JPH077958Y2 - 美容健康器 - Google Patents

美容健康器

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JPH077958Y2
JPH077958Y2 JP3558191U JP3558191U JPH077958Y2 JP H077958 Y2 JPH077958 Y2 JP H077958Y2 JP 3558191 U JP3558191 U JP 3558191U JP 3558191 U JP3558191 U JP 3558191U JP H077958 Y2 JPH077958 Y2 JP H077958Y2
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JP
Japan
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drive shaft
slider
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shaft
massage
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輝雄 増田
昭治 大下
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France Bed Co Ltd
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France Bed Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は身体の余剰脂肪の除去
や疲労回復のためのマッサ−ジなどを受けることができ
る美容健康器に関する。
【0002】
【従来の技術】身体の余剰脂肪を除去するための美容健
康器として種々のものが開発されている。その1つとし
て、たとえば実公昭56−34741号公報に示される
マッサ−ジベルトによる美容健康器が知られている。
【0003】この美容健康器は、回転駆動される中間軸
の両端部にそれぞれ180度位相をずらして一対のベル
ト揺動軸が偏心して連結され、各ベルト揺動軸にはベル
トホルダが回転自在に設けられる。これら一対のベルト
ホルダにはそれぞれマッサ−ジベルトの端部が連結され
る。
【0004】上記構成において、中間軸が回転駆動され
ることで、ベルト揺動軸が偏心回転すれば、マッサ−ジ
ベルトの各連結端が交互に押し引きされて往復揺動運動
するから、その往復揺動運動によって利用者は身体のた
とえば胴の部分などにマッサ−ジ受けることができ、そ
れによって、余剰脂肪を血液で消化除去することができ
る。
【0005】しかしながら、利用者がたとえば胴の部分
にマッサ−ジを受ける場合、マッサ−ジベルトは、利用
者の身体の胴回りの一部分にだけしかマッサ−ジ効果を
与えることができない。
【0006】つまり、利用者が美容健康器に対面した状
態で胴の部分にマッサ−ジベルトを掛けてマッサ−ジを
受けると、背部と脇腹の部分には上記マッサ−ジベルト
が有効に作用するものの、前面側の腹部の部分にはマッ
サ−ジベルトによるマッサ−ジ効果がほとんど及ぶこと
がない。
【0007】そのため、利用者は胴回り全体に同時にマ
ッサ−ジを受けることができないということがあった。
しかも、胴回りの一部分だけがマッサ−ジを受けると、
マッサ−ジを受けている部分の脂肪が受けていない部分
に逃げてしまうので、余剰脂肪の除去を効果的に行うこ
とができないということもある。
【0008】また、利用者が美容健康器を利用する場
合、腹部の余剰脂肪の除去だけでなく、足の疲れをとる
ためなど疲労回復のためのマッサ−ジを受けたいことが
ある。しかしながら、従来のマッサ−ジベルトを備えた
余剰脂肪を除去するための美容健康器においては、足の
マッサ−ジなどのような疲労回復のためのマッサ−ジを
受けることができる構成のものが開発されていなかっ
た。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】このように、従来の美
