JPH0781248B2 - 道路防護柵用緩衝ボルト - Google Patents

道路防護柵用緩衝ボルト

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JPH0781248B2
JPH0781248B2 JP3359756A JP35975691A JPH0781248B2 JP H0781248 B2 JPH0781248 B2 JP H0781248B2 JP 3359756 A JP3359756 A JP 3359756A JP 35975691 A JP35975691 A JP 35975691A JP H0781248 B2 JPH0781248 B2 JP H0781248B2
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JP
Japan
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cylinder
resistance
impact
bolt shaft
stages
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JP3359756A
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Inventor
登志男 白石
和雄 亀倉
Original Assignee
株式会社ユニタス
株式会社明道エンジニアリング
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は道路用防護柵を路面に取
付ける機能と衝突時の衝撃を吸収する機能を有する道路
防護柵用衝撃緩衝ボルトに関する。 【0002】 【従来の技術】図1に示すように、道路用防護柵1はそ
の座部2にボルト軸3を挿通して一端のアンカー部4を
路面5に埋付け、他端の雄ねじ部6にナット7を螺合し
て座部2を路面5に締付け防護柵1の取付けを図り、更
に路面5内に空間8を設け、該空間8内に上記ボルト軸
3の中間部のベンド部9を延在し、車輌衝突により防護
柵1に側方衝撃力が加わった場合、上記ベンド部9を屈
曲させることにより上記衝撃を緩衝する構成を採ってい
る。 【0003】 【発明が解決しようとする問題点】然しながら、上記道
路防護柵用緩衝ボルトは衝撃吸収をベンド部9の屈曲に
のみ依存する構成であるため、衝撃緩衝性に劣り、衝撃
の大小に応じた適切な緩衝効果が得がたく、非常に大き
な衝撃の場合にはナット7又はアンカー部4を破損した
り、ベンド部9の破断等を生じて防護柵1を横転させ柵
外の歩行者や、乗員の負傷を招き安全性に欠ける問題点
を有している。 【0004】 【問題点を解決するための手段】本発明は上記の如き問
題点を有効に解決する道路防護柵用衝撃緩衝ボルトを提
供するものであり、その手段として、上記ボルト軸に螺
合するナットと防護柵の取付座部との間にボルト軸のベ
ンド部の屈曲に抗する衝撃吸収用の抵抗体を配する構成
としたものである。 【0005】そして上記抵抗体は上記ボルト軸部に一体
又は別体にて複段構造にして設けると共に、同軸部に筒
体を外挿し、該筒体の筒孔内壁に内部抵抗体を複段構造
にして設け、衝撃により上記ボルト軸部のベンド部が屈
曲する時、その衝撃の大きさに応じて上記外部抵抗体を
筒孔内の内部抵抗体内へ引張り込み、一方又は双方の抵
抗体を段階的に破壊させながら上記衝撃を段階的に吸収
するように構成したものである。 【0006】 【作用】本発明によればボルト軸のベンド部の屈曲によ
り衝撃を吸収しつつ、同時に上記抵抗体にて上記屈曲に
伴うボルト軸に加わる軸線方向の引張り力に対し良好な
衝撃吸収が図れ、又衝撃の大きさに応じた緩衝効果が期
待でき、抵抗体の衝撃吸収作用により非常に大きな衝撃
力に対してもボルトの抜けや破断を招かず、従って防護
柵の転倒を有効に防止し不慮の事故を未然に防止でき
る。 【0007】 【実施例】以下本発明の実施例を図2乃至図5に基いて
説明する。前記のように、1は防護柵を示しており、防
護柵1はその座部2にボルト軸3を挿通して路面5への
取付けが図られる。 【0008】上記ボルト軸3は一端にアンカー部4を、
他端に雄ねじ部6を、中間部にベンド部9を備え、アン
カー部4を路面5中に埋付けると共に、座部2の上面よ
り突出せる雄ねじ部6にナット7を螺合して座部2を路
面5との間に締付け防護柵1の取付けを図ると共に、中
間のバンド部9を空間8内に延在させ、同所において衝
