JPH0778874A - 半導体集積回路装置とそのレイアウト方法 - Google Patents

半導体集積回路装置とそのレイアウト方法

Info

Publication number
JPH0778874A
JPH0778874A JP5173806A JP17380693A JPH0778874A JP H0778874 A JPH0778874 A JP H0778874A JP 5173806 A JP5173806 A JP 5173806A JP 17380693 A JP17380693 A JP 17380693A JP H0778874 A JPH0778874 A JP H0778874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
distribution
macro cell
semiconductor integrated
circuits
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5173806A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Isomura
悟 磯村
Atsushi Shimizu
淳 清水
Keiichi Higeta
恵一 日下田
Toru Kobayashi
徹 小林
Takeo Yamada
健雄 山田
Yuko Ito
祐子 伊藤
Kengo Miyazawa
健悟 宮澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5173806A priority Critical patent/JPH0778874A/ja
Priority to US08/255,240 priority patent/US5898636A/en
Priority to KR1019940013359A priority patent/KR100338435B1/ko
Publication of JPH0778874A publication Critical patent/JPH0778874A/ja
Priority to US09/145,076 priority patent/US6034912A/en
Priority to KR1020010011727A priority patent/KR100361226B1/ko
Priority to KR1020020010445A priority patent/KR100364901B1/ko
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 回路の高速化を実現しつつ、効率のよい回路
設計及びレイアウト設計が可能な半導体集積回路装置を
提供する。 【構成】 半導体チップの中央部から入力されたクロッ
ク信号を等距離を以て配置されてなる複数の第1分配回
路に供給し、少なくともこの第1分配回路から等距離を
以て配置される複数からなる第2分配回路及びこの第2
分配回路から等距離を以て配置される複数からなる第3
分配回路を設け、上記第3分配回路以降それぞれ同様に
等距離を以て配置されてなる複数の最終段の分配回路か
らクロック信号が供給されるエリアを単位として、内部
ゲートアレイ、RAMマクロセル又は論理マクロセルと
をそれぞれ置き換え可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路装置
とそのレイアウト方法に関し、ECL(エミッタ・カッ
プルド・ロジック)回路等により構成されたゲートアレ
イのような半導体集積回路装置に利用して有効な技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】特定用途向けの半導体集積回路装置の設
計手法として、スタンダードセル方式がある。スタンダ
ードセル方式は、予め設計してある標準のセルを組み合
わせてチップ全体の設計を行うものである。このような
スタンダードセル方式に関しては、日経マグロウヒル社
1985年9月9日付『日経エレクトロニクス』頁16
6〜頁192がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のスタンダードセ
ル方式ではゲートアレイとの整合性が悪く、無駄な領域
や配線の引回しが存在してしまうという問題がある。ま
た、高速動作化に配慮がなされておらず、クロックの高
周波数化に伴い動作マージンが悪化する。
【0004】この発明の目的は、回路の高速化を実現し
つつ、効率のよい回路設計及びレイアウト設計が可能な
半導体集積回路装置を提供することにある。この発明の
前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書
の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、半導体チップの中央部から
入力されたクロック信号を等距離を以て配置されてなる
複数の第1分配回路に供給し、少なくともこの第1分配
回路から等距離を以て配置される複数からなる第2分配
回路及びこの第2分配回路から等距離を以て配置される
