JPH0777721A - レンズシャッタ機構 - Google Patents

レンズシャッタ機構

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Publication number
JPH0777721A
JPH0777721A JP22586993A JP22586993A JPH0777721A JP H0777721 A JPH0777721 A JP H0777721A JP 22586993 A JP22586993 A JP 22586993A JP 22586993 A JP22586993 A JP 22586993A JP H0777721 A JPH0777721 A JP H0777721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sector
lens frame
driving
lens
driving force
Prior art date
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Pending
Application number
JP22586993A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Sato
優 佐藤
Kazutoshi Shiratori
和利 白鳥
Hiroyoshi Watanabe
浩良 渡辺
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Priority to US08/304,501 priority patent/US5497208A/en
Publication of JPH0777721A publication Critical patent/JPH0777721A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Shutters For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鏡枠およびカメラ本体を小型化することがで
き、かつ沈胴式鏡枠にも適用可能なレンズシャッタ機構
を提供する。 【構成】 鏡枠に設けられ所定の露出開口を形成するセ
クタ2と、鏡枠に対して回動自在に設けられこの回動に
連動して上記セクタ2を開閉動作させる駆動リング1
と、カメラ本体内のスプール室またはフィルムパトロー
ネを装填するパトローネ室の上部あるいは下部近傍に設
けられていて上記駆動リング1を駆動するための駆動力
を発生する駆動機構と、この駆動機構と連動する上記カ
メラ本体内に設けられていて発生した駆動力を上記駆動
リング1に伝達する高速セクタ開用レバー4および低速
セクタ開用レバー5と、露出終了後に上記高速セクタ開
用レバー4および低速セクタ開用レバー5を初期位置に
復帰させるチャージカムギヤー14とを備えて、鏡枠内
には必要最小限の部材のみを配設し、残りの部材をカメ
ラボディ側に配設して巧みにコンパクト化したレンズシ
ャッタ機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズシャッタ機構、
より詳しくは、カメラ内に適切に配設されたレンズシャ
ッタ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ内に配設されたレンズシャッタ機
構は従来より種々のものが提案されていて、例えば特開
昭48−29427号公報には、レンズの外周に円弧上
に配置して鏡枠内に納まるようにしたレンズシャッタ機
構が記載されており、このようなレンズシャッタ機構の
配置はごく一般的なものである。
【0003】また、他の例として特公昭47−2893
9号公報には、シャッタ機構を鏡枠の内と外に2分して
配置し、鏡枠外の部分にはシャッタ駆動機構の大部分を
配設して、これら鏡枠外の機構をボディの前面の広範囲
にわたり平面的に配置したものが記載されている。
【0004】さらに、他の例として特開昭54−246
21号公報には、鏡枠に取り付けられた地板をL字形に
曲げ、一部をボディ下部に平面的に配設したものが開示
されていて、この場合には、鏡枠外の部材は鏡枠外周あ
るいはカメラ本体の下側などを用いて平面的に展開され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭48−29
427号公報に記載のものでは、鏡枠にシャッタ機構全
てを配設しているために、鏡枠を小型化することが困難
であり、ひいてはカメラ本体も大型化してしまうという
問題点がある。
【0006】また、上記特公昭47−28939号公報
に記載のものでは、シャッタ機構をボディ前面に展開し
ているため、スプール室あるいはパトローネ室の前側に
位置することになり、シャッタ機構を配設した分だけボ
ディが厚くなってしまう。
【0007】さらに、上記特開昭54−24621号公
