JPH0780672A - レーザ切断方法および装置 - Google Patents

レーザ切断方法および装置

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JPH0780672A
JPH0780672A JP5226144A JP22614493A JPH0780672A JP H0780672 A JPH0780672 A JP H0780672A JP 5226144 A JP5226144 A JP 5226144A JP 22614493 A JP22614493 A JP 22614493A JP H0780672 A JPH0780672 A JP H0780672A
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裕之 松村
Takeshi Yamada
猛 山田
Masayuki Inuzuka
雅之 犬塚
Hiroshi Hase
浩志 長谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ切断装置において、簡便な構成で、切
断可能なワークの板厚を厚くする。 【構成】 レーザ光を集光してワーク12に照射する集
光レンズ8を、ワーク12の表面12aまでの距離に対
応した焦点距離f1を有する集光部分8aと、裏面12
bまでの距離に対応した焦点距離f2を有する集光部分
8bとの2段構成にする。こうして、表面12aを速や
かに溶融させて切断速度を向上し、かつ裏面12bにお
けるドロスの温度を高めて切断面を美しく仕上げること
を可能とするとともに、このように複数段の焦点距離を
実現するにあたって、加工ヘッド3を変位する必要をな
くし、構成を簡略化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厚肉の金属材料の切断
に好適に実施されるレーザ切断方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】レーザ光を用いたワークの切断は、その
切断速度が速いなどの利点を有しており、したがって広
く普及しつつある。典型的な従来技術の切断装置では、
レーザ発振器から出力されたレーザ光を、凸レンズや凹
面鏡などの集光手段によって集光し、該集光手段の焦点
付近に配置されたワークに照射するように構成されてい
る。
【0003】前記集光手段の焦点は、ワークの表面付近
となるように選ばれており、これによって該表面のエネ
ルギ密度を高め、アシストガスによる除去効果と相まっ
て、ワークが該表面から裏面側に速やかに溶融してゆく
ことができる。なお、ワークが鉄系の材料であるときに
は、レーザ光と同軸またはレーザ光の側方から、酸素ガ
スなどで実現されるアシストガスを供給し、前記レーザ
光による発熱を予熱源として、鉄の酸化反応熱を利用し
て切断が行われる。
【0004】しかしながらこのような従来技術では、凸
レンズや凹面鏡などの集光手段の冷却などの観点から、
使用できるレーザ発振器のパワーは、たとえば3Kw程
度であり、このため切断可能なワークの厚さは、鉄系材
料では25mm程度が限界であり、またこの鉄系材料の
ような酸化反応熱を利用できない材料については10m
m程度が限界となる。
【0005】このような不具合を解決するための基礎と
なる第2の従来技術が特開昭57−181786に開示
されており、またこの考え方を利用した第3の従来技術
が特開平4−284993で開示されている。前記第2
の従来技術は、ワークへの孔明け加工時と、該ワークの
切断加工時とで、レーザ光の焦点位置を切換えるように
するものであり、たとえば焦点位置をワークの表面か
ら、孔明け加工時には板厚のほぼ2/3の位置となるよ
うに、また切断加工時には板厚の1/3となるように選
ぶことを示している。
【0006】この第2の従来技術の考え方を用いて前記
第3の従来技術では、前記集光手段を備える加工ヘッド
をワークに対して近接・離反変位可能とし、孔明け加工
時に、レーザ光の照射によるワークの表面から裏面への
溶融速度に合わせて、集光レンズをワークに近接変位さ
せてゆくことが示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の第3の従来技術
では、ワークの板厚方向に連続してレーザ光の焦点を形
成することができるので、孔明け加工時間を短縮するこ
とができるとともに、加工可能な板厚を厚くすることが
できる。
【0008】しかしながら、集光レンズを変位駆動する
ための構成が必要となり、装置が大型化してコスト高と
なる。また、孔明け加工時にはその効果を発揮すること
ができるが、切断加工時には効果を利用することが困難
である。
【0009】本発明の目的は、簡便な構造で、切断可能
なワークの板厚を厚くすることができるレーザ切断方法
および装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザ発振器
から出力されたレーザ光を、相互に異なる複数段の集光
点を有する集光手段で集光してワークに照射することを
