JPH078013Y2 - 風呂用濾過装置 - Google Patents
風呂用濾過装置Info
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- JPH078013Y2 JPH078013Y2 JP11237989U JP11237989U JPH078013Y2 JP H078013 Y2 JPH078013 Y2 JP H078013Y2 JP 11237989 U JP11237989 U JP 11237989U JP 11237989 U JP11237989 U JP 11237989U JP H078013 Y2 JPH078013 Y2 JP H078013Y2
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- filter
- bath
- circuit
- water
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、浴槽内の湯を濾過して湯垢や毛髪等のゴミを
除去するための風呂用濾過装置に関する。
除去するための風呂用濾過装置に関する。
[背景技術] 従来の風呂用濾過装置にあっては、追い焚き時には、浴
槽水は濾過器をバイパスして流れており、浴槽水の濾過
は行われていなかった。また、浴槽水の濾過を行なう場
合には、濾過スイッチを押すなどのマニュアル操作が必
要であった。
槽水は濾過器をバイパスして流れており、浴槽水の濾過
は行われていなかった。また、浴槽水の濾過を行なう場
合には、濾過スイッチを押すなどのマニュアル操作が必
要であった。
[考案が解決しようとする課題] このため、従来の風呂用濾過装置にあっては、浴槽水の
濾過を行う場合には、その都度人手によるマニュアル操
作を必要とし、使用者にとって面倒であった。
濾過を行う場合には、その都度人手によるマニュアル操
作を必要とし、使用者にとって面倒であった。
しかして、本考案は叙上の従来例の欠点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは濾過動作を自動
化することのできる風呂用濾過装置を提供することにあ
る。
たものであり、その目的とするところは濾過動作を自動
化することのできる風呂用濾過装置を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] このため、本考案の風呂用濾過装置は、浴槽に接続され
た追い焚き回路とバイパス回路と流路切り換え手段とか
ら構成されており、追い焚き回路は、風呂用熱交換器と
湯を強制循環させるためのポンプと湯温を検知するため
の湯温検知手段と濾過器を備えており、バイパス回路は
前記濾過器を設けた流路と平行となるように追い焚き回
路に接続されており、さらに流路切り換え手段は、追い
焚き動作時においては、前記湯温検知手段によって検知
された湯温と設定温度との差が一定値以上の場合には、
濾過器側流路を開成すると共に前記バイパス回路を閉成
し、湯温と設定温度との差が一定値以下の場合には、濾
過器側流路を閉成すると共にバイパス回路を開成してい
る。
た追い焚き回路とバイパス回路と流路切り換え手段とか
ら構成されており、追い焚き回路は、風呂用熱交換器と
湯を強制循環させるためのポンプと湯温を検知するため
の湯温検知手段と濾過器を備えており、バイパス回路は
前記濾過器を設けた流路と平行となるように追い焚き回
路に接続されており、さらに流路切り換え手段は、追い
焚き動作時においては、前記湯温検知手段によって検知
された湯温と設定温度との差が一定値以上の場合には、
濾過器側流路を開成すると共に前記バイパス回路を閉成
し、湯温と設定温度との差が一定値以下の場合には、濾
過器側流路を閉成すると共にバイパス回路を開成してい
る。
[作用] しかして、本考案にあっては、追い焚き時にバイパス回
路を閉成し、追い焚きと同時に浴槽水の濾過を行うこと
ができるものであり、例えば湯温検知手段によって浴槽
水の湯温が設定温度よりも低下した時に、自動的に追い
焚き動作を開始する自動風呂装置では、自動的に濾過動
作を行うことができる。しかも、この濾過動作は、湯温
が低くて設定温度との温度差が大きな場合にのみ行わ
れ、湯温が高くて設定温度に近い場合にはバイパス回路
を開成し、濾過器に浴槽水を循環させていないので、濾
過器の抵抗のために流量が小さくなってバスアダプター
から浴槽内に高温の湯が吐出されることがない。
路を閉成し、追い焚きと同時に浴槽水の濾過を行うこと
ができるものであり、例えば湯温検知手段によって浴槽
水の湯温が設定温度よりも低下した時に、自動的に追い
焚き動作を開始する自動風呂装置では、自動的に濾過動
作を行うことができる。しかも、この濾過動作は、湯温
が低くて設定温度との温度差が大きな場合にのみ行わ
れ、湯温が高くて設定温度に近い場合にはバイパス回路
を開成し、濾過器に浴槽水を循環させていないので、濾
過器の抵抗のために流量が小さくなってバスアダプター
から浴槽内に高温の湯が吐出されることがない。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図に基づいて詳述する。
第1図に本考案の風呂用濾過装置を備えた自動風呂装置
(第1実施例)を示す。第1図において、1は浴槽、2
は浴槽1内の湯を循環させて追い焚きするための追い焚
き回路、3は浴槽1内に湯を落とし込むための給湯回路
であり、給湯回路3は追い焚き回路2を介して浴槽1の
バスアダプター4に接続されている。追い焚き回路2は
浴槽1に接続されており、追い焚き回路2には浴槽1の
湯を強制循環させるためのポンプ5、湯を加熱する風呂
用熱交換器6、浴槽1内の水位を検出するための圧力セ
ンサー7、浴槽1内の湯温を検知するためのサーミスタ
9及び濾材を納めた濾過器22が設けられている。また、
追い焚き回路2の濾過器22よりも上流側及び下流側には
それぞれ三方弁25,26が設けられており、上流側の三方
弁26には逆洗用排水回路24が接続されている。さらに、
濾過器22の設けられている流路イと平行にバイパス回路
