JPH0777946B2 - 粘着フィルムに対するパッドの連続貼付方法及びその装置 - Google Patents

粘着フィルムに対するパッドの連続貼付方法及びその装置

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JPH0777946B2
JPH0777946B2 JP62255575A JP25557587A JPH0777946B2 JP H0777946 B2 JPH0777946 B2 JP H0777946B2 JP 62255575 A JP62255575 A JP 62255575A JP 25557587 A JP25557587 A JP 25557587A JP H0777946 B2 JPH0777946 B2 JP H0777946B2
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film
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、一般的には粘着フィルムに対するパッドの連
続貼付方法及びその装置に関するものである。
さらに具体的には、救急絆創膏を製造する工程において
使用するのに好適なパッドの連続貼付方法及びその装置
に関するものである。
「従来の技術」 従来の救急絆創膏製造工程におけるパッドの貼付方法及
び貼付装置によれば、長尺の粘着フィルムはその粘着面
が表面に現された状態で、吸引機能を有する間欠繰り出
し装置により、パッドの貼付間隔に合せて一定の貼付位
置へ間欠的に繰り出される。
一方、一定寸法にカットされたパッドは、間欠移送装置
によって前記貼付位置の近傍のまで間欠移送され、先端
に吸引ノズルを有するピックアップ片で吸引保持された
状態で、前記粘着フィルムへ貼付される。
このとき、ピックアップ片は粘着フィルム及びパッドの
間欠移送と同期して間欠的に作動するとともに、パッド
の吸引と吸引停止を前記間欠移送と同期して繰り返すよ
うに作動する。
「発明が解決しようとする問題点」 前述のように、間欠運動によって粘着フィルムに対しパ
ッドを貼付することより主な欠点は、高速化が極めて困
難な点である。パッドの貼付を間欠運動によって行なう
と、例えば救急絆創膏の製造ラインにおける後の工程も
間欠運動を主としたものにならざるを得ないので、従来
の救急絆創膏の製造装置及び製造方法による救急絆創膏
の最大製造能力は、毎分250〜300枚程度にすぎなかっ
た。
また、間欠運動による作動の他の欠点は、間欠駆動部分
に作動と停止を激しく繰り返すカム機構の利用が避けら
れず、間欠的なカムの作動による機械的な騒音が極めて
激しいこと、及び、部品の磨耗が激しいことである。
本発明の目的は、前記従来の技術による方法及び装置よ
りもはるかに高速化され、かつ、作動による機械的騒音
や部品の磨耗がより少ないパッドの連続貼付方法、及び
その装置を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 本発明に係る第1のパッドの連続貼付方法は、前記の目
的を達成するために、外周部へ一定間隔にカット刃が形
成されたロータリーダイカッタを兼ねる周回移送装置に
より、長尺のパッド素材を吸引保持して連続的に移送し
ながら所定寸法のパッドにカットした後、前記パッド
を、粘着面が表面に現れた状態で当該パッドの移送速度
よりも速い速度で繰り出し移送中の長尺の粘着フィルム
の粘着面に、当該粘着フィルムの移送方向に沿って順次
近接させる工程と、前記近接位置で前記パッドに対する
吸引を順次解除するとともに、当該パッドを前記粘着フ
ィルムの粘着面へ押出して順次貼付する工程とを含み、
前記パッドをカットして粘着フィルムへ貼付するまでの
間において、前記パッドを前記カット刃の刃元側に押し
て前後に隣接するパッド相互を切り離す工程を含むこと
を特徴としている。
本発明に係る第2のパッドの連続貼付方法は、前述の目
的を達成するために、外周部へ一定間隔にカット刃が形
成されたロータリーダイカッタにより、長尺のパッド素
