JPH0779022A - 圧電素子 - Google Patents

圧電素子

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JPH0779022A
JPH0779022A JP5247534A JP24753493A JPH0779022A JP H0779022 A JPH0779022 A JP H0779022A JP 5247534 A JP5247534 A JP 5247534A JP 24753493 A JP24753493 A JP 24753493A JP H0779022 A JPH0779022 A JP H0779022A
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和夫 的場
Shigeo Okuma
重男 大隈
Masao Ishitani
誠男 石谷
Hideyoshi Harashima
栄喜 原島
Kunihiro Nagata
邦裕 永田
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力が作用して内部ひずみが生じると、電圧
信号を発生する圧電素子で、周囲温度が変化しても温度
依存性の少ない電圧信号を出力する圧電素子を提供す
る。 【構成】 温度上昇に伴って静電容量が増加する圧電層
14と、圧電層14の上,下面に積層された温度上昇に
伴って静電容量が減少する誘電層15,15とから素子
本体12を成型する。そして、素子本体12の上,下面
に一対の電極13,13を設けて圧電素子11を一体に
形成する。これにより、温度変化によって圧電層14の
静電容量が変化しても、各誘電層15の静電容量が逆の
特性をもって変化するため、圧電層14の静電容量の変
化分を各誘電層15の静電容量の変化分で相殺できる。
そして、温度依存性の少ない電圧信号を出力でき、激し
い温度変化でも正確な圧力検出を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば圧力センサ、ト
ルクセンサ、ひずみセンサ等として用いて好適な圧電素
子に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ダイヤフラム式のセンサは、ダ
イヤフラムが外力によってひずむときに、該ダイヤフラ
ムに設けられた圧電素子に外力が加わり、該圧電素子か
ら電荷が発生するようになっている。
【0003】そこで、従来技術による圧電素子を図15
ないし図18により説明する。
【0004】図中、1はチタン酸ジルコン酸鉛等の圧電
材料からなる素子本体を示し、該素子本体1の上,下面
には導電性ペースト等からなる一対の電極2,2が形成
されている。ここで、該素子本体1は製造時に各電極2
を介して高電界を加えることにより、自発分極の向きが
ある程度揃えられ、分極軸Pが上下方向(軸方向)に形
成されている。そして、該分極軸Pに対して平行な応力
軸Fに圧力(応力)が作用すると、素子本体1の内部に
ひずみが生じ、この圧力に応じた電荷(電圧)を各電極
2を介して信号軸Vの方向に出力するようになってい
る。
【0005】このような構成をもった従来技術による圧
電素子は、ダイヤフラムと接した状態で取付けられて圧
力センサとして広く用いられ、ダイヤフラムで外力を受
承するとき、ダイヤフラムの変位に応じた検出信号(電
圧)をコントロールユニット等に出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による圧電素子は図16に示すような等価回路で
表すことができる。即ち、素子本体1を構成する圧電体
の微細な粒子(図示せず)のひとつひとつが、三次元的
に配列されるため、内部容量C0 ,C1 および内部抵抗
R1 、自己インダクタンスL1 の成分を有している。
【0007】ここで、圧電素子1に作用する圧力と検出
信号との関係を示す圧電d33定数および圧電g33定数を
考えると、前記圧電素子の内部容量C0 ,C1 、内部抵
抗R1 、自己インダクタンスL1 との間に、次のような
関係が成り立っている。
【0008】
【数1】
【0009】
【数2】
【0010】そして、内部容量C0 ,C1 、自己インダ
クタンスL1 の値は圧電素子の温度変化に伴って大きく
変化するため、圧電素子の温度が上昇したときには、圧
電d33定数,圧電g33定数は、図17,図18のそれぞ
れに示す特性線3,4の如く、大きく変動してしまい、
圧力センサの出力から温度変化分を補正しない限り、作
用した外力を正確に検出することができないという問題
がある。
【0011】本発明は上述した従来技術による問題に鑑
みなされたもので、本発明は温度が変化した場合でも、
温度依存性の小さい安定した検出信号を出力できるよう
にした圧電素子を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用する構成の特徴は、素子本体を、
