JPH0778467A - 画像データメモリとそのアクセス方法 - Google Patents

画像データメモリとそのアクセス方法

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JPH0778467A
JPH0778467A JP6151851A JP15185194A JPH0778467A JP H0778467 A JPH0778467 A JP H0778467A JP 6151851 A JP6151851 A JP 6151851A JP 15185194 A JP15185194 A JP 15185194A JP H0778467 A JPH0778467 A JP H0778467A
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Hiroyuki Yamauchi
寛行 山内
Kazuhiro Matsuyama
和弘 松山
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 奇数フィールドと偶数フィールドとで構成さ
れた1フレームの画像データを格納するための画像デー
タメモリのアクセス速度を向上させる。 【構成】 画像データメモリを2バンク構成とし、奇数
フィールドデータのみをAバンク11に、偶数フィール
ドデータのみをBバンク21に各々格納し、かつ該A,
B両バンク11,21を互いに独立にアクセスできるよ
うにロウデコーダ13,23、コラムデコーダ16,2
6などの周辺回路を設ける。一方のバンクをページモー
ドでアクセスしている間に他方のバンクをプリチャージ
しながらA,B両バンク11,21を交互にアクセスす
ることにより、高速フレームアクセスを実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、奇数フィールドと偶数
フィールドとで構成された1フレームの画像データを格
納するための画像データメモリと、そのアクセス方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像データの格納に汎用のDRA
M(ダイナミック・ランダムアクセスメモリ)が用いら
れてきた。
【0003】従来の画像データメモリ(DRAM)への
データ格納の様子を図28に示す。DRAM101に
は、1フレームの画素データが格納されている。各画素
データは例えば8ビット(256階調)で構成される。
1本の走査線に対応した1ワードを構成する複数の画素
データは、互いに同一のロウアドレスで指定されるよう
に1本のワード線上に格納される。1フレームデータ
は、複数ワードの画素データで構成され、かつインター
レース方式に対応して奇数フィールドデータと偶数フィ
ールドデータとに分けられる。しかも、奇数フィールド
データと偶数フィールドデータとは、互いに隣接するワ
ードに格納されている。例えば、奇数フィールドデータ
のうちの1番目のラインデータ(奇1)の隣接ワードに
偶数フィールドデータのうちの1番目のラインデータ
(偶1)が配置され、後者の隣接ワードに奇数フィール
ドデータのうちの2番目のラインデータ(奇2)が配置
されるという具合である。
【0004】プロセッサによる画像データの高速処理の
ためには、DRAM101から個々の画素データを高速
に読み出す必要がある。このため、1画素データ毎にコ
ラムアドレスを供給しなければならない通常モードのア
クセスではなく、1ワード中のアクセス先頭画素データ
のコラムアドレスのみを供給すればよいページモードの
アクセスが採用される。後者のページモードアクセスを
採用すれば、コラムアドレスの連続自動生成によってD
RAM101のアクセスが高速化される。
【0005】また、画像の圧縮や伸張のためには、図2
8に示すように、DRAM101中の全画素データのう
ちNライン×n画素の大きさ(N,nは任意)を有する
矩形領域(ブロック)中の画素データをプロセッサが高
速に読み出す必要がある。しかも、該ブロック中の奇数
フィールドデータと偶数フィールドデータとの双方のラ
インデータ(例えば奇1、偶1、奇2、偶2、…)を順
次アクセスするフレームアクセスモードと、該ブロック
中の奇数フィールドのみ(例えば奇1、奇2、…)又は
偶数フィールドのみ(例えば偶1、偶2、…)を順次ア
クセスするフィールドアクセスモードとが存在する。
【0006】図29(a)〜(c)は、それぞれフレー
ムアクセス、奇数フィールドアクセス及び偶数フィール
ドアクセスの各モードにおける図28のDRAM101
のアクセス手順を示す図である。
【0007】図29(a)によれば、DRAM101中
のNライン×n画素の大きさのブロックのフレームアク
セスに要する時間Tfxは、 Tfx=N×(tPC×n)+N×tRC (1a) で表せる。ここに、tPCはページモードにおける1画素
当りのアクセス時間であり、tRCはプリチャージ時間で
ある。プリチャージ時間tRCは、ロウアドレスを変更す
る毎に、すなわち1ワード(1ライン)毎に必要であ
る。
【0008】図29(b)及び(c)によれば、DRA
M101中のNライン×n画素の大きさのブロックの奇
数フィールドアクセスに要する時間Toxと、偶数フィー
ルドアクセスに要する時間Texとは、 Tox=(N/2)×(tPC×n)+(N/2)×tRC (1b) Tex=(N/2)×(tPC×n)+(N/2)×tRC (1c) でそれぞれ表せる。
【0009】さて、日経マイクロデバイス1992年4
月号の記事「DRAM新時代 動作周波数は100MH
z超へ」(158頁〜161頁)は、シンクロナスDR
AMに関するものである。シンクロナスDRAMは、マ
イクロプロセッサ(MPU)の動作速度と汎用DRAM
のアクセス時間とのギャップを埋めるべく高速のDRA
Mとして登場してきたものである。シンクロナスDRA
Mに2バンク構成を採用すれば、一方のバンクをアクセ
スしている間に他方のバンクをプリチャージしながら、
両バンクを交互にアクセスできる。これによりプリチャ
ージ時間が隠されることが知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり、従来の
画像データメモリは、1つの画像中の画素配置をそのま
ま保持した形式で画素データを格納する構成であったの
で、フレームアクセス及び奇数/偶数フィールドアクセ
スのいずれの場合にも、ロウアドレスを変更する毎にプ
リチャージ時間tRCを必要とした。プリチャージ時間t
RCの間は画素データの読み出しが行なわれないので、高
速のページモードアクセスを採用しても従来の画像デー
タメモリのアクセス速度の向上には多くを望めなかっ
た。
【0011】本発明の目的は、奇数フィールドと偶数フ
ィールドとで構成された1フレームの画像データを格納
するための画像データメモリのアクセス速度を向上させ
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、画像データメモリを少なくとも2バンク
の構成とし、各バンクへの画素データの格納の仕方を工
夫したものである。
【0013】フレームアクセスの高速化のためには、奇
数フィールドデータを第1のバンクに、偶数フィールド
データを第2のバンクに各々格納する。
【0014】フレームアクセス及び奇数/偶数フィール
ドアクセスの高速化のためには、奇数フィールドデータ
のうちの奇数番目のラインデータと偶数フィールドデー
タのうちの偶数番目のラインデータとを第1のバンク
に、偶数フィールドデータのうちの奇数番目のラインデ
ータと奇数フィールドデータのうちの偶数番目のライン
データとを第2のバンクに各々格納する。ただし、フレ
ームアクセスモードにおいてラインデータの正しいアク
セス順序が確保されるように、偶数フィールドデータの
うちの偶数番目のラインデータを一時保持するためのバ
ッファメモリを画像データメモリの外部に設ける。
【0015】4バンク構成を採用する場合には、フレー
ムアクセス及び奇数/偶数フィールドアクセスの高速化
のために、奇数フィールドデータのうちの奇数番目のラ
インデータを第1のバンクに、偶数フィールドデータの
うちの奇数番目のラインデータを第2のバンクに、奇数
フィールドデータのうちの偶数番目のラインデータを第
3のバンクに、偶数フィールドデータのうちの偶数番目
のラインデータを第4のバンクに各々格納する。
【0016】1ワード中に含まれる画素データ数の増大
が許容される場合には2バンク構成を採用し、かつフレ
ームアクセス及び奇数/偶数フィールドアクセスの高速
化のために、奇数フィールドデータのうちの奇数番目の
ラインデータと偶数フィールドデータのうちの奇数番目
のラインデータとを第1のバンクの同一ワード線上に、
奇数フィールドデータのうちの偶数番目のラインデータ
と偶数フィールドデータのうちの偶数番目のラインデー
タとを第2のバンクの同一ワード線上に各々格納する。
【0017】また、矩形領域アクセス(ブロックアクセ
ス)の更なる高速化のためには、コラムアドレスのみな
らずロウアドレスをも連続自動生成することとする。
【0018】
【作用】本発明によれば、1つのバンクをアクセスして
いる間に他のバンクをプリチャージすることにより、従
来ロウアドレスを変更する毎に必要であったプリチャー
ジ時間tRCが削減され、ラインデータの間断のないアク
セスが実現する。
【0019】また、ロウアドレスの連続自動生成によ
り、1ワード毎に外部からロウアドレスを取り込む必要
がなくなり、ブロックアクセスの速度が更に向上する。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
【0021】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例に係る2バンク構成の画像データメモリとしての1チ
ップのDRAMのブロック図である。図1のDRAM
は、1フレームデータ中の奇数フィールドデータ(奇
1、奇2、奇3、奇4、…)のみを格納するためのAバ
ンクのメモリセルアレイ11と、偶数フィールドデータ
(偶1、偶2、偶3、偶4、…)のみを格納するための
Bバンクのメモリセルアレイ21とを備えている。A,
