻き込まれるといったおそれがあるため、労
働安全上好ましくない作業形態となるといった問題点を
抱えるものであった。
【0008】本発明は前記した事情に鑑みて創作された
ものであって、多数の荷それぞれを、自動的に所望の距
離だけ奥側にも入口側にも適宜移動方向を転換して搬送
可能な荷搬入・搬出装置を提供することを目的とする。
【0009】前記した目的を達成するため、本発明が講
じた解決手段は、荷に対し搬送作用する機構を、あたか
も一の剛体のような態様で荷に搬送力を波及させるチェ
−ン列構造とする。そして、該チェ−ン列構造は、荷を
搬送させるための動力が容易に伝達可能であるととも
に、牽引側にも押圧側にも所望の距離だけ移動可能な構
成とする。また、該チェ−ン列構造の適所に、物体を積
載したパレットと一時的に連結可能な手段を付設したも
のである。
【0010】具体的には、対面する一側と他側それぞれ
に一定間隔をあけて設けられた多数の搬送力伝達リンク
と、同一側に配設されるとともに隣接する位置関係とな
る搬送力伝達リンク同士を連結する多数の連結リンク
と、中間部に案内ロ−ラが該案内ロ−ラと隣接する位置
に伝動ロ−ラがそれぞれ配設され対面する前記搬送力伝
達リンク同士を連結する多数の搬送力伝達・連結手段
と、先頭に位置する前記搬送力伝達リンクと隣接する位
置に配設されるとともに牽引・押圧作用手段が突設され
たパレット牽引・押圧リンクと、からなるチェ−ン列構
造の荷搬送作用機構と、中心部に回動力受動軸を備え前
記伝動ロ−ラと噛合可能に配設されたスプロケットと、
そのスプロケットの回動円弧に沿うとともに前記案内ロ
−ラと転動接触可能となして刻設されたチェ−ン列移動
案内溝が設けられたチェ−ン列牽引・押圧動作案内部材
とを備えた駆動ハウジングと、前記した回動力受動軸を
介して前記したスプロケットと連動連結された駆動モ−
タとから構成された荷搬送力付与機構と、前記したチェ
−ン列構造の荷搬送作用機構に沿って配設された滑動手
段と、から構成された多数の荷それぞれを自動的に往復
搬送なさしめる荷搬入・搬出装置としたものである。
【0011】
【作用】運搬手段を用いて、荷搬入・搬出口に位置する
チェ−ン列構造の荷搬送作用機構と滑動手段の一端上
に、荷を積載したパレットを積み込むとともに、該パレ
ットと牽引・押圧作用部材の牽引側部位とを嵌合させ
る。この後、駆動モ−タを一側に動作させると回動力受
動軸を経由して回動力がスプロケットに伝達され、該ス
プロケットは荷を奥側に牽引する側に回動開始する。す
ると、駆動ハウジングと係合しているチェ−ン列構造の
荷搬送作用機構の一の部位は、該スプロケットの複数の
歯により噛合されて回動力を搬送力伝達・連結手段を介
して受動しつつチェ−ン列移動案内溝中を移動方向を転
換しながら荷を奥側に牽引する側に周回移動する。
【0012】また、駆動ハウジング内の一方側に位置す
る隣接のチェ−ン列構造の荷搬送作用機構の他の部位は
前記一の部位により押圧される。このため、該他の部位
は、スプロケットの歯の接線方向と同方向に繰り出され
る。この一方、駆動ハウジング内の他方側に位置する隣
接のチェ−ン列構造の荷搬送作用機構のその他の部位
は、前記一の部位により牽引される。このため、該その
他の部位は、若干水平移動した後、スプロケットと近接
する側に周回移動するとともに、該その他の部位の後続
の部位をチェ−ン列移動案内溝に引き込む。この結果、
多数の搬送力伝達リンク中を牽引力が伝播して、チェ−
ン列構造の荷搬送作用機構は全体として荷を奥側方向に
牽引する側に移動する。
【0013】係るチェ−ン列構造の荷搬送作用機構の移
動により、牽引力が先頭に位置する搬送力伝達リンクか
ら、パレット牽引・押圧リンク、牽引・押圧作用部材を
順次経由して荷を搭載したパレットに牽引力が伝達され
る。このため、該パレットは積載した荷とともに牽引・
押圧作用部材により直接的に牽引されるとともに、滑動
手段上を滑べりながらスム−ズに奥側に牽引される。
【0014】係る奥側への牽引を所定時間継続すると、
該パレットは所定の奥側位置まで搬送される。つぎに、
前記駆動モ−タを一定時間他側に動作させると、他側に
回動する回動力が前記したと同様の経路を辿って、スプ
ロケットに伝達される。すると、他側への回動開始時に
チェ−ン列移動案内溝中あるチェ−ン列構造の搬送作用
機構の各部位はチェ−ン列移動案内溝中を前記したと同
様にして逆側に移動する。このため、多数の搬送力伝達
リンク中を押圧力が伝播して、チェ−ン列構造の荷搬送
作用機構全体として荷搬入・搬出口側に移動する。係る
チェ−ン列構造の荷搬送作用機構の移動により、牽引・
押圧作用部材の牽引側部位は所定の奥側位置まで搬送さ
れたパレットとの係合を脱した後、荷搬入・搬出口まで
移動してその移動を停止する。
【0015】この後、駆動モ−タを一側に一定時間動作
させることによる前記したパレットを奥側に移動させる
操作と、駆動モ−タを他側に一定時間動作させることに
よる牽引・押圧作用部材を荷搬入・搬出口側に移動させ
る操作を交互に反復実行すると、多数の荷を積載したパ
レットは前記所定の奥側位置と荷搬入・搬出口間に隙間
を生じることなく整然と積み込まれ、搬入が完了する。
【0016】荷をパレットとともに搬出する場合には、
まず、最も荷搬入・搬出口に近い位置のパレットを運搬
手段にて持ち上げ等して搬出した後、駆動モ−タを一側
に一定時間動作させて、チェ−ン列構造の荷搬送作用機
構を牽引側に一定距離移動させる。すると、搬出された
パレットと隣接する位置に搬入されている静止状態のパ
レットは牽引側に移動している牽引・押圧作用部材と接