23が配設されており、このバイパス回路23の一端は追い
焚き回路2の三方弁26よりもさらに上流側に直結されて
おり、バイパス回路23の他端は三方弁25に接続されてい
る。そして、三方弁25,26によって流路の切り換え手段
が構成されている。給湯回路3は市水から給湯用熱交換
器10を経て追い焚き回路2に接続されており、給湯回路
3の給湯用熱交換器10よりも下流側からは給湯分岐回路
11が分岐させられている。この給湯分岐回路11は、シャ
ワーやカラン等に接続されており、これらの機器へ給湯
している。また、給湯用熱交換器10と平行にバイパス管
27が配管されており、バイパス管27にはバイパス弁28が
設けられている。給湯回路3の給湯用熱交換器10よりも
上流側には、市水からの入水流量を検知するための入水
流量センサー12と水温検知用のサーミスタ13が設けられ
ており、給湯用熱交換器10と給湯分岐回路11の中間に
は、入水流量を調整するための流量調整弁14と給湯用熱
交換器10の出湯温度を検知するサーミスタ15が設けられ
ている。さらに、給湯分岐回路11よりも下流側には、落
とし込み流量を制御するための流量調整弁16、浴槽1へ
の落とし込み流量を検知する落とし込み用流量センサー
17、バキュームブレーカー18、給湯回路3を開閉するた
めの落とし込み用開閉弁19及び逆止弁20が設けられてい
る。
(第1実施例)を示す。第1図において、1は浴槽、2
は浴槽1内の湯を循環させて追い焚きするための追い焚
き回路、3は浴槽1内に湯を落とし込むための給湯回路
であり、給湯回路3は追い焚き回路2を介して浴槽1の
バスアダプター4に接続されている。追い焚き回路2は
浴槽1に接続されており、追い焚き回路2には浴槽1の
湯を強制循環させるためのポンプ5、湯を加熱する風呂
用熱交換器6、浴槽1内の水位を検出するための圧力セ
ンサー7、浴槽1内の湯温を検知するためのサーミスタ
9及び濾材を納めた濾過器22が設けられている。また、
追い焚き回路2の濾過器22よりも上流側及び下流側には
それぞれ三方弁25,26が設けられており、上流側の三方
弁26には逆洗用排水回路24が接続されている。さらに、
濾過器22の設けられている流路イと平行にバイパス回路
23が配設されており、このバイパス回路23の一端は追い
焚き回路2の三方弁26よりもさらに上流側に直結されて
おり、バイパス回路23の他端は三方弁25に接続されてい
る。そして、三方弁25,26によって流路の切り換え手段
が構成されている。給湯回路3は市水から給湯用熱交換
器10を経て追い焚き回路2に接続されており、給湯回路
3の給湯用熱交換器10よりも下流側からは給湯分岐回路
11が分岐させられている。この給湯分岐回路11は、シャ
ワーやカラン等に接続されており、これらの機器へ給湯
している。また、給湯用熱交換器10と平行にバイパス管
27が配管されており、バイパス管27にはバイパス弁28が
設けられている。給湯回路3の給湯用熱交換器10よりも
上流側には、市水からの入水流量を検知するための入水
流量センサー12と水温検知用のサーミスタ13が設けられ
ており、給湯用熱交換器10と給湯分岐回路11の中間に
は、入水流量を調整するための流量調整弁14と給湯用熱
交換器10の出湯温度を検知するサーミスタ15が設けられ
ている。さらに、給湯分岐回路11よりも下流側には、落
とし込み流量を制御するための流量調整弁16、浴槽1へ
の落とし込み流量を検知する落とし込み用流量センサー
17、バキュームブレーカー18、給湯回路3を開閉するた
めの落とし込み用開閉弁19及び逆止弁20が設けられてい
る。
なお、上記自動風呂装置は、制御部に中央処理装置(CP
U)を備えており、水位設定や湯張り、追い焚き、濾
過、逆洗等の諸動作を行なうようにマイクロコンピュー
タ制御されている。
U)を備えており、水位設定や湯張り、追い焚き、濾
過、逆洗等の諸動作を行なうようにマイクロコンピュー
タ制御されている。
上記自動風呂装置の湯張り(落とし込み)動作を説明す
ると、まず三方弁25,26が第2図に示すようにバイパス
モードに切り換えられる。すなわち、三方弁25はバイパ
ス回路23と追い焚き回路2の濾過器22よりも下流側の流
路ロを(以下、下流側流路という)を連通させると共に
濾過器側流路イの方向で閉じるように制御され、三方弁
26はバイパス回路23を直結された側と濾過器22を連通さ
せると共に逆洗用排水回路24の方向で閉じるように制御
されている。なお、第2図〜第4図の説明図では、三方
弁25,26の開口方向を実線で示し、閉成された方向は破
線で示してある。しかして、落とし込み用開閉弁19が開
成されると、第2図に示すように、湯が給湯回路3から
追い焚き回路2内に流れ、さらに風呂用熱交換器6から
バイパス回路23を通り、下流側流路ロを流れてバスアダ
プター4から浴槽1内に落とし込まれる。したがってこ
の場合には湯は濾過器22を通過することなく落とし込ま
れる。
ると、まず三方弁25,26が第2図に示すようにバイパス
モードに切り換えられる。すなわち、三方弁25はバイパ
ス回路23と追い焚き回路2の濾過器22よりも下流側の流
路ロを(以下、下流側流路という)を連通させると共に
濾過器側流路イの方向で閉じるように制御され、三方弁
26はバイパス回路23を直結された側と濾過器22を連通さ
せると共に逆洗用排水回路24の方向で閉じるように制御
されている。なお、第2図〜第4図の説明図では、三方
弁25,26の開口方向を実線で示し、閉成された方向は破
線で示してある。しかして、落とし込み用開閉弁19が開
成されると、第2図に示すように、湯が給湯回路3から
追い焚き回路2内に流れ、さらに風呂用熱交換器6から
バイパス回路23を通り、下流側流路ロを流れてバスアダ
プター4から浴槽1内に落とし込まれる。したがってこ
の場合には湯は濾過器22を通過することなく落とし込ま
れる。
次に、追い焚き時の動作を説明する。第5図は、追い焚
き時の動作の概略を記述したフローチャートである。こ
のフローチャートに従って説明すると、湯張り後、サー
ミスタ9で検知した湯温が設定温度よりも低い場合に
は、追い焚き動作がスタートする(ステップ101)。追
