JPH077846Y2 - 化粧用コンパクト - Google Patents
化粧用コンパクトInfo
- Publication number
- JPH077846Y2 JPH077846Y2 JP671389U JP671389U JPH077846Y2 JP H077846 Y2 JPH077846 Y2 JP H077846Y2 JP 671389 U JP671389 U JP 671389U JP 671389 U JP671389 U JP 671389U JP H077846 Y2 JPH077846 Y2 JP H077846Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- elastic ring
- peripheral wall
- ring
- inner circumference
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、化粧用コンパクトに係る。
「従来の技術と考案が解決しようとする課題」 扁平な身と蓋とを後部で枢着し、前部にて閉蓋係止手段
を講じ、身の中にパンケーキ等の固型化化粧料入りドラ
ムを収納して成る化粧用コンパクトは周知であるが、パ
ンケーキ等の固型化化粧料は、外部から加わる機械的シ
ョック等により亀裂を生ずる欠点があり、一旦亀裂が発
生すると、商品価値が著しく低下するばかりでなく、使
用上も不都合を来す。
を講じ、身の中にパンケーキ等の固型化化粧料入りドラ
ムを収納して成る化粧用コンパクトは周知であるが、パ
ンケーキ等の固型化化粧料は、外部から加わる機械的シ
ョック等により亀裂を生ずる欠点があり、一旦亀裂が発
生すると、商品価値が著しく低下するばかりでなく、使
用上も不都合を来す。
この点を解決する手段として、軟質合成樹脂製の緩衝枠
を身の内周に内装させたものがある（実開昭61-67611号
公報）。この場合の緩衝枠は、各部の縦断面形状をＬ字
状に形成するとともに、その上縁を縦断面円弧の係止凸
縁に形成し、かつ、下縁内縁をスカート状に反り上がら
せて成り、身の内周に納めて、この身の内縁に固定した
縁枠で押えている。また、化粧料を収容したドラムの外
周に係合凹溝を形成して、該係合凹溝を上記係合凸縁に
係合させるとともに、そのドラムの底を上記スカート状
の下端内縁を受けている。
を身の内周に内装させたものがある（実開昭61-67611号
公報）。この場合の緩衝枠は、各部の縦断面形状をＬ字
状に形成するとともに、その上縁を縦断面円弧の係止凸
縁に形成し、かつ、下縁内縁をスカート状に反り上がら
せて成り、身の内周に納めて、この身の内縁に固定した
縁枠で押えている。また、化粧料を収容したドラムの外
周に係合凹溝を形成して、該係合凹溝を上記係合凸縁に
係合させるとともに、そのドラムの底を上記スカート状
の下端内縁を受けている。
しかし、この場合、緩衝枠を比較的柔らかいものにして
緩衝性能をよくしようとすると、ドラムの装入に際して
緩衝枠が座屈して、適正に収納できず、逆に、緩衝枠を
比較的硬いものにすると、収納が容易になる反面、緩衝
性能が悪くなる。したがって、形態との関連で適当な硬
さを選ぶことは難しい。
緩衝性能をよくしようとすると、ドラムの装入に際して
緩衝枠が座屈して、適正に収納できず、逆に、緩衝枠を
比較的硬いものにすると、収納が容易になる反面、緩衝
性能が悪くなる。したがって、形態との関連で適当な硬
さを選ぶことは難しい。
本考案は、かかる問題点を解決しようとするものであ
る。
る。
「課題を解決するための手段」 上記目的達成のため、本考案は、扁平な身１と蓋２とを
後部にて枢着し、前部にて閉蓋係止手段を講じ、身１の
中に化粧料入りドラム３を収納した化粧用コンパクトに
おいて、上記身１の周壁11内周に２段の段部111,112を
形成し、その下段の段部111の上に各部の縦断面形状が
円形乃至適宜角形の弾性リング４を配して、該弾性リン
グの内周を内側へ突出させ、また、その上段の段部112
の上に縁枠12を嵌着して、該縁枠で上記弾性リング４を
押え、上記身１と上記ドラム３との間には空隙５をもた
せ、そのドラム３の周壁31外周に上記弾性リング４と対
応する凹溝32を周設して、該凹溝をその弾性リング４の
内周に嵌合させて成る。
後部にて枢着し、前部にて閉蓋係止手段を講じ、身１の
中に化粧料入りドラム３を収納した化粧用コンパクトに
おいて、上記身１の周壁11内周に２段の段部111,112を
形成し、その下段の段部111の上に各部の縦断面形状が
円形乃至適宜角形の弾性リング４を配して、該弾性リン
グの内周を内側へ突出させ、また、その上段の段部112
の上に縁枠12を嵌着して、該縁枠で上記弾性リング４を
押え、上記身１と上記ドラム３との間には空隙５をもた
せ、そのドラム３の周壁31外周に上記弾性リング４と対
応する凹溝32を周設して、該凹溝をその弾性リング４の
内周に嵌合させて成る。
「作用」 如上の構成であるから、弾性リング４が外部からドラム
