JPH077854Y2

JPH077854Y2 - 化粧品収納容器

Info

Publication number: JPH077854Y2
Application number: JP1989053848U
Authority: JP
Inventors: 和幸高田
Original assignee: TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD.
Current assignee: TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD.
Priority date: 1989-05-10
Filing date: 1989-05-10
Publication date: 1995-03-01
Anticipated expiration: 2004-05-10
Also published as: JPH02146514U

Description

【考案の詳細な説明】「産業上の利用分野」本考案はアイシャドウ等の化粧料と両端部にスポンジ状
の筆先を取付けた化粧筆が収納された化粧品収納容器に
関する。

「従来の技術」従来、アイシャドウ収納容器は収納容器本体と、この収
納容器本体の開口部を開閉する開閉蓋とからなり、前記
収納容器本体には複数個のアイシャドウが収納される複
数個の収納凹部と、両端部にスポンジ状の筆先が取付け
られた化粧筆を収納する皿状の筆収納凹部が形成されて
いる。

このように構成されたアイシャドウ収納容器は小型コン
パクト化が図られているため、小さなスペース内に複数
個のアイシャドウや化粧筆が収納されている。

このため、化粧筆を取出すために、皿状の収納凹部内に
指先を差込むことは不可能で、開閉蓋を開放した状態で
収納容器本体を逆様にして収納凹部内より化粧筆を手の
平に受けるように落下させて取出し、使用している。

このため、化粧筆の取出しが容易にできないとともに、
収納容器本体を逆様にした場合に欠けたアイシャドウが
落下し、手等を汚すという欠点があった。

また、化粧筆を収納容器本体に形成した皿状の収納凹部
に収納するだけであるので、持運び時に化粧筆が移動し
て内部を汚してしまうという欠点があった。

「本考案の目的」本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、化粧筆の取出
しを、収納容器本体を逆様にしなくても容易に取出すこ
とができるとともに、収納状態では化粧筆が移動するの
を阻止し、収納容器本体内が汚れるのを防止することの
できる化粧品収納容器を得るにある。

「本考案の目的を達成するための手段」本考案はアイシャドウ等の化粧料および両端部にスポン
ジ状の筆先が備えられた化粧筆が収納された収納容器本
体と、この収納容器本体の開口部を開閉する開閉蓋とか
らなる化粧品収納容器において、前記収納容器本体に前
記化粧筆の両端部の筆先を該筆先の弾力を利用して支持
する一対の支持片を形成したことを特徴としている。

また、本考案はアイシャドウ等の化粧料および両端部に
スポンジ状の筆先が備えられた化粧筆が収納された収納
容器本体と、この収納容器本体の開口部を開閉する開閉
蓋とからなる化粧品収納容器において、前記収納容器本
体に前記化粧筆の化粧筆軸の両端部を両端部の筆先の弾
力を利用して支持する一対の支持片を形成したことを特
徴としている。

さらに、本考案はアイシャドウ等の化粧料および両端部
にスポンジ状の筆先が備えられた化粧筆が収納された収
納容器本体と、この収納容器本体の開口部を開閉する開
閉蓋とからなる化粧品収納容器において、前記開閉蓋に
前記化粧筆の両端部の筆先を該筆先の弾力を利用して支
持する一対の支持片を形成したことを特徴としている。

また、本考案はアイシャドウ等の化粧料および少なくと
も一端部にスポンジ状の筆先が備えられた化粧筆が収納
された収納容器本体と、この収納容器本体の開口部を開
閉する開閉蓋とからなる化粧品収納容器にといて、前記
収納容器本体に前記化粧筆のスポンジ状の筆先を傾斜状
態で挿入して筆先の弾力を利用して支持する挿入部を形
成したことを特徴としている。

「本考案の実施例」以下、図面に示す実施例により、本考案を詳細に説明す
る。

第１図ないし第５図の実施例において、１は収納容器本
体で、この収納容器本体１はアイシャドウ等の化粧料２
が収納される複数個の収納凹部３と、開口面とほぼ同一
面に形成された、化粧筆収納部４に形成した両端部にス
ポンジ状の筆先５、5Aが取付けられた化粧筆６の両端部
の筆先５、5Aの弾力を利用して該筆先５、5Aを支持する
一対の弧状の支持片７、７と、前記収納容器本体１のほ
ぼ中央前面部位に形成した係合凹部８と、前記収納容器
本体１の後部に形成された開閉蓋支持部９とから構成さ
れている。

