JPH0780392A - 長尺シートの表面加工方法 - Google Patents
長尺シートの表面加工方法Info
- Publication number
- JPH0780392A JPH0780392A JP24853993A JP24853993A JPH0780392A JP H0780392 A JPH0780392 A JP H0780392A JP 24853993 A JP24853993 A JP 24853993A JP 24853993 A JP24853993 A JP 24853993A JP H0780392 A JPH0780392 A JP H0780392A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- long sheet
- coating material
- long
- sheet
- ultraviolet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、原紙、コート紙等の雑誌、書籍類の
表紙及びカバー、或いは、紙袋類、包装用紙器等に用い
られる長尺シートへ、極薄で相違する二種類の塗料を一
連の工程でダブルコーティングする事によって、耐折性
と、耐割性と、可橈性と、リサイクル性とを兼ね備えた
高光沢の長尺シートを得る加工法を提供する目的であ
る。 【構成】本発明の構成は、長尺シートを搬出するシート
ドラムと、第１の塗料を塗布する第１のコーター装置
と、第１のヒータ装置及び／又は第１の紫外線照射装置
と、第２の塗料を塗布する第２のコーター装置と、第２
のヒータ装置及び／又は第２の紫外線照射装置と、送り
ローラーと、巻取りドラムとを順次配設した構成であ
る。
表紙及びカバー、或いは、紙袋類、包装用紙器等に用い
られる長尺シートへ、極薄で相違する二種類の塗料を一
連の工程でダブルコーティングする事によって、耐折性
と、耐割性と、可橈性と、リサイクル性とを兼ね備えた
高光沢の長尺シートを得る加工法を提供する目的であ
る。 【構成】本発明の構成は、長尺シートを搬出するシート
ドラムと、第１の塗料を塗布する第１のコーター装置
と、第１のヒータ装置及び／又は第１の紫外線照射装置
と、第２の塗料を塗布する第２のコーター装置と、第２
のヒータ装置及び／又は第２の紫外線照射装置と、送り
ローラーと、巻取りドラムとを順次配設した構成であ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、原紙、コート紙等の雑
誌、書籍類の表紙及びカバー、或いは、紙袋類、包装用
紙器等に用いられる長尺シートへ、一連に配設した二組
のコーター装置によって夫々相違する二種類の塗料を塗
被し、夫々を加熱乾燥及び／又は紫外線照射することに
より、長尺シートにダブルコーティングをすると共に高
光沢加工を施す為の加工法に関する。
誌、書籍類の表紙及びカバー、或いは、紙袋類、包装用
紙器等に用いられる長尺シートへ、一連に配設した二組
のコーター装置によって夫々相違する二種類の塗料を塗
被し、夫々を加熱乾燥及び／又は紫外線照射することに
より、長尺シートにダブルコーティングをすると共に高
光沢加工を施す為の加工法に関する。
【０００２】
【従来技術】従来より、長尺シートの搬出装置と、各種
コーター装置と、ヒータ装置と、紫外線照射装置と、長
尺シートの巻取装置とを一連に配設し長尺シートへのコ
ーティング及び高光沢加工を施す装置、又は、加工法は
公知であり、更に、長尺シートの表面を高光沢加工する
ための塗料として紫外線硬化性樹脂を用いて紫外線を照
射して硬化させるものも既に公知の技術として知られて
いる。
コーター装置と、ヒータ装置と、紫外線照射装置と、長
尺シートの巻取装置とを一連に配設し長尺シートへのコ
ーティング及び高光沢加工を施す装置、又は、加工法は
公知であり、更に、長尺シートの表面を高光沢加工する
ための塗料として紫外線硬化性樹脂を用いて紫外線を照
射して硬化させるものも既に公知の技術として知られて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】然し乍、従来の長尺シ
ートへのコーティング装置、又コーティング加工法は長
尺シートへ一層の塗料を塗被する目的としているもので
有り、この場合、長尺シートの硬性と光沢性を向上させ
るためには塗被する塗料の厚さを厚くし、密着性を持た