B両バンク11,21の各々において、1本の走査線に
対応するラインデータは1本のワード線上に格納され
る。12,13,14,15,16は、各々Aバンク1
1のための周辺回路として設けられたロウアドレスバッ
ファ、ロウデコーダ、コラムアドレスバッファ、コラム
アドレスカウンタ及びコラムデコーダである。22,2
3,24,25,26は、各々Bバンク21のための周
辺回路として設けられたロウアドレスバッファ、ロウデ
コーダ、コラムアドレスバッファ、コラムアドレスカウ
ンタ及びコラムデコーダである。
【0022】AX,AYは、各々Aバンク11をアクセ
スするために外部から供給されるロウアドレス及びコラ
ムアドレスである。ロウアドレスAXは、ロウアドレス
バッファ12に取り込まれる。取り込まれたロウアドレ
スAXは、Aバンク11のワード線のうちの1本を選択
するように、ロウデコーダ13によってデコードされ
る。コラムアドレスAYは、コラムアドレスバッファ1
4に取り込まれる。コラムアドレスカウンタ15は、取
り込まれたコラムアドレスAYを初期値として、ページ
モードアクセスを実現するようにコラムデコーダ16の
入力コラムアドレスを順次インクリメントする。コラム
デコーダ16は、ロウデコーダ13によって選択された
1ラインデータの中から個々の画素データを選択する。
【0023】BX,BYは、各々Aバンク11とは独立
にBバンク21をアクセスするために外部から供給され
るロウアドレス及びコラムアドレスである。ロウアドレ
スバッファ22、ロウデコーダ23、コラムアドレスバ
ッファ24、コラムアドレスカウンタ25及びコラムデ
コーダ26の各々の機能は、Aバンク11の場合と同様
である。更に、従来のDRAMと同様に、ロウアドレス
・ストローブ( /RAS)、コラムアドレス・ストロー
ブ( /CAS)及びライトイネーブル( /WE)の各信
号(不図示)が外部から供給される。
【0024】さて、図28で説明したNライン×n画素
の大きさ(N,nは任意)を有するブロック中の画素デ
ータは、本実施例では図1に示すように、Aバンク11
とBバンク21とに2分割された状態で格納されてい
る。図2(a)〜(d)は、図1のDRAMのフレーム
アクセスモードにおける1ブロック中の画素データの読
み出し方法を示すタイミング図である。図示したよう
に、 /RASの立ち下がりタイミングでAバンク11の
ためのロウアドレスAXがロウアドレスバッファ12に
取り込まれる。次に、 /CASの立ち下がりタイミング
でAバンク11のためのコラムアドレスAYがコラムア
ドレスバッファ14に取り込まれる。そして、コラムア
ドレスカウンタ15によるページモード動作により、A
バンク11から1ラインデータ(奇1)のn個の画素デ
ータが順次高速に読み出される。このようにしてAバン
ク11から1ラインデータ(奇1)を読み出している間
に、Bバンク21のプリチャージが完了する。また、次
の /RASの立ち下がりタイミングでBバンク21のた
めのロウアドレスBXをロウアドレスバッファ22に取
り込み、次の /CASの立ち下がりタイミングでBバン
ク21のためのコラムアドレスBYをコラムアドレスバ
ッファ24に取り込む。これにより、Aバンク11から
の1ラインデータの読み出し終了後に間断なくBバンク
21から次の1ラインデータ(偶1)のn個の画素デー
タをページモードで高速に読み出せる。
【0025】図3(a)〜(c)は、それぞれフレーム
アクセス、奇数フィールドアクセス及び偶数フィールド
アクセスの各モードにおける図1のDRAMのアクセス
手順を示す図である。
【0026】図3(a)によれば、Nライン×n画素の
大きさのブロックのフレームアクセスに要する時間Tf1
は、 Tf1=N×(tPC×n) (2a) で表せる。ここに、tPCはページモードにおける1画素
当りのアクセス時間である。式(2a)のTf1を式(1
a)で表された従来のTfxと比較すれば、所要時間がN
×tRC(tRC:プリチャージ時間)だけ低減され、アク
セス速度が向上することが分かる。つまり、本実施例に
よれば、奇数フィールドデータをAバンク11に、偶数
フィールドデータをBバンク21に各々格納し、A,B
両バンク11,21のうちの一方のバンクをアクセスし
ている間に他方のバンクをプリチャージしながら該両バ
ンク11,21を交互にアクセスする構成を採用したの
で、高速のフレームアクセスが実現する。
【0027】ただし、図3(b)及び(c)に示すよう
に、奇数/偶数フィールドアクセスモードでは、Aバン
ク11のみ又はBバンク21のみがアクセスされるの
で、ロウアドレス(AX又はBX)を変更する毎にプリ
チャージ時間tRCがやはり必要である。つまり、Nライ
ン×n画素の大きさのブロックの奇数フィールドアクセ
スに要する時間To1と、偶数フィールドアクセスに要す
る時間Te1とは、 To1=(N/2)×(tPC×n)+(N/2)×tRC (2b) Te1=(N/2)×(tPC×n)+(N/2)×tRC (2c) でそれぞれ表され、アクセス速度の改善はみられない。
【0028】(実施例2)図4は、本発明の第2の実施
例に係る2バンク構成の画像データメモリとしての1チ
ップのDRAMのブロック図である。図4のDRAM
は、図1のDRAMにおいてアクセスすべきAバンク1
1内のワードの相対位置とBバンク21内のワードの相
対位置とが一致することに着目して、ロウアドレスの供
給方法を変更したものである。図4において、31は
A,B両バンク11,21に共通のロウアドレスバッフ
ァ、32はインバータ、33は遅延回路である。なお、
1フレームデータ中の奇数フィールドデータ(奇1、奇
2、奇3、奇4、…)のみをAバンク11に、偶数フィ
ールドデータ(偶1、偶2、偶3、偶4、…)のみをB
バンク21に各々格納する点は、図1のDRAMの場合
と同じである。
【0029】AXは、A,B両バンク11,21をアク
セスするために外部から供給される共通のロウアドレス
である。供給されたロウアドレスAXは、ロウアドレス
バッファ31に取り込まれる。取り込まれたロウアドレ
スAXは、図1の場合と同様に、Aバンク11のための
ロウデコーダ13によってデコードされる。また、ロウ
アドレスバッファ31に取り込まれたロウアドレスAX
の最下位ビット(LSB)は、インバータ32及び遅延
回路33を介して、Bバンク21のためのロウデコーダ
23に入力される。該ロウアドレスAXのうちの最下位
ビットを除く全てのビットは、Bバンク21のためのロ
ウデコーダ23に直接入力される。
【0030】図5(a)〜(d)は、図4のDRAMの
フレームアクセスモードにおけるNライン×n画素の大
きさの1ブロック中の画素データの読み出し方法を示す
タイミング図である。図示したように、 /RASの立ち
下がりタイミングでA,B両バンク11,21のための
ロウアドレスAXがロウアドレスバッファ31に取り込
まれる。取り込まれたロウアドレスAX(最下位ビット
を含む。)はロウデコーダ13によってデコードされ、
該ロウデコーダ13によりAバンク11のワード線のう
ちの1本が選択される。一方、Bバンク21のためのロ
ウデコーダ23は、遅延回路33の構成で決定される一
定時間(例えば数ns)後に、Bバンク21のワード線
のうちの1本を選択する。つまり、2つのロウデコーダ
13,23、インバータ32及び遅延回路33で構成さ
れるワード線選択回路35のはたらきにより、Aバンク
11を選択するためのロウアドレスAXをロウアドレス
バッファ31に供給するだけで、Bバンク21の選択の
ための最下位ビットのみが異なるロウアドレスが一定の
遅延をもって自動生成されるのである。したがって、図
5(a)〜(d)に示すように、 /CASの立ち下がり
タイミングでAバンク11のためのコラムアドレスAY
を供給した後、 /RASを立ち下げることなく次の /C
ASの立ち下がりタイミングでBバンク21のためのコ
ラムアドレスBYを供給すれば、図1のDRAMの場合
と同様に、フレームアクセスモードにおいてA,B両バ
ンク11,21を各々ページモードで間断なくアクセス
することができる。
【0031】本実施例によれば、Nライン×n画素の大
きさのブロックのフレームアクセスに要する時間Tf2
奇数フィールドアクセスに要する時間To2及び偶数フィ
ールドアクセスに要する時間Te2は、 Tf2=N×(tPC×n) (3a) To2=(N/2)×(tPC×n)+(N/2)×tRC (3b) Te2=(N/2)×(tPC×n)+(N/2)×tRC (3c) でそれぞれ表され、高速のフレームアクセスが実現す
る。しかも、本実施例によれば、図1の場合とは違って
Bバンク21のみのためのロウアドレスBXを供給する
必要がないので、Aバンク11のためのコラムアドレス
AYの供給タイミングとBバンク21のためのコラムア
ドレスBYの供給タイミングとの間に余裕を持たせるこ
とができる。
【0032】(実施例3)図6は、本発明の第3の実施
例に係る2バンク構成の画像データメモリ(DRAM)
を備えたシステムのブロック図である。この画像データ
メモリシステムは、高速のフレームアクセスのみならず
奇数/偶数フィールドアクセスの高速化をも実現したも
のであって、1チップのDRAM40と、プロセッサ5
0とを備えている。
【0033】DRAM40は、フレームデータ中の奇数
フィールドデータのうちの奇数番目のラインデータ(奇
1、奇3、…)と偶数フィールドデータのうちの偶数番
目のラインデータ(偶2、偶4、…)とを格納するため
のAバンクのメモリセルアレイ41と、偶数フィールド
データのうちの奇数番目のラインデータ(偶1、偶3、
…)と奇数フィールドデータのうちの偶数番目のライン
データ(奇2、奇4、…)とを格納するためのBバンク
のメモリセルアレイ42とを備えている。第1及び第2
の実施例の場合と同様に本実施例でも、A,B両バンク
41,42の各々において、1本の走査線に対応するラ
インデータは1本のワード線上に格納される。ただし、
Aバンク41におけるラインデータの格納順序は「奇
1、偶2、奇3、偶4、…」であり、Bバンク42では
「偶1、奇2、偶3、奇4、…」である。また、DRA
M40のチップ上には、図1と同様の周辺回路(図示省