報に記載のものでは、ボディ下側には巻上げのギヤー列
などが配設されているために、シャッタ機構を下側に配
設するとボディを小さくすることができなくなる。ま
た、鏡枠にはシャッタ機構を取り付ける地板が取り付け
られているために、未使用時に鏡枠を沈胴するタイプの
カメラには不向きである。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、鏡枠およびカメラ本体を小型化することができ、
かつ沈胴式鏡枠にも適用可能なレンズシャッタ機構を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるレンズシャッタ機構は、鏡枠に設け
られ所定の露出開口を形成するシャッタ手段と、鏡枠に
対して回動自在に設けられこの回動に連動して上記シャ
ッタ手段を開閉動作させるシャッタ駆動手段と、カメラ
本体内のスプール室又はフィルムパトローネを装填する
パトローネ室の上部あるいは下部近傍に設けられていて
上記シャッタ駆動手段を駆動するための駆動力を発生す
る駆動力発生手段と、上記駆動力発生手段と連動する上
記カメラ本体内に設けられていて発生した駆動力を上記
シャッタ駆動手段に伝達する駆動力伝達手段と、露出終
了後に上記駆動力伝達手段を初期位置に復帰させる初期
位置復帰手段とを備えている。
【0010】
【作用】鏡枠に設けられたシャッタ手段が所定の露出開
口を形成し、鏡枠に対して回動自在に設けられたシャッ
タ駆動手段がこの回動に連動して上記シャッタ手段を開
閉動作させ、カメラ本体内のスプール室又はフィルムパ
トローネを装填するパトローネ室の上部あるいは下部近
傍に設けられている駆動力発生手段が上記シャッタ駆動
手段を駆動するための駆動力を発生し、上記駆動力発生
手段と連動する上記カメラ本体内に設けられている駆動
力伝達手段が発生した駆動力を上記シャッタ駆動手段に
伝達し、初期位置復帰手段が露出終了後に上記駆動力伝
達手段を初期位置に復帰させる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1,図2は本発明の一実施例のレンズシャッタ
機構のレリーズ操作を行う前のセット状態を示した正面
図および側面図である。
【0012】このレンズシャッタ機構は、セクタ2を鏡
枠内に配設し、このセクタ2に駆動力を供給する駆動機
構をスプール室の上部に立体的に配置している。
【0013】まず、鏡枠内に配設されているセクタ2
と、その近傍に配設されている各部材について説明す
る。シャッタ駆動手段たる駆動リング1は、図示しない
レンズ枠に内径嵌合していて、図示しない第1押え板に
よりスラスト方向の移動を規制されながら、周方向に回
動可能になっている。この駆動リング1は、周方向に沿
った例えば5等分位置に、セクタ係合溝1aが径方向に
刻設されている。この駆動リング1の外周からは後述す
る連結レバー3と係合するための係合部1cが突設され
ていて、この係合部1cの側部からは駆動リング1の外
周に沿うようにヒレ1bが突設されている。このヒレ1
bは、レンズ枠に取り付けられた第1フォトインタラプ
タ21により、セクタ2の開口開始位置を検知するため
のものである。
【0014】連結レバー3は、駆動機構および駆動リン
グ1と常時係合することにより駆動機構の駆動力を駆動
リング1へ伝達するものであって、鏡枠の光軸後方側の
端部に取り付けられている。
【0015】上記駆動リング1には、シャッタ手段たる
セクタ2が複数枚取り付けられるようになっていて、こ
の実施例では、上記駆動リング1のセクタ係合溝1aの
数に対応してセクタ2が5枚設けられているが、もちろ
んセクタの数はこれに限るものではない。なお、図1で
は、セクタ2の図示を1枚のみに省略している。
【0016】セクタ2は、複数枚の協働により光束を通
過させ、あるいは光束の通過を遮るための部材であっ
て、その駆動量や駆動時間によって露光量や絞り値を調
整するものであり、図示しない第2押え板によりスラス
ト方向の移動を規制されている。セクタ2には、回動中
心孔2aが穿設されていて、レンズ枠から光軸方向に突
設された軸に支持されている。この回動中心孔2aの光
軸中心側の近傍には、セクタ2を回動するためのセクタ
ダボ2bがかしめて取り付けられている。このセクタダ
ボ2bは、上記第1押え板に穿設された図示しない孔を
通して、上記駆動リング1のセクタ係合溝1aと係合し
ている。
【0017】次に、このようなセクタ2を駆動するため
の駆動機構について説明する。駆動機構は、上述のよう
に主としてスプール室の上部に立体的に設けられている
が、鏡枠後端に取り付けられている連結レバー3と連結
させるために、その一部をスプール室前方に配設してい
る。すなわち、スプール室前方となる側には、上記連結
レバー3と係合してセクタ2を開くためのシャッタスピ
ード切換手段たる高速セクタ開用レバー4および低速セ
クタ開用レバー5と、同連結レバー3と係合してセクタ
2を閉じるためのセクタ閉用レバー6などが配置されて
いる。