せて各種コーター装置等でコーティングしていたが、分
厚く塗料を塗被することで硬性は得られるものの、硬性
が脆性と成り、つまり、折れ筋や割れ筋が入り易く成っ
ており、又、昨今、要求の大きい廃棄の際のリサイクル
のことは一切考慮していなかったのが実情である。
ートへのコーティング装置、又コーティング加工法は長
尺シートへ一層の塗料を塗被する目的としているもので
有り、この場合、長尺シートの硬性と光沢性を向上させ
るためには塗被する塗料の厚さを厚くし、密着性を持た
せて各種コーター装置等でコーティングしていたが、分
厚く塗料を塗被することで硬性は得られるものの、硬性
が脆性と成り、つまり、折れ筋や割れ筋が入り易く成っ
ており、又、昨今、要求の大きい廃棄の際のリサイクル
のことは一切考慮していなかったのが実情である。
【０００４】又、長尺シートにダブルコーティングを施
すことも行われていたが、長尺シートの搬出装置、各種
コーター装置、ヒータ装置、紫外線照射装置、長尺シー
トの巻取装置までの一連の装置を用いて、一層の塗料を
塗被する工程を実施して、一旦、長尺シートの巻取装置
へ巻き取られた長尺シートを再び搬出装置に装着し、コ
ーター装置の塗料を別の塗料と取替えると共に、次の一
層の塗料を塗被するために再度同様の工程を実施してダ
ブルコーティングの長尺シートを得ていたが、多大の手
間暇と時間と調整を費やしていた。
すことも行われていたが、長尺シートの搬出装置、各種
コーター装置、ヒータ装置、紫外線照射装置、長尺シー
トの巻取装置までの一連の装置を用いて、一層の塗料を
塗被する工程を実施して、一旦、長尺シートの巻取装置
へ巻き取られた長尺シートを再び搬出装置に装着し、コ
ーター装置の塗料を別の塗料と取替えると共に、次の一
層の塗料を塗被するために再度同様の工程を実施してダ
ブルコーティングの長尺シートを得ていたが、多大の手
間暇と時間と調整を費やしていた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】その為に、本発明は前述
の課題に鑑みて、極薄で相違する二種類の塗料を一連の
工程でダブルコーティングして高光沢の長尺シートを加
工することによって、前述の課題を解決したものであ
り、廃棄する際も紙と塗料の剥離、分解が容易であると
共に、一層の塗料を分厚く塗被した長尺シートよりも、
相違する二種類の塗料を二層にコーティングすることに
よって、極薄で、且つ、耐折性と、耐割性と、可橈性
と、リサイクル性とを兼ね備えた高光沢の長尺シートを
得るものである。
の課題に鑑みて、極薄で相違する二種類の塗料を一連の
工程でダブルコーティングして高光沢の長尺シートを加
工することによって、前述の課題を解決したものであ
り、廃棄する際も紙と塗料の剥離、分解が容易であると
共に、一層の塗料を分厚く塗被した長尺シートよりも、
相違する二種類の塗料を二層にコーティングすることに
よって、極薄で、且つ、耐折性と、耐割性と、可橈性
と、リサイクル性とを兼ね備えた高光沢の長尺シートを
得るものである。
【０００６】
【発明の構成】本発明の表面加工方法に用いるダブルコ
ーティング装置の構成は、長尺シートを搬出するシート
ドラムと、第１の塗料を塗布する第１のコーター装置
と、第１のヒータ装置及び／又は第１の紫外線照射装置
と、第２の塗料を塗布する第２のコーター装置と、第２
のヒータ装置及び／又は第２の紫外線照射装置と、送り
ローラーと、巻取りドラムとを順次配設した構成であ
る。
ーティング装置の構成は、長尺シートを搬出するシート
ドラムと、第１の塗料を塗布する第１のコーター装置
と、第１のヒータ装置及び／又は第１の紫外線照射装置
と、第２の塗料を塗布する第２のコーター装置と、第２
のヒータ装置及び／又は第２の紫外線照射装置と、送り
ローラーと、巻取りドラムとを順次配設した構成であ
る。
【０００７】
【発明の作用】本発明の作用は、シートドラムから第１
のコーター装置へ長尺シートを搬出させ、長尺シートへ
第１のコーター装置で熱可塑性及び／又は紫外線硬化性
を有する第１の塗料を塗布させ、第１の塗料を塗布され
た長尺シートへ第１のヒータ装置及び／又は第１の紫外
線照射装置で加熱乾燥及び／又は紫外線照射をさせ、第
１の塗料を塗布され加熱乾燥及び／又は紫外線照射をさ
せた長尺シートへ第２のコーター装置で熱可塑性及び／
又は紫外線硬化性を有する第２の塗料を塗布させ、第２
の塗料を塗布させた長尺シートへ第２のヒータ装置及び
