JP2006073257A - 車両用の電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行状態と停止状態の両方で、多数の電池モジュールを均一に効率よく冷却する。
【解決手段】車両用の電源装置は、ベースプレート19の上に、複数の電池モジュールを収納しているふたつの電池ケース2を離して配置している。さらに、電源装置は、ふたつの電池ケース2の間に冷却用の空気吸入隙間8を設けて、この空気吸入隙間8から電池ケース2に空気を供給して電池ケース2内の電池モジュールを冷却している。さらに、電源装置は、ふたつの電池ケース2の間の空気吸入隙間8の両側に連結金具23を配置し、この連結金具23の両端を電池ケース2に固定して、連結金具23で空気吸入隙間8の間隔を一定に保持して、空気吸入隙間8に空気を通過させている。
【選択図】図4

Description

本発明は、主として、燃料電池車、ハイブリッド自動車、電気自動車等の自動車に搭載されて大電流で充放電される車両用の電源装置に関する。
車両用の電源装置は、多数の電池を直列に連結して出力電圧を高くしている。電池は、たとえば5〜6本を直列に直線状に連結して電池モジュールとして、電池ケースに収納している。電池ケースには、数十本の電池モジュールを収納するので、電池モジュールを平面状に配列すると電池ケースの設置面積が大きくなる。この欠点を解消するために、電池ケースを高くして、電池モジュールを多段に収納する電源装置が開発されている(特許文献1参照)。
特開2003−45505号公報
この公報に記載される電源装置は、電池モジュールをふたつの電池ケースに分割して収納し、電池ケースの間に空気吸入隙間を設けて、空気吸入隙間から各々の電池ケースに冷却空気を供給するので、多数の電池モジュールを効率よく均一に冷却できる特徴がある。とくに、多数の電池モジュールを2組に分離するので、各々の電池ケースに収納する電池モジュールの個数が半分になり、さらに、空気吸入隙間の両側に配置する電池ケースに冷却空気を供給するので、両側の電池ケースに収納する電池モジュールを均一に冷却できる特徴がある。また、電池モジュールを多段に積層して配置するので、電池モジュールを平面に配置するものに比較して、設置面積を相当に小さくできる特徴がある。
ただ、この構造の電源装置は、車両を走行させる状態と停止する状態の両方で、全ての電池モジュールを効率よく冷却するのが難しいことがある。それは、車両の走行状態において、多数の重い電池モジュールを収納する電池ケースが相対的に振動して、空気吸入隙間の間隔が変動するからである。各々の電池ケースは、上端を水平方向に移動させるように振動する。また、各々の電池ケースは別々に振動して、空気吸入隙間の幅を変化させる。さらに、電池ケースが共振する状態で振動すると、その振幅が極めて大きくなる。この状態になると、空気吸入隙間の幅が狭くなり、また広くなるように変化して、空気吸入隙間を通過する空気の通過抵抗を脈動させる。通過抵抗の脈動は、流入する空気流量を強弱に振動させて、全ての電池モジュールを常に効率よく冷却できなくなる。
本発明は、この欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、走行状態と停止状態の両方で多数の電池モジュールを均一に効率よく冷却できる車両用の電源装置を提供することにある。
本発明の車両用の電源装置は、ベースプレート19の上に、複数の電池モジュール10を収納しているふたつの電池ケース2を離して配置している。さらに、電源装置は、ふたつの電池ケース2の間に冷却用の空気吸入隙間8を設けて、この空気吸入隙間8から電池ケース2に空気を供給して電池ケース2内の電池モジュール10を冷却している。さらに、電源装置は、ふたつの電池ケース2の間の空気吸入隙間8の両側に連結金具23を配置し、この連結金具23の両端を電池ケース2に固定して、連結金具23で空気吸入隙間8の間隔を一定に保持して、空気吸入隙間8に空気を通過させている。
