JP2000024131A - 自動消火装置 - Google Patents

自動消火装置

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JP2000024131A
JP2000024131A JP10193206A JP19320698A JP2000024131A JP 2000024131 A JP2000024131 A JP 2000024131A JP 10193206 A JP10193206 A JP 10193206A JP 19320698 A JP19320698 A JP 19320698A JP 2000024131 A JP2000024131 A JP 2000024131A
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JP
Japan
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conduit
storage container
extinguishing agent
pipe
fire extinguishing
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Pending
Application number
JP10193206A
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English (en)
Inventor
Masaru Namiki
勝 雙木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Dry Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Dry Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬剤貯蔵容器と導管とを単体で提供出来、現
場での設置工事が容易に、かつ導管の長さ調節が出来る
等工事の自由度を増した自動消火装置を提供する。 【解決手段】 薬剤貯蔵容器1の封入・放出口21には
導管4が接続されている。導管4の端部には熱感知開放
ノズル部5が固定されている。熱感知開放ノズル部5の
内部には、薬剤密閉栓8が易融性金属10を介して封じ
込められている。バルブボディ3に配設された管路23
の途中には、バルブステム22が内装されている。この
バルブステム22により、薬剤貯蔵容器1より導管4内
へ加圧された消火薬剤が供給又は供給停止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動消火装置に係わ
り、特に薬剤貯蔵容器と導管とを単体で提供出来、現場
での設置工事が容易に、かつ導管の長さ調節が出来る等
工事の自由度を増した自動消火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示す下方放出型簡易消火装
置が知られている。図3において、薬剤貯蔵容器1に
は、消火薬剤が10〔kg/cm 〕未満の圧力で密
閉されている。薬剤貯蔵容器1の中央には消火薬剤を導
出するためのサイフォン管2が取り付けられている。サ
イフォン管2の上端部にはバルブボディ3内に配設され
た管路13が連接され、バルブボディ3の外周は薬剤貯
蔵容器1に固着されている。バルブボディ3の上端部に
は導管4の一端が接続されており、導管4の他端には熱
感知開放ノズル部5が固定されている。また、バルブボ
ディ3の側部には圧力充填口6が取り付けられている。
【0003】図4に熱感知開放ノズル部5の詳細断面図
を示す。図4において、導管4の端部にはノズル7が固
着されている。ノズル7の内側には空洞が設けられ、こ
の空洞は外部に向けて開放されている。そして、空洞に
は薬剤密閉栓8が内装されており、薬剤密閉栓8の外周
にはOリング9が取付けられている。ノズル7は、易融
性金属10により集熱板11に固着されている。薬剤密
閉栓8は、集熱板11により押止されたようになってい
る。この状態で、薬剤密閉栓8及びOリング9の密閉に
より、加圧ガスが外部に漏れることは無い。
【0004】かかる構成において、圧力充填口6から加
圧のため空気又は窒素ガスが送り込まれる。このガス
が、導管4及び薬剤貯蔵容器1に充満した状態を維持す
るため、導管4はバルブボディ3に固着しておく必要が
ある。集熱板11が火災源より熱を感知すると、易融性
金属10が融け、導管4内の加圧されたガスが薬剤密閉
栓8及び集熱板11を吹き飛ばし消火薬剤の放出が始ま
る。このときの様子を図5に示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の消火
装置では導管4がバルブボディ3に固着されているた
め、現地で導管4の長さを変更することは出来なかっ
た。また、壁等が存在する場合に、導管4を通すのに必