／又は第２の紫外線照射装置で加熱乾燥及び／又は紫外
線照射をさせ、第２の塗料を塗布され加熱乾燥及び／又
は紫外線照射をさせた長尺シートを送りローラーによっ
て搬送させ、送りローラーにより搬送された長尺シート
を巻取りドラムへ巻き取らせ、夫々を順次搬送させるも
のである。
のコーター装置へ長尺シートを搬出させ、長尺シートへ
第１のコーター装置で熱可塑性及び／又は紫外線硬化性
を有する第１の塗料を塗布させ、第１の塗料を塗布され
た長尺シートへ第１のヒータ装置及び／又は第１の紫外
線照射装置で加熱乾燥及び／又は紫外線照射をさせ、第
１の塗料を塗布され加熱乾燥及び／又は紫外線照射をさ
せた長尺シートへ第２のコーター装置で熱可塑性及び／
又は紫外線硬化性を有する第２の塗料を塗布させ、第２
の塗料を塗布させた長尺シートへ第２のヒータ装置及び
／又は第２の紫外線照射装置で加熱乾燥及び／又は紫外
線照射をさせ、第２の塗料を塗布され加熱乾燥及び／又
は紫外線照射をさせた長尺シートを送りローラーによっ
て搬送させ、送りローラーにより搬送された長尺シート
を巻取りドラムへ巻き取らせ、夫々を順次搬送させるも
のである。
【０００８】
【発明の実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【０００９】図１は本発明の実施例に用いるコーティン
グ装置の概要説明図であり、図２は本発明の応用例の概
要説明図である。
グ装置の概要説明図であり、図２は本発明の応用例の概
要説明図である。
【００１０】本発明は、原紙、コート紙等の雑誌、書籍
類の表紙及びカバー、或いは、紙袋類、包装用紙器等に
用いられる長尺シート１へ、一連に配設した二組のコー
ター装置によって夫々相違する二種類の塗料を塗被し、
夫々を加熱乾燥及び／又は紫外線照射することにより、
長尺シート１にダブルコーティングをすると共に高光沢
加工を施す為の加工法に関するものであり、ロール状に
捲回された加工前の長尺シート１を搬出するシートドラ
ム２と、第１の塗料３を塗布する第１のコーター装置４
と、加熱乾燥させる第１のヒータ装置５及び／又は紫外
線を照射する第１の紫外線照射装置６と、第２の塗料７
を塗布する第２のコーター装置８と、加熱乾燥させる第
２のヒータ装置９及び／又は紫外線を照射する第２の紫
外線照射装置１０と、長尺シート１の送りローラー１１
と、加工後の長尺シート１を巻取る巻取りドラム１２と
を用いて、前記シートドラム２から第１のコーター装置
４へ長尺シート１を搬出させる工程と、前記長尺シート
１へ第１のコーター装置４で熱可塑性及び／又は紫外線
硬化性を有する第１の塗料３を塗布させる工程と、第１
の塗料３を塗布された長尺シート１へ第１のヒータ装置
５及び／又は第１の紫外線照射装置６で加熱乾燥及び／
又は紫外線照射をさせる工程と、第１の塗料３を塗布さ
れ加熱乾燥及び／又は紫外線照射をさせた長尺シート１
へ第２のコーター装置８で熱可塑性及び／又は紫外線硬
化性を有する第２の塗料７を塗布させる工程と、第２の
塗料７を塗布させた長尺シート１へ第２のヒータ装置９
及び／又は第２の紫外線照射装置１０で加熱乾燥及び／
又は紫外線照射をさせる工程と、第２の塗料７を塗布さ
れ加熱乾燥及び／又は紫外線照射をさせた長尺シート１
を送りローラー１１によって搬送させる工程と、送りロ
ーラー１１により搬送された長尺シート１を巻取りドラ
ム１２へ巻き取らせる工程と、前記シートドラム２から
巻取りドラム１２迄の工程を順次搬送させて実施するも
のである。
類の表紙及びカバー、或いは、紙袋類、包装用紙器等に
用いられる長尺シート１へ、一連に配設した二組のコー
ター装置によって夫々相違する二種類の塗料を塗被し、
夫々を加熱乾燥及び／又は紫外線照射することにより、
長尺シート１にダブルコーティングをすると共に高光沢
加工を施す為の加工法に関するものであり、ロール状に
捲回された加工前の長尺シート１を搬出するシートドラ
ム２と、第１の塗料３を塗布する第１のコーター装置４
と、加熱乾燥させる第１のヒータ装置５及び／又は紫外
線を照射する第１の紫外線照射装置６と、第２の塗料７
を塗布する第２のコーター装置８と、加熱乾燥させる第
２のヒータ装置９及び／又は紫外線を照射する第２の紫
外線照射装置１０と、長尺シート１の送りローラー１１
と、加工後の長尺シート１を巻取る巻取りドラム１２と
を用いて、前記シートドラム２から第１のコーター装置
４へ長尺シート１を搬出させる工程と、前記長尺シート
