JPH1033708A - 消火器 - Google Patents
消火器Info
- Publication number
- JPH1033708A JPH1033708A JP21520396A JP21520396A JPH1033708A JP H1033708 A JPH1033708 A JP H1033708A JP 21520396 A JP21520396 A JP 21520396A JP 21520396 A JP21520396 A JP 21520396A JP H1033708 A JPH1033708 A JP H1033708A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fire extinguisher
- head
- film
- main body
- transparent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】消火器の外面を透明性のあるシートにより被覆
することにより、経時的設置に伴う汚損、および汚損に
よる起動障害をなくす。 【解決手段】消火器の容器本体およびヘッドの外面を透
明もしくは半透明の熱収縮性フィルムにより被覆してな
る。 これにより、とくに工場内や工事現場等に長期間
にわたり設置された場合においても、容器本体や特にヘ
ッド部分に塵埃等の付着が全くなく、また雨滴による起
動部分の錆の発生もなくなるから、火災発生等の緊急時
において、起動ハンドルが動かなかったり、あるいは安
全栓が抜けない等の作動不良を起こすことがなく、常に
安定した消火器本来の機能を維持することができ、しか
も被覆したフィルム内部の視認性も良好であり、消火器
の存在確認を妨げることもない。
することにより、経時的設置に伴う汚損、および汚損に
よる起動障害をなくす。 【解決手段】消火器の容器本体およびヘッドの外面を透
明もしくは半透明の熱収縮性フィルムにより被覆してな
る。 これにより、とくに工場内や工事現場等に長期間
にわたり設置された場合においても、容器本体や特にヘ
ッド部分に塵埃等の付着が全くなく、また雨滴による起
動部分の錆の発生もなくなるから、火災発生等の緊急時
において、起動ハンドルが動かなかったり、あるいは安
全栓が抜けない等の作動不良を起こすことがなく、常に
安定した消火器本来の機能を維持することができ、しか
も被覆したフィルム内部の視認性も良好であり、消火器
の存在確認を妨げることもない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場や事務所、病
院、学校、役所その他の公共施設、あるいは家庭内等に
設置される可搬式消火器の改良に関し、経時的設置によ
る汚損に起因する作動不能を防止することを目的とす
る。
院、学校、役所その他の公共施設、あるいは家庭内等に
設置される可搬式消火器の改良に関し、経時的設置によ
る汚損に起因する作動不能を防止することを目的とす
る。
【0002】
【従来の技術】従来公知の可搬式消火器は、有底の容器
本体内に消火薬剤および加圧ガス容器を装填するととも
に、その上方開口部には、起動ハンドルや安全栓、およ
び先端に消火薬剤放射ノズルを有する放射用のホース等
が取り付けられたヘッドを気密に装着してなるものがほ
とんどである。
本体内に消火薬剤および加圧ガス容器を装填するととも
に、その上方開口部には、起動ハンドルや安全栓、およ
び先端に消火薬剤放射ノズルを有する放射用のホース等
が取り付けられたヘッドを気密に装着してなるものがほ
とんどである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の消火器にあっては、これを工場内や特に工事現
場付近に設置された場合、多くの塵埃や、ときにはセメ
ントまでがヘッドに付着することがあり、あるいは雨滴
に晒されて付着した塵埃が強固に固まったり、あるいは
圧力ガス容器の破封手段が発錆する等により、非常災害
発生時において、安全栓が抜けなかったり、または起動
ハンドルが動かなくなるなどの障害を引き起こすことが
ある。
た従来の消火器にあっては、これを工場内や特に工事現
場付近に設置された場合、多くの塵埃や、ときにはセメ
ントまでがヘッドに付着することがあり、あるいは雨滴
に晒されて付着した塵埃が強固に固まったり、あるいは
圧力ガス容器の破封手段が発錆する等により、非常災害
発生時において、安全栓が抜けなかったり、または起動
ハンドルが動かなくなるなどの障害を引き起こすことが
