JPH0776778A - 強誘電体薄膜の製造方法 - Google Patents

強誘電体薄膜の製造方法

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JPH0776778A
JPH0776778A JP22313893A JP22313893A JPH0776778A JP H0776778 A JPH0776778 A JP H0776778A JP 22313893 A JP22313893 A JP 22313893A JP 22313893 A JP22313893 A JP 22313893A JP H0776778 A JPH0776778 A JP H0776778A
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thin film
film
ferroelectric thin
pzt
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JP22313893A
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Shigeo Onishi
茂夫 大西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 残留分極の増大を図ることができ、不揮発性
メモリの性能向上を図ることができる強誘電体薄膜の製
造方法を提供する。 【構成】 固体原料であるジビバロイルメタナート鉛
〔Pb(DPM)2〕を、液体容器1内でTHF溶液に溶か
し、Pb(DPM)2を溶かしたTHF溶液をベーパライ
ザー3で気化させて、Pb系原料ガスを発生させ、この
Pb系原料ガスを反応容器に導入して、PZT薄膜を形
成する。 【効果】 Pb系原料として固体材料を用いて、Pb系の
原料ガスを安定に供給することができ、PZT膜の組成
比の制御性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CVD法を用いて、ペ
ロブスカイト型酸化物で構成された強誘電体薄膜を製造
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、強誘電体材料の高い誘電率を利用
した高集積度DRAMや、強誘電体材料のヒステリシス
特性を応用した不揮発性RAMの開発が盛んになってい
る。これらの強誘電体デバイスのキャパシタ絶縁膜材料
としては、現在のところ3成分系複合ペロブスカイト酸
化物であるPb(Zr,Ti)O3いわゆるPZTが最も広く
用いられている。このPZTは、非常に高い誘電率と良
好なヒステリシス特性を有することで知られている。
【0003】このPZTを実デバイスへ応用するにあた
って、つまり、PZTを誘電体かつ絶縁膜とするキャパ
シタを作製するに当たって、まず、キャパシタの電極を
形成することが必要である。電極材料としては、通常、
PZTとの整合性が良い白金が用いられ、スパッタ法を
用いて半導体基板の上に、白金からなる下部電極を形成
する。PZT薄膜の形成方法としては、ゾルーゲル法、
スパッタ法、CVD法などがあげられるが、組成の制御
性や段差被覆性、均一性の面でCVD法が最も優れた成
膜方法である。
【0004】図7に、有機金属錯体原料を用いたCVD
装置であるMOCVD装置を示す。このMOCVD装置
は、CVD原料としてのPbの原料として、固体原料で
あるジビバロイルメタナート鉛〔Pb(DPM)2〕を用い
る。
【0005】Pbを含む供給原料としては、Pb(C25)
4等の液体原料が挙げられるが、蒸気圧が高く(78℃/
10mmHg)、かつ、毒性に問題が有る。したがって、上
記Pbを含む供給原料としては、固体原料であるジビバ
ロイルメタナート鉛〔Pb(DPM)2〕が良く使用され
る。
【0006】また、Zrの原料として液体原料であるZr
(t−OC49)4を用い、Tiの原料として液体原料である
Ti(i−OC37)4を用いる。
【0007】上記MOCVD装置は、図8に示す原料容
器を用いている。図8(A)は原料容器の上面図であ
り、図8(B)は原料容器の側面図である。上記原料容
器は、図7に示す3つの恒温槽に、それぞれ、配置さ
れ、上記恒温槽内で一定温度に保たれる。そして、上記