い焚き動作が開始すると、三方弁25,26は第2図のバイ
パスモードに切り換えられる(ステップ102)。つい
で、ポンプ5が運転されると(ステップ103)、湯が浴
槽1から追い焚き回路2内に吸い込まれ、風呂用熱交換
器6及びバイパス回路23を通って加熱循環され(ステッ
プ104)、サーミスタ9により浴槽水の湯温が読み込ま
れる(ステップ105)。そして、この読み込まれた湯温
Tと設定温度Tsとの温度差(Ts−T)と所定温度とT
k(例えば、5℃)とが比較され(ステップ106)、湯温
Tが低くて設定温度Tsの温度差がTkよりも大きい場合
(この場合は、大抵残り湯の追い焚きである。)には、
三方弁25,26が第3図に示すように濾過モードに切り換
えられる(ステップ107)。すなわち、三方弁25は濾過
器22と下流側流路ロを連通させると共にバイパス回路23
の方向で閉じるように制御され、三方弁26は濾過器22と
バイパス回路23に直結された側を連通させると共に逆洗
用排水回路24の方向で閉じるように制御される。したが
って、この場合には、風呂用熱交換器6によって浴槽水
が追い焚きされると共に、濾過器22によって浴槽水中の
湯垢や毛髪等の汚れやゴミが除去され、濾過された浴槽
水は再び浴槽1内に戻る。これに対し、ステップ106で
湯温Tと設定温度Tsとの温度差がTkよりも小さい場合に
は、三方弁25,26を第2図で示すようなバイパスモード
のままで浴槽水を加熱する(ステップ109)。この後、
湯温が設定温度に達したら(ステップ110)ポンプを停
止して追い焚き動作を終了する(ステップ111)。した
がって、上記のようなフローを実行することにより、自
動的に追い焚き動作が行われることになり、同時に浴槽
水の濾過を行うことができ、濾過動作を自動化すること
ができる。しかも、浴槽水の湯温が高くて設定温度に近
い場合に浴槽水を濾過しながら風呂用熱交換器6で加熱
すると、濾過器22通過時の抵抗によって浴槽水の流量が
小さくなり、このため浴槽水が高温に加熱され過ぎ、高
温の湯が浴槽1のバスアダプター4から吐出される恐れ
があるが、このような場合にはバイパスモードに切り換
えて濾過を停止しているので、バスアダプター4から高
温の湯が吐出されるのを防止できる。さらに追い焚き時
の焚きあがり終了前には、必ずバイパスモードに切り換
わる(パス108及びステップ105,106,109)ので、循環流
量が増加し、追い焚き回路2内のエアパージを充分に行
うことができ、自動補水運転等を行う際に正確な水位測
定が可能になる。
き時の動作の概略を記述したフローチャートである。こ
のフローチャートに従って説明すると、湯張り後、サー
ミスタ9で検知した湯温が設定温度よりも低い場合に
は、追い焚き動作がスタートする(ステップ101)。追
い焚き動作が開始すると、三方弁25,26は第2図のバイ
パスモードに切り換えられる(ステップ102)。つい
で、ポンプ5が運転されると(ステップ103)、湯が浴
槽1から追い焚き回路2内に吸い込まれ、風呂用熱交換
器6及びバイパス回路23を通って加熱循環され(ステッ
プ104)、サーミスタ9により浴槽水の湯温が読み込ま
れる(ステップ105)。そして、この読み込まれた湯温
Tと設定温度Tsとの温度差(Ts−T)と所定温度とT
k(例えば、5℃)とが比較され(ステップ106)、湯温
Tが低くて設定温度Tsの温度差がTkよりも大きい場合
(この場合は、大抵残り湯の追い焚きである。)には、
三方弁25,26が第3図に示すように濾過モードに切り換
えられる(ステップ107)。すなわち、三方弁25は濾過
器22と下流側流路ロを連通させると共にバイパス回路23
の方向で閉じるように制御され、三方弁26は濾過器22と
バイパス回路23に直結された側を連通させると共に逆洗
用排水回路24の方向で閉じるように制御される。したが
って、この場合には、風呂用熱交換器6によって浴槽水
が追い焚きされると共に、濾過器22によって浴槽水中の
湯垢や毛髪等の汚れやゴミが除去され、濾過された浴槽
水は再び浴槽1内に戻る。これに対し、ステップ106で
湯温Tと設定温度Tsとの温度差がTkよりも小さい場合に
は、三方弁25,26を第2図で示すようなバイパスモード
のままで浴槽水を加熱する(ステップ109)。この後、
湯温が設定温度に達したら(ステップ110)ポンプを停
止して追い焚き動作を終了する(ステップ111)。した
がって、上記のようなフローを実行することにより、自
動的に追い焚き動作が行われることになり、同時に浴槽
水の濾過を行うことができ、濾過動作を自動化すること
ができる。しかも、浴槽水の湯温が高くて設定温度に近
い場合に浴槽水を濾過しながら風呂用熱交換器6で加熱
すると、濾過器22通過時の抵抗によって浴槽水の流量が
小さくなり、このため浴槽水が高温に加熱され過ぎ、高
温の湯が浴槽1のバスアダプター4から吐出される恐れ
があるが、このような場合にはバイパスモードに切り換
えて濾過を停止しているので、バスアダプター4から高
温の湯が吐出されるのを防止できる。さらに追い焚き時
の焚きあがり終了前には、必ずバイパスモードに切り換
わる(パス108及びステップ105,106,109)ので、循環流
量が増加し、追い焚き回路2内のエアパージを充分に行
うことができ、自動補水運転等を行う際に正確な水位測
定が可能になる。
また、濾過時には、両三方弁25,26は第3図に示した濾
過モードに切り換えられ、浴槽1から追い焚き回路2内
に吸い込まれた浴槽水は、熱交換器6及び濾過器22を通
り、濾過器22で濾過された浴槽水は再び浴槽1内に戻
る。
過モードに切り換えられ、浴槽1から追い焚き回路2内
に吸い込まれた浴槽水は、熱交換器6及び濾過器22を通
り、濾過器22で濾過された浴槽水は再び浴槽1内に戻
る。
次に、逆洗時の動作を第6図に示すフローチャートに従
って説明する。初めは、三方弁25,26を第2図に示すよ
うなバイパスモードに切り換え(ステップ121)、ポン
プ5を運転し(ステップ122)、サーミスタ9によって
検出している浴槽1内の湯温を読み込む(ステップ12
3)。この後、三方弁25,26を第4図に示すような逆洗モ
ードに切り換える(ステップ124)。すなわち、三方弁2