本発明の車両用の電源装置は、ふたつの電池ケース2を、左右対称な形状として、左右対称に電池モジュール10を収納することができる。
本発明の車両用の電源装置は、電池ケース2の内部に複数のサブケース11を配置して、サブケース11に電池モジュール10を収納することができる。さらに、本発明の車両用の電源装置は、電池ケース2の中央部分に長手方向に伸びる冷却ダクト14を設けて、この冷却ダクト14の周囲に、複数組のサブケース11を平行に配置して、サブケース11に複数本の電池モジュール10を分割して収納することができる。
さらに、本発明の車両用の電源装置は、電池ケース2を幅よりも高くして、内部に電池モジュール10を多段に収納することができる。
本発明の車両用の電源装置は、走行状態と停止状態の両方で多数の電池モジュールを均一に効率よく冷却できる特長がある。それは、本発明の車両用の電源装置が、ベースプレートの上に離して配置されたふたつの電池ケースの間に設けた空気吸入隙間の両側に連結金具を配置しており、この連結金具を電池ケースに固定して、連結金具で空気吸入隙間の間隔を一定に保持しているからである。この構造の車両用の電源装置は、車両の走行状態において、連結金具で固定されるふたつの電池ケースが一体的に振動するので、電池ケースが相対的に振動して、空気吸入隙間の間隔が変動することがない。したがって、本発明の電源装置は、車両を走行させる状態においても、空気吸入隙間の間隔を常に一定に保持して、すなわち、空気吸入隙間を通過する空気の通過抵抗を一定に保持して、全ての電池モジュールを均一に効率よく冷却できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための車両用の電源装置を例示するものであって、本発明は車両用の電源装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
以下、車両用の電源装置として、ハイブリッドカーや電気自動車等の自動車の電源用に使用する電源装置を詳述する。ただし、本発明は、車両を自動車に特定しない。本発明の電源装置は、走行用のモーターを電池で駆動する他の車両、たとえば、電動カート、モノレール等の電動車両、遊園地で使用される乗り物、耕運機等の農業機械を駆動するモーターの電源として使用できる。
図1ないし図4に示す車両用の電源装置は、ベースプレート19の上にふたつの電池ケース2を定している。電池ケース2は、複数の電池モジュール10を収納している。ふたつの電池ケース2は、離してベースプレート19に固定されて、電池ケース2の間に冷却用の空気吸入隙間8を設けている。空気吸入隙間8は、電池ケース2に収納している電池モジュール10を冷却する空気の通路で、ここを通過する空気は、電池ケース2に供給される。空気吸入隙間8から電池ケース2に供給される空気は、電池モジュール10の表面を流れて電池モジュール10を冷却する。
ベースプレート19は金属プレートで、この上に電池ケース2と電気部品ケース20を固定している。ベースプレート19は、車両のシャーシーに固定されて、電源装置を車両の定位置に固定する。図の電源装置は、電池ケース2と電気部品ケース20とを平面形状においてT字状に配置している。したがって、ベースプレート19はT字状で、ふたつの電池ケース2と電気部品ケース20を上面に固定している。
電池ケース2は、下部の幅を広く、上方に向かって次第に幅が狭くなる形状としている。図の電池ケース2は垂直断面形状をほぼ三角形としており、幅よりも高さを大きくしている。この形状の電池ケース2は、安定して多段に電池モジュール10を収納できる。また、上部を軽くして、車両が振動する状態で、上部が振動する振幅を小さくできる。