3つの原料容器には、それぞれ、上記Pb(DPM)2,上
記Zr(t−OC49)4,上記Ti(i−OC37)4を25g
ずつ導入する。
【0008】上記原料容器にマスフローコントローラー
MFCを経由してArガスを送り込むことによって、上
記各原料はバブリングされ、強制的に蒸発させられる。
また、上記原料容器の出口側に取り付けられたニードル
バルブ61,61,61を調節することによって、上記各
原料容器の圧力を調整でき、原料の蒸気圧を調整するこ
とができる。
【0009】また、各原料供給ライン63,63,63
は、バイパスライン65,65,65を有している。
【0010】上記各原料は、上記各原料供給ライン6
3,63,63を経て、ガス混合器66内に導入され、
ガス混合器66内で混合される。そして、上記混合され
た各原料は、石英製の反応室67に供給され、上記反応
室67の中で酸素と混合される。
【0011】ところで、上記恒温槽62内の原料容器か
ら出た上記各原料ガスが流れる経路は、配管内で原料が
析出するのを防ぐために、恒温槽62の温度よりは高
く、かつ、原料の分解温度より低い温度にヒーターで加
熱されている。反応室67は、真空ポンプ68により5
Torr程度の圧力に保たれており、有害なPbを除去する
ために除害槽69を通して排気される。
【0012】なお、上記CVD装置は、反応室67を経
由せずに原料を排出するためのベントライン70を有
し、反応室67とベントライン70を切り替えるための
バルブ71,72を有している。
【0013】次に、上記CVD装置を用いて、図4に示
す構造の強誘電体キャパシタを形成する方法を説明す
る。
【0014】まず、Si基板31を反応室67に導入す
る前に、Si基板31の表面を熱酸化させた膜厚200
0ÅのSiO2膜32の上に、マグネトロンスパッタによ
り、Ti膜33とPt膜35を、それぞれ300Åおよび
2000Åだけ堆積させて、下部電極を形成する。Pt
膜35とSiO2膜32との間にTi膜33を挿入してい
るのは、Pt膜35はTi膜33に対して密着性が良いか
らである。
【0015】次に、上記下部電極が形成された半導体基
板を、上記CVD装置の反応室67内に導入し、真空引
きを行い、電気ヒーターによって上記半導体基板を、6
00℃前後まで加熱する。
【0016】つぎに、上記半導体基板が目的の温度に達
した後、上記反応室67内に、酸素を流量800sccmで
供給し、反応室67内の圧力を5Torrに調整する。scc
mとは、標準状態下における流量単位cm3/分である。
また、Pb,Zr,Tiの各原料は、恒温槽62,62,6
2内で、それぞれ120℃,40℃,40℃に保ってお
く。
【0017】次に、3系統の原料供給ライン63,6
3,63のバイパスライン65側に、Arキャリアガス
を、Pb,Zr,Tiについて、それぞれ200sccm,100
sccm,100sccmずつ供給する。
【0018】このとき、Zr系原料を供給する原料供給
ラインおよびTi系原料を供給する原料供給ラインにつ
いては、ニードルバルブ61を調整することによって、
Zr系原料の原料容器およびTi系原料の原料容器の圧力
を約300Torrに調整する。また、Pb(DPM)2は固
体原料であるので、Pb(DPM)2系の原料供給ラインに
ついては、ニードルバルブ61は常に開放しておく。
【0019】つぎに、Arキャリアガスの導入経路を、
バイパスライン65から原料容器側ライン64に切り替
えて、バブリングを開始する。この開始から数分間の間
は、上記原料の供給圧力を安定させるために、そのま
ま、上記原料容器から出た原料をベントライン70に流
して原料を排出する。そして、恒温槽62内の原料容器
の圧力が安定した後に、バルブ71を閉じ、バルブ72
を開いて、各原料供給ライン63からの原料ガスの供給
路をベントライン側から反応室67側に切り替えて、反
応室67内への原料の供給を開始する。
【0020】すると、あらかじめ、上記反応室67内に
導入されて、600℃前後に加熱された上記半導体基板
の下部電極上に、PZT膜36の成長が開始される。
【0021】上記PZT膜36を3000Å程度に堆積
させた後に、上記原料の供給路をベントライン側に切り
替えて成膜を終了する。そして、電気ヒーターを徐々に