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明にあって
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、塵
埃の多い箇所や雨滴に晒される場所に長年継続して設置
した場合においても、非常災害発生時において確実に作
動させることができるようにしたものであって、具体的
には消火器の容器本体およびヘッドの外面を透明もしく
は半透明の熱収縮性フィルムにより被覆してなることを
特徴とした消火器に関する。
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、塵
埃の多い箇所や雨滴に晒される場所に長年継続して設置
した場合においても、非常災害発生時において確実に作
動させることができるようにしたものであって、具体的
には消火器の容器本体およびヘッドの外面を透明もしく
は半透明の熱収縮性フィルムにより被覆してなることを
特徴とした消火器に関する。
【0005】さらに本発明は、上記した透明もしくは半
透明の熱収縮性フィルムにより被覆した容器本体および
ヘッドからは、少なくとも放射用ホースおよび安全栓を
外方に露出させてなることを特徴とした消火器にも関す
る。
透明の熱収縮性フィルムにより被覆した容器本体および
ヘッドからは、少なくとも放射用ホースおよび安全栓を
外方に露出させてなることを特徴とした消火器にも関す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の具体的な
内容を図示の実施例をもとに説明すると、1は容器本
体、3はヘッド、11は容器本体1およびヘッド3の外
面を被覆する熱収縮性フィルムをあらわす。 容器本体
1は有底筒状をなし、上方を開口させるとともに、内部
に消火薬剤および加圧ガス容器(いずれも図示省略)を
装填し、しかもその上方開口部2上端外周面には外ネジ
部(図示省略)が施してあり、これにヘッド3の取り付
け部4の内周面に施した内ネジ部を螺入させて気密に取
り付けられる。
内容を図示の実施例をもとに説明すると、1は容器本
体、3はヘッド、11は容器本体1およびヘッド3の外
面を被覆する熱収縮性フィルムをあらわす。 容器本体
1は有底筒状をなし、上方を開口させるとともに、内部
に消火薬剤および加圧ガス容器(いずれも図示省略)を
装填し、しかもその上方開口部2上端外周面には外ネジ
部(図示省略)が施してあり、これにヘッド3の取り付
け部4の内周面に施した内ネジ部を螺入させて気密に取
り付けられる。
【0007】一方ヘッド3には、上記した取り付け部4
の上方に固定ハンドル5および可動ハンドル6、安全ピ
ン8、そして消火薬剤を放射する放射ホース9がとりつ
けられている。 すなわち固定ハンドル5は、その一端
をヘッド3に固定させて自由端を略水平方向に向けると
ともに、該固定ハンドル5の基端に対してピン7により
一端を回動自在に取り付けた可動ハンドル6が取り付け
られ、さらに可動ハンドル6には安全栓8が取りつけら
れている。 放射ホース9は先端にノズル10を取り付
けてあるとともに、基端部を取り付け金具9aにより取
り付け部4の直上部に取り付け、容器本体内の消火薬剤
が放出される場合に、この放射ホース9を通じて放射さ
れるようになっている。
の上方に固定ハンドル5および可動ハンドル6、安全ピ
ン8、そして消火薬剤を放射する放射ホース9がとりつ
けられている。 すなわち固定ハンドル5は、その一端
をヘッド3に固定させて自由端を略水平方向に向けると
ともに、該固定ハンドル5の基端に対してピン7により
一端を回動自在に取り付けた可動ハンドル6が取り付け
られ、さらに可動ハンドル6には安全栓8が取りつけら
れている。 放射ホース9は先端にノズル10を取り付
けてあるとともに、基端部を取り付け金具9aにより取
り付け部4の直上部に取り付け、容器本体内の消火薬剤
が放出される場合に、この放射ホース9を通じて放射さ
れるようになっている。
【0008】さらに熱収縮性フィルム11は、被覆した
内部の消火器全体が十分に視認できるように透明若しく
は半透明の材料が用いられ、容器本体1およびヘッド3
の外面を被覆する。 なおこの場合において火災発生時
の安全栓8および可動ハンドル6、さらには放射用ホー
ス9のそれぞれの取り扱い性を阻害しないようにするた
めには、上記した透明もしくは半透明の熱収縮性フィル
ムにより被覆したヘッドからは、少なくとも安全栓およ
び放射用ホースを外方に露出させるようにすると一層良
好である。
内部の消火器全体が十分に視認できるように透明若しく
は半透明の材料が用いられ、容器本体1およびヘッド3
