JPH0780163B2 - 輪っぱ組立て装置への部材の供給方法および装置 - Google Patents

輪っぱ組立て装置への部材の供給方法および装置

Info

Publication number
JPH0780163B2
JPH0780163B2 JP2282185A JP28218590A JPH0780163B2 JP H0780163 B2 JPH0780163 B2 JP H0780163B2 JP 2282185 A JP2282185 A JP 2282185A JP 28218590 A JP28218590 A JP 28218590A JP H0780163 B2 JPH0780163 B2 JP H0780163B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loop
wide
narrow
guide groove
rolling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2282185A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04156301A (ja
Inventor
治親 平野
徹 加納
篤三 西野
晴夫 村上
甚内 関口
一朗 棚橋
Original Assignee
マルマス機械株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マルマス機械株式会社 filed Critical マルマス機械株式会社
Priority to JP2282185A priority Critical patent/JPH0780163B2/ja
Publication of JPH04156301A publication Critical patent/JPH04156301A/ja
Publication of JPH0780163B2 publication Critical patent/JPH0780163B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、曲げ物に使用される輪っぱの自動組立てに
おいて、その組立て装置への部材の供給方法および装置
に関する。
〔従来の技術〕
曲げ物は、一般的に蝦夷松や桧の薄板を曲げた輪っぱに
同材質の底板を組み込んだ容器であって、海産物や寿
司、弁当、漬物等の食品を包装するため使用されてい
る。輪っぱという場合には、容器全体を指すことも多い
が、この明細書においては、側壁としての意味で使用す
る。側壁としての輪っぱは、一枚の帯板状輪っぱ部材を
丸める場合と、その外側にさらにやゝ幅狭い外側部材を
巻き付け、二重構造にされる場合とがある。
従来、輪っぱの製造については、底板に輪っぱ部材を巻
き付けて輪っぱの大きさを決め、次に、底板を外し、輪
っぱ部材の両端部を指で押さえながら、止金具の打込機
に挿入し、打込機の芯に輪っぱを合わせながら、止金具
を打ち込むことによって、一枚の輪っぱを完成してい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のような従来の輪っぱの製造によれば、殆どの工程
が手作業であるため、一人当たりの生産高に限りがあ
り、量産に適しなかった。
また、組立てには人の感に頼ることが多く、そのため、
製品に均一性が欠け不揃いが生じやすいという問題もあ
った。
殊に、二重構造の場合であると、手作業によることが困
難で、熟練を要し、生産性を上げることは容易ではなか
ったし、不良製品が生じやすかった。
本願出願人においては、上記のような実情から、種々実
験と研究を重ねた結果、輪っぱ部材を供給すれば自動的
に輪っぱが組み立てられる輪っぱの組立て装置を完成し
た。
そこで、この発明は、この輪っぱの組立て装置へ、円滑
に輪っぱ部材を搬送する輪っぱ組立て装置への部材の供
給方法および装置を提供することを目的とした。
〔課題を解決するための手段〕 上記の目的を達成するためのこの発明は次の通りであ
る。
輪っぱ組立て装置への部材の供給方法は、帯板状輪っ
ぱ部材を丸めて成る内輪っぱと、その外側にさらに外側
部材を丸めて成る外輪っぱとから構成される多重輪っぱ