図4に示す電池ケース2は、上面を平面状として、ふたつの電池ケース2の間に空気吸入隙間8を設けている。さらに、ふたつの電池ケース2は、空気吸入隙間8の間隔が変動しないように、連結金具23で連結している。連結金具23の連結部分の拡大図を図5に示す。連結金具23は、空気吸入隙間8の両側に配置されて、その両端を電池ケース2に固定している。連結金具23は、空気吸入隙間8の間隔を一定に保持する。とくに、電池ケース2が振動しても、空気吸入隙間8の間隔が変化しないようにする。連結金具23で連結される電池ケース2は、一緒に同じ方向に振動するので、空気吸入隙間8の間隔が変化しなくなる。連結金具23は、十分な強度を有するように、L字状に加工された金属板、あるいは金属ロッドで、両端を電池ケース2の上面に固定している。図の電源装置は、電池ケース2の上面に連結金具23の両端部を固定しているが、電池ケースの両側面に連結金具の両端を固定することもできる。連結金具23はネジ止して電池ケース2に固定される。電池ケース2は、電源装置を軽量化するためにプラスチックで製作される。連結金具23は、プラスチック製の電池ケース2にネジ止して固定される。ただ、電池ケースは金属製とすることもできるので、金属製の電池ケースには、連結金具を溶接して固定することもできる。
電池ケース2は、空気吸入隙間8から内部に空気を送風して、収納している電池1を空気で冷却する。電池ケース2は車外の外気を送風し、あるいは車内の空気を送風して電池1を冷却する。電池ケース2は、空気を吸入する吸入口3と、吸入口3から吸入した空気を外部に排気する排気口4を開口している。車外の外気を電池ケース2に供給する電源装置は、電池ケース2の吸入口3にダクト(図示せず)を連結し、このダクトを介して吸入口3を車外に連結する。この電源装置は、排気口4もダクト(図示せず)を介して車外に連結する。この電池ケース2は、ダクトを介して吸入口3から外気を吸入し、また、吸入した空気を排気口4からダクトを介して車外に排気する。ただし、電源装置は、車内の空気を電池ケース2に送風して電池1を冷却することもできる。この電源装置は、吸入口3と排気口4を車内に開口する。
図4の電源装置は、ふたつの電池ケース2を備える。電池ケース2は、互いに離して配置されて、その外側を外ケース7でカバーしている。電池ケース2は、細長い電池モジュール10を平行に収納できるように、全体の形状を細長い形状としている。細長いふたつの電池ケース2は、縦一列に互いに離して配置されて、その間に空気吸入隙間8を設けている。
外ケース7は、中央部の上面に吸入口3を、両端部に排気口4を設けている。吸入口3は、電池ケース2の間の空気吸入隙間8に連結している。電池ケース2は、空気吸入隙間8に連結して吸入開口(図示せず)を設けている。吸入口3から吸入された空気は、電池ケース2の間に設けている空気吸入隙間8を通過し、吸入開口から各々の電池ケース2に流入される。電池ケース2に流入される空気は、内部に収納している電池1を冷却して外部に排気される。
電池ケース2は、排気側に冷却ファン9を固定している。冷却ファン9は、縦一列に配置しているふたつの電池ケース2の両端部に固定される。冷却ファン9を固定しているふたつの電池ケース2は、その外側を外ケース7でカバーしている。冷却ファン9は、電池ケース2内の空気を吸入して強制的に排気する。車外の外気を電池ケース2に吸入する電源装置は、外気を電気部品ケース20内には送風しないようにする。電気部品ケース20に外気が送風されると、電気部品ケース20の電気部品21が外気に含まれる塵や塩分を含むソルトミストで故障しやすくなるからである。
外気を電池ケース2に装置する電源装置は、冷却ファン9でもって、電池ケース2内の空気を排気して、電気部品ケース20内の空気を強制的に排気しない。この電源装置は、電池ケース2の内圧が電気部品ケース20の内圧よりも低くなって、電池ケース2の空気が電気部品ケース20に流入するのを防止できる。したがって、この電源装置は、電気部品ケース20と電池ケース2との間を、空気の流通を完全に遮断することなく、電気部品ケース20に外気が送風されない。
