JP2664625B2 - レーザ切断方法および装置 - Google Patents

レーザ切断方法および装置

Info

Publication number
JP2664625B2
JP2664625B2 JP5226144A JP22614493A JP2664625B2 JP 2664625 B2 JP2664625 B2 JP 2664625B2 JP 5226144 A JP5226144 A JP 5226144A JP 22614493 A JP22614493 A JP 22614493A JP 2664625 B2 JP2664625 B2 JP 2664625B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
converging
work
light
laser beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5226144A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0780672A (ja
Inventor
裕之 松村
猛 山田
雅之 犬塚
浩志 長谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP5226144A priority Critical patent/JP2664625B2/ja
Publication of JPH0780672A publication Critical patent/JPH0780672A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2664625B2 publication Critical patent/JP2664625B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厚肉の金属材料の切断
に好適に実施されるレーザ切断方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】レーザ光を用いたワークの切断は、その
切断速度が速いなどの利点を有しており、したがって広
く普及しつつある。典型的な従来技術の切断装置では、
レーザ発振器から出力されたレーザ光を、凸レンズや凹
面鏡などの集光手段によって集光し、該集光手段の焦点
付近に配置されたワークに照射するように構成されてい
る。
【0003】前記集光手段の焦点は、ワークの表面付近
となるように選ばれており、これによって該表面のエネ
ルギ密度を高め、アシストガスによる除去効果と相まっ
て、ワークが該表面から裏面側に速やかに溶融してゆく
ことができる。なお、ワークが鉄系の材料であるときに
は、レーザ光と同軸またはレーザ光の側方から、酸素ガ
スなどで実現されるアシストガスを供給し、前記レーザ
光による発熱を予熱源として、鉄の酸化反応熱を利用し
て切断が行われる。
【0004】しかしながらこのような従来技術では、凸
レンズや凹面鏡などの集光手段の冷却などの観点から、
使用できるレーザ発振器のパワーは、たとえば3Kw程
度であり、このため切断可能なワークの厚さは、鉄系材
料では25mm程度が限界であり、またこの鉄系材料の
ような酸化反応熱を利用できない材料については10m
m程度が限界となる。
【0005】このような不具合を解決するための基礎と
なる第2の従来技術が特開昭57−181786に開示
されており、またこの考え方を利用した第3の従来技術
が特開平4−284993で開示されている。前記第2
の従来技術は、ワークへの孔明け加工時と、該ワークの
切断加工時とで、レーザ光の焦点位置を切換えるように
するものであり、たとえば焦点位置をワークの表面か
ら、孔明け加工時には板厚のほぼ2/3の位置となるよ
うに、また切断加工時には板厚の1/3となるように選
ぶことを示している。
【0006】この第2の従来技術の考え方を用いて前記
第3の従来技術では、前記集光手段を備える加工ヘッド
をワークに対して近接・離反変位可能とし、孔明け加工
時に、レーザ光の照射によるワークの表面から裏面への
溶融速度に合わせて、集光レンズをワークに近接変位さ
せてゆくことが示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の第3の従来技術
では、ワークの板厚方向に連続してレーザ光の焦点を形
成することができるので、孔明け加工時間を短縮するこ
とができるとともに、加工可能な板厚を厚くすることが
できる。
【0008】しかしながら、集光レンズを変位駆動する
ための構成が必要となり、装置が大型化してコスト高と
なる。また、孔明け加工時にはその効果を発揮すること
ができるが、切断加工時には効果を利用することが困難
である。
【0009】本発明の目的は、簡便な構造で、切断可能
なワークの板厚を厚くすることができるレーザ切断方法