１へ第１のコーター装置４で熱可塑性及び／又は紫外線
硬化性を有する第１の塗料３を塗布させる工程と、第１
の塗料３を塗布された長尺シート１へ第１のヒータ装置
５及び／又は第１の紫外線照射装置６で加熱乾燥及び／
又は紫外線照射をさせる工程と、第１の塗料３を塗布さ
れ加熱乾燥及び／又は紫外線照射をさせた長尺シート１
へ第２のコーター装置８で熱可塑性及び／又は紫外線硬
化性を有する第２の塗料７を塗布させる工程と、第２の
塗料７を塗布させた長尺シート１へ第２のヒータ装置９
及び／又は第２の紫外線照射装置１０で加熱乾燥及び／
又は紫外線照射をさせる工程と、第２の塗料７を塗布さ
れ加熱乾燥及び／又は紫外線照射をさせた長尺シート１
を送りローラー１１によって搬送させる工程と、送りロ
ーラー１１により搬送された長尺シート１を巻取りドラ
ム１２へ巻き取らせる工程と、前記シートドラム２から
巻取りドラム１２迄の工程を順次搬送させて実施するも
のである。
【００１１】即ち、本発明の長尺シート１の表面加工方
法を実施するコーティング装置は、図１に示す如く、原
紙、コート紙等よりなる加工前の長尺シート１がシート
ドラム２へロール状に捲回されており、該シートドラム
２より巻取りドラム１２へ長尺シート１を張り出すと共
に順次搬送させながらコーティング加工を実施するもの
であり、又、本発明では前記長尺シート１のコーティン
グ面を表面又は裏面の何れかを選択可能とするものであ
り、例えば、図２に示す如く、本発明の加工工程に有る
夫々の装置を逆転して配置すれば良いものである。
法を実施するコーティング装置は、図１に示す如く、原
紙、コート紙等よりなる加工前の長尺シート１がシート
ドラム２へロール状に捲回されており、該シートドラム
２より巻取りドラム１２へ長尺シート１を張り出すと共
に順次搬送させながらコーティング加工を実施するもの
であり、又、本発明では前記長尺シート１のコーティン
グ面を表面又は裏面の何れかを選択可能とするものであ
り、例えば、図２に示す如く、本発明の加工工程に有る
夫々の装置を逆転して配置すれば良いものである。
【００１２】通常、前記シートドラム２の搬出方向へは
パウダー除去装置（図示しない）を設けているものであ
り、該パウダー除去装置は上下一対のブラシロールの間
へ長尺シート１を通過させることによって、長尺シート
１の表面又は裏面へ付着しているパウダーを除去するも
のであり、除去されたパウダーはバキューム吸引口を設
けた集塵装置（図示しない）によって集められているも
のである。
パウダー除去装置（図示しない）を設けているものであ
り、該パウダー除去装置は上下一対のブラシロールの間
へ長尺シート１を通過させることによって、長尺シート
１の表面又は裏面へ付着しているパウダーを除去するも
のであり、除去されたパウダーはバキューム吸引口を設
けた集塵装置（図示しない）によって集められているも
のである。
【００１３】又、前記パウダー除去装置を通過して移送
される長尺シート１は、その適宜位置においてコロナ放
電処理が施されるものであり、前記長尺シート１は表面
又は裏面の濡れ性、密着性が高められて、第１のコータ
ー装置４へと搬送されるものである。
される長尺シート１は、その適宜位置においてコロナ放
電処理が施されるものであり、前記長尺シート１は表面
又は裏面の濡れ性、密着性が高められて、第１のコータ
ー装置４へと搬送されるものである。
【００１４】次に、前記第１のコーター装置４は目的用
途に応じて任意なコーター装置が用いられるものであ
り、例えば、図１に示す如く、長尺シート１の加工面が
裏面の場合に、塗料槽３ａへ充填された第１の塗料３に
接触する状態で塗布ローラー４ａを回転自在に設けてお
り、予め側方向へドクターを当接してあって、該ドクタ
ーで非画線部の塗料のみをそり取るものであり、搬送さ
れた長尺シート１は前記塗布ローラー４ａと上方の受け
ローラー４ｃ，４ｃとの間を通過させて第１の塗料３を
加工表面へ塗被するものである。
途に応じて任意なコーター装置が用いられるものであ
り、例えば、図１に示す如く、長尺シート１の加工面が
裏面の場合に、塗料槽３ａへ充填された第１の塗料３に
接触する状態で塗布ローラー４ａを回転自在に設けてお
り、予め側方向へドクターを当接してあって、該ドクタ
ーで非画線部の塗料のみをそり取るものであり、搬送さ
れた長尺シート１は前記塗布ローラー４ａと上方の受け
ローラー４ｃ，４ｃとの間を通過させて第１の塗料３を
加工表面へ塗被するものである。