複数からなる第3分配回路を設け、上記第3分配回路以
降それぞれ同様に等距離を以て配置されてなる複数の最
終段の分配回路からクロック信号が供給されるエリアを
単位として、内部ゲートアレイ、RAMマクロセル又は
論理マクロセルとをそれぞれ置き換え可能にする。
【0006】
【作用】上記した手段によれば、1つの半導体集積回路
装置に形成されるフリップフロップ等のようにクロック
パルスにより動作する回路においては、互いにクロック
信号遅延に差がなく同期したものとすることができるか
ら高速化が図られるとともに、ゲートアレイと特定機能
を持つRAMマクロセル又は論理マクロセルとが同じ大
きさであるからこれらを組み合わせたときの整合性が良
く効率よい回路配置を実現することができる。
【0007】
【実施例】図1には、この発明に係る半導体集積回路装
置(論理LSI)の一実施例の概略構成図が示されてい
る。同図は、発明の理解を容易にするために、ゲートア
レイを念頭においたべースチップの概略構成図が示され
ている。同図において、ベースチップは、左横向に描か
れている。それ故、チップの上部というのは図面上では
左側のことを意味する。
【0008】ベースチップは、内部ゲートやI/O列が
アレイ状に配置されて構成される。特に制限されない
が、クロック信号は、クロック分配系に示されているよ
うな記号に対応してチップの中央部からクロックの入力
が行われる。白丸印で示された中央部に設けられた入力
バッファ(第1分配回路)の出力からベースチップの上
下(図面では左右)に延びて、中間部で左右に分岐して
合計4箇所の黒丸印で示された第2分配部に導かれる4
本の配線が形成される。この第2分配部には、それぞれ
第2分配回路が設けられる。
【0009】上記4個からなる第2分配部のうちベース
チップの左下の第2分配部に着目すると、そこから上下
に延びて下側では左右に分岐して2箇所の×印で示され
た第3分配部に導かれ、上側では左方向に分岐して1箇
所の×印で示された第3分配部に導かれる。上記4個か
らなる第2分配部のうちのベースチップの右下の第2分
配部からも同様なパターンにより3箇所の第3分配部に
導かれる。ベースチップの上側半分に設けられる2つの
第2分配部とから延びる第3分配部までの経路は、下側
と点対称的に配置される。このようにして、第3分配部
は全体で12箇所設けられる。
【0010】上記×印で示された第3分配部からは、ベ
ースチップの上下に延びて左右に分岐して合計4箇所の
最終分配部に導かれる。最終段の分配回路は、それを中
心にして上部に2個、下部に2個の合計4個の内部ゲー
トアレイにクロックパルスを供給する。上記のように1
2箇所からなる第3分配部がそれぞれ4箇所の最終分配
部を持つので、最終分配部は全体で12×4=48箇所
設けられるものとされる。この最終分配部には、最終分
配回路が設けられる。この最終分配回路の出力から内部
ゲートアレイにより形成されるフリップフロップFF等
にクロックパルスが供給される。この実施例のベースチ
ップに形成されるフリップフロップFFは、上記入力端
子から同じ構成にされた分配系によりクロックパルスが
供給されるから、各回路のクロック相互にスキュー(時
間ずれ)がなく高速動作が可能にされる。
【0011】上下に2個ずつ分けれた内部ゲートアレイ
間には、I/O(入出力)列が設けられる。上記4個ず
つの内部ゲートアレイが並んで配置されるので、I/O
列は横方向に並ぶ内部ゲートアレイ間に配置される。こ
のI/O列と直角方向に並ぶ内部ゲートアレイ間に電源
供給用の配線エリアが設けられる。上記I/O列に設け
られた小さな丸印は、入出力端子を示している。この入
出力端子は、信号の入力や出力を行う外部端子の他に、
電源供給用の外部端子も含まれる。これらの端子は、後
述するようにチップの裏面全体に配置されており、プリ
ント配線基板等の実装基板に対してはCCB(Controll
ed Collapse Bonding)方式により接続される。
【0012】図2には、この発明に係る半導体集積回路
装置の一実施例の概略レイアウト図が示されている。図
3には、その一部部分の拡大図が示されている。この実
施例では、ベースチップは、その全体が内部ゲートアレ
イにより構成されている。
【0013】上記最終分配部からクロックの供給が行わ
れる4つの内部ゲートアレイは、図3に示すように、中
央部に設けられた最終段の分配回路としてのクロックア
ンプが設けられる。このクロックアンプを通して、上下
左右に配置された4つ内部ゲートアレイにクロックパル
スの供給が行われる。
【0014】内部ゲートアレイは、図3に詳細に示され
ているように8×9の枡目からなる単位回路が設けられ
る。1つの単位回路は、後述するようなランダム・スキ
ャン方式による故障診断を行うためのCMOSスキャン
+ECL部を中心にして上下に設けられた4回路分のエ
リアから構成される。
【0015】図2又は図3において、最終段の分配回路
(クロックアンプ)を中心にして上下左右に配置される
4個分の内部ゲートアレイと、それに対応して設けられ
るI/O列からなるエリアが基本のマクロセルの大きさ
とされる。すなわち、上記のように1つの最終段の分配