特徴とするレーザ切断方法である。
【0011】また本発明は、レーザ発振器から出力され
たレーザ光を集光してワークに照射するレーザ切断装置
において、相互に異なる複数段の集光点を有する集光手
段を設けることを特徴とするレーザ切断装置である。
【0012】さらにまた本発明の前記集光手段は、前記
集光点に応じて分割された前記複数段の集光部分から成
り、少なくともいずれか1つの集光部分を残余の集光部
分に対して、レーザ光の光軸方向に相対的に変位可能と
することを特徴とする。
【0013】また本発明の前記集光点は、少なくとも前
記ワークの表面付近と裏面付近とに焦点を有するように
選ばれることを特徴とする。
【0014】さらにまた本発明は、前記焦点におけるレ
ーザ光のビーム形状が、前記表面付近では真円に近く、
前記裏面付近では切断方向あるいはそれに対して垂直方
向に長くなる楕円となるように、前記集光手段を形成す
ることを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明に従えば、凸レンズや凹面鏡などで実現
され、レーザ発振器から出力されたレーザ光を集光して
ワークに照射するための集光手段を、相互に異なる複数
段の集光点を有するように形成し、ワークに対して、同
時に前記複数段の焦点距離でレーザ光を照射する。
【0016】こうして、ワークの表面から裏面に亘って
エネルギ密度の大きなばらつきをなくすことができ、ド
ロスの温度を高めて切断可能な板厚を厚くすることがで
きる。またこのように複数段の集光点を形成するにあた
って、集光手段を備える加工ヘッドをワークに対して近
接・離反変位するような変位機構は不要となり、簡便な
構造で実現することができる。
【0017】また好ましくは、前記集光手段を、前記集
光点に応じて分割された複数段の集光部分によって構成
し、少なくともいずれか1つの集光部分を残余の集光部
分に対して、レーザ光の光軸方向に相対的に変位可能、
すなわちワークに対して近接・離反変移可能とする。こ
れによって、たとえばワークの表面までの焦点距離を一
定とし、ワークの厚さに対応して裏面までの焦点距離を
変化するなどのワークの厚さの変更に対して、集光手段
の取換えの必要をなくすことができる。
【0018】さらに好ましくは、前記集光手段を、少な
くともワークの表面付近と裏面付近とに焦点を有するよ
うに選ぶことによって、切断のきっかけとなるワークの
表面付近の温度を上げて切断する速度を向上することが
できるとともに、ワークの裏面付近の温度を向上させて
ドロスの付着を防止し、切断面を美しく仕上げることも
可能となる。
【0019】また好ましくは、レーザ光のビーム形状
を、ワークの表面付近では真円に近く、また裏面付近で
は切断方向あるいはそれに対して垂直方向に長くなる楕
円とすることによって、さらに切断速度を向上し、また
切断面を美しく仕上げることができる。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のレーザ切断装置
1の断面図である。このレーザ切断装置1は、大略的
に、レーザ発振器2と、加工ヘッド3とを備えて構成さ
れている。加工ヘッド3へは、レーザ発振器2から出力
されたレーザ光が、導波路4を介して入力される。加工
ヘッド3は、筒状のケーシング5を有し、前記レーザ発
振器2からのレーザ光が入射される入射口6から出射口
7側になるにつれてノズル状に絞り込まれて形成され
る。このケーシング5内には、凸状の集光レンズ8が設
けられている。
【0021】前記集光レンズ8によって規定されたケー
シング5内の空間9には、管路10を介して、ガス供給
源11から高圧のアシストガスが供給される。前記アシ
ストガスには、ワーク12が鉄系の材料から成るときに
は酸素ガスが用いられ、これによってレーザ光の照射熱
と、鉄の酸化反応熱とを利用して、前記鉄系以外の材料
よりも板厚tの厚いワークを切断することができる。
【0022】前記集光レンズ8は、相互に異なる2つの
曲率ρ1,ρ2を有する集光部分8a,8bが、相互に
同心となるように一体成形されて構成されており、大き
い曲率ρ1の集光部分8aの外周縁部に、小さい曲率ρ
2の集光部分8bが配置されている。したがって、前記
入射口6から入射された、たとえば20mmのビーム径
を有するレーザ光は、前記集光レンズ8によって、たと
えば0.3〜0.4mm程度のビーム径に絞り込まれ、
その焦点距離は、前記集光部分8aで参照符f1で示さ
れるようにたとえば190mmであり、集光部分8bで
参照符f2で示される230mmである。この焦点距離
f1,f2に対応して、ワーク12は、その表面12a
が前記焦点距離f1の位置となるように、基台13上に
載置される。
【0023】なお、集光レンズ8は、ワーク12の板厚
tに対応して前記焦点距離f1,f2が選択され、たと
えばt=40mmであるときには、上述のようにf1=
190mm、f2=210〜240mmとなる集光レン
ズが選ばれる。したがって、前記ワーク12の表面12
aと裏面12bとに、それぞれ集光部分8a,8bで、
集光されたレーザ光が合焦するので、表面12aから速
やかにワーク12を溶解させ、かつ裏面12bでのドロ
