JPH0777034B2 - トラッキング・サーボ機構 - Google Patents

トラッキング・サーボ機構

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JPH0777034B2
JPH0777034B2 JP63005720A JP572088A JPH0777034B2 JP H0777034 B2 JPH0777034 B2 JP H0777034B2 JP 63005720 A JP63005720 A JP 63005720A JP 572088 A JP572088 A JP 572088A JP H0777034 B2 JPH0777034 B2 JP H0777034B2
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JP
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tracking
tracking servo
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servo system
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恭一 井上
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Kenwood KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明はCDプレーヤーのトラッキング・サーボ機構に
係り、特に、光学ピックアップのバラツキに対して安定
に動作するトラッキング・サーボ機構に関する。
(ロ)従来技術 従来のトラッキング・サーボ機構は第2図のようになっ
ている。入力端子1には光ピックアップより取り出され
た情報を増幅して得られるトラッキング・エラー信号が
入力される。このトラッキング・エラー信号は、半固定
抵抗器2でサーボ系のループ特性を設定するレベルに調
整されて、トラッキング・サーボアンプ3に供給され
る。
トラッキング・サーボアンプ3は、プレーヤーに衝撃が
加わった時の耐ショック特性や偏心特性などを考慮し
た、トラッキングの周波数帯域で良好な周波数特性をも
った増幅器である。トラッキング・エラー信号はトラッ
キング・サーボアンプ3で増幅され、トラッキング・コ
イル4に供給され、光ピックアップの対物レンズのアク
チュエータを制御し、エラーを抑圧する。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、上記した従来のトラッキング・サーボ系におい
ては、耐ショック特性や偏心特性への追従性を良くする
ために、トラッキング・サーボアンプの周波数特性の低
周波領域のゲインを高くする必要があった。
第3図はトラッキング・サーボアンプ3の周波数特性を
示した特性図である。低周波領域のゲインを高くして、
実際に耐ショック特性などを良くして、オン・トラック
状態にある時のトラッキング・サーボ系のオープン・ル
ープ特性は第4図のような周波数特性になる。
第4図のオープン・ループ特性において、クローズド・
ループにする時の0dBをクロスするところでは−6dB/oct
の減衰特性になっている。このクロス点の減衰特性が−
6dB/octであれば発振を起すことはない。
しかし、トラッキング・ジャンプ時には、DCオフセット
が発生し、このDCオフセット成分がトラッキング・サー
ボアンプ3の周波数特性に影響を及ぼす。
第5図は光ピックアップ部の対物レンズが機械的中心点
に対して、内側または外側に振られた時のオフトラック
状態に於けるDCオフセット成分の特性図である。このDC
オフセット成分がトラッキング・エラー信号に重畳して
トラッキング・サーボアンプ3に供給されると、オフト
ラック時のDCオフセット成分によるトラッキング・サー
ボアンプ3のオープン・ループ特性は第6図のようにな
る。
第6図のループ特性図では、0dBをクロスするゲインの
減衰特性が−12dB/octと急峻になり、ループ系が発振す
るという問題がある。
トラッキング・サーボ系において、このDCオフセットが
マイナー・ループとなりループ系が発振すると、当然前
記光ピックアップ部の対物レンズは、機械的中心点に対
して内側,外側へとトラッキング・アクチュエータの低
域共振周波数近傍で振られ発振して、オントラックする
ことができないという欠点があった。
更に、光ピックアップが外部情報によりサーチ機能を実
行しようとして、トラッキング・コイルを駆動して目標
のトラックに乗ってサーボを閉じさせようとしても閉じ
ないといる問題点があった。
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、サーボ系が動作しトラッキング
・コイルを駆動して目標のトラックに乗って、サーボ系
を閉じようとする時、所定の時定数で一度トラッキング
・サーボループを切り離して、対物レンズを機械的中心
点に停止させ、DCオフセットの無い状態で再度サーボ系
を閉じさせようとするものである。
(ニ)問題を解決するための手段 この発明に係るトラッキング・サーボ機構は、トラッキ
ング・エラー信号をトラッキング・サーボアンプで増幅
しトラッキング・コイルに供給して、光ピックアップ部
を駆動して成るトラッキング・サーボ機構において、 トラッキング・コイルへの駆動電圧を検波する検波手段
と、その検波出力信号の絶対値が所定レベルを越えたと
き、前記トラッキング・エラー信号が前記トラッキング
・サーボアンプに入力されることを禁止するスイッチン
グ手段とからなるトラッキング・サーボ機構である。
(ホ)作用 トラッキング・エラー信号は半固定抵抗器でサーボ系の
ループ特性を調整するためのレベル調整を行い、トラッ
キング・サーボアンプに供給され、トラッキング・コイ
ルへの駆動電圧となるサーボ系において、このトラッキ
ング・コイルへの駆動電圧を検波し、充放電回路に供給
する。
所定の時定数をもった充放電回路の出力電圧は上記サー
ボ系に接続されたスイッチング回路のトランジスタを制
御し、サーボ系ループを一時的に切断する。
サーボ系ループが切断されると、強制的に光ピックアッ
プの対物レンズが機械的中心点にセットされ、再度所定
の時間後DCオフセットの無い状態で上記スイッチング回
