JPH0778170B2 - ポリマーブレンド - Google Patents

ポリマーブレンド

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JPH0778170B2
JPH0778170B2 JP3339930A JP33993091A JPH0778170B2 JP H0778170 B2 JPH0778170 B2 JP H0778170B2 JP 3339930 A JP3339930 A JP 3339930A JP 33993091 A JP33993091 A JP 33993091A JP H0778170 B2 JPH0778170 B2 JP H0778170B2
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tfe
resin
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チヤールズ・ウインフイールド・スチユアート
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】エラストマーまたはプラスチックの性質を
増強するための添加剤としてポリテトラフルオロエチレ
ンを使用することは、このようなブレンドが基材樹脂よ
り改良された性質、例えば、引裂き抵抗、火炎抵抗また
は摩耗抵抗を有するので、長く探究されている目標であ
る。しかしながら、ポリテトラフルオロエチレン(PT
FE)粒子を他の樹脂との配合の間剪断力にさらすと、
ポリテトラフルオロエチレン粒子のフィブリルおよび凝
集物が通常発生するので、得られるブレンドは不均一で
あり、過度のモジュラスを示し、そして狂いの問題を有
する。さらに、フィブリル化および凝集のために、既知
のポリテトラフルオロエチレン樹脂を含有するブレンド
は、ことに高い添加剤レベルにおいて、調製および加工
が困難である。
【0002】フルオロポリマー、例えば、ポリテトラフ
ルオロエチレンおよびコモノマーで変性したこのような
ポリマーをエチレンまたは熱可塑性物質中に混入するこ
とは、以前から試みられてきている。少量のコモノマ
ー、例えば、ヘキサフルオロプロピレンを含有するもの
を包含する、テトラフルオロエチレンの高分子量の非溶
融加工性ポリマーは、剪断力を受けると、繊維に引き出
される傾向がある。このフィブリル化はある用途、例え
ば、ペーストの針金上への押出しには有用な性質である
が、ポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラ
フルオロエチレンをエラストマーまたは熱可塑性物質の
中に混入すべきとき、問題を生ずる。テトラフルオロエ
チレンポリマーをフィブリル化すると、可視の凝集物を
形成し、そして、エラストマー中に混入すると、望まし
くないモジュラスの増加を起こす。熱可塑性物質中に混
入するとき、テトラフルオロエチレンのフィブリル化
は、ポリマーの溶融物をオリフィス、例えば、押出機の
端におけるダイを通して押出すとき、望ましくない溶融
物のスエルを起こす。溶融加工可能なフルオロコポリマ
ー、例えば、テフロン(TeflonR)FEPまたはPFA
フルオロカーボン樹脂または低分子量の照射したPTF
Eをエラストマーまたは熱可塑性物質に添加すると、フ
ィブリル化の問題は回避されるが、このアプローチはエ
ラストマーまたは熱可塑性物質のある種の性質を改良し
ない。
【0003】既知の変性ポリテトラフルオロエチレンを
使用して起こる凝集またはフィブリル化を起こさない
で、エラストマーまたはプラスチックと配合することが
できる、分散法によって製造された変性ポリテトラフル
オロエチレン(PTFE)樹脂が、今回、発見された
(以下において樹脂は粒子をも意味する)。本発明は、
エラストマーの引裂き強さおよび摩耗抵抗を改良し、そ
してプラスチックの押出速度、摩耗抵抗および耐燃性を
改良する。これらの樹脂は、通常のポリテトラフルオロ
エチレンをエラストマーおよびプラスチックに添加する
とき通常起こる凝集およびモジュラスの過度の増加を回
避し、そしてプラスチックとともに使用するとき溶融物
のスエルを回避する。
【0004】本発明の変性されたポリテトラフルオロエ
チレンは、分散法において非溶融加工性テトラフルオロ
エチレンコポリマーを製造するために、テトラフルオロ
エチレン(TFE)の反復単位およびTFEと共重合可
能な少なくとも1種のエチレン系不飽和コモノマーの変
性反復単位からなり、前記コポリマーは、可視の凝集物
を形成しないで、コポリマーをエラストマーまたはプラ
スチックの樹脂と均一に配合させるために十分なコモノ
マーの単位をコポリマー粒子の表面付近に有する。好ま
しいコモノマーは、ヘキサフルオロプロピレン、パーフ
ルオロ(アルキルビニルエーテル)、好ましくはここで
アルキル基は1〜4個の炭素原子である、またはそれら
の混合物を包含する。コモノマーは、商業的コモノマー
変性ポリテトラフルオロエチレンにおいて通常使用され
るより多い量で存在するが、ポリテトラフルオロエチレ
ンの非溶融加工の特性を失うほど十分に多い量で存在し
ない。有用であると信じられる他のコモノマーは、例え
ば、クロロトリフルオロエチレンおよびパーフルオロ
(アルキルビニルエーテル)(アルキル基がヘキサフル
オロプロピレンオキシドのオリゴマーで置換されてい
る)を包含する。
【0005】従来知られているポリテトラフルオロエチ
レン樹脂を使用して、他のポリマーと配合するときにお
けるように、剪断力を受けたとき、起こるフィブリル化
および凝集化を阻止するのは、粒子の表面(シェル)付
近における十分なコモノマーの存在であると、信じられ
る。コモノマーは表面付近に存在しなければならない
が、コモノマーは、必要に応じて、コポリマー粒子全体
を通じて、例えば、コア中にならびにシェル中に存在す
ることができる。
【0006】一般に、かつ通常好ましくは、ポリテトラ
フルオロエチレン、すなわち、変性されたポリテトラフ
ルオロエチレンは、破断点引張伸びが60%より大き
く、降伏強さ対破断強さの比が0.50より大きく、好
ましくは0.60より大きく、そしてレオメーターの圧
力が3500psi(24.1MPa)より小さく、好まし
くは1000psi(6.9MPa)および2500psi(1
7.2MPa)の間であるように、十分な分子量およびシ
ェルの十分なコモノマーを有する。樹脂のレオメーター
の圧力は、19.2重量%の「バーソル(Varsol)」炭化
水素滑剤を添加し、そして1600/1の減速比のダイ
を通して樹脂を押出すことによって測定する。樹脂の高
いコモノマー含量は、コモノマー単位で変性するか、変
性しないかにかかわらず、商業的に入手可能なポリテト
ラフルオロエチレン樹脂のそれより実質的に低い範囲で
ある。したがって、本発明はこの分野においてよく知ら
れているモノマーの使用を包含することができること、
そしてこのようなモノマーは従来共重合されていること
ができることを理解すべきである。例えば、テトラフル
オロエチレンおよびヘキサフルオロプロピレン、および
テトラフルオロエチレンおよびパーフルオロ(アルキル
ビニルエーテル)を共重合することは知られているが、
本発明の変性されたポリテトラフルオロエチレンを製造
するような方法において、これらのモノマーを共重合す
ることは知られていない。
【0007】剪断作用を含む手順によってエラストマー
またはプラスチックの樹脂中にブレンドするとき、変性
されたポリテトラフルオロエチレン樹脂は小板(platel
et)状粒子の形態で存在するであろう。小板はおおまか
に長方形であり、約10〜500μmの長さおよび長さ
のほぼ1/10の厚さを有する。好ましい実施態様にお
いて、それらは約10〜100μmの長さ、5〜10μm
の幅および2〜5μmの厚さを有する。それらは、以後
詳述するよに、単離することができる。
【0008】本発明は、成分: (a)エラストマー樹脂またはプラスチック樹脂、およ
び(b)成分(a)の100部につき0.1〜200部
の分散法で製造された非溶融加工性テトラフルオロエチ
レンコポリマー、前記コポリマーは前記樹脂の全体を通
して分布した小板の形態で前記樹脂中に存在する、から
なるブレンドにある。
【0009】得られるエラストマーのブレンドは、改良
された引裂き強さおよび摩耗抵抗を有する。得られるプ