スの温度を高めて切断面を清浄に保ち、切断品質を向上
することができる。なお、大きい曲率ρ1を外周縁部
に、小さい曲率ρ2を内周部に配置した集光レンズでも
同様の効果が得られる。
【0024】図2は本発明の他の実施例のレーザ切断装
置21の断面図であり、この実施例は前述の実施例に類
似し、対応する部分には同一の参照符を付す。このレー
ザ切断装置21では、集光手段として、前記集光レンズ
8に代えて、凹面鏡28が用いられる。このため加工ヘ
ッド23のケーシング25は、大略的に、筒体が略L字
状に屈曲されて形成されており、その屈曲部付近に前記
凹面鏡28が配置される。また、この凹面鏡28よりも
ワーク12側には透過素子29が設けられており、この
透過素子29によって規定されたケーシング25内の空
間9を介して、前記ガス供給源11からのアシストガス
がレーザ光と同軸でワーク12に噴射される。
【0025】前記凹面鏡28は、前記集光レンズ8と同
様に、大きい曲率ρ1を有する集光部分28aの外周縁
部に、小さい曲率ρ2を有する集光部分28bが一体成
形されて構成されている。これによってもまた、ワーク
12の表面12aと裏面12bとにレーザ光を合焦する
ことができる。
【0026】図3は本発明のさらに他の実施例の集光レ
ンズ38の断面図であり、前述の実施例に対応する部分
には同一の参照符を付す。この実施例の集光レンズ38
は、2枚の集光部分38a,38bによって構成されて
いる。集光部分38aは、全面に亘って前記大きい曲率
ρ1を有する凸レンズであり、集光部分38bは、前記
集光部分38aよりもレーザ発振器2側に設けられて、
前記集光部分38aを介するレーザ光のうち、その外周
縁部のレーザ光のみに介在されるリング状に形成された
凹レンズである。
【0027】したがって、前記集光部分38aの中央部
を介するレーザ光は、焦点距離f1の位置に合焦し、こ
れに対して集光レンズ38bを透過した後、集光部分3
8aを透過する該集光部分38aの外周縁部のレーザ光
は、焦点距離f2の位置に合焦する。このように2つの
焦点距離f1,f2を2枚の集光部分38a,38bの
組合わせで実現することによって、集光部分38a,3
8b間の間隔Lを相互に変化することによって、ワーク
12の板厚tに対応して焦点距離f1,f2を容易に調
整可能として、該集光レンズ38を交換する必要をなく
すことができる。
【0028】なお、前記集光部分38bは、上述のよう
に中央部が中空のリング状に形成されるのではなく、中
央部が外周縁部に連なる平板状としてもよく、これによ
って回折などの影響を低減することができる。
【0029】図4は本発明の他の実施例の集光レンズ4
8の断面図であり、この実施例は前述の図3で示される
実施例に類似し、対応する部分には同一の参照符を付
す。この集光レンズ48は、凸レンズである2枚の集光
部分48a,48bが組合わせられて構成される。
【0030】ワーク12側に配置される集光部分48a
は、前記曲率ρ2、すなわち焦点距離f2を有し、これ
に対してレーザ発振器2側の集光部分48bは、前記集
光部分48aの中央部を介するレーザ光の焦点距離を前
記焦点距離f1とするように介在される凸レンズであ
る。このようにしてもまた、集光部分48a,48bの
間隔Lを変化することによって、ワーク12の板厚tに
対応することができる。
【0031】このように本発明の各実施例では、集光レ
ンズ8,38,48および凹面鏡28が複数段の焦点距
離f1,f2を有するように形成されるので、ワーク1
2の板厚方向に対して局所的にエネルギが集中すること
なく、たとえば表面12aと裏面12bとに、ともにレ
ーザ光を合焦させることができ、表面12aからは速や
かにワーク12を溶融させて切断速度を向上し、また裏
面12b付近でのドロスの温度を高めて、ワーク12の
板厚tが厚くても、美しい切断面で切断することができ
る。
【0032】また、このように複数段の焦点距離f1,
f2を得るために加工ヘッド3,23を変位駆動する必
要がなく、したがって簡便な構成で実現することができ
る。さらにまた、図3および図4の集光レンズ38,4
8で示されるように、複数枚の集光部分38a,38
b;48a,48bから構成し、それらを相互に変位可
能とすることによって、ワーク12の板厚tの変化に容
易に対応することが可能となる。
【0033】なお、上述の各実施例では、集光レンズ
8,38,48および凹面鏡28の焦点距離は、f1,
f2の2つであったけれども、本発明の他の実施例とし
て3つ以上に構成されてもよい。
【0034】また、レーザ光のビーム形状をワーク12
の表面12a側と裏面12b側とで相互に異なるように
してもよく、たとえば図5で示されるように、表面12
a側を真円に近く、裏面12b側を矢符59で示される
切断方向に長くなるように、あるいは図示しないが切断
方向に対して垂直方向に長くなるように形成することに
よって、表面12a側では予熱効果を確保し、裏面12
b側ではドロスの温度を充分に高めることが可能とな
る。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、レーザ光