の製造において、円形の成形型の内周面に上記輪っぱ部
材を摺動させながら丸めることにより成形する上記輪っ
ぱの組立て装置へ、成形型の内周面が成す円のほゞ接線
方向から上記輪っぱ部材を挿入し得るように、その挿入
口へ向かうガイド溝に上記輪っぱ部材を搬送させ、その
搬送のために上下ローラで上記輪っぱ部材を挾み、ロー
ラの駆動により上記輪っぱ部材を上記成形型へ挿入する
に際し、先ずは内輪っぱ部材を挿入し内輪っぱの成形を
完了し、次いで外輪っぱ部材を繰り込むに際して、その
先端部を位置決めし且つその先端部を上記内輪っぱに止
めて上記成形型内部に繰り込むことを特徴とする。
輪っぱ組立て装置への部材の供給装置は、幅広の帯板
状輪っぱ部材を丸めてなる内輪っぱと、その外側にさら
に幅狭の外側部材を丸めてなる外輪っぱとから構成され
る多重輪っぱの製造において、上記各輪っぱ部材を収納
したカートリッジと、このカートリッジより輪っぱ部材
を摘み出し組立て装置への搬送路に納める吸着装置とを
備え、この搬送路には、輪っぱ部材の受け部材に幅広部
材と幅狭部材とが落とし込まれるガイド溝を設け、ガイ
ド溝の底部を幅広部材用ガイド溝として幅広く形成し、
下面に幅狭部材用ガイド溝が形成された上ガイド板をガ
イド溝に上下動可能に嵌め、幅広部材の搬送時には、上
ガイド板でそれを押さえ、幅狭部材の搬送時には、上ガ
イド板の幅狭部材用ガイド溝でそれを押さえるように構
成し、また、輪っぱ部材を駆動する上下ローラを設け、
さらに、輪っぱ部材の端末を検出する検出装置を設け、
この搬送路より繰り込まれる上記幅広部材および幅狭部
材を丸め得るようにした円形の成形型には、その挿入口
に出し入れ自在に送込みガイドが設けられ、且つ成形型
の内周面には、上記幅広部材を繰り込む幅広溝と、その
幅広溝の幅中央に上記幅狭部材を繰り込む幅狭溝が設け
てあることを特徴とする。
輪っぱ組立て装置への部材の供給装置については、輪
っぱ部材の跳上りを防止するために、ガイド溝に横から
出入りするシャッタを受け部材に貫通して設けることに
より、輪っぱ部材の押え装置を構成することもある。
〔作用〕
1)輪っぱ組立て装置への部材の供給方法を上記のよう
に構成したから、ガイド溝に沿わせて輪っぱ部材を搬送
し、組立て装置の成形型にそれを確実に供給できること
はもちろん、輪っぱ部材を丸め得るように、接線方向か
ら成形型の内周面に繰り込ませることができる。
2)輪っぱ組立て装置への部材の供給装置によれば、ガ
イド溝によってその幅とほゞ等しい幅広部材の供給をな
し得るばかりでなく、それよりも幅狭い幅狭部材を上ガ
イド板を下ろすことによってその上ガイド溝に規制させ
ながら、組立て装置の所定箇所に確実に供給することが
できる。そして、組立て装置へ幅広部材と幅狭部材とを
供給すれば、二重の輪っぱが成形される。
〔実施例〕
次に、この発明を輪っぱの自動組立機において実施した
例について図面に基づいて説明する。
図面は一実施例を示したもので、その輪っぱの組立機を
まず第1図および第2図において概略的に説明すると、
組立ての主要部となる主装置Aと、輪っぱ部材の吸着装
置Bとの組合わせからなり、主装置Aの上に左右一対の
レール1,1を架設し、その上を吸着装置Bが左右へ移動
可能に載置されている。
輪っぱRは、第11図及び第12図に示すように、幅広部材
6の外側に、幅狭部材7が組み込まれたもので、幅狭部
材7が一対の半細部材7a,7aからなっている。そこで、
両半細部材7a,7aが一体のものとして幅狭部材7と称す
ることにする。
主装置Aについては、基盤2の上にベース板3がスライ
ドベースセンタ出しエアシリンダ15により左右に移動可
能に置かれ、その上に副ベース板4がローラセンタ出し
エアシリンダ16により左右に移動可能に置かれている。
さらに、ベース板3の上には、この発明による輪っぱ組
立て装置への部材の供給装置C(以下単に供給装置Cと
いう)を設け、供給装置Cの前端に輪っぱの組立て装置
Dが設けられる。また、供給装置Cの一側に幅広部材6
のカートリッジ8を設け、他側に半細部材7a,7aのカー
トリッジ9a,9aを並べて設けてある。
カートリッジ8,9a,9aは、それぞれ板材の立設により深
い溝形に形成され、その板材の前後両端部に、吸着装置
Bによる輪っぱ部材の摘み出しのために切欠部10,10を