および装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザ発振器
から出力されたレーザ光を、相互に異なる複数段の集光
点を有する集光手段で集光してワークに照射し、前記集
光手段は、前記集光点に応じて分割された前記複数段の
集光部分から成り、少なくともいずれか1つの集光部分
を残余の集光部分に対して、レーザ光の光軸方向に相対
的に変位可能とすることを特徴し、前記集光手段は、少
なくとも前記ワークの表面付近と裏面付近とに焦点を有
するように選ばれ、前記集光点におけるレーザ光のビー
ム形状が、前記表面付近では真円に近く、前記裏面付近
では切断方向あるいはそれに対して垂直方向に長くなる
楕円となるように、前記集光手段を形成することを特徴
とするレーザ切断方法である。
【0011】また本発明は、レーザ発振器から出力され
たレーザ光を、相互に異なる複数段の集光点を有する集
光手段で集光してワークに照射し、前記集光手段は、少
なくとも前記ワークの表面付近と裏面付近とに焦点を有
するように選ばれ、前記集光点におけるレーザ光のビー
ム形状が、前記表面付近では真円に近く、前記裏面付近
では切断方向あるいはそれに対して垂直方向に長くなる
楕円となるように、前記集光手段を形成することを特徴
とするレーザ切断方法である。
【0012】また本発明は、レーザ発振器から出力され
たレーザ光を集光してワークに照射するレーザ切断装置
において、相互に異なる複数段の集光点を有する集光手
段を設け、前記集光手段は、前記集光点に応じて分割さ
れた前記複数段の集光部分から成り、少なくともいずれ
か1つの集光部分を残余の集光部分に対して、レーザ光
の光軸方向に相対的に変位可能とし、前記集光点は、少
なくとも前記ワークの表面付近と裏面付近とに焦点を有
するように選ばれ、前記焦点におけるレーザ光のビーム
形状が、前記表面付近では真円に近く、前記裏面付近で
は切断方向あるいはそれに対して垂直方向に長くなる楕
円となるように、前記集光手段を形成することを特徴と
するレーザ切断装置である。
【0013】また本発明は、レーザ発振器から出力され
たレーザ光を集光してワークに照射するレーザ切断装置
において、相互に異なる複数段の集光点を有する集光手
段を設け、前記集光点は、少なくとも前記ワークの表面
付近と裏面付近とに焦点を有するように選ばれ、前記焦
点におけるレーザ光のビーム形状が、前記表面付近では
真円に近く、前記裏面付近では切断方向あるいはそれに
対して垂直方向に長くなる楕円となるように、前記集光
手段を形成することを特徴とするレーザ切断装置であ
る。
【0014】
【0015】
【作用】本発明に従えば、凸レンズや凹面鏡などで実現
され、レーザ発振器から出力されたレーザ光を集光して
ワークに照射するための集光手段を、相互に異なる複数
段の集光点を有するように形成し、ワークに対して、同
時に前記複数段の焦点距離でレーザ光を照射する。
【0016】こうして、ワークの表面から裏面に亘って
エネルギ密度の大きなばらつきをなくすことができ、ド
ロスの温度を高めて切断可能な板厚を厚くすることがで
きる。またこのように複数段の集光点を形成するにあた
って、集光手段を備える加工ヘッドをワークに対して近
接・離反変位するような変位機構は不要となり、簡便な
構造で実現することができる。
【0017】前記集光手段を、前記集光点に応じて分割
された複数段の集光部分によって構成し、少なくともい
ずれか1つの集光部分を残余の集光部分に対して、レー
ザ光の光軸方向に相対的に変位可能、すなわちワークに
対して近接・離反変移可能とする。これによって、たと
えばワークの表面までの焦点距離を一定とし、ワークの
厚さに対応して裏面までの焦点距離を変化するなどのワ
ークの厚さの変更に対して、集光手段の取換えの必要を
なくすことができる。
【0018】前記集光手段を、少なくともワークの表面
付近と裏面付近とに焦点を有するように選ぶことによっ
て、切断のきっかけとなるワークの表面付近の温度を上
げて切断する速度を向上することができるとともに、ワ
ークの裏面付近の温度を向上させてドロスの付着を防止
し、切断面を美しく仕上げることも可能となる。
【0019】レーザ光のビーム形状を、ワークの表面付
近では真円に近く、また裏面付近では切断方向あるいは
それに対して垂直方向に長くなる楕円とすることによっ
て、さらに切断速度を向上し、また切断面を美しく仕上
げることができる。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のレーザ切断装置
1の断面図である。このレーザ切断装置1は、大略的
に、レーザ発振器2と、加工ヘッド3とを備えて構成さ
れている。加工ヘッド3へは、レーザ発振器2から出力
されたレーザ光が、導波路4を介して入力される。加工
ヘッド3は、筒状のケーシング5を有し、前記レーザ発
振器2からのレーザ光が入射される入射口6から出射口
7側になるにつれてノズル状に絞り込まれて形成され
る。このケーシング5内には、凸状の集光レンズ8が設
