JPH0779806B2 - 生体電位計測電極 - Google Patents

生体電位計測電極

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JPH0779806B2
JPH0779806B2 JP2024923A JP2492390A JPH0779806B2 JP H0779806 B2 JPH0779806 B2 JP H0779806B2 JP 2024923 A JP2024923 A JP 2024923A JP 2492390 A JP2492390 A JP 2492390A JP H0779806 B2 JPH0779806 B2 JP H0779806B2
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electrode
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ratchet
pressure
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証英 原田
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証英 原田
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、生体電位の計測に用いられる生体電位計測電
極に関する。
(従来の技術) 人体を始め生体には筋電、心電、脳波等の生体電位と呼
ばれる電気信号が存在しており、この生体電位を計測す
ることで生体の活動の状態を電気的に知ることができ
る。この生体電位を計測するには生体の測定点に生体電
位を検出するための生体電位計測電極(以下、電極と呼
ぶ。)が取付けられる。ここで、従来の電極の取付け方
を第5図に示す。同図に示すように電極1を跨ぐように
貼設された粘着テープ2により生体3に固定されてい
る。また、図示を省略したが電極1には生体3との接触
抵抗を改善するための電極ペーストが塗布されている。
なお、4は図示を省略した測定器に接続されるケーブル
である。このように固定された電極が当初は第6図
(a)に示すように生体3に密着している。
しかしながら、ケーブル4が引張られたり、生体が体を
ねじらせる等して電極1に応力が加わると、第6図
(b)のように電極1が生体3から浮き上がったり、生
体との接触抵抗が変化してしまう。特に、図中Aで示す
粘着テープ2が立上がる部分は粘着テープ2が剥がれや
すい。また、電極1の生体3への固定の手順は、まず生
体3に電極ペーストを塗布し、その上に電極1をのせ、
最後にその上から粘着テープ2を貼る必要があるので、
粘着テープ2と生体3との間に電極ペーストが介在し、
その部分の粘着力が低下する。この場合、電極ペースト
は図中Aで示す粘着テープ2が立上がる部分に介在する
ので、さらに剥がれやすくなり、この繰返しにより遂に
は電極1が生体3から剥落してしまうことがあった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、かかる従来の事情に対処してなされたもの
で、外力により剥がれ難く安定な計測の行える生体電位
計測電極を提供しようとするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、ほぼ中央に透孔が穿設され、第1の面が粘着
面とされた粘着シートと、この粘着シートの内周より所
定の距離を隔ててこの粘着シートの第2の面上に固定さ
れたラチェットと、このラチェットを覆うように、この
ラチェットに着脱可能にかつ回動可能に係合されるケー
シングと、このケーシングの係合面に対して固定され、
前記粘着シートの透孔より突き出るように配置された電
極部と、前記ケーシングに接続され、前記電極部と電気
的に接続されるケーブルとを具備する。
また、本発明は、ほぼ中央に透孔が穿設され、第1の面
が粘着面とされた粘着シートと、この粘着シートの内周
より所定の距離を隔ててこの粘着シートの第2の面上に
固定されたラチェットと、このラチェットを覆うよう
に、このラチェットに着脱可能に係合されるケーシング
と、このケーシングの係合面に対して固定され、前記粘
着シートの透孔より突き出るように配置された電極部
と、前記ケーシングに接続され、前記電極部と電気的に
接続されるケーブルとを具備する。
なお、電極部は弾性体を介してケーシングに固定される
ようにしてもよい。
(作用) 本発明では、ケーブルが引張られたりして生体電位計測
電極に加わる外力は、ラチェットを粘着シートに作用す
るが、このラチェットが粘着シートの内周より所定の距
離を隔ててこの粘着シートの第2の面上に固定されてい
るので、外力により剥がれ難く安定な計測が行える。し
かも、本発明の生体電位計測電極の生体への固定の手順
は、まず粘着シートを生体に貼り、粘着シートの透孔を
介して電極ペーストを塗布し、最後にケーシングをラチ
ェットに係合すればよいので、粘着シートと生体との間
に電極ペーストが介在することはなくなり、粘着力が低
下するということもなくなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例の生体電位計測電極の構成を
示す断面図である。
同図において、生体電位を検出する電極板11は弾性体12
を介してケーシング13に固定されている。
粘着シート14の一方の面にはラチェット部15が固定され
ており、第2図に示すようにケーシング13とはこのラチ
ェット部15により着脱可能に係合されている。また、粘
着シート14の中央部には電極板11が突出するような開口
16が形成されており、ラチェット部15により電極板11を
中心として粘着シート14を回動させることも可能となっ
ている。
また、粘着シート14の他方の面には図示を省略した生体
に生体電位計測電極10を固定するための粘着面が形成さ
れている。
なお、17は図示を省略した測定器と電極板11とを接続す
るケーブルである。