の外面を被覆する。 なおこの場合において火災発生時
の安全栓8および可動ハンドル6、さらには放射用ホー
ス9のそれぞれの取り扱い性を阻害しないようにするた
めには、上記した透明もしくは半透明の熱収縮性フィル
ムにより被覆したヘッドからは、少なくとも安全栓およ
び放射用ホースを外方に露出させるようにすると一層良
好である。
【0009】さらにこの場合の熱収縮性フィルム11に
よる被覆方法については、例えば一端を開口させたとこ
ろの、被覆すべき容器本体1およびヘッド3の外径より
も十分に大きめの袋状チューブをあらかじめ成型してお
き、これをその一端を開口させた部分を先頭にして、完
成消火器におけるヘッド3の上方から容器本体1方向に
被せ、袋状チューブの先端部分が容器本体1の底部に達
したところで、周囲より一定温度の熱風を吹きかけるこ
とにより、上記袋状チューブが熱収縮して消火器の容器
本体1およびヘッド3における側面ならびに可動ハンド
ル6の上端に、それぞれ略密着状態にて被覆させること
ができる。 なおこの場合において安全栓8や放射用ホ
ース9については、熱収縮性フィルム11による被覆作
業後にそれぞれ該当箇所に取り付けるようにするとよ
い。
よる被覆方法については、例えば一端を開口させたとこ
ろの、被覆すべき容器本体1およびヘッド3の外径より
も十分に大きめの袋状チューブをあらかじめ成型してお
き、これをその一端を開口させた部分を先頭にして、完
成消火器におけるヘッド3の上方から容器本体1方向に
被せ、袋状チューブの先端部分が容器本体1の底部に達
したところで、周囲より一定温度の熱風を吹きかけるこ
とにより、上記袋状チューブが熱収縮して消火器の容器
本体1およびヘッド3における側面ならびに可動ハンド
ル6の上端に、それぞれ略密着状態にて被覆させること
ができる。 なおこの場合において安全栓8や放射用ホ
ース9については、熱収縮性フィルム11による被覆作
業後にそれぞれ該当箇所に取り付けるようにするとよ
い。
【0010】
【発明の効果】本発明は上記した通り、消火器の容器本
体およびヘッドの外面を透明もしくは半透明の熱収縮性
フィルムにより被覆してなるものであるために、とくに
工場内や工事現場等に長期間にわたり設置された場合に
おいても、容器本体や特にヘッド部分に塵埃等の付着が
全くなく、また雨滴による起動部分の錆の発生もなくな
るから、火災発生等の緊急時において、起動ハンドルが
動かなかったり、あるいは安全栓が抜けない等の作動不
良を起こすことがなく、常に安定した消火器本来の機能
を維持することができ、しかも被覆したフィルム内部の
視認性も良好であり、消火器の存在確認を妨げることも
ない。
体およびヘッドの外面を透明もしくは半透明の熱収縮性
フィルムにより被覆してなるものであるために、とくに
工場内や工事現場等に長期間にわたり設置された場合に
おいても、容器本体や特にヘッド部分に塵埃等の付着が
全くなく、また雨滴による起動部分の錆の発生もなくな
るから、火災発生等の緊急時において、起動ハンドルが
動かなかったり、あるいは安全栓が抜けない等の作動不
良を起こすことがなく、常に安定した消火器本来の機能
を維持することができ、しかも被覆したフィルム内部の
視認性も良好であり、消火器の存在確認を妨げることも
ない。
【0011】またこの場合において、透明もしくは半透
明の熱収縮性フィルムにより被覆したヘッドからは、少
なくとも安全栓および放射用ホースを外方に露出させて
おくようにすると、実際の使用時において、安全栓や放
射用ホースの操作性を妨げるようなことがなくなるの
で、より一層良好となる。
明の熱収縮性フィルムにより被覆したヘッドからは、少
なくとも安全栓および放射用ホースを外方に露出させて
おくようにすると、実際の使用時において、安全栓や放
射用ホースの操作性を妨げるようなことがなくなるの
で、より一層良好となる。
【図1】本発明の一実施例であるところの、容器本体お
よびヘッドの外面を透明な熱収縮性フィルムにより被覆
してなる消火器の側面図。
よびヘッドの外面を透明な熱収縮性フィルムにより被覆
してなる消火器の側面図。
1 容器本体 2 開口部 3 ヘッド 4 取り付け部 5 固定ハンドル 6 可動ハンドル 7 ピン 8 安全栓 9 放射ホース 9a 取り付け金具 10 ノズル 11 熱収縮性フィルム
Claims (2)
- 【請求項1】消火器の容器本体およびヘッドの外面を透
明もしくは半透明の熱収縮性フィルムにより被覆してな
ることを特徴とした消火器。 - 【請求項2】透明もしくは半透明の熱収縮性フィルムに
より被覆した容器本体およびヘッドからは、少なくとも