近した後、該牽引・押圧作用部材の押圧側部位と嵌合す
る。この後、前記駆動モ−タを他側に一定時間動作させ
ると、前記した如くチェ−ン列構造の荷搬送作用機構は
全体として荷搬入・搬出口側に移動する。すると、前記
パレットは押圧側部位により荷搬入・搬出口側に押圧さ
れるとともに滑動手段上を滑りながら移動して荷搬入・
搬出口に到達し、前記運搬手段により搬出可能な状態と
なる。
【0017】前記した駆動モ−タを一側に一定時間動作
させることによる静止状態にあるパレットを牽引・押圧
作用手段の押圧部位と係合させる操作と、前記した駆動
モ−タを他側に一定時間動作させて当該押圧部位により
静止状態にあるパレットを荷搬入・搬出口側に移動させ
る操作を交互に反復実行すると、搬入されていた全ての
パレットは積載している荷とともに、荷搬入・搬出口か
ら近い順にその静止していた位置から荷搬入・搬出口に
スム−ズに移動して搬出される。
【0018】
【実施例】本発明の好適な一実施例を、図面を参照しな
がら説明する。図1は、本発明の一実施例に係る多数の
荷それぞれを自動的に往復搬送なさしめる荷搬入・搬出
装置を一部を切り欠いて側面からみた場合を示し、図2
は同荷搬入・搬出装置を上方からみた場合を示し、図3
は本実施例に係るチェ−ン列構造の荷搬送作用機構を一
部省略して上方からみた場合を示し、図4は同チェ−ン
列構造の荷搬送作用機構を一部省略して側面からみた場
合を示し、図5は本実施例に係る牽引・押圧作用手段を
拡大するとともに断面してみた場合を示し、図6は同牽
引・押圧作用手段を構成する牽引作用部材を拡大して上
方からみた場合を示し、図7は同牽引・押圧作用手段を
構成する押圧作用部材を拡大して上方からみた場合を示
し、図8は本実施例に係る駆動ハウジングを一部切り欠
くとともに拡大して側面からみた場合を示し、図9は同
駆動ハウジングを拡大して縦方向から断面して示したも
のである。
【0019】図1乃至図4に示すように、3は搬送力伝
達リンクの一例であるS字形近似の板状搬送力伝達リン
クであって、伝達リンク側連結ピン用穴5が穿設された
半円形先端部位7と、該半円形先端部位7の一側端と一
体構成されるとともに直角に形成された前方隣接リンク
接触部位9と、該前方隣接リンク接触部位9の終端と一
体構成されたストレ−ト部位11と、前記半円形先端部
位7の他端側と一体構成された折れ曲がり側ストレ−ト
部位13と、該折れ曲がり側ストレ−ト部位13の終端
と一体構成され前記半円形先端部位7より曲率半径を若
干大きくして形成された湾曲部位15と、一端が該湾曲
部位15と他端が前記ストレ−ト部位11とそれぞれ一
体構成されるとともに直角に形成された後方隣接リンク
接触部位17とから構成されている。
【0020】図1乃至図4に示すように、19は連結リ
ンクの一例である長楕円近似の板状連結リンクであっ
て、両端がそれぞれ半円形に形成されるとともに両端近
傍位置に連結ピン用穴21が穿設された一対の半円形連
結部位23と、該一対の半円形連結部位23間に設けら
れた連結リンク側ストレ−ト部位25とから構成されて
いる。
【0021】図1乃至図4に示すように、27は一定長
さであって前記伝達リンク側連結用穴5と前記連結リン
ク側連結用穴21より若干小さく、且つ、断面円形に形
成された本実施例に係る連結軸部材である。また、29
は、案内外周31の外径が後述する断面L状チェ−ン列
移動案内溝115の溝幅より若干小さく形成される一
方、中心部の案内ロ−ラ用嵌合穴33が前記連結軸部材
27の外径より若干大きく穿設されるとともに、外周両
端にそれぞれ鍔部位35が設けられた本実施例に係る案
内ロ−ラである。さらに、37は、噛合外周39の外径
が後述するスプロケット121の噛合歯127と噛合可
能に形成される一方、中心部の伝動ロ−ラ用嵌合穴41
が前記連結軸部材27の外径より若干大きく穿設された
本実施例に係る伝動ロ−ラである。
【0022】そして、前記案内ロ−ラ用嵌合穴33に前
記連結軸部材27の中間位置を挿入して該中間位置に前
記案内ロ−ラ29を回動可能となして配設するととも
に、前記伝動ロ−ラ用嵌合穴41に前記中間位置の両隣
接位置を挿入して該案内ロ−ラ29の両隣接位置に前記
伝動ロ−ラ37をそれぞれ嵌合させることにより本実施
例に係る搬送力伝達・連結手段43が構成されている。
【0023】図1乃至図4に示すように、前記長楕円近
似の板状連結リンク19は、前記S字形近似の板状搬送
力伝達リンク3の内側と外側それぞれに、伝達リンク側
連結穴5と連結リンク側連結穴21とが同一中心となる
ようにして一定距離だけずらせて密着されている。そし
て、前記搬送力伝達・連結手段43の両端にそれぞれ突
出している前記連結軸部材27の左右両側の軸部27a
を、内側に配設された長楕円近似の板状連結リンク19
Aに穿設された前記連結リンク側連結穴21、S字形近
似の板状搬送力伝達リンク3に穿設された前記伝達リン
ク側連結穴5、外側に配設された長楕円近似の板状連結
リンク19Bに穿設された前記連結リンク側連結穴21
に順次貫通させるとともに、外側に配設された長楕円近
似の板状連結リンク19Bから突出した連結軸部材27
に留め金45により締めつけることにより、相対面する
S字形近似の板状搬送力伝達リンク3は、前記搬送力伝
達・連結手段43により連結されている。
【0024】図1乃至図4に示すように、47は、先頭
に位置する前記搬送力伝達リンク3と隣接する位置に配
設され、前記した湾曲部位15と同様に形成された牽引
・押圧リンク側湾曲部位49と、該牽引・押圧リンク側