回路が受け持つ回路が形成されるエリアが基本のマクロ
セルの大きさとされる。
【0016】図4には、この発明に係るRAMマクロセ
ルの構成図が示されている。上記のような4個の内部ゲ
ートアレイとそれに対応したI/O列からなるエリアに
対応してRAMマクロが形成される。このRAMマクロ
は、特に制限されないが、高集積化と低消費電力化のた
めに、メモリセルがCMOS回路から構成される。これ
により、比較的小さなエリアに対して相対的に大きな記
憶容量を持つRAMを形成することができる。
【0017】すなわち、前記のようなゲートアレイを構
成する1回路分に構成された素子を利用して、フリップ
フロップ回路とその選択回路を形成してメモリセルを形
成することもできるが、上記のようなCMOS回路によ
り構成されるメモリアレイを用いることにより、同じ面
積に対してはるかに大きな記憶容量のRAMを効率よく
形成することができる。この実施例のRAMマクロセル
は、中心にクロックアンプが設けられ、それに対応して
データの入出力回路や、アドレス選択回路が配置され
る。特に制限されないが、I/O列に対応した部分にア
ドレス選択回路等の周辺回路が形成され、内部ゲートア
レイに対応した部分にメモリセルアレイが形成される。
【0018】図5には、ゲートアレイ部とRAM部とが
組み合わされてなる半導体集積回路装置の一実施例の概
略構成図が示されている。この実施例では、図4の大き
さのRAMマクロセルがチップの上下1列に配置され
る。1つのRAMマクロセルは、前記4個分の内部ゲー
トアレイとそれに対応したI/O列に対応した大きさに
より構成される。
【0019】1つのRAMマクロセルは、図4のRAM
マルロセルとは異なり、隣接するI/O列に対応して周
辺回路が設けられる。周辺回路は、ライトパルス発生回
路等やECL構成のアドレス選択等の周辺回路から構成
される。
【0020】この構成においても、クロック分配系は図
1や図2と実質的に同じくされる。すなわち、第2分配
回路が4箇所からなり、それぞれから分岐して設けられ
る第3分配回路は12箇所からなり、最終段の分配回路
は48箇所から構成される。ただし、RAMマクロセル
の部分は、同じパターンにより構成されるのではなく、
クロックを必要とする箇所に、実質的に同じ配線長を持
って分配回路が形成される。このため、RAMマクロセ
ルには、第3分配回路から直接にクロックの供給を行う
ことも可能であるが、いわばダミーの配線及び最終段に
対応した分配回路を介してクロックが供給される。
【0021】図6には、ゲートアレイ部とRAM部とが
組み合わされてなる半導体集積回路装置の他の一実施例
の概略構成図が示されている。この実施例では、図4の
大きさのRAMマクロセルに対して、その2個分が大き
さにされたRAMマクロセルがチップの上下2列に配置
される。
【0022】このように大きくされたRAMマクロセル
においても、内部ゲートアレイに供給されるクロックと
実質的に同一のクロック分配系にするために、2列に配
置されるRAMマクロセルの中央部に前記周辺回路を配
置し、そこに×印で示された第3分配回路を設け、そこ
から内部ゲートアレイの最終段の分配回路と同様な配線
長にされたダミー配線及び最終段の分配回路を設けて、
クロックの供給が行われる。このような構成とすること
により、半導体チップのクロック分配系は前記図1や図
2と実質的に等価にされる。
【0023】図7には、ゲートアレイ部とRAM部とが
組み合わされてなる半導体集積回路装置の更に他の一実
施例の概略構成図が示されている。この実施例では、図
4の大きさのRAMマクロセルに対して、その4個分が
大きさにされたRAMマクロセルがチップの上下に配置
される。
【0024】このように大きくされたRAMマクロセル
においても、内部ゲートアレイに供給されるクロックと
実質的に同一のクロック分配系にするために、黒丸印で
示された第2分配回路から直接にクロックの供給が行わ
れるのではなく、周辺回路の適当な部分に設けられた、
いわばダミーの第3分配回路及び最終段分配回路を介し
てクロックの供給が行われる。このような構成とするこ
とにより、半導体チップのクロック分配系は前記図1や
図2と実質的に等価にされる。
【0025】RAMマクロセルとして、図5のような最
小単位のものに代え、図6、図7及び図7のようにその
サイズを最小単位の整数倍に大きくするに対応して、効
率よくメモリセルが配置でき、単位面積当たりの記憶容
量を増大させることができる。すなわち、メモリセルア
レイの部分が大きく形成できることに対応して、実質的
なメモリセルの高集積化が可能になる。
【0026】図8には、ゲートアレイ部とRAM部とが
組み合わされてなる半導体集積回路装置の更に他の一実
施例の概略構成図が示されている。この実施例では、R
AM1とRAM2のように2通りのRAMマクロセルが
搭載される例が示されている。RAM1とRAM2とは
同じ大きさにされているが、そのメモリセルアレイト周
辺回路のレイアウトが異なるものである。クロックの分
配系に関しては、前記実施例と同様である。
【0027】この実施例のRAMマクロセルはCMOS
構成のメモリセルを用いるものであるが、高速動作化の
