JPH07800Y2 - 緊急遮断装置を備えたガス容器の収納箱 - Google Patents

緊急遮断装置を備えたガス容器の収納箱

Info

Publication number
JPH07800Y2
JPH07800Y2 JP1986134199U JP13419986U JPH07800Y2 JP H07800 Y2 JPH07800 Y2 JP H07800Y2 JP 1986134199 U JP1986134199 U JP 1986134199U JP 13419986 U JP13419986 U JP 13419986U JP H07800 Y2 JPH07800 Y2 JP H07800Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage box
gas container
control unit
drive unit
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986134199U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6340700U (ja
Inventor
好夫 庄司
時治 鈴木
正光 土肥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tanaka Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanaka Manufacturing Co Ltd filed Critical Tanaka Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1986134199U priority Critical patent/JPH07800Y2/ja
Publication of JPS6340700U publication Critical patent/JPS6340700U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH07800Y2 publication Critical patent/JPH07800Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はガス容器の収納箱に関し、詳しくは、緊急遮断
装置を備えたガス容器の収納箱に関する。
「従来の技術」 半導体製造工程ではアルシン、ホスフィン、ジボラン等
の燃焼性ガスを用いるが、これらのガスを充填した容器
は、安全のため、緊急遮断装置を備えたガス容器の収納
箱に収納して使用される。
緊急遮断装置は、容器の容器弁を開閉し、特に配管系の
ガス漏れや地震その他の災害時に容器弁を閉塞して配管
系へのガスの供給を遮断するものである。
第3図は緊急遮断装置を備えた従来のガス容器の収納箱
の内部構成で、ガス容器1は前側の扉11を介して収納箱
10内に収納される。収納箱10内のガス容器1は、ガイド
板7に当接して直立設置され、その胴部周囲には転倒防
止用の鎖8が巻回される。
ガス容器1のネックリング部を介して該ガス容器1に固
定するコの字状の筺体21には緊急遮断装置20が設けられ
ている。緊急遮断装置20は、ガス容器1の容器弁2のハ
ンドル2aを把持する把手部25と、該把手部25に駆動軸24
を介して回転力を伝達するアクチュエータ22(駆動部)
と、該駆動部22を回転制御するスイッチボックス23(制
御部)とから構成され、異常時には、制御部23からの信
号により駆動部22が作動して容器1の容器弁2を閉め、
配管系へのガス供給を遮断して安全化できるようになっ
ている。
なお、制御部23内の各種スイッチを制御する電気配線3
や駆動部22を駆動させるためのガス配管4が、図示しな
いコントロールユニットから収納箱10の天井10a部を貫
通して制御部23に接続されている。
前記収納箱10内のガス容器1に緊急遮断装置20を連結す
るには、まず、前記コの字状の筺体21をガス容器1のネ
ックリング部を介して該ガス容器1に固定し、次いで、
駆動部22の駆動軸24の下端に取り付けられている把手25
をガス容器1の容器弁2のハンドル2aに係合する。
「考案が解決しようとする課題」 しかし、前記従来の収納箱では、ガス容器から燃焼性ガ
スが漏洩すると、制御部、または、制御部と電気配線と
の接続部で引火する危険がある。また、ガス容器の交換
毎に前記筺体21をガス容器から着脱しなければならず、
ガス容器の交換作業が面倒になる不都合があった。
前記引火の危険性を解消するためには、制御部、また
は、制御部とともに駆動部を収納箱の外側に配設する構
造を採れば良いが、このような構成を採ると、駆動部の
駆動軸24の長さが固定であるため、収納箱内に高さの異
なるガス容器を収納した場合、駆動軸24下端の把手部25
が容器弁2のハンドル2aに係合できない不都合が生ず
る。
本考案は前記不都合に鑑み、引火の危険を防止しつつ、
高さの異なるガス容器を収納した場合においても、前記
把手部とガス容器のハンドルとの係合を容易にした収納
箱を提供することを目的とする。
「考案の構成」 前記目的を達成するため、本考案に係る収納箱は、ガス
容器の容器弁を開閉する把手部と、該把手部に回転力を