図の電源装置は、縦一列に配置しているふたつの電池ケース2の両端部に冷却ファン9を固定している。電池ケース2の両端部は、外ケース7の両端部に位置する。外ケース7は両端部に排気口4を開口している。冷却ファン9は外ケース7の両端部に配置されて、排気する空気を排気口4から外部に排気する。この構造の電源装置は、両方の電池ケース2に収納する電池1をバランスよく均一に冷却できる。各々の冷却ファン9が、電池ケース2に空気を強制的に循環させるからである。すなわち、電池ケース2の中央部に設けた吸入口3から両端の排気口4に向かって、電池ケース2の内部に空気を通過させて、収納している電池1を冷却できる。
各々の電池ケース2に電池1を収納する状態を図6と図7に示す。電池1は電池モジュール10の状態で電池ケース2に収納される。電池モジュール10は、複数の電池1を直列に直線状に連結したものである。図の電池モジュール10は、6個の円筒型電池1を直線状に直列に連結している。ただし、電池モジュールは、5個以下の電池を連結したもの、あるいは7個以上の電池を連結したものとすることもできる。
さらに、図の電源装置は、各々の電池ケース2に複数のサブケース11を収納し、このサブケース11に複数の電池モジュール10を収納している。この電池ケース2は、中央部分に長手方向に伸びる冷却ダクト14を設けて、冷却ダクト14の周囲に、複数組のサブケース11を平行に配置して、サブケース11に複数本の電池モジュール10を分割して収納している。
各々のサブケース11は、冷却ダクト14に対向する内側と、反対側に位置する外側とに複数の電池モジュール10を平行に収納している。複数の電池モジュール10は、空気通過隙間13ができるように、サブケース11に収納している。各々のサブケース11は、冷却ダクト14から送風される空気を内側の電池モジュール10の間から外側の電池モジュール10の間に流して電池モジュール10を冷却するようにしている。
図の電池ケース2は、3列のサブケース11を平行に配置して、サブケース11に複数本の電池モジュール10を平行な姿勢で収納している。3組のサブケース11は、冷却ダクト14の両側に2列に配置している下段サブケース11Aと、この下段サブケース11Aの上方に配置している上段サブケース11Bとからなる。
下段サブケース11Aは、内側と外側に上下に離して複数列に電池モジュール10を平行に配置して、冷却ダクト14から送風される空気を内側の電池モジュール10から外側の電池モジュール10に強制送風して、電池モジュール10を冷却するようにしている。図の下段サブケース11Aは、内側に3本、外側に2本に電池モジュール10を配置して、全体で5本の電池モジュール10を収納している。
上段サブケース11Bは、内側である下側と、外側である上側に複数列に電池モジュール10を平行に配置して、冷却ダクト14から送風される空気を下側の電池モジュール10から上側の電池モジュール10に強制送風して、電池モジュール10を冷却するようにしている。図の上段サブケース11Bは、下側に3本、上側に2本の電池モジュール10を配置して、5本の電池モジュール10を収納する。図のサブケース11は、内側に3本、外側に2本の電池モジュール10を収納して、合計5本の電池モジュール10を収納するが、サブケースは、4本以下あるいは6本以上の電池モジュールを収納することもできる。
電池ケース2に収納される3組のサブケース11は、同じ形状で、同じ配列で電池モジュール10を収納している。この電源装置は、同じサブケース11を多数に製作して安価に能率よく多量生産できる特長がある。
サブケース11は、収納する電池モジュール10を冷却するために、空気の透過隙間15を開口している。電池ケース2は、サブケース11との間に空気ダクト16を設けている。空気ダクト16は、冷却ファン9の吸入側に連結される。これらの図に示す電源装置は、冷却空気を電池モジュール10の間に強制送風して電池1を冷却する。
さらに、電源装置は、図9と図10に示すように、電池モジュール10の温度を検出するために、特定の電池モジュール10の表面に温度センサー30を固定している。ただし、図9の電池ケース2は、温度センサー30の配置をわかりやすくするために、サブケースを取り除いた状態を示している。温度センサー30は、冷却ファン9を運転する状態と停止する状態で、最も高温になる電池モジュールと、最も低温の電池モジュールの温度を検出する。とくに、最も高温になる電池モジュールの温度検出が大切である。電池モジュール10は、複数の電池1を直列に直線状に連結しているので、好ましくは、最も高温になる電池と低温の電池の温度を検出する。