材を吸引保持して連続的に移送しながら所定寸法のパッ
ドにカットした後、前記パッドと前記カット刃の刃元側
に押して前後に隣接するパッド相互を切り離す工程と、
前記パッドを、前記ロータリーダイカッタから順次受け
取り、一定姿勢で吸引保持して連続的に移送しながら、
粘着面が表面に現れた状態で当該パッドの移送速度より
も速い速度で繰り出し移送中の長尺の粘着フィルムの粘
着面に、当該粘着フィルムの移送方向に沿って順次近接
させる工程と、前記近接位置で前記パッドに対する吸引
を順次解除するとともに、当該パッドを前記粘着フィル
ムの粘着面へ押出して順次貼付する工程と含むことを特
徴としている。
前述の各発明方法において、粘着フィルムは非粘着面側
が吸引された状態で移送されるように構成するのが好ま
しい。
本発明に係る第1のパッドの連続貼付装置は、前述の目
的を達成するために、粘着面を表面に現わした状態で長
尺の粘着フィルムを一定方向へ連続移送するフィルム移
送装置と、外周部へ一定間隔にカット刃が形成されたロ
ータリーダイカッタを兼ね、長尺のパッド素材を吸引保
持して連続移送しながら所定寸法のパッドにカットする
とともに、前記フィルム移送装置よりも遅い速度で、所
定位置より前記フィルム移送装置で移送中の粘着フィル
ムの粘着面へ当該粘着フィルムの移送方向に沿って近接
し、当該近接位置より前記所定位置に戻る状態に連続し
て等速周回する周回移送装置とを備え、前記周回移送速
度には、前記近接位置で吸引を停止する吸引孔、及び外
周方向へ進退自在でかつ前記近接位置で前記粘着フィル
ム側に突出する押出し片を有するパッド保持部を、前記
カット刃相互の間に設け、前記パッド保持部へ吸引保持
されたパッドを、前記周回移送装置の周回速度と同期し
て順次前記カット刃の刃元側へ押さえる押え部材を備え
たことを特徴としている。
本発明に係る第2のパッドの連続貼付装置は、前述の目
的を達成するために、粘着面を表面に現わした状態で長
尺の粘着フィルムを一定方向へ連続移送するフィルム移
送装置と、外周部へ一定間隔にカット刃が形成され、前
記フィルム移送装置よりも遅い周速で回転しつつ長尺の
パッド素材を吸引保持して所定寸法のパッドにカットす
るロータリーダイカッタと、所定の受け取り位置におい
て前記ロータリーダイカッタから前記パッドを順次受け
取り、前記ロータリーダイカッタとほぼ同じ周速で、前
記受け取り位置より前記フィルム移送装置で移送中の粘
着フィルムの粘着面へ当該粘着フィルムの移送方向に沿
って近接し、当該近接位置より前記受け取り位置に戻る
状態に連続して等速周回する周回移送装置とを備え、前
記周回移送装置の外周部には、前記近接位置で吸引を停
止する吸引孔、及び外周方向へ進退自在でかつ前記近接
位置で前記粘着フィルム側に突出する押出し片を有する
パッド保持部を連続的に設けるとともに、前記ロータリ
ーダイカッタのカット刃の間に吸引保持されているパッ
ドを、当該ロータリーダイカッタの周速度と同期して順
次前記カット刃の刃元側へ押さえる押え部材を備えたこ
とを特徴としている。
前記押え部材は、ゴム又は弾性を有する合成樹脂により
舌片状に形成し、先端が前記周回移送装置又はロータリ
ーダイカッタの移送方向後方よりカット刃に接するよう
に設けても実施することができる。
また、前記押え部材は、前記周回移送装置又はロータリ
ーダイカッタと同じ周速で回転し、前記カット刃が順次
案内される溝を形成した回転体であっても実施すること
ができる。
前記押出片を前記近接位置で粘着フィルム側に突出させ
るためには、例えば以下のように構成するのが好まし
い。
すなわち、前記周回移送装置を構成する回転体の回転軸
心とほぼ平行なそれぞれのカム棒に前記各押出し片を固
定し、前記回転体へ軸心方向へ円周方向へ長孔状に形成
した各ガイド孔へ前記それぞれのカム棒を案内し、前記
回転体の両側方にはカムベースを不動状態に設置し、こ
れらのカムベースの相対する面には前記近接位置の部分
において外周方向への凸円弧状部を有する円形のカム溝
を形成し、前記カム棒の両端を前記カム溝に案内するこ
とにより、前記近接位置で粘着フィルム側に前記押出し