要な口径は集熱板11の口径が必要であった。更に、加
圧ガスを薬剤貯蔵容器1内に送り込むのに専用の圧力充
填口6が取り付けられていた。
【0006】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、薬剤貯蔵容器と導管とを単体で提供出
来、現場での設置工事が容易に、かつ導管の長さ調節が
出来る等工事の自由度を増した自動消火装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明(請求項
1)は、消火薬剤を所定の圧力で密閉した薬剤貯蔵容器
と、該薬剤貯蔵容器の封入・放出口に接続された導管
と、該導管の先端に易融性金属を介して封じ込められた
薬剤密閉栓と、前記薬剤貯蔵容器より前記導管内へ加圧
された消火薬剤を供給又は供給停止するバルブステム
と、該バルブステムによる消火薬剤の供給又は供給停止
を前記薬剤貯蔵容器の外部より操作するバルブステム操
作手段を備えて構成した。
【0008】薬剤貯蔵容器には、消火薬剤を所定の圧力
で密閉する。この薬剤貯蔵容器の封入・放出口には導管
が接続されている。封入・放出口は、消火薬剤及び/又
は加圧ガスを薬剤貯蔵容器より放出するために導管と接
続する。しかしながら、導管と接続する前には、この封
入・放出口を薬剤貯蔵容器内へ消火薬剤及び/又は加圧
ガスを封入するために使用してもよい。そして、導管の
先端には、薬剤密閉栓を易融性金属を介して封じ込め
る。この易融性金属は、火災による熱を感知したときに
融け、薬剤密閉栓はガス圧により吹き飛ばされる。
【0009】その後、消火薬剤が噴霧される。バルブス
テムは、薬剤貯蔵容器より導管内へ加圧された消火薬剤
を供給又は供給停止するために用いる。例えば、工事現
場において、導管をまだ接続していないときには、バル
ブステムを閉止した状態を維持し、薬剤貯蔵容器より導
管内への消火薬剤の供給を停止し続ける。そして、導管
を接続後は、薬剤貯蔵容器より導管内へ、加圧された消
火薬剤を供給するためバルブステムを開く。この間のバ
ルブステムの開閉は、薬剤貯蔵容器の外部に取り付けた
バルブステム操作手段を操作することにより行う。
【0010】このように、バルブステムにより消火薬剤
を供給又は供給停止出来るようにしたため、薬剤貯蔵容
器と導管とは単体で提供出来る。また、工事現場で導管
の長さを調整出来る等、工事の自由度を増すことが出来
る。更に、壁等に導管を通す場合には、導管の管径に見
合っただけの通し穴を開ければよいので、設置工事が容
易である。また、封入・放出口は消火薬剤や加圧ガスの
封入にも兼用出来るため、別途消火薬剤等の封入のため
のみに圧力充填口を設ける必要がない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。本発明の実施形態の構成図を図1に
示す。尚、図3乃至図5と同一要素のものについては同
一符号を付して説明は省略する。
【0012】図1において、バルブボディ3には消火薬
剤や加圧ガスの封入及び放出を兼用する封入・放出口2
1が取り付けられている。そして、サイフォン管2と封
入・放出口21とを連接する管路23の途中にバルブス
テム22が内装されている。バルブステム22の下端部
には、ゴム等の弾性体で成形された成形部22aが配設
されている。成形部22aの上部にはステム22bが固
着されている。
【0013】ステム22bの周囲にはシールのためOリ
ング24が取り付けられている。ステム22bの上端部
はバルブボディ3の外部に突出している。このステム2
2bの突出した所定箇所には、薬剤貯蔵容器1内に圧力
ガスが充填されていない状態のときにバルブステム22
が自重で落下しないようにストップリング25が取り付
けられている。
【0014】また、バルブボディ3の上端部には、薬剤
貯蔵容器1のガス圧力に抗してバルブステム22を押し
下げるためのバルブ開放用ナット26が取り付けられて
いる。バルブ開放用ナット26とバルブボディ3間に
は、任意にバルブ開放用ナット26を押し下げることが
出来ないようにストッパー28が配設されている。封入
・放出口21の端部には、導管元27が締着されるよう
になっている。
【0015】次に動作を説明する。図1において、別途
用意した図示しないボンベ等を通じ、封入・放出口21
より薬剤貯蔵容器1内に消火薬剤及び10〔kg/cm
〕未満の高圧ガスを封入する。この状態でバルブス
テム22を一端押し上げれば、後は高圧ガスの圧力によ
りバルブステム22の成形部22aと管路23間は密閉
され、外部に高圧ガス等が漏れることは無くなる。そし
て、バルブボディ3にストッパー28を挟んでバルブ開
放用ナット26を締め付ける。一方、熱感知開放ノズル
部5は別途製造し、導管4と封入・放出口21とは連結
しない状態で工事現場(厨房設備や室内等)に提供す
る。
【0016】工事現場において壁等の存在する場合に
は、まず導管4を通すだけの穴を開けて導管4を通す。