5はバイパス回路23と濾過器側流路イを連通させると共
に下流側流路ロの方向で閉じるように制御され、三方弁
26は濾過器22側と逆洗用排水回路24を連通させると共に
バイパス回路23に直結された側で閉じるように制御され
る。ついで、ステップ123で読み込んだ湯温Tと設定温
度Tsとの温度差(TsT)と一定温度Tj(例えば、2℃)
とを比較較する(ステップ125)。そして、浴槽1内の
湯が冷めていて設定温度Tsとの温度差がTjよよりも大き
い場合には、第4図に示すように、ポンプ5によって浴
槽水を追い焚き回路2内に吸い込み、熱交換器6及びバ
イパス回路23を通った浴槽水を濾過器22に逆流させ、濾
過器22内の濾材に付着したゴミや汚れを剥離させ、浴槽
水と一緒に汚れやゴミ等を逆洗用排水回路24から外部に
排出する(ステップ126)。一方、浴槽1内の湯温が高
くて設定温度との温度差が小さい場合には、ポンプ5を
停止して落とし込み用開閉弁19を開成する(ステップ12
7)。そして、給湯回路3から追い焚き回路2内に給湯
水を落とし込み、バイパス回路23を通過した給湯水を濾
過器22内に逆流させ、内部の濾材を逆洗し、ゴミや汚れ
等を逆洗用排水回路24から外部に排出する(ステップ12
8)。したがって、浴槽1の湯が焚き上がっていて湯温
が設定温度に近い場合には浴槽水が逆洗用に消費される
ことがなく、燃料費を節約することができる。
って説明する。初めは、三方弁25,26を第2図に示すよ
うなバイパスモードに切り換え(ステップ121)、ポン
プ5を運転し(ステップ122)、サーミスタ9によって
検出している浴槽1内の湯温を読み込む(ステップ12
3)。この後、三方弁25,26を第4図に示すような逆洗モ
ードに切り換える(ステップ124)。すなわち、三方弁2
5はバイパス回路23と濾過器側流路イを連通させると共
に下流側流路ロの方向で閉じるように制御され、三方弁
26は濾過器22側と逆洗用排水回路24を連通させると共に
バイパス回路23に直結された側で閉じるように制御され
る。ついで、ステップ123で読み込んだ湯温Tと設定温
度Tsとの温度差(TsT)と一定温度Tj(例えば、2℃)
とを比較較する(ステップ125)。そして、浴槽1内の
湯が冷めていて設定温度Tsとの温度差がTjよよりも大き
い場合には、第4図に示すように、ポンプ5によって浴
槽水を追い焚き回路2内に吸い込み、熱交換器6及びバ
イパス回路23を通った浴槽水を濾過器22に逆流させ、濾
過器22内の濾材に付着したゴミや汚れを剥離させ、浴槽
水と一緒に汚れやゴミ等を逆洗用排水回路24から外部に
排出する(ステップ126)。一方、浴槽1内の湯温が高
くて設定温度との温度差が小さい場合には、ポンプ5を
停止して落とし込み用開閉弁19を開成する(ステップ12
7)。そして、給湯回路3から追い焚き回路2内に給湯
水を落とし込み、バイパス回路23を通過した給湯水を濾
過器22内に逆流させ、内部の濾材を逆洗し、ゴミや汚れ
等を逆洗用排水回路24から外部に排出する(ステップ12
8)。したがって、浴槽1の湯が焚き上がっていて湯温
が設定温度に近い場合には浴槽水が逆洗用に消費される
ことがなく、燃料費を節約することができる。
第7図に示すものは、本考案の第2実施例の構成図であ
り、浴槽水により高温逆洗を行なえるものである。この
第2実施例の構成は、第1図の構成に対して追い焚き回
路2に水流スイッチ8と風呂用熱交換器6の出湯側の温
度を検知するためのサーミスタ21を付加したものであ
り、第1図と同じ構成要素には同一の番号を付与して詳
細な説明は省略する。また、湯張り時、追い焚き時及び
濾過時の動作も第1実施例と同じであるので、逆洗時の
動作のみを説明する。
り、浴槽水により高温逆洗を行なえるものである。この
第2実施例の構成は、第1図の構成に対して追い焚き回
路2に水流スイッチ8と風呂用熱交換器6の出湯側の温
度を検知するためのサーミスタ21を付加したものであ
り、第1図と同じ構成要素には同一の番号を付与して詳
細な説明は省略する。また、湯張り時、追い焚き時及び
濾過時の動作も第1実施例と同じであるので、逆洗時の
動作のみを説明する。
逆洗時には、追い焚き回路2は第4図に示した逆洗モー
ドに切り換えられ、ポンプ5が運転される。こうして、
浴槽水が追い焚き回路2内に吸い込まれ、浴槽水は風呂
用熱交換器6及びバイパス回路23を通過して濾過器22を
逆流し、逆洗用排水回路24から外部へ排出され始める。
この時、圧力センサー7が圧力上昇によって流水を検出
すると、風呂用熱交換器6のバーナー(図示せず)が着
火され、逆洗水を加熱する。風呂用熱交換器6によって
逆洗水を加熱した当初(約10秒間)は、ポンプ5は最大
出力でフル回転させられる。逆洗水が風呂用熱交換器6
によって加熱され、出湯温度検知用のサーミスタ21の検
知温度が安定すると、サーミスタ21で出湯温度を監視し
ながらポンプを位相制御して追い焚き回路2を流れる流
量を低下させ、サーミスタ21で検出する温度が高温(約
80℃)になるように制御する。こうして、ある一定時間
高温水で逆洗を行った後、風呂用熱交換器6のバーナー
を消火し、追い焚き回路2内の高温水を逆洗用排水回路
24から排出した後、追い焚き回路の三方弁25,26を第3
図のような濾過モードに戻す。このようにして、ポンプ
5を位相制御して流量コントロールを行ない、逆洗水を
高温に加熱して濾過器22を逆洗することにより、常温水
では濾材に付着して容易に落ちなかった油脂分等を効果
的に洗浄することができるのである。
ドに切り換えられ、ポンプ5が運転される。こうして、
浴槽水が追い焚き回路2内に吸い込まれ、浴槽水は風呂
用熱交換器6及びバイパス回路23を通過して濾過器22を
逆流し、逆洗用排水回路24から外部へ排出され始める。
この時、圧力センサー7が圧力上昇によって流水を検出
すると、風呂用熱交換器6のバーナー(図示せず)が着
火され、逆洗水を加熱する。風呂用熱交換器6によって
逆洗水を加熱した当初(約10秒間)は、ポンプ5は最大
出力でフル回転させられる。逆洗水が風呂用熱交換器6
によって加熱され、出湯温度検知用のサーミスタ21の検
知温度が安定すると、サーミスタ21で出湯温度を監視し