湾曲部位49から突設され前記した後方隣接リンク接触
部位17と同様に形成された搬送力伝達リンク側接触部
位51が設けられた本実施例に係る縦長四角形近似の板
状パレット牽引・押圧リンクである。
【0025】図3及び図4に示すように、該縦長四角形
近似の板状パレット牽引・押圧リンク47の先端側に寄
った位置に連結棒嵌合穴53が穿設されている。そし
て、該連結棒嵌合穴53に連結棒55を嵌合させること
により、一対の縦長四角形近似の板状パレット牽引・押
圧リンク47は相対面して配設されている。尚、図4及
び図5に示すように、該連結棒55の軸上中間位置に取
付雌螺子57が螺設されている。
【0026】図4乃至図6に示すように、59は、馬蹄
形に形成され、相対面して配設された一対の進入案内壁
61と、該一対の進入案内壁61と曲がりながら連なっ
て構成された円弧状牽引作用壁63が設けられた牽引作
用部位である。また、65は、該牽引作用部位59と一
体構成され下面の後方側59aが若干斜め上方に削除さ
れるとともに、所定間隔を開けて四箇所にそれぞれ牽引
作用部材側吊り具貫通穴67が穿設された支え部位であ
る。さらに、69は、該支え部位65の中間位置より若
干牽引作用部位59寄り位置から鉛直下方に突設され、
前記取付雌螺子57に螺入可能に取付雄螺子71が刻設
された支柱部位である。そして、前記牽引作用部位59
と、前記支え部位65と、該支柱部位69とから本実施
例に係る牽引作用部材73が構成されている。
【0027】図4、図5、及び、図7に示すように、7
5は、上面前方側が若干斜め下方に削除され、隣接する
上面が水平に、前記牽引作用部材59の下面の後方側5
9aと対応する上面後方側が若干斜め下方に削除してそ
れぞれ形成されてそれぞれ傾斜前方上面75a、水平上
面75b、傾斜後方上面75cとされ、且つ、該水平上
面75bの中央部を楕円状に切り欠いて前記一対の進入
案内壁61と同一間隔にて相対面する一対の押圧時進入
案内壁77と、該一対の押圧時進入案内壁77と曲がり
ながら連なって構成された円弧状押圧作用壁79が設け
られ、前記牽引作用部位59に穿設された牽引作用部材
側吊り具貫通穴67と対応する四箇所それぞれに押圧作
用部材側吊り具貫通穴81が、前記支柱部位69が突設
された位置と対応する位置に支柱部位用貫通穴83がそ
れぞれ穿設された押圧作用部材である。
【0028】図4及び図5に示すように、前記牽引作用
部材側吊り具貫通穴67と前記押圧作用部材側吊り具貫
通穴81に弾性に富む逆T字形吊り具85を挿入すると
ともに牽引作用部位59から突出した部位にナット87
を用いて緩く締めつけるとともに、前記支柱部位69を
前記支柱部位貫通穴83に挿入することにより、若干の
隙間をあけた状態で、前記牽引作用部材73と前記押圧
作用部材75を連結して本実施例に係る牽引・押圧作用
手段89が構成されている。尚、前記弾性に富む逆T字
形吊り具85、及び、ナット87に換えて適宜な形状の
バネ部材等の弾発部材を用いてもよい。
【0029】そして、図4及び図5に示すように、該牽
引・押圧作用手段89は、前記支柱部位69の取付雄螺
子71が前記連結棒55に螺設された取付雌螺子57に
螺入接続されて、該牽引・押圧作用手段89は、前記縦
長四角形近似の板状パレット牽引・押圧リンク47上に
突設されている。また、図5に示すように、前記支柱部
位69は取付雌螺子57中を一側若しくは他側に適宜回
数螺旋させることにより、前記牽引作用部材73及び前
記押圧作用部材75を昇降させて牽引作用部材73の牽
引作用位置、押圧作用部材75の押圧作用位置を上下に
可変可能な構造となしてある。
【0030】図1乃至図4に示すように、前記した多数
のS字形近似の板状搬送力伝達リンク3と、多数の長楕
円近似の板状連結リンク19と、多数の搬送力伝達・連
結手段43と、牽引・押圧作用手段89が突設された縦
長四角形近似の板状パレット牽引・押圧リンク47と、
から本実施例に係るチェ−ン列構造の荷搬送作用機構9
1が構成されている。
【0031】図8及び図9に示すように、93は、左側
外より中心部に左側軸受嵌合穴95が穿設されるととも
に外周寄りの円周方向に連結螺子穴97が螺設された左
側ハウジング部位、99は、右側外寄り中心部に右側軸
受嵌合穴101が穿設されるとともに、外周寄りの円周
方向に連結ボルト穴103が設けられ前記左側ハウジン
グ部位93と対面する位置に設けられた右側ハウジング
部位である。
【0032】図8及び図9に示すように、105は、中
心部にボス部収容穴107が設けられ、該ボス部収容穴
107と同心であるとともに該ボス部収容穴107より
半径方向外方位置を略90度だけ円弧状に刻設されたチ
ェ−ン列90度移動方向転換案内溝部位109と、該チ
ェ−ン列90度移動方向転換案内溝部位109の上側隣
接部を垂直に刻設して連通されたチェ−ン列垂直移動案
内溝部位111と、下側隣接部を水平に刻設して連通さ
れたチェ−ン列水平移動案内溝部位113とからなる断
面L状チェ−ン列移動案内溝115が設けられたチェ−
ン列移動案内部材の一例である板状のチェ−ン列90度
移動方向転換案内部材である。尚、該断面L状チェ−ン
列移動案内溝115は、前記案内ロ−ラ29が滑動可能
な溝幅となしてある。また、前記板状のチェ−ン列90
度移動方向転換案内部材105の外方には連結ボルト挿
入穴117が穿設されている。そして、連結ボルト11
9が、前記連結ボルト穴103及び前記連結ボルト挿入
穴117に挿入されるとともに前記連結螺子穴97に螺
入されることにより、前記板状のチェ−ン列90度移動