【００１５】又、図２に示す如く、長尺シート１の加工
面が表面の場合に、塗料用導管３ｂを通して第１の塗料
３を並行近接する塗布ローラー４ｂ，４ｂの間へ充填す
る形式のコーター装置４を用いるものであり、前記一対
の塗布ローラー４ａ，４ｂを連動回転させて下方の受け
ローラー４ｃとの間に長尺シート１を搬送させながら挟
着すると共に該塗布ローラー４ｂによって第１の塗料３
を長尺シート１の表面へ塗被するものである。
面が表面の場合に、塗料用導管３ｂを通して第１の塗料
３を並行近接する塗布ローラー４ｂ，４ｂの間へ充填す
る形式のコーター装置４を用いるものであり、前記一対
の塗布ローラー４ａ，４ｂを連動回転させて下方の受け
ローラー４ｃとの間に長尺シート１を搬送させながら挟
着すると共に該塗布ローラー４ｂによって第１の塗料３
を長尺シート１の表面へ塗被するものである。
【００１６】尚、本発明の塗被される第１の塗料３、及
び、後述する第２の塗料７は密着性に富む塗料であり、
熱可塑性と紫外線硬化性を共に有するか、又は、何れか
一方の特性を有するものである。
び、後述する第２の塗料７は密着性に富む塗料であり、
熱可塑性と紫外線硬化性を共に有するか、又は、何れか
一方の特性を有するものである。
【００１７】次いで、第１のコーター装置４で第１の塗
料３を塗被された長尺シート１は、加熱乾燥させる第１
のヒータ装置５及び／又は紫外線を照射する第１の紫外
線照射装置６へ搬送されるものであり、前記第１のヒー
タ装置５及び／又は第１の紫外線照射装置６、更に、後
述する第２のヒータ装置９及び／又は第２の紫外線照射
装置１０は夫々、双方を備えたものでも、何れか一方を
備えたものでも良く、塗被する塗料に合わせて選定する
ものであり、例えば、前記夫々の紫外線照射装置６，１
０は公知の紫外線ランプを設けているもので、紫外線を
照射することで硬化性を有する夫々の塗料３、７を硬化
させるものであり、又、前記夫々のヒータ装置５，９は
熱風又は電気ヒーターで放熱させて夫々の塗料３、７を
加熱乾燥させるものであり、何れか又は双方の手段によ
って、塗料３、７を安定した状態で乾燥、硬化させるも
のであり、更に、必要に応じて長尺シート１に適当な水
分を供給する加湿装置を設けることは妨げないものであ
る。
料３を塗被された長尺シート１は、加熱乾燥させる第１
のヒータ装置５及び／又は紫外線を照射する第１の紫外
線照射装置６へ搬送されるものであり、前記第１のヒー
タ装置５及び／又は第１の紫外線照射装置６、更に、後
述する第２のヒータ装置９及び／又は第２の紫外線照射
装置１０は夫々、双方を備えたものでも、何れか一方を
備えたものでも良く、塗被する塗料に合わせて選定する
ものであり、例えば、前記夫々の紫外線照射装置６，１
０は公知の紫外線ランプを設けているもので、紫外線を
照射することで硬化性を有する夫々の塗料３、７を硬化
させるものであり、又、前記夫々のヒータ装置５，９は
熱風又は電気ヒーターで放熱させて夫々の塗料３、７を
加熱乾燥させるものであり、何れか又は双方の手段によ
って、塗料３、７を安定した状態で乾燥、硬化させるも
のであり、更に、必要に応じて長尺シート１に適当な水
分を供給する加湿装置を設けることは妨げないものであ
る。
【００１８】そして、前記第１のヒータ装置５及び／又
は第１の紫外線照射装置６によって乾燥、硬化された長
尺シート１は、第２の塗料７を塗被する第２のコーター
装置８、続いて第２のヒータ装置９及び／又は第２の紫
外線照射装置１０へ搬送されるものであり、之れ等、第
２のコーター装置８、或いは、第２のヒータ装置９及び
／又は第２の紫外線照射装置１０は前述した夫々の第１
の装置と構造、作用共に同様であるためここでは詳述は
省略する。
は第１の紫外線照射装置６によって乾燥、硬化された長
尺シート１は、第２の塗料７を塗被する第２のコーター
装置８、続いて第２のヒータ装置９及び／又は第２の紫
外線照射装置１０へ搬送されるものであり、之れ等、第
２のコーター装置８、或いは、第２のヒータ装置９及び
／又は第２の紫外線照射装置１０は前述した夫々の第１
の装置と構造、作用共に同様であるためここでは詳述は
省略する。
【００１９】又、第２の塗料７は長尺シート１の加工面
に高光沢面を有する平滑面を形成するものであり、これ
等の材料特性と、且つ、熱可塑性、紫外線硬化性等を有
する適宜な塗料の中から選定するものである。
に高光沢面を有する平滑面を形成するものであり、これ
等の材料特性と、且つ、熱可塑性、紫外線硬化性等を有