略)が更に設けられている。これにより、A,B両バン
ク41,42のうちの一方のバンクをアクセスしている
間に他方のバンクをプリチャージしながら、該両バンク
41,42を交互にアクセスすることができる。
【0034】プロセッサ50は、CPU(中央処理装
置)51と、SRAM(スタティック・ランダムアクセ
スメモリ)52と、DMAC(ダイレクトメモリアクセ
ス・コントローラ)53とを備えている。SRAM52
は、最大1ラインデータを一時格納するための高速アク
セスが可能な小容量のバッファメモリである。DMAC
53は、DRAM40とSRAM52との間のデータの
DMA転送の制御を司るものである。CPU51は、D
RAM40にロウアドレス及びコラムアドレスを供給す
ることにより、該DRAM40との間のデータ授受を実
行する。ただし、DMA転送の場合にはDRAM40へ
のアドレス供給をDMAC53が司る。
【0035】さて、図28で説明したNライン×n画素
の大きさを有するブロック中の画素データは、本実施例
でも図6に示すように、Aバンク41とBバンク42と
に2分割された状態で格納されている。図7は、図6の
DRAM40の各アクセスモード(フレームアクセスモ
ード及び奇数/偶数フィールドアクセスモード)におけ
る1ブロック中の画素データのプロセッサ50による読
み出し方法を示すフローチャート図である。
【0036】図7に示すように、CPU51は、まずフ
レームアクセスモードか否かを判定する(ステップS
1)。フレームアクセスモードでなければ、すなわち奇
数/偶数フィールドアクセスモードであれば、CPU5
1は、SRAM52を経由しない通常処理(ステップS
6)を直ちに実行する。つまり、DRAM40のAバン
ク41とBバンク42とを交互にアクセスすることによ
り、奇数フィールドデータ(奇1、奇2、奇3、奇4、
…)のみ又は偶数フィールドデータ(偶1、偶2、偶
3、偶4、…)のみを読み出す。
【0037】これに対してフレームアクセスの場合に
は、Aバンク41とBバンク42とを交互にアクセスす
れば「奇1、偶1、偶2、奇2、…」の順にラインデー
タの読み出しを実行することとなる結果、正しいアクセ
ス順序「奇1、偶1、奇2、偶2、…」を確保できなく
なる。そこで、偶数フィールドデータのうちの偶数番目
のラインデータ(例えば偶2)をアクセスすべき特定タ
イミングであるか否かを判定し(ステップS2)、該特
定タイミングでない場合にはSRAM52を経由しない
通常処理(ステップS6)を実行する一方、該特定タイ
ミングである場合にはSRAM52を経由した特殊処理
(ステップS3〜S5)を実行する。この特殊処理によ
れば、例えばCPU51によるBバンク42からのライ
ンデータ「偶1」の読み込みに引き続いて、DMAC5
3によりラインデータ「偶2」がAバンク41からプロ
セッサ50に内蔵されたSRAM52へ転送される(ス
テップS3)。そして、CPU51によるBバンク42
からのラインデータ「奇2」の読み込み終了を待って
(ステップS4)、CPU51がSRAM52からライ
ンデータ「偶2」を読み出す(ステップS5)。このよ
うにして高速アクセスが可能なSRAM52を一時記憶
のためのバッファメモリとして用いることにより、DR
AM40中のA,B両バンク41,42の交互アクセス
を実現しながら、ラインデータを正しい順序でCPU5
1へ読み込むことができる。
【0038】図8(a)〜(c)は、それぞれフレーム
アクセス、奇数フィールドアクセス及び偶数フィールド
アクセスの各モードにおける図6中のDRAM40のア
クセス手順を示す図である。図8(a)によれば、Nラ
イン×n画素の大きさのブロックのフレームアクセスに
要する時間Tf3は、 Tf3=N×(tPC×n)+(N/4)×(tPCS ×n) (4a) で表せる。ここに、tPCはDRAM40のページモード
における1画素当りのアクセス時間であり、tPCS はS
RAM52の1画素当りのアクセス時間である。また、
図8(b)及び(c)によれば、Nライン×n画素の大
きさのブロックの奇数フィールドアクセスに要する時間
o3と、偶数フィールドアクセスに要する時間Te3
は、 To3=(N/2)×(tPC×n) (4b) Te3=(N/2)×(tPC×n) (4c) でそれぞれ表せる。
【0039】上記フレームアクセスに関し、式(4a)
のTf3を式(1a)で表された従来のTfxと比較すれ
ば、所要時間が Tfx−Tf3=N×tRC−(N/4)×(tPCS ×n) (4d) だけ低減されることが分かる。図9に示すように、1ブ
ロック中のライン数Nが大きくなればなるほど、式(4
d)のTfx−Tf3すなわちDRAM40の読み出し速度
の改善効果は大きくなる。なお、図9に示す定量比較に
際しては、tRC=100ns、tPCS =10ns、n=
4の条件を採用した。
【0040】また、上記奇数/偶数フィールドアクセス
に関し、式(4b)及び(4c)のTo3及びTe3を式
(1b)及び(1c)で表された従来のTox及びTex
それぞれ比較すれば、各々所要時間が(N/2)×tRC
(tRC:プリチャージ時間)だけ低減され、アクセス速
度が改善されることが分かる。
【0041】以上のとおり、本実施例によれば、高速の
フレームアクセスのみならず高速の奇数/偶数フィール
ドアクセスをも実現できる。したがって、これら複数の
アクセスモードが混在する画像データメモリシステムに
おいて、1つのDRAM40を該複数のアクセスモード
に兼用することができる。つまり、アクセスモード毎に
異なるDRAMを用意する必要がなく、システムの低価
格化にも貢献できる。なお、本実施例ではCPU51と
は別にSRAM52をデータ一時記憶のための小容量バ
ッファメモリとして設けたが、SRAM52に代えてC
PU51内のレジスタを用いてもよい。
【0042】(実施例4)図10は、本発明の第4の実
施例に係る4バンク構成の画像データメモリとしての1
チップのDRAMのブロック図である。図10のDRA
Mは、フレームデータ中の奇数フィールドデータのうち
の奇数番目のラインデータ(奇1、奇3、…)のみを格
納するためのAバンクのメモリセルアレイ61と、偶数
フィールドデータのうちの奇数番目のラインデータ(偶
1、偶3、…)のみを格納するためのBバンクのメモリ
セルアレイ62と、奇数フィールドデータのうちの偶数
番目のラインデータ(奇2、奇4、…)のみを格納する
ためのCバンクのメモリセルアレイ63と、偶数フィー
ルドデータのうちの偶数番目のラインデータ(偶2、偶
4、…)のみを格納するためのDバンクのメモリセルア
レイ64とを備えている。また、図10のDRAMチッ
プ上には、図1又は図4中の2バンク用の周辺回路の構
成を4バンク用に拡張してなる周辺回路(図示省略)が
更に設けられている。これにより、例えば奇数フィール
ドアクセスモードにおいて、Aバンク61及びCバンク
63のうちの一方のバンクをアクセスしている間に他方
のバンクをプリチャージしながら、該両バンク61,6
3を交互にアクセスすることができる。
【0043】さて、図28で説明したNライン×n画素
の大きさを有するブロック中の画素データは、本実施例
では図10に示すように、A〜Dバンク61〜64に4
分割された状態で格納されている。図11(a)〜
(c)は、それぞれフレームアクセス、奇数フィールド
アクセス及び偶数フィールドアクセスの各モードにおけ
る図10のDRAMのアクセス手順を示す図である。図
11(a)によれば、Nライン×n画素の大きさのブロ
ックのフレームアクセスに要する時間Tf4は、 Tf4=N×(tPC×n) (5a) で表せる。また、図11(b)及び(c)によれば、N
ライン×n画素の大きさのブロックの奇数フィールドア
クセスに要する時間To4と、偶数フィールドアクセスに
要する時間Te4とは、 To4=(N/2)×(tPC×n) (5b) Te4=(N/2)×(tPC×n) (5c) でそれぞれ表せる。つまり、本実施例によれば、従来に
比べてフレームアクセス、奇数/偶数フィールドアクセ
スのいずれにおいてもアクセス速度を改善することがで
きる。
【0044】図12は、DRAM中のバンク数がチップ
面積に及ぼす影響を示したグラフである。バンク数を増
やしていけばDRAMのチップ面積は増大する。例えば
図10に示した4バンク構成の場合には、1バンクの場
合よりチップ面積が20パーセント増加する。また、チ
ップ面積の増大に伴ってDRAMのコストが上昇する。
しかしながら、4バンク構成(本実施例)の場合の全て
のアクセスモードにおけるアクセス速度の改善を勘案す
れば、1つのDRAMを複数のアクセスモードに兼用で
きることから、画像メモリシステム全体の低価格化に貢
献できる。図13は、上記フレームアクセスに関し、式
(1a)で表された従来のTfxと、式(4a)のT
f3(第3の実施例)と、式(5a)のTf4(第4の実施
例)との比較を示すグラフである。第4の実施例によれ
ば、従来に比べてアクセス速度が大幅に改善されるだけ
でなく、第3の実施例の場合と比べても改善がみられ
る。ただし、図13に示す定量比較に際しては、tPC
40ns、tRC=100ns、tPCS =10ns、n=
4の条件を採用した。
【0045】なお、図4(第2の実施例)の場合と同様
に、A〜Dバンク61〜64のためのロウアドレスバッ
ファを共通化した周辺回路、A,C両バンク61,63
のためのロウアドレスバッファを共通化した周辺回路、
あるいは、B,D両バンク62,64のためのロウアド
レスバッファを共通化した周辺回路を採用すれば、コラ
ムアドレスの供給タイミング間に余裕を持たせることが
できる。
【0046】(実施例5)図14は、本発明の第5の実
施例に係る2バンク構成の画像データメモリとしての1
チップのDRAMのブロック図である。図14のDRA
Mは、フレームデータ中の奇数フィールドデータのうち
の奇数番目のラインデータ(奇1、奇3、…)と偶数フ
ィールドデータのうちの奇数番目のラインデータ(偶
1、偶3、…)とを同一のワード線上に格納するための
Aバンクのメモリセルアレイ71と、奇数フィールドデ
ータのうちの偶数番目のラインデータ(奇2、奇4、
…)と偶数フィールドデータのうちの偶数番目のライン
データ(偶2、偶4、…)とを同一のワード線上に格納