３に加わる機械的ショック等を緩衝し、ドラム３内の固
形化化粧料Ａの亀裂を防止する。
３に加わる機械的ショック等を緩衝し、ドラム３内の固
形化化粧料Ａの亀裂を防止する。
「実施例」 第１図、第２図は、第１の実施例を示し、図において、
１は扁平な身、２は、該身に重ねて後部にて枢着し、前
部にて閉蓋係止手段を講じた蓋、３は、身１に内装した
固形化化粧料Ａ入りドラム、４は、該ドラムを支えるべ
く身１の周壁11内周に固定した弾性リング、５は、身１
とドラム３との間に形成した空隙、６は、蓋２の内面に
貼着した鏡であり、これらは主として合成樹脂により成
形する。
１は扁平な身、２は、該身に重ねて後部にて枢着し、前
部にて閉蓋係止手段を講じた蓋、３は、身１に内装した
固形化化粧料Ａ入りドラム、４は、該ドラムを支えるべ
く身１の周壁11内周に固定した弾性リング、５は、身１
とドラム３との間に形成した空隙、６は、蓋２の内面に
貼着した鏡であり、これらは主として合成樹脂により成
形する。
身１は、周壁11の内周に２段の段部111,112を形成し、
下段の段部111の上に断面円形の弾性リング４を配し、
また、上段の段部112の上に縁枠12を嵌着固定（必要で
あれば超音波等の接着手段を講じる）して、弾性リング
４の上面を押えている。
下段の段部111の上に断面円形の弾性リング４を配し、
また、上段の段部112の上に縁枠12を嵌着固定（必要で
あれば超音波等の接着手段を講じる）して、弾性リング
４の上面を押えている。
ドラム３は、周壁31を外側への折り返しに形成し、その
折返部311の外周面に上記弾性リング４に対応させて凹
溝32を形成し、該凹溝をその弾性リング４の内周に嵌合
させて、弾性リング４を以て身１内に浮かせた状態に保
っている。
折返部311の外周面に上記弾性リング４に対応させて凹
溝32を形成し、該凹溝をその弾性リング４の内周に嵌合
させて、弾性リング４を以て身１内に浮かせた状態に保
っている。
第３図は、第２の実施例を示し、この場合は、前例のも
のにおいて、弾性リング４の断面形状を長方形に形成
し、ドラム３の周壁31の凹溝32をこれに適合させてい
る。
のにおいて、弾性リング４の断面形状を長方形に形成
し、ドラム３の周壁31の凹溝32をこれに適合させてい
る。
第４図は、第３の実施例を示し、この場合、第１の実施
例のものにおいて、身１の周壁11内周の２段の段部111,
112を周壁11の高い位置に形成し、これに合わせて縁枠1
2の断面形状を小さく形成し、ドラム３の周壁31の折返
部311に代え周壁上端に外向きフランジ312を形成して、
該フランジを弾性リング４の上面に突き当て、周壁31の
凹溝32を周壁上部に形成している。
例のものにおいて、身１の周壁11内周の２段の段部111,
112を周壁11の高い位置に形成し、これに合わせて縁枠1
2の断面形状を小さく形成し、ドラム３の周壁31の折返
部311に代え周壁上端に外向きフランジ312を形成して、
該フランジを弾性リング４の上面に突き当て、周壁31の
凹溝32を周壁上部に形成している。
第５図は、第４の実施例を示し、この場合は、第１の実
施例のものにおいて、身１の周壁11内周の２段の段部11
1,112を周壁11の低い位置に形成し、これに合わせて縁
枠12の断面形状を大きく形成し、ドラム３の周壁31の折
返部311をやや短く形成して弾性リング４の上に突き当
て、周壁31の凹溝32を非折返部の下部に形成している。
施例のものにおいて、身１の周壁11内周の２段の段部11
1,112を周壁11の低い位置に形成し、これに合わせて縁
枠12の断面形状を大きく形成し、ドラム３の周壁31の折
返部311をやや短く形成して弾性リング４の上に突き当
て、周壁31の凹溝32を非折返部の下部に形成している。
「考案の効果」 本考案によれば、身１の周壁11内周に形成した２段の段
部111,112の内、下段の段部111の上に各部の縦断面形状
が円形乃至適宜角形の弾性リング４を配して、その内周
を内側へ突出させ、該弾性リング４を上段の段部112の
上に嵌着した縁枠12で押え、また、身１とドラム３との
間に空隙５をもたせるとともに、そのドラム３のと周壁
31外周に周設した凹溝32を弾性リング４の内周に嵌合さ
せているので、ドラム３は弾性リング４を介して身１に
支持させることができて、外部からドラム３に加わる機
械的ショック等を弾性リング４の変形で緩衝でき、ドラ
ム３内の固形化化粧料Ａの亀裂をなくすことができ、亀
裂による商品価値の低下及び使用上の不都合をなくすこ
とができるだけでなく、ドラムの装入に際して、弾性リ
ング４が柔らかいものであっても、その形状及び支持手
段から座屈を生ずるようなことはなく、適正、的確に、
しかも、容易に収納でき、そして、柔らかい弾性リング
４による十分な緩衝によりドラム３内の固形化化粧料Ａ
を十分に保護することができ、更に、弾性リング４の弾
性の度合いの選定範囲が拡張されて、その選定が容易に
なる。
部111,112の内、下段の段部111の上に各部の縦断面形状