設け、その摘み出し装置の選択のために、一側端に吸着
装置Bを移動させるためのエアシリンダ11を取り付けて
ある。
吸着装置Bによる輪っぱ部材の摘み出しについては、第
3図に示すように、吸着装置Bの基板5にエアシリンダ
12により上下動する触手13,14を垂設し、一方の触手13
に幅広部材6の吸盤85を、他方の触手14に半細部材7a,7
aの吸盤86、86を設けてある。
また、触手13,14には、吸盤85,86を常時下方へ付勢する
コイルばね18と、吸盤85,86が他の物と接触するのを感
知する近接スイッチ19が設けられる。つまり、コイルば
ね18の弾力に抗して吸盤85,86が押し上げられると、そ
れが近接スイッチ19により感知されるようになってい
る。
さらに、半細部材7a,7aの触手14については、両方の吸
盤86,86の間隔を調整するエアシリンダ21が設けてあ
る。
供給装置Cは、第1図に示すように、ベース板3に起立
板23を固着し、その上に搬送路24と、駆動装置25とを設
ける他、輪っぱ部材の押え装置26と、幅狭部材7の規制
装置27とが設けられる。
搬送路24は、第4図及び第5図に示すように、輪っぱ部
材の受け部材30に幅広部材6と幅狭部材7とが落とし込
まれるガイド溝32を設けてある。第5図(a)は幅広部
材6が搬送される場合、第5図(b)は幅狭部材7が搬
送される場合を示す。
駆動装置25は、搬送路24に輪っぱ部材を挟む上下ローラ
40,41を設けたもので(第1図、第2図,第7図)、モ
ータによって回転されるが、上部ローラ40については、
支持腕42の先端にそれが軸支され、輪っぱ部材が搬送路
24に落とされるときには、その妨げにならないように、
基端の軸43を中心に上に反転するようになっている。
上下ローラ40,41による輪っぱ部材の挟み付けについて
は、第7図に示すように、受け部材30に下ローラ41が溝
内に抜ける切欠き44を設けてある。押え装置26は、輪っ
ぱ部材の跳上りを防止するためのもので、第4図に示す
ように、受け部材30の上端部に輪っぱ部材を押さえるシ
ャッタ33の挿入溝34を設け、シャッタ33をエアシリンダ
35により開閉できるようにしたものである。
規制装置27は、第5図、第7図に示すように、ガイド溝
32に内嵌めされ且つ下面に半細部材7a,7a搬送用のガイ
ド溝39bを形成した下向きコ字形状の上ガイド板37を内
装し、それを同時作動する前後一対のエアシリンダ38,3
8により上下動可能に支持したもので、幅広部材6を通
すときには、第5図(a)に示すように、エアシリンダ
38を上げることにより、上ガイド板37の下側にはガイド
溝32幅の幅広部材用ガイド溝39aが形成される。また、
幅狭部材7を通すときには、第5図(b)に示すよう
に、エアシリンダ38を下げることにより、上ガイド板37
に囲まれる幅狭部材用ガイド溝39bが形成され、幅狭部
材7はこの溝39bを通ることになる。
なお、上ガイド板37の下面とガイド溝32とによって、輪
っぱ部材搬送用のガイド溝を形成するに、この実施例で
は、上ガイド板37の断面形状を下向きコ字形状に構成す
ることによって、幅広部材用ガイド溝39aと幅狭部材用
ガイド溝39bとを形成したが、このような輪っぱ部材搬
送用のガイド溝形成にあたっては、必ずしもこの実施例
に限定されるものではない。例えば、上ガイド板37の下
面の中央部に突条壁を設けた断面T字形状のものであつ
てもよい。この場合には、突条壁の左右にそれぞれ幅狭
部材用ガイド溝39b、39bが形成されることになり、幅広
部材に対しては突条壁の下端が当たりガイドすることに
なる。
エアシリンダ38の取り付けについては、受け部材30の上
に取付板66を固着してあって、それを貫通するロッドの
下端に上ガイド板37が取り付けられる。
組立て装置Dは、成形型45と、繰込み装置46と、開閉装
置47と、ガイド装置48と打込機49、排出装置50等からな
る。
成形型45は円形であるが4つ割れであって、第7図に示
すように、割れ型45a,45a及び45b,45bの組合せからなっ
ており、下部割れ型45a,45aが開閉可能にピン45c,45cで
軸支され、上部割れ型45b,45bの上端には輪っぱ部材の
挿入口54が開けられている。