するためのBバンクのメモリセルアレイ71とを備えて
いる。つまり、A,B両バンク71,72の各々におい
て、2本の走査線に対応する2ラインデータ(例えば奇
1+偶1)が1本のワード線上に格納される。また、図
14のDRAMチップ上には、図1又は図4と同様の周
辺回路(図示省略)が更に設けられている。これによ
り、A,B両バンク71,72のうちの一方のバンクを
アクセスしている間に他方のバンクをプリチャージしな
がら、該両バンク71,72を交互にアクセスすること
ができる。
【0047】さて、図28で説明したNライン×n画素
の大きさを有するブロック中の画素データは、本実施例
では図14に示すように、Aバンク71とBバンク72
とに2分割された状態で格納されている。ただし、1ワ
ードに含まれる画素データ数は、前記第1及び第2の実
施例の場合の2倍である。図15(a)〜(c)は、そ
れぞれフレームアクセス、奇数フィールドアクセス及び
偶数フィールドアクセスの各モードにおける図14のD
RAMのアクセス手順を示す図である。
【0048】図15(a)によれば、Nライン×n画素
の大きさのブロックのフレームアクセスに要する時間T
f5は、 Tf5=N×(tPC×n) (6a) で表せる。また、図15(b)及び(c)によれば、N
ライン×n画素の大きさのブロックの奇数フィールドア
クセスに要する時間To5と、偶数フィールドアクセスに
要する時間Te5とは、 To5=(N/2)×(tPC×n) (6b) Te5=(N/2)×(tPC×n) (6c) でそれぞれ表せる。つまり、本実施例によれば、従来に
比べてフレームアクセス、奇数/偶数フィールドアクセ
スのいずれにおいてもアクセス速度を改善することがで
きる。したがって、1ワード中に含まれる画素データ数
の増大すなわち1本のワード線に付くキャパシタンスの
増大が許容される場合には、本実施例は非常に有効であ
る。
【0049】なお、図4(第2の実施例)の場合と同様
に、A,B両バンク71,72のためのロウアドレスバ
ッファを共通化した周辺回路を採用すれば、コラムアド
レスの供給タイミング間に余裕を持たせることができ
る。
【0050】(実施例6)図16は、本発明の第6の実
施例に係る2バンク構成の画像データメモリとしての1
チップのDRAMのブロック図である。図16のDRA
Mは、図4のDRAMにおけるロウアドレスAXの供給
回数を低減するように、ロウアドレスバッファ31の次
段にロウアドレスカウンタ36を付加したものである。
このロウアドレスカウンタ36は、ロウアドレスバッフ
ァ31に取り込まれたロウアドレスAXを初期値とし
て、両ロウデコーダ13,23の入力アドレスを順次イ
ンクリメントする。なお、1フレームデータ中の奇数フ
ィールドデータ(奇1、奇2、奇3、奇4、…)のみを
Aバンク11に、偶数フィールドデータ(偶1、偶2、
偶3、偶4、…)のみをBバンク21に各々格納する点
は、図4のDRAMの場合と同じである。
【0051】図17は、図16のDRAM中のロウアド
レスカウンタ36及びコラムアドレスカウンタ15の動
作を示すフローチャート図である。Bバンク21のため
のコラムアドレスカウンタ25の動作はAバンク11の
ためのコラムアドレスカウンタ15の動作と同様である
ので、前者の動作説明は省略する。
【0052】図17に示すように、まずロウアドレスカ
ウンタ36にロウアドレスの初期値AXが設定され(ス
テップS11)、次いでコラムアドレスカウンタ15に
コラムアドレスの初期値AYが設定される(ステップS
12)。ロウアドレスカウンタ36の出力はロウデコー
ダ13に、コラムアドレスカウンタ15の出力はコラム
デコーダ16に各々入力される(ステップS13)。そ
して、コラムアドレスカウンタ15の出力をインクリメ
ントしながら(ステップS14)、1本のワード線(1
ライン)上のn個の画素データのアクセス完了を待って
(ステップS15)、ステップS16へ進む。次に、ロ
ウアドレスカウンタ36の出力をインクリメントし(ス
テップS16)、次ラインの同様のアクセスを実行しな
がら(ステップS12〜S15)、N/2本のワード線
上の画素データのアクセス完了を待って(ステップS1
7)、メモリアクセスを終了する。つまり、コラムアド
レスカウンタ15のn回のカウントアップを繰り返しな
がら、ロウアドレスカウンタ36をn倍の周期でN/2
回カウントアップするのである。
【0053】図18(a)〜(c)は、図16のDRA
M中のNライン×n画素(N=8,n=3)の大きさの
ブロックをフレームアクセスする場合のパラメータ設定
方法を示すタイミング図である。ただし、Aバンク11
に関する部分のみが示されている。図示したように、 /
RASの立ち下がりタイミングt0 で、12本のアドレ
ス入力ピン(外部ピン)A0 〜A11を通して外部から供
給された12ビットのアドレスがロウアドレスバッファ
31に取り込まれる。ロウアドレスバッファ31に取り
込まれた12ビットのアドレスのうちの下位9ビットA
0 〜A8 は、Aバンク11の512本のワード線のうち
の1本を選択するためのロウアドレスAXであって、ロ
ウアドレスカウンタ36に初期値として設定される。ま
た、上位3ビットA9 〜A11は、Aバンク11中のアク
セスすべきブロックのライン数N/2(=4)を表して
おり、ロウアドレスカウンタ36のインクリメント制御
に用いられる。 /CASの立ち下がりタイミングt1
は、同じ12本のアドレス入力ピンA0 〜A11を通して
外部から供給された12ビットのアドレスがコラムアド
レスバッファ14に取り込まれる。コラムアドレスバッ
ファ14に取り込まれた12ビットのアドレスのうちの
下位9ビットA0 〜A8 は、Aバンク11の選択された
1本のワード線上の512組のメモリセル(×8のビッ
ト構成)のうちの1組を選択するためのコラムアドレス
AYであって、コラムアドレスカウンタ15に初期値と
して設定される。また、上位3ビットA9 〜A11は、A
バンク11中のアクセスすべきブロックのワード線方向
の幅n(=3)を表しており、コラムアドレスカウンタ
15のインクリメント制御に用いられる。
【0054】Aバンク11の選択のためのロウアドレス
AXをロウアドレスバッファ31に供給するだけでBバ
ンク21の選択のための最下位ビットのみが異なるロウ
アドレスが一定の遅延をもって自動生成される点は、図
4のDRAMの場合と同様である。また、タイミングt
1 の後に /RASを立ち下げることなく次の /CASの
立ち下がりタイミングでBバンク21のためのコラムア
ドレスBYを供給すれば、フレームアクセスモードにお
いてA,B両バンク11,21を各々ページモードで間
断なくアクセスすることができる。
【0055】さて、図4のDRAMでは、Nライン×n
画素の大きさのブロックのフレームアクセス及び奇数/
偶数フィールドアクセスのいずれにおいても、N/2個
のロウアドレスを順次外部からロウアドレスバッファ3
1に取り込む必要があった。したがって、アクセス速度
の向上が制限を受ける。また、外部から供給するアドレ
スを高速かつ頻繁に変化させなければならないので、ア
ドレス入力ピンの配線容量に起因して消費電力が大きく
なる。これに対して図16のDRAMでは、1個のロウ
アドレスAXをロウアドレスバッファ31に取り込めば
よいので、アクセス速度が更に向上する。また、3つの
アドレスカウンタ15,25,36を各々制御するため
の12ビットのアドレスをそれぞれ外部から供給するだ
けでNライン×n画素の大きさのブロックのフレームア
クセスを実現できるので、消費電力の削減が可能とな
る。奇数/偶数フィールドアクセスの場合も同様であ
る。
【0056】ブロックの大きさが例えば4種類に限られ
る場合には、2本のアドレス入力ピンA9 ,A10を通し
て外部から供給された情報に基づき、ブロックの大きさ
に関するパラメータを表1に従って内部生成することも
可能である。
【0057】
【表1】
【0058】なお、ロウアドレスカウンタとコラムアド
レスカウンタとを用いて1ブロック中の画素データを高
速かつ低消費電力でアクセスできるようにした上記の構
成は、図16の2バンク構成に限らず、4バンク構成な
どの画像データメモリにも適用可能である。
【0059】(実施例7)図19は、本発明の第7の実
施例に係る2バンク構成の画像データメモリとしての1
チップのDRAMのブロック図である。図19のDRA
Mは、図16のDRAMにおけるバンク選択方式を変更
したものである。1フレームデータ中の奇数フィールド
データ(奇1、奇2、奇3、奇4、…)のみをAバンク
11に、偶数フィールドデータ(偶1、偶2、偶3、偶
4、…)のみをBバンク21に各々格納する点は、図1
6のDRAMの場合と同じである。
【0060】図19において、31は両バンク11,2
1に共通のロウアドレスバッファ、36は両バンク1
1,21に共通のロウアドレスカウンタ、13はAバン
ク11のためのロウデコーダ、23はBバンク21のた
めのロウデコーダである。また、37は両バンク11,
21に共通のコラムアドレスバッファ、38は両バンク
11,21に共通のコラムアドレスカウンタ、16はA
バンク11のためのコラムデコーダ、26はBバンク2
1のためのコラムデコーダである。
【0061】図19のDRAMの容量は16Mbであ
り、A,B両バンク11,21はそれぞれ1Mb×8の
構成である。フレームアクセスに係るNライン×n画素
(例えばN=4,n=8)のブロックがAバンク11か
ら始まる場合にはロウアドレスXとしてRA1が、コラ
ムアドレスYとしてCA1が各々外部から供給される。
また、フレームアクセスに係るブロックがBバンク21
から始まる場合にはロウアドレスXとしてRB1が、コ
ラムアドレスYとしてCB1が各々外部から供給され
る。RA1及びRB1は12ビットであり、RA1の最
下位ビット(LSB)は0、RB1のLSBは1であ
る。また、CA1及びCB1は10ビットであり、CA
1の最上位ビット(MSB)は0、CB1のMSBは1
である。CA1及びCB1のMSBは、バンク選択のた
めに9ビットのコラム選択アドレスに付加されたもので
ある。
【0062】外部から供給されたロウアドレスXは、ロ
