JPH0781432A - 電気自動車のバッテリ固定構造 - Google Patents
電気自動車のバッテリ固定構造Info
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- JPH0781432A JPH0781432A JP5233234A JP23323493A JPH0781432A JP H0781432 A JPH0781432 A JP H0781432A JP 5233234 A JP5233234 A JP 5233234A JP 23323493 A JP23323493 A JP 23323493A JP H0781432 A JPH0781432 A JP H0781432A
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- battery
- batteries
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バッテリ固定の作業性の改善と、部品点数の
削減によるコストダウンを図る。 【構成】 バッテリフレーム７上の縦列配置毎の複数個
のバッテリ８の上側部にベルト１４を前後方向に架け渡
して、前後のバッテリ間でベルト１４を底壁１２に締結
固定する構造で、ベルト上辺部１４ａとベルト側辺部１
４ｂに上面押え部１７と前、後面押え部１８を内側に向
けて突出成形し、それらの間にバッテリ８の上部の前、
後コーナー部Ｃから離間する非接触部１９を設けてあ
る。
削減によるコストダウンを図る。 【構成】 バッテリフレーム７上の縦列配置毎の複数個
のバッテリ８の上側部にベルト１４を前後方向に架け渡
して、前後のバッテリ間でベルト１４を底壁１２に締結
固定する構造で、ベルト上辺部１４ａとベルト側辺部１
４ｂに上面押え部１７と前、後面押え部１８を内側に向
けて突出成形し、それらの間にバッテリ８の上部の前、
後コーナー部Ｃから離間する非接触部１９を設けてあ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は複数個のバッテリを動力
源とする電気自動車のバッテリ固定構造に関する。
源とする電気自動車のバッテリ固定構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】電気自動車にあっては車載バッテリが可
成りの重量および搭載スペースを占めるため、従来では
例えば、特開平５−２０８６１７号公報に示されている
ように、フロアパネルの下側に専用の剛体構造のバッテ
リフレームを配設し、このバッテリフレーム上に複数個
のバッテリを搭載して、該バッテリをフロアパネルとバ
ッテリフレームとの間に密閉、格納するようにしてい
る。
成りの重量および搭載スペースを占めるため、従来では
例えば、特開平５−２０８６１７号公報に示されている
ように、フロアパネルの下側に専用の剛体構造のバッテ
リフレームを配設し、このバッテリフレーム上に複数個
のバッテリを搭載して、該バッテリをフロアパネルとバ
ッテリフレームとの間に密閉、格納するようにしてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】バッテリは専ら個々に
クランプ手段でバッテリフレーム上に固定するようにし
ているが、工数が非常に多くなり、また、クランプ手段
も多数必要となることからコスト的に不利となってしま
う。
クランプ手段でバッテリフレーム上に固定するようにし
ているが、工数が非常に多くなり、また、クランプ手段
も多数必要となることからコスト的に不利となってしま
う。
【０００４】そこで、本発明は作業工数、部品点数を削
減できてコストダウンに大きく寄与できることは勿論、
バッテリ個々を確実に固定することができる電気自動車
のバッテリ固定構造を提供するものである。
減できてコストダウンに大きく寄与できることは勿論、
バッテリ個々を確実に固定することができる電気自動車