方向転換案内部材105は、前記左側ハウジング部位9
3と前記右側ハウジング部位99によって挟まれた状態
で配設されている。
【0033】図8及び図9に示すように、121は前記
ボス部収容穴107に挿入され中心部に軸穴123が穿
設されたボス部125と、該ボス部125と一体構成さ
れた二列の噛合歯127とからなるスプロケットであ
る。尚、該スプロケット121は、二列の噛合歯127
間に板状のチェ−ン列90度移動方向転換案内部材10
5が位置するように配設されている。
【0034】図8及び図9に示すように、129は前記
左側軸受嵌合穴95に嵌合された左側軸受131と、前
記右側軸受嵌合穴101に嵌合された右側軸受133に
より回動可能に支持されるとともに前記軸穴123に嵌
合され、外周129aに一定幅のキ−溝135が設けら
れた回動力受動軸である。
【0035】尚、図8及び図9に示すように、135は
設置用穴137が穿設された足部位139と、該足部位
139に対し直角に屈曲して一体構成された支え部位1
41とからなるL字形取付板体である。そして、該L字
形取付板体135は前記左側ハウジング部位93と前記
右側ハウジング部位99それぞれと対面接触されて配設
されている。
【0036】そして、図8及び図9に示すように、前記
した左側ハウジング部位93と、右側ハウジング99
と、板状の90度移動方向転換案内部材105と、スプ
ロケット121と、回動力受動軸129とから本実施例
に係るチェ−ン列90度移動方向転換案内構造の駆動ハ
ウジング143が構成されている。尚、図1及び図9に
示すように、144は、前記左側ハウジング部位93と
前記右側ハウジング部位99間の直上に覆設された内部
空洞のチェ−ン列収納箱体である。
【0037】図1及び図2に示すように、145は、減
速機を備えた駆動モ−タであって、前記回動力受動軸1
29が突出している前記右側ハウジング部位99と対面
する床面147の特定位置に、断面L字形モ−タ取付用
ブラケット149を介して設置されている。そして、回
動力受動軸129を介して、該駆動モ−タ145と前記
チェ−ン列90度移動方向転換案内構造の駆動ハウジン
グ143に組み込まれているスプロケット121とが連
動連結されて本実施例に係る荷搬送力付与機構151が
構成され、該駆動モ−タ145が生起した回動力を前記
スプロケット121に伝達して前記したチェ−ン列構造
の荷搬送作用機構91に所定の動作をなさしめるよう構
成されている。
【0038】図1及び図2に示すように、153は、一
定間隔にあけて対面して配設された適宜長さ(荷搬送力
付与機構151と荷搬入・搬出口159間の距離相当)
の一対のフレ−ム154と、該一対のフレ−ム154間
に一定間隔にて回動可能となして取付られた多数のロ−
ラ155とから構成された滑動手段の一例であるロ−ラ
コンベアであって、前記チェ−ン列構造の荷搬送作用機
構91の両側面と若干の隙間をあけて対面してそれぞれ
配設されている。
【0039】図1及び図2に示すように、前記したチェ
−ン列構造の荷搬送作用機構91と、荷搬送力付与機構
151と、一対のロ−ラコンベア153とから本実施例
に係る多数の荷それぞれを自動的に往復搬送なさしめる
荷搬入・搬出装置1が構成されている。
【0040】つぎに本実施例の作用について説明する。
図10はパレットの係合突起が牽引作用部材と係合する
プロセスを説明したものであって、同図(A)はパレッ
トの係合突起が一対の進入案内壁間に進入開始した時点
の状態を一部を切り欠いて側方から切断して見た場合を
示し、同図(B)は同時点の状態を上方から見た場合を
示し、同図(C)はパレットの係合突起が円弧状牽引作
用壁に接触し牽引開始可能となった時点の状態を一部を
切り欠いて側方から切断して見た場合を示し、同図
(D)は同時点の状態を上方から見た場合を示したもの
である。
【0041】また、図11はパレットの係合突起が押圧
作用部材と係合するプロセスを説明したものであって、
同図(A)はパレットの係合突起の先端が押圧作用部材
の先端部と接触する直前時点の状態を一部を切り欠いて
側方から見た場合を示し、同図(B)は同時点の状態を
上方から見た場合を示し、同図(C)はパレットの係合
突起の先端が押圧作用部の先端部と接触し押圧作用部材
が若干下方に傾斜を開始した時点の状態を一部を切り欠
いて側方から切断してみた場合を示し、同図(D)は同
時点の状態を上方から見た場合を示し、同図(E)はパ
レットの係合突起が一対の押圧時進入案内壁間の空間に
嵌まり込み円弧状押圧作用壁と接触して押圧開始可能と
なった時点の状態を一部を切り欠いて側方から切断して
見た場合を示し、同図(F)は同時点の状態を上方から
見た場合を示したものである。
【0042】図示しないフォ−クリフト等の運搬手段に
より荷157を積載したパレット158を運搬して、図
1及び図2に示すように、荷搬入・搬出口159近くに
位置する一対のロ−ラコンベア153及びチェ−ン列構
造の荷搬送作用機構91の先端部上に降ろす。この際、
パレット158の係合突起165は、牽引作用部材73
の一対の進入案内壁61間の空間62外に位置する。
【0043】つぎに、減速機を付設したプレ−キ付き駆
動モ−タ145を一側に動作させると、適宜に減速され
た一側に回動する回動力が生起され、該回動力は、チェ
−ン列90度移動方向転換案内構造の駆動ハウジング1
43に伝達される。すると、図8に示すように、該回動
力は該チェ−ン列90度移動方向転換案内構造の駆動ハ
ウジング143に組み込まれいる回動力受動軸129を
経由してスプロケット121に伝達され、該スプロケッ