ためにアドレス選択回路等の周辺回路がECL回路によ
り構成される。この結果、前記図5〜図7のRAMマク
ロセルに対して周辺回路の部分が占める面積が増大する
ものとなる。
【0028】この実施例では、同じチップに設けられる
ゲートアレイ等との整合が採れることによって半導体チ
ップ上に無駄な領域が形成されることなく、効率のよい
レイアウトを実現でき、設計効率の向上も図ることがで
きる。また、クロックの分配系も実質的に同様にでき
る。これにより、動作マージンの拡大が可能となり、回
路設計が容易になる
【0029】以上の実施例では、ゲートアレイとRAM
マクロセルからなる半導体集積回路装置の例を示した
が、RAMマクロセルの部分は、論理マクロセルであっ
てもよい。論理マクロセルは、特定の回路機能を持つセ
ルであり、例えば演算回路やレジスタ群等のような汎用
性のある回路から構成される。このような汎用性のある
回路を、論理マクロセルとし、前記のようなクロックの
分配系に対応した大きさにすることにより、半導体集積
回路装置のレイアウトを効率よに行うことができるとと
もに、その設計及び回路設計が簡単になる。
【0030】図9には、この発明に係る半導体集積回路
装置の一実施例のピン配置図が示されている。丸印で示
されているのが、ピンであり入力信号を供給する入力端
子、出力信号が出力される出力端子及び電源端子から構
成される。これらのピンの中の中央部に設けられる1つ
から上記クロックが供給される。電源端子は前記のよう
な電源供給列に対応した部分に適宜に設けられる。この
実施例の外部ピンは、前記CCBによりプリント配線基
板等の実装基板に接続される。
【0031】上記のような論理機能を有する半導体集積
回路装置においては、入出力ピン数が増加し、多いもの
では数100個ものピンになってしまう。このように、
入出力ピン数の多い論理LSIにおいては、内部論理回
路の故障診断が困難となる。例えば、論理LSIのテス
ティングをプローブ検査で行う場合、入出力ピン(端
子)の数が多いと、端子間隔が狭くなるため、全端子
(パッド)へのプローブの正確な接触が非常に難しくな
る。特に、上記CCB方式のLSIにおいては、各端子
間の距離が短いために、全パッドへのプローブの接触が
難しくなる。
【0032】そのため、論理LSIの診断方式として、
シリアル・スキャン方式が知られている。このシリアル
・スキャン方式は、診断時において、論理LSI内の複
数のフリップフロップ回路を直列に接続することによっ
て、シフトレジスタとして動作させる方式である。すな
わち、診断時には、まず複数のフリップフロップがシフ
トレジスタとして動作するように接続され、テストデー
タがシフトレジスタを構成する各フリップフロップ回路
に書き込まれる。その後、各フリップフロップ回路は、
通常動作時と同一の回路接続されることによって、各フ
リップフロップ回路の後段の論理回路にテストデータを
供給可能にされる。次に、テストデータが後段の論理回
路に供給するように論理LSIが動作させられる。
【0033】後段の論理回路は、テストデータに応答し
て所定の論理動作を実行し、その結果得られたデータ
(テスト結果データ)を、後段論理回路内にある複数の
フリップフロップ回路にラッチされる。テスト結果デー
タは、前記同様にフリップフロップ回路をシフトレジス
タとして動作するように接続することによって、論理L
SI外部に設けられたテスターへ出力される。
【0034】したがって、上記のようなスキャン方式の
診断によると、フリップフロップ回路より後段の論理回
路のテストは容易である。しかし、入力回路から最初の
フリップフロップ回路までの論理回路の診断を行うに
は、入力端子にプローブを当ててテスト信号を入力する
必要がある。
【0035】この問題を解決するために、論理LSIの
入力部にバウンダリ・スキャン・フリップフロップ回路
を設け、診断時にはこのフリップフロップ回路にテスト
データ(テストパターン)を保持させることによって、
プローブを用いた診断を不要にする方式が知られてい
る。アイ・イー・イー・イー 1990 バイポーラ サー
キット アンド テクノロジー ミーティング(IEEE 19
90 Bipolar Circuit andTechnology Meeting)6,2 pp122
-131 において、バウンダリ・スキャン・フリップフロ
ップをECL回路と、CMOS(相補型MOS)回路と
組み合わせることによって構成する技術が開示されてい
る。図3のCMOSキャン+ECL部をこのようなバウ
ンダリ・スキャン・フリップフロップに利用することが
できる。
【0036】他の診断方式として、ランダム・スキャン
方式が知られている。この診断方式は、半導体集積回路
装置内の各フリップフロップを、診断時にアドレス指定
できるように構成したものであり、これが上述のシリア
ル・スキャン方式と相違する点である。
【0037】ランダム・スキャン方式において、診断時
に半導体集積回路装置内の1つのフリップフロップ回路
が半導体集積回路装置の外部から供給されたアドレス信
号に基づいて、選択状態とされる。そして、その選択状
態にされたフリップフロップ回路に対するテストデータ
の設定又はテストデータの読み出しが行われる。このよ