容健康器は、利用者の胴回り全体を同時にマッサ−ジす
ることができないため、余剰脂肪の除去を効果的に行え
ないということがあるばかりか、疲労回復のためのマッ
サ−ジ機能を備えていないということがあった。
【0010】この考案は上記事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、利用者の身体の胴回り
全体を一度にマッサ−ジすることができ、しかも足など
に疲労回復のためのマッサ−ジを受けることもできるよ
うにした美容健康器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの考案は、開口部を有するケ−ス状の本体と、この
本体に回転自在に支持された駆動軸と、この駆動軸の両
端部に設けられ駆動軸の回転運動を往復直線運動に変換
する一対の第1の往復駆動機構と、各第1の往復駆動機
構によってそれぞれ往復直線駆動される一対のスライダ
と、これらスライダにそれぞれ両端部が連結されたマッ
サ−ジベルトと、上記駆動軸の上記開口部と対応する部
分に設けられた第2の往復駆動機構と、この第2の往復
駆動機構に連動することで一端を支点として揺動運動す
る可動片と、この可動片の他端に突設された突起と、上
記駆動軸の上記開口部と対応する部分に設けられたドラ
ムと、このドラムの外周部に周方向に沿って所定間隔で
回転自在に設けられたロ−ラ体とを具備したことを特徴
とする。
【0012】
【作用】上記構成によれば、マッサ−ジベルトを利用者
の胴の部分の前面側に掛け、背面側に突起を当てた状態
でマッサ−ジを受けることができるから、利用者は胴回
り全体に一度にマッサ−ジを受けることができ、ロ−ラ
体に足を載せれば、足の裏やふくらはぎの部分に疲労回
復のためのマッサ−ジを受けることができる。
【0013】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面を参照して
説明する。図8に示す美容健康器はケ−ス状の本体1を
備えている。この本体1の一端側には、上下面および端
面の三方向に開口した一対の開口部2が幅方向に所定間
隔で離間して形成されている。
【0014】上記本体1内には、図1に示すように幅方
向に沿って中実な第1の駆動軸3が回転自在に架設され
ている。つまり、上記本体1の両側壁には軸方向中途部
に鍔4が形成された筒状のねじ軸5が上記鍔4を本体1
の側壁外面側に位置させて挿着されている。このねじ軸
5の本体1内に突出した一端部には第1のナット6が螺
合されている。この第1のナット6と上記鍔4とで上記
側壁を挟持して上記ねじ軸5が固定されている。
【0015】上記一対のねじ軸5の一端部内には第1の
軸受7が設けられ、これら一対の軸受7によって上記第
1の駆動軸3の両端部が回転自在に支持されている。上
記ねじ軸5の本体1の外部に突出した他端部側には支持
脚8を構成するブラケット9の一端部と有底円筒状のス
ライダケ−ス11の底壁とが回転自在に挿着され、これ
らは上記ねじ軸5の他端部に図2に示すワッシャ12を
介して螺合された第2のナット13によって回転自在に
保持されている上記第1の駆動軸3の端部は上記スライ
ダケ−ス11内に突出し、その突出端には盤状体14が
取着されている。この盤状体14の偏心した位置には図
4に示すようにクランク15の一端がねじ16aおよび
軸受16bを介して回転自在に連結されている。このク
ランク15の他端はスライダ17の一端部にねじ18a
および軸受18bを介して回転自在に連結されている。
【0016】上記スライダ17の両側には、図2に示す
ようにガイド孔19が穿設された受け部21が突設され
ている。上記ガイド孔19は、上記スライダケ−ス11
内に平行に設けられた一対のガイドロッド22にスライ
ド自在に嵌挿されている。これらガイドロッド22は、
図2と図5に示すように上記スライダケ−ス11の内面
に接する円弧面23aを有する支持部材23の一対の突
起23b間に架設されている。
【0017】したがって、上記盤状体14が回転し、そ
の回転がクランク15によってスライダ17に伝達され
ると、このスライダ17は一対のガイドロッド22に沿
って往復直線運動する。なお、左右一対のスライダ17
は180度ずれて往復運動するように設定されている。
【0018】上記スライダケ−ス11の開口面は蓋体1
1aによって閉塞されている。また、スライダケ−ス1
1の周壁には、上記スライダ17が突没する開口11b
(図5と図8に示す)が形成されている。
【0019】上記スライダ17の他端部には、図2に示
すようにその端面に開放した係合凹部25が形成されて
いる。この係合凹部25にはベルト止め具26の一端部
に形成された係合突起27が着脱自在に取着される。一
対のベルト止め具26の他端部には連結部28が設けら
れ、各連結部28にはそれぞれ図8に鎖線で示すマッサ
−ジベルト29の端部が連結される。このマッサ−ジベ
ルト29の両端部はそれぞれ上記一対のスライダ17に
よって逆方向に押し引きされる。それによって、マッサ
−ジベルト29は全体として往復揺動駆動されることに
なる。
【0020】なお、マッサ−ジベルト29は図示しない
調節具によって全体の長さの調節ができるようになって
いる。
【0021】上記ブラケット9の上記ねじ軸5に支持さ
れた一端部の本体1の側壁に対向する一側面には、図3
に示すようにC字状のホルダ31が固着されている。こ
のホルダ31内には、上記本体1の側壁に固定されたラ
チェット32(図2に示す)が収容されている。このラ
チェット32の歯32aには図3に示すア−ム33の一
端部に形成された爪34が係脱する。
【0022】上記ア−ム33は中途部がねじ35によっ
て上記ブラケット9に揺動自在に連結され、他端部と上
記ブラケット9との間にはア−ム33を図3に矢印で示
す方向に付勢したばね34aが張設されている。このば
ね34aの付勢力によって上記ア−ム33の爪34は上
記ラチェット32の歯32aに係合している。
【0023】上記ア−ム33の爪34に上記ラチェット
32の歯32aが係合した状態においては、上記ブラケ
ット9が本体1に対して回動不能となっており、係合を
後述するごとく外すことで、上記ブラケット9を回動さ
せることができる。
【0024】上記一対のブラケット9の一側面の他端部
間には図1に示すように連結軸36が架設されている。
この連結軸36の両端部は、ブラケット9の他側面側か
ら捩じ込まれるねじ37によってそれぞれ固定されてい
る。連結軸36の両端部にはそれぞれ円盤状の回転体3
8が回転自在に外嵌されている。この回転体38の外周
面には図3に示すように係合凹部39が形成されてい
る。この係合凹部39には上記ア−ム33の他端部が係
合されている。
【0025】上記回転体38の一側面には軸部41が突
設されている。この軸部41の基端部外周には円周溝4
2が形成されている。一対の回転体38の円周溝42に
は、上記連結軸36に外装された筒状の把持軸44の端
部が挿入されている。この把持軸44の上記円周溝42
に挿入された端部は上記回転体38の外周面から螺合さ
れた止めねじ(図示せず)によって固定されている。つ
まり、把持軸44と回転体38とは一体的に回転するよ
うになっている。
【0026】上記把持軸44により、上記回転体38を
回転させれば、この回転体38の係合凹部39に端部を
係合させたア−ム33を回動させることができる。ア−
ム33をばね34aの付勢力に抗して回動させれば、ア
−ム33の爪34をラチェット32の歯32aから外す
ことができるから、一対のブラケット9を回動させるこ
とができる。
【0027】つまり、把持軸44を把持して回転すれ
ば、一対のブラケット9を本体1に対して回動させるこ
とができ、所定の回動位置で上記把持軸44をもとに戻
せば、その位置で上記ブラケット9を回動不能に固定す
ることができる。それによって、本体1に対して一対の
支持脚8を所定の角度に設定し、その角度に応じて本体
1を支持することができる。
【0028】なお、上記ブラケット9の他端部側は合成
樹脂製のカバ−45によって覆われている。このカバ−
45の一側部と上記本体1の一側とには、それぞれ第9
図に示すようにゴムなどの半球形状の滑り止め46が取
着され、使用時に本体1がずれ動くのを阻止している。
【0029】上記本体1の側壁間に架設された第1の駆
動軸3の外周面には、筒状の第2の駆動軸51が両端を
第2の軸受52によって回転自在に支持されて設けられ
ている。
【0030】上記第2の駆動軸51の両端部の上記本体
1に形成された開口部2と対応する部分には、それぞれ
ロ−ラユニット53が設けられている。このロ−ラユニ
ット53は図6に示すように上記第2の駆動軸51に外
嵌固定されるドラム54を有する。このドラム54の両
端には端板55が設けられ、各端板55には外周面に開
放した複数の取付溝56が周方向に所定間隔で形成され
ている。
【0031】上記一対の端板55の対応する取付溝56
にはロ−ラ軸57の両端部が支持されている。このロ−
ラ軸57には、比較的硬質な合成樹脂などによって形成
された第1のロ−ラ体58と第2のロ−ラ体59とが周
方向に交互に回転自在に支持されている。第1のロ−ラ
体58は、軸方向中心に対して左右に対称に2つの突起
58aが形成され、第2のロ−ラ体59は軸方向中心部
に1つの突起59aが形成されている。各突起58a、
59aは、マッサ−ジ効果を高めるため、周方向に凹凸
上記形成されているとともに、上記端板55よりも径方
向外方に突出し、しかも本体1の開口部2からも外面側
に突出している。
【0032】上記端板55の外面には保持板61が接合
固定されている。この保持板61には上記端板55の取
付溝56から突出したロ−ラ軸57の端部が嵌合する凹
部62が形成されている。この保持板61によって、上
記一対の端板55間に架設されたロ−ラ軸57が取付溝
56から外れることなく保持されている。
【0033】上記第2の駆動軸51の外周面の上記一対
のロ−ラユニット53の間の部分には、筒状の第3の駆
動軸63が両端部を第3の軸受64によって回転自在に
支持されて設けられている。この第3の駆動軸63の両
端部外周面には、図7に示すように第3の駆動軸63に
対して偏心したカム体64がそれぞれ外嵌固定されてい
る。
【0034】上記各カム体64には、第4の軸受65a
によって偏心板65が回転自在に設けられている。この
偏心板65には、図7に示すように凸部66が形成され
ている。この凸部66は、上記本体1の開口部2の前後
方向に沿って設けられた可動片67の中途部内面から垂
設された連結部68にピン69によって枢着されてい
る。
【0035】上記可動片67は上記本体1の前後方向一
端側の形状に沿うよう円弧状に曲成され、その一端部は
上記本体1に設けられた取付部71にピン72によって
枢着されている。この可動片67の他端部外面には断面
三日月状の第1の突起73と、この第1の突起73より
も先端側に半球形状の第2の突起74とが設けられてい
る。
【0036】上記第2の突起74は上記各ロ−ラ体と同
様硬質な合成樹脂によって形成され、上記第1の突起7
3は第2の突起74よりも軟質な材料によって形成され
ている。
【0037】上記第3の駆動軸63が回転駆動されれ
ば、カム体64が偏心回転するから、このカム体64の
偏心回転によって偏心板65が図7に矢印で示す上下方
向に往復運動する。この偏心板65の上下運動によって
中途部が上記偏心板65に枢着された可動片67は、一
端を支点として図7に実線で示す位置から鎖線で示す位
置の間で揺動運動する。それによって、可動片67の外
面に設けられた第1、第2の突起73、74は、この部
分に位置する利用者の体を叩きながら押圧することにな
る。
【0038】上記本体1内には図1に示すように駆動源
81が設置されている。この駆動源81は、詳細は図示
しないがモ−タと減速機とが一体化されてなる。この駆
動源81の一端側からは第1の出力軸82が突出され、
他端側からは上記第1の出力軸82と同軸に第2の出力
軸83が突出されている。
【0039】上記第1の出力軸82には継手83を介し
て連結軸84の一端部が連結されている。この連結軸8
4の他端部は上記本体1の一側内面に設けられた受け部
85に第5の軸受86によって回転自在に支持されてい
る。
【0040】上記連結軸84の他端部には第1の駆動プ
−リ87が外嵌固定されている。この第1の駆動プ−リ
87と、上記第1の駆動軸3の一端部に一方向クラッチ
88を介して一方向にだけ回転自在に設けられた第1の
従動プ−リ89との間には第1のベルト91が張設され
ている。
【0041】上記第1の駆動軸3は、上記連結軸84が
上記駆動源81によって、たとえば時計方向に回転駆動
されたときにだけ、上記一方向クラッチ88を介して回
転駆動され、上記連結軸84の反時計方向の回転には連
動しないようになっている。
【0042】上記第1の駆動軸3が回転すれば、上記一
対のスライダケ−ス11内に設けられた一対のスライダ
17が位相を180度ずらしてガイドロッド22に沿っ
て往復直線駆動されるから、各スライダ17に両端部が
それぞれ連結されたマッサ−ジベルト29が往復揺動駆
動される。
【0043】上記第2の出力軸83には第2の駆動プ−
リ92が嵌着固定されている。この第2の駆動プ−リ9
2と対応する本体1の側壁内面には第1の中間プ−リ9
3と第2の中間プ−リ94とが一体的かつ同軸に回転自
在に設けられている。上記第1の中間プ−リ93は上記
第2の中間プ−リ94よりも大径に形成されている。
【0044】上記第2の駆動プ−リ92と上記第1の中
間プ−リ93とには第2のベルト95が張設されてい
る。上記第2の中間プ−リ94と上記第2の駆動軸51
の一端部に外嵌固定された第2の従動プ−リ96とには
第3のベルト97が張設されている。
【0045】上記第2の駆動軸51が上記第2の出力軸
83によって回転駆動されると、この第2の駆動軸51
の中途部に設けられた一対のロ−ラユニット53が連動
する。それによって、利用者は上記ロ−ラユニット53
に回転自在に設けられた第1のロ−ラ体58と第2のロ
−ラ体59との突起58a、59aによってマッサ−ジ
を受けることができるようになっている。
【0046】上記第1の出力軸82には第3の駆動プ−
リ98が設けられている。上記第3の駆動軸63の上記
第3のプ−リ98と対応する部分には第3の従動プ−リ
99が外嵌固定されている。この第3の従動プ−リ99
と上記第3の駆動プ−リ98とには第4のベルト101
が張設されている。
【0047】上記第1の出力軸82によって上記第3の
駆動軸63が回転駆動されれば、この第3の駆動軸63
と一体的に設けられたカム体64が偏心回転するから、
その偏心回転によって偏心板65が上下駆動される。偏
心板65が上下動すると、この偏心板65に連結された
可動片67が一端を支点として揺動運動するから、この
可動片67の外面に設けられた第1、第2の突起73、
74によって利用者の身体を後述するごとくマッサ−ジ
することができるようになっている。
【0048】上記駆動源81には、この駆動源81を遠
隔的に操作するためのコントロ−ラ102がコ−ド10
3によって接続されている。このコントロ−ラ102に
は駆動源81の一対の出力軸82、83を時計方向(正
転方向)に駆動する第1の操作ボタン104と、反時計
方向に駆動する第2の操作ボタン105、各作動時にお
ける回転速度を制御するスライダ106および停止ボタ
ン107とが設けられている。
【0049】上記第1の操作ボタン104を押して一対
の出力軸82、83を時計方向に回転させれば、第1の
駆動軸3、第2の駆動軸51および第3の駆動軸63を
回転させることができる。
【0050】第2の操作ボタン105を押して一対の出
力軸82、83を反時計方向に回転させれば、第1の出
力軸82の回転が一方向クラッチ88によって遮断され
るから、第1の駆動軸3が回転されず、第2、第3の駆
動軸51、63が回転駆動される。つまり、マッサ−ジ
ベルト29の往復揺動運動だけを停止させることができ
る。
【0051】つぎに、上記構成の美容健康器を利用して
マッサ−ジを受けるときの使用形態について説明する。
図10(a)に示すように、利用者Uが椅子に座って足
の裏にマッサ−ジを受ける場合には、支持脚8を本体1
に対して所定の角度に屈曲させ、その本体1の一対のロ
−ラユニット53に足を載せる。その状態で駆動源81
を第2の操作ボタン105によって反時計方向に駆動す
れば、第2の駆動軸51と第3の駆動軸63とが回転す
るから、上記ロ−ラユニット53も回転する。
【0052】したがって、利用者Uは上記ロ−ラユニッ
ト53の第1、第2のロ−ラ体58、59によって足の
裏にマッサ−ジを受けることができる。また、第3の駆
動軸63が回転することで、可動片67が揺動するか
ら、この可動片67に設けられた第2の突起74に足を
載せれば、それによっても、マッサ−ジを受けることが
できる。
【0053】また、図示しないが、利用者Uが足のふく
らはぎの部分を上記ロ−ラユニット53上に載せれば、
その部分にマッサ−ジを受けることができる。
【0054】一方、胴回りの脂肪を除去したい場合に
は、図10(b)に示すように、椅子に座った利用者U
の背の部分に第1の突起73を押し当て、マッサ−ジベ
ルト29を利用者Uの前面側の腹部に回す。この状態で
第1の操作ボタン14によって駆動源81を作動させる
と、利用者Uは、胴回りの背側の部分が第1の突起73
によってマッサ−ジされ、前側の腹部はマッサ−ジベル
ト29によってマッサ−ジされる。上記一対の突起73
は利用者Uの背の幅方向一端側と他端側とを交互に押し
叩き、利用者Uの身体を揺り動かす。
【0055】つまり、利用者Uは、身体を揺れ動かされ
ながら胴回り全体にマッサ−ジを受けることができる。
それによって、胴回り全体の血液循環が促進されて良好
となるから、胴回りの余剰脂肪の血液による消化除去を
効率よく行うことができる。
【0056】利用者Uの背中側を上記第1の突起73に
よって押し叩くことで、胴回りの脂肪を内部から揺り動
かしながらマッサ−ジすることができ、マッサ−ジベル
ト29によって腹部の脂肪を外側からマッサ−ジするこ
とができる。つまり、胴回りの脂肪に内側と外側とから
マサ−ジを与えることができるから、そのことによって
も、余剰脂肪の消化除去を効果的に行うことができる。
【0057】図10(c)は本体1をソファ−やマット
レスなどのクッション体K上に設置し、利用者Uは仰向
けになってマッサ−ジを受ける場合で、その場合も利用
者Uは胴回りの背面側と前面側との両方からマッサ−ジ
を受けることができる。
【0058】また、スライダ17が収容されたスライダ
ケ−ス11は、スライダ17および第1の駆動軸3とと
もに本体1に対して自由に回転させることができる。ス
ライダケ−ス11を回転させれば、上記スライダ17に
連結されたマッサ−ジベルト29の導出方向を自由に変
えることができる。それによって、利用者Uは、体に掛
ける上記マッサ−ジベルト29の位置を変え、種々の形
態で利用することができる。たとえば、利用者Uが椅子
に座って両足をロ−ラユニット53に載せた状態でマッ
サ−ジベルト29を腰の部分に掛けて利用するなどのこ
ともできる。
【0059】さらに、スライダ17がスライダケ−ス1
1内に収容され、可動部分であるスライダ17が外部に
露出しないため、安全性や外観の向上を図ることができ
るばかりか、本体1をクッション体K上で利用するよう
な場合、本体1がクッション体K内に沈んでも、スライ
ダ17の円滑な動きが損なわれることがない。
【0060】しかも、上記スライダ17が直線往復運動
するため、このスライダ17をスライダケ−ス11内に
収容し、このスライダケ−ス11に上記スライダ17の
移動方向と同方向に開口11bを形成することで、その
開口11bから上記スライダ17を突没させる構成にで
きる。つまり、スライダ17が直線往復運動する構成で
あるから、そのスライダ17をスライダケ−ス11内に
収容することができる。
【0061】すなわち、スライダ17をたとえば偏心回
転させることでマッサ−ジベルト29を往復揺動運動さ
せる構成であると、上記スライダ17が円運動すること
になる。円運動するスライダ17をスライダケ−ス11
内に収容すると、上記スライダ17がスライダケ−ス1
1から突没する方向が定まらないから、スライダケ−ス
11内に収容することが難しい。
【0062】しかしながら、上述したように、スライダ
17を直線往復運動させてマッサ−ジベルト29を駆動
する構成とすれば、上記スライダ17の運動方向が一定
であることにより、スライダケ−ス11内に収容し、開
口11bから突没させることができる。
【0063】なお、この考案は上記一実施例に限定され
ず、たとえば可動片を揺動させる往復駆動機構はカム体
に限られず、スライダと同様のクランク機構で駆動する
ようにしてもよく、要は目的の運動を行うことができる
機構であればよい。
【0064】また、ロ−ラユニットのドラムを回転駆動
するために第2の駆動軸を設けたが、第2の駆動軸を設
けずに、上記ドラムを第1の駆動軸あるいは第3の駆動
軸に設けるようにしてもよい。
【0065】
【考案の効果】以上述べたようにこの考案は、開口部を
有する本体に設けられた駆動軸の両端部にそれぞれ第1
の往復駆動機構を設け、この往復駆動機構によって一対
のスライダを往復直線運動させ、これら一対のスライダ
にマッサ−ジベルトの両端部を連結するとともに、上記
駆動軸の上記開口部と対応する部分に第2の往復駆動機
構を設け、この第2の往復駆動機構によって揺動駆動さ
れる可動片に突起を設けるとともに、上記駆動軸の上記
開口部と対応する部分には外周部にロ−ラ体を有するド
ラムを設けるようにした。
【0066】そのため、利用者は上記マッサ−ジベルト
によるマッサ−ジと、上記突起によるマッサ−ジとを同
時に受けることができる。たとえば、上記マッサ−ジベ
ルトを利用者の胴回りの前面側に回し、突起を背面側に
押し当てれば、胴回り全体にマッサ−ジを受けることが
できるから、とくに胴回りの余剰脂肪の除去に有効なマ
ッサ−ジ作用が得られる。さらに、利用者は、上記ドラ
ムに設けられたマッサ−ジ体によって足の裏やふくらは
ぎの部分にマッサ−ジを受けることもできる。
【0067】つまり、上記構成の美容健康器によれば、
余剰脂肪の除去だけでなく、疲労回復のマッサ−ジを受
けるためにも利用することができるため、従来の美容健
康器に比べて利用範囲を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の全体構成を示す断面図。
【図2】同じく本体の側壁に設けられるねじ軸およびこ
のねじ軸と対応する部分のスライダケ−ス内に設けられ
るスライダなどの部品の分解斜視図。
【図3】同じく本体に連結されるブラケットを内面側か
ら見た斜視図。
【図4】同じくクランク機構の断面図。
【図5】同じくスライダケ−スの内部を示す側面図。
【図6】同じくロ−ラユニットの斜視図。
【図7】同じく本体の可動片が設けられた部分の断面
図。
【図8】同じく本体の平面図。
【図9】同じく本体の側面図。
【図10】(a)〜(c)はそれぞれ異なる使用形態の
説明図。
【符号の説明】
1…本体、2…開口部、3…第1の駆動軸、14…盤状
体(第1の往復駆動機構)、15…クランク(第1の往
復駆動機構)、17…スライダ、29…マッサ−ジベル
ト、51…第2の駆動軸、53…ロ−ラユニット、54
…ドラム、58…第1のロ−ラ体、59…第2のロ−ラ
体、63…第3の駆動軸、64…カム体(第2の往復駆
動機構)、65…偏心板(第2の往復駆動機構)、67
…可動片、73…突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有するケ−ス状の本体と、この
    本体に回転自在に支持された駆動軸と、この駆動軸の両
    端部に設けられ駆動軸の回転運動を往復直線運動に変換
    する一対の第1の往復駆動機構と、各第1の往復駆動機
    構によってそれぞれ往復直線駆動される一対のスライダ
    と、これらスライダにそれぞれ両端部が連結されたマッ
    サ−ジベルトと、上記駆動軸の上記開口部と対応する部
    分に設けられた第2の往復駆動機構と、この第2の往復
    駆動機構に連動することで一端を支点として揺動運動す
    る可動片と、この可動片の他端に突設された突起と、上
    記駆動軸の上記開口部と対応する部分に設けられたドラ
    ムと、このドラムの外周部に周方向に沿って所定間隔で
    回転自在に設けられたロ−ラ体とを具備したことを特徴
    とする美容健康器。
JP3558191U 1991-05-20 1991-05-20 美容健康器 Expired - Lifetime JPH077958Y2 (ja)

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