を複数段の集光点を有する集光手段で集光してワークに
照射するので、ワークの板厚方向に対して同時に前記複
数段だけ焦点を形成することができ、該ワークの板厚方
向に対して局所的にエネルギーが集中することなく、こ
れによって切断可能なワークの厚さを厚くすることがで
きる。また、上述のような複数段の焦点を得るにあたっ
て、集光手段を備える加工ヘッドを変位可能な構成とす
る必要はなく、構成を簡略化することができる。
【0036】また好ましくは、前記集光手段を前記集光
点に応じて分割された複数段の集光部分によって構成
し、少なくともいずれか1つの集光部分を、残余の集光
部分に対して、レーザ光の光軸方向に相対的に変位可
能、すなわちワークに対して近接・離反変移可能とす
る。これによって、たとえばワークの表面までの焦点距
離を一定とし、ワークの厚さに対応して裏面までの焦点
距離を変化するなどのワークの厚さの変更に対して、集
光手段全体を取換える必要をなくすことができる。
【0037】さらにまた好ましくは、前記集光点を、少
なくともワークの表面付近と裏面付近とに焦点を有する
ように選ぶことによって、切断のきっかけとなるワーク
の表面付近の温度を上げて切断速度を向上することがで
きるとともに、ワークの裏面付近の温度を向上させてド
ロスの付着を防止し、切断面を美しく仕上げることも可
能となる。
【0038】また好ましくは、レーザ光のビーム形状
を、ワークの表面付近における焦点では真円に近く、ま
た裏面付近では切断方向あるいはそれに対して垂直方向
に長くなる楕円とすることによって、さらに切断速度を
向上し、また切断面を美しく仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレーザ切断装置1の断面図
である。
【図2】本発明の他の実施例のレーザ切断装置21の断
面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例の集光レンズ38の
断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の集光レンズ48の断面図
である。
【図5】本発明のさらに他の実施例のビーム形状を説明
するための斜視図である。
【符号の説明】
1,21 レーザ切断装置 2 レーザ発振器 3,23 加工ヘッド 8,38,48 集光レンズ 11 ガス供給源 12 ワーク 28 凹面鏡 29 透過素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 犬塚 雅之 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 長谷 浩志 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器から出力されたレーザ光
    を、相互に異なる複数段の集光点を有する集光手段で集
    光してワークに照射することを特徴とするレーザ切断方
    法。
  2. 【請求項2】 前記集光手段は、前記集光点に応じて分
    割された前記複数段の集光部分から成り、少なくともい
    ずれか1つの集光部分を残余の集光部分に対して、レー
    ザ光の光軸方向に相対的に変位可能とすることを特徴と
    する請求項1記載のレーザ切断方法。
  3. 【請求項3】 前記集光手段は、少なくとも前記ワーク
    の表面付近と裏面付近とに焦点を有するように選ばれる
    ことを特徴とする請求項1または2記載のレーザ切断方
    法。
  4. 【請求項4】 前記集光点におけるレーザ光のビーム形
    状が、前記表面付近では真円に近く、前記裏面付近では
    切断方向あるいはそれに対して垂直方向に長くなる楕円
    となるように、前記集光手段を形成することを特徴とす
    る請求項3記載のレーザ切断方法。
  5. 【請求項5】 レーザ発振器から出力されたレーザ光を
    集光してワークに照射するレーザ切断装置において、 相互に異なる複数段の集光点を有する集光手段を設ける
    ことを特徴とするレーザ切断装置。
  6. 【請求項6】 前記集光手段は、前記集光点に応じて分
    割された前記複数段の集光部分から成り、少なくともい
    ずれか1つの集光部分を残余の集光部分に対して、レー
    ザ光の光軸方向に相対的に変位可能とすることを特徴と
    する請求項5記載のレーザ切断装置。
  7. 【請求項7】 前記集光点は、少なくとも前記ワークの
    表面付近と裏面付近とに焦点を有するように選ばれるこ
    とを特徴とする請求項5または6記載のレーザ切断装
    置。
  8. 【請求項8】 前記焦点におけるレーザ光のビーム形状
    が、前記表面付近では真円に近く、前記裏面付近では切
    断方向あるいはそれに対して垂直方向に長くなる楕円と
    なるように、前記集光手段を形成することを特徴とする
    請求項7記載のレーザ切断装置。
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