伝達する駆動部と、所定信号に基づいて該駆動部を回転
制御する制御部とからなる緊急遮断装置を備えたガス容
器の収納箱において、前記駆動部と制御部のうち、少な
くとも制御部を収納箱の天井部外壁面側に設置し、該制
御部に駆動部を連設するとともに、前記駆動部の駆動軸
と把手部とを連結する回転軸部を内管と外管とからなる
二重管構造とし、前記内管を前記外管内に摺動自在に嵌
入したことを特徴とする。
「作用」 上記構成によれば、制御部を収納箱の天井部外壁面側に
設けたので、制御部および制御部と電気配線との接続部
が収納箱の内部と遮断され引火の問題がなくなる。ま
た、回転軸部を内管と外管とからなる二重管構造とし、
前記内管を前記外管内に摺動自在に嵌入したので回転軸
部は伸縮自在となり、ガス容器のハンドルの位置が上下
方向に変動しても該ハンドルと把手部との係合が容易に
行える。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。第1
図、第2図は本考案の実施例で、第1図は収納箱100の
主要部の内部構成を示す正面断面図、第2図は第1図に
示された回転軸部26の横断面図である。
本考案の要旨である緊急遮断装置は、ガス容器1の容器
弁2のハンドル2aを把持する把手部25と、該把手部25を
回転軸部26を介して回転力を伝達する駆動部22と、所定
の信号に基づいて該駆動部22を回転制御する制御部23と
から構成され、制御部23は、容器弁2直上位置の収納箱
の天井10a部の外壁面側に、また、駆動部22は前記制御
部23に対面して収納箱100の天井10a部の内壁面側に固設
されている。
このように、制御部23は収納箱100の天井10a部の外壁面
側に設けられ、容器収納箱10の内部と遮断されているの
で引火の問題がない。
次に上記回転軸部26は、第2図にも示すように、円筒軸
28(外管)とキー軸29(内管)とからなる二重管構造と
なっており、キー軸29は円筒軸28の貫通口281の内部に
設けられたキー溝281aを介して該貫通口281の内部に摺
動自在に挿設されている。従って、回転軸部26を構成す
る円筒軸28とキー軸29とは回転力が伝達可能であり、か
つ摺動自在になっているので伸縮可能である。円筒軸28
の上端はユニバーサルジョイント27aを介して駆動部22
の駆動軸22aに連結され、一方、キー軸29の下端には把
手部25が設けられている。なお、図中のキー軸29は中実
の軸棒であるが、中空の軸棒としても良い。
上記のように、回転軸部26は、回転力を伝達可能に伸縮
自在となっているので、収納箱100内に高さの異なるガ
ス容器を収納しても、キー軸29を上下に摺動することに
より把手部25を容器弁2のハンドル2aに係合でき、容器
交換が容易に行える。
また、回転軸部26は伸縮可能なので、ガス容器1に対す
る荷重は、第3図に示す従来のコの字状の筺体21を載置
する場合より軽量になり、重量を測定する必要のあるガ
ス容器を収納した場合に従来より容易にかつ正確に重量
測定が行える。
なお、上記実施例では駆動部22を収納箱100の天井10a部
の内壁面側に設けたが、制御部23とともに天井10a部の
外壁面側に設けてもよい。駆動部22を外壁面側に設けた
場合、駆動軸22aは天井10a部を貫通するので所定の気密
性を要するが、駆動部22を天井10a部の内壁面側に設け
た場合には、そのような必要はない。
「効果」 本考案によれば、 1)制御部を収納箱の天井部外壁面側に設けたので、収
納箱内に収納したガス容器から燃焼性ガスを漏洩しても
引火の危険がない。
2)駆動部を制御部に連設して収納箱の壁面に固定する
とともに、駆動部の駆動軸と把手部とを連結する回転軸
部を伸縮可能にしたので、従来のコの字状筺体が不要に
なるとともに、収納箱内に高さの異なるガス容器を収納
した場合でも、把手部と容器弁のハンドルとの係合が容
易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の実施例で、第1図はガス容器
の収納箱の要部の内部構成を示す正面断面図、第2図は
第1図に示された回転軸部の横断面図である。第3図は
従来の収納箱の内部構成を示す正面断面図である。 1……ガス容器、22……駆動部、22a……駆動軸、23…
…制御部、25……把手部、26……回転軸部、28……円筒
軸(外管)、29……キー軸(内管)、100……収納箱。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 土肥 正光 長野県更埴市大字新田823番地 株式会社 田中製作所長野工場内 (56)参考文献 実開 昭62−186000(JP,U) 実公 昭45−12961(JP,Y1) 実公 昭45−12962(JP,Y1) 実公 昭54−41882(JP,Y2)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス容器の容器弁を開閉する把手部と、該
    把手部に回転力を伝達する駆動部と、所定信号に基づい
    て該駆動部を回転制御する制御部とからなる緊急遮断装
    置を備えたガス容器の収納箱において、前記駆動部と制
    御部のうち、少なくとも制御部を収納箱の天井部外壁面
    側に設置し、該制御部に駆動部を連設するとともに、前
    記駆動部の駆動軸と把手部とを連結する回転軸部を内管