圧電層と誘電層とを少なくとも2層以上交互に積層させ
て一体に形成し、該誘電層の静電容量が圧電層の静電容
量よりも大で、かつ誘電層の温度係数が圧電層の温度係
数と逆の特性をもった材料から構成したことにある。
【0013】また、前記圧電層と誘電層の焼成収縮率の
差が20%以下とすることが好ましい。
【0014】さらに、圧電層の静電容量をCp ,その温
度係数をαp とし、誘電層の静電容量をCi ,その温度
係数をαi とした場合に、 とすることが好ましい。
【0015】
【作用】上記構成により、素子本体を構成する圧電体材
料の静電容量が温度変化によって変化しても、圧電層に
積層した誘電層の静電容量が圧電体の静電容量とは逆の
特性をもって変化するため、圧電層の静電容量の変化分
を誘電層の静電容量の変化分で相殺でき、圧電層の出力
が温度変化に影響されて変動するのを防止することがで
きる。
【0016】また、焼成収縮率の差を20%以下にする
ことにより、製造時において圧電層と誘電層との間が剥
離し、損傷するのを防止する。
【0017】さらに、各係数比率の範囲を設定すれば、
より正確な温度補正を行い得る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図14に
基づき詳述する。
【0019】図において、11は本実施例による圧電素
子を示し、該圧電素子11は従来技術で述べた圧電素子
とほぼ同様に、素子本体12と該素子本体12の上,下
面に設けられた一対の電極13,13とから構成されて
いるものの、本実施例による素子本体12は、圧電層1
4と該圧電層14の上,下面に一体的に形成された誘電
層15,15とからなる積層構造となっている。そし
て、該圧電素子11は圧電体粉製造工程、誘電体粉製造
工程、成型工程、焼結工程、電極形成工程および分極工
程から構成される製造方法によって製造されるものであ
る。
【0020】次に、図3に基づいて圧電素子11の製造
方法について説明する。
【0021】まず、圧電体粉製造工程では、仮焼成す
ることによって、41.5mol%のPbZrO3 、48.5mol
%のPbTiO3 、10mol%のPb(Mn1/3 ,Sb2/3)O3をもった成
分となるように、PbO , ZrO2 , TiO2 ,MnCO3 ,Sb2O
3 の基本原料101を秤量し、この基本原料全体に対し
て0.1wt% の NiOを添加し、アセトンを加えてボール
ミルにて20時間の湿式混合を行い、過熱炉102によ
って大気雰囲気中で850℃,2〜5時間の焼成を行っ
て圧電体原料を得る。
【0022】そして、この仮焼成済みの圧電体原料をア
ルミナ製の自動乳鉢103およびボールミルで粉砕して
圧電体粉末を得る。ここで、上記成分からなる圧電体粉
末は温度の上昇に伴ってその静電容量が増加する特性を
有するものである。
【0023】次の誘電体粉製造工程においては、仮焼
成することにより82〜87mol%のPb(Mg1/3 ,Nb2/3)O3
,9〜12mol%のBaTiO3 ,4〜6mol%のPb(Co1/3 ,Nb
2/3)O3をもった成分となるように、PbO ,TiO2 , Mg
O,Nb2O5 ,BaCO3 ,CoO ,SrCO3 の基本原料104を
秤量し、この基本原料104全体に対して2wt% の SrT
iO3 を添加し、アセトンを加えてボールミルにて20時
間の湿式混合を行い、過熱炉105によって大気雰囲気
中で850℃,2〜5時間の焼成を行って誘電体原料を
得る。
【0024】そして、この誘電体原料を自動乳鉢106
およびボールミルで粉砕して誘電体粉末を得る。ここ
で、上記成分からなる誘電体粉末は温度の上昇に伴って
その静電容量が減少する特性を有するものである。
【0025】次に、成型工程では、ペレット成型用の
金型107にまず誘電体粉末を加え、プレス成型機10
8で軽くプレスして下側の誘電層15を形成し、次に圧
電体粉末を加え軽くプレスして圧電層14を形成し、最
後に誘電体粉末を再び加え最終圧力でプレスして3層構
造となるペレット状体109を形成する。このとき、バ
インダーとしてポリビニルアルコール(PVA)を加
え、全体の厚さは1〜5mmのペレット状に一体的に加
圧成型される。なお、実施例においては、誘電層15は
厚さ0.2〜1.0mmをもって、圧電層14の上,下
面に形成されている。
【0026】次に、焼結工程では、成型された積層状
態のペレット状体109をMgO 製の坩堝に密閉し、過熱
炉110により1200〜1250℃で4時間焼成して
焼結体111を形成する。
【0027】次に、電極形成工程(図示せず)では、焼
結工程で得られた焼結体111の両端面を800番の
SiC 研磨剤で研磨し、円周側面を1200番の紙やすり
を用いて研磨した後、焼結体111の両端面に金薄膜等
からなる電極を形成する。