のバッテリ固定構造を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、フロ
アパネル下面のフロアメンバに結合される有底のバッテ
リフレーム上に複数個のバッテリを配置し、これら複数
個のバッテリを縦列毎にそれらの上側部に前後方向にベ
ルトを架け渡して、該ベルトを前後のバッテリ間でバッ
テリフレームの底壁上に締結固定する構造であって、か
つ、前記ベルトは前後の各バッテリの上側部に嵌合し得
る凹凸状に成形すると共に、各バッテリの上面と前、後
側面とにそれぞれ弾接する上面押え部と前、後面押え部
とを内側に向けて突出成形し、これら上面押え部と前、
後面押え部との間に、バッテリ上部の前、後コーナー部
から離間する非接触部を設けてある。
アパネル下面のフロアメンバに結合される有底のバッテ
リフレーム上に複数個のバッテリを配置し、これら複数
個のバッテリを縦列毎にそれらの上側部に前後方向にベ
ルトを架け渡して、該ベルトを前後のバッテリ間でバッ
テリフレームの底壁上に締結固定する構造であって、か
つ、前記ベルトは前後の各バッテリの上側部に嵌合し得
る凹凸状に成形すると共に、各バッテリの上面と前、後
側面とにそれぞれ弾接する上面押え部と前、後面押え部
とを内側に向けて突出成形し、これら上面押え部と前、
後面押え部との間に、バッテリ上部の前、後コーナー部
から離間する非接触部を設けてある。
【０００６】請求項２の発明にあっては、バッテリの上
面から前、後側面に亘って、ベルトが係合する溝を形成
してある。
面から前、後側面に亘って、ベルトが係合する溝を形成
してある。
【０００７】請求項３の発明にあっては、ベルトの前、
後面押え部を形成したベルト側辺部、および該ベルト側
辺部に対応するバッテリ前、後側面の溝を、上方から下
方に至るに従って幅広となるテーパ状に形成してある。
後面押え部を形成したベルト側辺部、および該ベルト側
辺部に対応するバッテリ前、後側面の溝を、上方から下
方に至るに従って幅広となるテーパ状に形成してある。
【０００８】
【作用】請求項１によれば、複数個のバッテリは前後方
向に縦列した状態でそれらの上方から前後方向に架け渡
されたベルトでまとめて固定され、バッテリ個々の慣性
移動が拘束される。
向に縦列した状態でそれらの上方から前後方向に架け渡
されたベルトでまとめて固定され、バッテリ個々の慣性
移動が拘束される。
【０００９】特に、ベルトの上面押え部と前、後面押え
部は内側に向けて突出成形されて、対応するバッテリの
上面と前側面および後側面に弾接し、ベルトにこれら上
面押え部と前、後面押え部との間で撓み代が得られてス
プリング作用を発揮できるため、バッテリを車体振動等
によるずれ動きを生じることなくしっかりと固定するこ
とができる。
部は内側に向けて突出成形されて、対応するバッテリの
上面と前側面および後側面に弾接し、ベルトにこれら上
面押え部と前、後面押え部との間で撓み代が得られてス
プリング作用を発揮できるため、バッテリを車体振動等
によるずれ動きを生じることなくしっかりと固定するこ
とができる。
【００１０】しかも、ベルトの上面押え部と前、後面押
え部との間には、バッテリ上部の前、後コーナー部から
離間する非接触部が設けられていて、ベルトがこれら
前、後コーナー部で圧接して該ベルトに応力集中が生じ
ることがなく、ベルトの耐久性を向上できることは勿
論、ベルト、バッテリ相互の損傷を防止することができ
る。
え部との間には、バッテリ上部の前、後コーナー部から
離間する非接触部が設けられていて、ベルトがこれら
前、後コーナー部で圧接して該ベルトに応力集中が生じ
ることがなく、ベルトの耐久性を向上できることは勿
論、ベルト、バッテリ相互の損傷を防止することができ
る。
【００１１】請求項２によれば、ベルトの上面押え部お
よび前、後面押え部が、バッテリの上面および前、後側
面の溝に係合するため、車両の側面衝突時等にバッテリ
の車幅方向のずれ動きを確実に拘束することができる。