うなランダム・スキャン方式に関しては、米国特許4,
701,922号公報がある。特に制限されないが、本
願の半導体集積回路装置では、上記バウンダリ・スキャ
ン・フリップフロップとランダム・スキャン方式とを組
み合わせた診断機能が付加される。すなわち、前記内部
ゲートアレイにおけるCMOSスキャン+ECL部がそ
れに利用される。
【0038】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) 半導体チップの中央部から入力されたクロック
信号を等距離を以て配置されてなる複数の第1分配回路
に供給し、少なくともこの第1分配回路から等距離を以
て配置される複数からなる第2分配回路及びこの第2分
配回路から等距離を以て配置される複数からなる第3分
配回路を設け、上記第3分配回路以降それぞれ同様に等
距離を以て配置されてなる複数の最終段の分配回路から
クロック信号が供給されるエリアを単位として、内部ゲ
ートアレイ、RAMマクロセル又は論理マクロセルとを
それぞれ置き換え可能にすることにより、1つの半導体
集積回路装置に形成されるフリップフロップ等のように
クロックパルスにより動作する回路においては、互いに
クロック信号遅延に差がなく同期したものとすることが
できるから高速化が図られるとともに、ゲートアレイと
特定機能を持つRAMマクロセル又は論理マクロセルと
が同じ大きさであるからこれらを組み合わせたときの整
合性が良く効率よい回路配置が実現できるという効果が
得られる。
【0039】(2) 上記(1)により、内部ゲートア
レイとRAMマクロセル又は論理マクロセルとが整合し
て配置できるから、レイアウト設計が容易になるという
効果が得られる。
【0040】(3) 上記(1)により、クロックが全
ての回路でスキューなく分配できるから、上記クロック
のスキューを考慮して回路設計を行う必要がないから、
回路設計が簡単になるという効果が得られる。
【0041】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、RO
Mマクロセルを用意しておいて、これもRAMマクロセ
ル又は論理マクロセルと同様に扱うようにしてもよい。
クロックの分配系は、前記実施例のように複数に分岐さ
れる各分配系が実質的に同じ構成にされるものであれば
何であってもよい。この発明に係る半導体集積回路装置
は、ECL構成のゲートアレイの他、CMOS又は他の
論理ゲートを用いたもの等種々の実施形態を採ることが
できる。
【0042】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、半導体チップの中央部から
入力されたクロック信号を等距離を以て配置されてなる
複数の第1分配回路に供給し、少なくともこの第1分配
回路から等距離を以て配置される複数からなる第2分配
回路及びこの第2分配回路から等距離を以て配置される
複数からなる第3分配回路を設け、上記第3分配回路以
降それぞれ同様に等距離を以て配置されてなる複数の最
終段の分配回路からクロック信号が供給されるエリアを
単位として、内部ゲートアレイ、RAMマクロセル又は
論理マクロセルとをそれぞれ置き換え可能にすることに
より、1つの半導体集積回路装置に形成されるフリップ
フロップ等のようにクロックパルスにより動作する回路
においては、互いにクロック信号遅延に差がなく同期し
たものとすることができるから高速化が図られるととも
に、ゲートアレイと特定機能を持つRAMマクロセル又
は論理マクロセルとが同じ大きさであるからこれらを組
み合わせたときの整合性が良く効率よい回路配置が実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体集積回路装置の一実施例
を示す概略構成図である。
【図2】この発明に係る半導体集積回路装置の一実施例
を示す概略レイアウト図である。
【図3】図2の一部部分の拡大図である。
【図4】この発明に係るRAMマクロセルの一実施例を
示す構成図である。
【図5】ゲートアレイ部とRAM部とが組み合わされて
なる半導体集積回路装置の一実施例を示す概略構成図で
ある。
【図6】ゲートアレイ部とRAM部とが組み合わされて
なる半導体集積回路装置の他の一実施例を示す概略構成
図である。
【図7】ゲートアレイ部とRAM部とが組み合わされて
なる半導体集積回路装置の更に他の一実施例を示す概略
構成図である。
【図8】ゲートアレイ部とRAM部とが組み合わされて
なる半導体集積回路装置の更に他の一実施例を示す概略
構成図である。
【図9】この発明に係る半導体集積回路装置の一実施例
を示すピン配置図である。
【符号の説明】
FF…フリップフロップ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 徹 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 山田 健雄 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 伊藤 祐子 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 宮澤 健悟 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップの中央部から入力されたク