する適宜な塗料の中から選定するものである。
【００２０】前述した工程により、前記第２のヒータ装
置９及び／又は第２の紫外線照射装置１０より加熱乾燥
及び／又は紫外線照射をされ表面が硬化された長尺シー
ト１は、上下一対の送りローラー１１により搬送方向へ
の引張力によって引っ張られるものであり、該長尺シー
ト１は適宜駆動力を持つ巻取りドラム１２へ再びロール
状に捲回されて自動的に巻き取られるものである。
置９及び／又は第２の紫外線照射装置１０より加熱乾燥
及び／又は紫外線照射をされ表面が硬化された長尺シー
ト１は、上下一対の送りローラー１１により搬送方向へ
の引張力によって引っ張られるものであり、該長尺シー
ト１は適宜駆動力を持つ巻取りドラム１２へ再びロール
状に捲回されて自動的に巻き取られるものである。
【００２１】尚、前記シートドラム２から前記巻取りド
ラム１２へ至までの長尺シート１の搬送速度はすべて等
速度で搬送されるように速度調節されており、長尺シー
ト１にズレ、片寄り等が起こることは皆無である。
ラム１２へ至までの長尺シート１の搬送速度はすべて等
速度で搬送されるように速度調節されており、長尺シー
ト１にズレ、片寄り等が起こることは皆無である。
【００２２】本発明は、シートドラム２から第１のコー
ター装置４へ長尺シート１を搬出させる工程→長尺シー
ト１へ第１のコーター装置４で熱可塑性及び／又は紫外
線硬化性を有する第１の塗料３を塗布させる工程→第１
の塗料３を塗布された長尺シート１へ第１のヒータ装置
５及び／又は第１の紫外線照射装置６で加熱乾燥及び／
又は紫外線照射をさせる工程→第１の塗料３を塗布され
加熱乾燥及び／又は紫外線照射をさせた長尺シート１へ
第２のコーター装置８で熱可塑性及び／又は紫外線硬化
性を有する第２の塗料７を塗布させる工程→第２の塗料
７を塗布させた長尺シート１へ第２のヒータ装置９及び
／又は第２の紫外線照射装置１０で加熱乾燥及び／又は
紫外線照射をさせる工程→第２の塗料７を塗布され加熱
乾燥及び／又は紫外線照射をさせた長尺シート１を送り
ローラー１１によって搬送させる工程→送りローラー１
１により搬送された長尺シート１を巻取りドラム１２へ
巻き取らせる工程から成り、夫々の工程を順次移送させ
ながら実施して高光沢のダブルコートの長尺シート１を
得るものである。
ター装置４へ長尺シート１を搬出させる工程→長尺シー
ト１へ第１のコーター装置４で熱可塑性及び／又は紫外
線硬化性を有する第１の塗料３を塗布させる工程→第１
の塗料３を塗布された長尺シート１へ第１のヒータ装置
５及び／又は第１の紫外線照射装置６で加熱乾燥及び／
又は紫外線照射をさせる工程→第１の塗料３を塗布され
加熱乾燥及び／又は紫外線照射をさせた長尺シート１へ
第２のコーター装置８で熱可塑性及び／又は紫外線硬化
性を有する第２の塗料７を塗布させる工程→第２の塗料
７を塗布させた長尺シート１へ第２のヒータ装置９及び
／又は第２の紫外線照射装置１０で加熱乾燥及び／又は
紫外線照射をさせる工程→第２の塗料７を塗布され加熱
乾燥及び／又は紫外線照射をさせた長尺シート１を送り
ローラー１１によって搬送させる工程→送りローラー１
１により搬送された長尺シート１を巻取りドラム１２へ
巻き取らせる工程から成り、夫々の工程を順次移送させ
ながら実施して高光沢のダブルコートの長尺シート１を
得るものである。
【００２３】
【発明の効果】前述の構成及び作用により、本発明は、
ロール状の長尺シートへ一連の二組のコーター装置によ
って夫々相違する二種類の塗料を夫々塗被し、夫々を加
熱乾燥及び／又は紫外線硬化することにより、長尺シー
トにダブルコーティングすると共に高光沢加工を施した
為、廃棄する際も紙と塗料の剥離、分解が容易であると
共に、一層の塗料を分厚く塗被した高光沢の長尺シート
よりも、相違する二種類の塗料を二層にコーティングす
ることによって、極薄で、且つ、耐折性と、耐割性と、
可橈性と、リサイクル性とを兼ね備えた高光沢の長尺シ
ートを得る画期的なダブルコーティングの表面加工法で
あり、工程能率も良く、コンパクト配設して実施するこ
とができる等、極めて貢献度の高い有意義な効果を奏す
るものである。
ロール状の長尺シートへ一連の二組のコーター装置によ
って夫々相違する二種類の塗料を夫々塗被し、夫々を加
熱乾燥及び／又は紫外線硬化することにより、長尺シー
トにダブルコーティングすると共に高光沢加工を施した
為、廃棄する際も紙と塗料の剥離、分解が容易であると