この生体電位計測電極10を生体に取付ける際には、第2
図に示すようにケーシング13から粘着シート14を取外
し、これを生体の測点に貼付けた後、ラチェット部15と
ケーシング13を係合して電極板11を測点に装着する。
第3図に生体電位計測電極10を生体20に取付けた状態を
示す。
このように、粘着シート14の全面で生体に粘着するの
で、粘着シートが立上ったようなはがれやすい部分がな
い。しかも、電極板11は粘着シート14を貼付した後に装
着されるので、粘着面に電極ペーストが付着することが
ない。
また、生体電位計測電極10に加えられた応力はラチェッ
ト部15を介して粘着シート14に働くので、剥がれやすい
粘着シート14の端縁部ではなく中央部付近に働くため容
易には剥がれない。しかも、生体電位計測電極10が生体
から浮き上がるような場合でも、電極板11は弾性体12に
より生体に押圧されており生体から離れることがない。
また、ケーブル17がゆれるような場合にはケーシング13
が自由に回動してケーブル17の動きに追従し応力を逃す
ことができる。
なお、本実施例でもラチェット部15により粘着シート14
をケーシング13から取外すことができるので、電極板10
の保守や粘着シート14の交換が容易に行えるが、第4図
に示すように、ラチェット部15に爪部41を設ければ、一
層容易に取外すことができる。
また、ラチェット部を粘着シートの端縁部に固定される
ようにしてもよく、ラチェット部の構造も本実施例に限
らず様々な構造のものを適用することができるが、粘着
シートと固定される位置は粘着シートの幅のほぼ中央で
行うのが強度の面で最も効果的である。
さらに、本実施例では円形の粘着シートを用いたが、粘
着シートの形状はこれに限定されるものではなく、例え
ば方形であってもよい。
また、電極板を支持する弾性体の材質や構造は特に限定
されるものではなく、電極板を生体に十分に密着させら
れるものであれば何であってもよいし、ケーシングや電
極板と一体に形成されるものであってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、ラチェットが粘
着シートの内周より所定の距離を隔ててこの粘着シート
の第2の面上に固定されているので、外力により剥がれ
難く安定な計測が行える。しかも、本発明の生体電位計
測電極の生体への固定の手順は、まず粘着シートを生体
に貼り、粘着シートの透孔を介して電極ペーストを塗布
し、最後にケーシングをラチェットに係合すればよいの
で、粘着シートと生体との間に電極ペーストが介在する
ことはなくなり、粘着力が低下するということもなくな
る。すなわち、本発明では、粘着シートが最も剥がれや
すい粘着シートの内周には外力が加わらず、かつ、その
部分には粘着力を低下させる電極ペーストが介在しない
ので、外力により剥がれ難く安定な計測が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の生体電位計測電極の構成を
示す断面図、第2図はケーシングからラチェット部を取
外したところを示す断面図、第3図は生体電位計測電極
を生体に取付けたところを示す断面図、第4図はラチェ
ット部の斜視図、第5図は従来の生体電位計測電極の取
付けを示す斜視図、第6図は生体電位計測電極に応力が
加えられたときの状態を示す断面図である。 10…生体電位計測電極、11…電極板、12…弾性体、13…
ケーシング、14…粘着シート、15…ラチェット部、16…
開口、17…ケーブル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ中央に透孔が穿設され、第1の面が粘
    着面とされた粘着シートと、 この粘着シートの内周より所定の距離を隔ててこの粘着
    シートの第2の面上に固定されたラチェットと、 このラチェットを覆うように、このラチェットに着脱可
    能にかつ回動可能に係合されるケーシングと、 このケーシングの係合面に対して固定され、前記粘着シ
    ートの透孔より突き出るように配置された電極部と、 前記ケーシングに接続され、前記電極部と電気的に接続
    されるケーブルと を具備することを特徴とする生体電位計測電極。
  2. 【請求項2】ほぼ中央に透孔が穿設され、第1の面が粘
    着面とされた粘着シートと、 この粘着シートの内周より所定の距離を隔ててこの粘着
    シートの第2の面上に固定されたラチェットと、 このラチェットを覆うように、このラチェットに着脱可
    能に係合されるケーシングと、 このケーシングの係合面に対して固定され、前記粘着シ
    ートの透孔より突き出るように配置された電極部と、 前記ケーシングに接続され、前記電極部と電気的に接続
    されるケーブルと を具備することを特徴とする生体電位計測電極。
  3. 【請求項3】電極部は弾性体を介してケーシングに固定
    されていることを特徴とする請求項1または2記載の生
    体電位計測電極。
JP2024923A 1990-02-01 1990-02-01 生体電位計測電極 Expired - Lifetime JPH0779806B2 (ja)

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JPH03228737A JPH03228737A (ja) 1991-10-09
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JP2009225920A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Nippon Koden Corp 生体信号測定用センサ
JP2013099651A (ja) * 2013-03-01 2013-05-23 Nippon Koden Corp 生体信号測定方法及び生体信号測定用センサ
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