JP3356565B2 - 紫外線照射ロールを用いた表面加工装置 - Google Patents

紫外線照射ロールを用いた表面加工装置

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JP3356565B2
JP3356565B2 JP29802594A JP29802594A JP3356565B2 JP 3356565 B2 JP3356565 B2 JP 3356565B2 JP 29802594 A JP29802594 A JP 29802594A JP 29802594 A JP29802594 A JP 29802594A JP 3356565 B2 JP3356565 B2 JP 3356565B2
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清剛 内藤
順一 増倉
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株式会社オール・プロパティ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線硬化樹脂等を表
面に塗工した原紙、加工紙、印刷紙等の被加工物へ表面
加工を施すための装置であり、詳細には、エンドレスベ
ルト機構による加工工程の効率化と安定した加工処理を
施すための表面加工装置に関するものである。
【0002】
【発明の背景】近年、各種印刷物の高級化指向に伴い、
製品表面に優れた光沢、艶及び耐水性や耐摩耗性等を兼
ね備えたものが強く要望され、更には、環境保護や資源
保護の観点も重要課題となっており、この要望から、各
々の目的に応じた塗料を用いてコーティングした加工物
や、コーティングを施した加工物の表面に仕上げ加工を
施す加工技術が採られている。
【0003】
【従来技術】従来、コーター装置等により樹脂コーティ
ングが施された被加工物の表面へ様々な仕上げ加工が用
いられており、例えば、プレス装置で表面にコーティン
グされた樹脂を加熱しながら押圧して光沢加工を行うも
のや、一対の圧ローラーの一方を鏡面ローラーとして被
加工物の表面に鏡面を転写する加工装置等がある。
【0004】更に、被加工物の表面により強い光沢を得
るために、樹脂塗料として紫外線硬化樹脂を用いてコー
ティングをする方法があり、例えば、光沢仕上げの為の
紫外線を照射する装置を内設した光透過性の良好な部材
によって形成される一対のローラー装置により、被加工
物を一対のローラー装置間を通過させて加熱押圧してい
る最中に紫外線を照射し塗料を硬化させる装置等があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍、紫外線硬化樹
脂をコーティング樹脂として用いて、前述した紫外線を
照射する装置を内設した一対のローラー装置では、エン
ドレスベルト機構上に設置した場合の加工工程に、加圧
時の安定性と、加工スピードが遅滞するという欠点を有
しており、又、一対のローラー装置において内設される
紫外線照射装置では、照射位置が一点となってしまい良
好な紫外線硬化が得られるものではなく、且つ全体の加
工スピードにも影響をおよぼすという課題を有してい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題に
鑑み、鋭意研鑽の結果、エンドレスベルト機構上に設置
され紫外線照射装置を内設する表面加工用のローラーの
下方へ、同径の送り圧ローラーを並設することにより、
表面加工の効率化と、加工時の安定化を達成するもので
あり、更には、被加工物の表面にコーテイングされた紫
外線硬化樹脂に対しても良好な紫外線硬化が得られる照
射範囲を形成することで前述の課題を解決するものであ
る。
【0007】
【発明の構成】本発明の構成は、紫外線透過性材料より
形成されると共に抑圧機構を近設し、且つ紫外線照射ラ
ンプを内設した紫外線照射ロールと、該紫外線照射ロー
ルより小径とした少なくとも2本の同径の送り圧ロール
とを用い、エンドレスベルト機構上に上下方向へ揺動可
能に設置した前記紫外線照射ロールと、長さ方向へ並設
した前記送り圧ロールとを、エンドレスベルトを挟んで
対峙させた構成である。
【0008】
【発明の作用】前述した本発明の表面加工装置による作
用は、表面へ紫外線硬化樹脂をコーティングした被加工
物を、第1の送り圧ロールによって挟圧すると共に進行
方向へ搬送し、該第1の送り圧ロールと第2の送り圧ロ
ールとの間に形成された空間において紫外線照射を施
し、次いで、該第2の送り圧ロールにより挟圧されると
共に進行方向へ搬出するものであり、加工工程において
エンドレスベルト機構の搬送スピードを妨げること無
く、前記第1の送り圧ロールと第2の送り圧ロールとの
間を通過する際に被加工物へ良好な紫外線硬化を施せる
作用を有する。
【0009】
【発明の実施例】本発明の紫外線照射ロールを用いた表
面加工装置を実施例の図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の実施例の紫外線照射ロール
を用いた表面加工装置の概要説明図である。
【0011】本発明は、紫外線硬化樹脂等を表面に塗工
した原紙、加工紙、印刷紙等の被加工物へ表面加工を施
すための装置であり、詳細には、エンドレスベルト機構
Bによる加工工程の効率化と安定した加工処理を施すた
めの表面加工装置1に関するものであり、エンドレスベ
ルト機構Bにより移送される被加工物Aの表面に対して
加工を施す表面加工装置1であって、紫外線透過性材料
より形成されると共に抑圧機構3を近設し紫外線照射ラ
ンプ4を内設した紫外線照射ロール2と、該紫外線照射
ロール2より小径とした少なくとも2本の送り圧ロール
5、6とを用い、前記紫外線照射ロール2をエンドレス
ベルト機構B上に設置し、該エンドレスベルト機構Bの
下方に、送り圧ロール5、6を並設したものである。
【0012】即ち、各種コーター装置等によって紫外線
硬化樹脂等を表面に塗工した原紙、加工紙、印刷紙等の
枚葉シートよりなる被加工物Aを、連続的に駆動するエ
ンドレスベルト機構Bによって、表面加工装置1へ向け