共に、一層の塗料を分厚く塗被した高光沢の長尺シート
よりも、相違する二種類の塗料を二層にコーティングす
ることによって、極薄で、且つ、耐折性と、耐割性と、
可橈性と、リサイクル性とを兼ね備えた高光沢の長尺シ
ートを得る画期的なダブルコーティングの表面加工法で
あり、工程能率も良く、コンパクト配設して実施するこ
とができる等、極めて貢献度の高い有意義な効果を奏す
るものである。
【図１】図１は本発明の実施例に用いるコーティング装
置の概要説明図である。
置の概要説明図である。
【図２】図２は本発明の応用例の概要説明図である。
１ 長尺シート ２ シートドラム ３ 第１の塗料 ３ａ 塗料槽 ３ｂ 塗料導管 ４ 第１のコーター装置 ４ａ 塗布ローラー ４ｂ 塗布ローラー ４ｃ 受けローラー ５ 第１のヒータ装置 ６ 第１の紫外線照射装置 ７ 第２の塗料 ８ 第２のコーター装置 ９ 第２のヒータ装置 １０ 第２の紫外線照射装置 １１ 送りローラー １２ 巻取りドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０５Ｄ 3/06 １０２ Ｚ 6804−4Ｄ 5/06 Ｃ 6804−4Ｄ 7/00 Ｆ 6804−4Ｄ 7/24 ３０１ Ｓ 6977−4Ｄ Ｔ 6977−4Ｄ Ｄ２１Ｈ 23/70 (72)発明者 道祖土 輝行 埼玉県戸田市笹目北町37番地−２ 株式会 社トーツヤ埼玉工場内
Claims (1)
- 【請求項１】ロール状に捲回された加工前の長尺シート
を搬出するシートドラムと、第１の塗料を塗布する第１
のコーター装置と、加熱乾燥させる第１のヒータ装置及
び／又は紫外線を照射する第１の紫外線照射装置と、第
２の塗料を塗布する第２のコーター装置と、加熱乾燥さ
せる第２のヒータ装置及び／又は紫外線を照射する第２
の紫外線照射装置と、長尺シートの送りローラーと、加
工後の長尺シートを巻取る巻取りドラムとを用いて、前
記シートドラムから第１のコーター装置へ長尺シートを
搬出させる工程と、前記長尺シートへ第１のコーター装
置で熱可塑性及び／又は紫外線硬化性を有する第１の塗
料を塗布させる工程と、第１の塗料を塗布された長尺シ
ートへ第１のヒータ装置及び／又は第１の紫外線照射装
置で加熱乾燥及び／又は紫外線照射をさせる工程と、第
１の塗料を塗布され加熱乾燥及び／又は紫外線照射をさ
せた長尺シートへ第２のコーター装置で熱可塑性及び／
又は紫外線硬化性を有する第２の塗料を塗布させる工程
と、第２の塗料を塗布させた長尺シートへ第２のヒータ
装置及び／又は第２の紫外線照射装置で加熱乾燥及び／
又は紫外線照射をさせる工程と、第２の塗料を塗布され
加熱乾燥及び／又は紫外線照射をさせた長尺シートを送
りローラーによって搬送させる工程と、前記送りローラ
ーにより搬送された長尺シートを巻取りドラムへ巻き取
らせる工程と、前記シートドラムから巻取りドラム迄の
工程を順次搬送させて実施することを特徴とする長尺シ
ートの表面加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24853993A JPH0780392A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 長尺シートの表面加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24853993A JPH0780392A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 長尺シートの表面加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0780392A true JPH0780392A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=17179693
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24853993A Pending JPH0780392A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 長尺シートの表面加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0780392A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103286049A (zh) * | 2012-03-02 | 2013-09-11 | 上海富臣化工有限公司 | 紫外光固化涂料实木百叶窗表面施工方法 |