【0018】これら高速セクタ開用レバー4,低速セク
タ開用レバー5,セクタ閉用レバー6には、図1に示す
ように、各々ばねが取り付けられている。高速セクタ開
用レバー4に取り付けられているばね22は、セクタ2
を高速で開くためのものであって、やや強い付勢力を有
する。また、低速セクタ開用レバー5に取り付けられて
いるばね23は、セクタ2を低速で開いてプログラム用
三角波形を得るためのものであって、やや弱い付勢力を
有する。これらのばね22,23は、各部材をセクタ2
を開放する方向(図1中CW方向)に付勢している。一
方、セクタ閉用レバー6には、セクタ2を閉じる方向
(図1中CCW方向)に付勢するばね24が取り付けら
れていて、このばね24の付勢力によりセクタ2を閉じ
るとともに、上記ばね22,23の付勢力に逆らって高
速セクタ開用レバー4や低速セクタ開用レバー5をチャ
ージするものであり、強い付勢力を有する。
【0019】上記セクタ開用レバー4,5の回転軌道上
には第2ストッパ27がカメラ本体から突設されてい
て、該セクタ開用レバー4,5の図1中CCW方向の回
転を規制するようになっている。また、上記セクタ閉用
レバー6の回転軌道上には第1ストッパ26がカメラ本
体から突設されていて、該セクタ閉用レバー6の図1中
CW方向の回転を規制するようになっている。
【0020】上記セクタ開用レバー4,5は、ばねチャ
ージ状態において、開き係止部材7により係止されるよ
うになっている。この開き係止部材7は、ばね7sによ
って図2中CCW方向に付勢されながら軸7a周りに回
動する略L字形状のレバー部材であり、一腕部7bの端
部がフック状になって上記セクタ開用レバー4,5を係
止するものである。一方、該開き係止部材7の他腕部7
cには、第1マグネット8に吸着される部分となる第1
マグネット受け9が取り付けられているとともに、先端
部には傾斜面7dが形成されている。
【0021】上記第1マグネット8は、オンタイプトリ
ガーマグネットを用いており、マグネット非通電時に
は、該第1マグネット8の永久磁石により第1マグネッ
ト受け9はマグネット吸着されて開き係止部材7を保持
していて、通電時にこの吸着が解放されるものである。
【0022】また、上記2つのセクタ開用レバー4,5
の内の高速セクタ開用レバー4は、高速用開き係止部材
20により係止されるようになっている。この高速用開
き係止部材20は、略L字形状のレバー部材であって、
一腕部に設けられたフック部を掛けることで、上記開き
係止部材7の係止が外れた際も該高速セクタ開用レバー
4のみを係止するようになっている。この高速用開き係
止部材20の他腕部は、ボス20aを突設していて、シ
ャッタスピード選択手段たるモード切換部材28の端部
に穿設された縦長の孔28aに係合することで、該モー
ド切換部材28により回動されるようになっている。
【0023】一方、上記セクタ閉用レバー6も、ばねチ
ャージ状態で係止するための部材である第1閉じ係止部
材10により係止されるようになっている。この第1閉
じ係止部材10は、上記開き係止部材7とほぼ同軸の回
転軸を有するやはり略L字形状のレバー部材であり、ば
ね10sにより図2中CCW方向に付勢されていて、そ
の一腕部によりセクタ開用レバー6を係止するようにな
っている。また、該第1閉じ係止部材10の他腕部に
は、第2マグネット11に吸着される部分となる上記第
1マグネット受け9と同様の構成の第2マグネット受け
12が取り付けられている。
【0024】上記第2マグネット11は、オフタイプト
リガーマグネットを用いており、第2マグネット11に
通電することにより第1閉じ係止部材10を吸着して保
持するものである。
【0025】第2マグネット11は、オフタイプトリガ
ーマグネットであるために、非通電時には第1閉じ係止
部材10は保持されない。そのために、該第1閉じ係止
部材10の他腕部の先端部近傍には第2閉じ係止部材1
3が設けられている。この第2閉じ係止部材13は、先
端部がフック状に形成されたアーム部材であり、回転軸
13a周りに回動可能であって、先端のフック部により
第1閉じ係止部材10を係止保持する方向に、ばね13
sによって常に付勢されている。
【0026】上記開き係止部材7,第1閉じ係止部材1
0等の図1,図2の左側には、レリーズ動作終了後に上
記各ばねをチャージして再び露光動作可能なセット状態
に復帰させるための機構として、複数のカム面を有する
初期位置復帰手段たるチャージカムギヤー14が設けら
れている。このチャージカムギヤー14は、図示しない
モータの駆動力をギヤー列を介して伝達することにより
回転されるようになっていて、図1の上側から下側に向
かって順に、第1小径部の周面に設けられた第1カム面
14a、第2小径部の周面に設けられた第2カム面14
b、大径部の底面に設けられた第3カム面14cの3つ
のカム面を有している。
【0027】上記第1カム面14aには、開き係止部材
7をチャージするための第1チャージ部材15が、図示
しないばねにより該第1カム面14aに接するように付