撃吸収作用を惹起するように構成している。 【0009】上記アンカー部4は軸端に図2に示す如き
拡大爪10を設けて喰い付き効果を具備させる他、図4
に示すように軸端にフランジ11を設け、上記喰い付き
効果を増長している。又上記ベンド部9の上端と下端に
括れ部20を設け、曲げを誘起し易い構造とした。 【0010】又実施例においては上記空間8を路面5内
に設けずに、防護柵1の座部2の下面に設け、ボルト軸
の座部2への挿通部において、上記ベンド部9が上記空
間8内に延在される構成としている。従って座部2に予
じめ空間8を形成しておけば、防護柵設置工事に当って
路面5に上記空間を形成することを要しない。 【0011】図2、図3に示すように、上記ボルト軸3
のナット7と防護柵1の座部2との間に衝撃吸収用抵抗
体12を介装する。該抵抗体12は図3に示すように防
護柵に加わる衝撃によりボルト軸3のベンド部9が屈曲
した時、ボルト軸3に与えられる引張力を緩和し衝撃を
吸収する手段となっており、例えばバネ、ゴム等の弾性
体、又は軸線方向の摩擦摺動構造等によって構成され、
その弾性変形作用、摩擦摺動作用によって衝撃を吸収す
る手段である。 【0012】図4、図5は上記抵抗体12の適例とし
て、上記摩擦摺動構造を利用した具体例を示している。
前記のように雄ねじ部6を備えたボルト軸3に軸線方向
に複数段の外部抵抗体13を設けると共に、ボルト軸3
に筒体14を外挿し、該ボルト軸3が挿入された筒体1
4の筒孔15の内壁に軸線方向に複数段の内部抵抗体1
6を設け、上記雄ねじ部6にナット7を螺合して上記筒
体14とナット7間に上記外部抵抗体13を配し、防護
柵1に衝撃が加わると図5に示すように、上記ベンド部
9がX方向に屈曲すると共に、上記外部抵抗体13が筒
体14の筒孔15内へ引張り込まれて、即ち内部抵抗体
16をY方向に強制的に入れ込んで内部抵抗体16又は
外部抵抗体13を衝撃の大きさに応じ段階的に破壊しつ
つ通過し衝撃を段階的に吸収する構成としている。 【0013】更に図4、図5においては上記ボルト軸3
に第1抵抗筒体17を外挿し、該第1抵抗筒体17の外
周面に軸線方向に複数段の上記外部抵抗体13を設ける
と共に、ボルト軸6に第2抵抗筒体14を外挿し、該第
2抵抗筒体14の筒孔15内壁に軸線方向に複数段の上
記内部抵抗体16を設け、上記雄ねじ部6にナット7を
螺合して第2抵抗筒体14とナット7間に上部第1抵抗
筒体17を配し、図5に示すように衝撃による上記ベン
ド部9の屈曲に伴い上記第1抵抗筒体17が第2抵抗筒
体14の筒孔15内へ引張り込まれて内部抵抗体16又
は外部抵抗体13を衝撃の大きさに応じ段階的に破壊し
つつ通過し、衝撃を段階的に吸収する構成を示してい
る。 【0014】図4、図5は外部抵抗体13を筒形にして
ボルト軸3に外挿する構成としたが、同抵抗体13はボ
ルト軸3の座拙と一体に移動するようにたとえばボルト
軸3に一体に固設した構造を採ることができる。 【0015】又図4、図5に示す外部抵抗体13は第1
抵抗筒体17の外周面に環状の外向きリブ18を軸線方
向に複段に設け、段階的に変形する構造としており、又
内部抵抗体16は第2抵抗筒体14の内壁に環状の内向
きリブ19を設け、段階的に変形する構造としている。
上記環状リブ18、19はその他の凹凸又は摩擦面に換
えることができる。 【0016】 【発明の効果】本発明は以上説明したように防護柵に衝
撃力が加わるとボルト軸が屈曲し衝撃を吸収すると同時
に、ボルト軸に加わる引張力に対し衝撃の大きさに応じ
て上記外部抵抗体を筒孔内の内部抵抗体内へ引張り込
み、一方又は双方の抵抗体を段階的に破壊しながら、衝
撃を緩和し吸収することができ、両者が協働して良好な
る衝撃緩衝効果を発揮する。この結果ボルト軸が破断し
て防護柵が横転するのを防止し、人命を安全に保護する
ことができ、防護柵取付用及び衝撃緩衝用ボルトとして
適性を富有させるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来の防護柵用緩衝ボルトを防護柵設置状態を
以って示す断面図である。 【図2】本発明の実施例を示す防護柵用緩衝ボルトを防
護柵設置状態を以って示す断面図である。 【図3】図2においてボルトが屈曲した状態を示す同断
面図である。 【図4】図2、図3における防護柵用緩衝ボルトの一実
施例を一部切欠して示す斜視図である。 【図5】図4においてボルトの屈曲時の抵抗体の作動状
態を示す斜視図である。 【符号の説明】 1 防護柵 3 ボルト軸 4 アンカー部 5 路面 6 雄ねじ部 7 ナット 9 ベンド部 12 抵抗体 13 外部抵抗体 16 内部抵抗体 17 第1抵抗筒体 14 第2抵抗筒体 15 筒孔