| CN103909051A (zh) * | 2014-04-25 | 2014-07-09 | 天津五星金属制品有限公司 | 一种制备排钉的点胶工艺 |
| KR20160076900A (ko) * | 2014-12-23 | 2016-07-01 | 주식회사 포스코 | 전기강판 절연코팅 장치와 절연코팅 방법 및 이로부터 제조되는 전기강판 |
-
1993
- 1993-09-10 JP JP24853993A patent/JPH0780392A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103286049A (zh) * | 2012-03-02 | 2013-09-11 | 上海富臣化工有限公司 | 紫外光固化涂料实木百叶窗表面施工方法 |
| CN103286049B (zh) * | 2012-03-02 | 2016-03-16 | 上海展辰涂料有限公司 | 紫外光固化涂料实木百叶窗表面施工方法 |
| CN103909051A (zh) * | 2014-04-25 | 2014-07-09 | 天津五星金属制品有限公司 | 一种制备排钉的点胶工艺 |
| KR20160076900A (ko) * | 2014-12-23 | 2016-07-01 | 주식회사 포스코 | 전기강판 절연코팅 장치와 절연코팅 방법 및 이로부터 제조되는 전기강판 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101014653B1 (ko) | 가구 또는 건축 인테리어용 패널 가공장치 및 그 방법 | |
| JP5371680B2 (ja) | 機能性フィルムの製造方法 | |
| CN110039869A (zh) | 一种新型三层复合涂布机 | |
| JP5274342B2 (ja) | 機能性フィルムの製造方法 | |
| JPH0780392A (ja) | 長尺シートの表面加工方法 | |
| US6808584B2 (en) | Method and apparatus for applying a layer of lacquer to an upper side of a printed medium | |
| JPS63278847A (ja) | 枚葉印刷紙面の艶出し装置 | |
| JPH0780393A (ja) | 長尺シートの表面加工方法 | |
| JPH0782697A (ja) | 枚葉シートの表面加工方法 | |
| JP4033469B2 (ja) | 連続式印刷紙面にフィルム形成面を成型する表面加工装置 | |
| JPH06344537A (ja) | 枚葉印刷物加工方法及びその装置 | |
| CN104353595B (zh) | 自粘性丙烯酸酯乳液的无底胶涂布方法及实施该方法的涂布系统 | |
| KR100840759B1 (ko) | 실리콘 패드의 제조방법 및 그에 의해 제조된 실리콘 패드 | |
| JPH0782700A (ja) | 枚葉シートの表面加工方法 | |
| JPH07119093A (ja) | 枚葉紙のダブルコート加工法 | |
| JP2521202B2 (ja) | 印刷物の光沢加工装置 | |
| JPH07119092A (ja) | 枚葉紙のダブルコート加工法 | |
| JPH0836352A (ja) | ホログラムの製造方法およびホログラムの製造装置 | |
| JP2011001632A (ja) | 機能性フィルム及びその製造方法並びに製造装置 | |
| JP3806996B2 (ja) | 積層フィルム及びその製造方法及びその製造装置 | |
| JP3356565B2 (ja) | 紫外線照射ロールを用いた表面加工装置 | |
| JPH10157320A (ja) | 転写シート及びそれを用いた化粧板の製造方法 | |
| JPH106696A (ja) | 柱状基材への絵柄転写方法 | |
| JPH068400A (ja) | 紙面加工方法及びその装置 | |
| JP3986119B2 (ja) | 表面保護材付塗装板の製造方法 |