勢されている。この第1チャージ部材15は、第1カム
面14aに当接するためのアーム15aを有するととも
に、ばね係止アーム15bを設けている。このばね係止
アーム15bには、ばね18がチャージ状態で取り付け
られていて、このばね18の先端で開き係止部材7を押
し、ばね7sをチャージするようになっている。このと
き、オーバーチャージ分は、該ばね18で吸収する。
【0028】上記第2カム面14bには、第1閉じ係止
部材10をチャージするための第2チャージ部材16
が、図示しないばねにより該第2カム面14bに接する
ように付勢されている。この第2チャージ部材16は、
上記第1チャージ部材15とほぼ同様の構成であって、
ばね19がチャージ状態で取り付けられていて、このば
ね19の先端で第1閉じ係止部材10を押し、ばね10
sをチャージするようになっている。このとき、オーバ
ーチャージ分は、該ばね19で吸収する。
【0029】上記第3カム面14cには、セクタ閉用レ
バー6をチャージするための第3チャージ部材17が、
図示しないばねにより該第3カム面14cに接するよう
に付勢されている。この第3チャージ部材17は、第3
カム面14cに当接するためのアーム17aと、セクタ
閉用レバー6を押圧して回動させるためのアーム17b
とを有するレバー部材である。
【0030】また、チャージカムギヤー14には、薄い
フランジ部14dが設けられていて、このフランジ部1
4dには孔14eが穿設され、この孔14eにより第2
フォトインタラプタ25がチャージ完了を検知するよう
になっている。
【0031】次に、このような実施例の作用を説明す
る。カメラに設けられている図示しないレリーズスイッ
チが押されると、まず図示しない制御回路により第2マ
グネット11に通電され、第2閉じ係止部材13により
係止されている第1閉じ係止部材10をさらに吸着保持
する。その後、第1マグネット8に通電することによ
り、開き係止部材7は、吸着が解除されてばねの付勢力
により第1マグネット8から離脱して図2中CCW方向
に回転し、開き係止部材7の他腕部7cの傾斜面7dに
より第2閉じ係止部材13を押しのける。これにより第
2閉じ係止部材13は、図2中CW方向に回転して第1
閉じ係止部材10の係止を解除する。このとき、第1閉
じ係止部材10は、依然として第2マグネット11によ
り吸着保持されている状態にある。
【0032】さらに、開き係止部材7が図2中CCW方
向に動いてセクタ開用レバー4,5の係止を解除し、各
セクタ開用レバー4,5にそれぞれ取り付けられたばね
22,23の付勢力により図1中CW方向に回転して、
連結レバー3を図1中CCW方向に回転させ、これによ
り駆動リング1を図1中CW方向に回転させることで、
セクタ2のダボ2bを動かして、回動中心孔2aを中心
にセクタ2を回転させて、露光するための開口を開かせ
る。
【0033】このとき、駆動リング1の回転を、ヒレ1
bの動きにより第1フォトインタラプタ21で検出し
て、セクタ2が開く位置を検知したときには、図示しな
い制御回路が秒時カウントを開始する。
【0034】セクタ開用レバー4,5は、連結レバー3
とセクタ閉用レバー6が当接して、該セクタ閉用レバー
6を第1ストッパ26に押圧する位置まで移動して停止
する。この状態でセクタ2は全開となる。
【0035】設定した秒時が経過した後、第2マグネッ
ト11の通電をオフすることで、第1閉じ係止部材10
の保持が解除され、ばね10sの付勢力により該第1閉
じ係止部材10が図2中CCW方向に回転してセクタ閉
用レバー6の係止を解除し、セクタ閉用レバー6が、ば
ね24の付勢力により図1中CCW方向に回転して、連
結レバー3および駆動リング1を介してセクタ2を閉じ
させる。
【0036】このセクタ2を閉じる動作と同時に、セク
タ閉用レバー6に取り付けられたばね24の付勢力によ
ってセクタ開用レバー4,5が押し戻されて、これらセ
クタ開用レバー4,5に取り付けられたばね22,23
がチャージされる。そして、セクタ開用レバー4,5が
第2ストッパ27に当接して停止した状態がセクタ2の
全閉状態であり、このときの位置がセクタ開用レバー
4,5のセット位置である。
【0037】セクタ2が閉じたことを第1フォトインタ
ラプタ21により検出すると、制御回路が図示しないモ
ータに通電して、ギヤー列を介してチャージカムギヤー
14を回転させ、まず、第1カム面14aに当接した第
1チャージ部材15が図2中CCW方向に回転して、ば
ね18により開き係止部材7を押圧して図2中CW方向
に回転させてチャージし、次に、第3カム面14cに当
接した第3チャージ部材17が図1中CCW方向に回転
することで、セクタ閉用レバー6を同図1中CW方向に
回転させてチャージし、最後に、第2カム面14bに当
接した第2チャージ部材16が図2中CCW方向に回転
して、ばね19により第1閉じ係止部材10を図2中C
W方向に回転させてチャージする。このとき、第1閉じ
係止部材10の端部が第2閉じ係止部材13のフック部