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】一端にアンカー部を備え、中間部にベンド
    部を有し、他端に雄ねじ部を備えたボルト軸に軸線方向
    に複数段の外部抵抗体を設けると共に、ボルト軸に筒体
    を外挿し、該ボルト軸が挿入された筒体の筒孔内壁に軸
    線方向に複数段の内部抵抗体を設け、上記雄ねじ部にナ
    ットを螺合して上記筒体とナット間に上記外部抵抗体を
    配し、衝撃による上記ベンド部の屈曲に伴い上記外部抵
    抗体が筒体の筒孔内へ引張り込まれて内部抵抗体又は外
    部抵抗体を衝撃の大きさに応じ段階的に破壊しつつ通過
    し衝撃を段階的に吸収する構成としたことを特徴とする
    道路防護柵用緩衝ボルト。 【請求項2】上記外部抵抗体をボルト軸と一体に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の道路防護柵用緩衝ボル
    ト。 【請求項3】一端にアンカー部を備え、中間部にベンド
    部を有し、他端に雄ねじ部を備えたボルト軸に第1抵抗
    筒体を外挿し、該第1抵抗筒体の外周面に軸線方向に複
    数段の外部抵抗体を設けると共に、ボルト軸に第2抵抗
    筒体を外挿し、該第2抵抗筒体の筒孔内壁に軸線方向に
    複数段の内部抵抗体を設け、上記雄ねじ部にナットを螺
    合して第2抵抗筒体とナット間に第1抵抗筒体を配し、
    衝撃による上記ベンド部の屈曲に伴い上記第1抵抗筒体
    が第2抵抗筒体の筒孔内へ引張り込まれて内部抵抗体又
    は外部抵抗体を衝撃の大きさに応じ段階的に破壊しつつ
    通過し、衝撃を段階的に吸収する構成としたことを特徴
    とする道路防護柵用緩衝ボルト。 【請求項2】一端にアンカー部を備え、中間部にベンド
    部を有し、他端に雄ねじ部を備えたボルト軸に軸線方向
    に複数段の外部抵抗体を設けると共に、ボルト軸に筒体
    を外挿し、該ボルト軸が挿入された筒体の筒孔内壁に軸
    線方向に複数段の内部抵抗体を設け、上記雄ねじ部にナ
    ットを螺合して上記筒体とナット間に上記外部抵抗体を
    配し、衝撃による上記ベンド部の屈曲に伴い上記外部抵
    抗体が筒体の筒孔内へ引張り込まれて内部抵抗体又は外
    部抵抗体を衝撃の大きさに応じ段階的に破壊しつつ通過
    し衝撃を段階的に吸収する構成としたことを特徴とする
    道路防護柵用緩衝ボルト。 【請求項3】上記外部抵抗体をボルト軸と一体に設けた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の道路防護柵用緩
    衝ボルト。 【請求項4】一端にアンカー部を備え、中間部にベンド
    部を有し、他端に雄ねじ部を備えたボルト軸に第1抵抗
    筒体を外挿し、該第1抵抗筒体の外周面に軸線方向に複
    数段の外部抵抗体を設けると共に、ボルト軸に第2抵抗
    筒体を外挿し、該第2抵抗筒体の筒孔内壁に軸線方向に
    複数段の内部抵抗体を設け、上記雄ねじ部にナットを螺
    合して第2抵抗筒体とナット間に第1抵抗筒体を配し、
    衝撃による上記ベンド部の屈曲に伴い上記第1抵抗筒体
    が第2抵抗筒体の筒孔内へ引張り込まれて内部抵抗体又
    は外部抵抗体を衝撃の大きさに応じ段階的に破壊しつつ
    通過し、衝撃を段階的に吸収する構成としたことを特徴
    とする道路防護柵用緩衝ボルト。
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JPH05179622A JPH05179622A (ja) 1993-07-20
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IT202100018083A1 (it) * 2021-07-09 2023-01-09 Santoro Concetta Cassero a perdere per materiale cementizio per il ripristino di sedi per dispositivi di ancoraggio per barriere stradali

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