JP2541756Y2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2541756Y2
JP2541756Y2 JP1989111584U JP11158489U JP2541756Y2 JP 2541756 Y2 JP2541756 Y2 JP 2541756Y2 JP 1989111584 U JP1989111584 U JP 1989111584U JP 11158489 U JP11158489 U JP 11158489U JP 2541756 Y2 JP2541756 Y2 JP 2541756Y2
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gain
focus
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amplifier
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JP1989111584U
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JPH0352818U (ja
Inventor
菊夫 塚本
Original Assignee
船井電機 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンパクトディスクプレーヤ等の信号検出
に用いられる光ピックアップ装置に関する。
[従来の技術] コンパクトディスクプレーヤ等における光ピックアッ
プ装置は、いわゆるトラッキングサーボとフォーカシン
グサーボの各機構を備えている。そして、これら機構に
より、フォーカスエラーとトラッキングエラーとを検出
して、ディスクの信号面に光が正確に照射されるよう
に、フォーカスアクチュエータとトラッキングアクチュ
エータを制御している。
[考案が解決しようとする課題] ところで、頭出しなどを行うためのトラックサーチ時
にも、上記の制御を行っており、両者の信号のクロスト
ークによる漏れがフォーカスエラー信号として読取ら
れ、フォーカスドライブされ、ノイズとなって出力され
る。その結果、フォーカスアクチュエータにて“きゅる
きゅる音”となって、聴感的にも耳ざわりとなる。
本考案は、上記の問題点を解消するもので、トラック
サーチ時には、フォーカスエラー成分の増幅器の増幅度
を低下させることにより、フォーカスアクチュエータ音
の低減を図った光ピックアップ装置を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案は、コンパクトディ
スクなどのディスク面の信号を光学手段にて読取るピッ
クアップと、このピックアップによる読取り時に、発生
するフォーカスエラー信号をピックアップ受けて増幅す
るフォーカスエラー増幅器と、該増幅器出力を電力増幅
するドライバと、このドライバ出力を得てフォーカスエ
ラーを補正するフォーカスアクチュエータとを具備した
光ピックアップ装置において、前記フォーカスエラー増
幅器の利得を、トラックサーチ時に、10dB程度低下させ
る利得制御回路を設け、この利得制御回路は利得設定を
切換えるためのスイッチング素子を有し、このスイッチ
ング素子に対しサーボ制御用のサーボプロセッサからの
制御信号を時定数回路を通して与えるようにしたもので
ある。
[作用] 上記構成によれば、トラックサーチ時、制御回路によ
り、利得制御回路の出力が制御され、フォーカスエラー
増幅器での増幅度が低下する。すると、ドライバー出力
が小さくなり、フォーカスアクチュエータの作動量が制
限される。
また、利得設定を切換えるためのスイッチング素子に
対しサーボ制御用のサーボプロセッサからの制御信号を
時定数回路を通して与えるので、トラックサーチに入っ
た信号を安定して検出することができ、また、利得を10
dB程度低下させることで、クロストークによるノイズ成
分を確実に抑制できる。
[実施例] 本考案の光ピックアップ装置の一実施例構成につい
て、第1図を参照して説明する。
光ピックアップ装置は、ピックアップがコンパクトデ
ィスクのトラックに追従するためのトラッキングサーボ
機構、ディスクの信号面との距離を一定に保つためのフ
ォーカシングサーボ機構、および信号取出し回路を備え
ているが、第1図では、フォーカシングサーボ機構のみ
を図示している。同サーボ機構は、ディスク面に書かれ