が円形乃至適宜角形の弾性リング４を配して、その内周
を内側へ突出させ、該弾性リング４を上段の段部112の
上に嵌着した縁枠12で押え、また、身１とドラム３との
間に空隙５をもたせるとともに、そのドラム３のと周壁
31外周に周設した凹溝32を弾性リング４の内周に嵌合さ
せているので、ドラム３は弾性リング４を介して身１に
支持させることができて、外部からドラム３に加わる機
械的ショック等を弾性リング４の変形で緩衝でき、ドラ
ム３内の固形化化粧料Ａの亀裂をなくすことができ、亀
裂による商品価値の低下及び使用上の不都合をなくすこ
とができるだけでなく、ドラムの装入に際して、弾性リ
ング４が柔らかいものであっても、その形状及び支持手
段から座屈を生ずるようなことはなく、適正、的確に、
しかも、容易に収納でき、そして、柔らかい弾性リング
４による十分な緩衝によりドラム３内の固形化化粧料Ａ
を十分に保護することができ、更に、弾性リング４の弾
性の度合いの選定範囲が拡張されて、その選定が容易に
なる。
構造並びに製作簡単で安価に提供できることと相まって
実用上頗る有益である。
実用上頗る有益である。
図面は、本考案の実施例で、第１図は、第１例の截断正
面図、第２図は、同例の要部拡大断面図、第３図は、第
２例の要部拡大断面図、第４図は、第３例の要部拡大断
面図、第５図は、第４例の要部拡大断面図である。 １…身、２…蓋 ３…ドラム、４…弾性リング ５…空隙、６…鏡 11…周壁、12…縁枠 31…周壁、32…凹溝 Ａ…固形化化粧料
面図、第２図は、同例の要部拡大断面図、第３図は、第
２例の要部拡大断面図、第４図は、第３例の要部拡大断
面図、第５図は、第４例の要部拡大断面図である。 １…身、２…蓋 ３…ドラム、４…弾性リング ５…空隙、６…鏡 11…周壁、12…縁枠 31…周壁、32…凹溝 Ａ…固形化化粧料
Claims (1)
- 【請求項１】扁平な身１と蓋２とを後部にて枢着し、前
部にて閉蓋係止手段を講じ、身１の中に化粧料入りドラ
ム３を収納した化粧用コンパクトにおいて、上記身１の
周壁11内周に２段の段部111,112を形成し、その下段の
段部111の上に各部の縦断面形状が円形乃至適宜角形の
弾性リング４を配して、該弾性リングの内周を内側へ突
出させ、また、その上段の段部112の上に縁枠12を嵌着
して、該縁枠で上記弾性リング４を押え、上記身１と上
記ドラム３との間には空隙５をもたせ、そのドラム３の
周壁31外周に上記弾性リング４と対応する凹溝32を周設
して、該凹溝をその弾性リング４の内周に嵌合させたこ
とを特徴とする化粧用コンパクト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP671389U JPH077846Y2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | 化粧用コンパクト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP671389U JPH077846Y2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | 化粧用コンパクト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0298811U JPH0298811U (ja) | 1990-08-07 |
| JPH077846Y2 true JPH077846Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=31211112
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP671389U Expired - Lifetime JPH077846Y2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | 化粧用コンパクト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH077846Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5613421B2 (ja) * | 2010-02-05 | 2014-10-22 | ポーラ化成工業株式会社 | 化粧料容器 |
| JP5840515B2 (ja) * | 2012-01-30 | 2016-01-06 | 株式会社吉野工業所 | コンパクト容器 |
-
1989
- 1989-01-24 JP JP671389U patent/JPH077846Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0298811U (ja) | 1990-08-07 |
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