したがって、温度センサー30は、冷却ファン9を運転する状態で、最も温度が高くなる電池モジュールの温度を検出する第1の温度センサー30Aと、冷却ファン9の運転を停止する状態で最も温度が高くなる電池モジュール10の温度を検出する第2の温度センサー30Bを備える。さらに、冷却ファン9を運転する状態で、最も温度が低くなる電池モジュール10の温度を検出する第3の温度センサー30Cと、冷却ファン9の運転を停止する状態で、最も温度が低くなる電池モジュール10の温度を検出する第4の温度センサー30Dも備える。最も温度の低い電池モジュール10の温度を検出する第3の温度センサー30Cと第4の温度センサー30Dは、ひとつの温度センサーとすることができる。
図に示すように、電池ケース2の中央に冷却ダクト14を設けて、その周囲に複数のサブケース11を配置する電源装置は、最上部または最下部に配置されるサブケース11の外側に収納される電池モジュール10の温度を検出するように第1の温度センサー30Aを配置し、最下部に配置されるサブケース11の内側で最上部に配置される電池モジュール10の温度を検出するように第2の温度センサー30Bを配置する。さらに、最下部に配置されるサブケース11の内側で最下部に配置している電池モジュール10の温度を検出するように第3の温度センサー30C(第4の温度センサー30D)を配置する。
第1の温度センサー30Aは、冷却ファン9を運転する状態における電池モジュール10の最高温度を検出する。第2の温度センサー30Bは冷却ファン9を停止する状態における電池モジュール10の最高温度を検出する。さらに第3の温度センサー30C(第4の温度センサー30D)は冷却ファン9を運転する状態と停止する状態における電池モジュール10の最低温度を検出する。
さらに、図7と図8に示すように、電池ケース2に3組のサブケース11を配置して、各々のサブケース11に5本の電池モジュール10を収納する電源装置は、図9と図10に示すように、上段サブケース11Bの上側に、または下段サブケース11Aの外側に配置される電池モジュール10の温度を検出するように第1の温度センサー30Aを配置し、下段サブケース11Aの内側で最上部に配置される電池モジュール10の温度を検出するように第2の温度センサー30Bを配置する。さらに、下段サブケース11Aの内側で最下部に配置している電池モジュール10の温度を検出するように第3の温度センサー30C(第4の温度センサー30D)を配置する。
第1の温度センサー30Aと第2の温度センサー30Bは、電池モジュール10の両端の電池1ではなくて、両端の電池1に挟まれる中間の電池1の表面に固定している。中間の電池温度が両端の電池温度よりも高くなるからである。したがって、第1の温度センサー30Aと第2の温度センサー30Bを中間の電池1の表面に固定して、電池モジュール10の最も高温の電池の温度を検出できる。第3の温度センサー30C(第4の温度センサー30D)は、電池モジュール10の端部に配置される電池1の表面に固定している。端部の電池温度が最も低くなるので、ここに第3の温度センサー30C(第4の温度センサー30D)を固定して、電池モジュール10の最も低い温度を検出できる。
電源装置は、第1の温度センサー30Aでもって、冷却ファン9を運転する状態における電池モジュール10の最高温度を検出する。第2の温度センサー30Bでは冷却ファン9を停止する状態における電池モジュール10の最高温度を検出する。さらに第3の温度センサー30C(第4の温度センサー30D)では冷却ファン9を運転する状態と停止する状態における電池モジュール10の最低温度を検出する。