に形成された傾斜面を押圧することで、ばね13sによ
る付勢力を押しのけて移動して、第1閉じ係止部材10
が第2閉じ係止部材13に係止される。
【0038】こうして、チャージカムギヤー14に接し
た各チャージ部材15,16,17により、開き係止部
材7,セクタ閉用レバー6,第1閉じ係止部材10の順
にチャージされる。
【0039】このような各部材のチャージが終了した状
態においては、開き係止部材7は各セクタ開用レバー
4,5を係止するとともに、非通電状態で第1マグネッ
ト8の永久磁石により保持されている。また、第1閉じ
係止部材10は、セクタ閉用レバー6を係止するととも
に、第2閉じ係止部材13により係止されて保持されて
いる(図1,図2参照) 上述の一連のチャージ動作が終了したことを第2フォト
インタラプタ25により検知して、図示しない制御回路
がチャージ完了と判断してモータの通電をオフし、全て
の動作が終了する。
【0040】次に、鏡枠およびカメラ本体の小型化につ
いて説明する。上述のように、鏡枠内には、セクタ2,
駆動リング1,図示しない第1押え板,第2押え板およ
び鏡枠後端に設けた連結レバー3のみを配置することに
より、鏡枠内に配設する部材を極力抑えて鏡枠を小型化
することができる。
【0041】また開き係止部材7等の駆動機構、マグネ
ット8,11、チャージカムギヤー14等のチャージ機
構をスプール室上部に立体的に配置し、かつスプール室
前方の小空きスペースを利用して、鏡枠後端に取り付け
られている連結レバー3と係合するセクタ開用レバー
4,5やセクタ閉用レバー6等の駆動機構の一部を配置
することにより、シャッタ機構を非常に小さくまとめる
ことが可能であり、この結果、ボディも小型化されて、
全体的にコンパクトなカメラを設計することが可能とな
る。
【0042】次に、図3ないし図6は、カメラ内部にお
ける各ユニットの配置を示す図である。図3は、上述し
た実施例における配置であり、図示のようにカメラのほ
ぼ中央部には鏡枠LBが設けられている。この鏡枠LB
の図面右側にはパトローネ室PTが、図面左側にはスプ
ール室SPがそれぞれ設けられている。また、上記鏡枠
LBの上側にはファインダFが、下側には巻上ギヤー列
WGが配設されている。そして、上記スプール室SPの
図面左側には、電池BTが収納されるようになってい
る。このような配置において、シャッタ機構STを、ス
プール室SPの上側のスペースを利用して巧みに配設し
ている。上記図1および図2に示したシャッタ機構の配
置は、この図3に示したタイプの配置であり、スプール
室SPの上部を拡大して示したものである。
【0043】次に図4は、上記図3に示した配置の第1
変形例を示したものであり、該図3とほぼ同様の配置に
おいて、シャッタ機構STをスプール室SPの下側に配
設している。
【0044】図5は、上記図3に示した配置の第2変形
例を示したものであり、該図3とほぼ同様の配置におい
て、シャッタ機構STをパトローネ室PTの上側に配設
している。
【0045】図6は、、上記図3に示した配置の第3変
形例を示したものであり、該図3とほぼ同様の配置にお
いて、シャッタ機構STをパトローネPTの下側に配設
している。
【0046】なお、上記実施例では複数枚(例えば5
枚)のセクタを用いた例について説明しているため、こ
れらのセクタを駆動リングを介して駆動するようにして
いるが、セクタの枚数が2枚である場合には、駆動リン
グを介さずに直接連結レバー等の連結部材で開閉するよ
うにしても良い。
【0047】また、シャッタ機構としては、上述ではバ
ネ力によるセクタの開閉機構について説明しているが、
本発明はこれに限るものではなく、例えば最近よく用い
られているプランジャによるダイレクト駆動などにおい
ても有効に適用することができる。
【0048】このような実施例によれば、鏡枠内には必
要最小限の部材のみを配置することにより、鏡枠を小さ
くすることができる。また、鏡枠外に出された部材は、
カメラ本体側の例えばスプール室上部のスペースに立体
的に配置し、鏡枠内の部材と連結させる部材をスプール
室前面部の小空きスペースに配置することにより、シャ
ッタ機構を非常にコンパクトにまとめることができるた
め、ひいてはボディも小型化され、コンパクトなカメラ
の設計が可能となる。
【0049】また、上述したシャッタ機構の配置では、
鏡枠外に出された部材に取り付く地板は本体側に取り付
けるようになっているため、カメラの未使用時に鏡枠を
沈胴させるタイプにおいても有効なレイアウトである。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明のレンズシャ
ッタ機構によれば、鏡枠およびカメラ本体を小型化する
ことができ、かつ沈胴式鏡枠にも適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すレンズシャッタ機構の
正面図。
【図2】上記実施例のレンズシャッタ機構の平面図。
【図3】上記実施例のレンズシャッタ機構をカメラ内に