降温させながら上記半導体基板を十分に冷却してから、
反応室67を大気に解放して、上記半導体基板を取り出
す。上記製造工程における各条件を、表1に示す。尚、
上記PZT膜の成長速度は、25Å/分 程度である。
【表1】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
のように、Pb系原料として固体材料を用いた場合に
は、Pb系原料の供給が難しいという問題がある。即
ち、Pb系原料として固体材料を用いた場合、通常のバ
ブリング方式では、Pb系原料をガス化して供給の再現
性を得ることが困難であり、安定した供給が困難である
という問題がある。
【0022】また、上記Pb系の固体材料は、比較的蒸
気圧が低い(79℃/1mmHg)ので、原料供給系の温度
を高くする必要があり、原料の分解が促進される。その
結果、原料供給に再現性がなくなり、原料供給が安定せ
ず、PZT膜中のPb含有量がばらつく。すると、Pb組
成比が化学量論組成からずれることになり、ペロブスカ
イト型構造のPZT膜を得ることができなくなり、分極
特性が劣化するという問題がある。
【0023】上記問題点について、図9と図5を参照し
て更に詳しく説明する。図5に、PZT膜中におけるP
b/(Ti+Zr)組成比とPt/PZT/Pt構造における
キャパシターの残留分極を示す。この残留分極は、図6
に示すヒステリシス特性において、印加電圧を除去して
も残る残留分極電荷量に相当し、不揮発性メモリの性能
を表している。図5を参照すればわかるように、比較的
安定な残留分極率を得るには、Pb/(Ti+Zr)組成比
を0.9〜1.1の範囲に制御する必要が有る。
【0024】一方、図9は上記従来例におけるPZT膜
36のデポジション時間(成膜時間)と膜中のPb含有量
との関係を示す。デポジション時間の増加と共にPbの
供給量が徐々に低下していることがわかる。初期のPb
含有量は53%であるが、40時間後には約32%に低
減している。Pb原料の消費量は1時間当たり0.2g程
度であるので、成膜開始の40時間後において、原料は
十分に残っている。
【0025】このように、上記従来例では、原料が十分
に残っているにもかかわらず、Pb含有量の低下が著し
いから、上述したPb/(Ti+Zr)組成比を0.9〜1.
1の範囲に制御することは困難なことになる。
【0026】そこで、本発明の目的は、Pb系原料とし
て固体材料を用いて、Pb系の原料ガスを安定に供給す
ることができ、PZT膜の組成比の制御性を向上させる
ことができ、残留分極の増大を図ることができ、不揮発
性メモリの性能向上を図ることができる強誘電体薄膜の
製造方法を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の強誘電体薄膜の製造方法は、電極が形成さ
れた半導体基板の上に、CVD法によって、Pb,Zr,T
iを含む3成分系複合ペロブスカイト酸化物で構成され
た強誘電体薄膜であるPZT薄膜を形成する強誘電体薄
膜の製造方法であって、固体原料であるジビバロイルメ
タナート鉛〔Pb(DPM)2〕を、酸素,窒素を含む低
分子有機化合物溶液に溶かし、上記ジビバロイルメタナ
ート鉛〔Pb(DPM)2〕を溶かした上記低分子有機化
合物を気化させて、Pb系原料ガスを発生させ、上記Pb
系原料ガスを反応容器に導入して、上記PZT薄膜を形
成することを特徴としている。
【0028】
【作用】固体原料である上記Pb(DPM)2を上記低分子
有機化合物溶液に溶かす。この低分子有機化合物溶液と
して、酸素と窒素を含んだ有機化合物すなわちアルコー
ル類,ケトン類,ジケトン類,エーテル類,エステル類,ア
ミン類が挙げられる。上記低分子有機化合物溶液として
代表的なものを、図3(B)に示す。図3(B)において、
各化合物溶液の沸点は、50〜150℃の温度範囲内に
あるから、CVD工程において安定に気化させることが
できる。
【0029】上記Pb(DPM)2を溶かした溶液を、例え
ば液体マスフローコントローラーにより流量制御して、
上記溶液を、ある一定の割合で、一定温度に保持した気
化器に導入する。そして、上記溶液は、上記気化器の中
で安定に気化され、気化した蒸気すなわちPb系原料ガ
スは、反応容器内に安定に導入される。
【0030】また、上記Pb(DPM)2を溶かした液体の