    ロック信号が等距離を以て配置される複数からなる第1
    分配回路と、上記第1分配回路から等距離を以て配置さ
    れる複数からなる第2分配回路及びこの第2分配回路か
    ら等距離を以て配置される複数からなる第3分配回路と
    を含み、上記第3分配回路以降それぞれ同様に等距離を
    以て配置されてなる複数の最終段の分配回路からクロッ
    ク信号が供給されるエリアを単位として、内部ゲートア
    レイ、RAMマクロセル又は論理マクロセルとがそれぞ
    れ置き換え可能にされてなることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  2. 【請求項2】 上記内部ゲートアレイは、最終段の分配
    回路を中心にした4個の単位ゲートアレイと、そのうち
    の内部ゲートアレイを2個ずつ分けるように中央に配置
    されたI/Oと、上記I/O列と直角方向に並ぶ単位ゲ
    ート間に設けられた電源供給エリアとからなり、上記I
    /O列に対応した入力端子又は出力端子はCCBにより
    構成されるものであることを特徴とする請求項1の半導
    体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 最終段の分配回路に対応された上記RA
    Mマクロセル又は論理マクロセルに対して整数倍の大き
    さとし、第3分配回路以降の中間段の分配回路に対応し
    てRAMマクロセル又は論理マクロセルが置き換え可能
    にされるとともに、当該中間段の分配回路から最終段の
    分配回路までを置き換える前と同一回路段数及び配線長
    としてクロックの供給を行うようにするものであること
    を特徴とする請求項1又は請求項2の半導体集積回路装
    置。
  4. 【請求項4】 半導体チップの中央部から入力されたク
    ロック信号が等距離を以て配置される複数からなる第1
    分配回路と、上記第1分配回路から等距離を以て配置さ
    れる複数からなる第2分配回路及び第2分配回路から等
    距離を以て配置される複数からなる第3分配回路とを含
    み、上記第3分配回路以降それぞれ同様に等距離を以て
    配置されてなる複数の最終段の分配回路からクロック信
    号が供給されるエリアを単位として、予め設計されてな
    る内部ゲートアレイ、RAMマクロセル又は論理マクロ
    セルを組み合わせて特定の回路機能を実現することを特
    徴とする半導体集積回路装置のレウアウト方法。
  5. 【請求項5】 上記内部ゲートアレイは、最終段の分配
    回路を中心にした4個の単位ゲートアレイと、そのうち
    の内部ゲートアレイを2個ずつ分けるように中央に配置
    されたI/Oと、上記I/O列と直角方向に並ぶ単位ゲ
    ート間に設けられた電源供給エリアとからなり、これに
    整合するようにRAMマクロセル及び論理マクロセルの
    電源供給が行われるものであることを特徴とする請求項
    4の半導体集積回路装置のレイアウト方法。
JP5173806A 1993-06-21 1993-06-21 半導体集積回路装置とそのレイアウト方法 Pending JPH0778874A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5173806A JPH0778874A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 半導体集積回路装置とそのレイアウト方法
US08/255,240 US5898636A (en) 1993-06-21 1994-06-07 Semiconductor integrated circuit device with interleaved memory and logic blocks
KR1019940013359A KR100338435B1 (ko) 1993-06-21 1994-06-14 반도체집적회로장치및그제조방법
US09/145,076 US6034912A (en) 1993-06-21 1998-09-01 Semiconductor integrated circuit device and method of manufacturing the same
KR1020010011727A KR100361226B1 (ko) 1993-06-21 2001-03-07 반도체 집적회로장치 및 그 레이아웃방법
KR1020020010445A KR100364901B1 (ko) 1993-06-21 2002-02-27 반도체 집적회로장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5173806A JPH0778874A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 半導体集積回路装置とそのレイアウト方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0778874A true JPH0778874A (ja) 1995-03-20