設けた際の正面から見た配置の一例を示す図。
【図4】上記実施例のレンズシャッタ機構をカメラ内に
設けた際の正面から見た配置の第1変形例を示す図。
【図5】上記実施例のレンズシャッタ機構をカメラ内に
設けた際の正面から見た配置の第2変形例を示す図。
【図6】上記実施例のレンズシャッタ機構をカメラ内に
設けた際の正面から見た配置の第3変形例を示す図。
【符号の説明】
1…駆動リング(シャッタ駆動手段) 2…セクタ(シャッタ手段) 4…高速セクタ開用レバー(駆動力伝達手段) 5…低速セクタ開用レバー(駆動力伝達手段) 14…チャージカムギヤー(初期位置復帰手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1,図2は本発明の一実施例のレンズシャッタ
機構のレリーズ操作を行う前のセット状態を示した正面
図および平面図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】連結レバー3は、駆動機構および駆動リン
グ1と係合することにより駆動機構の駆動力を駆動リン
グ1へ伝達するものであって、鏡枠の光軸後方側の端部
に取り付けられている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】次に、図3から図6は、カメラ内部におけ
る各ユニットの配置を示す図である。図3は、上述した
実施例における配置であり、図示のようにカメラのほぼ
中央部には鏡枠LBが設けられている。この鏡枠LBの
図面右側にはパトローネ室PTが、図面左側にはスプー
ル室SPがそれぞれ設けられている。また、上記鏡枠L
Bの上側にはファインダFが、下側には巻上ギヤー列W
Gが配設されている。そして、上記スプール室SPの図
面左側には、電池BTが収納されるようになっている。
このような配置において、シャッタ機構STを、スプー
ル室SPの上側のスペースを利用して巧みに配設してい
る。上記図1および図2に示したシャッタ機構の配置
は、この図3に示したタイプの配置であり、スプール室
SPの上部を拡大して示したものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡枠に設けられ、所定の露出開口を形成
    するシャッタ手段と、 鏡枠に対して回動自在に設けられ、この回動に連動して
    上記シャッタ手段を開閉動作させるシャッタ駆動手段
    と、 カメラ本体内のスプール室又はフィルムパトローネを装
    填するパトローネ室の上部あるいは下部近傍に設けられ
    ていて、上記シャッタ駆動手段を駆動するための駆動力
    を発生する駆動力発生手段と、 上記駆動力発生手段と連動する上記カメラ本体内に設け
    られていて、発生した駆動力を上記シャッタ駆動手段に
    伝達する駆動力伝達手段と、 露出終了後に、上記駆動力伝達手段を初期位置に復帰さ
    せる初期位置復帰手段と、 を具備したことを特徴とするレンズシャッタ機構。
JP22586993A 1993-09-10 1993-09-10 レンズシャッタ機構 Pending JPH0777721A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22586993A JPH0777721A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 レンズシャッタ機構
US08/304,501 US5497208A (en) 1993-09-10 1994-09-09 Camera having a lens shutter mechanism

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22586993A JPH0777721A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 レンズシャッタ機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0777721A true JPH0777721A (ja) 1995-03-20

Family

ID=16836129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22586993A Pending JPH0777721A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 レンズシャッタ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0777721A (ja)

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Legal Events

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Effective date: 20011001