ト121は時計方向(図1及び図8に示す矢印161方
向)に回動を開始する。
【0044】係るスプロケット121の回動により、回
動開始時に伝動ロ−ラ37がスプロケット121の噛合
歯127と噛合するとともに、案内ロ−ラ29の案内外
周31が前記チェ−ン列90度移動方向転換案内溝部位
109と移動可能に接した状態で該チェ−ン列90度移
動方向転換案内溝部位109にあり前記した複数のS字
形近似の板状搬送力伝達リンク3、複数の長楕円近似の
板状連結リンク19、複数の搬送力伝達・連結手段43
等により構成されるチェ−ン列構造の荷搬送作用機構9
1の一の部位に、噛合歯127、伝動ロ−ラ37を順次
経由して前記回動力が伝達される。このため、該荷搬送
作用機構91の一の部位は、チェ−ン列90度移動方向
転換案内溝部位109中を前記案内ロ−ラ29により案
内されながら時計方向(図1及び図8中に示す矢印16
1方向)に周回移動する。
【0045】係る周回移動により、連結軸部材27を中
心としてS字形近似の板状搬送力伝達リンク3は湾曲部
位15が後続のS字形近似の板状搬送力伝達リンク3の
半円形先端部位7に対しスプロケット121が位置する
側と反対側に接触回動して折れ曲がりを解消する回動を
した後、後方隣接リンク接触部位17と後続のS字形近
似の板状搬送力伝達リンク3の前方隣接リンク接触部位
とが当接する。この結果、チェ−ン列構造の荷搬送作用
機構91の一の部位はストレ−ト状態となってチェ−ン
列垂直移動案内溝部位111に移動する。
【0046】前記チェ−ン列構造の荷搬送作用機構91
の一の部位の前記した移動に伴って、該一の部位より後
方側に位置するS字形近似の搬送力伝達リンク3に押上
力が生起し、該押上力が、該一の部位より後方側から後
端にかけて位置する複数のS字形近似の板状搬送力伝達
リンク3中を伝播する。このため、回動開始時にチェ−
ン列垂直移動案内溝部位111にあったチェ−ン列構造
の荷搬送作用機構91の他の部位は、案内ロ−ラ29に
より案内されながら該チェ−ン列垂直移動案内溝部位1
11中を垂直上方(図1及び図8に示す矢印163方
向)に移動した後、チェ−ン列90度移動方向転換案内
構造の駆動ハウジング143外に突出してチェ−ン列収
納箱体144側に繰り出される。
【0047】また、前記チェ−ン列構造の荷搬送作用機
構91の一の部位の前記した移動に伴って、該一の部位
より前方側では牽引力が生起する。係る牽引力が、複数
のS字形近似の板状搬送力伝達リンク3中を伝播してス
プロケット121の回動開始時にチェ−ン列水平移動案
内溝部位113中にあるチェ−ン列構造の荷搬送作用機
構91のその他の部位に伝達される。すると、該その他
の部位は、案内ロ−ラ29により案内されながらチェ−
ン列垂直移動案内溝部位109側に移動する。係る移動
により、S字形近似の板状搬送力伝達リンク3の湾曲部
位15は後続のS字形近似の板状搬送力伝達リンク3の
半円形先端部位7に対しスプロケット121が位置する
側に接触回動して該スプロケット121側に折れ曲がり
を開始する。また、該その他の部位と連結しチェ−ン列
90度移動方向転換案内構造の駆動ハウジング143外
にある部位は、チェ−ン列水平移動案内溝部位113側
に水平に移動する。この結果、スプロケット121と噛
合している位置と先端間のチェ−ン列構造の荷搬送作用
機構91の一部の部位を構成する多数のS字形近似の搬
送力伝達リンク3中を牽引力が伝播する。
【0048】係る牽引力の伝播により、図1に示すよう
に、該チェ−ン列構造の荷搬送作用機構91の先端位置
にある牽引・押圧作用手段89は、チェ−ン列90度移
動方向転換案内構造の駆動ハウジング143側に水平に
移動する。すると、スプロケット121の回動開始時
に、牽引作用部材73に設けられた対面する一対の進入
案内壁61間の空間62外にあるパレット158の係合
突起165は、図10(A)、(B)に示すように、該
空間62に進入した後、一対の進入案内壁61により案
内されながら急速に円弧状牽引作用壁63に接近して間
もなく、図10(C)、(D)に示すように、該係合突
起165は該円弧状牽引作用壁63と接触する。
【0049】チェ−ン列構造の荷搬送作用機構91の各
部位の前記した移動動作をさらに続行すると、図1及び
図2に示すように、前記牽引・押圧作用手段89は水平
状態でチェ−ン列水平移動案内溝部位113側に移動す
る。すると、係合突起165は、円弧状牽引作用壁63
によりチェ−ン列水平移動案内溝部位113方向に作用
する牽引力を受ける。
【0050】このため、荷157を積載したパレット1
58は、牽引作用部材73から、チェ−ン列90度移動
方向転換構造の駆動ハウジング143が位置する奥側方
向(図1に示す矢印164方向)に作用する牽引力を受
ける。この結果、該パレット158はロ−ラコンベア1
53により滑動可能に支持されながら同方向に移動す
る。係る移動を一定時間実行した後、前記駆動モ−タ1
45の動作を停止すると、該パレット158は最も奥側
の位置まで移動した後、当該移動を停止する。
【0051】ついで、該駆動モ−タ145を他側に動作
させると、他方向に回動する回動力が生起される。する
と、該回動力は前記したと同様の経路を辿ってスプロケ
ット121に伝達され、該スプロケット121は反時計
方向(図1及び図8に示す矢印167方向)に回動す
る。係るスプロケット121の回動により、反時計方向
への回動開始時にチェ−ン列90度移動方向転換構造の
駆動ハウジング143内の断面L状チェ−ン列移動案内
溝115を構成するチェ−ン列90度移動方向転換案内