ラスチックのブレンドは、改良された押出性質、例え
ば、速度、摩耗抵抗、および耐燃性および低い溶融物の
スエル(swell)を有する。
【0010】高分子量の非溶融加工性の分散法で製造さ
れたPTFE樹脂は、よく知られている。これらの樹脂
のコモノマーによる変性および重合途中における連鎖移
動剤の添加は、また、開示されている(例えば、米国特
許第3,142,665号)。しかしながら、これらの
開示の目的は、明らかに、剪断下にフィブリル化しそし
て「ペースト押出」に適当な樹脂である樹脂を得ること
であった。これは前記米国特許第3,142,665号が
開示している最低のレオメーターの圧力が4700psi
(32.4MPa)であるという事実によって示される
が、本発明における所望のレオメーターの圧力は非常に
低い(1000〜3500psi(6.9〜24.1MP
a)。
【0011】フルオロポリマー、例えば、ポリテトラフ
ルオロエチレンおよびコモノマーで変性したこのような
ポリマーをエチレンまたは熱可塑性物質中に混入するこ
とは、以前から試みられてきている。本発明の樹脂は従
来知られたフルオロポリマーの問題のいくつかを排除し
および/または従来未知の利点を示す。少量のコモノマ
ー、例えば、ヘキサフルオロプロピレンを含有するもの
を包含する、テトラフルオロエチレンの高分子量の非溶
融加工性ポリマーは、剪断力を受けると、繊維に引き出
される傾向がある。このフィブリル化はある用途、例え
ば、ペーストの針金上への押出しには有用な性質である
が、ポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラ
フルオロエチレンをエラストマーまたは熱可塑性物質の
中に混入すべきとき、問題を生ずる。テトラフルオロエ
チレンポリマーをフィブリル化すると、可視の凝集物を
形成し、そして、エラストマー中に混入すると、望まし
くないモジュラスの増加を起こす。熱可塑性物質中に混
入するとき、テトラフルオロエチレンのフィブリル化
は、ポリマーの溶融物をオリフィス、例えば、押出機の
端におけるダイを通して押出すとき、望ましくない溶融
物のスエルを起こす。溶融加工可能なフルオロコポリマ
ー、例えば、テフロン(TeflonR)FEPまたはPFA
フルオロカーボン樹脂または低分子量の照射したPTF
Eをエラストマーまたは熱可塑性物質に添加すると、フ
ィブリル化の問題は回避されるが、このアプローチはエ
ラストマーまたは熱可塑性物質のある種の性質を改良し
ない。対照的に、本発明の樹脂は前述の問題を発生させ
ず、エラストマーまたは熱可塑性物質のある種の性質を
改良する。
【0012】本発明の変性されたポリテトラフルオロエ
チレン粒子は、ほとんどの分散法で製造されたポリテト
ラフルオロエチレン粒子と異なり、次の点において異常
である: (1)それらは、生強度が低過ぎるので、有効にペース
ト押出しすることができない、(2)それらは、エラス
トマー組成物中に剪断配合するとき、フィブリル化する
代わりに小板状粒子を形成し、(3)それらの降伏強さ
対破断強さの比は0.50を越えるが、通常の分散法で
製造されたポリマーについて、それは一般に0.5より
低い、(4)それらの押出圧力は3500psi(24.
1MPa)より低く、これに対して通常の分散法で製造
されたポリマーについて、それは3500psi(24.
1MPa)を越える。
【0013】本発明のテトラフルオロエチレンコポリマ
ーは、重合の間ポリマー粒子を分散した形態に維持する
ために十分な量で存在する分散剤を含有する水性分散液
中で重合可能であるモノマーから作られ、次いでポリマ
ー分散液は低い剪断下に凝固させて粒子を得、そして次
いで粒子を分離および乾燥する。これらの粒子は、いわ
ゆる「分散法で製造された(dispersion−process−pro
duced)」粒子である。
【0014】この手順は一般に上の米国特許第3,14
2,665号に記載されている。簡単に述べると、重合
はおだやかに撹拌した水性媒質中で、モノマーを加圧下
に添加して、実施される。媒質は非テロゲン分散剤を含
有する。分散剤の量は0.05〜0.5重量%の範囲で
あることができ、そしてそれは必要に応じて増分で添加
することができる。
【0015】適当な開始剤、例えば、米国特許第3,1
42,665号に記載されているものを使用できる。好
ましい系は過硫酸アンモニウムおよびジコハク酸ペルオ
キシド(disuccinic acid peroxide)である。開始剤
の量は広く変化することができるが、一般に水の0.0
005〜0.3重量%の間であろう。開始剤は反応の開
始時に添加し、そして、また、順次に添加することがで
きる。連鎖延長剤を、また、使用し、同様な方法で添加
することができる。
【0016】ヘキサフルオロプロピレン(HFP)に関
すると、コポリマー中に存在する量は少なくとも0.0
08重量%であり、そして0.9重量%程度に高くある
ことができるが、コポリマーが非溶融加工性にとどまる
かぎり、上限は臨界的でない。ヘキサフルオロプロピレ
ンの含量は、米国特許第3,142,665号の第5欄
第1〜12行に記載される方法によって決定する。
【0017】パーフルオロ(アルキルビニルエーテ
ル)、ことに1〜4アルキル炭素原子のパーフルオロ
(アルキルビニルエーテル)について、存在量は0.0
2重量%より大きく、そして0.3重量%程度に高くあ
ることができる。パーフルオロ(アルキルビニルエーテ
ル)の含量はフーリエール・トランスフォーム(Fouri
erTransform)(FT)赤外(IR)分光光度測定によ
って決定される。C−O−C帯はパーフルオロプロピル
ビニルエーテル(PPVE)について995cm-1に、そ
してパーフルオロメチルビニルエーテル(PMVE)に
ついて985cm-1に生ずる。ポリマーの0.3gの試料
を、内径2.86cmの円筒形の型内でアルミニウム箔片
の間に平にする。1409kg/cm2の圧力を周囲温度に
おいて1分間加える。次いで、プレスした試料、厚さ約
0.025cm、をIRによって分析する。試料を104
0〜877cm-1において走査する。直線の基線を101
0cm-1の吸収最小から889cm-1の最小まで引く。基線
からの吸収対985cm-1〜995cm-1における最大、場
合に応じて、基線から吸収対935cm-1における最大の
比を得る。パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)の
実際の重量%は、この比に0.14(検量線によって決
定する)を掛けることによって得られる。検量線をPM
VEについて確立しなったが、それはPPVEより反応
性であるので、添加したPMVEのより大きい比率が多
分ポリマー中に混入されるであろう。
【0018】十分な量のコモノマーはコポリマー粒子の
外側部分(シェル)中に存在しなくてはならない。コモ
ノマーが重合において高度に反応性である場合、それは
重合の終りに向かって添加して、外側部分(後に形成さ
れる)におけるその存在を確保しなくてはならない。コ
モノマーが高度に反応性でない場合、それは開始にある
いは終り付近において添加することができるか、あるい
はコモノマー/TFEの比を反応の終りに向かって増加
することができる。
【0019】第3コモノマーとしてパーフルオロブチル
エチレンを添加すると、重合の間の重合器中の凝塊の形
成が減少することがわかった。
【0020】重合が完結したとき、重合媒質中のポリマ
ーは慣用の手順、例えば、上の米国特許第3,142,
665号に記載される手順によって凝固させ、次いで乾
燥する。凝固はおだやかな撹拌および/または化学的凝
固によって起こるであろう。あるいは、分散液は、種々
の刊行物、例えば、米国特許第4,451,616号お
よび米国特許第4,368,296号に記載されるよう
に、化学的に、まずゲル化剤で、次いで水不混和性液体
で処理して、他の充填剤を使用してあるいは使用しない
で、凝集させることができる。
【0021】本発明のテトラフルオロエチレンコポリマ
ーは非溶融加工性である。これは、溶融加工性ポリマー
についての標準の溶融粘度決定手順によって試験したと
き、溶融流れが検出されないことを意味する。この試験
は、次のように修正したASTM試験D−1238−5
2Tに従う:シリンダー、オリフィスおよびピストンチ