10は前記収納容器本体１の開口部を開閉する開閉蓋で、
この開閉蓋10は開閉蓋本体11と、この開閉蓋本体11の後
部に形成された前記収納容器本体１の開閉蓋支持部９に
枢支ピン12で枢支される支持部13と、前記開閉蓋本体11
の内壁面に固定された鏡14と、前記開閉蓋本体11のほぼ
中央前面部位に形成された前記収納容器本体１の係合凹
部８と着脱可能に係合する係合片15とから構成されてい
る。

19は前記化粧筆収納部４と対応する部位の前記開閉蓋本
体11に形成した化粧筆収納凹部である。

「本考案の実施例の作用」上記構成の化粧品収納容器16は収納容器本体１と開閉蓋
10とを持って開放する方向に力を加えると、係合凹部８
と係合している係合片15の係合が解除されて開閉蓋10を
開放することができる。

しかる後、化粧筆６の化粧筆軸17の側面部位に指先を位
置させて化粧筆６の筆先５、5Aが支持片７、７より離れ
るように移動させて指先でつまんで持ち、従来と同様に
使用する。

使用終了後は化粧筆収納部４の側面に化粧筆６を置き、
化粧筆軸17を押付けてスライド移動をさせ両端部の筆先
５、5Aを支持片７、７内に位置させ、化粧筆軸17の押し
圧を解除することにより、筆先５、5Aの弾力によって筆
先５、5Aが支持片７、７に支持される。

この状態では化粧品収納容器16が揺れたり、振動を受け
ても、化粧筆６が移動することがない。

「本考案の異なる実施例」次に第６図ないし第18図に示す本考案の異なる実施例に
つき説明する。なお、これらの実施例の説明に当って、
前記本考案の実施例と同一構成部分には同一符号を付し
て重複する説明を省略する。

第６図および第７図の実施例において、前記本考案の実
施例と主に異なる点は支持片7A、7Aで、この支持片7A、
7Aは内側端部にストッパー部18、18を形成した点で、こ
のようにストッパー部18、18を有する支持片7A、7Aを用
いることにより、化粧筆６の両端部の筆先５、5Aがスト
ッパー部18、18に当接するまで押込んで確実に収納する
ことができる化粧品収納容器16Aにできる。

第８図および第９図の実施例において、前記本考案の実
施例と主に異なる点は、化粧筆６の化粧筆軸17の両端部
を筆先５、5Aの弾力を利用して支持する支持片7B、7Bを
収納容器本体１の化粧筆収納部４に形成した点で、この
ように構成した化粧品収納容器16Bにしても同様な作用
効果が得られる。

第10図ないし第13図の実施例において、前記本考案の実
施例と主に異なる点は、開閉蓋10Aに支持片７、７を形
成した化粧筆６を収納する化粧筆収納部4Aを形成した点
で、このように構成した化粧品収納容器16Cにしても同
様な作用効果が得られる。

なお、19Aは前記化粧筆収納部4Aと対応する部位の収納
容器本体１に形成した化粧筆収納凹部である。

第14図および第15図の実施例において、前記第10図ない
し第13図の実施例と主に異なる点は、開閉蓋本体11に化
粧筆６の化粧筆軸17の両端部を筆先５、5Aの弾力を利用
して支持する支持片7B、7Bを形成した点て、このように
構成した化粧品収納容器16Dにしても同様な作用効果が
得られる。

第16図ないし第18図の実施例において、前記本考案の実
施例と主に異なる点は、収納容器本体１の化粧筆収納部
４に化粧筆６の一方の筆先５を傾斜状態で挿入すること
のできる挿入部20を形成し、筆先50の弾力を利用して、
収納時には開閉蓋10で押付けられることにより、化粧筆
収納部４に収納できるようにした点で、このように構成
した化粧品収納容器16Eにすることにより、開閉蓋10を
開放すると第17図に示すように化粧筆６の筆先5A側が浮
き上がり、容易に化粧筆６を取出すことができる。

なお、この実施例において、開閉蓋10の化粧筆収納部４
に化粧筆６の一方の筆先５を傾斜状態で挿入することの
できる挿入部20を形成しても同様な効果が得られる。

「本考案の効果」以上の説明から明らかなように、本考案にあっては次に
列挙する効果が得られる。

（１）アイシャドウ等の化粧料および両端部にスポンジ
状の筆先が備えられた化粧筆が収納された収納容器本体
と、この収納容器本体の開口部を開閉する開閉蓋とから
なる化粧品収納容器において、前記収納容器本体に前記
化粧筆の両端部の筆先を該筆先の弾力を利用して支持す
る一対の支持片を形成したので、化粧筆を化粧筆軸部に
指先を位置させてスライド移動させて支持片より外して
取出して使用することができる。したがって、従来のよ
うに収納容器本体を逆様にしなくても化粧筆を取出すこ
とができ、欠けた化粧品等が落下して手等を汚したりす
るのを確実に防止することができる。

（２）前記（１）によって、化粧筆の両端部の筆先の弾
力を利用して、支持片で支持することができるので、揺
れたり、振動が加えられても化粧筆が移動するのを確実
に阻止することができる。したがって、従来のように化
粧筆が移動して音を出したり、内部を汚したりするのを
確実に防止することができる。

（３）前記（１）によって、化粧筆の支持片への取付け
は、押付けてスライドさせるだけでできるので、容易に
行なうことができる。

（４）前記（１）によって、構造が簡単で安価に製造す
ることができる。

（５）請求項２〜４も前記（１）〜（４）と同様な効果
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本考案の一実施例を示す開閉蓋を
開放状態にした平面図、正面図、側面図、第４図は第１
図の４−４線に沿う断面図、第５図は本考案の一実施例
を示す要部断面図、第６図および第７図、第８図および
第９図、第10図ないし第13図、第14図および第15図、第
16図ないし第18図はそれぞれ本考案の異なる実施例を示
す説明図である。 1:収納容器本体、2:化粧料、3:収納凹部、４、4A:化粧
筆収納部、５、5A:筆先、6:化粧筆、７、7A、7B:支持
片、8:係合凹部、9:開閉蓋支持部、10、10A:開閉蓋、1
1:開閉蓋本体、12:枢支ピン、13:支持部、14:鏡、：係
合片、16、16A〜16E:化粧品収納容器、17:化粧筆軸、1
8:ストッパー部、19、19A:化粧筆収納凹部、20:挿入
部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】アイシャドウ等の化粧料および両端部にス
ポンジ状の筆先が備えられた化粧筆が収納された収納容
器本体と、この収納容器本体の開口部を開閉する開閉蓋
とからなる化粧品収納容器において、前記収納容器本体
に前記化粧筆の両端部の筆先を該筆先の弾力を利用して
支持する一対の支持片を形成したことを特徴とする化粧
品収納容器。
【請求項２】アイシャドウ等の化粧料および両端部にス
ポンジ状の筆先が備えられた化粧筆が収納された収納容
器本体と、この収納容器本体の開口部を開閉する開閉蓋
とからなる化粧品収納容器において、前記収納容器本体
に前記化粧筆の化粧筆軸の両端部を両端部の筆先の弾力
を利用して支持する一対の支持片を形成したことを特徴
とする化粧品収納容器。
【請求項３】アイシャドウ等の化粧料および両端部にス
ポンジ状の筆先が備えられた化粧筆が収納された収納容
器本体と、この収納容器本体の開口部を開閉する開閉蓋
とからなる化粧品収納容器において、前記開閉蓋に前記
化粧筆の両端部の筆先を該筆先の弾力を利用して支持す
る一対の支持片を形成したことを特徴とする化粧品収納
容器。
【請求項４】アイシャドウ等の化粧料および両端部にス
ポンジ状の筆先が備えられた化粧筆が収納された収納容
器本体と、この収納容器本体の開口部を開閉する開閉蓋
とからなる化粧品収納容器において、前記開閉蓋に前記
化粧筆の化粧筆軸の両端部を両端部の筆先の弾力を利用
して支持する一対の支持片を形成したことを特徴とする
化粧品収納容器。