溝部位109、チェ−ン列垂直移動案内溝部位111、
チェ−ン列水平移動案内溝部位113にあるチェ−ン列
構造の荷搬送作用機構91の各部位は、前記したとは逆
方向に移動動作する。このため、スプロケット121と
噛合している位置と先端間のチェ−ン列構造の荷搬送作
用機構91の一部の部位を構成する多数のS字形搬送力
伝達リンク3中を押圧力が伝播される。この結果、チェ
−ン列構造の荷搬送作用機構91は荷搬入・搬出口15
9側に水平に移動する。
【0052】係る押圧力の伝播により、前記牽引・押圧
作用手段89は荷搬入・搬出口方向(図1に示す矢印1
69方向)に作用する押圧力が伝達される。すると、該
牽引・押圧作用手段89は同方向に水平に移動を開始す
るため、奥側に移動され停止状態にあるパレット158
の係合突起165は円弧状牽引作用壁63との接触を解
除した後、一対の進入案内壁61間の空間62を通って
該空間62外に位置することになる。
【0053】前記荷搬入・搬出口159方向への移動を
所定時間実行した後、当該移動を停止すると、チェ−ン
列構造の荷搬送作用機構91は一定長さ荷搬入・搬出口
159側にチェ−ン列90度移動方向転換案内構造の駆
動ハウジング143から水平に繰り出される結果、牽引
・押圧作用手段89は荷搬入・搬出口159に到達す
る。そして、前記駆動モ−タ145を、一定時間一側に
動作させることによるチェ−ン列構造の荷搬送作用機構
91を前記した奥側方向(図1に示す矢印164方向)
へ移動させて前記パレット158を奥側に移動させる操
作と、前記駆動モ−タ145を他側に一定時間動作させ
ることによるチェ−ン列構造の荷搬送作用機構91を前
記した荷搬入・搬出口方向(図1に示す矢印169方
向)へ移動させて前記牽引・押圧作用手段89を荷搬入
・搬出口159側に移動させる操作を交互に反復実行す
ると、多数の荷157は奥側から順序よく搬入される。
【0054】ついで、搬入された多数の荷を搬出する場
合について説明する。図5に示すように、一対の縦長四
角形近似の板状パレット牽引・押圧リンク47間に架設
された連結棒55と螺合している支柱部位69を若干一
側に旋回させて、該支柱部位69を若干上方に移動させ
る。すると、牽引・押圧作用手段89は若干垂直に上昇
動する。このため、押圧作用部材75は係合突起165
側に適宜接近して、図11(A)に示すように、該押圧
作用部材75と該係合突起165の下側は略対面状態と
なる。
【0055】まず、最も荷搬入・搬出口159に近い位
置の一対のロ−ラアリング153上とチェ−ン列構造の
荷搬送作用機構91上に置かれたパレット158を荷1
57とともに図示しないフォ−クリフト等の運搬手段に
より搬出する。つぎに、駆動モ−タ145を一側に動作
させて一側に回動する回動力を生起させると、該回動力
は前記した如く伝達され、チェ−ン列構造の荷搬送作用
機構91の先端に位置する縦長四角形近似の板状パレッ
ト牽引・押圧リンク47は牽引されて奥側に移動する。
すると、図11(A)(B)に示すように、牽引作用部
材73及び押圧作用部材75は、停止状態にあり先に搬
出されたパレット158と隣接する位置に搬入されたパ
レット158の係合突起165に接近する。
【0056】そして、該牽引作用部材73と該押圧作用
部材75は、更に係合突起165側に接近する。このた
め、牽引作用部材73側は、一対の進入案内壁61間の
空間62中を係合突起165の中間部が通るようにして
円弧状牽引作用壁63は該係合突起165に接近する。
一方、押圧作用部材75側は、図11(C)(D)に示
すように、傾斜前方上面75aが係合突起165の下部
と接触して押圧されながら該係合突起165とより一層
接触度合いを深くするため、押圧作用部材75全体が若
干反時計方向に回動する。このため、係合突起165は
一対の押圧時進入案内壁77間の空間に飛び込んで円弧
状押圧作用壁79と接触する。係る状態となると駆動モ
−タ145の一側への動作を停止する。
【0057】ついで、駆動モ−タ145を他側に動作さ
せて他側に回動する回動力を生起させると、該回動力は
前記した如くして伝達され、チェ−ン列構造の荷搬送作
用機構91の先端部に位置する縦長四角形近似の板状パ
レット牽引・押圧リンク47は荷搬入・搬出口159側
に押圧される。すると、停止しているパレット158の
係合突起165は円弧状押圧作用壁79により同方向に
押圧される結果、該パレット158は縦長四角形近似の
板状パレット牽引・押圧リンク47とともに同方向に移
動する。そして、係る移動を一定時間継続すると、該パ
レット158は、荷搬入・搬出口159まで移動する。
【0058】前記した駆動モ−タ145を一側に一定時
間動作させることによる静止状態にあるパレット158
の係合突起165を牽引作用部材75の円弧状押圧作用
壁79と係合させる操作と、前記した駆動モ−タ145
を他側に一定時間動作させて当該牽引作用部材75によ
り静止状態にあるパレット158を荷搬入・搬出口15
9に押圧移動させる操作を交互に反復して実行すると、
搬入されていた多数の荷157は荷搬入・搬出口159
から近い側から順序よく搬出される。
【0059】尚、図示を省略したが、以上詳細に説明し
た本発明の一実施例に係る多数の荷それぞれを自動的に
往復搬送なさしめる荷搬入・搬出装置1を、荷搬入・搬
出口159を除きホロ等のカバ−が被せてあるトラック
等の荷輸送手段の荷台に設置すれば、本荷搬入・搬出装
置1の特徴を最大限に発揮でき、優れた物流手段とする
ことが可能となる。
【0060】つぎに本発明の他の実施例について説明す