【0028】さらに、分極工程(図示せず)では、前記
焼結体111をシリコンオイル中で110℃に保ちなが
ら、各電極13に20KV/cm の直流電界を加えて分極処
理を行うことにより、上下方向に分極軸Pを形成する。
【0029】本実施例による圧電素子11は、上述した
如き構成を有するもので、圧電素子11の素子本体12
に応力軸F方向の圧力が作用すると、該素子本体12の
内部にひずみが生じて圧力に対応した電荷が発生し、こ
の電荷は信号軸V方向両端の各電極13,13から出力
されるようになっている。
【0030】而して、本実施例の素子本体12は、温度
の上昇に伴ってその静電容量が増加する圧電層14と、
温度の上昇に伴ってその静電容量が減少する各誘電層1
5とを積層構造に一体形成したから、圧電層14とは逆
の温度特性をもったコンデンサを、該圧電層14に直列
接続したのと同じ作用をもたせることができる。
【0031】即ち、圧電素子11の温度が上昇し、素子
本体12を構成する圧電層14の静電容量が上昇した場
合には、該素子本体12を構成する誘電層15の静電容
量が減少し、素子本体12全体として圧電d33定数を一
定に保持することができる。一方、圧電素子11の温度
が低下し、素子本体12を構成する圧電層14の静電容
量が低下した場合には、該素子本体12を構成する誘電
層15の静電容量が増加し、素子本体12全体として圧
電d33定数を一定に保持できる。
【0032】従って、圧電素子11は図4中の特性線1
6,図5中の特性線17としてそれぞれ示す如く、従来
技術による圧電素子の特性線3,4に比して温度依存性
の小さな安定した圧電d33定数,圧電g33定数を示すよ
うになる。この結果、素子本体12からは各電極13を
介して温度依存性の少ない検出信号を出力でき、温度変
化の激しい環境下でも正確に圧力を検出することができ
る。
【0033】さて、図6により、圧電体粉末の焼結工程
における温度条件と、誘電層15を形成するための誘電
体粉末の成分の割合を(イ),(ロ),(ハ)として変
え、加圧成型して焼成した素子本体の焼結状態を調べた
実験結果を示す。
【0034】ここで、焼結状態を示す枠の中で、○は焼
結体が緻密に焼結して十分な強度を有する状態、△は多
孔質で強度不足な状態、×は粒子が溶融してガラス化し
た状態または焼結しなかった場合を示している。また、
焼結状態の良かったものについては圧電d33定数等の電
気特性を調べ、電気特性を示す枠の中で特性の良いもの
から順に○,△,×を付けた。
【0035】この結果、焼結状態と電気特性が共に最も
優れたもの、即ち仮焼温度が900℃のときの圧電体粉
末によって形成された圧電層14と、組成(ロ)の誘電
体粉末によって形成された誘電層15の組合せによって
製造された素子本体を用い、圧電d33特性を求めたもの
が図4中の特性線16であり、圧電g33特性を求めたも
のが図5中の特性線17である。
【0036】従って、本発明による圧電層14と誘電層
15を焼結させる条件として、圧電層14および誘電層
15の焼成収縮率(熱収縮率)の差が20%以下の材料
を選択することにより、層間に焼結時の剥離または損傷
が発生することなく、圧電素子11を成型できる。
【0037】次に、本発明による圧電d33定数に対する
補正条件を図7ないし図12に基づいて説明する。
【0038】図7中の特性線図は、横軸αi /αp (温
度係数比),縦軸Ci /Cp (静電容量比)をとり、斜
線の範囲Aが条件を満足させる範囲となっている。
【0039】
【数3】
【0040】そして、斜線の範囲A内にある点aにおけ
る特性を図8に示す。図8から明らかなように、圧電d
33定数は温度変化に依存しない安定した状態を維持する
ようになっている。なお、縦軸は静電容量Cと圧電d33
定数を示している。
【0041】また、斜線の範囲A外にある点b,c,
d,eにおける特性を図9,10,11,12に示す。
図9〜図12によって明らかなように、b〜eの条件下
では、圧電d33定数が温度に対して依存して不安定な状
態となる。
【0042】即ち、斜線の範囲A外の場合には、下記の
ような不具合を生じる。
【0043】このように、本実施例の圧電素子11にお
いては、素子本体12を圧電層14と該圧電層14の
上,下面に形成した誘電層15,15とから構成したか
ら、温度に対する静電容量の依存性を低下させ、圧電d
33定数および圧電g33定数を安定させることにより、安
定した検出信号を出力することができる。
【0044】さらに、素子本体12の圧電層14と誘電
層15の条件として、以下に挙げる(1)〜(3)の条
件を満足させる材料を選択することにより、積層状態と
なる素子本体12の成型を可能にすると共に、温度依存
性の少ない圧電素子を形成することができる。
【0045】(1).圧電層14および誘電層15の焼
成収縮率の差が20%以下となるようにする。
【0046】なお、前記実施例では、素子本体12を1