けられている。
【0021】前記集光レンズ8によって規定されたケー
シング5内の空間9には、管路10を介して、ガス供給
源11から高圧のアシストガスが供給される。前記アシ
ストガスには、ワーク12が鉄系の材料から成るときに
は酸素ガスが用いられ、これによってレーザ光の照射熱
と、鉄の酸化反応熱とを利用して、前記鉄系以外の材料
よりも板厚tの厚いワークを切断することができる。
【0022】前記集光レンズ8は、相互に異なる2つの
曲率ρ1,ρ2を有する集光部分8a,8bが、相互に
同心となるように一体成形されて構成されており、大き
い曲率ρ1の集光部分8aの外周縁部に、小さい曲率ρ
2の集光部分8bが配置されている。したがって、前記
入射口6から入射された、たとえば20mmのビーム径
を有するレーザ光は、前記集光レンズ8によって、たと
えば0.3〜0.4mm程度のビーム径に絞り込まれ、
その焦点距離は、前記集光部分8aで参照符f1で示さ
れるようにたとえば190mmであり、集光部分8bで
参照符f2で示される230mmである。この焦点距離
f1,f2に対応して、ワーク12は、その表面12a
が前記焦点距離f1の位置となるように、基台13上に
載置される。
【0023】なお、集光レンズ8は、ワーク12の板厚
tに対応して前記焦点距離f1,f2が選択され、たと
えばt=40mmであるときには、上述のようにf1=
190mm、f2=210〜240mmとなる集光レン
ズが選ばれる。したがって、前記ワーク12の表面12
aと裏面12bとに、それぞれ集光部分8a,8bで、
集光されたレーザ光が合焦するので、表面12aから速
やかにワーク12を溶解させ、かつ裏面12bでのドロ
スの温度を高めて切断面を清浄に保ち、切断品質を向上
することができる。なお、大きい曲率ρ1を外周縁部
に、小さい曲率ρ2を内周部に配置した集光レンズでも
同様の効果が得られる。
【0024】図2は本発明の他の実施例のレーザ切断装
置21の断面図であり、この実施例は前述の実施例に類
似し、対応する部分には同一の参照符を付す。このレー
ザ切断装置21では、集光手段として、前記集光レンズ
8に代えて、凹面鏡28が用いられる。このため加工ヘ
ッド23のケーシング25は、大略的に、筒体が略L字
状に屈曲されて形成されており、その屈曲部付近に前記
凹面鏡28が配置される。また、この凹面鏡28よりも
ワーク12側には透過素子29が設けられており、この
透過素子29によって規定されたケーシング25内の空
間9を介して、前記ガス供給源11からのアシストガス
がレーザ光と同軸でワーク12に噴射される。
【0025】前記凹面鏡28は、前記集光レンズ8と同
様に、大きい曲率ρ1を有する集光部分28aの外周縁
部に、小さい曲率ρ2を有する集光部分28bが一体成
形されて構成されている。これによってもまた、ワーク
12の表面12aと裏面12bとにレーザ光を合焦する
ことができる。
【0026】図3は本発明のさらに他の実施例の集光レ
ンズ38の断面図であり、前述の実施例に対応する部分
には同一の参照符を付す。この実施例の集光レンズ38
は、2枚の集光部分38a,38bによって構成されて
いる。集光部分38aは、全面に亘って前記大きい曲率
ρ1を有する凸レンズであり、集光部分38bは、前記
集光部分38aよりもレーザ発振器2側に設けられて、
前記集光部分38aを介するレーザ光のうち、その外周
縁部のレーザ光のみに介在されるリング状に形成された
凹レンズである。
【0027】したがって、前記集光部分38aの中央部
を介するレーザ光は、焦点距離f1の位置に合焦し、こ
れに対して集光レンズ38bを透過した後、集光部分3
8aを透過する該集光部分38aの外周縁部のレーザ光
は、焦点距離f2の位置に合焦する。このように2つの
焦点距離f1,f2を2枚の集光部分38a,38bの
組合わせで実現することによって、集光部分38a,3
8b間の間隔Lを相互に変化することによって、ワーク
12の板厚tに対応して焦点距離f1,f2を容易に調
整可能として、該集光レンズ38を交換する必要をなく
すことができる。
【0028】なお、前記集光部分38bは、上述のよう
に中央部が中空のリング状に形成されるのではなく、中
央部が外周縁部に連なる平板状としてもよく、これによ
って回折などの影響を低減することができる。
【0029】図4は本発明の他の実施例の集光レンズ4
8の断面図であり、この実施例は前述の図3で示される
実施例に類似し、対応する部分には同一の参照符を付
す。この集光レンズ48は、凸レンズである2枚の集光
部分48a,48bが組合わせられて構成される。
【0030】ワーク12側に配置される集光部分48a
は、前記曲率ρ2、すなわち焦点距離f2を有し、これ
に対してレーザ発振器2側の集光部分48bは、前記集
光部分48aの中央部を介するレーザ光の焦点距離を前
記焦点距離f1とするように介在される凸レンズであ
る。このようにしてもまた、集光部分48a,48bの
間隔Lを変化することによって、ワーク12の板厚tに