放射用ホースおよび安全栓を外方に露出させてなるとこ
ろの請求項1に記載の消火器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21520396A JPH1033708A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 消火器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21520396A JPH1033708A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 消火器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1033708A true JPH1033708A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16668408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21520396A Pending JPH1033708A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 消火器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1033708A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003024532A1 (en) * | 2001-08-17 | 2003-03-27 | Korea Safety.Com., Ltd | Fire extinguisher |
JP2008253396A (ja) * | 2007-04-02 | 2008-10-23 | Yamato Protec Co | 廃棄消火器 |
JP2010274008A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Kyoraku Co Ltd | 消火器用容器及び消火器 |
JP2011030798A (ja) * | 2009-07-31 | 2011-02-17 | Kyoraku Co Ltd | 消火器およびその製造方法 |
JP2011030800A (ja) * | 2009-07-31 | 2011-02-17 | Kyoraku Co Ltd | 消火器およびその製造方法 |
JP2019154610A (ja) * | 2018-03-09 | 2019-09-19 | モリタ宮田工業株式会社 | 消火装置 |
-
1996
- 1996-07-26 JP JP21520396A patent/JPH1033708A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003024532A1 (en) * | 2001-08-17 | 2003-03-27 | Korea Safety.Com., Ltd | Fire extinguisher |
US7080695B2 (en) | 2001-08-17 | 2006-07-25 | Korea Safety.Com., Ltd. | Fire extinguisher |
CN1319608C (zh) * | 2001-08-17 | 2007-06-06 | 韩国安全网络有限公司 | 灭火器 |
JP2008253396A (ja) * | 2007-04-02 | 2008-10-23 | Yamato Protec Co | 廃棄消火器 |
JP2010274008A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Kyoraku Co Ltd | 消火器用容器及び消火器 |
JP2011030798A (ja) * | 2009-07-31 | 2011-02-17 | Kyoraku Co Ltd | 消火器およびその製造方法 |
JP2011030800A (ja) * | 2009-07-31 | 2011-02-17 | Kyoraku Co Ltd | 消火器およびその製造方法 |
JP2019154610A (ja) * | 2018-03-09 | 2019-09-19 | モリタ宮田工業株式会社 | 消火装置 |
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