ウアドレスバッファ31に取り込まれる。ロウアドレス
カウンタ36は、取り込まれたロウアドレスXを初期値
として、両ロウデコーダ13,23の入力アドレスを順
次インクリメントする。このロウアドレスカウンタ36
では、LSBから上位11ビットへの桁上げが許され
る。ロウアドレスカウンタ36の計数値のLSBはバン
ク選択信号として、該計数値の上位11ビットはロウ選
択アドレスとして各々両ロウデコーダ13,23に与え
られる。ロウデコーダ13は、ロウアドレスカウンタ3
6の計数値のLSBが0であることを条件として動作す
るものであって、該計数値の上位11ビットに応じてA
バンク11のワード線のうちの1本を選択する。ロウデ
コーダ23は、ロウアドレスカウンタ36の計数値のL
SBが1であることを条件として動作するものであっ
て、該計数値の上位11ビットに応じてBバンク21の
ワード線のうちの1本を選択する。
【0063】外部から供給されたコラムアドレスYは、
コラムアドレスバッファ37に取り込まれる。コラムア
ドレスカウンタ38は、取り込まれたコラムアドレスY
を初期値として、両コラムデコーダ16,26の入力ア
ドレスを順次インクリメントする。コラムアドレスカウ
ンタ38の計数値が所定値に達したときには、該コラム
アドレスカウンタ38にコラムアドレスYが再設定され
る。ただし、コラムアドレスカウンタ38では下位9ビ
ットからMSBへの桁上げが禁止されており、コラムア
ドレスYが再設定される毎にそのMSBが反転される。
コラムアドレスカウンタ38の計数値のMSBはバンク
選択信号として、該計数値の下位9ビットはコラム選択
アドレスとして各々両コラムデコーダ16,26に与え
られる。コラムデコーダ16は、コラムアドレスカウン
タ38の計数値のMSBが0であることを条件として動
作するものであって、該計数値の下位9ビットに応じ
て、Aバンク11の選択されたワード線上のメモリセル
のうちの1個を選択する。コラムデコーダ26は、コラ
ムアドレスカウンタ38の計数値のMSBが1であるこ
とを条件として動作するものであって、該計数値の下位
9ビットに応じて、Bバンク21の選択されたワード線
上のメモリセルのうちの1個を選択する。
【0064】本実施例によれば、単一のロウアドレスX
と単一のコラムアドレスYとを外部から供給するだけ
で、「奇1、偶1、奇2、偶2」の順に1ブロック中の
ラインデータを連続的にアクセスすることができる。ま
た、「偶1」から始まる場合には、「偶1、奇1、偶
2、奇2」ではなく、ロウアドレスカウンタ36におい
てLSBから上位11ビットへの桁上げが生じることに
よって、「偶1、奇2、偶2、奇3」という正しい順序
でラインデータを連続的にアクセスすることができる。
【0065】なお、奇数フィールドアクセスの場合に
は、ロウアドレスカウンタ36の計数値のLSBは0に
固定され、その上位11ビットが順次1ずつインクリメ
ントされる。また、コラムアドレスカウンタ38の計数
値のMSBは0に固定され、その下位9ビットが順次1
ずつインクリメントされる。偶数フィールドアクセスの
場合には、ロウアドレスカウンタ36の計数値のLSB
は1に、コラムアドレスカウンタ38の計数値のMSB
は1にそれぞれ固定される。
【0066】(実施例8)図20は、本発明の第8の実
施例に係る2バンク構成の画像データメモリとしての1
チップのシンクロナスDRAMのブロック図である。図
20の構成は、図19のDRAM中のロウアドレスカウ
ンタ及びコラムアドレスカウンタの動作を制御するため
のシーケンス制御回路の構成を具体化したものである。
ただし、本実施例では、図19中のロウアドレスバッフ
ァ31とコラムアドレスバッファ37とが単一のアドレ
スバッファ81に置き換えられる。以下の説明では、N
ライン×n画素の大きさのブロックに係るフレームアク
セスのモードをブロックアクセスモードという。また、
1ライン上のアクセスすべき画素データの数nをバース
ト長という。
【0067】図20において、84は制御信号バッフ
ァ、85はコマンドデコーダ、86はモードセットレジ
スタ、87はコラムアドレスカウンタ制御回路、88は
バースト長制御カウンタ、89はブロックアクセス制御
回路、90は内部ステージ制御回路、91はプリチャー
ジ回路である。
【0068】アドレスバッファ81には、アドレス入力
ピンを通して、モードデータとロウアドレスとコラムア
ドレスとが時分割で供給される。アドレスバッファ81
は、外部から供給されたモードデータ、ロウアドレス及
びコラムアドレスをそれぞれモードセットレジスタ8
6、ロウアドレスカウンタ36及びコラムアドレスカウ
ンタ制御回路87に供給する。
【0069】制御信号バッファ84は、外部から供給さ
れたクロック信号CLK、ロウアドレスストローブ信号
/RAS、コラムアドレスストローブ信号 /CAS及び
ライトイネーブル信号 /WEに応じたコマンド信号CM
Dを生成する。コマンドデコーダ85は、制御信号バッ
ファ84からのコマンド信号CMDに応じて、モードセ
ットレジスタ設定信号MRS、ロウ初期値ロード信号E
NTBAM1及びコラム初期値ロード信号LDHを生成
する。CLKの立ち上がりタイミングで /RAS、 /C
AS及び /WEがいずれも“L”レベルであれば、アド
レスバッファ81に取り込まれた外部アドレスADRが
モードデータとして、MRSを受けたモードセットレジ
スタ86に格納される。CLKの立ち上がりタイミング
で /RASが“L”レベルでありかつ /WEが“H”レ
ベルであれば、アドレスバッファ81に取り込まれた外
部アドレスADRがロウ初期アドレスとして、ENTB
AM1を受けたロウアドレスカウンタ36に格納され
る。また、CLKの立ち上がりタイミングで /CASが
“L”レベルでありかつ /WEが“H”レベルであれ
ば、アドレスバッファ81に取り込まれた外部アドレス
ADRが、コラムアドレスカウンタ制御回路87を介し
てコラムアドレスカウンタ38に格納される。この際、
LDHを受けたコラムアドレスカウンタ制御回路87
は、アドレスバッファ81から供給された外部アドレス
ADRをコラム初期アドレスICAとしてコラムアドレ
スカウンタ38に設定するとともに、該コラム初期アド
レスICAを記憶する。
【0070】モードセットレジスタ86は、1ブロック
中の画素データの連続アクセスを指令するブロックアク
セスモードイネーブル信号BLKENをブロックアクセ
ス制御回路89に、ブロックの大きさ(Nライン×n画
素)に関するパラメータ信号をバースト長制御カウンタ
88に各々供給する。
【0071】バースト長制御カウンタ88は、コマンド
デコーダ85からのコラム初期値ロード信号LDHに応
答して計数値が0にリセットされた後、外部クロック信
号CLKから作られた内部クロック信号ICLK0を計
数する。バースト長制御カウンタ88の計数値CRNX
Tは、ブロックアクセス制御回路89に逐次供給され
る。また、バースト長制御カウンタ88は、バースト長
nのページアクセスが終了する毎にキャリー信号CRO
UTを生成し、かつ最終ページアクセスの終了の際には
キャリー信号CROUTとともにブロックキャリー信号
BLKCRを生成する。CROUT及びBLKCRは、
ブロックアクセス制御回路89に供給される。
【0072】ブロックアクセス制御回路89は、プリチ
ャージ回路91に供給すべきプリチャージ制御信号CR
APREと、コラムアドレスカウンタ制御回路87に供
給すべきコラム初期値再ロード信号BLDHと、ロウア
ドレスカウンタ36に供給すべきロウアドレス更新信号
ENTBAM2と、内部ステージ制御回路90に供給す
べきバースト停止信号CRとを各々生成するための回路
である。ブロックアクセス制御回路89の内部構成につ
いては後述する。
【0073】内部ステージ制御回路90は、コラムアド
レスカウンタ38に供給すべきコラムアドレス更新信号
I1Dを生成するための回路である。ただし、ブロック
アクセス制御回路89からバースト停止信号CRの供給
を受けると、I1Dの生成を停止する。
【0074】プリチャージ回路91は、ブロックアクセ
ス制御回路89からのプリチャージ制御信号CRAPR
Eと、ロウアドレスカウンタ36からのロウアドレスの
LSBとに応じて、Aバンク11及びBバンク21を交
互にプリチャージするための回路である。この際、Aバ
ンク11のアクセス中にBバンク21がプリチャージさ
れ、Bバンク21のアクセス中にAバンク11がプリチ
ャージされる。
【0075】コラムアドレスカウンタ制御回路87は、
ブロックアクセス制御回路89からコラム初期値再ロー
ド信号BLDHの供給を受けると、記憶していたコラム
初期アドレスICAをコラムアドレスカウンタ38に再
設定する。
【0076】なお、内部クロック信号ICLK0は、バ
ースト長制御カウンタ88だけでなく、ブロックアクセ
ス制御回路89、内部ステージ制御回路90などにも供
給される。内部ステージ制御回路90には、複数ステー
ジのパイプライン動作のための他の内部クロック信号も
供給される。ただし、図20では、図面の簡略化のため
に、バースト長制御カウンタ88及びブロックアクセス
制御回路89のみへのICLK0の供給が図示されてい
る。
【0077】図21は、ブロックアクセス制御回路89
の内部構成を示すブロック図である。図21において、
92は第1のシフトレジスタ、93は第2のシフトレジ
スタ、94はキャリー信号禁止回路、95はインバー
タ、96はCR発生回路、97はBLDH発生回路、9
8はENTBAM2発生回路である。キャリー信号禁止
回路94は、セット端子とリセット端子とイネーブル端
子とを備えたフリップフロップで構成される。
【0078】第1及び第2のシフトレジスタ92,93
には、内部クロック信号ICLK0が供給される。第1
のシフトレジスタ92は、バースト長制御カウンタ88
からのキャリー信号CROUTを遅延させた信号をCR
発生回路96及びBLDH発生回路97に供給する。ま
た、第1のシフトレジスタ92は、キャリー信号CRO
UTを遅延させることによってプリチャージ制御信号C
RAPREを生成する。第2のシフトレジスタ93は、
バースト長制御カウンタ88からのブロックキャリー信
号BLKCRを遅延させた信号をキャリー禁止回路94