よび前、後面押え部が、バッテリの上面および前、後側
面の溝に係合するため、車両の側面衝突時等にバッテリ
の車幅方向のずれ動きを確実に拘束することができる。
【００１２】請求項３によれば、ベルト側辺部およびバ
ッテリ前、後側面の溝のテーパ状形成によって、ベルト
の前、後面押え部をバッテリ前、後側面の溝へ上方から
容易にスライド挿入して係合することができ、かつ、ベ
ルト側辺部の下部が幅広であるため、車両の側面衝突時
におけるベルト側辺部に働くモーメントに十分に対抗す
ることができる。
ッテリ前、後側面の溝のテーパ状形成によって、ベルト
の前、後面押え部をバッテリ前、後側面の溝へ上方から
容易にスライド挿入して係合することができ、かつ、ベ
ルト側辺部の下部が幅広であるため、車両の側面衝突時
におけるベルト側辺部に働くモーメントに十分に対抗す
ることができる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に詳述す
る。
る。
【００１４】図９は本発明の構造を採用した車体フロア
の構造を示すもので、１はフロアパネル、２はフロアパ
ネル１の下面に接合されてフロア骨格を構成するフロア
メンバで、一対のサイドメンバ３と複数個のクロスメン
バ４，５およびガセットメンバ６等から構成されてい
る。
の構造を示すもので、１はフロアパネル、２はフロアパ
ネル１の下面に接合されてフロア骨格を構成するフロア
メンバで、一対のサイドメンバ３と複数個のクロスメン
バ４，５およびガセットメンバ６等から構成されてい
る。
【００１５】７は複数個のバッテリ８を搭載する有底の
バッテリフレームで、一対のサイドフレーム９と、フロ
ントフレーム１０、リアフレーム１１を有し、これらサ
イドフレーム９、フロントフレーム１０、リアフレーム
１１を、前記フロアメンバ２の各対応するサイドメンバ
３、クロスメンバ４、およびクロスメンバ５とガセット
メンバ６に図外のボルト・ナット等により結合される。
バッテリフレームで、一対のサイドフレーム９と、フロ
ントフレーム１０、リアフレーム１１を有し、これらサ
イドフレーム９、フロントフレーム１０、リアフレーム
１１を、前記フロアメンバ２の各対応するサイドメンバ
３、クロスメンバ４、およびクロスメンバ５とガセット
メンバ６に図外のボルト・ナット等により結合される。
【００１６】サイドフレーム９、フロントフレーム１
０、リアフレーム１１は何れも閉断面に形成されてお
り、かつ、底壁１２には複数個のバッテリ８の収容部を
隔成する突出高の低い補強フレーム１３を格子状に設け
てあって、バッテリフレーム７をこれらバッテリ８の荷
重に十分に耐えられるように剛体構造としてある。
０、リアフレーム１１は何れも閉断面に形成されてお
り、かつ、底壁１２には複数個のバッテリ８の収容部を
隔成する突出高の低い補強フレーム１３を格子状に設け
てあって、バッテリフレーム７をこれらバッテリ８の荷
重に十分に耐えられるように剛体構造としてある。
【００１７】複数個のバッテリ８は前記格子状の補強フ
レーム１３で隔成された収容部分に整然と搭載され、そ
して、前後方向に縦列配置した複数個のバッテリ８上に
金属製のベルト１４を前後方向に架け渡して、該ベルト
１４によりバッテリフレーム７の底壁１２上に固定され
る。
レーム１３で隔成された収容部分に整然と搭載され、そ
して、前後方向に縦列配置した複数個のバッテリ８上に
金属製のベルト１４を前後方向に架け渡して、該ベルト
１４によりバッテリフレーム７の底壁１２上に固定され
る。
【００１８】ベルト１４は本実施例では各縦列毎の複数
個のバッテリ８の前、後２個づつをまとめて、それらの
上側部に嵌合し得るように凹凸状に予備成形してあり、
対をなす前後のバッテリ８，８間で図１に示すように凹
部分を補強フレーム１３の面上にリテーナ１５を介して
ボルト・ナット１６により締結固定してある。
個のバッテリ８の前、後２個づつをまとめて、それらの
上側部に嵌合し得るように凹凸状に予備成形してあり、