ながらポンプを位相制御して追い焚き回路2を流れる流
量を低下させ、サーミスタ21で検出する温度が高温(約
80℃)になるように制御する。こうして、ある一定時間
高温水で逆洗を行った後、風呂用熱交換器6のバーナー
を消火し、追い焚き回路2内の高温水を逆洗用排水回路
24から排出した後、追い焚き回路の三方弁25,26を第3
図のような濾過モードに戻す。このようにして、ポンプ
5を位相制御して流量コントロールを行ない、逆洗水を
高温に加熱して濾過器22を逆洗することにより、常温水
では濾材に付着して容易に落ちなかった油脂分等を効果
的に洗浄することができるのである。
第8図に示すものは、本考案の第3実施例であり、給湯
水により高温逆洗を行なえるものである。第8図に示し
た自動風呂装置では、三方弁29を介して給湯回路3を追
い焚き回路2に接続してある。この自動風呂装置にあっ
ても、湯張り時、追い焚き時及び濾過時の動作は第一の
実施例と同様であるので、逆洗時の動作についてのみ説
明する。
水により高温逆洗を行なえるものである。第8図に示し
た自動風呂装置では、三方弁29を介して給湯回路3を追
い焚き回路2に接続してある。この自動風呂装置にあっ
ても、湯張り時、追い焚き時及び濾過時の動作は第一の
実施例と同様であるので、逆洗時の動作についてのみ説
明する。
逆洗時には、三方弁25,26は、第4図に示すような逆洗
モードに切り換えられる。さらに、バイパス弁28を閉成
し、落とし込み用開閉弁19及び流量調整弁17を開成し、
給湯回路3から濾過器22へ逆洗水を逆流させ、内部の濾
材の逆洗を行う。この時、給湯用熱交換器10の入湯側の
流量センサー12で最低作動水量以上の流量を検知する
と、給湯用熱交換器10のバーナ(図示せず)が着火さ
れ、バーナを比例制御することによって濾過器22に高温
水を供給し、逆洗を行う。高温水による逆洗が一定時間
(約1分)行われた後、、給湯用熱交換器10のバーナー
を消火し、給湯用熱交換器10及び追い焚き回路2中に残
っている高温水を逆洗用排水回路24から排出し、落とし
込み用開閉弁19及び流量調整弁17を閉成し、三方弁25,2
6を濾過モードに切り換えて逆洗を終了する。こうし
て、高温給湯水によって濾過器を逆洗することにより、
濾過器に付着した油脂分等を容易に除去することができ
る。
モードに切り換えられる。さらに、バイパス弁28を閉成
し、落とし込み用開閉弁19及び流量調整弁17を開成し、
給湯回路3から濾過器22へ逆洗水を逆流させ、内部の濾
材の逆洗を行う。この時、給湯用熱交換器10の入湯側の
流量センサー12で最低作動水量以上の流量を検知する
と、給湯用熱交換器10のバーナ(図示せず)が着火さ
れ、バーナを比例制御することによって濾過器22に高温
水を供給し、逆洗を行う。高温水による逆洗が一定時間
(約1分)行われた後、、給湯用熱交換器10のバーナー
を消火し、給湯用熱交換器10及び追い焚き回路2中に残
っている高温水を逆洗用排水回路24から排出し、落とし
込み用開閉弁19及び流量調整弁17を閉成し、三方弁25,2
6を濾過モードに切り換えて逆洗を終了する。こうし
て、高温給湯水によって濾過器を逆洗することにより、
濾過器に付着した油脂分等を容易に除去することができ
る。
次に、本考案の第4実施例を説明する。この実施例の自
動風呂装置の構成は、第7図と同じであるので、その図
示及び説明を省略する。また、その湯張り時、追い焚き
時及び濾過時の動作も第1の実施例と同様であるので、
その説明を省略し、逆洗時の動作のみを説明する。
動風呂装置の構成は、第7図と同じであるので、その図
示及び説明を省略する。また、その湯張り時、追い焚き
時及び濾過時の動作も第1の実施例と同様であるので、
その説明を省略し、逆洗時の動作のみを説明する。
この実施例は、最適流量の浴槽水によって濾過器の逆洗
を行うものである。逆洗時には、三方弁25,26を第4図
に示すような逆洗モードに切り換え、ポンプ5を運転さ
せる。当初、ポンプ5は、やや低めの所定能力(例え
ば、最大出力の60%相当)となるように位相制御され
る。そして、水流スイッチ8で浴槽水の水流を検知する
と、風呂用熱交換器6のバーナに着火して逆洗水を加熱
する。次に、入湯温度検知用のサーミスタ9と出湯温度
検知用のサーミスタ21で検知した湯温と風呂用熱交換器
6のインプット(燃焼能力)から逆洗水の流量を演算に
より求め、ポンプ5の出力を大きくして逆洗最適流量
(例えば、8l/min)となるようにポンプ5を位相制御す
る。すなわち、サーミスタ9,21によって検知された入水
温度及び出湯温度をTx,T1とし、風呂用熱交換器6のイ
ンプット及び熱交換率をI,ηとすると、逆洗水の流量Q
は、 で与えられるので、最適逆洗流量をQ0とする時、出湯温
度をポンプ側へフィードバックさせて出湯温度Txが となるようにポンプ5を位相制御することにより逆洗最
適流量を得ることができるものである。
を行うものである。逆洗時には、三方弁25,26を第4図
に示すような逆洗モードに切り換え、ポンプ5を運転さ
せる。当初、ポンプ5は、やや低めの所定能力(例え
ば、最大出力の60%相当)となるように位相制御され
る。そして、水流スイッチ8で浴槽水の水流を検知する
と、風呂用熱交換器6のバーナに着火して逆洗水を加熱
する。次に、入湯温度検知用のサーミスタ9と出湯温度
検知用のサーミスタ21で検知した湯温と風呂用熱交換器
6のインプット(燃焼能力)から逆洗水の流量を演算に
より求め、ポンプ5の出力を大きくして逆洗最適流量
(例えば、8l/min)となるようにポンプ5を位相制御す
る。すなわち、サーミスタ9,21によって検知された入水
温度及び出湯温度をTx,T1とし、風呂用熱交換器6のイ
ンプット及び熱交換率をI,ηとすると、逆洗水の流量Q
は、 で与えられるので、最適逆洗流量をQ0とする時、出湯温
度をポンプ側へフィードバックさせて出湯温度Txが となるようにポンプ5を位相制御することにより逆洗最
適流量を得ることができるものである。
逆洗水の流速が大きいと、濾過器22内の濾材が逆洗用排
水回路24側へ排出する恐れがあり、逆に逆洗水の流速が