4つ割れ型45a,45a,45b,45bの内周面には、第8図、第
9図に示すように、幅広部材6を繰り込む幅広溝51を設
けるとともに、その幅中央に幅狭部材7を繰り込む幅狭
溝52を設けたもので、さらに、幅狭溝52の底面には幅狭
部材7の繰り込み時の抵抗緩和のための細い一対の溝5
3,53が設けてある。
繰込み装置46は、第6図に示すように、副ベース板4の
上に左右一対の支持板55,56を立設し、それを開閉チャ
ック57、ロータリエンコーダ58、位置決め用モータ59を
取り付け、1個の繰込みローラ60及び1個のガイド板48
aを開閉可能に取り付けてある。また、ロータリエンコ
ーダ58は繰込みローラ60の同一駆動源より駆動させ、繰
込みローラ60が廻ることによりロータリエンコーダ58も
駆動させるものである。
開閉装置47は、第7図に示すように、左右一対のエアシ
リンダ61,61からなり、ベース板3の上にそのエアシリ
ンダ61,61を軸支し、ロッドの先端が割れ型45a,45aの下
端部に連結される。
送込みガイド48bは、第7図、第8図に示すように、エ
アシリンダ62のロッドの先端に円形成形型45の挿入口54
から出し入れ可能に取り付けられ、下面が輪っぱ部材を
円形成形型45内へ送り込む方向に傾斜して形成される。
打込機49は、モータ63の動力により輪っぱ部材に止金具
64a,64b,64c,64d,64eを打ち込むもので(第10図ないし
第12図参照)、打ち込み位置は一定となっている。
しかし、第6図に示すように、スライドベースセンタ出
しエアシリンダ15のロッド15aには、止金具位置決めエ
アシリンダ75が連結され、そのエアシリンダ75によりベ
ース板3を介して成形型45を移動させることにより打ち
込み位置が幅方向に換えられる。
排出装置50は、エアシリンダによるもので、そのロッド
の先端に輪っぱRを押し下げる打片65が取り付けられ
る。
第2図において、70は幅狭部材7の端末検出用光電スイ
ッチ、71は上ガイド板37の上下切換え確認用近接スィッ
チ、72は止め金具打込みカウント用近接スイッチ、73は
カウント開始用光電スイッチである。また、第6図にお
いて、74はストッパ、75はダンパーブロックである。
次に、製造工程の手順を説明する。
カートリッジ8,9a,9aにそれぞれ輪っぱ部材を重ねて納
入しておかれる。
吸着装置Bが移動されることによって、まず、一方の触
手13の吸盤85が切欠部10で幅広部材6のカートリッジ8
の中に落とし込まれ、その幅広部材6を吸着し、吸着と
同時にそれが感知されて持ち上がり、吸着装置Bの移動
により吸盤85が搬送路24の上に至ると、そのガイド溝32
の上に下がり、その上に下ろされると、それが感知され
て吸着が解除されると同時に、触手13が持ち上がる。他
方では、触手14が幅狭部材7の吸着のためにそのカート
リッジ9a,9aの中に落し込まれる。
幅広部材6が搬送路24に納められると、駆動装置25の上
部ローラ40が支持腕42の転倒により幅広部材6の上に落
ちることによって、幅広部材6の搬送が始まると同時
に、押え装置26が作動した状態で、組立て装置Dに供給
され、繰込み装置46が作動する。
組立て装置Dにおいては、成形型45が閉じた状態にあ
り、また、挿入口54には送込みガイド48bが突入してい
るので、それに案内されながら幅広部材6が押し込まれ
ると、繰込み装置46の繰込みローラ60が成形型45の内周
面で回転する、 これにより、幅広部材6は、成形型45の幅広溝51の中に
挿入され、カウント開始用光電スイッチ73の信号によ
り、繰込み装置46の回転数をロータリエンコーダ58でカ
ウントされることによって、所定の位置に停止する。ま
た、成形型45の直前にセンサーを設置することによっ
て、センサーからの信号を受けて、タイマーによって所
定の位置に停止させることもできる。
その時には、成形型45の挿入口54に幅広部材6の両端部
の重なり部76が位置しており(第10図参照)、この状態
で、送込みガイド48bが引っ込んでから、その部分に打
込機49により止金具64aが打ち込まれて、内輪っぱRaの
成形が完了する。
なお、内輪っぱRaの止金具64aを打込んだ後、繰込み装
置46により、外輪っぱの止金具と内輪っぱの止金具がラ
ップしない程度に内輪っぱを少し送り込んで停止する。