対をなす前後のバッテリ８，８間で図１に示すように凹
部分を補強フレーム１３の面上にリテーナ１５を介して
ボルト・ナット１６により締結固定してある。
【００１９】ここで、前記ベルト１４は図１〜３に示す
ように、その各対をなすバッテリ（以下単にバッテリと
称す）の上面に対応するベルト上辺部１４ａおよびバッ
テリの前、後側面に対応するベルト側辺部１４ｂに、各
バッテリ８の上面と前、後側面とにそれぞれ弾接する上
面押え部１７と前、後面押え部１８とを内側に向けて突
出成形し、これら上面押え部１７と前、後面押え部１８
との間に、バッテリ上部の前、後コーナー部Ｃから離間
する非接触部１９を設けてある。
ように、その各対をなすバッテリ（以下単にバッテリと
称す）の上面に対応するベルト上辺部１４ａおよびバッ
テリの前、後側面に対応するベルト側辺部１４ｂに、各
バッテリ８の上面と前、後側面とにそれぞれ弾接する上
面押え部１７と前、後面押え部１８とを内側に向けて突
出成形し、これら上面押え部１７と前、後面押え部１８
との間に、バッテリ上部の前、後コーナー部Ｃから離間
する非接触部１９を設けてある。
【００２０】本実施例では、前述の上面押え部１７はベ
ルト上辺部１４ａに前後複数ケ所に内側に向けて有段成
形してある一方、前、後面押え部１８はベルト側辺部１
４ｂの略中央部分を、内側に側面略ウエッジ状に折り込
んだ形状として成形し、上面押え部１７，１７間と非接
触部１９、および前、後面押え部１８自体にそれぞれ所
要の撓み代が得られるようにしてある。
ルト上辺部１４ａに前後複数ケ所に内側に向けて有段成
形してある一方、前、後面押え部１８はベルト側辺部１
４ｂの略中央部分を、内側に側面略ウエッジ状に折り込
んだ形状として成形し、上面押え部１７，１７間と非接
触部１９、および前、後面押え部１８自体にそれぞれ所
要の撓み代が得られるようにしてある。
【００２１】以上の実施例構造によれば、バッテリフレ
ーム７上で前後方向に各縦列配置された複数個のバッテ
リ８は、２個づつをまとめてそれらの上側部に単一のベ
ルト１４を前後方向に架け渡して、該ベルト１４でしっ
かりと固定され、バッテリ個々の慣性移動が拘束され
る。
ーム７上で前後方向に各縦列配置された複数個のバッテ
リ８は、２個づつをまとめてそれらの上側部に単一のベ
ルト１４を前後方向に架け渡して、該ベルト１４でしっ
かりと固定され、バッテリ個々の慣性移動が拘束され
る。
【００２２】特に、ベルト１４の上面押え部１７および
後面押え部１８は内側に向けて突出成形されて、対応す
るバッテリの上面と前側面および後側面に弾接し、ベル
ト１４にこれら上面押え部１７と前、後面押え部１８と
の間で撓み代が得られてスプリング作用を発揮させるこ
とができるため、バッテリ８を車体振動等によるずれ動
きを生じることなくしっかりと固定することができる。
後面押え部１８は内側に向けて突出成形されて、対応す
るバッテリの上面と前側面および後側面に弾接し、ベル
ト１４にこれら上面押え部１７と前、後面押え部１８と
の間で撓み代が得られてスプリング作用を発揮させるこ
とができるため、バッテリ８を車体振動等によるずれ動
きを生じることなくしっかりと固定することができる。
【００２３】とりわけ、本実施例では複数個の上面押え
部１７，１７間と、前、後面押え部１８自体、および非
接触部１９に撓み代が得られるため、例えば車両の前面
衝突時にバッテリ８に慣性力が働いた場合、図４に示す
ようにベルト１４が前記各部位で撓んでスプリング作用
が得られ、バッテリ８を弾性的に拘束してそのずれ動き
の防止と、バッテリ８の保護とを図ることができる。
部１７，１７間と、前、後面押え部１８自体、および非
接触部１９に撓み代が得られるため、例えば車両の前面
衝突時にバッテリ８に慣性力が働いた場合、図４に示す
ようにベルト１４が前記各部位で撓んでスプリング作用
が得られ、バッテリ８を弾性的に拘束してそのずれ動き
の防止と、バッテリ８の保護とを図ることができる。