さらに、図9と図10に示す電源装置は、上段サブケース11Bの上側に配置される電池モジュール10と、下段サブケース11Aの外側に配置される電池モジュール10の両方に第1の温度センサー30Aを配置している。この電源装置は、両方の第1の温度センサー30Aでもって、冷却ファン9を運転する状態における電池モジュール10の最高温度を検出する。この電源装置は、ふたつの第1の温度センサー30Aで検出される電池温度のうち、高い方の電池温度を、冷却ファン9を運転する状態における電池モジュール10の最高温度をすることができる。さらに、この電源装置は、ふたつの第1の温度センサー30Aのいずれか一方が故障した場合には、他方の正常な温度センサーで検出される電池温度を電池モジュール10の最高温度とすることができる。ただ、電源装置は、上段サブケースの上側に配置される電池モジュールと、下段サブケースの外側に配置される電池モジュールのいずれか一方にのみ第1の温度センサーを配置して、この温度センサーで冷却ファンを運転する状態における電池モジュールの最高温度を検出することもできる。
さらに、図5、図9及び図10に示す電源装置は、複数の電池ケース2を備えており、この電池ケース2には、内部に左右対称な配列で電池モジュール10と冷却ファン9を配置している。このように電池モジュール10と冷却ファン9を配置する各々の電池ケース2は、内部に収納する電池モジュール10を同じように冷却する。この構造によると、対称位置にある電池モジュール10の温度がほぼ等しくなる。温度センサー30は、各々の電池ケース2に収納している電池モジュール10の対称位置に配置する。この電源装置は、いずれか一方の電池ケース2の温度センサー30が電池温度を検出でない状態になると、他の電池ケース2の対称位置に配置される温度センサー30でもって、電池温度が検出できない電池の温度を検出することができる。以上の電池ケース2は、左右対称に電池モジュール10と冷却ファン9と温度センサー30を配置するが、同じ位置に電池モジュールと冷却ファンと温度センサーを配置して、いずれかの温度センサーが故障するときに、他の電池ケースの同じ位置の温度センサーで電池モジュールの温度を検出することができる。
電源装置は、図11に示すように、第1の温度センサー30Aと第2の温度センサー30Bの信号で、電池1に流す最大の充放電電流を制限する制御回路31を備えている。制御回路31は、電気部品ケース20に収納されて、温度センサー30で検出する電池1の温度で充放電する最大電流を制限する。制御回路31は、電池温度が高くなるにしたがって、最大電流を小さくするように制御する。また、制御回路31は、第1の温度センサー30Aと第2の温度センサー30Bのみでなく、第3の温度センサー30Cと第4の温度センサー30Dで検出される電池1の最低温度で、充放電する最大電流を制限することもできる。この制御回路31は、温度センサー30で検出される電池1の最低温度が、たとえば0℃よりも低下すると、充放電させる最大電流を少なくする。とくに、電池温度が低くなるにしたがって、充放電させる最大電流を少なく制限する。
電気部品ケース20は、電池ケース2の電池1を保護しながら充放電させる電気部品21を収納している。図1ないし図6の電源装置は、電気部品ケース20を電池ケース2の中間に直交する姿勢で連結して、電池ケース2と電気部品ケース20を、平面形状においてT字状に配置している。この電源装置は、電池ケース2の中央部分の上面に吸入口3を開口して、両端部分の上面に排気口4を開口している。
電気部品ケース20は、電池ケース2とは別に製作されたケースで、電池ケース2に循環される空気を流入しない構造としている。電池ケース2と電気部品ケース20はベースプレート19の上面に固定されて、車両に搭載される。図の電源装置は、電気部品ケース20の天板と両側の側板を外ケース7の側面に連結して、電気部品ケース20を外ケース7に連結している。電気部品ケース20は外ケース7よりも低くしている。さらに、電気部品ケース20は、外ケース7から離れる端部をさらに低くして段差のある形状としている。