る。図12は本発明の他の実施例に係る多数の荷それぞ
れを自動的に往復搬送なさしめる荷搬入・搬出装置を側
面からみた場合を示し、図13は同荷搬入・搬出装置に
組み込まれる駆動ハウジングの構造を一部を切り欠いて
側面から見た場合を示し、図14は同駆動ハウジングを
縦方向から切断してみた場合を示したものである。
【0061】図13及び図14に示すように、175
は、中心部にボス部収容穴107が設けられ、該ボス部
収容穴107と同心であるとともに該ボス部収容穴10
7より半径方向外方位置を略180度だけ円弧状に刻設
されたチェ−ン列180度移動方向転換案内溝部位17
7と、該チェ−ン列180度移動方向転換案内溝部位1
77の上側隣接部を水平に刻設して連通されたチェ−ン
列水平移動案内上部溝部位179と下側隣接部を水平に
刻設して連通されたチェ−ン列水平移動案内下部溝部位
181とからなる断面C状近似のチェ−ン列移動案内溝
183が設けられたチェ−ン列移動案内部材の一例であ
る板状のチェ−ン列180度移動方向転換案内部材であ
る。
【0062】そして、その他の構造は、前記したチェ−
ン列90度移動方向転換案内構造の駆動ハウジング14
3と同一であって、該板状のチェ−ン列180度移動方
向転換案内部材175と、前記した左側ハウジング部位
93、右側ハウジング部位99、スプロケット121、
回動力受動軸129とから、本実施例に係るチェ−ン列
180度移動方向転換案内構造の駆動ハウジング173
が構成されている。
【0063】図12に示すように、185は、床面14
7上の前記チェ−ン列180度移動方向転換案内構造の
駆動ハウジング173直前位置と荷搬入・搬出口159
間に所定間隔にて対面して立設された複数の脚部材18
7と、一側の複数の脚部材187上、他側の複数の脚部
材187上にそれぞれ架設された一対のフレ−ム189
と、一対のフレ−ム間に一定間隔にて回動可能に取付ら
れた多数のロ−ラ191とから構成された滑動手段の一
例である高床式ロ−ラコンベアであって、前記した荷搬
送作用機構91の両側に対面してそれぞれ配設されてい
る。
【0064】そして、図12に示すように、その他の構
造は前記した本発明の一実施例に係る多数の荷を自動的
に往復搬送なさしめる荷搬入・搬出装置1と同一であっ
て、チェ−ン列90度移動方向転換案内構造の駆動ハウ
ジング143にかえてチェ−ン列180度移動方向転換
案内構造の駆動ハウジング173とした点、及び、ロ−
ラコンベア153にかえて高床式ロ−ラコンベア185
とした点のみ相違する本発明の他の実施例に係る多数の
荷を自動的に往復搬送なさしめる荷搬入・搬出装置17
1が構成される。
【0065】本発明の他の実施例に係る多数の荷を自動
的に往復搬送なさしめる荷搬入・搬出装置171は、前
記した本発明の一実施例に係る多数の荷を自動的に往復
搬送なさしめる荷搬入・搬出装置1と同様の荷搬入・搬
出動作をするものであって、チェ−ン列構造の荷搬送作
用機構91の一部を駆動ハウジングから上方に繰り出す
ことができない天井が低い荷収容設備に設置すれば、そ
の特徴を十分に発揮することができる。
【0066】つぎに前記した二つの実施例に共通する構
造上の特徴を説明する。図1、図4、及び、図12に示
すように、チェ−ン列90度移動方向転換案内構造の駆
動ハウジング143、チェ−ン列180度移動方向転換
案内構造の駆動ハウジング173から水平に繰り出され
る際には、S字形近似の板状搬送力伝達リンク3の後方
隣接リンク接触部位17と後続のS字形近似の板状搬送
力伝達リンク3の前方接触リンク接触部位9とが強固に
当接するので、繰り出されたチェ−ン列構造の荷搬送作
用機構91の前方側部位は直線状態が維持される。この
ため、繰り出されたチェ−ン列構造の荷搬送作用機構9
1の前方側部位はあたかも一の剛体であるかの態様とな
り、前記したパレット158に対し所定の牽引力・押圧
力を付与可能となるのである。
【0067】しかし、一定以上繰り出されると、チェ−
ン列構造の荷搬送作用機構91の自重により下方に垂れ
るおそれがあるので、例えば、図15に示すように、両
端それぞれを横方向に突出させて前記チェ−ン列構造の
荷搬送作用機構91が移動する床面147上に載置され
た取付部位195を備えた断面逆U字形支持部材197
と、該断面逆U字形支持部材197の支持上面197a
に溶接等により底面199aが溶着された断面U字形チ
ェ−ン列移動案内部材199とから構成されるチェ−ン
列移動案内・支持手段193を設ければよい。
【0068】
【発明の効果】本発明は以上詳細に説明した如く構成さ
れているので、次のような優れた効果を発揮するもので
ある。多数の荷それぞれを個別に荷収納設備中を、奥側
にも荷搬入・搬出口側にも所望の距離だけ移動動作可能
な構造としたことから、ホロ等の覆う手段が設けられた
荷収納設備に収納空間を余すことなく活用して整然とし
た状態で収納能力限度一杯に多数の荷を搬入することが
できるとともに、搬入された荷をスム−ズに取り出すこ
とができる。また、前記した移動動作が自動的に行われ
るので、荷収納設備への荷搬入作業、荷収納設備からの
荷搬出作業の大幅な省力化をはかることができるととも
に、荷搬入・搬出作業に係る労働災害の発生を皆無とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る多数の荷それぞれを自
動的に往復搬送なさしめる荷搬入納・搬出装置を示した
一部切り欠き側面図である。
【図2】同荷搬入・搬出装置を示した平面図である。
【図3】本実施例に係るチェ−ン列構造の荷搬送作用機