片を突出させるように構成する。
「作用」 本発明に係るパッドの連続貼付方法によれば、パッド素
材は連続的に移送される過程において所定寸法のパッド
にカットされる。カットされた各パッドは、連続的に移
送されながら前後に隣接するもの相互が切り離された
後、別に連続移送されている粘着フィルムの粘着面へ一
定間隔に連続的に貼付される。したがって、より高速の
連続貼付が可能になる。
このように、連続移送する過程において、パッド素材を
一定寸法に連続的にカットし、このようにカットされた
パッドを粘着フィルムへ連続貼付する際には、隣接のパ
ッド相互の不完全カットが少なからず問題となる。
すなわち、パッド素材は不織布でできているので、これ
を連続移送しながらカットしたとき、不織布の細い繊維
が完全にカットされずに一部で隣接のパッドと連なって
いる場合が少なくなく、このような場合には、その後の
連続処理が困難になったり、あるいは不良品が発生する
からである。
本発明による連続貼付方法は、カット後のパッドを連続
移送する過程において、各パッドをカット刃の刃元方向
へ押すことにより移送方向の前後の隣接するもの相互を
順次切り離すことによって、前記の問題を解決してい
る。
例えば、前後に隣接するパッドがその素材繊維によって
部分的に連なっていても、移送中にパッドをカット刃の
刃元側に押すことにより、連なっている繊維部分が千切
れて完全に切り離され、パッドのその後の高速連続処理
を可能にする。
本発明に係るパッドの連続貼付装置によれば、前述の本
発明による連続貼付方法が円滑に実施される。
すなわち、所定寸法に連続カットされた各パッドは、周
回移送装置のパッド保持部における吸引孔が真空吸引手
段と連通することによって一定姿勢で保持され、連続移
送されている粘着フィルムの粘着面へ近接する位置まで
移送され、この近接位置において前記押出し片が粘着フ
ィルム側に突出することにより、パッドが順次粘着フィ
ルムの粘着面へ貼付される。
前記移送の過程において、前記押え部材により、パッド
は順次前記カット刃の刃元側に押されることにより、完
全切断されない前後のパッドの繊維が千切られて前後の
パッドが完全い切り離される。
前記本発明のパッドの連続貼付方法及び連続貼付装置に
よれば、粘着フィルムに対するパッドの貼付間隔は、粘
着フィルムの移送装置とパッドを移送する周回移送装置
との移送速度の差によって設定される。
「実施例」 第1図はこの発明による実施例の貼付装置を使用した救
急絆創膏の製造装置の部分概略図である。
リール1aに巻かれている長尺の粘着フィルムaは、数個
のローラーを経てフィルム移送装置1に達し、この移送
装置1によりその粘着面を表面に現した状態で繰り出さ
れつつ連続移送される。その粘着面側の剥離紙a′はピ
ンチローラ1′で剥ぎ取られ、他のリール(符号なし)
に巻き取られる。
1bはリール1aの粘着フィルムaが無くなった時に交換す
るための予備リールである。
この実施例において、使用する粘着フィルムaは、原反
幅75mmのプラスチック製エンボスフィルムであり、移送
装置1による移送速度は19m/分に設定されている。
長尺のパッド素材b′は、収容ボックス2a内に折畳んだ
状態で積重ねてあり、上端よりローラ群及びピンチロー
ラ21,ロール2を経てロータリーダイカッタを兼ねる周
回移送装置3へ連続して繰り出される。
パッド素材b′に折り目やしわが残っている場合は、図
示しないロール状の加熱アイロン等により繰り出し移送
中に伸ばすのが望ましい。
この実施例におけるパッド素材b′は原反幅24mmであ
り、周回移送装置3の移送速度は12m/分に設定されてい
る。
周回移送装置3は、その移送面が、上方の所定位置イ
(ロール2との接触位置)から前記フィルム移送装置1
で移送中の粘着フィルムaの粘着面へその移送方向に沿
って近接し、この近接位置ロより上方の所定位置イに戻
る状態に連続して等速周回し、フィルム移送装置1より
も遅い速度で、前記所定位置イより粘着フィルムaとの
近接位置ロまで定寸のパッドbを連続して移送する。
ロータリーダイカッタを兼ねる周回移送装置3は、第2