対応することができる。
【0031】このように本発明の各実施例では、集光レ
ンズ8,38,48および凹面鏡28が複数段の焦点距
離f1,f2を有するように形成されるので、ワーク1
2の板厚方向に対して局所的にエネルギが集中すること
なく、たとえば表面12aと裏面12bとに、ともにレ
ーザ光を合焦させることができ、表面12aからは速や
かにワーク12を溶融させて切断速度を向上し、また裏
面12b付近でのドロスの温度を高めて、ワーク12の
板厚tが厚くても、美しい切断面で切断することができ
る。
【0032】また、このように複数段の焦点距離f1,
f2を得るために加工ヘッド3,23を変位駆動する必
要がなく、したがって簡便な構成で実現することができ
る。さらにまた、図3および図4の集光レンズ38,4
8で示されるように、複数枚の集光部分38a,38
b;48a,48bから構成し、それらを相互に変位可
能とすることによって、ワーク12の板厚tの変化に容
易に対応することが可能となる。
【0033】なお、上述の各実施例では、集光レンズ
8,38,48および凹面鏡28の焦点距離は、f1,
f2の2つであったけれども、本発明の他の実施例とし
て3つ以上に構成されてもよい。
【0034】また、レーザ光のビーム形状をワーク12
の表面12a側と裏面12b側とで相互に異なるように
してもよく、たとえば図5で示されるように、表面12
a側を真円に近く、裏面12b側を矢符59で示される
切断方向に長くなるように、あるいは図示しないが切断
方向に対して垂直方向に長くなるように形成することに
よって、表面12a側では予熱効果を確保し、裏面12
b側ではドロスの温度を充分に高めることが可能とな
る。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、レーザ光
を複数段の集光点を有する集光手段で集光してワークに
照射するので、ワークの板厚方向に対して同時に前記複
数段だけ焦点を形成することができ、該ワークの板厚方
向に対して局所的にエネルギーが集中することなく、こ
れによって切断可能なワークの厚さを厚くすることがで
きる。また、上述のような複数段の焦点を得るにあたっ
て、集光手段を備える加工ヘッドを変位可能な構成とす
る必要はなく、構成を簡略化することができる。
【0036】前記集光手段を前記集光点に応じて分割さ
れた複数段の集光部分によって構成し、少なくともいず
れか1つの集光部分を、残余の集光部分に対して、レー
ザ光の光軸方向に相対的に変位可能、すなわちワークに
対して近接・離反変移可能とする。これによって、たと
えばワークの表面までの焦点距離を一定とし、ワークの
厚さに対応して裏面までの焦点距離を変化するなどのワ
ークの厚さの変更に対して、集光手段全体を取換える必
要をなくすことができる。
【0037】前記集光点を、少なくともワークの表面付
近と裏面付近とに焦点を有するように選ぶことによっ
て、切断のきっかけとなるワークの表面付近の温度を上
げて切断速度を向上することができるとともに、ワーク
の裏面付近の温度を向上させてドロスの付着を防止し、
切断面を美しく仕上げることも可能となる。
【0038】レーザ光のビーム形状を、ワークの表面付
近における焦点では真円に近く、また裏面付近では切断
方向あるいはそれに対して垂直方向に長くなる楕円とす
ることによって、さらに切断速度を向上し、また切断面
を美しく仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレーザ切断装置1の断面図
である。
【図2】本発明の他の実施例のレーザ切断装置21の断
面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例の集光レンズ38の
断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の集光レンズ48の断面図
である。
【図5】本発明のさらに他の実施例のビーム形状を説明
するための斜視図である。
【符号の説明】
1,21 レーザ切断装置 2 レーザ発振器 3,23 加工ヘッド 8,38,48 集光レンズ 11 ガス供給源 12 ワーク 28 凹面鏡 29 透過素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷 浩志 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番 1号 川崎重工業株式会社 神戸工場内 (56)参考文献 特開 平1−143783(JP,A) 特開 平4−344882(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器から出力されたレーザ光
    を、相互に異なる複数段の集光点を有する集光手段で集
    光してワークに照射し、 前記集光手段は、前記集光点に応じて分割された前記複
    数段の集光部分から成り、少なくともいずれか1つの集