(第11図参照) 次に、幅広部材6と同じようにして、今度は幅狭部材7
が成形型45に供給される場合について説明する。この場
合、搬送路24においては、規制装置27が作動し、その幅
決めがなされている。
組立て装置Dにおいて、このときはまだ、挿入口54には
送込みガイド48bが突入していないので、成形型45の挿
入口54に幅狭部材7の先端部が突入されると、成形型45
bの端に幅狭部材7の先端部が当たり、端末検出用光電
スイッチ70の信号により輪っぱ形成を止め、2枚の幅狭
部材7a,7aの端そろえを行なう。
そして、一方の半細部材7aの先端部が、打込機49により
止金具64bで内輪っぱRaに止められ(第11図参照)、こ
の止め位置は最初の止金具64aと同じであるので、次い
で、他方の半細部材7aがベース板3と一体の成形型45の
移動により位置を変えて止金具64cで止められる。
次に、送込みガイド48bが挿入口54に突入してから、繰
込みローラ60の回転により幅狭部材7が成形型45の幅狭
溝52に案内されながら繰り込まれ、半細部材7a,7aの両
端部が重なりあった状態で、繰込みローラ60が停止し、
送込みガイド48bが引っ込んでから、第12図に示すよう
に、止金具64cと同じ位置において、一方の半細部材7a
の先端部が止金具64eによって止められ、次に、ベース
板3の移動により成形型45が元の位置に復帰してから、
他方の半細部材7aの先端部が止金具64dにより止められ
る。
これで輪っぱRの組立てが完了するので、開閉装置47が
作動して、成形型45が開き、開閉チャック57により繰込
み装置46が縮み、ローラセンタ出しエアシリンダ16及び
スライドベースセンタ出しエアシリンダ15を作動させる
ことにより落下位置まで移動させ、排出装置50が作動し
て、成形型45から輪っぱRが押し出され、図示しない下
の受け箱の中に落下する。
このようにして自動的に輪っぱRが機械的に量産される
が、カートリッジ8に輪っぱ部材が欠乏すると、センサ
ー82によりそれが感知され、報知されるので、輪っぱ部
材を補充する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、ガイド溝に沿
わせて輪っぱ部材を搬送し、組立て装置の所定位置にそ
れを確実に供給でき、輪っぱ部材が丸められるように、
成形型の内周面へその円のほゞ接線方向から繰り込むた
めに、輪っぱ部材の供給につき、組立て装置における成
形が容易となり、手作業によらないで、円滑に輪っぱの
量産をなし得るという優れた効果がある。
またこの発明装置によれば、ガイド溝によって幅広部材
の供給をなし得るばかりでなく、それよりも幅狭い幅狭
部材は、上ガイド板を下ろすことによって形成される幅
狭部材用ガイド溝で規制させながら、組立て装置の所定
箇所に確実に供給することができるため、幅広部材と幅
狭部材との組合せからなる二重または多重の輪っぱの量
産を確実になし得るという優れた効果がある。
加えて、押え装置を設けたときには、その跳上りを防止
し、さらに円滑に輪っぱ部材の供給をなし得るという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は一実施例を示いし、第1図は組立機を一部分解し
て示す斜視説明図、第2図は組立て状態における正面
図、第3図は供給装置側を側面から見た断面図、第4図
は供給装置における押え装置の断面図、第5図は同装置
における規制装置の断面図で、同図(a)は幅広部材6
が搬送される場合の断面図、同図(b)は幅狭部材7が
搬送される場合の断面図である。 第6図は主として組立て装置を示す側面図、第7図は主
として組立て装置の要部を示す正面から見た断面図、第
8図は同部を側面から見た断面図、第9図は成形型の一
部断面図、第10図ないし第12図は輪っぱの組立て手順を