Family

ID=15967514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5173806A Pending JPH0778874A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 半導体集積回路装置とそのレイアウト方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0778874A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001008214A1 (fr) * 1999-07-27 2001-02-01 Hitachi, Ltd. Circuit integre
US6727532B2 (en) 2001-08-09 2004-04-27 Renesas Technology Corp. Semiconductor integrated circuit device
JP2007527613A (ja) * 2003-07-11 2007-09-27 ザイリンクス インコーポレイテッド 縦列アーキテクチャ
US7818706B2 (en) 2005-05-20 2010-10-19 Nec Electronics Corporation Semiconductor integrated circuit device

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001008214A1 (fr) * 1999-07-27 2001-02-01 Hitachi, Ltd. Circuit integre
US6727532B2 (en) 2001-08-09 2004-04-27 Renesas Technology Corp. Semiconductor integrated circuit device
JP2007527613A (ja) * 2003-07-11 2007-09-27 ザイリンクス インコーポレイテッド 縦列アーキテクチャ
JP4778422B2 (ja) * 2003-07-11 2011-09-21 ザイリンクス インコーポレイテッド 縦列アーキテクチャ
US7818706B2 (en) 2005-05-20 2010-10-19 Nec Electronics Corporation Semiconductor integrated circuit device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100361226B1 (ko) 반도체 집적회로장치 및 그 레이아웃방법
US6580289B2 (en) Cell architecture to reduce customization in a semiconductor device
JPS5823948B2 (ja) 半導体チツプ
EP0174236B1 (en) Semiconductor integrated circuit device having a test circuit
JP3299260B2 (ja) 半導体集積回路装置
JPH0531309B2 (ja)
EP0422912A2 (en) Semiconductor integrated circuit device having test circuit
US6160275A (en) Semiconductor gate array device
JPH09282883A (ja) 半導体メモリ装置
JPH0778874A (ja) 半導体集積回路装置とそのレイアウト方法
JPS62150844A (ja) 論理集積回路装置
EP0422930B1 (en) Semiconductor integrated circuit devices
JPH118277A (ja) 半導体集積回路
JP3186715B2 (ja) 半導体集積回路装置
US20030229837A1 (en) Method and apparatus for testing a logic cell in a semiconductor device
JPH06188397A (ja) 半導体集積回路
JPH10134591A (ja) ダィナミックレジスタを含む半導体集積回路
JP2594419B2 (ja) 半導体集積回路及び半導体集積回路の試験方法
WO2001008214A1 (fr) Circuit integre
JPH06349949A (ja) 半導体集積回路装置
JP2508204B2 (ja) ゲ―トアレイ集積回路
JP3182442B2 (ja) 論理集積回路
JPS60175438A (ja) 半導体集積回路装置
JP3115743B2 (ja) Lsi自動レイアウト方法
JP2671537B2 (ja) 半導体集積回路