のリセット端子に供給する。キャリー禁止回路94のセ
ット端子には、コマンドデコーダ85からのコラム初期
値ロード信号LDHが供給される。キャリー禁止回路9
4のイネーブル端子には、モードセットレジスタ86か
らのブロックアクセスモードイネーブル信号BLKEN
が供給される。
【0079】キャリー禁止回路94は、ブロックアクセ
スの実行中であることを示す信号BLKEXを出力す
る。この信号BLKEX(ブロックアクセス実行信号)
は、インバータ95を介してCR発生回路96に供給さ
れる。CR発生回路96は、BLKEXが“L”レベル
である場合に限り、第1のシフトレジスタ92からの遅
延されたキャリー信号CROUTに応答してバースト停
止信号CRを生成する。BLDH発生回路97は、BL
KEXが“H”レベルである場合に限り、第1のシフト
レジスタ92からの遅延されたキャリー信号CROUT
に応答してコラム初期値再ロード信号BLDHを生成す
る。ENTBAM2発生回路98は、BLKEXが
“H”レベルである場合に限り、バースト長制御カウン
タ88の計数値出力CRNXT(例えばCRNXT0〜
CRNXT3の4ビット)をデコードして、所望のタイ
ミングでロウアドレス更新信号ENTBAM2を生成す
る。
【0080】次に、図20のシンクロナスDRAMにお
ける4ライン×8画素の大きさのブロック(図19参
照)のデータ読み出し動作を説明する。タイミング図を
図22(a)〜(k)、図23(a)〜(k)、図24
(a)〜(k)、図25(a)〜(l)及び図26
(a)〜(l)に示す。これらの図にはサイクル1〜サ
イクル40が示されている。モードセットレジスタ86
には、所要のモードデータがアドレスバッファ81を介
して予め格納されているものとする。ここに、N=4、
n=8である。ブロックアクセスモードイネーブル信号
BLKENは“H”レベルである。RAS−CASディ
レイtRCD 及びCASレイテンシtCAC は、いずれも3
クロックであるものとする。
【0081】サイクル1の外部クロック信号CLKの立
ち上がりタイミングで、“L”のロウアドレスストロー
ブ信号 /RASとともに外部アドレスRA1が与えられ
る。コマンドデコーダ85は、ロウアドレスカウンタ3
6にロウ初期値ロード信号ENTBAM1を供給する。
この結果、外部から供給されたアドレスRA1がロウア
ドレスカウンタ36に設定され、該ロウアドレスカウン
タ36から出力されたロウアドレスRA1が2つのロウ
デコーダ13,23にラッチされる。この際、RA1
(LSB=0)はAバンク11を指定するアドレスなの
で、ロウデコーダ13が動作してAバンク11の1本の
ワード線が選択される。
【0082】tRCD 後のサイクル4の外部クロック信号
CLKの立ち上がりタイミングで、“L”のコラムアド
レスストローブ信号 /CASとともに外部アドレスCA
1が与えられる。コマンドデコーダ85は、サイクル4
の前半で、コラムアドレスカウンタ制御回路87、バー
スト長制御カウンタ88及びブロックアクセス制御回路
89にコラム初期値ロード信号LDHを供給する。コラ
ムアドレスカウンタ制御回路87にLDHが供給された
結果、外部から供給されたアドレスCA1がコラムアド
レスカウンタ38に設定され、該コラムアドレスカウン
タ38から出力されたコラムアドレスCA1が2つのコ
ラムデコーダ16,26に供給される。この際、CA1
(MSB=0)はAバンク11を指定するアドレスなの
で、コラムデコーダ16が動作してAバンク11の選択
されたワード線上の1個のメモリセルが選択される。こ
のメモリセルの格納データDA1−1は、tCAC 後のサ
イクル7の外部クロック信号CLKの立ち上がりタイミ
ングでシンクロナスDRAMの出力データとなる。
【0083】バースト長制御カウンタ88は、コラム初
期値ロード信号LDHの供給を受けた時点で0にリセッ
トされた後、内部クロック信号ICLK0の計数を開始
する。ブロックアクセスモードイネーブル信号BLKE
Nが“H”レベルなので、キャリー信号禁止回路94
は、コラム初期値ロード信号LDHの供給を受けた時点
でブロックアクセス実行信号BLKEXを“H”レベル
にセットする。この結果、CR発生回路96は、バース
ト長制御カウンタ88からキャリー信号CROUTが出
力されてもバースト停止信号CRの生成を禁止される。
なお、BLKENが“L”レベルならばBLKEXが
“L”レベルを保持するので、CR発生回路96におい
てバースト停止信号CRの生成が禁止されることはな
い。
【0084】内部ステージ制御回路90は、バースト停
止信号CRの供給を受けるまで1クロック毎に、コラム
アドレスカウンタ38にコラムアドレス更新信号I1D
を供給し続ける。この結果、コラムアドレスカウンタ3
8から出力されるコラムアドレスはCA1からCA2、
CA3、…と順次更新され、DA1−1に続く出力デー
タDA1−2、DA1−3、…が連続的に得られる。一
方、バースト長nのデータ読み出しが完了間近になる
と、バースト長制御カウンタ88はキャリー信号CRO
UTを出力する。具体的には、図23(e)に示すよう
に、CROUTはサイクル10の後半からサイクル11
の前半にかけて出力される。第1のシフトレジスタ92
はサイクル11でプリチャージ制御信号CRAPRE
を、BLDH発生回路97はサイクル12の前半でコラ
ム初期値再ロード信号BLDHをそれぞれ出力する。E
NTBAM2発生回路98は、バースト長nとRAS−
CASディレイtRCD とを考慮して、サイクル12の3
サイクル前、すなわちサイクル9でロウアドレス更新信
号ENTBAM2を出力する。つまり、サイクル9で
は、サイクル12以降の動作に間に合うように、ロウア
ドレスカウンタ36の計数値がRB1に更新される。そ
して、サイクル12でコラム初期値再ロード信号BLD
Hがコラムアドレスカウンタ制御回路87に供給される
と、該コラムアドレスカウンタ制御回路87によりコラ
ムアドレスカウンタ38にCB1が設定される。この
際、コラムアドレスカウンタ制御回路87は、記憶して
いたCA1の最上位ビットを反転させることによりCB
1を得る。
【0085】サイクル11でロウアドレスRA1に係る
コラムアドレスCA8のアクセスが終了すると、サイク
ル12〜19では次のロウアドレスRB1に係るコラム
アドレスCB1〜CB8のアクセスが実行される。同様
にして、サイクル20〜27ではロウアドレスRA2に
係るコラムアドレスCA1〜CA8のアクセスが、サイ
クル28〜35ではロウアドレスRB2に係るコラムア
ドレスCB1〜CB8のアクセスが各々実行される。以
上の動作に呼応して、サイクル7〜14ではAバンクの
出力データDA1−1〜DA1−8が、サイクル15〜
22ではBバンクの出力データDB1−1〜DB1−8
が、サイクル23〜30ではAバンクの出力データDA
2−1〜DA2−8が、サイクル31〜38ではBバン
クの出力データDB2−1〜DB2−8が各々得られ
る。
【0086】以上の一連の動作の途中でライン数Nのデ
ータ読み出しが完了間近になると、バースト長制御カウ
ンタ88は、キャリー信号CROUTとともにブロック
キャリー信号BCKCRを出力する。具体的には、図2
5(h)に示すように、BLKCRはサイクル26の後
半からサイクル27の前半にかけて出力される。第2の
シフトレジスタ93は、ブロックキャリー信号BLKC
Rを遅延させた信号をキャリー禁止回路94のリセット
端子に供給する。これにより、サイクル28の前半でB
LDH発生回路97がコラム初期値再ロード信号BLD
Hを出力した後に、ブロックアクセス実行信号BLKE
Xが“L”レベルにリセットされる。このようにしてB
LKEXが“L”レベルになると、CR発生回路96は
バースト停止信号CRの生成が許可され、BLDH発生
回路97及びENTBAM2発生回路98は動作が禁止
される。そして、サイクル34の後半からサイクル35
の前半にかけてバースト長制御カウンタ88からキャリ
ー信号CROUTが出力されると、図26(h)に示す
ように、サイクル35でCR発生回路96によりバース
ト停止信号CRが生成される。これに呼応して、内部ス
テージ制御回路90は、コラムアドレスカウンタ38へ
のコラムアドレス更新信号I1Dの供給を停止する。
【0087】図27は、ライン数N、バースト長nの場
合の以上の動作をフローチャートの形式で表したもので
ある。ステップS21〜S31のうちステップS25で
参照されるn1 (=n−tRCD −1)は、ロウアドレス
更新信号ENTBAM2の出力タイミングの制御に使用
される。ステップS30で参照されるn2 (=n−1)
は1ラインアクセスの終了制御に、ステップS26及び
ステップS31で参照されるn3 (=N−1)は、ブロ
ックアクセスの終了制御に各々使用される。
【0088】以上のとおり、本実施例によれば、単一の
ロウアドレスと単一のコラムアドレスとを /RAS及び
/CASとともに外部から供給するだけで、任意の位置
のブロック中のラインデータを連続的にアクセスするこ
とができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明してきたとおり、本発明によれ
ば、画像データメモリを少なくとも2バンクの構成と
し、各バンクへの画素データの格納の仕方を工夫したう
え、1つのバンクをアクセスしている間に他のバンクを
プリチャージすることとしたので、ラインデータの間断
のないアクセスが実現する結果、画像データメモリのア
クセス速度が向上する。
【0090】また、ロウアドレスカウンタとコラムアド
レスカウンタとの導入により、高速かつ低消費電力のブ
ロックアクセスを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る2バンク構成の画
像データメモリ(DRAM)のブロック図である。
【図2】(a)〜(d)は、図1のDRAMのフレーム
アクセスモードにおけるデータの読み出し方法を示すタ
イミング図である。
【図3】図1のDRAMのアクセス手順を示すシーケン
ス図であって、(a)はフレームアクセス、(b)は奇
数フィールドアクセス、(c)は偶数フィールドアクセ
スの各モードに対応したものである。