構を示した一部省略平面図である。
【図4】同チェ−ン列構造の荷搬送作用機構を示した一
部省略側面図である。
【図5】牽引・押圧作用手段の一例を示した拡大断面図
である。
【図6】牽引作用部材の一例を示した拡大平面図であ
る。
【図7】押圧作用部材の一例を示した拡大平面図であ
る。
【図8】駆動ハウジングの一例を示した一部切り欠き拡
大側面図である。
【図9】同駆動ハウジングを示した拡大縦断面図であ
る。
【図10】パレットの係合突起が牽引作用部材と係合す
るプロセスを説明したものであって、同図(A)はパレ
ットの係合突起が一対の進入案内壁間の空間に進入開始
した時点の状態を示した一部切り欠き断面図、同図
(B)は同時点の状態を示した平面図、同図(C)はパ
レットの係合突起が円弧状牽引作用壁と接触して牽引開
始可能となった時点の状態を示した一部切り欠き断面
図、同図(D)は同時点の状態を示した平面図である。
【図11】パレットの係合突起が押圧作用部材と係合す
るプロセスを説明したものであって、同図(A)はパレ
ットの係合突起の先端が押圧作用部材の先端部と接触す
る直前時点の状態を示した一部切り欠き断面図、同図
(B)は同時点の状態を示した平面図、同図(C)はパ
レットの係合突起の先端が押圧作用部材の先端部と接触
して押圧作用部材が斜め下方に傾斜を開始した時点の状
態を示した一部切り欠き断面図、同図(D)は同時点の
状態を示した平面図、同図(E)はパレットの係合突起
が一対の押圧時進入案内壁間の空間に嵌まり込んで円弧
状押圧作用壁に接触して押圧可能となった時点の状態を
示した一部切り欠き断面図、同図(F)は同時点の状態
を示した平面図である。
【図12】本発明の他の実施例に係る多数の荷それぞれ
を自動的に往復搬送なさしめる荷搬入・搬出装置を示し
た側面図である。
【図13】同荷搬入・搬出装置に組み込まれる駆動ハウ
ジングを示した一部切り欠き拡大側面図である。
【図14】同駆動ハウジングを示した拡大縦断面図であ
る。
【図15】チェ−ン列移動案内・支持部材を示した拡大
断面図である。
【符号の説明】
1 本発明の一実施例に係る多数の荷それぞれを自動的
に往復搬送なさしめる荷搬入・搬出装置 3 S字形近似の板状搬送力伝達リンク 19 長楕円近似の板状連結リンク 29 案内ロ−ラ 37 伝動ロ−ラ 43 搬送力伝達・連結手段 47 縦長四角形近似の板状パレット牽引・押圧リンク 63 円弧状牽引作用壁 73 牽引作用部材 75 押圧作用部材 79 円弧状押圧作用壁 89 牽引・押圧作用手段 91 チェ−ン列構造の荷搬送作用機構 115 断面L状チェ−ン列移動案内溝 121 スプロケット 129 回動力受動軸 143 チェ−ン列90度移動方向転換案内構造の駆動
ハウジング 145 駆動モ−タ 151 荷搬送力付与機構 153 ロ−ラコンベア 158 パレット 159 荷搬入・搬出口 165 係合突起 171 本発明の他の実施例に係る多数の荷それぞれを
自動的に往復搬送なさしめる荷搬入・搬出装置 173 チェ−ン列180度移動方向転換案内構造の駆
動ハウジング 183 断面C状近似のチェ−ン列移動案内溝 185 高床式ロ−ラコンベア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対面する一側と他側それぞれに一定間隔
    をあけて設けられた多数の搬送力伝達リンクと、同一側
    に配設されるとともに隣接する位置関係となる搬送力伝
    達リンク同士を連結する多数の連結リンクと、中間部に
    案内ロ−ラが該案内ロ−ラと隣接する位置に伝動ロ−ラ
    がそれぞれ配設され対面する前記搬送力伝達リンク同士
    を連結する多数の搬送力伝達・連結手段と、先頭に位置
    する前記搬送力伝達リンクと隣接する位置に配設される
    とともに牽引・押圧作用手段が突設されたパレット牽引
    ・押圧リンクと、からなるチェ−ン列構造の荷搬送作用
    機構と、 中心部に回動力受動軸を備え前記伝動ロ−ラと噛合可能
    に配設されたスプロケットと、該スプロケットの回動円
    弧に沿うとともに前記案内ロ−ラと転動接触可能となし
    て刻設されたチェ−ン列移動案内溝が設けられたチェ−
    ン列牽引・押圧動作案内部材とを備えた駆動ハウジング
    と、前記回動力受動軸を介して前記スプロケットと連動
    連結された駆動モ−タとから構成された荷搬送力付与機
    構と、 前記チェ−ン列構造の荷搬送作用機構に沿って配設され
    た滑動手段と、 から構成されていることを特徴とする多数の荷それぞれ
    を自動的に往復搬送なさしめる荷搬入・搬出装置。
JP25490593A 1993-09-18 1993-09-18 多数の荷それぞれを自動的に往復搬送なさしめる荷 搬入・搬出装置 Pending JPH0781476A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022211216A1 (ko) * 2021-04-01 2022-10-06 주식회사 뉴코애드윈드 화물자동차의 적재함용 파렛트 이송장치

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WO2022211216A1 (ko) * 2021-04-01 2022-10-06 주식회사 뉴코애드윈드 화물자동차의 적재함용 파렛트 이송장치

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