    と外管とからなる二重管構造とし、前記内管を前記外管
    内に摺動自在に嵌入したことを特徴とするガス容器の収
    納箱。
  2. 【請求項2】前記駆動部を前期収納箱の天井部内壁面側
    に設置したことを特徴とする請求項1記載のガス容器の
    収納箱。
JP1986134199U 1986-09-03 1986-09-03 緊急遮断装置を備えたガス容器の収納箱 Expired - Lifetime JPH07800Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986134199U JPH07800Y2 (ja) 1986-09-03 1986-09-03 緊急遮断装置を備えたガス容器の収納箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986134199U JPH07800Y2 (ja) 1986-09-03 1986-09-03 緊急遮断装置を備えたガス容器の収納箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6340700U JPS6340700U (ja) 1988-03-16
JPH07800Y2 true JPH07800Y2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=31035219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986134199U Expired - Lifetime JPH07800Y2 (ja) 1986-09-03 1986-09-03 緊急遮断装置を備えたガス容器の収納箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07800Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010209933A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Taiyo Nippon Sanso Corp ガス容器弁緊急遮断装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0416073Y2 (ja) * 1986-05-19 1992-04-10

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010209933A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Taiyo Nippon Sanso Corp ガス容器弁緊急遮断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6340700U (ja) 1988-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07800Y2 (ja) 緊急遮断装置を備えたガス容器の収納箱
MXPA97002695A (en) Connection system for a gas bottle a pres
GB2025577A (en) Valve arrangements
US2449119A (en) Control fitting for liquefied petroleum gas tanks
US20060197044A1 (en) Electric-motor-operated valve closure system
JPS61287545A (ja) 充填ネツク
JPH0731037Y2 (ja) ガス容器の緊急遮断装置
EP0202354B1 (en) Remote-control apparatus for opening or closing the valve of containers or the like
JP2580645Y2 (ja) ニューマチック容器弁
EP0566210B1 (en) Valve
EP0984216A3 (de) Rohrabsperrvorrichtung
JP2686917B2 (ja) ボンベのバルブ開閉装置
JPH04286543A (ja) 車載式粉粒体タンクへの粉粒体積込装置
ES2011842A6 (es) Maquina para el control de las fugas, de la apertura y del cierre correctos de la valvula de una botella de gas licuado.
JP2502211Y2 (ja) ボンベ元弁作動装置
AU546089B2 (en) Cryogenic valve gland
JPH059596Y2 (ja)
CN214147414U (zh) 一种快开门压力容器的安全联锁装置
JPH0418194B2 (ja)
JPH0523920Y2 (ja)
JPS60521Y2 (ja) 球形弁
JPH0712783Y2 (ja) バルブアクチュエーター
JPH0120720Y2 (ja)
JPH0212400Y2 (ja)
CN112709931A (zh) 一种安全防泄漏易操控的气瓶