た信号を読取るピックアップ1と、ピックアップ1の位
置を駆動するフォーカスアクチュエータ2と、ピックア
ップ1で読取られたフォーカスエラー信号を増幅するフ
ォーカスエラー増幅器3と、この増幅器3の出力を電力
増幅し、前記フォーカスアクチュエータ2を駆動するサ
ーボ信号を出力するドライバ4と、本サーボ系を制御す
るためのサーボプロセッサ5とで構成されている。さら
に、前記増幅器3とサーボプロセッサ5との間に、前記
増幅器3の利得(ゲイン)を、サーチ動作時に低下させ
るための利得制御回路6が挿入されている。
この利得制御回路6は、増幅器3におけるオペアンプ
3aのゲインを設定する抵抗R2に連接され、ゲイン設定を
切換えるための抵抗R1とスイッチングトランジスタQ1と
を主要構成とし、このトランジスタQ1のスイッチング信
号をコンデンサと抵抗とからなる時定数回路を介して前
記サーボプロセッサ5の“SEL"端子より与えている。そ
して、増幅器3のオペアンプ3aのゲインが、トランジス
タQ1のOFF時には、通常の抵抗R2で設定され、トランジ
スタQ1のON時には、基準電圧Vrefを抵抗R1,R2で分圧し
た電圧で設定され、ゲインが低下するようになってい
る。また、サーボプロセッサ5の“SEL"端子出力は、プ
レイ中はハイ−インピーダンスになり、トラックサーチ
中はローレベルになる。したがって、増幅器3は、プレ
イ中はトランジスタQ1がOFFで通常のゲインとなり、ト
ラックサーチ中はトランジスタQ1がONでゲインが低下す
ることになる。また、利得制御回路6に対するサーボプ
ロセッサ5の“SEL"端子からの信号を時定数回路を介し
て入力しているので、利得制御回路6は安定して信号検
出を行うことができる。
第2図はピックアップに付属するフォーカスアクチュ
エータ2の構成例を示す。フォーカスアクチュエータ2
は、光学手段の集光に用いる対物レンズ7と、この対物
レンズ7に連接されたフォーカスコイル8と、フォーカ
スコイル8を可動とするヨーク9および磁石10とで構成
される。
次に、光ピックアップ装置の動作について説明する。
プレイ時、ピックアップ1にてフォーカスエラー信号
が検出されると、フォーカスエラー増幅器3で増幅さ
れ、さらに、ドライバ4にて電力増幅される。一方、サ
ーボプロセッサ5では、その“SEL"端子がハイ−インピ
ィーダンスのため、トランジスタQ1はOFFで、フォーカ
スエラー増幅器3におけるオペアンプ3aのゲインは、通
常の抵抗R2で設定される。このゲインで増幅されたフォ
ーカスエラー信号は、ドライバ4に与えられ、同ドライ
バ4の出力がフォーカスアクチュエータ2に与えられ、
フォーカスコイル8を励磁し、焦点距離が最適値になる
ように対物レンズ7を移動制御する。
一方、トラックサーチ時には、サーボプロセッサ5の
“SEL"端子がローレベルになり、利得制御回路6のトラ
ックサーチQ1がONし、抵抗R1とR2にて分割された基準電
圧Vrefによる電圧が、フォーカスエラー増幅器3のオペ
アンプ3aに印加され、同増幅器3のゲインは、通常のゲ
インより低下する。そこで、ドライバ4の出力も低下し
て、フォーカスアクチュエータ2の作動量が減少する。
この状態で、ピックアップ1にてトラッキングエラー成
分がフォーカスエラー信号に漏れ、これが検出されて
も、増幅器3の増幅度が低いため、フォーカスアクチュ
エータ2の作動量が低いため、フォーカスアクチュエー
タ2の作動量が小さく、フォーカスコイル8が励磁さ
れ、対物レンズ7が振動して起こる“きゅるきゅる音”
は低く抑えられる。
特に、本考案では、上述のように、時定数回路(実施
例では抵抗とコンデンサでなる)を介してサーボプロセ
ッサ5の信号をフォーカスエラー増幅器3のゲインを制
御する利得制御回路6のトランジスタQ1に与えているの
で、次のような作用効果が得られる。すなわち、一般的
に、ピックアップ1のトラックサーチ時の移動つまりフ
ィート移動は、その初期時点では、速度が漸次高まり、
その後、ある一定速度の期間があり、最終時点で速度が
漸次減じて停止するという軌跡を辿る。そのため、ピッ
クアップ1がピット列を横切る際のフォーカスエラー信
号の出方は、初期の移動速度が低い間は、比較的、周波
数の低い信号であり、中間時点では、比較的、周波数の
高い信号となり、最終時点では比較的、周波数の低い信
号となる。この周波数の低い区間(フィード移動の開始
直後と停止直前)のフォーカスエラー信号は、たとえク