【００２４】また、ベルト１４の上面押え部１７と前、
後面押え部１８との間には、バッテリ上部の前、後コー
ナー部Ｃから離間する非接触部１９が設けられていて、
ベルト１４がこれら前、後コーナー部Ｃで圧接すること
がないので、ベルト１４に応力集中が生じることがな
く、ベルト１４の耐久性を向上できると共に、ベルト１
４、バッテリ８相互の損傷を防止することができる。
後面押え部１８との間には、バッテリ上部の前、後コー
ナー部Ｃから離間する非接触部１９が設けられていて、
ベルト１４がこれら前、後コーナー部Ｃで圧接すること
がないので、ベルト１４に応力集中が生じることがな
く、ベルト１４の耐久性を向上できると共に、ベルト１
４、バッテリ８相互の損傷を防止することができる。
【００２５】前記実施例ではベルト１４の前、後面押え
部１８は、ベルト側辺部１４ｂの中央部分を折り込み成
形して形成しているが、この他、図５に示すようにベル
ト側辺部１４ｂの中央部分の内側面に略ハット形断面の
チャンネル材を接合して前、後面押え部１８を構成する
ようにしてもよい。
部１８は、ベルト側辺部１４ｂの中央部分を折り込み成
形して形成しているが、この他、図５に示すようにベル
ト側辺部１４ｂの中央部分の内側面に略ハット形断面の
チャンネル材を接合して前、後面押え部１８を構成する
ようにしてもよい。
【００２６】図６に示す実施例は図５に示した実施例の
変形例を示すもので、チャンネル材からなる前、後面押
え部１８の上側部位に、ベルト側辺部１４ｂを内側に有
段成形して、バッテリ８上部の前、後コーナー部Ｃの前
面および後面にそれぞれ弾接するもう１つの前、後面押
え部１８ａを形成したものである。
変形例を示すもので、チャンネル材からなる前、後面押
え部１８の上側部位に、ベルト側辺部１４ｂを内側に有
段成形して、バッテリ８上部の前、後コーナー部Ｃの前
面および後面にそれぞれ弾接するもう１つの前、後面押
え部１８ａを形成したものである。
【００２７】図７に示す実施例は、バッテリ８の上面か
ら前、後側面に亘って、ベルト１４が係合する溝２０を
形成したもので、この実施例によれば前記溝２０にベル
ト１４の上面押え部１７および前、後面押え部１８が係
合するため、車両の側面衝突時にバッテリ８に車幅方向
に慣性力が働いた場合でも、該バッテリ８の車幅方向の
ずれ動きを確実に拘束することができる。
ら前、後側面に亘って、ベルト１４が係合する溝２０を
形成したもので、この実施例によれば前記溝２０にベル
ト１４の上面押え部１７および前、後面押え部１８が係
合するため、車両の側面衝突時にバッテリ８に車幅方向
に慣性力が働いた場合でも、該バッテリ８の車幅方向の
ずれ動きを確実に拘束することができる。
【００２８】図８に示す実施例は図７に示した実施例の
変形例を示している。
変形例を示している。
【００２９】この実施例にあっては、ベルト１４の前、
後面押え部１８を形成したベルト側辺部１４ｂと、該ベ
ルト側辺部１４ｂに対応するバッテリ８の前、後側面の
溝２０を、上方から下方に至るに従って幅広となるテー
パ状に形成してある。
後面押え部１８を形成したベルト側辺部１４ｂと、該ベ
ルト側辺部１４ｂに対応するバッテリ８の前、後側面の
溝２０を、上方から下方に至るに従って幅広となるテー
パ状に形成してある。
【００３０】従って、この実施例によれば、図７に示し
た実施例の効果に加えて、ベルト側辺部１４ｂおよびバ
ッテリ８の前、後側面の溝２０のテーパ状形成によっ
て、ベルト１４の前、後面押え部１８を該バッテリ８の
前、後側面の溝２０へ上方から容易にスライド挿入して
係合することができる。
た実施例の効果に加えて、ベルト側辺部１４ｂおよびバ
ッテリ８の前、後側面の溝２０のテーパ状形成によっ
て、ベルト１４の前、後面押え部１８を該バッテリ８の
前、後側面の溝２０へ上方から容易にスライド挿入して
係合することができる。
【００３１】また、ベルト側辺部１４ｂの下部が幅広で
あるため、車両の側面衝突時におけるベルト側辺部１４
ｂに働くモーメントに十分に対抗できて、バッテリ８の
より確実な拘束を図ることができる。
あるため、車両の側面衝突時におけるベルト側辺部１４
ｂに働くモーメントに十分に対抗できて、バッテリ８の
より確実な拘束を図ることができる。
【００３２】なお、前記実施例では何れも縦列毎にバッ
テリ８を前後２個づつをベルト１４のベルト上辺部１４
ａとベルト側辺部１４ｂとで形成する１つの凹部分で固
定するようにしているが、これは勿論、バッテリ８の個
々を前記凹部分で固定、拘束するようにしてもよい。
テリ８を前後２個づつをベルト１４のベルト上辺部１４
ａとベルト側辺部１４ｂとで形成する１つの凹部分で固
定するようにしているが、これは勿論、バッテリ８の個
々を前記凹部分で固定、拘束するようにしてもよい。
【００３３】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、バッテリ
フレーム上に配置された複数個のバッテリは、縦列毎に
それらの上側部に前後方向に架け渡したベルトでまとめ
て固定できて、相互の慣性移動を確実に拘束することが
できる。
フレーム上に配置された複数個のバッテリは、縦列毎に
それらの上側部に前後方向に架け渡したベルトでまとめ
て固定できて、相互の慣性移動を確実に拘束することが
できる。
【００３４】しかも、このベルトは各前後のバッテリ間
でバッテリフレームの底壁上に締結固定すればよいか
ら、バッテリ個々をクランプ手段で固定するものと異な
って、作業工数、部品点数を大幅に削減できて、コスト
ダウンに大きく寄与することができる。
でバッテリフレームの底壁上に締結固定すればよいか
ら、バッテリ個々をクランプ手段で固定するものと異な
って、作業工数、部品点数を大幅に削減できて、コスト
ダウンに大きく寄与することができる。
【００３５】とりわけ、ベルトの上面押え部と前、後面
押え部は内側に向けて突出成形して、それらの間で撓み
代が得られてスプリング作用を発揮できるようにしてあ
るため、バッテリを車体振動等によるずれ動きを生じる
ことなくしっかりと固定することができ、かつ、これら
上面押え部と前、後押え部との間に形成した非接触部
が、バッテリ上部の前、後コーナー部から常に離間した
状態となるから、ベルトがこれら前、後コーナー部で圧
接してベルトに応力集中が生じることがなく、ベルト、
バッテリ相互の損傷を防止することができる。
押え部は内側に向けて突出成形して、それらの間で撓み
代が得られてスプリング作用を発揮できるようにしてあ
るため、バッテリを車体振動等によるずれ動きを生じる
ことなくしっかりと固定することができ、かつ、これら
上面押え部と前、後押え部との間に形成した非接触部
が、バッテリ上部の前、後コーナー部から常に離間した
状態となるから、ベルトがこれら前、後コーナー部で圧
接してベルトに応力集中が生じることがなく、ベルト、
バッテリ相互の損傷を防止することができる。
【００３６】また、バッテリの上面および前、後側面に
ベルトが係合する溝を形成することにより、相互の係合
によって車両の側面衝突時におけるバッテリの車幅方向
のずれ動きを確実に拘束することができる。
ベルトが係合する溝を形成することにより、相互の係合
によって車両の側面衝突時におけるバッテリの車幅方向
のずれ動きを確実に拘束することができる。
【００３７】更に、ベルト側辺部とバッテリ前、後面の
溝を上方から下方に至るに従って幅広となるテーパ状に
形成すれば、ベルトの前、後面押え部をバッテリ前、後
面の溝へ上方から容易にスライド挿入して係合できて、
作業性を向上できることはもとより、ベルト側辺部の下
部が幅広であるため、車両の側面衝突時におけるベルト
側辺部に働くモーメントに十分に対抗できて、バッテリ
のより確実な拘束を実現することができる。
溝を上方から下方に至るに従って幅広となるテーパ状に
形成すれば、ベルトの前、後面押え部をバッテリ前、後
面の溝へ上方から容易にスライド挿入して係合できて、
作業性を向上できることはもとより、ベルト側辺部の下
部が幅広であるため、車両の側面衝突時におけるベルト
側辺部に働くモーメントに十分に対抗できて、バッテリ
のより確実な拘束を実現することができる。
【図１】本発明の一実施例の要部を示す断面図。
【図２】図１のベルト固定途上を示す断面図。
【図３】図１の略示的斜視図。
【図４】図１の実施例のベルトのスプリング作用を示す
断面図。
断面図。
【図５】本発明の第２実施例を示す断面図。
【図６】本発明の第３実施例を示す断面図。
【図７】本発明の第４実施例を示す略示的斜視図。
【図８】本発明の第５実施例を示す略示的分解斜視図。
【図９】本発明の構造を採用したフロア構造の分解斜視
図。
図。
１ フロアパネル ２ フロアメンバ ７ バッテリフレーム ８ バッテリ １２ 底壁 １４ ベルト １４ａ ベルト上辺部 １４ｂ ベルト側辺部 １７ 上面押え部 １８ 前、後面押え部 １９ 非接触部 ２０ 溝
Claims (3)
- 【請求項１】 フロアパネル下面のフロアメンバに結合
される有底のバッテリフレーム上に複数個のバッテリを
配置し、これら複数個のバッテリを縦列毎にそれらの上
側部に前後方向にベルトを架け渡して、該ベルトを前後
のバッテリ間でバッテリフレームの底壁上に締結固定す
る構造であって、かつ、前記ベルトは前後の各バッテリ
の上側部に嵌合し得る凹凸状に成形すると共に、各バッ
テリの上面と前、後側面とにそれぞれ弾接する上面押え
部と前、後面押え部とを内側に向けて突出成形し、これ
ら上面押え部と前、後面押え部との間に、バッテリ上部
の前、後コーナー部から離間する非接触部を設けたこと
を特徴とする電気自動車のバッテリ固定構造。 - 【請求項２】 バッテリの上面から前、後側面に亘っ
て、ベルトが係合する溝を形成したことを特徴とする請
求項１記載の電気自動車のバッテリ固定構造。 - 【請求項３】 ベルトの前、後面押え部を成形したベル
ト側辺部、および該ベルト側辺部に対応するバッテリ
前、後側面の溝を、上方から下方に至るに従って幅広と
なるテーパ状に形成したことを特徴とする請求項２記載
の電気自動車のバッテリ固定構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5233234A JPH0781432A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 電気自動車のバッテリ固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5233234A JPH0781432A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 電気自動車のバッテリ固定構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0781432A true JPH0781432A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16951865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5233234A Pending JPH0781432A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 電気自動車のバッテリ固定構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0781432A (ja) |
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1993
- 1993-09-20 JP JP5233234A patent/JPH0781432A/ja active Pending
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