図及び第3図のように、第2図反時計方向へ回転する円
柱状の回転体30の円周へ一定角度間隔にカット刃31を連
続形成している。回転体30の回転に伴い、カット刃31が
順次上方の所定位置イで第2図時計方向に回転するロー
ル2と接触して、この接触部でパッド素材b′を定寸の
パッドbにカットする。
すなわち、対称的に回転しながら接する回転体30と前記
ロール2とで長尺のパッド素材b′を挟み、回転体30の
カット刃31がロール2の周面と接触する毎にパッド素材
b′を定寸のパッドbに連続してカットし、パッド保持
部32を構成するカット刃31相互の間で定寸にカットした
パッドbを吸引保持し、これを移送装置1で移送中の粘
着フィルムaとの近接位置ロまで順次連続して移送す
る。
この実施例において、回転体30の周速はパッド素材b′
の繰り出し速度と同じ12m/分であり、カット刃31相互の
刃先間隔は12mmに設定されている。
第3図のように回転体30は回転軸33と一体であって、軸
心方向より各パッド保持部32を構成するカット刃31相互
の間に、適数の吸引孔34及び外周方向へ進退する押出し
片35を設けている。
この実施例においては、第3図のように、回転体30の両
側には機枠4に固定したカムベース36が設けられ、同図
左側のカムベース36の回転体30と接する面には、各パッ
ド保持部32の吸引孔34が気密状態に通ずる状態に真空溝
361が形成されている。吸引孔34と前記真空溝361とは、
前記回転体30の回転に伴なって、各パッド保持部32の吸
引孔34が、上方の所定位置イより粘着フィルムaとの近
接位置ロに達するまで連通するようになっている。回転
体30の回転軸33とカムベース36との間には、軸受39がそ
れぞれ介在されている。
前記回転体30には、軸心方向より各パッド保持部32の方
向に向けやや長孔状のガイド孔37が回転軸心と平行状態
に形成され、これらの各ガイド孔37にそれぞれカム棒35
1を案内し、各カム棒351にそれぞれの押出し片35を周方
向へ直角に固定している。
他方、カムベース36相互の相対する面には、粘着フィル
ムaへの近接位置ロの上方でやや外周方向へ円弧状に偏
位36a(第2図)したリング状のカム溝362が形成されて
おり、このカム溝362には、低摩擦部材よりなるブシュ3
52を介してカム棒351の両端が案内されている。
したがって、回転体30の回転に伴ない、定寸にカットさ
れたパッドbが順次粘着フィルムaへの近接位置ロまで
移送されると、当該パッドbを保持している。パッド保
持部32の吸引孔34が真空溝361と遮断されて吸引を停止
する。同時に、押出し片35が移送中の粘着フィルムaの
粘着面側に突出して、保持されているパッドbは粘着フ
ィルムaへ所定の間隔(この例では約7mm間隔)に貼付
される。
パッド素材b′は不織布等の細い繊維で構成されてお
り、繊維(図示しない)はカット刃31によっては完全に
カットされない場合があるため、回転体30の一つのパッ
ド保持部32が、ロール2と接触する所定位置イから粘着
フィルムaへの近接位置ロへ達するまでの間に、移送中
のパッドbの移送方向後端部をカット刃31の刃元側に押
える押え部材38(第2図)を設け、この押え部材38によ
り隣接のパッドb相互を完全に切り離すように構成して
いる。
第2図の押え部材38はゴム製で舌片状に形成され、その
先端が回転体30の回転方向後方よりカット刃31へ接触す
る状態に設置されているが、パッドbを前記の状態に押
え得るものであれば、第2図の構造のものに限らず、図
示しないゴムローラをカット刃31と接触する位置に設け
ても実施することができる。
あるいは第4図のように、回転体30が回転するときカッ
ト刃31が順次案内されるように切欠き381が周面に形成
され、回転体30と同調して同じ周速で回転する回転体に
よって押え部材38を構成しても実施することができる。
以上の実施例によれば、第5図のような長さ=24mm,幅W
12mmのパッドbを、幅75mmの粘着フィルムaの長手方向
中央に沿い、ほぼ7mmの間隔に1000枚/分の速度で連続