説明する斜視図である。 C……供給装置、D……輪っぱ組立て装置 6……幅広部材としての輪っぱ部材 7……幅狭部材としての輪っぱ部材 24……搬送路、26……押え装置、30……受け部材 32……ガイド溝、33……シャッタ 37……上ガイド板 39a……幅広部材用ガイド溝 39b……幅狭部材用ガイド溝 40……上ローラ、41……下ローラ、45……成形型 70……端末検出用光電スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 晴夫 富山県中新川郡上市町若杉2番地 マルマ ス機械株式会社内 (72)発明者 関口 甚内 富山県富山市今市560番地の5 有限会社 真砂技研内 (72)発明者 棚橋 一朗 富山県富山市今市560番地の5 有限会社 真砂技研内 (56)参考文献 特開 平2−22003(JP,A) 実開 昭50−148375(JP,U) 特公 平2−31646(JP,B2)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯板状輪っぱ部材を丸めて成る内輪っぱ
    と、その外側にさらに外側部材を丸めて成る外輪っぱと
    から構成される多重輪っぱの製造において、円形の成形
    型の内周面に上記輪っぱ部材を摺動させながら丸めるこ
    とにより成形する上記輪っぱの組立て装置へ、成形型の
    内周面が成す円のほゞ接線方向から上記輪っぱ部材を挿
    入し得るように、その挿入口へ向かうガイド溝に上記輪
    っぱ部材を搬送させ、その搬送のために上下ローラで上
    記輪っぱ部材を挾み、ローラの駆動により上記輪っぱ部
    材を上記成形型へ挿入するに際し、先ずは内輪っぱ部材
    を挿入し内輪っぱの成形を完了し、次いで外輪っぱ部材
    を繰り込むに際して、その先端部を位置決めし且つその
    先端部を上記内輪っぱに止めて上記成形型内部に繰り込
    むことを特徴とする輪っぱ組立て装置への部材の供給方
    法。
  2. 【請求項2】幅広の帯板状輪っぱ部材を丸めてなる内輪
    っぱと、その外側にさらに幅狭の外側部材を丸めてなる
    外輪っぱとから構成される多重輪っぱの製造において、
    上記各輪っぱ部材を収納したカートリッジと、このカー
    トリッジより輪っぱ部材を摘み出し組立て装置への搬送
    路に納める吸着装置とを備え、この搬送路には、輪っぱ
    部材の受け部材に幅広部材と幅狭部材とが落とし込まれ
    るガイド溝を設け、ガイド溝の底部を幅広部材用ガイド
    溝として幅広く形成し、下面に幅狭部材用ガイド溝が形
    成された上ガイド板をガイド溝に上下動可能に嵌め、幅
    広部材の搬送時には、上ガイド板でそれを押さえ、幅狭
    部材の搬送時には、上ガイド板の幅狭部材用ガイド溝で
    それを押さえ得るように構成し、また、輪っぱ部材を駆
    動する上下ローラを設け、さらに、輪っぱ部材の端末を
    検出する検出装置を設け、この搬送路より繰り込まれる
    上記幅広部材および幅狭部材を丸め得るようにした円形
    の成形型には、その挿入口に出し入れ自在に送込みガイ
    ドが設けられ、且つ成形型の内周面には、上記幅広部材
    を繰り込む幅広溝と、その幅広溝の幅中央に上記幅狭部
    材を繰り込む幅狭溝とが設けてあることを特徴とする輪
    っぱ組立て装置への部材の供給装置。
  3. 【請求項3】搬送路において、輪っぱ部材の跳上りを防
    止するために、ガイド溝に横から出入りするシャッタを
    受け部材に貫通して設けることにより、輪っぱ部材の押
    え装置を構成したことを特徴とする請求項2記載の供給
    装置。
JP2282185A 1990-10-19 1990-10-19 輪っぱ組立て装置への部材の供給方法および装置 Expired - Lifetime JPH0780163B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2282185A JPH0780163B2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 輪っぱ組立て装置への部材の供給方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2282185A JPH0780163B2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 輪っぱ組立て装置への部材の供給方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04156301A JPH04156301A (ja) 1992-05-28