ップは、耐食性合金、ハイネス・ステライト(Haynes
Stellite)19[ハイネス・ステライト・カンパニー
(HaynesStellite Co.)製]から作った。5.0g
の試料を内径9.53mm(0.375インチ)のシリン
ダー(これは380℃に維持されている)に供給する。
試料をシリンダーに供給してから5分後、それを直径
2.10mm(0.0825インチ)、長さ8.00mm
(0.315インチ)の四角形のへりのオリフィスを通
して5000gの荷重(ピストン+重り)下で押出す。
これは44.8Kpa(6.5ポンド/平方インチ)の剪
断応力に相当する。溶融押出物が観察されない場合、そ
れをそのように記録する。
【0022】本発明の樹脂は、異常に低いレオメーター
の圧力、高いレベルの伸びおよび高い降伏強さ対破断強
さの比を有する。それらは非凝集性および非フィブリル
化性である。その理由は、従来既知の変性されたポリテ
トラフルオロエチレンポリマー中に存在するよりも高い
濃度のコモノマーがシェル中に存在することであろう。
【0023】本発明のテトラフルオロエチレンコポリマ
ーは低い破断強さを有するが、商業的に入手可能な樹脂
とほぼ同一の降伏強さを有する(こうして降伏強さ対破
断強さの比はより高い)。これは、延伸による実かけの
モジュラス(剛性)がこれらのコポリマーについて低い
ことを示す。それらは、また、低いレオメーターの圧力
を有する。これららの観測の両者は、ポリマーに応力を
加えたとき、少ないフィブリルまたは他の分子の配向を
示す。これは、一部分、エラストマーおよび他のポリマ
ー中のこれらの樹脂の均一なブレンドが容易に調製さ
れ、そしてこれらのブレンドが既知の非溶融加工性樹脂
を使用して得られたより低いモジュラスを有する理由を
説明する。フィブリル化の減少はより均一なブレンドを
可能とするが、最小の伸びによって示されるような多少
の靭性は、また他のプラスチックまたはエラストマーを
強化するために、フルオロポリマーについて要求され
る。変性されたPTFE樹脂の伸びは、その分子量およ
び樹脂のコモノマーの含量および種類の関数である。P
TFEホモポリマーの分子量の減少は、剪断の間のフィ
ブリルが形成する傾向を減少するであろうが、分子量が
フィブリルの形成を停止するために十分に減少する場
合、得られる樹脂の伸びは他のエラストマーまたはプラ
スチックを強化するためには低過ぎる。TFE以外のコ
モノマーの多少最小レベルの存在は、分子量を、こうし
て伸びを有意に低下せずに、フィブリル化の傾向を劇的
に減少するであろうことが発見された。コモノマーは、
また、樹脂の結晶性を変更し、そして延伸されたフルオ
ロポリマー樹脂の形態をフィブリルから伸びたシートま
たは板に変化させることができる。本発明によって達成
された性質の組み合わせは、従来、この分野において決
して得られなかった。
【0024】前述のように、混入のブレンドは、エラス
トマーまたはプラスチックと、エラストマーまたはプラ
スチックの100部につき0.1〜200部の前述の分
散法で製造された非溶融加工性テトラフルオロエチレン
コポリマーとのブレンドである。好ましくは、エラスト
マーについて、通常、より多い量、例えば、エラストマ
ーの100部につき1〜200部のコポリマーを使用す
る。プラスチックについて、その量は好ましくはプラス
チックの100部につき0.1〜40部である。
【0025】他のプラスチックまたはエラストマー中の
新規な樹脂の配合したブレンドにおいて、肉眼で分離し
た相は見ることができない。ブレンドの光学顕微鏡写真
により、光学顕微鏡を使用して2000×程度に高い倍
率においてさえ、繊維の構造は明らかでないことが示さ
れる。ブレンドした物質の屈折率が異なる場合、小板の
構造が見られ、ここで小板の大きさは好ましくは10〜
100μmの長さ、5〜10μmの幅、および2〜5μm
の厚さの範囲である。マトリックス中の高い濃度におい
て、板様粒子は相互に結合して不連続のシートを形成で
きる。本発明の小板は、本発明の樹脂を固体の水溶性塩
中で剪断し、次いで前記塩を水中に溶解して、小板を残
すことによって単離することができる。
【0026】用語「エラストマー」は、ここで使用する
とき、この分野において通常の意味、すなわち、その正
常の長さの2倍に伸張し、そして解放したとき、力を伴
なって実質的にそのもとの長さに戻る架橋した材料の意
味を有する。用語「プラスチック」は、ここで使用する
とき、この分野において通常の意味する、すなわち、そ
れは通常多少の結晶性またはガラス様挙動を有する、常
態の剛性の高分子量熱の可塑性物質または熱硬化性物質
である。
【0027】ブレンドのエラストマーのマトリックス
は、次のものを包含する任意のエラストマーであること
ができるが、これらに限定されない:フッ化ビニリデン
コポリマー、例えば、フッ化ビニリデン/ヘキサフルオ
ロプロピレン(VF2/HFP)コポリマー;VF2/
HFP/TFEコポリマー;TFE/PMVEコポリマ
ー;エチレン/プロピレン/ジエン(EPDM)コポリ
マー;スチレン/ブタジエンコポリマー;ポリクロロピ
レン;クロロスルホン化ポリエチレエン;シリコーン;
フルオロシリコーンエラストマー;および天然ゴム。エ
ラストマーは未硬化であることができるか、あるいは硬
化する成分を含有し、そして硬化することができる。未
硬化のエラストマーは、1より大きいムーニー粘度、M
L−4(100℃)を有する。プラスチックのマトリッ
クスは、次のものを包含する任意のプラスチックである
ことができるが、これらに限定されない:ポリオレフィ
ン、例えば、ポリエチレン(PE);ポリプロピレン
(PP);ポリアミド、例えば、ナイロン;ポリスルホ
ン(PS);ポリフッ化ビニリデン(PVDF);エポ
キシド;ポリエーテルエーテルケトン(PEEK);お
よびテトラフルオロエチレンの溶融加工性コポリマー、
例えば、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロ
ピレン(TFE/HFP);およびテトラフルオロエチ
レン/パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)コポリ
マー。
【0028】エラストマーまたはプラスチックのマトリ
ックスは、充填剤、例えば、強化剤または難燃剤を含有
することができる。プラスチックのマトリックスは、可
塑性または熱硬化性であるとして特徴づけられる。本発
明の変性されたポリテトラフルオロエチレン樹脂は、慣
用の技術および装置、例えば、二本ロール機、バンバリ
ー内部ミキサー、または二軸または一軸スクリュー押出
機を使用して、エラストマーまたはプラスチック中に混
合することができる。混合の間の剪断歪速度は、典型的
には、10sec-1より大きく、例えば、10〜1000s
ec-1である。異なるのレベルのコモノマー含量を、引続
く配合の間の剪断のレベルに依存して使用できる。PT
FE樹脂中に存在するコモノマーが多くなればなるほ
ど、配合の剪断レベルに対する樹脂の感受性は少なくな
る。樹脂のコモノマーの変性の程度、エラストマーまた
はプラスチックの配合レベル、およびブレンドの剪断の
レベルの組み合わせは、フィブリルが発生しないような
ものである。
【0029】TFEコポリマー樹脂分析試験 テトラフルオロエチレンコポリマーの試料は、ASTM
D−1457に記載されるように、成形し、そして焼
結した。ミクロ引張試験片は、ASTM D−1708
−80に記載されるように、切断し、そして5.1cm/
分(2インチ/分)の歪速度で試験した。
【0030】レオメーターの圧力はASTM D−14
57−83節12.8に記載されるように測定したが、
「バルソル(Varsol)」滑剤との混合前に、篩がけせ
ず、そして予備成形物は300psi(2.1MPa)にお
いて直径26mmの押出管内でつくった。測定はASTM
法において要求される19.2%の滑剤のレベルにおい
て実施した。実施例において表わされる追加のデータの
ため、いくつかの試料は18%の滑剤のレベルにおいて
試験した。
【0031】標準比重(SSG)は、ASTM D−1
457−69に従い標準の成形試験片の水の置換によっ
て決定した。標準の成形した部分は、34.5MPaの圧力
において直径2.86cmのダイ中で120.0gの粉末
(コポリマー)を予備成形し、次いで予備成形物を30