路によってサーボ系ループが接続されてトラッキング・
サーボ機構が動作する。
(ヘ)実施例 この発明に係るトラッキング・サーボ機構の実施例を第
1図にもとづいて説明する。なお、従来例と同一部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。
トラッキング・コイル4に供給されるエラー信号はダイ
オードD1で整流され、抵抗R2及びコンデンサC1よりなる
積分回路に加えられる。この整流された直流電圧はR2,C
1の時定数でコンデンサC1を充電し、A点の電位は上昇
する。
一方、A点は抵抗R3及びR4の放電回路により同時に放電
し、R3とR4で分割された電圧がB点に加わる。B点はト
ランジスタQ1のベースに結合されている。
通常、トラッキング・サーボ機構が正常に動作している
場合は、A点の電圧は前記の充・放電を繰り返し、トラ
ンジスタQ1がOFFの状態に保持されている。
前述したごとく、トラッキング・サーボ機構の耐ショッ
ク特性や偏心特性への追従性を良くするために、トラッ
キング・サーボ系のオープン・ループの低周波領域のゲ
インを高くすると、サーボ系が発振してオン・トラック
できない状態が続く。
このように発振状態になるとトラッキング・エラー信号
によるトラッキング・コイル4への通電状態も長くな
り、A点のコンデンサC1の充電電位は上昇する。抵抗R
3,R4で分割されたB点の電圧もA点に比例して高くな
り、トランジスタQ1はONとなる。
トランジスタQ1のコレクタはトラッキング・サーボアン
プ3の入力端子に接続されているため、トランジスタQ1
がONになるとトラッキング・サーボアンプ3の入力はア
ースと短絡の状態になり、トラッキング・エラー信号は
トラッキング・サーボアンプ3に入力されない。すなわ
ち、トラッキング・サーボ系のループは切り離される。
このようにトラッキング・サーボ系のループが切り離さ
れると、光ピックアップ部の対物レンズは強制的に機械
的中心点に固定され、DCオフセットが零の状態になる。
このため今まで発生していたループ回路の異常発振も消
滅する。
一方、トラッキング・サーボアンプ3の入力が零になる
ため、トラッキング・サーボアンプ3の出力信号も零と
なって、A点の電圧はコンデンサC1及び抵抗R3,R4の時
定数で減衰し、トランジスタQ1を再びOFFとする。
トランジスタQ1がスイッチングしOFFとなると、トラッ
キング・サーポ系は動作状態となる。
光ピックアップ部の対物レンズが強制的に機械的中心点
に位置した状態で、再度トラッキング・サーボ系が動作
し、目標トラックをとらえることが容易に出来、トラッ
キング・サーボ系の追従性が良くなる。
(ト)発明の効果 この発明に係るトラッキング・サーボ機構によれば、サ
ーボ系が異常状態、例えば異常発振状態になった時、ト
ラッキング・サーボアンプの入力端に接続されたトラン
ジスタが導通状態になり、即時にトラッキング・サーボ
系を一時的に切り離して異常発振を止めることができる
という効果がある。
しかも、上記サーボ系が一時的に切り離された時、光ピ
ックアップ部の対物レンズが機械的中心点に強制的に位
置するため、サーボ系が再動作した時、目標のトラック
をとらえることが容易にできる。
更に、トラッキング・サーボアンプの低域のループゲイ
ンを高くして、耐ショック特性や偏心特性の追従性を良
くしても安定に動作するという効果がある。
しかも、構造が簡単であって、また安価に構成すること
ができるため実施も容易である等の優れた特長を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るトラッキング・サーボ機構の実
施例を示した回路図である。 第2図は従来例のブロック図、第3図乃至第6図はトラ
ッキング・サーボ系のループ・ゲイン特性図及びDCオフ
セット特性図である。 主な部分の符号の説明 1:トラッキング・エラー信号の入力端子 3:トラッキング・サーボアンプ 4:トラッキング・コイル R1〜R4:抵抗器,C1:コンデンサ D1:ダイオード,Q1:トランジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラッキング・エラー信号をトラッキング
    ・サーボアンプで増幅しトラッキング・コイルに供給し
    て、光ピックアップ部を駆動して成るトラッキング・サ
    ーボ機構において、 トラッキング・コイルへの駆動電圧を検波する検波手段
    と、 その検波出力信号の絶対値が所定レベルを越えたとき、
    前記トラッキング・エラー信号が前記トラッキング・サ
    ーボアンプに入力されることを禁止するスイッチング手
    段とからなることを特徴とするトラッキング・サーボ機
    構。
JP63005720A 1988-01-16 1988-01-16 トラッキング・サーボ機構 Expired - Fee Related JPH0777034B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01182930A JPH01182930A (ja) 1989-07-20
JPH0777034B2 true JPH0777034B2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=11618955

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733435B2 (ja) * 1978-05-12 1982-07-16

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6331218Y2 (ja) * 1979-11-08 1988-08-22
JPS6215864Y2 (ja) * 1980-08-04 1987-04-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733435B2 (ja) * 1978-05-12 1982-07-16

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JPH01182930A (ja) 1989-07-20

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