    光部分を残余の集光部分に対して、レーザ光の光軸方向
    に相対的に変位可能とすることを特徴し、 前記集光手段は、少なくとも前記ワークの表面付近と裏
    面付近とに焦点を有するように選ばれ、 前記集光点におけるレーザ光のビーム形状が、前記表面
    付近では真円に近く、前記裏面付近では切断方向あるい
    はそれに対して垂直方向に長くなる楕円となるように、
    前記集光手段を形成することを特徴とするレーザ切断方
    法。
  2. 【請求項2】 レーザ発振器から出力されたレーザ光
    を、相互に異なる複数段の集光点を有する集光手段で集
    光してワークに照射し、 前記集光手段は、少なくとも前記ワークの表面付近と裏
    面付近とに焦点を有するように選ばれ、 前記集光点におけるレーザ光のビーム形状が、前記表面
    付近では真円に近く、前記裏面付近では切断方向あるい
    はそれに対して垂直方向に長くなる楕円となるように、
    前記集光手段を形成することを特徴とするレーザ切断方
    法。
  3. 【請求項3】 レーザ発振器から出力されたレーザ光を
    集光してワークに照射するレーザ切断装置において、 相互に異なる複数段の集光点を有する集光手段を設け、 前記集光手段は、前記集光点に応じて分割された前記複
    数段の集光部分から成り、少なくともいずれか1つの集
    光部分を残余の集光部分に対して、レーザ光の光軸方向
    に相対的に変位可能とし、 前記集光点は、少なくとも前記ワークの表面付近と裏面
    付近とに焦点を有するように選ばれ、 前記焦点におけるレーザ光のビーム形状が、前記表面付
    近では真円に近く、前記裏面付近では切断方向あるいは
    それに対して垂直方向に長くなる楕円となるように、前
    記集光手段を形成することを特徴とするレーザ切断装
    置。
  4. 【請求項4】 レーザ発振器から出力されたレーザ光を
    集光してワークに照射するレーザ切断装置において、 相互に異なる複数段の集光点を有する集光手段を設け、 前記集光点は、少なくとも前記ワークの表面付近と裏面
    付近とに焦点を有するように選ばれ、 前記焦点におけるレーザ光のビーム形状が、前記表面付
    近では真円に近く、前記裏面付近では切断方向あるいは
    それに対して垂直方向に長くなる楕円となるように、前
    記集光手段を形成することを特徴とするレーザ切断装
    置。
JP5226144A 1993-09-10 1993-09-10 レーザ切断方法および装置 Expired - Fee Related JP2664625B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5226144A JP2664625B2 (ja) 1993-09-10 1993-09-10 レーザ切断方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5226144A JP2664625B2 (ja) 1993-09-10 1993-09-10 レーザ切断方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0780672A JPH0780672A (ja) 1995-03-28
JP2664625B2 true JP2664625B2 (ja) 1997-10-15

Family

ID=16840551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5226144A Expired - Fee Related JP2664625B2 (ja) 1993-09-10 1993-09-10 レーザ切断方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2664625B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008069099A1 (ja) 2006-11-30 2008-06-12 Sumitomo Electric Industries, Ltd. 集光光学系、レーザ加工方法及び装置、並びに脆性材料素材の製造方法

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2402230B (en) * 2003-05-30 2006-05-03 Xsil Technology Ltd Focusing an optical beam to two foci
JP4692717B2 (ja) * 2004-11-02 2011-06-01 澁谷工業株式会社 脆性材料の割断装置
KR101074408B1 (ko) 2004-11-05 2011-10-17 엘지디스플레이 주식회사 펨토초 레이저 발생장치 및 이를 이용한 기판의 절단방법