電気部品ケース20は、高電圧部品21Aと低電圧部品21Bとからなる電気部品21を収納している。高電圧部品21Aは、多数の電池1を直列に接続して高くなっている出力側に接続される部品で、たとえば電流センサー、リレー、ヒューズ、抵抗等である。低電圧部品21Bは、たとえば12Vの電装バッテリーで動作する充放電の制御回路、電池の残容量の演算回路、保護回路等である。図4と図6の電気部品ケース20は、下部に高電圧部品21Aを配置して、上部に低電圧部品21Bを配置している。この電気部品ケース20は、自動車の後部座席の肘掛部に安全に配置できる。それは、上部に低電圧部品21Bを配置しているからである。
さらに、図の電源装置は、外ケース7を後部座席の背もたれの背面に配置して、電気部品ケース20を肘掛部に配置するのに適している。とくに、図に示すように、上に向かって幅が狭くなるように両面を傾斜面とする外ケース7は、背もたれの対面に配置するのに適している。ここに配置される電源装置は、車両の後輪近傍から空気を吸入して、電池ケース2に循環させる。
本発明の一実施例にかかる車両用の電源装置の斜視図である。 図1に示す車両用の電源装置の平面図である。 図2に示す車両用の電源装置のA−A線断面図である。 図1に示す車両用の電源装置の内部構造を示す斜視図である。 図4に示す車両用の電源装置の要部拡大斜視図である。 図3に示す車両用の電源装置の電池ケースの拡大断面図である。 図3に示す車両用の電源装置の電池ケースの分解斜視図である。 電池ケースに収納される電池モジュールと温度センサーの配置の一例を示す斜視図である。 電池ケースに収納される電池モジュールと温度センサーの配置の一例を示す概略構成図である。 本発明の一実施例にかかる車両用の電源装置の回路図である。
符号の説明
1…電池
2…電池ケース
3…吸入口
4…排気口
7…外ケース
8…空気吸入隙間
9…冷却ファン
10…電池モジュール
11…サブケース 11A…下段サブケース
11B…上段サブケース
13…空気通過隙間
14…冷却ダクト
15…透過隙間
16…空気ダクト
19…ベースプレート
20…電気部品ケース
21…電気部品 21A…高電圧部品
21B…低電圧部品
23…連結金具
30…温度センサー 30A…第1の温度センサー
30B…第2の温度センサー
30C…第3の温度センサー
30D…第4の温度センサー
31…制御回路

Claims (5)

  1. ベースプレート(19)の上に、複数の電池モジュール(10)を収納しているふたつの電池ケース(2)を離して配置して、ふたつの電池ケース(2)の間に冷却用の空気吸入隙間(8)を設けており、この空気吸入隙間(8)から電池ケース(2)に空気を供給して電池ケース(2)内の電池モジュール(10)を冷却するようにしてなる車両用の電源装置であって、
    ふたつの電池ケース(2)の間の空気吸入隙間(8)の両側に連結金具(23)を配置し、この連結金具(23)の両端を電池ケース(2)に固定して、連結金具(23)で空気吸入隙間(8)の間隔を一定に保持して、空気吸入隙間(8)に空気を通過させるようにしてなる車両用の電源装置。
  2. ふたつの電池ケース(2)が、左右対称な形状であって、左右対称に電池モジュール(10)を収納している請求項1に記載される車両用の電源装置。
  3. 電池ケース(2)の内部に複数のサブケース(11)を配置して、サブケース(11)に電池モジュール(10)を収納している請求項1に記載される車両用の電源装置。
  4. 電池ケース(2)の中央部分に長手方向に伸びる冷却ダクト(14)を設け、この冷却ダクト(14)の周囲に、複数組のサブケース(11)を平行に配置して、サブケース(11)に複数本の電池モジュール(10)を分割して収納している請求項3に記載される車両用の電源装置。
  5. 電池ケース(2)が幅よりも高く、内部に電池モジュール(10)を多段に収納している請求項1に記載される車両用の電源装置。
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