的に貼付することができた。
この実施例における粘着フィルムaの移送装置1は、第
2図及び第3図のように円筒状であって、カラー13,13
を介して回転軸12に固定され、当該回転軸12と共に第2
図時計方向に回転される。
また、この実施例のフィルム移送装置1には、一側部に
おいて機枠11に固定された真空シリンダー14が接触して
おり、外周方向へ所定の間隔に形成した吸引孔15を前記
真空シリンダー14の真空溝141と気密に連通して、前記
吸引孔15により粘着フィルムaの被粘着面の側を吸引し
ながら移送するようになっている。
パッドbが一定間隔に貼付された粘着フィルムaは、そ
の後連続して移送されながら、フィルム移送装置1に圧
接されたピンチローラよりなる剥離シートの粘着装置5
により、第5図のように、長尺の剥離シートc,dがパッ
ドb上で一部重なる状態に連続的に粘着されて、順次複
合フィルムeに形成される。
剥離シートc,dを前述のように粘着するには、一対のピ
ンチローラ(図示しない)を前記移送装置1の後方に設
けても実施することができる。
例えば、絆創膏は身体の皮膚への貼付部位により、パッ
ドbが粘着フィルムaの中央より偏った位置に貼付して
あるのが好ましい場合がるが、このような場合には、周
回移送装置3のパッドbの移送面の中心を、フィルム移
送装置1の移送面の中心より必要量だけ偏らせた状態に
する。
前記フィルム移送装置1は粘着フィルムaを吸引して移
送するように構成されているが、粘着フィルムaが移送
中に移送方向の左右に振れないようになっていれば、必
ずしも吸引して移送させる構造にする必要はない。
前記実施例の周回移送装置3はロータリーダイカッタを
兼ねており、パッド素材b′の連続切断機能を備えたも
のであるが、第6図のように、ロータリーダイカッタ6
と周回移送装置3は別に設置しても実施することができ
る。
第6図の実施例は、円周部へ例えば12mm間隔にカット刃
61を形成するとともに、各カット刃61相互の間に吸引孔
62を形成したロータリーダイカッタ6を設け、このロー
タリーダイカッタ6へ第2図におけるようなロール2
(第6図には図示しない)を接触させている。そして、
円柱状又は円筒状の回転体30の周面に、前記実施例と同
様な吸引孔34及び押出し片35を備えたパッド保持部32を
連続して有する周回移送装置3を、上方の所定位置イに
おいてロータリーダイカッタ6と近接した状態に設置し
たものである。
この実施例では、第6図時計方向に回転するロータリー
ダイカッタ6のパッドbに対する吸引を前記所定位置イ
において停止させ、当該位置イでパッドbを周回移送装
置3へ順次吸引により受取らせ、粘着フィルムaへの近
接位置ロまで移送し、該近接位置イでパッドbへの吸引
を順次停止するとともに、押出し片35でパッドbを粘着
フィルムaの粘着面に押出して連続的に貼付するように
したものである。
第6図の実施例における他の構成は、第2図及び第3図
の実施例と同様なので説明を省略する。
前記各実施例においては、周回移送装置3の吸引孔34を
カム棒351及び押出し片35に形成し、カムベース36にお
ける真空溝361もカム棒362の底部に形成しても実施する
ことができる。この場合の真空溝も、第2図及び第6図
の所定位置イから近接位置ロに達する状態に形成する。
「発明の効果」 本発明に係るパッドの連続貼付方法及び連続貼付装置に
よれば、粘着フィルム及び定寸にカットされたパッドを
連続的に移送する過程において、パッドを粘着フィルム
へ順次粘着するものであるから、従来の間欠運行による
貼付方法及び貼付装置と比べ、はるかに高速化すること
ができるとともに、機械的騒音や部品の磨耗も極めて少
ない。
また、カッタ機能を有する周回移送装置又はロータリー
ダイカッタには、移送中のパッドを刃元方向へ押えるパ
ッド押え部材を儲けので、パッドがカット刃で完全にカ
ットされずに繊維が残って隣接のパッド相互が連なって
いるような場合でも、パッド相互を完全に切り離して粘
着フィルムへ定間隔に貼付することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例における貼付装置を救急絆創膏の
連続製造装置に用いた状態の部分該略図、第2図は前記
貼付装置の一部を省略した拡大側断面図、第3図は第2
図A−Aの部分断面図、第4図はパッド押えの変形例を
示す部分断面図、第5図は本発明方法及び本発明装置に
より定寸のパッドを粘着フィルムに貼付した状態の部分
平面図、第6図は周回移送装置の他の例を示す拡大側断
面図である。 図中符号の説明 a……粘着フィルム、a′……剥離紙 b……パッド、b′……パッド素材 c,d……剥離シート、e……複合フィルム イ……所定位置、ロ……近接位置 1……粘着フィルムの移送装置、1′……ピンチローラ 11……機枠 12……回転軸、13……カラー 14……真空シリンダ、15……吸引孔 141……真空溝、2……ロール 3……周回移送装置、30……回転体 31……カット刃、32……パッド保持部 33……回転軸、34……吸引孔 35……押出し片、36……カムベース 37……ガイド孔、38……押え部材 361……真空溝、362……カム溝 6……ロータリーダイカッタ 61……カット刃、62……吸引孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−162462(JP,A) 特開 昭62−93178(JP,A) 特開 昭62−31662(JP,A) 実開 昭50−11984(JP,U) 特公 昭35−16646(JP,B1)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周部へ一定間隔にカット刃が形成された
    ロータリーダイカッタを兼ねる周回移送装置により、長
    尺のパッド素材を吸引保持して連続的に移送しながら所
    定寸法のパッドにカットした後、前記パッドを、粘着面
    が表面に現れた状態で当該パッドの移送速度よりも速い
    速度で繰り出し移送中の長尺の粘着フィルムの粘着面
    に、当該粘着フィルムの移送方向に沿って順次近接させ
    る工程と、 前記近接位置で前記パッドに対する吸引を順次解除する
    とともに、当該パッドを前記粘着フィルムの粘着面へ押
    出して順次貼付する工程とを含み、 前記パッドをカットして粘着フィルムへ貼付するまでの
    間において、前記パッドを前記カット刃の刃元側に押し
    て前後に隣接するパッド相互を切り離す工程を含むこと
    を特徴とする、 粘着フィルムに対するパッドの連続貼付方法。
  2. 【請求項2】外周部へ一定間隔にカット刃が形成された
    ロータリーダイカッタにより、長尺のパッド素材を吸引
    保持して連続的に移送しながら所定寸法のパッドにカッ
    トした後、前記パッドを前記カット刃の刃元側に押して
    前後に隣接するパッド相互を切り離す工程と、 前記パッドを、前記ロータリーダイカッタから順次受け
    取り、一定姿勢で吸引保持して連続的に移送しながら、
    粘着面が表面に現れた状態で当該パッドの移送速度より
    も速い速度で繰り出し移送中の長尺の粘着フィルムの粘
    着面に、当該粘着フィルムの移送方向に沿って順次近接
    させる工程と、 前記近接位置で前記パッドに対する吸引を順次解除する
    とともに、当該パッドを前記粘着フィルムの粘着面へ押
    出して順次貼付する工程と含むことを特徴とする、 粘着フィルムに対するパッドの連続貼付方法。
  3. 【請求項3】粘着フィルムは非粘着面側が吸引された状
    態で移送される、特許請求の範囲第1項又は第2項に記
    載の粘着フィルムに対するパッドの連続貼付方法。
  4. 【請求項4】粘着面を表面に現わした状態で長尺の粘着
    フィルムを一定方向へ連続移送するフィルム移送装置
    と、 外周部へ一定間隔にカット刃が形成されたロータリーダ
    イカッタを兼ね、長尺のパッド素材を吸引保持して連続
    移送しながら所定寸法のパッドにカットするとともに、
    前記フィルム移送装置よりも遅い速度で、所定位置より
    前記フィルム移送装置で移送中の粘着フィルムの粘着面
    へ当該粘着フィルムの移送方向に沿って近接し、当該近
    接位置より前記所定位置に戻る状態に連続して等速周回
    する周回移送装置とを備え、 前記周回移送装置には、前記近接位置で吸引を停止する
    吸引孔、及び外周方向へ進退自在でかつ前記近接位置で
    前記粘着フィルム側に突出する押出し片を有するパッド
    保持部を、前記カット刃相互の間に設け、 前記パッド保持部へ吸引保持されたパッドを、前記周回
    移送装置の周回速度と同期して順次前記カット刃の刃元
    側へ押さえる押え部材を備えたことを特徴とする、 粘着フィルムに対するパッドの連続貼付装置。
  5. 【請求項5】粘着面を表面に現わした状態で長尺の粘着
    フィルムを一定方向へ連続移送するフィルム移送装置
    と、 外周部へ一定間隔にカット刃が形成され、前記フィルム
    移送装置よりも遅い周速で回転しつつ長尺のパッド素材
    を吸引保持して所定寸法のパッドにカットするロータリ
    ーダイカッタと、 所定の受け取り位置において前記ロータリーダイカッタ
    から前記パッドを順次受け取り、前記ロータリーダイカ
    ッタとほぼ同じ周速で、前記受け取り位置より前記フィ
    ルム移送装置で移送中の粘着フィルムの粘着面へ当該粘
    着フィルムの移送方向に沿って近接し、当該近接位置よ
    り前記受け取り位置に戻る状態に連続して等速周回する
    周回移送装置とを備え、 前記周回移送装置の外周部には、前記近接位置で吸引を
    停止する吸引孔、及び外周方向へ進退自在でかつ前記近
    接位置で前記粘着フィルム側に突出する押出し片を有す
    るパッド保持部を連続的に設けるとともに、 前記ロータリーダイカッタのカット刃の間に吸引保持さ
    れているパッドを、当該ロータリーダイカッタの周速度
    と同期して順次前記カット刃の刃元側へ押さえる押え部
    材を備えたことを特徴とする、 粘着フィルムに対するパッドの連続貼付装置。
  6. 【請求項6】前記押え部材がゴム又は弾性を有する合成
    樹脂よりなる舌片状であって、先端が前記周回移送装置
    の移送方向後方よりカット刃に接する、特許請求の範囲
    第4項に記載の粘着フィルムに対するパッドの連続貼付
    装置。
  7. 【請求項7】前記押え部材がゴム又は弾性を有する合成
    樹脂よりなる舌片状であって、先端が前記ロータリーダ
    イカッタの回転方向後方よりカット刃に接する、特許請
    求の範囲第5項に記載の粘着フィルムに対するパッドの
    連続貼付装置。
  8. 【請求項8】前記押え部材が、前記周回移送装置と同じ
    周速で回転し、前記カット刃が順次案内される溝を形成
    した回転体である、特許請求の範囲第4項に記載の粘着
    フィルムに対するパッドの連続貼付装置。
  9. 【請求項9】前記押え部材が、前記ロータリーダイカッ
    タと同じ周速で回転し、前記カット刃が案内される溝を
    形成した回転体である、特許請求の範囲第5項に記載の
    粘着フィルムに対するパッドの連続貼付装置。
  10. 【請求項10】前記周回移送装置を構成する回転体の回
    転軸心とほぼ平行なそれぞれのカム棒に前記各押出し片
    を固定し、 前記回転体へ軸心方向より円周方向へ長孔状に形成した
    各ガイド孔へ前記それぞれのカム棒を案内し、 前記回転体の両側方にはカムベースを不動状態に設置
    し、 これらのカムベースの相対する面には前記近接位置の部
    分において外周方向への凸円弧状部を有する円形のカム
    溝を形成し、 前記カム棒の両端を前記カム溝に案内することにより、
    前記近接位置で粘着フィルム側に前記押出し片を突出さ
    せることを特徴とする、 特許請求の範囲第4項又は第5項に記載の粘着フィルム
    に対するパッドの連続貼付装置。
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