JP2006150433A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Fanuc Ltd レーザ加工装置
CN103111755A (zh) * 2013-02-01 2013-05-22 武汉帝尔激光科技有限公司 一种双焦点激光加工系统
KR101547806B1 (ko) * 2013-07-29 2015-08-27 에이피시스템 주식회사 멀티 초점을 가지는 비구면 렌즈를 이용한 취성 기판 가공 장치
JP2016221579A (ja) * 2016-09-20 2016-12-28 株式会社アマダホールディングス ダイレクトダイオードレーザ加工装置及びこれを用いた板金の加工方法
JP6937865B2 (ja) * 2016-09-20 2021-09-22 株式会社アマダ ダイレクトダイオードレーザ加工装置及びこれを用いた板金の加工方法
CN107335915A (zh) * 2017-06-12 2017-11-10 大族激光科技产业集团股份有限公司 激光焊接装置及其焊接方法
TWI794589B (zh) * 2020-02-21 2023-03-01 海納光電股份有限公司 硬脆板材高溫環境加工裝置及方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0767633B2 (ja) * 1987-11-30 1995-07-26 三菱重工業株式会社 同軸多焦点式レーザビーム集光装置
JP2798223B2 (ja) * 1991-05-22 1998-09-17 松下電工株式会社 レーザ切断方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008069099A1 (ja) 2006-11-30 2008-06-12 Sumitomo Electric Industries, Ltd. 集光光学系、レーザ加工方法及び装置、並びに脆性材料素材の製造方法
US8338744B2 (en) 2006-11-30 2012-12-25 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Condensing optical system, laser processing method and apparatus, and manufacturing method of brittle material blank

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0780672A (ja) 1995-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0929376B2 (en) A method of processing a material by means of a laser beam
US11351633B2 (en) Laser processing apparatus and method
US8017886B2 (en) Laser welding system
JP2664625B2 (ja) レーザ切断方法および装置
US20060186098A1 (en) Method and apparatus for laser processing
JP3292058B2 (ja) レーザ光による配線基板の加工方法及びその装置
JPH05115993A (ja) レーザ加工装置
US20190193198A1 (en) Laser Based Machining
JPH02137687A (ja) レーザ集光装置
JP2010207839A (ja) レーザ溶接装置、およびレーザ溶接方法
JP2006150433A (ja) レーザ加工装置
JPH0767633B2 (ja) 同軸多焦点式レーザビーム集光装置
JP6895621B2 (ja) レーザ加工ヘッドおよびレーザ加工装置
JP2680256B2 (ja) レーザ加工装置
JP3040720B2 (ja) レーザー加工ヘッド及びレーザー加工方法
JP7060335B2 (ja) 溶接装置および溶接方法
JPH08187587A (ja) T継手用レーザ隅肉溶接方法及び装置
WO2020246504A1 (ja) レーザ溶接装置及びそれを用いたレーザ溶接方法
JP4584683B2 (ja) レーザ溶接用集光ヘッド
JP3623274B2 (ja) レーザー加工装置の加工ヘッド
JPH10202387A (ja) 溶接方法及びこれを用いた溶接装置
JPH09122950A (ja) 複合溶接ヘッド
WO2023190933A1 (ja) レーザ加工機及びレーザ加工方法
JP2004174529A (ja) レーザ溶接装置
JPH04143092A (ja) レーザ加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees