JPH09126544A - 湯水浄化式追焚装置 - Google Patents
湯水浄化式追焚装置Info
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- JPH09126544A JPH09126544A JP7284146A JP28414695A JPH09126544A JP H09126544 A JPH09126544 A JP H09126544A JP 7284146 A JP7284146 A JP 7284146A JP 28414695 A JP28414695 A JP 28414695A JP H09126544 A JPH09126544 A JP H09126544A
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Abstract
清潔で衛生的な入浴環境を実現可能な湯水浄化式追焚装
置を提供すること。 【解決手段】 浴槽1の湯水2を循環ポンプ12,14
により吸引して再び浴槽に還流する循環経路4,31,
32,36と、循環湯水を濾過する濾過器18,24
と、高温の上水により循環湯水を加熱する熱交換器35
と、熱交換器の上水を濾過器へ導入するための上水導入
手段37,39,42と、上水の温度を検出する上水温
度検出手段38と、濾過器に導入された上水を外部へ排
出する排出手段17,23,29と、上水の温度が設定
温度以上であるときに上水を所定時間濾過器に導入し、
上水の導入後に上水の温度が設定温度以下となったとき
は上水の導入を停止して上水の温度が設定温度以上とな
るまで待機し、設定温度以上となった時点で上水を改め
て所定時間濾過器に導入する制御手段100とを備え
る。
Description
するとともに追焚を行なうための湯水浄化式追焚装置に
関し、より詳しくは、濾過器などに繁殖する雑菌を確実
に殺菌して清潔で衛生的な入浴環境を実現可能な湯水浄
化式追焚装置に関するものである。
水を循環経路を介して循環させながら、この循環経路中
に設けた濾過器や殺菌器によって湯水中の垢などのゴミ
を回収するとともに湯水中に繁殖する雑菌を殺菌し、浴
槽に還流するようにしていた。さらに、前記循環する湯
水の温度を検出し、湯水の温度が設定温度よりも低い場
合には、循環経路中に設けた熱交換器で加熱することに
より追焚し、湯水の温度を設定温度まで昇温させるよう
にしていた。
どを用いており、湯水を通すことにより垢などの小さな
ゴミを充填したガラスビーズで濾過するようにしてい
る。また、前記殺菌器内には紫外線灯などの殺菌灯が封
入されており、殺菌器内に湯水を通過させながら紫外線
を照射することにより雑菌を殺菌している。
入浴者数もそれほど多くない家庭用の小さな風呂の場
合、前記した従来の湯水浄化式追焚装置でも十分にその
機能を発揮することができた。しかしながら、ホテル、
公共施設、病院などで使用する大浴場の場合、浴槽の容
量が大きく、一般的に浴槽の湯水量は1.5〜2トンに
もなる。また、入浴者数も極めて多く、例えば数十人〜
数百人にもなるのが普通である。このため、濾過器によ
る不純物の除去を十分に行なおうとすると、湯水を大流
量で循環させる必要がある。
殺菌器を通過する単位時間当たりの流量が大きくなるた
め、通過する湯水に十分に紫外線を照射して殺菌するこ
とができなくなり、不純物の除去と殺菌とを同時に満足
させることが難しかった。このため、濾過器の濾過材な
どが雑菌繁殖の温床となるおそれがある。
めになされたもので、濾過器などに繁殖する雑菌を確実
に殺菌して清潔で衛生的な入浴環境を実現可能な湯水浄
化式追焚装置を提供することを目的とするものである。
決するために次のような手段を採用した。すなわち、請
求項1記載の発明は、浴槽の湯水を循環ポンプにより吸
引して再び浴槽に還流する循環経路と、前記循環経路中
に設けられた循環湯水を濾過するための濾過器と、浴槽
の湯水の設定温度よりも高い温度に加熱された上水を供
給することにより前記循環経路を流れる循環湯水を加熱
する熱交換器と、前記上水を前記濾過器へ導入するため
の上水導入手段と、前記上水の温度を検出する上水温度
検出手段と、前記濾過器に導入された上水を外部へ排出
する排出手段と、前記上水の温度が設定温度以上である
ときに前記上水を所定時間前記濾過器に導入し、前記上
水の導入後に上水の温度が設定温度以下となったときは
前記上水の導入を停止して上水の温度が設定温度以上と
なるまで待機し、設定温度以上となった時点で前記上水
を改めて所定時間前記濾過器に導入する制御手段とを備
えたことを特徴とするものである。
濾過器に所定時間通水され、濾過器の殺菌が行なわれ
る。もしこの殺菌を行なっている最中に上水の温度が設
定温度以下に低下した場合には、十分な殺菌が不可能で
あるとしてその時点で上水の導入が停止され、上水の温
度が設定温度以上に回復するまで待機される。そして、
上水の温度が設定温度以上に昇温した時点で、再び高温
の上水が濾過器に所定時間通水され、確実な殺菌が行な
われる。
1記載の発明において、前記濾過器による循環湯水の濾
過時間を計時して積算し、該積算時間が設定時間に達す
る度に前記上水の導入動作を行なわせるようにしたこと
を特徴とするものである。
時間使用される度に自動的に高温上水による殺菌が行な
われる。
て、図面を参照して説明する。図1に、本発明に係る湯
水浄化式追焚装置の一例を示す。図において、1は浴
槽、2は湯水、3は本発明の湯水浄化式追焚装置であ
る。浴槽1内に貯留された湯水2は、戻り管4、循環温
水センサ5、逆止弁6、フィルター装置7を介して分岐
部aに至り、この分岐部aから第1循環ポンプ12と、
第1流路切換弁11を介した第2循環ポンプ14への流
路に分岐され、さらに第1濾過器18、第1殺菌器21
を介する循環流路と、第2濾過器24、第2殺菌器27
を介する循環流路に分岐されている。
なゴミを除去するもので、その内部には髪の毛などの大
きなゴミを除去するメッシュなどのフィルター8が設け
られている。また、フィルター装置7の下部には、洗浄
水を外部に排水するための第2排水管10と第2排水弁
9が設けられている。
の小さなゴミを除去するもので、その内部には湯水を濾
過するためのガラスビーズ20,26が収容されてい
る。また、それぞれの濾過器18,24の上部には、濾
過器内部に溜まった湯水の排水する際に空気を導入する
ためのエアートップ19,25が設けられている。
を殺菌するもので、その内部には紫外線灯などの殺菌灯
22,28が格納されており、殺菌器21,27内を通
過する湯水に紫外線を照射することにより殺菌を施すよ
うに構成されている。
の流路は合流配管31で合流され、追焚切換弁33を介
して合流部bに至る。そして、この合流部bにおいて合
流配管31と往き管36が接続され、浴槽1に湯水を還
流する循環経路が構成されている。
され、分岐部aから合流部bにかけての配管は、前記戻
り管4、往き管36よりも小径の配管で構成されてお
り、戻り管4からの流水量を合流配管31の圧力損失に
よって規制している。
に合流部bに接続されている。その途中にはバイパス弁
34が設けられており、このバイパス弁34を開くこと
により、合流配管31で規制されていた流量を開放し、
循環流量を増加させる構成となっている。
かけての流路には、合流配管31への流路へと切換を行
なう3方弁で構成された第1流路切換弁11が、また第
2循環ポンプ14からフィルター装置7と第2濾過器2
4への流路を切り換える3方弁よりなる第2流路切換弁
16が、さらに第1濾過器18、第2濾過器24への入
口には3方弁からなる第1排水切換弁17と第2排水切
換弁23がそれぞれ設けられている。
入口を結ぶ流路には、洗浄弁30が設けられている。ま
た、第1排水切換弁17と第2排水切換弁23の間から
洗浄水を外部に排出するための第1排水管29が分岐し
て設けられている。第1循環ポンプ12と第2循環ポン
プ14の出口側には、それぞれのポンプによる流水を検
出するための第1流水スイッチ13と第2流水スイッチ
15が設けられている。
への流路と合流点bへの流路のいずれかに切り換えるた
めの追焚切換弁33が設けられている。熱交換器35は
浴槽1の湯水2と上水を通過させる2つの流路からな
り、上水管37を通過する加熱された高温の上水より熱
交換器35を介して湯水2に熱を与え、浴槽1内の湯水
を加熱するようにしている。
監視する上水温センサである。上水管37を通る上水の
温度が所定温度以下であるときは、熱交換器35によっ
ては循環する湯水を加熱できないものとして追焚切換弁
33を合流部b側に切り換え、循環する湯水2が熱交換
器35を通過しないように制御するために設けられてい
るものである。
設けられており、逆止弁40、下水の逆流を防止するた
めの真空破壊弁41、上水導入弁42、逆止弁43,4
4を介して、上水を第1濾過器18と第2濾過器24の
下部に導入できるように構成されている。
ポンプ12,14と濾過器18,24からなる2つの分
岐流路を設け、それぞれの循環ポンプと濾過器に浄化と
追焚を分担させることにより、1個の循環ポンプと1個
の濾過器のみで構成した装置に比べて個々のポンプと濾
過器の容量を小さくすることが可能となる。このため、
濾過器による圧力損失が小さくなるので耐久性が向上
し、長寿命で小型の湯水浄化式追焚装置を構成すること
ができる。
路の構成を示すブロック図である。図中、100は制御
部であり、CPU101、CPU101に接続されたA
/D変換器102,103、データや各種情報を一時記
憶するためのRAM106、装置全体の動作を制御する
制御プログラムや各種制御データが格納されたROM1
07、そして動作時間などの計測した時間や故障警告デ
ータなどを格納するためのEEPROM125が設けら
れている。108は内蔵アナログ回路とCPUのインタ
ーフェースのためのI/O装置である。
から流入する浴槽1の湯水2の水温を検出する湯水温セ
ンサ5と、熱交換器25の上水管37を流入する上水温
度を検出するための上水温センサ38が接続されてい
る。
路109、第2ポンプ110、第1殺菌灯駆動回路11
1、第2殺菌灯駆動回路112、各切換弁や開閉弁を駆
動する各駆動弁駆動回路113、第1流水検出回路11
4、第2流水検出回路115が接続されている。
が、第2循環ポンプ駆動回路110には第1循環ポンプ
14が、第1殺菌灯駆動回路111には第1殺菌灯2
2、第2殺菌灯駆動回路112には第2殺菌灯28が、
駆動弁駆動回路113には各種駆動弁が、第1流水検出
回路には第1流水スイッチ13が、第2流水検出回路1
15には第2流水スイッチがそれぞれ接続されている。
動回路112は、I/O108からの信号により第1お
よび第2の殺菌灯22,28を点灯すると共に、各殺菌
灯の駆動電流を監視して断線を検出したらI/O108
を介してCPU101に信号を送る構成となっている。
また、このI/O108には、外部リモコン制御部12
0との間で通信を行なうための送受信回路116が設け
られている。
120によって操作される。外部リモコン制御部120
には、CPU121、RAM123、CPU121を動
作させるためのプログラムが格納されているROM12
4、内蔵アナログ回路とCPUのインターフェイスのた
めのI/O装置122が設けられている。
2のための入力回路126、浴槽1の湯水2の追焚温度
を設定する温度設定スイッチ133のための温度設定回
路127、設定温度,各種故障警報などの情報を報知す
る表示装置134を駆動するための表示回路128、濾
過器18,24の洗浄または洗浄開始時間の変更を行な
う洗浄スイッチ135のための入力回路129、第1殺
菌灯22の交換後に警報をリセットするリセットスイッ
チ136のための入力回路130、第2殺菌灯27の交
換後に警報をリセットするリセットスイッチ137のた
めの入力回路131がそれぞれ接続されている。
示パネル部の外観図である。外部リモコン装置120の
表示パネル部134には、設定温度,検出温度,警報情
報コードなどを2桁の数字や記号で表示するための7セ
グメントのLED表示器138,139、濾過器などの
洗浄中を表す洗浄ランプ140、設定温度まで追焚中で
あることを表すLED141、運転中は自己発光する運
転スイッチ132が設けられている。さらに、濾過器の
洗浄を任意に行なうための洗浄スイッチ135、設定温
度を変更するための設定温度スイッチ133が設けられ
ている。なお、スイッチ部の開閉蓋の内側には、すべて
の設定を初期状態に戻すリセットボタン1,2が設けら
れている。
濾過・追焚動作中の場合には、洗浄スイッチ135を押
すと任意に濾過器の洗浄を行なうことができる。なお、
この洗浄スイッチ135は、洗浄時間切換スイッチも兼
ねており、運転停止時に洗浄スイッチ135を押すと、
濾過器の洗浄開始周期を4時間から2時間へ、あるいは
逆に2時間から4時間へ任意に変更することができる。
各種の動作を説明する。なお、以下に述べる各種の動作
は、図2に示す外部リモコン装置120からそれぞれ必
要な指令が与えられるとともに、制御部100により制
御されるものである。
追焚を行なう場合の動作について、図4の動作説明図を
参照して説明する。なお、図4中、点線は浴槽1の湯水
2(下水)の循環流路を示し、破線は上水の流路を示す
ものである。
焚している状態を表しており、制御部100によって、
第1流路切換弁11は第1のポート50から第2のポー
ト51への流路に、第2流路切換弁16は第1のポート
53から第2のポート54への流路に、第1排水切換弁
17は第1のポート56から第2のポート57への流路
に、第2排水切換弁23は第2のポート60から第3の
ポート61への流路に、追焚切換弁33は第1のポート
62から第2のポート63への流路に、それぞれ切り換
えられている。
による流水は、戻り管4から分岐部aに到り、分岐部a
において、第1循環ポンプ12の循環流路、すなわち第
1濾過器18と第1殺菌器21への循環路と、第2循環
ポンプ14の循環流路、すなわち第1濾過器24と第2
殺菌器27への循環路に分岐される。分岐部aは大径の
戻り管4からの流水をほぼ均等に分流して各循環路に流
すが、この分流した各循環路は戻り管4よりも小さな管
径の分流配管31で合流して一緒になるため、この管径
の差による圧力損失によって流水量が激減する。この流
水量が激減した状態で、湯水2は熱交換器35において
上水間37を流れる高温の上水から熱量を受けて加熱さ
れ、この加熱された湯水が戻り管36を介して浴槽1に
還流されることにより、浴槽1内の湯水2が昇温する。
よって循環流水量を減少させることにより、熱交換器3
5における単位流量あたりの熱交換効率が向上し、浴槽
1に還流される湯水2の温度を効率よく上昇することが
できる。このため、還流される高温の湯水と浴槽内の低
温の湯水とが対流によって効率よく攪拌されるので、設
定温度まで効率よく沸きあげることができる。
第1および第2の殺菌器21,27内を通過する湯水に
対して殺菌用の紫外線を十分に照射することが可能とな
り、効率よく殺菌することができる。
合の動作について、図5の動作説明図を参照して説明す
る。なお、図5中、点線は浴槽1の湯水2(下水)の循
環流路を示し、破線は上水の流路を示すものである。
槽1の湯水2の温度が設定温度に到達した場合、または
上水温度センサ38で検出される上水温度が所定温度以
下に低下した場合の循環流水の状態を表している。浴槽
1の温度が設定温度に到達した場合には、制御部100
は、湯水2の加熱を停止し、循環流水量を増加させて大
量の湯水2を濾過器18,24に送り込み、濾過量を増
大させて湯水2を浄化するものである。
1,27を通過する湯水の流量が増大するため、単位流
量あたりの紫外線照射時間が減少し、殺菌能力は低下す
る。すなわち、この場合は、浴槽1内の湯水に含まれる
ゴミなどの不純物を取り除くことに専念し、循環流量の
小さな追焚時の浄化能力を補填するものである。
たとき、または上水温度が所定温度より低下したときに
は、制御部100は追焚切換弁33を駆動して第1のポ
ート62から第3のポート64への流路に切り換え、熱
交換器35を迂回して湯水2の加熱を停止する。
な合流配管31によって流量を規制されている湯水をこ
のバイパス弁34によってバイパスさせることにより流
量を増大させ、大径の往き管36から湯水2を還流して
濾過能力を増大させるものである。一例として、この時
の流量は60リットル/分である。
えば60℃以下になった場合には、湯水2を加熱できな
いものとして、追焚切換弁37の流路を合流部b側へ切
り換える。
った場合、第1および第2の濾過器18,24にはゴミ
などの濾過した不純物が蓄積され、時間が経つに従って
その濾過能力が低下してくる。また、フィルター装置7
には大量の髪の毛などが蓄積し、循環流水量が減少する
などの障害が出てくる。このため、所定時間ごとに濾過
器18,24、フィルター装置7を洗浄する必要があ
る。この洗浄動作について、図6〜図8を参照して説明
する。
状態を、図7は第2濾過器24の洗浄時の流路設定状態
を、図8はフィルター装置7の洗浄時の流路設定状態を
それぞれ示している。第1および第2濾過器18,24
の洗浄は第1循環ポンプ12が担い、フィルター装置7
の洗浄は第2循環ポンプ14が担っている。この濾過器
18,24、フィルター装置7の洗浄は、追焚または濾
過動作を所定時間(例えば4時間)行なう毎に実行され
る。なお、それぞれの図面中、点線の経路が各洗浄時の
流路である。
は濾過材としてガラスビーズ20,26が納められてお
り、このガラスビーズ20,26の間隙には濾過されて
詰まったゴミなどの不純物が蓄積されているため、濾過
器18,24の逆方向から湯水を導入してガラスビーズ
を下方から攪拌し、ゴミ等を外部に排出するようにして
いる。この時、あまりに洗浄流量が大きいと、濾過器1
8,24内のガラスビーズが外部に排出されてしまうた
め、ガラスビーズが外部に排出しない程度に洗浄用の流
量を設定しなければならない。
の洗浄時には、第1循環ポンプ12のみを使用し、その
循環経路の圧力損失により流量を低減し、濾過器の洗浄
を行なうようにしている。この時の流量は、例えば18
リットル/分程度である。
について、説明する。第1流路切換弁11を第2のポー
ト51から第2のポート52に切り換え、第2排水切換
弁23は全方向に対して閉止する。さらに、第1排水切
換弁17を第2のポート57から第3のポート58に切
り換え、洗浄弁30を開くとともに追焚切換弁33を全
方向に対して閉止し、バイパス弁34を閉止して流路を
設定する。
と、戻り管4から吸引された湯水2は、図5中に点線で
示す流路のごとく、第1濾過器18の逆方向から第1排
水管29を介して外部に排水される。この時、ガラスビ
ーズは逆方向から舞いあげられてゴミ等が分離され、第
1排水管29より外部に排出される。この循環流路は戻
り管4より小径に構成されているので、ガラスビーズ2
0が外部に排出されない程度にまでポンプ12の吸引流
量が規制される。
て説明する。第1濾過器18の洗浄が終了したら、第2
排水切換弁23を第1のポート59から第3のポート6
1に切り換え、第1排水切換弁17の全方向の流路を閉
止し、第2濾過器24のための洗浄回路を構成する。そ
して、第1循環ポンプ12を駆動し、図7の点線で示す
流路を通って、湯水2が第1排水管29より外部に排出
される。
説明する。フィルター装置7のフィルター8は、浴槽1
の湯水2に含まれる髪の毛などの大きなゴミを除去する
ためのものである。特に大人数が入浴する場合、大量の
ゴミが捕捉され、水の流れが阻害されるので、フィルタ
ー8に捕捉された大きなゴミを定期的に外部に排出する
必要がある。そこで、このフィルター8に蓄積されたゴ
ミを除去するために、浴槽1の湯水2をフィルター8の
逆側からポンプによって導入し、洗浄することが行なわ
れる。
去は通水初期の噴出量が多いほど効果的に排出できる
が、この浴槽1の湯水2をポンプによって吸引した場
合、浴槽1からの配管が長いことから必要とする水量を
吸引するには時間がかかり、初期の噴出量が不足する。
このため、大容量のポンプを使用してもその浄化効率が
なかなか上がりにくい。そこで、本発明ではフィルター
8の洗浄において浴槽1の湯水2の不足噴出量を補うた
めに、濾過器18,24に貯留している湯水も吸引して
初期噴出量を増加せしめ、フィルター8の逆側から噴出
させて浄化するものである。
ポート52から第2のポート51への流路に切り換える
とともに、第2流路切換弁16を第1のポート53から
第3のポート55に切り換える。さらに、第2排水弁9
を開き、第2排水切換弁23の流路を全方向に対して閉
止し、洗浄弁30を開くとともに追焚切換弁33を第1
のポートから第3のポートへの流路に切り換え、バイパ
ス弁34を開いて流路を設定する。
と、図8の点線で示す流路のように、濾過器18,24
内に貯留している湯水と、往き管36から吸引される浴
槽1の湯水2がフィルター装置7の逆側から導入され、
フィルター8の裏側から水圧を加えて第2排水管10か
らゴミとともに外部に排出する。
しては、初期噴出量の不足を補填するために、浴槽1の
湯水2だけでなく濾過器18,24の湯水も利用し、さ
らに、往き管36からの湯水を効率よく吸引するため
に、合流配管31だけではなくバイパス管32からも湯
水を吸引し、フィルター装置7を洗浄するための水量を
得ている。
8,24内の湯水の減少、すなわち濾過器の内圧の減少
に伴い濾過器内に空気を導入するもので、内部からの水
圧には逆止弁の役割をするものである。
第1および第2濾過器18,24によって湯水中のゴミ
を除去するとともに殺菌器21,27によって殺菌を施
しているが、大容量の浴槽1の湯水2を循環しているう
ちに濾過器18,24内のガラスビーズ20,26に付
着した雑菌が繁殖し、この雑菌が殺菌灯22,28にて
減菌されながらも浴槽1に還流して繁殖する。このた
め、殺菌器21,27で殺菌を行なっても、ある程度の
菌数で平衡状態になってしまい、完全な殺菌を行なうこ
とは難しい。そこで、第1および2濾過器18,24や
途中の配管内の雑菌を定期的に殺菌して外部へ排出し、
雑菌の繁殖を未然に防ぐ必要がある。
明する。この殺菌は、上水管37から供給される高温に
加熱された上水を濾過器18,24へ導入して高温殺菌
し、殺菌後の雑菌の死骸の混ざった上水を外部へ排出す
ることにより行なわれる。なお、図9中、点線の経路が
そのときの流路である。
50から第2のポート51への流路に切り換え、第2流
路切換弁16を第1のポート53から第2のポート54
への流路に切り換える。さらに、第1排水切換弁17を
第2のポート57から第3のポート58への流路に切り
換えるとともに第2排水切換弁23を第1のポート61
から第3のポート59への流路に切り換え、第2排水弁
9、洗浄弁30、バイパス弁34を閉じ、追焚切換弁3
3を全方向に対し閉止状態にする。
37を流れる高温の上水が逆止弁40、真空破壊弁4
1、逆止弁43,44を経て濾過器18,24に導入さ
れ、さらに第1排水管29を経て外部に排出される。
0℃であり、上水導入弁42を殺菌に必要な所定時間以
上にわたって開き、高温の上水を濾過器18,24に通
水する。濾過器18,24の逆側から導入された高温の
上水により内部のガラスビーズ20,26は攪拌され、
付着した雑菌が殺菌されると同時に上水の流入圧力によ
り雑菌の死骸が外部に排出される。
弁41は、上水に下水が混入しないようにするために設
けた縁切り手段である。
処理動作について、図10および図11のフローチャー
トを参照して説明する。
第2循環ポンプ14を駆動し、浴槽1の湯水2の循環、
すなわち湯水の濾過を開始する。
灯を開始する。すなわち、湯水2の殺菌を開始する。
計測値がクリアされているかどうかを判断する。YES
の場合にはステップS4に、NOの場合にはステップS
5に移行する。
すなわち循環ポンプが駆動している時間の積算を開始す
る。この第1の濾過積算時間は、濾過運転を開始してか
ら4時間経過したら濾過器の洗浄を行なうためのもので
ある。
(図3参照)を押すことにより、洗浄開始積算時間を4
時間から2時間へ、あるいは逆に2時間から4時間へ変
更することができる。これは、業務用などの大容量の浴
槽の湯水の汚れ具合により任意に濾過器の洗浄時間を変
更し、濾過能力を回復させるためである。
計測値がクリアされているかどうかを判断する。YES
の場合にはステップS6に、NOの場合にはステップS
7に移行する。
すなわち循環ポンプが駆動している時間の積算を開始す
る。この第2の濾過積算時間は濾過運転を開始してから
24時間経過したら濾過器や循環経路の高温上水による
殺菌洗浄を行なうためのものである。
検出される上水管37を流れる加熱された上水の温度
が、例えば60℃以上あるかどうかを判断する。60℃
以上であれば浴槽1の湯水2の追焚が可能であるとして
ステップS8へ、60℃未満であれば追焚が不可能であ
るとしてステップS11に移行する。
検出される湯水の温度が設定温度以下であるかどうかを
判断する。設定温度以上であれば追焚が不要であるとし
てステップS11へ、設定温度未満であれば追焚を行な
うべくステップS9に移行する。
のようにバイパス弁30を閉止して循環流水を合流配管
31に流入させ、その圧力損失により流量を36リット
ル/分まで減少させる。
路を第1のポート62から第2のポート63への流路に
切り換え、循環する湯水2を熱交換器35に通過させ
る。そして、この熱交換器35において上水管37を流
れる高温の上水と熱交換して浴槽1へ還流することによ
り、浴槽1内の湯水2の温度を昇温させる。
路のようにバイパス弁30を開いて合流配管31と平行
に湯水2を往き管36に還流するようにし、その循環流
量を60リットル/分まで上昇させることにより浴槽1
の湯水2の濾過浄化量を増大させ、ゴミなどを効率よく
回収させる。
33の流路を第1のポートから第3のポートに切り換え
ることにより熱交換器35を迂回させ、循環流水の追焚
を行なわないように設定する。
として4時間(または2時間)経過したかどうかを判断
する。4時間(または2時間)経過したときは、ステッ
プS15に移行し、濾過器の洗浄動作に移行する。
として24時間経過したかどうかを判断する。24時間
経過したときは、ステップS20に移行し、高温上水に
よる濾過器などの殺菌動作に移行する。
は、濾過器18,24、フィルター装置7の洗浄動作を
表している。
プ12と第2循環ポンプ14の動作を停止させる。すな
わち、追焚動作、浄化動作による湯水2の循環を停止さ
せる。
2,28を消灯する。
線で示す流路のように、第1濾過器18と第2濾過器2
4の洗浄を行なう。この時の洗浄流量は、例えば18リ
ットル/分である。
路のように、フィルター装置7のフィルター8に蓄積し
た髪の毛などの大きなゴミを除去する。洗浄のための初
期流量を補填するため、第1濾過器18と第2濾過器2
4に貯留する湯水を、往き管36から導入する湯水とと
もにフィルター装置7に導入し、浄化を行なう。
算値をクリアし、ステップS1に戻る。
3にかけての高温上水による濾過器などの殺菌動作につ
いて説明する。
プ12と第2循環ポンプ14の動作を停止させる。すな
わち、追焚動作、浄化動作による湯水2の循環を停止さ
せる。
灯22,28を消灯する。
線で示す流路のように、濾過器18,24の高温上水に
よる殺菌を行なう。殺菌に導入する上水温度は60℃以
上で、約1分間通水して殺菌を行ない、雑菌の死骸とと
もに上水を外部に排出する。雑菌の死骸は外部に排出さ
れるため、その死骸が新たな雑菌の繁殖源となることは
ない。
算値をクリアし、ステップS1に戻る。
濾過器18,24に繁殖する雑菌を高温の上水にて殺菌
しているが、この上水による殺菌は所定時間以上にわた
って高温にさらさないと不完全になる。そこで、図12
のフローチャートを参照し、この高温の上水による殺菌
プロセスを詳細に説明する。
の上水を所定時間濾過器に導入し、殺菌後の上水を外部
に排出することにより行なわれるもので、上水の温度が
所定温度未満であれば濾過器の殺菌を行なわずに待機
し、また、殺菌中において所定時間経過する前に上水温
度が所定温度未満に低下したら、濾過器の殺菌動作を停
止して上水の温度が回復するのを待ち、再び所定殺菌時
間上水を通水するようにしたことを特徴としている。
ち湯水の循環の積算時間が24時間経過したかどうかを
判断する。YESの場合にはステップS31以下の殺菌
処理に進む。
検出された上水管37を通過する上水温度が60℃以上
あるか否かを判断する。60℃以上であればステップS
32に進み、60℃未満であれば上水温度が60℃以上
に昇温するまで待機する。
循環ポンプ12,14を停止させる。
うに流路を切り換え、上水導入弁42を開いて濾過器1
8,24に加熱された高温の上水を導入し、殺菌後の上
水を第1排水管29より雑菌の死骸もろとも外部に排出
する。
温センサ38からの検出温度が60℃未満に低下してい
ないかを判断する。60℃未満であればステップS35
へ、60℃以上であればステップS38に進む。
していないとして上水導入弁42を閉止する。
アする。これは、所定温度以上の上水を所定時間必ず導
入することにより、殺菌を完全なものとするためであ
る。
いて濾過器の殺菌が中断されたため、図4〜図5の循環
経路に切り換えて湯水の浄化と追焚を再開し、ステップ
S31に移行して上水温度が60℃以上に復帰するまで
待機する。
間が経過したか否かを判断し、上水が連続して所定時間
導入されたら、ステップS39に移行する。上水を導入
して殺菌を施すためのこの所定時間としては、例えば5
〜10分程度を想定している。
すなわち24時間経過したというデータをクリアし、ス
テップS30に戻って前記動作を繰り返す。
以上の上水を所定時間連続して濾過器18,24に導入
することにより殺菌を完全なものとし、湯水2の雑菌の
繁殖を防止している。
て様々なトラブルや故障が発生した場合に、これらを適
切に入浴者に報知するための制御動作について説明す
る。
ついて、図13のフローチャートを参照して説明する。
殺菌灯22,28を使用するうちに断線などにより殺菌
能力が低下する可能性がある。そこで、本発明では、殺
菌灯の寿命が近づいたら交換を促すように報知し、ま
た、断線したらすぐに交換するように報知する。
かどうかを判断する。運転中でなければステップS41
に移行し、殺菌灯22,28の断線あるいは寿命が近く
なったことによる警報動作を停止する。これは、業務用
の浴槽においては24時間連続して使用することが多
く、運転を停止する時は、定期点検、清掃などのメンテ
ナンスを行なっている場合がほとんであり、運転停止時
に報知する必要がないからである。
点灯時間の積算を開始する。
灯駆動回路111,112(図2参照)がそれぞれの殺
菌灯22,28の電流値を検出して断線をチェックして
おり、断線が発生するとI/O108に断線信号を送
り、CPU101が断線を認識する。
1が、断線している殺菌灯が第1殺菌灯22か、または
第2殺菌灯28か、あるいは両方が断線しているかどう
かを判断し、断線している殺菌灯をRAM106および
EEPROM125に記憶する。
する。断線の報知は、外部リモコン装置120の表示器
138,139に例えば「10」などの故障コードを表
示させることにより行なう。この際、第1殺菌灯22が
断線している場合には表示器139を点滅し、第2殺菌
灯28が断線しているときには表示器138を点滅さ
せ、また両方の殺菌灯が断線しているときには表示器1
38,139の両方を点滅させる。
40などの任意の表示ランプを利用し、第1殺菌灯が断
線していれば所定周期ごとにランプを1回点滅し、第2
殺菌灯が断線しているときは所定周期ごとにランプを2
回点滅させ、また両方の殺菌灯が断線している場合には
所定周期ごとにランプを3回点滅させるなどの方法を用
いることもできる。
2殺菌灯28のそれぞれが所定の寿命時間点灯されたか
どうかを判断する。
間にわたって点灯された殺菌灯をRAM106、EEP
ROM125に記憶する。この寿命時間は殺菌灯によっ
て異なるが、例えば1000時間を設定しておき、この
1000時間を経過したら、殺菌灯が断線していない場
合でも交換を促すように報知するものである。
いるかどうかを判断する。断線警報が出されていれば、
断線警報を優先して報知させる。
いているとして報知する。この報知は、リモコン装置の
表示器138,139に例えば「11」などの故障コー
ドを表示させることにより行なう。この寿命がきている
殺菌灯を知らせるために、前述した断線表示の場合と同
様に、該当する表示器や表示ランプを点滅させる。
者は適宜該当する殺菌灯を交換し、交換後は外部リモコ
ン装置120の該当するリセットスイッチ136,13
7を適宜押し、警報を解除する。
作について、図14のフローチャートを参照して説明す
る。循環ポンプに故障が発生した場合、湯水の循環が停
止するために追焚や浄化が行なえなくなるなどの不具合
が発生する。従来のこの種の装置では、循環流路中に流
水スイッチなどを設け、循環流水を検出してポンプが停
止しているか否かを判断し、警報を出すのが一般的であ
った。
ているにもかかわらず、循環ポンプを駆動するリレー回
路の接点が固着して循環ポンプが駆動したままとなるよ
うな事故が時々あり、このような場合には従来の方法で
は検知不能である。
合、熱交換器35において浴槽1の湯水を加熱している
ため、運転停止中であるにもかかわらず循環ポンプ1
2,14が駆動していると、熱交換器35より熱を受け
っ放しとなり、浴槽1内の湯水2の温度が設定温度以上
に上昇するというトラブルが発生するおそれがある。ま
た、濾過器18,24の洗浄や殺菌時にポンプが駆動し
ていた場合、閉鎖回路内で循環ポンプが駆動されること
によるポンプ寿命の低下のおそれがある。そこで、本発
明では、図14のフローチャートに示すような処理を行
なうことにより、このような問題を無くしている。
テップS50では、循環ポンプ12,14に停止指令が
発せられているかどうかを判断する。循環ポンプの停止
指令が出ているときはステップS51以下の故障検出モ
ードに移行する。
はずの循環ポンプ12,14がリレー回路の接点固着な
どにより動作しているかどうかを、流水スイッチ13,
15によって確認する。
ンプをRAM123およびEEPROM125に記憶す
る。
温度上昇または循環ポンプの寿命低下を考慮して、図5
に示すような循環経路になるように各切換弁を動作さ
せ、追焚切換弁33を第1のポート62から第3のポー
ト64への流路に切り換えて熱交換器35を迂回させ、
浴槽1の湯水2の温度上昇を防止する。
かどうかを確認する。運転指令が出されたときはステッ
プS55に移行し、出されていないときはステップS5
7に進む。
どにより動作中の循環ポンプを報知する。この故障報知
は、外部リモコン装置120の表示器138,139に
例えば「12」などの故障コードを表示させる。また、
第1循環ポンプ12、第2循環ポンプ14の故障かどう
かを、前述した断線表示や寿命表示の場合と同様に、該
当する表示器や表示ランプを点滅させる。
停止命令を出し、循環ポンプ12,14、殺菌灯22,
28、切換弁などの動作を強制停止させる。
中の循環ポンプがあるか否かを流水スイッチ13,15
より再確認する。これは、リレー接点の固着が一時的な
もので一定時間後に接点が復帰して循環ポンプの動作が
停止することもあり、停止したものと停止していないも
のを確認するためである。
ンプと、動作中の循環ポンプとをポンプをRAM10
6、EEPROM125に記憶する。
停止したかどうかを確認する。総ての循環ポンプが停止
していなければステップS54に移行し、前記ステップ
S54からステップS58の動作を繰り返す。一方、総
ての循環ポンプが停止していれば、ステップS60に移
行する。
停止状態に復帰したとしてRAM106、EEPROM
125に記憶していた警報を消去する。
交換器35側への流路に切り換え、追焚が可能な状態に
移行させる。この追焚可能な状態に移行させるのは、外
気温が低下したときに凍結予防として加熱流水を循環さ
せるためである。
たが、本発明の場合、外部リモコン装置120に表示さ
せる故障コードには優先順位が設けられている。すなわ
ち、循環ポンプ12,14の故障による湯水の循環不良
発生の故障コードは、殺菌灯22,28の断線などの警
報よりも優先して表示させる。これは、殺菌灯22,2
8が故障しても入浴は可能であるが、循環ポンプ12,
14が故障した場合には追焚装置としての基本機能が損
なわれているからである。
器35に加熱用の上水を供給するための上水加熱装置に
ついて、図15〜図18を参照して説明する。
への上水の供給は、例えば石油ボイラー、ガス給湯装置
などで加熱した上水を供給し、熱交換した後の上水はそ
のまま外に廃棄するようにしてもよいし、また、石油ボ
イラー、ガス給湯装置などから出湯される上水を循環さ
せるようにしてもよい。しかし、本発明では、容量の大
きい業務用の大浴場を対象としていることに鑑み、図1
5に示すように、複数台(例えば2〜8台程度)の給湯
装置を併設し、要求される出湯流量、保温温度に応じて
作動させる給湯装置の数を自動的に増減調整するように
構成した上水加熱装置200を用いた。
1〜203を併設したもので、第1給湯装置201は、
熱交換器207と、この熱交換器207を加熱するため
のバーナ211とを備えている。熱交換器235の入水
端は入水量センサ206、入水温センサ205を介して
入水管204に接続され、熱交換器207の出湯端は出
湯温センサ208、通水弁209を介して出湯管210
に接続されている。また、バーナ211には燃料元弁2
12、燃料比例弁213を介して燃料が供給されてい
る。
03も、前記第1給湯装置201とまったく同様の構成
になる。なお、この図15の例では、3台の給湯装置を
併設したが、併設台数は使用する最大上水量に応じて決
定されるものである。
はそれぞれ給水管224に接続されており、この給水管
224、上水供給管223、逆止弁222、給水ポンプ
221を通じて上水が供給される。一方、各給湯装置2
01〜203の出湯管210は、それぞれ給湯管226
に接続されており、この給湯管226、逆止弁214、
戻り管215を通じて各給湯装置で加熱された上水が湯
水浄化式追焚装置3の熱交換器35の上水管37に供給
されるものである。
装置3に供給された上水は、往き管216、回収管22
0より給水管224を介して再び各給湯装置201〜2
03に還流される。すなわち、前記給湯管226、戻り
管215、湯水浄化式追焚装置3の熱交換器35の上水
管37、往き管216、回収管220により上水の循環
経路が構成されており、上水は循環ポンプ217によっ
てこの循環経路を循環する。
れた上水を所定の圧力で前記循環経路に供給するもの
で、前記循環経路内の上水が蛇口227などから外部に
取り出されたときに生じる圧力低下に応じて適切な量の
上水を前記循環経路に補給するものである。また、前記
循環経路には逆止弁214,225を設け、逆流を防止
している。
ぶバイパス管であり、分岐点には回収管220に還流す
る流量とバイパス管219より戻り管215に還流する
流量を調節する流路調整弁218が設けられている。
熱して出湯することのできる最大有効出湯量があり、上
水加熱装置全体として必要な最大出湯量を満足させるに
足る台数の給湯装置が併設される。例えば、給湯装置単
体の最大有効出湯量が10リットル/分であり、上水加
熱装置全体としての必要な最大出湯量が30リットル/
分であれば、給湯装置は図示したように3台併設される
ことになる。
水の循環流量は、3台の給湯装置201〜203が一斉
に燃焼を繰り返してその燃料使用量が増大することを防
止するために、3台の給湯装置のうちの1台または2台
が動作する程度の流量で循環させる。この循環する加熱
上水は循環経路内を循環するのみであるため、放熱によ
る損失を補う程度に加熱されればよい。
湯された場合は、循環経路内の圧力損失が開放されて流
量規制が解除されるので、外部への出湯量に応じて新規
な上水が給水ポンプ221によって補給され、さらにこ
の時の出湯流量に見合う台数の給湯装置が動作される。
回路のブロック図である。主制御装置300は装置全体
の動作を制御するもので、各給湯装置201〜203の
制御部301〜303、外部リモコン装置304が接続
されている。主制御装置300は、各制御部301〜3
03から送られてくる温度,水量などの検出データを受
け取り、各制御部301〜303に動作指令を与える。
各制御部301〜303は、この動作指令に基づき、そ
れぞれの給湯装置の通水弁209、燃料元弁212、燃
料比例弁213などに駆動指令を与える。
部リモコン装置304の詳細なブロック図である。主制
御装置300には、CPU310、インターフェース用
のI/O装置311、データや各種情報を一時記憶する
ためのRAM312、全体の動作を制御する制御プログ
ラムや各種制御データが格納されたROM313、故障
警告データなどを格納するためのEEPROM314が
設けられている。さらに、I/O装置311には、各制
御部301〜303との間でデータの送受を行なう送受
信装置315〜317、外部リモコン装置304との間
で通信を行なうための送受信回路318が接続されてい
る。
20、I/O装置321、RAM322、CPU121
を動作させるためのプログラムが格納されているROM
323が設けられている。さらにI/O装置321に
は、運転スイッチ327のための起動回路324、上水
の温度を設定する温度設定スイッチ328のための温度
設定回路325、設定温度,各種故障警報などの情報を
報知する表示装置329を駆動するための表示回路32
6が接続されている。
3)の制御部301(302,303)の詳細なブロッ
ク図である。制御部301(302,303)には、C
PU330、I/O装置331、CPU101に接続さ
れたA/D変換器332,333、データや各種情報を
一時記憶するためのRAM334、動作を制御する制御
プログラムや各種制御データが格納されたROM335
が設けられている。A/D変換器332,333には、
入水管204から熱交換器207に流入する上水の温度
を検出する入水温センサ205と、熱交換器207から
出湯管210に出湯される加熱後の上水の温度を検出す
るための出湯温センサ208が接続されている。
動する通水弁駆動回路336、燃料元弁212を駆動す
る燃料元弁駆動回路337、燃料比例弁213を駆動す
る燃料比例弁駆動回路338、入水量センサ206で検
出した熱交換器207への流量信号を制御に適した波形
信号に変換する波形整形回路339、主制御装置300
との間でデータの送受を行なう送受信回路340が接続
されている。
の動作について詳細に説明する。まず、主制御装置30
0は第1給湯装置201に動作指令を出す。第1給湯装
置201の制御部301は、この動作指令によって通水
弁209を開かせる。すると給水管224、入水管20
4を通って上水が熱交換器207に入水され、出湯管2
10より出水される。この上水の流入を入水量センサ2
06にて検出し、バーナ211の点火動作に移行すると
ともに、検出した入水量を主制御装置300に送信す
る。
から送られてくる入水量を基に動作させるべき給湯装置
の台数を演算する。例えば、給湯装置1台の最大有効出
湯量が10リットル/分で入水量が30リットル/分の
場合には、3台の給湯装置を駆動する必要があると判断
し、第2給湯装置202、第3給湯装置203にも運転
指令を送信する。これにより、第2給湯装置202と第
3給湯装置203も運転を開始する。
置の制御部301〜303に送信され、各制御部はその
設定温度をRAM334に格納し、それぞれにて検出さ
れる入水温度、入水量、出湯温度と記憶された設定温度
とを基にそれぞれのバーナ211に供給する燃料量を演
算し、各燃料比例弁213の開度を調整して上水を加熱
する。設定温度まで加熱された各給湯装置の上水は、そ
れぞれ出湯管210より出湯し、給湯管226、戻り管
215、湯水浄化式追焚装置3の熱交換器35の上水管
37、往き管216、循環ポンプ217、回収管220
の循環経路を経て循環する。
と、各給湯装置201〜203は燃焼を停止して待機状
態になるが、循環ポンプ217による循環量はほぼ一定
に保たれているため、主制御装置300は各給湯装置の
制御部301〜303に対して通水弁209を開くよう
に命令を出し続けている。このため、設定温度まで昇温
した上水は必ず各熱交換器207を通過して循環するこ
とになるが、この熱交換器を通過することにより逆に上
水の熱が多量に外部に放出されてしまい、上水の温度は
短時間のうちに低下してしまう。
頻繁に繰り返し、加熱のための燃料消費量が多大になっ
てしまうとともに、湯水が常に熱交換器を通るため、熱
交換器に腐食などが発生しやすくなる。そこで、本発明
では循環流路にバイパス管219と流路調整弁218を
設け、循環する上水の温度に応じて循環する上水を戻り
管215へバイパスするように構成した。
うに、熱によって膨張・収縮するワックスを封入したサ
ーモワックスエレメント350と、このサーモワックス
エレメント350を内蔵した感熱部351と、押圧バネ
355とを備え、感熱部351の外周には分流量を調整
するための2つの弁体353,354が形成されてい
る。そして、例えば前記サーモワックスエレメント35
0として55℃〜75℃の範囲で膨張・収縮するものを
用い、給湯装置の設定温度を65℃に設定し、感熱部3
51にて感熱する温度が65℃を越えてくると感熱部3
51が上方へ移動し、65℃よりも低下してくると感熱
部351が下方へ移動するように、調整ネジ356を調
整する。
が温められると、サーモワックスエレメント350が膨
張してその先端の突き出しピン352が調整ねじ356
を押し、押圧バネ355に抗して感熱部351を上方へ
押し上げる。一方、上水の温度が低下すると、サーモワ
ックスエレメント350が収縮してその突き出しピン3
52が引っ込み、押圧バネ355によって感熱部351
を下方へ押し下げる。
体354側が開いてA方向の流量が増え、上水の温度が
低下すれば、弁体353側が開いてB方向への流量が増
える。さらに、すべての給湯装置201〜203の燃焼
が停止される程度まで上水の温度が高い場合には、循環
される上水のほとんどが流路調整弁218でバイパスさ
れ、回収管220側の流量が減少する。このため、高温
時には上水の熱が熱交換器207から外部へ逃がされる
ようなことがなくなり、せっかく加熱した上水の温度が
急激に低下するというようなことがなくなる。
と、給湯装置201〜203で加熱されて上水の温度が
上昇すると、前記流路調整弁218の作用によって給湯
装置201〜203に還流される上水量が減少する。主
制御部300は、各給湯装置の入水量センサ206から
の合計流量を演算し、合計入水量が10リットル/分未
満まで低下したら、第2および第3給湯装置202,2
03の通水弁209を閉じて第2および第3給湯装置2
02,203を停止させ、第1給湯装置201だけで加
熱する。
上水の温度と水量を入水温センサ205と入水量センサ
206で常時検出させるために、上水の温度が設定温度
に達してその燃焼を停止させる場合でも、通水弁209
は閉止しないで開けたままにしておく。
と、流路調整弁218はB方向への還流量を増大させ
る。第1給湯装置201の入水量センサ206で検出さ
れる水量が10リットル/分以上になると、第2給湯装
置202が動作される。さらに、外部への出湯などによ
って出湯量が増え、第1および第2給湯装置201,2
02にて検出される合計水量が20リットル/分以上に
増加したら、第3給湯装置203も動作させる。このよ
うにして、燃料消費量を可能な限り少なくしながら、上
水を効率的に加熱することができる。
と上水加熱装置200を組み合わせて構成した風呂シス
テムの構成図である。浴槽1には浄化追焚装置3が接続
されており、浴槽1内の湯水2を循環して湯水2の浄化
と追焚を行なっている。そして、湯水浄化式追焚装置3
は熱交換器35を介して上水加熱装置200と接続され
ており、上水加熱装置200で加熱される上水の熱量に
より浴槽1の湯水2を加熱し、またこの上水を濾過器1
8,24、フィルター装置7に導入して殺菌を施してい
る。
る。浴槽1内の湯水2はその使用により低下するため、
所望の水位まで補給する必要がある。そこで、浴槽1に
設けた水位センサ406にて水位を検出し、水位が低下
していれば補給弁404を開き、戻り管215、逆止弁
402からの加熱上水と、上水供給管223、逆止弁4
01からの上水を混合弁403で混合して所望の温度に
し、上水補給管405より浴槽1に補給するようにして
いる。
スエレメントを用いて湯と水を混合させるものを用いる
のが最も簡単であるが、電動モータにより混合弁403
の湯と水の混合比率を可変制御するように構成してもよ
い。
回路のブロック図であって、浴槽1の湯水2の水位を設
定する水位設定部451、水位センサ406の出力信号
から浴槽1内の湯水の水位を検出する水位検出部45
2、水位比較制御部453、補給弁404を駆動する補
給弁駆動部454とからなり、水位検出部452で検出
した浴槽1内の湯水2の水位と、水位設定部451に設
定した水位とを水位比較制御部453において比較し、
湯水2の水位が設定水位よりも低い時は補給弁駆動部4
54を駆動して補給弁404を開き、所定混合温度より
なる上水を上水補給管405より浴槽1に補給するよう
に制御するものである。
明によるときは、浴槽の湯水を循環ポンプにより吸引し
て再び浴槽に還流する循環経路と、前記循環経路中に設
けられた循環湯水を濾過するための濾過器と、浴槽の湯
水の設定温度よりも高い温度に加熱された上水を供給す
ることにより前記循環経路を流れる循環湯水を加熱する
熱交換器と、前記上水を前記濾過器へ導入するための上
水導入手段と、前記上水の温度を検出する上水温度検出
手段と、前記濾過器に導入された上水を外部へ排出する
排出手段と、前記上水の温度が設定温度以上であるとき
に前記上水を所定時間前記濾過器に導入し、前記上水の
導入後に上水の温度が設定温度以下となったときは前記
上水の導入を停止して上水の温度が設定温度以上となる
まで待機し、設定温度以上となった時点で前記上水を改
めて所定時間前記濾過器に導入する制御手段とを備える
ことにより構成したので、高温の上水によって濾過器を
確実に殺菌することができる。しかも、殺菌を行なって
いる最中に上水の温度が設定温度以下に下がった場合に
は上水の導入が停止され、上水の温度が設定温度まで回
復した時点で改めて高温の上水が所定時間導入されの
で、確実な殺菌を実現することができる。
濾過器による循環湯水の濾過時間を計時して積算し、該
積算時間が設定時間に達する度に前記上水の導入動作を
行なわせるようにしたので、濾過器が設定時間使用され
る度に自動的に高温上水による殺菌を行なうことができ
る。このため、常に清潔で衛生的な入浴環境を実現する
ことができる。
す図である。
示すブロック図である。
図である。
の流路図である。
である。
路図である。
な処理動作のフローチャートである。
な処理動作のフローチャート(図10の続き)である。
トである。
ャートである。
ーチャートである。
る。
である。
04の詳細なブロック図である。
301(301,302)の詳細なブロック図である。
る。
を組み合わせて構成した風呂システムの構成図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 浴槽の湯水を循環ポンプにより吸引して
再び浴槽に還流する循環経路と、 前記循環経路中に設けられた循環湯水を濾過するための
濾過器と、 浴槽の湯水の設定温度よりも高い温度に加熱された上水
を供給することにより前記循環経路を流れる循環湯水を
加熱する熱交換器と、 前記上水を前記濾過器へ導入するための上水導入手段
と、 前記上水の温度を検出する上水温度検出手段と、 前記濾過器に導入された上水を外部へ排出する排出手段
と、 前記上水の温度が設定温度以上であるときに前記上水を
所定時間前記濾過器に導入し、前記上水の導入後に上水
の温度が設定温度以下となったときは前記上水の導入を
停止して上水の温度が設定温度以上となるまで待機し、
設定温度以上となった時点で前記上水を改めて所定時間
前記濾過器に導入する制御手段とを備えたことを特徴と
する湯水浄化式追焚装置。 - 【請求項2】 前記濾過器による循環湯水の濾過時間を
計時して積算し、該積算時間が設定時間に達する度に前
記上水の導入動作を行なわせるようにしたことを特徴と
する請求項1記載の湯水浄化式追焚装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28414695A JP3607764B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 湯水浄化式追焚装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28414695A JP3607764B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 湯水浄化式追焚装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09126544A true JPH09126544A (ja) | 1997-05-16 |
JP3607764B2 JP3607764B2 (ja) | 2005-01-05 |
Family
ID=17674771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28414695A Expired - Fee Related JP3607764B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 湯水浄化式追焚装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3607764B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011522690A (ja) * | 2008-05-26 | 2011-08-04 | アールボルグ インダストリーズ ウォーター トリートメント ピーティーイー.エルティーディー. | 液体を浄化する、特にバラスト水を浄化する装置 |
CN107694178A (zh) * | 2017-11-16 | 2018-02-16 | 攀钢集团矿业有限公司 | 隔排渣装置 |
CN113587703A (zh) * | 2021-07-26 | 2021-11-02 | 浙江迦南科技股份有限公司 | 一种智能加热泵站 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP28414695A patent/JP3607764B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011522690A (ja) * | 2008-05-26 | 2011-08-04 | アールボルグ インダストリーズ ウォーター トリートメント ピーティーイー.エルティーディー. | 液体を浄化する、特にバラスト水を浄化する装置 |
CN107694178A (zh) * | 2017-11-16 | 2018-02-16 | 攀钢集团矿业有限公司 | 隔排渣装置 |
CN107694178B (zh) * | 2017-11-16 | 2023-10-13 | 攀钢集团矿业有限公司 | 隔排渣装置 |
CN113587703A (zh) * | 2021-07-26 | 2021-11-02 | 浙江迦南科技股份有限公司 | 一种智能加热泵站 |
CN113587703B (zh) * | 2021-07-26 | 2023-09-15 | 浙江迦南科技股份有限公司 | 一种智能加热泵站 |
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Publication number | Publication date |
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JP3607764B2 (ja) | 2005-01-05 |
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