て順次搬送しているものであり、該エンドレスベルト機
構Bによって搬送された被加工物Aは、本発明の表面加
工装置1により表面加工が施され、再びエンドレスベル
ト機構Bによって、順次、スタッカー装置(図示しな
い)へ搬出されるものである。
【0013】先ず、本発明の紫外線照射ロールを用いた
表面加工装置1は、図1に図示の如く、紫外線照射ロー
ル2全体を紫外線透過性材料により形成し適宜駆動源に
よって回転駆動するものであり、その表面は加工の目的
によって任意とするもので、鏡面を形成したり、模様を
形成することも可能なものである。
【0014】紫外線照射ロール2はエンドレスベルト機
構B上に固定設置するものではなく、寧ろ、下方へ並設
される送り圧ロール5と送り圧ロール6とに載置するよ
うな状態で配置されるものであり、且つ、該紫外線照射
ロール2は多少、上下方向へ揺動可能に設置することに
より、搬送される被加工物Aの厚みに対応できる表面加
工装置1とすることができるものであり、更にこれを補
助する機構として、小径のロール部材と制動手段とを備
えた抑圧機構3を前記紫外線照射ロール2の上部へ近設
するものである。
【0015】次に、前記紫外線照射ロール2の内部へは
紫外線照射ランプ4を内設するものであり、該紫外線照
射ランプ4は、被加工物Aの表面に塗工される紫外線硬
化樹脂等を硬化処理するためのものであって、在来公知
の紫外線ランプを設けているもので、紫外線を照射する
ことで硬化性を有する紫外線硬化樹脂等を硬化させるも
のであり、被加工物Aが紫外線ロール2の下方を通過す
る時点において表面加工と同時に硬化処理を施すもので
ある。
【0016】続いて、前記紫外線照射ロール2より小径
とし適宜駆動源により回転駆動する送り圧ロール5と、
該送り圧ロール5と同径で適宜駆動源により回転駆動す
る送り圧ロール6とを用いて、前記紫外線照射ロール2
の下方で長さ方向へ対峙させるものであり、且つ、前記
送り圧ロール5と前記送り圧ロール6とは一定間隔を有
して並設された状態に固定して設置するものである。
【0017】前述の如く得られた表面加工装置1は、エ
ンドレスベルト機構Bにより順次搬送されている被加工
物Aの先端を、送り圧ロール5と紫外線照射ロール2と
によって挟圧し圧送させるものであり、次いで、被加工
物Aが送り圧ロール5と送り圧ロール6との空間に存在
している時点において、該空間により酸素遮断の状態を
形成すると共に前記紫外線ロール2に内設された紫外線
照射ランプ4によって塗工表面へ紫外線照射を行うもの
であり、硬化処理が成された被加工物Aの先端を送り圧
ロール6により圧送して搬出するものである。
【0018】これにより、従来の一対型の加圧ローラー
と比較しても、本発明の表面加工装置1では、送り圧ロ
ール5及び送り圧ロール6の夫々が紫外線照射ロール2
を安定支持している状態であり、加工物搬送時及び硬化
処理時の安定性が確保でき、エンドレスベルト機構Bの
搬送速度と同様の速度で加工処理が行えるものである。
【0019】尚、本発明の実施例では送り圧ロールを2
本であるが、例えば、3本、4本と並設させて構わない
ものである。
【0020】又、本発明の実施例では被加工物Aが枚葉
物のシートであるが、例えば、ウエブ状の長尺物の場合
でも同様に実施できるものである。
【0021】
【発明の効果】前述のように、本発明は、紫外線硬化樹
脂等を表面に塗工した原紙、加工紙、印刷紙等の被加工
物へ表面加工を施すための装置において、エンドレスベ
ルト機構の搬送速度と同様の加工速度が得られる表面加
工装置であり、表面加工工程の効率化を達成するもので
あり、更には、被加工物の表面にコーテイングされた紫
外線硬化樹脂に対しても良好な紫外線硬化が得られるも
のであり、加えて、装置構成を安定性のあるものとした
ことにより製品精度を向上させる等、極めて貢献度の高
い有意義な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の紫外線照射ロールを用いた表
面加工装置の概要説明図である。
【符号の説明】
A エンドレスベルト機構 B 被加工物 1 表面加工装置 2 紫外線ロール 3 抑圧機構 4 紫外線照射ランプ 5 送り圧ロール 6 送り圧ロール
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−558(JP,A) 特開 平6−218960(JP,A) 特開 平4−219271(JP,A) 特公 昭51−39662(JP,B2) 特公 平4−57186(JP,B2) 特公 昭57−22755(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 9/12,9/14 B01J 19/08 - 19/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドレスベルト機構により移送される
    被加工物の表面に対して加工を施す表面加工装置であっ
    て、紫外線透過性材料より形成されると共に抑圧機構を
    近設し、且つ紫外線照射ランプを内設した紫外線照射ロ
    ールと、該紫外線照射ロールより小径とした少なくとも
    2本の同径の送り圧ロールとを用い、エンドレスベルト
    機構上に上下方向へ揺動可能に設置した前記紫外線照射
    ロールと、長さ方向へ並設した前記送り圧ロールとを、
    エンドレスベルトを挟んで対峙させたことを特徴とする
    紫外線照射ロールを用いた表面加工装置。
JP29802594A 1994-11-08 1994-11-08 紫外線照射ロールを用いた表面加工装置 Expired - Lifetime JP3356565B2 (ja)

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JP2008194977A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Hitachi Maxell Ltd 成形体の製造方法及び製造装置

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