層の圧電層14と2層の誘電層15,15とから構成し
たが、本発明はこれに限らず、図13に示すように、1
層からなる圧電層14′と誘電層15′として一体形成
するようにしてもよく、また、図14に示すように、2
層からなる圧電層14′,14′と誘電層15′,1
5′として積層させて一体形成してもよい。さらに、そ
れぞれ3層以上の圧電層、誘電層によって積層させて一
体形成するようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、素
子本体を圧電層と誘電層とを少なくとも2層以上交互に
積層させて一体に形成し、該誘電層の静電容量が圧電層
の静電容量よりも大で、かつ誘電層の温度係数が圧電層
の温度係数と逆の特性をもった材料によって形成したか
ら、素子本体を構成する圧電層の静電容量が温度変化に
よって変化しても、誘電層の静電容量が圧電層の静電容
量とは逆の特性をもって変化するため、圧電層の静電容
量の変化分を誘電層の静電容量の変化分で相殺でき、素
子本体から各電極を介して温度依存性のない検出信号を
出力できる。そして、温度変化の激しい環境下でも正確
に圧力を検出することができる圧電素子を形成できる。
【0048】また、圧電層と誘電層の焼成収縮率の差が
20%以下となる材料を選択することにより、積層状態
の素子本体を形成することができる。
【0049】さらに、圧電層の静電容量をCp ,その温
度係数をαp とし、誘電層の静電容量をCi ,その温度
係数をαi とした場合に、 の範囲にある材料を選択することにより、確実に検出信
号の温度補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による圧電素子を示す斜視図で
ある。
【図2】実施例による圧電素子を示す縦断面図である。
【図3】圧電素子の製造方法を示す説明図である。
【図4】本実施例による圧電素子の温度と圧電d33定数
との関係を従来技術による圧電素子との対比で示す特性
線図である。
【図5】本実施例による圧電素子の温度と圧電g33定数
との関係を従来技術による圧電素子との対比で示す特性
線図である。
【図6】圧電層を形成する圧電体粉末の焼成温度と誘電
層を形成する誘電体粉末の組成を変え、焼結状態を調べ
た結果を示す説明図である。
【図7】圧電素子が良好な特性をもつ範囲を圧電層と静
電層の静電容量および温度係数の比率から示した説明図
である。
【図8】図7中のa点における圧電d33定数の温度特性
を示す特性線図である。
【図9】図7中のb点における圧電d33定数の温度特性
を示す特性線図である。
【図10】図7中のc点における圧電d33定数の温度特
性を示す特性線図である。
【図11】図7中のd点における圧電d33定数の温度特
性を示す特性線図である。
【図12】図7中のe点における圧電d33定数の温度特
性を示す特性線図である。
【図13】圧電素子の変形例を示す縦断面図である。
【図14】圧電素子の他の変形例を示す縦断面図であ
る。
【図15】従来技術による圧電素子を示す縦断面図であ
る。
【図16】圧電素子の電気的な等価回路図である。
【図17】従来技術による圧電素子の温度と圧電d33定
数との関係を示す特性線図である。
【図18】従来技術による圧電素子の温度と圧電g33定
数との関係を示す特性線図である。
【符号の説明】
11 圧電素子 12 素子本体 13 電極 14 圧電層 15 誘電層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石谷 誠男 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 原島 栄喜 東京都大田区大森北2丁目7番12号 フル ウチ化学株式会社内 (72)発明者 永田 邦裕 神奈川県横須賀市鴨居3−65−4

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力に応じた電荷を発生する素子本体
    と、該素子本体の両端に設けられ、前記電荷を導出する
    一対の電極とからなる圧電素子において、前記素子本体
    は圧電層と誘電層とを少なくとも2層以上交互に積層さ
    せて一体に形成し、該誘電層の静電容量が圧電層の静電
    容量よりも大で、かつ誘電層の温度係数が圧電層の温度
    係数と逆の特性をもった材料から構成したことを特徴と
    する圧電素子。
  2. 【請求項2】 前記圧電層と誘電層の焼成収縮率の差が
    20%以下とする請求項1記載の圧電素子。
  3. 【請求項3】 圧電層の静電容量をCp ,その温度係数
    をαp とし、誘電層の静電容量をCi ,その温度係数を
    αi とした場合に、 となる請求項1または2記載の圧電素子。
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