遅いと、濾材が濾過器22内で稠密に詰まったままで濾材
間の隙間が開かず、濾材間に挟まれたゴミが逆洗されず
洗浄不良が発生するため、この中間に最適な逆洗流量が
存在する。そして、この実施例では配管長による圧力ロ
ス等があっても、最適な逆洗流量を得るように自己調整
されるのである。なお、本実施例により逆洗最適流量で
濾過器を逆洗した後、前記実施例による高温逆線を行な
うのも有効である。
水回路24側へ排出する恐れがあり、逆に逆洗水の流速が
遅いと、濾材が濾過器22内で稠密に詰まったままで濾材
間の隙間が開かず、濾材間に挟まれたゴミが逆洗されず
洗浄不良が発生するため、この中間に最適な逆洗流量が
存在する。そして、この実施例では配管長による圧力ロ
ス等があっても、最適な逆洗流量を得るように自己調整
されるのである。なお、本実施例により逆洗最適流量で
濾過器を逆洗した後、前記実施例による高温逆線を行な
うのも有効である。
次に、本考案の第5実施例を説明する。この実施例にお
いても、自動風呂装置の構成は、第7図に示した自動風
呂装置と同じであるので、その図示及び説明を省略す
る。また、この実施例の湯張り時、追い焚き時及び濾過
時の動作も第1実施例と同じであるので、その説明を省
略し、逆洗時の動作のみを説明する。
いても、自動風呂装置の構成は、第7図に示した自動風
呂装置と同じであるので、その図示及び説明を省略す
る。また、この実施例の湯張り時、追い焚き時及び濾過
時の動作も第1実施例と同じであるので、その説明を省
略し、逆洗時の動作のみを説明する。
この実施例は、給湯回路3からの湯によって濾過器22を
逆洗最適流量で逆洗するものである。逆洗時には、三方
弁25,26は第4図に示すような逆洗モードに切り換えら
れる。そして、落とし込み用開閉弁19及びバイパス弁28
を開成し、給湯回路3の流量センサー17によって逆洗水
の流量を検知しながら流量調整弁16の開度を除々に大き
くし、流量を増大させていく。そして、流量センサー13
で検知した流量を流量調整弁へフィードバックさせて制
御し、給湯回路3を流れる逆洗水の流量が逆洗最適流量
(例えば、8l/min)となるように流量コントロールを行
う。さらに、逆洗最適流量に達した後、バイパス弁28を
閉成すると共に給湯用熱交換器10の出湯側の流量調整弁
14を開成し、流量センサー13で水流を検知すると、給湯
用熱交換器10のバーナを着火して逆洗水を加熱し、高温
水によって濾過器22の逆洗を行うものである。
逆洗最適流量で逆洗するものである。逆洗時には、三方
弁25,26は第4図に示すような逆洗モードに切り換えら
れる。そして、落とし込み用開閉弁19及びバイパス弁28
を開成し、給湯回路3の流量センサー17によって逆洗水
の流量を検知しながら流量調整弁16の開度を除々に大き
くし、流量を増大させていく。そして、流量センサー13
で検知した流量を流量調整弁へフィードバックさせて制
御し、給湯回路3を流れる逆洗水の流量が逆洗最適流量
(例えば、8l/min)となるように流量コントロールを行
う。さらに、逆洗最適流量に達した後、バイパス弁28を
閉成すると共に給湯用熱交換器10の出湯側の流量調整弁
14を開成し、流量センサー13で水流を検知すると、給湯
用熱交換器10のバーナを着火して逆洗水を加熱し、高温
水によって濾過器22の逆洗を行うものである。
第9図に示すものは、本考案の風呂用濾過装置に用いら
れる濾過器22の他例を示す概略断面図である。濾過器22
のハウジング30内には水平に支持材31が設けられてお
り、この支持材31の上に濾材32が載置され、濾材32の上
方には空間33が形成されている。そして、追い焚き回路
2に連通したハウジング30内の濾過水放出口34から落下
した濾過水は、濾材32の上に落ち、濾材32を通過する時
に汚れやゴミ等を分離除去され、底面の出口35から再び
追い焚き回路2へ出てゆく。また、このハウジング30の
濾材32よりも上方及び下方からは、それぞれ上流側導圧
管36と下流側導圧管37が延出されており、ハウジング30
外に設けられた差圧検知型圧力スイッチ38に接続されて
いる。この差圧検知型圧力スイッチ38は、ダイアフラム
39によって内部を上下に仕切られており、ダイアフラム
39の上面側空間41に上流側導圧管36が接続され、ダイア
フラム39の下面側空間42に下流側導圧管37が接続されて
いる。また、このダイアフラム39は、スプリング40によ
って上方へ押し上げられている。さらに、ダイアフラム
39の下面にはマグネット43が取着され、下面側空間42の
底面にはリードスイッチ44が取り付けられており、マグ
ネット43とリードスイッチ44とが上下に対向させられて
いる。しかして、上面側空間41の圧力が下面側空間42の
圧力よりも大きくなり、スプリング40の弾性力に抗して
ダイアフラム39が押し下げられると、マグネット43がリ
ードスイッチ44に近接することによってリードスイッチ
44がオンとなるものである。
れる濾過器22の他例を示す概略断面図である。濾過器22
のハウジング30内には水平に支持材31が設けられてお
り、この支持材31の上に濾材32が載置され、濾材32の上
方には空間33が形成されている。そして、追い焚き回路
2に連通したハウジング30内の濾過水放出口34から落下
した濾過水は、濾材32の上に落ち、濾材32を通過する時
に汚れやゴミ等を分離除去され、底面の出口35から再び
追い焚き回路2へ出てゆく。また、このハウジング30の
濾材32よりも上方及び下方からは、それぞれ上流側導圧
管36と下流側導圧管37が延出されており、ハウジング30
外に設けられた差圧検知型圧力スイッチ38に接続されて
いる。この差圧検知型圧力スイッチ38は、ダイアフラム
39によって内部を上下に仕切られており、ダイアフラム
39の上面側空間41に上流側導圧管36が接続され、ダイア
フラム39の下面側空間42に下流側導圧管37が接続されて
いる。また、このダイアフラム39は、スプリング40によ
って上方へ押し上げられている。さらに、ダイアフラム
39の下面にはマグネット43が取着され、下面側空間42の
底面にはリードスイッチ44が取り付けられており、マグ
ネット43とリードスイッチ44とが上下に対向させられて
いる。しかして、上面側空間41の圧力が下面側空間42の
圧力よりも大きくなり、スプリング40の弾性力に抗して
ダイアフラム39が押し下げられると、マグネット43がリ
ードスイッチ44に近接することによってリードスイッチ
44がオンとなるものである。
この濾過器22は、例えば第7図に示したような自動風呂
装置中の濾過器として用いられるものであり、圧力スイ
ッチ38がオンになると逆洗動作が開始するようにしてあ
る。しかして、濾材32の間に汚れやゴミ等が捕捉されて
目詰まりが進行すると、濾過水が濾材32を通過する時の
圧力損失が大きくなる。そうなると、濾過器22の空間33
に濾過水が充満し、上面側空間41内の水圧と下面側空間
42内の水圧との圧力差が大きくなり、ダイアフラム39が
水圧によって押し下げられ、マグネット43がリードスイ
ッチ44に近接することによってリードスイッチ44がオン
になる。そして、圧力スイッチ38(リードスイッチ44)
がオンになると、三方弁25,26が逆洗モードに切り換え
られ、浴槽水もしくは給湯水によって濾過器22が逆洗さ
れる。また、圧力スイッチ38がオンになる時間間隔はタ
イマー等の計時手段によって計測されている。濾過器22
の使用期間が長くなると逆洗を行っても濾材32の表面に
付着したゴミ等によって圧力損失が大きくなり、逆洗が
終了した後、次に圧力スイッチ38がオンになるまでの時
間が徐々に短くなる。計時手段によって計測されている
その時間がある一定時間以内になると、風呂用熱交換器
6により逆洗水を加熱して高温逆洗が行われる。やが
て、高温逆洗を行っても、圧力スイッチ38が短い時間間
隔でオンを繰り返すようになると、濾材交換のアラーム
もしくはメッセージ等が出力される。
装置中の濾過器として用いられるものであり、圧力スイ
ッチ38がオンになると逆洗動作が開始するようにしてあ
る。しかして、濾材32の間に汚れやゴミ等が捕捉されて
目詰まりが進行すると、濾過水が濾材32を通過する時の
圧力損失が大きくなる。そうなると、濾過器22の空間33
に濾過水が充満し、上面側空間41内の水圧と下面側空間
42内の水圧との圧力差が大きくなり、ダイアフラム39が
水圧によって押し下げられ、マグネット43がリードスイ
ッチ44に近接することによってリードスイッチ44がオン
になる。そして、圧力スイッチ38(リードスイッチ44)
がオンになると、三方弁25,26が逆洗モードに切り換え
られ、浴槽水もしくは給湯水によって濾過器22が逆洗さ
れる。また、圧力スイッチ38がオンになる時間間隔はタ
イマー等の計時手段によって計測されている。濾過器22
の使用期間が長くなると逆洗を行っても濾材32の表面に
付着したゴミ等によって圧力損失が大きくなり、逆洗が
終了した後、次に圧力スイッチ38がオンになるまでの時
間が徐々に短くなる。計時手段によって計測されている
その時間がある一定時間以内になると、風呂用熱交換器
6により逆洗水を加熱して高温逆洗が行われる。やが
て、高温逆洗を行っても、圧力スイッチ38が短い時間間
隔でオンを繰り返すようになると、濾材交換のアラーム
もしくはメッセージ等が出力される。
従って、計時手段によって差圧検知型圧力スイッチ38の
オン時間を監視し、逆洗後に再び圧力スイッチ38がオン
になるまでの経過時間が長ければ、常温水で通常の逆洗
を行い、圧力スイッチ38がオンになる時間間隔が短くな
れば、高温水で逆洗を行い、燃料コストを節約しながら
効率的に濾過器を逆洗し、最終的には濾材交換時期を知
らせるものである。
オン時間を監視し、逆洗後に再び圧力スイッチ38がオン
になるまでの経過時間が長ければ、常温水で通常の逆洗
を行い、圧力スイッチ38がオンになる時間間隔が短くな
れば、高温水で逆洗を行い、燃料コストを節約しながら
効率的に濾過器を逆洗し、最終的には濾材交換時期を知
らせるものである。
なお、通常の逆洗はタイマーを用いて定期的に行い、そ
の定期逆洗時期内に圧力スイッチ38がオンになった場合
には、濾過器22の目詰まりが大きいと判断して高温逆洗
を行うようにしてもよい。
の定期逆洗時期内に圧力スイッチ38がオンになった場合
には、濾過器22の目詰まりが大きいと判断して高温逆洗
を行うようにしてもよい。
第10図に示すものは、本考案の第7実施例であり、これ
は風呂用熱交換器6と並列にバイパス回路45を設け、三
方弁46によってバイパス回路45側と風呂用熱交換器6側
とを切り換えられるようにし、濾過器22a,22bとバイパ
ス回路23a,23bとを並列に構成したものを2基直列に接
続し、濾過器22a,22bを二段構成にしたものである。し
かして、濾過時には、両濾過器22a,22bのそれぞれの三
方弁25a,26a,25b,26bを濾過モードに切り換えて使用
し、両濾過器22a,22bによって濾過水を二重に濾過する
ようにしてある。また、逆洗時には、両濾過器22a,22b
を別々に逆洗できるようになっている。第2の濾過器22
bを逆洗する場合には、風呂用熱交換器6と並列に配管
されたバイパス回路45を開成し、第1の濾過器22aの三
方弁25a,26aを濾過モードに切り換え、第2の濾過器22b
の三方弁25b,26bを逆洗モードに切り換え、浴槽水また
は給湯水を追い焚き回路2に循環させ、第1の濾過器22
aによって濾過された濾過水を用いて第2の濾過器22bを
逆洗する。こうして、第1の濾過器22aによって濾過さ
れた濾過水を用いて第2の濾過器22bを逆洗することに
より、第2の濾過器22bの出口側にゴミや汚れが付着す
ることを防止することができる。また、第1の濾過器22
aを逆洗する場合には、第1の濾過器22aの三方弁25a,26
aを逆洗モードに切り換え、浴槽水または給湯水によっ
て第1の濾過器22aを逆洗すればよい。このような構成
によれば、濾過器を複数段に接続した濾過装置におい
て、各段の濾過器を完全に洗浄することができる。
は風呂用熱交換器6と並列にバイパス回路45を設け、三
方弁46によってバイパス回路45側と風呂用熱交換器6側
とを切り換えられるようにし、濾過器22a,22bとバイパ
ス回路23a,23bとを並列に構成したものを2基直列に接