0℃〜380℃に2℃/分で加熱し、380℃に30分
間保持し、295℃に1℃/分で冷却し、そしてこの温
度に25分間保持することによって形成し、その後試験
片を23℃に越し、そして比重について試験した。
【0032】生の分散粒子の大きさ、すなわち、RDP
Sの値は、フォトン・コリレイション・スペクトロスコ
ピー(Photon Correlation Spectroscopy)によ
り、ブルックヘブン(Brookhaven)2030コリレイ
ター(Correlator)[ブルックヘブン・インスツルメ
ンツ・インコーポレーテッド(Brookhaven Instrume
nts,Inc.)、ニューヨーク、ホルツビレ、製]を使
用し、512.5nmにおけるアルゴンイオンレーザーを
90゜の角度で25℃において使用して決定した。ポリ
マーのPFBE含量(このコモノマーを使用するとき)
は、フーリエール・トランスフォーム(Fourier Tra
nsform)赤外分光光度測定(FTIR)によって決定し
た。それは非常に高い反応性をもつので、添加した量に
等しい量でポリマー中に存在すると推定した。
【0033】
【実施例】実施例1〜7 オートクレーブの長さを走行するバドルホイール(padd
lewheel)撹拌機を有し、そして約1.5対1の長さ対
直径比および39,000部の水容量を有する、水平に
配置され、水−水蒸気ジャケットを装備した、円筒形ス
テンレス鋼製オートクレーブ(クレーブ)に、20,4
00部の脱イオン水、5部のパーフルオロカプリル酸ア
ンモニウム分散剤および600部のパラフィンワックス
を供給した。オートクレーブの内容物を70℃に加熱
し、次いでオートクレーブを排気し、そしてTFEモノ
マーでパージした。次いで、減圧をオートクレーブ内に
残し、撹拌機を43rpm(回転/分)Cで回転させ、そ
して内容物を88℃まで加熱した。パーフルオロブチル
エチレン(PFBE)および/またはヘキサフルオロプ
ロピレン(HFP)をオートクレーブに添加し、そして
十分なテトラフルオロエチレン(TFE)を添加して3
80psig(2.6MPa)のオートクレーブ圧力を達成
した。次いで、500部の第1開始剤溶液をオートクレ
ーブ中に送入した。分解開始(kickoff)(10psigす
なわち0.07MPaの圧力低下)が起こった後、反応
混合物の温度を90℃に重合の間制御した。撹拌機の速
度を43rpmに維持し、そして所望レベルのテトラフル
オロエチレンの添加が完結するまで、テトラフルオロエ
チレンモノマーの添加によって、オートクレーブの圧力
を380psig(2.6MPa)に維持した。分解開始後
1360部のテトラフルオロエチレンが添加された後、
脱イオン水中の25部のパーフルオロカプリル酸アンモ
ニウムの溶液の1000部をオートクレーブに50部/
分で送入した。分解開始後、6800部のテトラフルオ
ロエチレンが添加された後、脱イオン水中の第2開始剤
/メタノール溶液の300部をバッチのいくつかに添加
した。特定したテトラフルオロエチレンの添加が完結し
た(分解開始後に測定した)後、圧力が185psig
(1.3MPa)に到達するまで、反応を続けた。次い
で、オートクレーブを大気圧に通気し、そして分散液を
オートクレーブから排出した。冷却後、上澄みのパラフ
ィンワックスを取り出し、そして秤量した。分散液を撹
拌により、あるいは化学的ゲル化/溶媒凝集法によって
凝固させて、粉末を得、これを分離し、次いで150℃
で4日間乾燥した。実施例および生成物の要約を表II
およびIIに記載する。
【0034】実施例8 実施例1〜7に記載するオートクレーブに、20,40
0部の脱イオン水、5部のパーフルオロカプリル酸アン
モニウム分散剤および600部のパラフィンワックスを
供給した。オートクレーブの内容物を80化合物に加熱
し、次いでオートクレーブを排気し、そしてTFEモノ
マーでパージした。次いで、減圧をオートクレーブに残
し、それを88℃まで加熱し、その後テトラフルオロエ
チレンモノマーで380psig(2.6MPa)に加圧し
た。撹拌機を43rpmで回転し、そして 脱イオン水で
1500部までに構成した1.2部の過硫酸アンモニウ
ム、15部のジコハク酸ペルオキシド、および3部のメ
タノールの溶液の500部をオートクレーブに添加し
た。分解開始(10psigまたは0.007MPaの圧力
低下)が起こった後、反応混合物の温度を90℃に重合
の間制御した。撹拌機の速度を43rpmに維持し、そし
てオートクレーブの圧力をテトラフルオロエチレンモノ
マーの添加によって380psig(2.6MPa)に維持
した。分解開始後1360部のテトラフルオロエチレン
が添加された後、脱イオン水中の25部のパーフルオロ
カプリル酸アンモニウム分散剤の溶液の1000部をオ
ートクレーブに50部/分で送入した。分解開始後59
00部のテトラフルオロエチレンモノマーが添加された
後、モノマーの供給を停止し、そして圧力を185psig
(1.3MPa)に低下させた。次いで、オートクレーブ
を撹拌機を停止して15〜20psig(0.11〜0.1
4MPa)に通気した。約78部のヘキサフルオロプロ
ピレンをクレーブ中に送入し、次いでオートクレーブを
テトラフルオロエチレンで380psig(2.6MPa)
に再加圧した。さらに300部の前述の開始剤/メタノ
ールをオートクレーブに、テトラフルオロエチレンの再
加圧と同時に、送入した。撹拌機を回転させ、速度を4
0rpmにゆっくり上昇させ、ここでそれを重合の残部の
間保持した。再び分解開始が起こった後、テトラフルオ
ロエチレンモノマーを添加して380psig(2.6MP
a)の圧力を維持した。第2分解開始後3630部のテ
トラフルオロエチレンが添加された後、撹拌機を停止
し、そしてオートクレーブを大気圧に通気した。次い
で、分散液をオートクレーブから大気圧において排出
し、そして冷却した。分散液を撹拌により凝固させて粉
末を得、次いでこれを単離し、そして150℃において
4日間乾燥した。ポリマーは0.16重量%のヘキサフ
ルオロプロピレンを含有し、そして2.271のSSG
を有した。反応の2つの段階の間重合したポリマーの比
は、オートクレーブを加圧するために使用したテトラフ
ルオロエチレンの部分を含めて、65/35であった。
第2反応段階の間つくられたポリマーの計算したヘキサ
フルオロプロピレンの含量は0.45重量%であった。
【0035】この実施例を5回反復し、そしてすべての
6回の実験のポリマーをブレンドした。
【0036】このブレンドについての生成物のデータを
表IIIに示す。
【0037】実施例9 前の実施例に記載するオートクレーブに、20900部
の脱イオン水および15部のパーフルオロカプリル酸ア
ンモニウム分散剤を供給した。オートクレーブの内容物
を65℃に加熱し、次いでオートクレーブを排気し、T
FEモノマーでバージした。減圧をオートクレーブに残
し、次いで撹拌機を43rpmで作動させ、そして14.
5部のパーフルオロブチルエチレンおよび78部のヘキ
サフルオロプロピレンを添加した。オートクレーブを8
8℃に加熱し、次いでそれをTFEモノマーで380ps
ig(2.6MPa)に加圧した。次いで、脱イオン水で
1000部に構成した14部のジコハク酸ペルオキシド
(DSP)および0.4部の過硫酸アンモニウム(AP
S)の溶液の500部をオートクレーブに添加した。
【0038】分解開始(10psigまたは0.007MP
aの圧力低下)が起こった後、反応混合物の温度を90
℃に重合の間制御した。撹拌機を43rpmに維持し、そ
してオートクレーブの圧力を、分解開始後8170部の
TFEが添加されてしまうまで、TFEモノマーの添加
により380psig(2.6MPa)に維持した。分解開
始後1360部のTFEが添加されたとき、脱イオン水
中の25部のパーフルオロカプリル酸アンモニウムの溶
液の1000部をオートクレーブ中に90部/分で送入
した。分解開始後5450部のTFEが添加された後、
脱イオン水で1000部に構成した10.0部のジコハ
ク酸ペルオキシド、1.0部の過硫酸アンモニウム、お
よび5.0部のメタノールの溶液の300部をオートク
レーブに50部/分で添加した。8170部のTFE
(分解開始後測定した)が添加された後、TFEの供給
を遮断した。オートクレーブの圧力が185psig(1.