その後、導管元27に導管4の端部を通し、導管元27
の内側から導管4の端部を圧着する。そして、導管元2
7を封入・放出口21に締着する。この導管元27と封
入・放出口21間の締着部は、相互に螺刻された状態に
なっている。
【0017】その後、一端バルブ開放用ナット26をバ
ルブボディ3から取り外し、ストッパー28を撤去す
る。それから、再びバルブ開放用ナット26のみをバル
ブボディ3に対し装着し、バルブステム22がストップ
リング25により停止するまでバルブ開放用ナット26
をねじ込んでいく。このとき、バルブステム22の成形
部22aと管路23間には隙間が空き、薬剤貯蔵容器1
内のみに密閉されていた消火薬剤及び高圧ガスは、封入
・放出口21を経て導管4と熱感知開放ノズル部5に充
満し、導管4と熱感知開放ノズル部5の内圧を高める。
このバルブ開放用ナット26をねじ込んだときの様子を
図2に示す。この時点で設置工事は完了する。
【0018】以上により、導管4の長さ調節等は現場の
形態に合わせて行うことが出来るため、工事の自由度が
増す。導管4を通す穴も必要最小限の大きさ(例えば導
管4の管径である8〜10mm程度)を開口すれば足り
る。
【0019】火災の発生した際には、集熱板11が火災
源より熱を感知する。このとき、所定温度以上になると
易融性金属10が融け、導管4内の加圧されたガスが薬
剤密閉栓8及び集熱板11を吹き飛ばし消火薬剤の放出
が始まる。
【0020】また、一旦消火薬剤等を放出した場合に
は、導管元27を封入・放出口21から取り外し、再び
封入・放出口21より消火薬剤及び高圧ガスを封入する
ことで再利用をすることも可能である。この作業は、現
地で行うことも可能であるし、また工場に持ち帰って行
ってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ルブステムにより消火薬剤を供給又は供給停止出来るよ
うにしたため、薬剤貯蔵容器と導管とは単体で提供出来
る。また、工事現場で導管の長さを調整出来る等、工事
の自由度を増すことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の構成図
【図2】 バルブ開放用ナットをねじ込んだときの様子
を示す図
【図3】 従来の下方放出型簡易消火装置の一例
【図4】 熱感知開放ノズル部の詳細断面図
【図5】 熱感知開放ノズル部の作動時の様子を示す図
【符号の説明】
1 薬剤貯蔵容器 2 サイフォン管 3 バルブボディ 4 導管 5 熱感知開放ノズル部 6 圧力充填口 7 ノズル 8 薬剤密閉栓 9、24 Oリング 10 易融性金属 11 集熱板 13、23 管路 21 封入・放出口 22 バルブステム 22a 成形部 22b ステム 25 ストップリング 26 バルブ開放用ナット 27 導管元 28 ストッパー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消火薬剤を所定の圧力で密閉した薬剤貯
    蔵容器と、該薬剤貯蔵容器の封入・放出口に接続された
    導管と、該導管の先端に易融性金属を介して封じ込めら
    れた薬剤密閉栓と、前記薬剤貯蔵容器より前記導管内へ
    加圧された消火薬剤を供給又は供給停止するバルブステ
    ムと、該バルブステムによる消火薬剤の供給又は供給停
    止を前記薬剤貯蔵容器の外部より操作するバルブステム
    操作手段を備えて構成したことを特徴とする自動消火装
    置。
JP10193206A 1998-07-08 1998-07-08 自動消火装置 Pending JP2000024131A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100463287B1 (ko) * 2001-06-08 2004-12-30 김찬열 전기panel전용 co2자동확산 소화기
KR100836201B1 (ko) * 2006-12-06 2008-06-09 (주)에스에이치엔지니어링 이중 냉동기를 부착한 이산화탄소 저장탱크를 가지는저압식 이산화탄소 소화시스템
JP2013530808A (ja) * 2010-07-20 2013-08-01 ファイア−トレース ユーエスエー, エルエルシー 受動的非電気的二段火災抑制のための方法および装置
JP7442125B2 (ja) 2019-07-19 2024-03-04 テレキューブ株式会社 防音室及び防音室の空調システム

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JP2013530808A (ja) * 2010-07-20 2013-08-01 ファイア−トレース ユーエスエー, エルエルシー 受動的非電気的二段火災抑制のための方法および装置
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