ロストークになってドライバ4に入り、フォーカスコイ
ル8を誤動作させたとしても、周波数が低い分、それ
程、耳障りな音にはならない。従って、このようなフィ
ード移動の開始直後と停止直前の区間では、ゲインをそ
れ程、下げる必要性に乏しい。かえって、ゲインをフィ
ード移動に入った途端に鋭角的に下げるとか、移動停止
時に鋭角的に上げるといった制御を行うと、フォーカス
サーボの安定性を乱す要因になる。
この点、本考案では、時定数回路を通してフォーカス
サーボの制御信号を与えているので、上記の周波数の比
較的に低い区間でゲインをそれ程下げないことになり、
フォカスサーボの安定性を確保でき、耳障りな音の出る
区間のみゲインを大きく(例えば10dB程度)下げて、耳
障りな音が出ることを防止することができる。
具体的には、サーチ時にフォーカスエラー増幅器3の
増幅度を10dB程度低くすることにより、クロストークに
よるノイズ成分を抑え、“きゅるきゅる音”は約半分位
に軽減する。
かりに、通常の電力がドライバ4より加えられると、
対物レンズ7が振動して起こる“きゅるきゅる音”は、
通常の音のまま出力し、トラックサーチ中、プレイ音が
ないため、耳ざわりとなる。
なお、トランジスタQ1のバイアス電圧として、サーボ
プロセッサ出力を利用したが、マイクロコンピュータ等
で制御することも可能である。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、トラックサーチ時に、
利得制御介すを作動させることにより、フォーカスエラ
ー増幅器のゲインを低下させ、もってトラッキングエラ
ヒ信号がクロストークにより、フォーカスエラー信号に
漏れることによって起こるフォーカスアクチュエータで
の“きゅるきゅる音”を低減することができる。この効
果は、フォーカスエラー増幅器の利得を、トラックサー
チ時に、10dB程度低下させることにより、また、利得制
御回路が利得設定を切換えるための、サーボ制御用サー
ボプロセッサからの制御信号を、時定数回路を通して与
えるようにしていることにより、顕著となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による光ピックアップ装置の
ブロック構成図、第2図は同装置に内蔵するフォーカス
アクチュエータの構成図である。 1……ピックアップ、2……フォーカスアクチュエー
タ、3……フォーカスエラー増幅器、3a……オペアン
プ、4……ドライバ、5……サーボプロセッサ、6……
利得制御回路、7……対物レンズ、8……フォーカスコ
イル、Q1……トランジスタ、R1,R2……抵抗。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンパクトディスクなどのディスク面の信
    号を光学手段にて読取るピックアップと、このピックア
    ップによる読取り時に、発生するフォーカスエラー信号
    をピックアップ受けて増幅するフォーカスエラー増幅器
    と、該増幅器出力を電力増幅するドライバと、このドラ
    イバ出力を得てフォーカスエラーを補正するフォーカス
    アクチュエータとを具備した光ピックアップ装置におい
    て、 前記フォーカスエラー増幅器の利得を、トラックサーチ
    時に、低下させる利得制御回路を設け、この利得制御回
    路は利得設定を切換えるためのスイッチング素子を有
    し、このスイッチング素子に対しサーボ制御用のサーボ
    プロセッサからの制御信号を時定数回路を通して与える
    ようにしたことを特徴とする光ピックアップ装置。
JP1989111584U 1989-09-22 1989-09-22 光ピックアップ装置 Expired - Lifetime JP2541756Y2 (ja)

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JPH0352818U JPH0352818U (ja) 1991-05-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5977638A (ja) * 1982-10-26 1984-05-04 Nippon Gakki Seizo Kk 光学式デイスク再生装置におけるフオ−カスサ−ボ制御装置

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