続し、濾過器22a,22bを二段構成にしたものである。し
かして、濾過時には、両濾過器22a,22bのそれぞれの三
方弁25a,26a,25b,26bを濾過モードに切り換えて使用
し、両濾過器22a,22bによって濾過水を二重に濾過する
ようにしてある。また、逆洗時には、両濾過器22a,22b
を別々に逆洗できるようになっている。第2の濾過器22
bを逆洗する場合には、風呂用熱交換器6と並列に配管
されたバイパス回路45を開成し、第1の濾過器22aの三
方弁25a,26aを濾過モードに切り換え、第2の濾過器22b
の三方弁25b,26bを逆洗モードに切り換え、浴槽水また
は給湯水を追い焚き回路2に循環させ、第1の濾過器22
aによって濾過された濾過水を用いて第2の濾過器22bを
逆洗する。こうして、第1の濾過器22aによって濾過さ
れた濾過水を用いて第2の濾過器22bを逆洗することに
より、第2の濾過器22bの出口側にゴミや汚れが付着す
ることを防止することができる。また、第1の濾過器22
aを逆洗する場合には、第1の濾過器22aの三方弁25a,26
aを逆洗モードに切り換え、浴槽水または給湯水によっ
て第1の濾過器22aを逆洗すればよい。このような構成
によれば、濾過器を複数段に接続した濾過装置におい
て、各段の濾過器を完全に洗浄することができる。
[考案の効果] 本考案によれば、追い焚き時に濾過動作を行うことによ
り、濾過動作の自動化を行うことが可能になる。しか
も、追い焚き時に濾過動作を行えるようにしても、浴槽
のバスアダプターから高温の湯が吐出するのを防止する
ことができ、入浴者にやけどを負わせたり、不快感を与
えたりすることを防止することができる。
り、濾過動作の自動化を行うことが可能になる。しか
も、追い焚き時に濾過動作を行えるようにしても、浴槽
のバスアダプターから高温の湯が吐出するのを防止する
ことができ、入浴者にやけどを負わせたり、不快感を与
えたりすることを防止することができる。
第1図は本考案の一実施例の概略構成図、第2図、第3
図及び第4図はそれぞれ同上のバイパスモード、濾過モ
ード及び逆洗モードを示す概略説明図、第5図は同上の
追い焚き時の動作を記述したフローチャート、第6図は
同上の逆洗時の動作を記述したフローチャート、第7図
は本考案の他例の概略構成図、第8図は本考案のさらに
他例の概略構成図、第9図は濾過器の他例を示す概略断
面図、第10図は本考案のさらに別な実施例を示す概略構
成図である。 1…浴槽、2…追い焚き回路 5…ポンプ、6…風呂用熱交換器 9…サーミスタ 22,22a,22b…濾過器 23,23a,23b…バイパス回路 25,26,25a,26a,25b,26b…三方弁
図及び第4図はそれぞれ同上のバイパスモード、濾過モ
ード及び逆洗モードを示す概略説明図、第5図は同上の
追い焚き時の動作を記述したフローチャート、第6図は
同上の逆洗時の動作を記述したフローチャート、第7図
は本考案の他例の概略構成図、第8図は本考案のさらに
他例の概略構成図、第9図は濾過器の他例を示す概略断
面図、第10図は本考案のさらに別な実施例を示す概略構
成図である。 1…浴槽、2…追い焚き回路 5…ポンプ、6…風呂用熱交換器 9…サーミスタ 22,22a,22b…濾過器 23,23a,23b…バイパス回路 25,26,25a,26a,25b,26b…三方弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24H 9/00 W
Claims (1)
- 【請求項1】風呂用熱交換器と、湯を強制循環させるた
めのポンプと、湯温を検知するための湯温検知手段と、
濾過器を備え、浴槽に接続された追い焚き回路と、 前記濾過器を設けた流路と平行となるように追い焚き回
路に接続されたバイパス回路と、 追い焚き動作時において、前記湯温検知手段によって検
知された湯温と設定温度との差が一定値以上の場合に
は、濾過器側流路を開成すると共に前記バイパス回路を
閉成し、湯温と設定温度との差が一定値以下の場合に
は、濾過器側流路を閉成すると共にバイパス回路を開成
する流路切り換え手段と からなることを特徴とする風呂用濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11237989U JPH078013Y2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 風呂用濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11237989U JPH078013Y2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 風呂用濾過装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0354717U JPH0354717U (ja) | 1991-05-27 |
JPH078013Y2 true JPH078013Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=31660826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11237989U Expired - Lifetime JPH078013Y2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 風呂用濾過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078013Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-25 JP JP11237989U patent/JPH078013Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0354717U (ja) | 1991-05-27 |
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