3MPa)に到達するまで、撹拌を続けた。オートクレ
ーブを大気圧に通気し、そして分散液をオートクレーブ
から排出した。約30.5%の固体を含有する分散液を
撹拌により凝固して粉末を得、これを150℃の路内で
4日間乾燥した。生成物のデータを表IIIに記載す
る。
【0039】実施例10 前の実施例に記載するオートクレーブに、20,800
部の脱イオン水、5部のパーフルオロカプリル酸アンモ
ニウム、および600部のパラフィンワックスを供給し
た。オートクレーブを65℃にして、オートクレーブを
排気し、そしてテトラフルオロエチレンでバージした。
減圧をオートクレーブに残し、それを43rpmで撹拌し
ながら85℃に加熱した。次いで、オートクレーブをテ
トラフルオロエチレンモノマーで380psig(2.6M
Pa)に加圧し、そして脱イオン水で1000部に構成
した1.0部のAPS、10部のDSP、および5部の
メタノールの溶液の500部をオートクレーブに添加し
た。分解開始(10psigまたは0.007MPaの圧力
低下)が起こった後、反応混合物の温度を85℃に重合
の間維持した。撹拌機の速度を43rpmに保持し、そし
てオートクレーブの圧力をテトラフルオロエチレンモノ
マーの添加により380psig(2.6MPa)に維持し
た。分解開始後1360部のテトラフルオロエチレンが
添加された後、脱イオン水中の25部のパーフルオロカ
プリル酸アンモニウムの溶液の1000部を50部/分
で送入した。分解開始後5900部のテトラフルオロエ
チレンが添加されたとき、モノマーの供給および撹拌機
を停止し、そしてオートクレーブの内容物を75℃以下
の冷却した。次いで、オートクレーブを排気し、次いで
5”の水銀の真空に排気した。次いで、パーフルオロメ
チルビニルエーテル(PMVE)のボンベへの弁を開い
て、7.8部のPMVEをオートクレーブに入れた。次
いで、弁を閉じ、撹拌機を43rpmで再始動させ、そし
てオートクレーブの内容物を85℃に加熱した。次い
で、オートクレーブをテトラフルオロエチレンモノマー
で380psig(2.6MPa)に再加圧し、そして脱イ
オン水で1000部に構成した1.0部のAPS、10
部のDSP、および5部のメタノールの溶液の270部
をオートクレーブに添加した。分解開始(10psigまた
は0.007MPaの圧力低下)が起こった後、反応混
合物の温度を85℃に重合の間維持した。撹拌機の速度
を43rpmに保持し、そしてオートクレーブの圧力をテ
トラフルオロエチレンモノマーの添加により380psig
(2.6MPa)に維持した。第2分解開始後、136
0部のテトラフルオロエチレンが添加された後、モノマ
ーの供給を停止し、そして圧力を185psig(1.3M
Pa)に低下させた。撹拌機を停止し、そしてオートク
レーブを通気した。分散液をオートクレーブから排出
し、そして冷却した。分散液を撹拌により凝固させ、そ
してポリマーの粉末を150℃で3日間乾燥した。
【0040】生成物のデータを表IIIに記載する。
【0041】実施例11 この重合および生成物の単離は、次の例外を除外して実
施例10と同様な方法で実施した:1)14.5部のパ
ーフルオロブチルエチレン(PFBE)をパージおよび
排気後(テトラフルオロエチレンの添加前)にオートク
レーブに添加し、そして2)PMVEの量は7.7部で
あった。
【0042】生成物のデータを表IIIに記載する。
【0043】実施例12 前に記載するクレーブに、20,900部の脱イオン
水、600部のパラフィンワックスおよび1.3部のパ
ーフルオロカプリル酸アンモニウムを供給した。オート
クレーブを65℃に加熱し、次いでオートクレーブを排
気し、そしてテトラフルオロエチレンでバージした。減
圧をオートクレーブに残し、7.7部のパーフルオロプ
ロピルビニルエーテル(PPVE)を添加した。撹拌機
を停止し、クレーブを75℃に加熱した。次いで、クレ
ーブを400psigにTFEモノマーで加圧した。次い
で、脱イオン水で1000部に構成した1.4部の過硫
酸アンモニウムのその250部を50部/分でクレーブ
に添加した。分解開始(10psigまたは0.007MP
aの圧力低下)が起こった後、反応混合物の温度を75
℃に重合の間制御した。撹拌機の速度を46rpmに維持
し、そしてクレーブの圧力を400psig(2.6MP
a)にTFEモノマーの添加により維持した。分解開始
後7490部のPFEが添加された後、脱イオン水で1
000部に構成した10.0部のコハク酸、0.7部の
過硫酸アンモニウム、および0.7部のメタノールの溶
液の1000部をクレーブに50部/分の速度で添加し
た。同時に、反応器の圧力の設定点を200psigに減少
し、そして圧力を低下してそのレベルに到達させた。こ
の手順はPPVE/TFEモノマー比を増加した。次い
で、11,800部のTFE(分解開始後に測定)が反
応器に添加されるまで、TFEの供給を続けた。次い
で、撹拌機を停止し、クレーブを大気圧に通気し、そし
て分散液をクレーブから排出した。分散液は約37.8
%の固体を含有し、これを撹拌により撹拌して粉末を
得、この粉末を分離し、次いで150℃の炉内で3日間
乾燥した。
【0044】生成物のデータを表IIIに記載する。
【0045】実施例13 この実施例において、重合は次の例外をもって実施例1
3に記載するように実施した:1)反応器の予備供給物
は1.0部の過硫酸アンモニウム、5部のコハク酸、2
0,900部の脱イオン水、および600部のパラフィ
ンワックスを含有し、2)排気後に添加したPPVEの
量は12.2部であり、そして3)7490部のTFE
の添加後、第2開始剤溶液は脱イオン水で1000部に
構成した0.7部の過硫酸アンモニウムおよび0.7部
のメタノール(コハク酸を含まない)を含有した。この
樹脂を凝固し、そして乾燥した。
【0046】生成物のデータを表IIIに記載する。
【0047】実施例14 実施例8からのポリマーの粉末の1部および粒状塩化カ
リウムの19部のブレンドを、100℃の炉内に2時間
配置した。次いで、このブレンドを炉から取り出し、直
ちに予熱した乳鉢(100℃)に注入し、ここで乳棒で
1分間粉砕した。次いで、塩化カリウムを水/メタノー
ル混合物で溶解してポリマーを残した。150℃で乾燥
後、ポリマーを顕微鏡で検査し、そして10〜500μ
mの幅およびその約1/10の厚さの小板として種とし
て存在することがわかった。
【0048】対照として、変性剤としてHFPを含有す
る、商用「微細粉末」のペースト押出用樹脂5部をちょ
うど上のように処理した。ポリマーは、洗浄および乾燥
後、繊維状凝集物として存在した。小板の構造体の証拠
は存在しなかった。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】
【表4】
【0053】次の実施例は、変性されたポリテトラフル
オロエチレンとエラストマーおよび熱可塑性物質とのブ
レンドを記載する。
【0054】実施例15 変性されたPTFE微細粉末のコポリマー樹脂を実施例
8に記載するようにして調製した。変性された破断点引
張伸びコポリマーを、45ムーニー粘度のエラストマー
のVF2/HFP 60:40(重量)コポリマー(フ
ッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロピレン)、充填剤
および硬化剤と二本ロール機で、約100sec-1の剪断
歪速度で10分間、次の処方に従い混合した。
【0055】 試料 A(対照) B C D VF2/HFPコポリマー 96 96 96 96 実施例8のPTFEポリマー − 10 20 30 カーボンブラツク(MTブラツク) 30 30 30 30 Ca(OH)2 6 6 6 6 MgO 3 3 3 3 添加剤1* 1.28 1.28 1.28 1.28 添加剤2** 2.8 2.8 2.8 2.8 *VF2/HFPコポリマーと塩化ベンジルトリフェニ
ルホスホニウムとの2:1ブレンド。
【0056】**VF2/HFPコポリマーとビスフェ
ノールAFおよび米ぬかワックスとの48:50:2ブ
レンド。
【0057】混合後、シートを形成し、そして177℃
で15分間プレス硬化させ、次いで232℃で24時間
後硬化した。
【0058】試料を硬化したシートからダイ切断し、そ
してASTM D 470に従い25℃および177℃
において引裂き強さについて、そしてASTM D 4
12に従い引張性質について試験した。測定は両者共ロ
ール機の回転方向および横方向において実施し、次いで
平均した。
【0059】 試料 A(対照) B C D 25℃において試験した 引裂き強さ(KN/m) 4 6 7 7 M100(MPa) 4 5 7 9 TB(MPa) 15 15 15 16 EB(%) 260 260 250 230 177℃において試験した 引裂き強さ(KN/m) 0.5 0.9 1.6 2.3 M100(MPa) - 4 4 4 TB(MPa) 3 4 5 6 EB(%) 95 225 125 110 M100=100%伸びにおけるモジユラス。 TB=引張強さ。
【0060】EB=破断点伸び。
【0061】KN/m=キロニユートン/メートル。
【0062】対照のブレンド(A)は、代表的な商用V
F2/HFPエラストマーコポリマーの配合物である。
すべてのブレンドは良好に加工されて、滑らかな、ゴム
状の均質に見えるスラブおよび試験片を与えた。実施例
8のPTFEポリマーをVF2/HFPコポリマー中
に、試料B、CおよびDの調製の間、ロール機で混合し
たとき、実施例8のPTFEポリマーの凝集物は存在し
なかった。試験片を、カーボンブラックおよび硬化剤の
添加前に、光学顕微鏡、ならびに透過型および操作型電
子顕微鏡を使用して検査すると、実施例9のPTFEポ
リマーが明確な粒子として均一に分散しており、フィブ
リル化の証拠は存在しないことが示された。明確な粒子
から構成された、大きさ10×5×2μmの板様凝集物
が観察された。試料B、CおよびDを対照Aと比較する
と、実施例8のPTFEポリマーは25℃および177
℃における引裂き強さの有意の程度の強化および改良を
提供し、可視の塊またはノード(node)へのフィブリル
化または凝集は存在しないことが示される。
【0063】実施例4、10および12のコポリマー
は、VF2/HFPエラストマーとブレンドしたとき、
同様な方法で挙動した。
【0064】比較実験1 この実験はコモノマーがTFEポリマー中に存在しなく
てはならないことを示す。
【0065】シェル中にコモノマーをもたず、わずかに
0.40の降伏強さ対破断強さの比を有し、そして16
00:1の減速比において35MPaのレオメーターの
圧力を有する、商業的に入手可能なPTFEペースト押
出樹脂の20gの試料を、100部の45ムーニー粘度
のVF2/HFP60:40(重量)エラストマーのコ
ポリマーと、二本ロールゴム機で、約100sec-1の剪
断歪速度において10分間混合した。PTFE樹脂は部
分的に可視の塊またはノードの凝集し、それらは直径が
ほぼ2〜4mmであり、そしてノードを接続する長い微細
なフィブリルを有することが観察された。さらに混合す
ると、分散が改良されるよりはむしろ、さらに凝集を引
き起こした。このブレンドは高いモジュラスを有した。
【0066】比較実験2 この実験はPTFEが非溶融加工性でなくてはならない
ことを立証する。
【0067】TFEに基づく2種類の溶融加工性コポリ
マーを45ムーニー粘度VF2/HFP60:40コポ
リマー、充填剤および硬化剤と二本ロールゴム機で10
0sec-1の剪断歪速度において10分間、次の処方に従
い、混合した: 試料 A(対照) B C VF2/HFPコポリマー 96 96 96 TFEコポリマー#1 - 20 - TFEコポリマー#2 - - 20 MTブラツク 30 30 30 Ca(OH)2 6 6 6 MgO 3 3 3 添加剤1* 1.28 1.28 1.28 添加剤2** 2.8 2.8 2.8 *VF2/HFPコポリマーと塩化ベンジルトリフェニ
ルホスホニウムとの2:1ブレンド。
【0068】**VF2/HFPコポリマーとビスフェ
ノールAFおよび米ぬかワックスとの48:50:2ブ
レンド。
【0069】TFEコポリマー#1は、48重量%のT
FEおよび16重量%のヘキサフルオロプロピレンを含
有する溶融加工性熱可塑性コポリマー;メルトフロー数
6.5(ASTM D 2116)。TFEコポリマー
#2は、97重量%のTFEおよび3重量%のヘキサフ
ルオロプロピレンを含有する溶融加工性熱可塑性コポリ
マー;メルトフロー数13。
【0070】混合後、シートを形成し、そして177℃
で15分間プレス硬化させ、次いで232℃で24時間
後硬化した。
【0071】試料を実施例15に記載するように硬化し
たシートからダイ切断し、そして試験した。
【0072】 対照試料Aは代表的な商用VF2/HFPコポリマーの
配合物である。試料BおよびCは、TFEに基づく溶融
加工性コポリマーを含有し、良好に加工され、そして滑
らかなゴム状の均質に見えるスラブおよび試験片を与え
た。TFEに基づくコポリマーの明らかな凝集またはフ
ィブリル化は存在しなかった。
【0073】試料BおよびCと対照Aとを比較すると、
TFEに基づく溶融加工性コポリマーは、いかなる程度
の強化をもエラストマーに与えず、そして、事実、ある
種の引張および引裂きの性質を減少させる。したがっ
て、TFEに基づく溶融加工性コポリマーは、高いレベ
ルで、凝集またはフィブリル化を発生させないで、エラ
ストマーの添加することができが、非強化性充填剤とし
て作用し、そして制限された値を有する。
【0074】実施例16 88%のTFEおよび12%のHFPを含有し、そして
6.8のメルトフロー数を有する、商業的に入手可能な
溶融加工性テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプ
ロピレン(TFE/HFP)コポリマーと、いくつかの
レベルの商業的に入手可能な高分子量の分散法で製造さ
れたTFEホモポリマーの粉末および上の実施例1から
の粉末の両者とから、乾燥ブレンドを調製した。次い
で、これらのブレンドを、ダイに供給する3.81cm
(1.5インチ)の一軸スクリュー押出機に供給する2
8mmの二軸スクリュー押出機の組み合わせを通して押出
した。押出後、ブレンドをメルトイデックサーに372
℃でここに記載する条件下に通過させて、標準の溶融粘
度を測定した。次いで、溶融スエル値%を押出物の直径
とマルトインデックサーのオリフィスとの比較によって
得た。下の結果が示すように、実施例1の変性された樹
脂は商業的に入手可能なPTFEホモポリマーよりも非
常に低い溶融スエルを与える。
【0075】溶融加工性TFE/HFPへの添加剤 溶融スエル なし 7.0% 0.6%高分子量PTFE 70% 3.0%高分子量PTFE 158% 0.5%実施例1の粉末 7.0% 1.5%実施例1の粉末 29% 4.8%実施例1の粉末 30% 9.1実施例1の粉末 38%実施例17 97%のTFEおよび3%のPPVE・を含有し、そし
て13のメルトフロー数を有する溶融加工性/パーフル
オロ(プロピルビニルエーテル)(TFE/PPVE)
コポリマーと、3%の実施例1からの粉末および3%の
低分子量の照射したPTFEとの混合物から、上のよう
に、乾燥ブレンドを調製し、そして押出した。ブレンド
の各々および未変性コポリマーの厚さ0.1778−
0.2032mm(7−8ミル)のフィルムを350℃に
おいて圧縮成形し、次いで直ちに冷水中で急冷した。フ
ィルムの疲労抵抗を、米国特許第2,946,763号
に記載されるMIT曲げ寿命試験によって測定した。下
の結果から理解できるように、照射したPTFEの添加
は屈曲サイクル数を減少したが、これに対して実施例1
の粉末は実際に疲労に対するサイクル数を上昇させた。
【0076】試料 破壊までの屈曲サイクル数 溶融加工性コポリマーの対照TFE/PPVE 4945 3%の照射したPTFE粉末を含有する対照樹脂 3395 3%の実施例1の粉末を含有する対照樹脂 5535実施例18−TFEコポリマーのシリコーンエラストマ
ーへの添加 実施例8のTFEコポリマーを商業的に入手可能な18
ムーニー粘度のフルオロシリコーンエラストマー[「シ
ラスチック(Silastic)」2311 ダウ・コーニング
(Dow Corning)]中に硬化剤と一緒に、二本ロールゴ
ム機で100sec-1の剪断歪速度で10分間、次の処方
に従い、混合した。
【0077】 混合後、シートを形成し、そして150℃において10
分間後硬化した。
【0078】試料を、実施例15におけるように、ダイ
切断し(ダイの形態で切断する)そして試験した。
【0079】 対照試料Aは、代表的な商用シリコーンエラストマーの
配合物である。両者の試料は良好に加工され、滑らかな
ゴム状の均質に見えるスラブおよび試験片を与えた。T
FEコポリマー樹脂をシリコーンエラストマー中に、試
料Bの間に、ロール機で混入したとき、塊またはノード
へのTFEコポリマーの可視の凝集は存在しなかった。
コポリマーは明確な粒子として分散し、明らかなフィブ
リル化は存在しなかった。試料Bと対照Aとを比較する
と示されるように、TFE樹脂は引裂き強さの有意な程
度の強化および改良を提供する。
【0080】実施例19−EPDMエラストマーへのT
FEコポリマーの添加 実施例8のTFEコポリマーを、商業的に入手可能な4