【図4】本発明の第2の実施例に係る2バンク構成の画
像データメモリ(DRAM)のブロック図である。
【図5】(a)〜(d)は、図4のDRAMのフレーム
アクセスモードにおけるデータの読み出し方法を示すタ
イミング図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係る2バンク構成の画
像データメモリ(DRAM)を備えた画像データメモリ
システムのブロック図である。
【図7】図6中のプロセッサによるDRAMの読み出し
方法を示すフローチャート図である。
【図8】図6中のプロセッサによるDRAMのアクセス
手順を示すシーケンス図であって、(a)はフレームア
クセス、(b)は奇数フィールドアクセス、(c)は偶
数フィールドアクセスの各モードに対応したものであ
る。
【図9】図6の画像データメモリシステムのフレームア
クセスモードにおけるDRAM読み出し速度の改善効果
を示すグラフである。
【図10】本発明の第4の実施例に係る4バンク構成の
画像データメモリ(DRAM)のブロック図である。
【図11】図10のDRAMのアクセス手順を示すシー
ケンス図であって、(a)はフレームアクセス、(b)
は奇数フィールドアクセス、(c)は偶数フィールドア
クセスの各モードに対応したものである。
【図12】図10のDRAMにおいてバンク数がチップ
面積に及ぼす影響を示したグラフである。
【図13】図10のDRAM構成(第4の実施例)によ
り、フレームアクセスモードにおけるDRAM読み出し
速度が第3の実施例の場合に比べて更に改善されること
を示すグラフである。
【図14】本発明の第5の実施例に係る2バンク構成の
画像データメモリ(DRAM)のブロック図である。
【図15】図14のDRAMのアクセス手順を示すシー
ケンス図であって、(a)はフレームアクセス、(b)
は奇数フィールドアクセス、(c)は偶数フィールドア
クセスの各モードに対応したものである。
【図16】本発明の第6の実施例に係る2バンク構成の
画像データメモリ(DRAM)のブロック図である。
【図17】図16のDRAM中のロウアドレスカウンタ
及びコラムアドレスカウンタの動作を示すフローチャー
ト図である。
【図18】(a)〜(c)は、図16のDRAMのアク
セスのためのパラメータ設定方法を示すタイミング図で
ある。
【図19】本発明の第7の実施例に係る2バンク構成の
画像データメモリ(DRAM)のブロック図である。
【図20】本発明の第8の実施例に係る2バンク構成の
画像データメモリ(シンクロナスDRAM)のブロック
図である。
【図21】図20のシンクロナスDRAM中のブロック
アクセス制御回路の内部構成を示すブロック図である。
【図22】(a)〜(k)は、図20のシンクロナスD
RAMのブロックアクセスモードにおけるデータの読み
出し方法を示すタイミング図である。
【図23】(a)〜(k)は、図20のシンクロナスD
RAMのブロックアクセスモードにおけるデータの読み
出し方法を示すタイミング図であって、図22(a)〜
(k)に続く期間を表したものである。
【図24】(a)〜(k)は、図20のシンクロナスD
RAMのブロックアクセスモードにおけるデータの読み
出し方法を示すタイミング図であって、図23(a)〜
(k)に続く期間を表したものである。
【図25】(a)〜(l)は、図20のシンクロナスD
RAMのブロックアクセスモードにおけるデータの読み
出し方法を示すタイミング図であって、図24(a)〜
(k)に続く期間を表したものである。
【図26】(a)〜(l)は、図20のシンクロナスD
RAMのブロックアクセスモードにおけるデータの読み
出し方法を示すタイミング図であって、図25(a)〜
(l)に続く期間を表したものである。
【図27】図20のシンクロナスDRAM中のロウアド
レスカウンタ及びコラムアドレスカウンタの動作を示す
フローチャート図である。
【図28】従来の画像データメモリ(DRAM)へのデ
ータ格納の様子と、その3種類のアクセスモードの説明
図である。
【図29】図28のDRAMのアクセス手順を示すシー
ケンス図であって、(a)はフレームアクセス、(b)
は奇数フィールドアクセス、(c)は偶数フィールドア
クセスの各モードに対応したものである。
【符号の説明】
11 Aバンクのメモリセルアレイ(第1のメモリ領
域) 12,22,31 ロウアドレスバッファ 13,23 ロウデコーダ 14,24,37 コラムアドレスバッファ 15,25,38 コラムアドレスカウンタ 16,26 コラムデコーダ 21 Bバンクのメモリセルアレイ(第2のメモリ領
域) 35 ワード線選択回路 36 ロウアドレスカウンタ 40 DRAM(画像データメモリ) 41 Aバンクのメモリセルアレイ(第1のメモリ領
域) 42 Bバンクのメモリセルアレイ(第2のメモリ領
域) 50 プロセッサ 51 CPU 52 SRAM(バッファメモリ) 53 DMAC 61 Aバンクのメモリセルアレイ(第1のメモリ領
域) 62 Bバンクのメモリセルアレイ(第2のメモリ領
域) 63 Cバンクのメモリセルアレイ(第3のメモリ領
域) 64 Dバンクのメモリセルアレイ(第4のメモリ領
域) 71 Aバンクのメモリセルアレイ(第1のメモリ領
域) 72 Bバンクのメモリセルアレイ(第2のメモリ領
域) 81 アドレスバッファ 84 制御信号バッファ 85 コマンドデコーダ(第1の手段,第2の手段) 86 モードセットレジスタ 87 コラムアドレスカウンタ制御回路(第3の手段) 88 バースト長制御カウンタ(第5の手段,第8の手
段) 89 ブロックアクセス制御回路(第6の手段,第7の
手段,第9の手段) 90 内部ステージ制御回路(第4の手段) 91 プリチャージ回路 92,93 シフトレジスタ 94 キャリー信号禁止回路(第9の手段,第2の回
路) 95 インバータ 96 CR発生回路(第9の手段,第1の回路) 97 BLDH発生回路(第6の手段) 98 ENTBAM2発生回路(第7の手段) 101 DRAM(画像データメモリ) BLDH コラム初期値再ロード信号 BLKCR ブロックキャリー信号 BLKEN ブロックアクセスモードイネーブル信号 /CAS コラムアドレスストローブ信号 CR バースト停止信号 CRAPRE プリチャージ制御信号 CROUT キャリー信号 ENTBAM1 ロウ初期値ロード信号 ENTBAM2 ロウアドレス更新信号 I1D コラムアドレス更新信号 LDH コラム初期値ロード信号 /RAS ロウアドレスストローブ信号

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームデータ中の奇数フィールドデー
    タを格納するための第1のメモリ領域と、 偶数フィールドデータを格納するための第2のメモリ領
    域と、 前記第1及び第2のメモリ領域のうちの一方のメモリ領
    域をアクセスしている間に他方のメモリ領域をプリチャ
    ージしながら、前記第1及び第2のメモリ領域を交互に
    アクセスするための周辺回路とを同一チップ上に備えた
    ことを特徴とする画像データメモリ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像データメモリにおい
    て、 前記周辺回路は、 外部からロウアドレスを取り込むためのロウアドレスバ
    ッファと、 前記第1及び第2のメモリ領域のうちの一方のメモリ領
    域のワード線を前記取り込まれたロウアドレスに基づい
    て選択し、かつ該選択より一定時間後に前記取り込まれ
    たロウアドレスと同一のアドレスに基づいて他方のメモ
    リ領域のワード線を選択するためのワード線選択回路と
    を備えたことを特徴とする画像データメモリ。
  3. 【請求項3】 フレームデータ中の奇数フィールドデー
    タのうちの奇数番目のラインデータと、偶数フィールド
    データのうちの偶数番目のラインデータとを格納するた
    めの第1のメモリ領域と、 偶数フィールドデータのうちの奇数番目のラインデータ
    と、奇数フィールドデータのうちの偶数番目のラインデ
    ータとを格納するための第2のメモリ領域と、 前記第1及び第2のメモリ領域のうちの一方のメモリ領
    域をアクセスしている間に他方のメモリ領域をプリチャ
    ージしながら、前記第1及び第2のメモリ領域を交互に
    アクセスするための周辺回路とを同一チップ上に備えた
    ことを特徴とする画像データメモリ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像データメモリと、 前記画像データメモリとの間でのデータ転送を司るプロ
    セッサとを備えた画像データメモリシステムであって、 前記プロセッサは、 データを一時格納するためのバッファメモリと、 前記第1のメモリ領域との間での奇数フィールドデータ
    のうちの奇数番目のラインデータの転送と、前記第2の
    メモリ領域との間での偶数フィールドデータのうちの奇
    数番目のラインデータの転送と、前記第1のメモリ領域
    と前記バッファメモリとの間での偶数フィールドデータ
    のうちの偶数番目のラインデータの転送と、前記第2の
    メモリ領域との間での奇数フィールドデータのうちの偶
    数番目のラインデータの転送と、前記バッファメモリと
    の間での偶数フィールドデータのうちの偶数番目のライ
    ンデータの転送とを順次実行するための制御回路とを備
    えたことを特徴とする画像データメモリシステム。
  5. 【請求項5】 フレームデータ中の奇数フィールドデー
    タのうちの奇数番目のラインデータを格納するための第
    1のメモリ領域と、 偶数フィールドデータのうちの奇数番目のラインデータ
    を格納するための第2のメモリ領域と、 奇数フィールドデータのうちの偶数番目のラインデータ
    を格納するための第3のメモリ領域と、 偶数フィールドデータのうちの偶数番目のラインデータ
    を格納するための第4のメモリ領域と、 前記第1〜第4のメモリ領域のうちの1つのメモリ領域
    をアクセスしている間に他の1つのメモリ領域をプリチ
    ャージしながら、前記第1〜第4のメモリ領域のうちの
    少なくとも2つのメモリ領域を順次アクセスするための
    周辺回路とを同一チップ上に備えたことを特徴とする画
    像データメモリ。
  6. 【請求項6】 フレームデータ中の奇数フィールドデー
    タのうちの奇数番目のラインデータと、偶数フィールド
    データのうちの奇数番目のラインデータとを同一のワー
    ド線上に格納するための第1のメモリ領域と、 奇数フィールドデータのうちの偶数番目のラインデータ
    と、偶数フィールドデータのうちの偶数番目のラインデ
    ータとを同一のワード線上に格納するための第2のメモ
    リ領域と、 前記第1及び第2のメモリ領域のうちの一方のメモリ領
    域をアクセスしている間に他方のメモリ領域をプリチャ
    ージしながら、前記第1及び第2のメモリ領域を交互に
    アクセスするための周辺回路とを同一チップ上に備えた
    ことを特徴とする画像データメモリ。
  7. 【請求項7】 奇数フィールドと偶数フィールドとで構
    成された1フレームの画像データを格納するためのメモ
    リ領域を備えた画像データメモリのアクセス方法であっ
    て、 第1の初期値としてロウアドレスの初期値を入力するス
    テップと、 第2の初期値としてコラムアドレスの初期値を入力する
    ステップと、 前記メモリ領域の1本のワード線を選択するようにロウ
    アドレスとして前記第1の初期値を、該選択されたワー
    ド線上の1個のメモリセルを選択するようにコラムアド
    レスとして前記第2の初期値を各々前記メモリ領域に供
    給するステップと、 前記メモリ領域へのコラムアドレスを更新するステップ
    と、 前記コラムアドレスが所定値に達したときには、前記メ
    モリ領域へのロウアドレスを更新しかつ前記メモリ領域
    へのコラムアドレスを前記第2の初期値に戻すステップ
    と、 前記ロウアドレスが所定値に達したときには前記メモリ
    領域のアクセスを終了するステップとを備えたことを特
    徴とするアクセス方法。
  8. 【請求項8】 奇数フィールドと偶数フィールドとで構
    成された1フレームの画像データを格納するためのメモ
    リ領域と、 前記メモリ領域の少なくとも一部のワード線を順次指定
    するようにロウアドレスを連続生成するためのロウアド
    レスカウンタと、 前記指定されたワード線上の少なくとも一部のメモリセ
    ルを順次指定するようにコラムアドレスを連続生成する
    ためのコラムアドレスカウンタと、 前記ロウアドレスカウンタ及びコラムアドレスカウンタ
    の動作を制御するためのシーケンス制御回路とを同一チ
    ップ上に備えたことを特徴とする画像データメモリ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の画像データメモリにおい
    て、 前記ロウアドレスカウンタ及びコラムアドレスカウンタ
    は、各々外部から供給されたアドレスを初期値として計
    数動作を開始するように前記シーケンス制御回路により
    それぞれ制御されることを特徴とする画像データメモ
    リ。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の画像データメモリにお
    いて、 前記ロウアドレスカウンタ及びコラムアドレスカウンタ
    は、各々外部から供給された矩形アクセス領域の大きさ
    に関するパラメータに従って計数動作を終了するように
    前記シーケンス制御回路によりそれぞれ制御されること
    を特徴とする画像データメモリ。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の画像データメモリにお
    いて、 前記ロウアドレスカウンタ及びコラムアドレスカウンタ
    は、各々外部から供給された矩形アクセス領域の大きさ
    に関する情報に基づいて内部生成されたパラメータに従
    って計数動作を終了するように前記シーケンス制御回路
    によりそれぞれ制御されることを特徴とする画像データ
    メモリ。
  12. 【請求項12】 請求項8記載の画像データメモリにお
    いて、 前記シーケンス制御回路は、 外部から供給されたロウアドレスが前記ロウアドレスカ
    ウンタに初期値としてロードされるように、ロウアドレ
    スストローブ信号からロウ初期値ロード信号を生成する
    ための第1の手段と、 外部から供給されたコラムアドレスが前記コラムアドレ
    スカウンタに初期値としてロードされるように、コラム
    アドレスストローブ信号からコラム初期値ロード信号を
    生成するための第2の手段と、 前記コラムアドレスカウンタに初期値としてロードされ
    たコラムアドレスを記憶するための第3の手段と、 前記コラムアドレスカウンタの更新を指令するようにコ
    ラムアドレス更新信号を生成するための第4の手段と、 前記コラムアドレスカウンタの更新回数が所定値に達し
    たときにはキャリー信号を生成するための第5の手段
    と、 前記第5の手段によりキャリー信号が生成されたときに
    は、前記第3の手段に記憶されているコラムアドレスが
    前記コラムアドレスカウンタにロードされるようにコラ
    ム初期値再ロード信号を生成するための第6の手段と、 前記コラムアドレスカウンタの計数値のデコード結果に
    応じて、前記ロウアドレスカウンタの更新を指令するよ
    うにロウアドレス更新信号を生成するための第7の手段
    と、 前記ロウアドレスカウンタの更新回数が所定値に達した
    ときにはブロックキャリー信号を生成するための第8の
    手段と、 前記第8の手段によりブロックキャリー信号が生成され
    たときには前記第4の手段によるコラムアドレス更新信
    号の生成を停止させるための第9の手段とを備えたこと
    を特徴とする画像データメモリ。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の画像データメモリに
    おいて、 前記第9の手段は、 前記第5の手段により生成されたキャリー信号に応答し
    て、前記第4の手段にコラムアドレス更新信号の生成を
    停止させるようにバースト停止信号を生成するための第
    1の回路と、 ブロックアクセスモードイネーブル信号が与えられたと
    きには、前記第2の手段により生成されたコラム初期値
    ロード信号に応答して前記第1の回路によるバースト停
    止信号の生成を禁止し、かつ前記第8の手段により生成
    されたブロックキャリー信号に応答して前記第1の回路
    によるバースト停止信号の生成を許可するための第2の
    回路とを備えたことを特徴とする画像データメモリ。
  14. 【請求項14】 フレームデータ中の奇数フィールドデ
    ータを格納するための第1のメモリ領域と、 偶数フィールドデータを格納するための第2のメモリ領
    域と、 前記第1及び第2のメモリ領域のうちの一方のメモリ領
    域をアクセスしている間に他方のメモリ領域をプリチャ
    ージしながら、前記第1及び第2のメモリ領域を交互に
    アクセスするための周辺回路とを同一チップ上に備えた
    画像データメモリであって、 前記周辺回路は、 外部から供給されたロウアドレスが2進数の計数値とし
    て初期設定され、かつ最下位ビットから上位複数ビット
    への桁上げを許容されながら順次更新されるロウアドレ
    スカウンタと、 前記ロウアドレスカウンタの計数値の最下位ビットが0
    であることを条件として、かつ前記ロウアドレスカウン
    タの計数値の上位複数ビットに応じて、前記第1のメモ
    リ領域のワード線を選択するための第1のロウデコーダ
    と、 前記ロウアドレスカウンタの計数値の最下位ビットが1
    であることを条件として、かつ前記ロウアドレスカウン
    タの計数値の上位複数ビットに応じて、前記第2のメモ
    リ領域のワード線を選択するための第2のロウデコーダ
    とを備えたことを特徴とする画像データメモリ。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の画像データメモリに
    おいて、 前記周辺回路は、 外部から供給されたコラムアドレスが2進数の計数値と
    して初期設定され、下位複数ビットから最上位ビットへ
    の桁上げを禁止されながら計数値が順次更新され、かつ
    更新回数が所定値に達する毎に最上位ビットを反転させ
    たコラムアドレスが再設定されるコラムアドレスカウン
    タと、 前記コラムアドレスカウンタの計数値の最上位ビットが
    0であることを条件として、かつ前記コラムアドレスカ
    ウンタの計数値の下位複数ビットに応じて、前記第1の
    メモリ領域の選択されたワード線上のメモリセルを選択
    するための第1のコラムデコーダと、 前記コラムアドレスカウンタの計数値の最上位ビットが
    1であることを条件として、かつ前記コラムアドレスカ
    ウンタの計数値の下位複数ビットに応じて、前記第2の
    メモリ領域の選択されたワード線上のメモリセルを選択
    するための第2のコラムデコーダとを更に備えたことを
    特徴とする画像データメモリ。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の画像データメモリに
    おいて、 前記周辺回路は、 前記コラムアドレスカウンタの更新回数が所定値に達す
    る毎に、前記ロウアドレスカウンタの計数値の最下位ビ
    ットに応じて前記第1及び第2のメモリ領域の交互プリ
    チャージが実行されるようにプリチャージ制御信号を生
    成するための回路を更に備えたことを特徴とする画像デ
    ータメモリ。
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