JPH0780163B2 true JPH0780163B2 (ja) 1995-08-30

Family

ID=17649186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2282185A Expired - Lifetime JPH0780163B2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 輪っぱ組立て装置への部材の供給方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0780163B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50148375U (ja) * 1974-05-25 1975-12-09
JPH0222003A (ja) * 1988-07-11 1990-01-24 Mieko Sakai 円形枠材の製造方法
JPH0231646A (ja) * 1988-07-21 1990-02-01 Daicel Chem Ind Ltd イチョウ抽出物入りチョコレート

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04156301A (ja) 1992-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3688326B2 (ja) 付着縫合糸を有する縫合針の自動包装機及び自動包装方法
JPH09173339A (ja) 縫合糸付き針の自動包装機および縫合糸付き針の自動包装方法
US5312060A (en) Device for feeding reels into a packaging machine
US5155967A (en) Automated bag manufacturing and packaging system
JPH0470228B2 (ja)
GB2066789A (en) Method and device for web roll storing and changing in cigarette making machines
CN100407050C (zh) 胶片的制造设备和方法
US8317122B2 (en) Device and method for preparing mandrels, device for collecting the wound mandrels and device and method for handling the mandrels
US4205436A (en) Device for loading film cassettes
JPH0780163B2 (ja) 輪っぱ組立て装置への部材の供給方法および装置
GB2025273A (en) Automatic electronic component-inserting machine
US6357102B1 (en) System for assembling dental floss dispenser components
JP6976826B2 (ja) 袋体ストッカー及び袋体供給方法
US5419511A (en) Automatic winding machine for tape-like articles
JPH07112860B2 (ja) 輪っぱの組立て方法および装置
KR101621492B1 (ko) 환형소재 가공용 cnc 선반
CA1327880C (en) Apparatus and method for automatically installing clamps
JPH05220874A (ja) 二重輪っぱの組立て方法
JPS6323090B2 (ja)
JPS59173363A (ja) ヤ−ンリ−ルの取扱い方法および設備
JPS587419B2 (ja) 自動ピン插入装置
JPS6321989B2 (ja)
JPH0512250B2 (ja)
JPH0536801Y2 (ja)
JPS6041106Y2 (ja) 菓子生地等の巻付け装置