0ムーニー粘度のEPDMエラストマー[ノーデル(N
ordel)R1040;イー・アイ・デュポン・デ・ニモア
ス・アンド・カンパニー]中に充填剤および硬化剤と一
緒に、二本ロールゴム機で100sec-1の剪断歪速度で
10分間、次の処方に従い、混合した。
【0081】 試料 A(対照) B 部 部 EPDMエラストマー 100 100 TFEコポリマー実施例8 - 30 酸化亜鉛 5 5 ステアリン酸 1 1 HAFブラツク 80 80 パラフイン油 50 50 ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛 2 2 テトラエチルチウラムジサルフアイド 1 1 メルカプトベンゾチアゾール亜鉛 1 1 イオウ 1.5 1.5 混合後、シートを形成し、そして160℃において10
分間後硬化した。
【0082】試料を、実施例15におけるように、ダイ
切断しそして試験した。
【0083】 対照試料Aは、代表的な商用EPDMラストマーの配合
物である。両者の試料は良好に加工され、滑らかなゴム
状の均質に見えるスラブおよび試験片を与えた。TFE
コポリマー樹脂をEPDMラストマー中に、試料Bの間
に、ロール機で混入したとき、塊またはノードへのTF
Eコポリマーの可視の凝集は存在しなかった。この樹脂
は明確な粒子としておよび明確な粒子の板様凝集体とし
て分散し、明らかなフィブリル化は存在しなかった。試
料Bと対照Aとを比較すると示されるように、TFE樹
脂は引裂き強さの有意な程度の改良をEPDMエラスト
マーに提供する。
【0084】実施例20−ポリクロロプレンエラストマ
ーへの変性されたPTFEの添加 実施例8のTFEコポリマーを、商業的に入手可能な6
0ムーニー粘度のポリクロロプレンエラストマー[「ネ
オプレン(Neoprene)GNA、デュポン]中に充填剤
および硬化剤と一緒に、二本ロールゴム機で100sec
-1の剪断歪速度で10分間、次の処方に従い、混合し
た。
【0085】 混合後、シートを形成し、そして153℃において10
分間後硬化した。
【0086】試料を、実施例15におけるように、ダイ
切断しそして試験した。
【0087】 対照試料Aは、代表的な商用ポリクロロプレンエラスト
マーの配合物である。両者の試料は良好に加工され、滑
らかなゴム状の均質に見えるスラブおよび試験片を与え
た。TFEコポリマー樹脂をポリクロロプレンエラスト
マー中に、試料Bの間に、ロール機で混入したとき、T
FEコポリマーの可視の凝集は存在しなかった。コポリ
マーは明確な粒子としておよび明確な粒子の板様凝集物
として分散し、明らかなフィブリル化は存在しなかっ
た。試料Bと対照Aとを比較すると示されるように、T
FE樹脂は引裂き強さの有意な改良を提供する。
【0088】実施例21−SBRエラストマーへの変性
されたPTFEの添加 実施例8のTFEコポリマーを、商業的に入手可能な5
0ムーニー粘度のSBRエラストマー中に充填剤および
硬化剤と一緒に、二本ロールゴム機で100sec-1の剪
断歪速度で10分間、次の処方に従い、混合した。
【0089】 混合後、シートを形成し、そして153℃において30
分間後硬化した。
【0090】試料を、実施例15におけるように、ダイ
切断しそして試験した。
【0091】 対照試料Aは、代表的な商用SBRエラストマーの配合
物である。両者の試料は良好に加工され、滑らかなゴム
状の均質に見えるスラブおよび試験片を与えた。TFE
コポリマー樹脂をSBRエラストマー中に、試料Bの間
に、ロール機で混入したとき、TFE樹脂の可視の凝集
は存在しなかった。コポリマーは明確な粒子としておよ
び明確な粒子の板様凝集物として分散し、明らかなフィ
ブリル化は存在しなかった。試料Bと対照Aとを比較す
ると示されるように、TFE樹脂は引裂き強さの有意な
改良を提供する。
【0092】実施例22 実施例8の上のTFEコポリマー樹脂の試料を、55.
4/44.2/0.4のTFE/PMVE/VF2コポ
リマー(テトラフルオロエチレン/パーフルオロ(メチ
ルビニルエーテル)/フッ化ビニリデン)、充填剤およ
び硬化剤と、二本ロールゴム機で100℃および100
sec-1の剪断歪速度で10分間、次の処方に従い、混合
した。
【0093】 *ビスフェノールAFの二ナトリウム塩。
【0094】混合後、シートを形成し、そして177℃
において30分間後硬化し、そして288℃において窒
素下に2日間後硬化した。
【0095】試験 試料を硬化したシートからダイ切断し、そしてASTM
D 470に従い25℃において引裂き強さについ
て、そしてASTM D 412に従い引張性質につい
て試験した。測定は両者共ロール機の回転方向および横
方向において実施し、次いで平均した。
【0096】 M100=伸びにおけるモジユラス。 TB=引張り強さ。
【0097】EB=破断点伸び。
【0098】すべてのブレンドは良好に加工されて、滑
らかな、ゴム状の均質に見えるスラブおよび試験片を与
えた。実施例8のPTFEポリマーをTFE/PMVE
/VF2ポリマー中に、試料Bの調製の間、ロール機で
混合したとき、実施例8のPTFEコポリマーの凝集物
は存在しなかった。試験片を、カーボンブラックおよび
硬化剤の添加前に、光学顕微鏡を使用して検査すると、
PTFEポリマーは均一に分散しており、フィブリル化
の証拠は存在しないことが示された。明確な粒子から構
成された、大きさ10×5×2μmの板様凝集物が観察
された。試料Bを対照Aと比較すると、PTFEコポリ
マーは25℃における引裂き強さの有意の改良を提供
し、可視の塊またはノードヘノフィブリル化または凝集
は存在しないことが示される。
【0099】実施例23−ドリップ抑制剤 実施例8において調製したTFEコポリマー樹脂の試料
を、5%のレベルにおいて、商業的に入手可能なTFE
コポリマー(エチレン/テトラフルオロエチレンコポリ
マー、2.2重量%のパーフルオロブチルエチレン単位
および297℃において1×104ポアズの溶融粘度を
有する)中に280℃において、ブラベンダープラスト
グラフミキサーで混合した。実施例8の可視のTFEコ
ポリマーの凝集またはフィブリル化は存在しなかった。
電子光学顕微鏡写真により、TFEコポリマーは明確な
粒子としてまたは寸法10×5×2μm以下の明確な粒
子の板様凝集物として均一に分散していることが示され
た。TFEコポリマーのフィブリル化は見ることができ
なかった。
【0100】5%の実施例8のTFEコポリマー、なら
びにETFEコポリマーの対照を含有する上の組成物
を、10cm×1cm×0.25cmの試験片に圧縮成形し
た。これらの試験片をブンゼンバーナーの裸火中に垂直
に保持したとき、TFEコポリマーを含有する組成物は
炭化し、溶融またはドリップが存在せず、これに対して
ETFE対照は溶融しかつ容易に火炎中にドリップし
た。これが示すように、TFE樹脂は、TFE樹脂のフ
ィブリル化の不存在においてさえ、有効なドリップ抑制
剤として作用する。
【0101】実施例24−加工速度の増大 実施例8において調製したTFEコポリマー樹脂の試料
を、1%のレベルにおいて、商業的に入手可能なTFE
/HFPコポリマー[12.3重量%のHFPを含有
し、そして6.8のメルトフロー数(ASTM D 1
238−70)を有する]中に、370℃においてW&
P 28mm二軸スクリュウー押出機で混合した。PTF
E樹脂の可視の凝集またはフィブリル化は存在しなかっ
た。1%のTFEコポリマーを含有する上の組成物、な
らびにTFE/HFPコポリマーの対照を、AWG 2
2銅線上に0.1mmの厚さで押出被覆した。実施例8の
TFEコポリマーを含有するコポリマーを含有する組成
物は、400m/分の線速度で、80:1の引落比にお
いて押出被覆可能であったが、これに対してTFE/H
FP対照は、より高い速度における円錐破壊(cone br
eakage)のため、わずかに250m/分の線速度で8
0:1の引落比において押出被覆可能であった。このこ
とから理解できるように、TFEコポリマー樹脂は、T
FE樹脂のフィブリル化が起こらない場合でさえ、押出
速度を改良する。
【0102】実施例25 実施例4、9および11に記載するように調製したテト
ラフルオロエチレンコポリマーの各々を、45ムーニー
粘度のVF2/HFP 60:40(重量比)コポリマ
ーのそれぞれの試料中に、充填剤および硬化剤と一緒
に、二本ロール機で、約100sec-1の剪断歪速度で1
0分間、次の処方に従い混合した。
【0103】 試料 A B C 対照 VF2/HFPコポリマー 100 100 100 100 TFEコポリマー実施例9 43 - - - TFEコポリマー実施例4 - 43 - - TFEコポリマー実施例11 - - 43 - MTブラツク 5 5 5 5 Ca(OH)2 6 6 6 6 MgO 3 3 3 3 添加剤11 1.28 1.28 1.28 1.28 添加剤22 2.8 2.8 2.8 2.8 1、VF2/HFPコポリマーと塩化ベンジルトリフェ
ニルホスホニウムとの2:1ブレンド。 2、VF2/
HFPコポリマーとビスフェノールAFおよび米ぬかワ
ックスとの48:50:2ブレンド。
【0104】すべてのブレンドは良好に加工されて、滑
らかな、ゴム状の均質に見えるシートを与えた。PTF
EポリマーをそれぞれのVF2/HFPコポリマーの試
料中にロール機で混合したとき、PTFEコポリマーの
凝集物は存在しなかった。組成物を光学顕微鏡を使用し
て検査すると、PTFEコポリマーは均一に分散してお
り、凝集またはフィブリル化の証拠は存在しないことが
示された。明確な粒子から構成された、大きさ10×5
×2μmの板様凝集物が観察された。混合後、シートを
形成し、そして177℃で15分間プレス硬化させ、次
いで232℃で24時間後硬化した。
【0105】試料を硬化したシートからダイ切断し、そ
してASTM D 470に従い室温において引裂き強
さについて、そしてASTM D 412に従い室温に
おいて引張性質について試験した。測定は両者共ロール
機の回転方向および横方向において実施し、次いで平均
した。
【0106】 M100=伸びにおけるモジユラス TB=引張り強さ EB=破断点伸び 試料A、B、Cおよび対照を比較すると、変性されたP
TFE樹脂は25℃における引裂き強さの有意な程度の
強化および改良を提供し、可視の塊またはノードへのフ
ィブリル化または凝集は存在しないことが示される。
【0107】本発明の主な態様および特徴は、次の通り
である。
【0108】1、テトラフルオロエチレンの反復単位お
よび前記テトラフルオロエチレンと共重合可能な少なく
とも1種のエチレン系不飽和コモノマーの変性反復単位
からなり、シェル中のコモノマーの反復単位の数は、可
視の凝集物を形成しないで、コポリマーをエラストマー
またはプラスチックと均一に配合させることができるた
めに十分である、分散法で製造された、非溶融加工性粒
状コア−シェルのテトラフルオロエチレンコポリマー。
【0109】2、破断点引張伸びが60%より大きく、
降伏強さ対破断強さの比が0.50より大きく、そして
レオメーターの圧力が3500psi(24.1MPa)よ
り小さいように、コポリマーは十分な分子量およびシェ
ル中にコモノマーの十分な反復単位を有する上記第1項
記載のコポリマー。
【0110】3、コモノマーはヘキサフルオロプロピレ
ン、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)、および
それらの混合物からから成る群より選択される上記第1
項記載のコポリマー。
【0111】4、アルキル基は1〜4個の炭素原子を含
有する上記第3項記載のコポリマー。
【0112】5、コポリマーは、可視の凝集物を形成し
ないで、エラストマーと均一に配合する上記第3項記載
のコポリマー。
【0113】6、コポリマーは100%より大きい破断
点引張伸びおよび0.60より大きい降伏強さ対破断強
さの比を有する上記第2項記載のコポリマー。
【0114】7、少なくとも0.08重量%のヘキサフ
ルオロプロピレンの反復単位から構成されている上記第
3項記載のコポリマー。
【0115】8、0.02重量%より大きい比率のパー
フルオロ(アルキルビニルエーテル)から構成されてい
る上記第3項記載のコポリマー。
【0116】9、パーフルオロブチルエチレンの反復単
位が追加のコモノマーの反復単位として存在する上記第
1項記載のコポリマー。
【0117】10、10〜500μmの長さを有する小
板の形態である上記第1項記載のコポリマー。
【0118】11、小板は約10〜100μmの長さ、
5〜10μmの幅、および2〜5μmの厚さを有する上記
第10項記載のコポリマー。
【0119】12、成分: (a)エラストマー樹脂またはプラスチック樹脂、およ
び(a)成分(a)の100部につき0.1〜200部の
上記第1項記載のコポリマー、前記コポリマーは前記樹
脂の全体を通して分布した小板の形態で前記樹脂中に存
在する、のブレンド。
【0120】13、成分(a)はエラストマー樹脂であ
り、そして成分(b)はエラストマー樹脂の100部に
つき1〜200部の量で存在する上記第12項記載のブ
レンド。
【0121】14、成分(a)はプラスチック樹脂であ
り、そして成分(b)はプラスチック樹脂の100部に
つき0.1〜40部の量で存在する上記第12項記載の
ブレンド。
【0122】15、テトラフルオロエチレンコポリマー
は上記第3項記載のそれである上記第12項記載のブレ
ンド。
【0123】16、テトラフルオロエチレンコポリマー
は上記第4項記載のそれである上記第12項記載のブレ
ンド。
【0124】17、テトラフルオロエチレンコポリマー
は上記第7項記載のそれである上記第12項記載のブレ
ンド。
【0125】18、テトラフルオロエチレンコポリマー
は上記第8項記載のそれである上記第12項記載のブレ
ンド。
【0126】19、充填剤を含有する上記第12項記載
のブレンド。
【0127】20、硬化剤を含有する上記第12項記載
のブレンド。
【0128】21、上記第20項記載の硬化したブレン
ド。
【0129】22、エラストマーはフッ化ビニリデン/
ヘキサフルオロプロピレンコポリマーである上記第13
項記載のブレンド。
【0130】23、エラストマーはフッ化ビニリデン/
ヘキサフルオロプロピレン/テトラフルオロエチレンコ
ポリマーである上記第13項記載のブレンド。
【0131】24、エラストマーはフルオロシリコーン
エラストマーである上記第13項記載のブレンド。
【0132】25、エラストマーはエチレン/プロピレ
ン/ジエンコポリマーである上記第13項記載のブレン
ド。
【0133】26、エラストマーはポリクロロプレンで
ある上記第13項記載のブレンド。 27、エラストマーはスチレン/ブタジエンコポリマー
である上記第13項記載のブレンド。
【0134】28、エラストマーはテトラフルオロエチ
レン/パーフルオロ(メチルビニルエーテル)コポリマ
ーである上記第13項記載のブレンド。
【0135】29、エラストマーはテトラフルオロエチ
レン/パーフルオロ(メチルビニルエーテル)/フッ化
ビニリデンコポリマーである上記第13項記載のブレン
ド。 30、プラスチックはエチレン/テトラフルオロエチレ
ンコポリマーである上記第13項記載のブレンド。
【0136】31、プラスチックはテトラフルオロエチ
レン/ヘキサフルオロプロピレンである上記第13項記
載のブレンド。
【0137】32、プラスチックはテトラフルオロエチ
レン/パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)コポリ
マーである上記第14項記載のブレンド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−69853(JP,A) 特開 昭60−258263(JP,A) 特開 昭59−115313(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)エラストマー樹脂またはプラスチ
    ツク樹脂、および(b)成分(a)の100部につき
    0.1〜200部のテトラフルオロエチレンコポリマー
    粒子 のブレンドであって、該テトラフルオロエチレンコポリ
    マー粒子は、テトラフルオロエチレンの反復単位および
    テトラフルオロエチレンと共重合可能な少なくとも1種
    のエチレン系不飽和コモノマーの変性反復単位からな
    り、非溶融加工性で、コア/シエル構造を有しており、
    該コポリマー粒子は、また、シエル中のコモノマーの反
    復単位の数が、可視の凝集物を形成しないでコポリマー
    をエラストマーまたはプラスチツクと均一に配合できる
    ために十分なものとなるように且つコポリマーをペース
    ト押出しできなくするために十分なものとなるように、
    テトラフルオロエチレンとコモノマーとを分散法で共重
    合することによって製造されたものであり、破断点引張
    伸びが60%より大きく、降伏強さ対破断強さの比が
    0.50より大きく、そしてレオメーターの圧力が35
    00psi(24.1MPa)より小さく、前記樹脂の
    全体を通して分布した小板状粒子の形態で前記樹脂中に
    存在していることを特徴とするブレンド。
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