供給量をマスフローコントローラーで制御している場合
には、原料供給の安定性が向上する。結果として、PZ
T膜中のPb含有量が向上し、安定な結晶性、分極特性
が得られる。
【0031】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。
【0032】この発明の実施例に用いるCVD装置は、
図7に一点鎖線で囲んだPb系原料の供給系の部分のみ
が、従来例で用いたCVD装置と異なる。すなわち、こ
の実施例で用いるCVD装置は、上記一点鎖線で囲んだ
部分を、図1に示した装置に置き換えたものである。な
お、図7の一点鎖線部分につながっているArガス供給
ラインは、この実施例では遮断されている。そして、図
7の一点鎖線で囲まれたPb系原料供給部分を除いたTi
系原料供給部分およびZr系原料供給部分については、
この実施例においても、従来例と同様に動作させる。し
たがって、Ti系原料の供給およびZr系原料の供給につ
いては、ここでは説明を省略して、図1に示したPb系
原料の供給系に関して重点的にこの実施例の強誘電体薄
膜の製造方法を説明する。
【0033】この実施例は、まず、低分子有機化合物溶
液としてのTHF(テトラヒドロフラン)1gにPb(DP
M)20.1gを溶かした溶液を、液体容器1に入れる。
【0034】次に、この液体容器1を、Heガスで約
0.5Kg/cm2に加圧しながら上記溶液を液体マスフロ
ーコントローラー2を介して、ベーパライザー3に導入
する。ベーパライザー3を恒温槽内に配置して、ベーパ
ライザー3の温度が、90〜100℃の温度範囲になる
ようにした。
【0035】このように、この実施例では、Pb(DP
M)2をTHF(テトラヒドロフラン)に溶かすことによっ
て、Pb(DPM)2単独の場合に比べ、20〜30℃低い
温度で、Pb(DPM)2が気化され、Pb系原料ガスが発
生する。Pb(DPM)2を従来よりも低温で気化させるこ
とができるので、Pb原料が分解することを抑制でき
る。
【0036】上記Pb(DPM)2を溶かした溶液のベー
パライザー3への供給量を、マスフローコントローラー
2によって、0.005g/分の供給量に制御した。この
ように制御しているので、上記溶液が含むPb系原料の
供給安定性を向上できる。
【0037】上記ベーパライザー3のみでは、バブリン
グ形式に比べてPb系原料ガスのトータルガス流量が低
いので、ベーパライザー3からのトータルガス流量を増
加させるための加速ライン5が設置されている。この加
速ラインは、Arガスをマスフローコントローラーを介
して上記ベーパライザー3に供給する。これにより、ベ
ーパライザー3から発生するPb系原料ガスのトータル
ガス流量を200sccmにすることができた。このと
き、反応室へのPbの供給量は、約0.2g/時になり、
従来方法とほぼ同等のPbの供給量を得ることができ
た。これにより、反応室67内に配置した半導体基板
に、PTZ膜を24Å/分の膜厚成長速度で成長させる
ことができた。この成長速度は、従来方法とほぼ同等で
ある。
【0038】図2に、上記PTZ膜の成長を開始してか
らの経過時間と、各時間でのPTZ膜のPb含有率を示
す。図2と図9とを比較すれば明らかなように、従来例
では、経過時間40時間においては、開始時に比べてP
b含有率が20パーセント以上低下しているのに対し
て、上記実施例では、経過時間40時間においてPb含
有率の低下がほとんどない。従って、上記実施例によれ
ば、従来例に比べて、均質な組成のPTZ膜を形成する
ことができる。
【0039】従って、この実施例によれば、PTZ膜の
Pb/(Zr+Ti)組成比を、図5に示す0.9〜1.1
の範囲に精密に制御することができ、図4に示すPt/
PZT/Pt構造におけるキャパシターの残留分極を比
較的大きくすることができる。したがって、上記PTZ
膜を含む強誘電体キャパシタの図6に示す残留分極電荷
を、従来に比べて大きくすることができる。
【0040】したがって、上記実施例によれば、残留分
極電荷が大きな強誘電体キャパシタを作製することがで
き、不揮発性メモリの不揮発性の向上を図ることができ
る。
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、この発
明の強誘電体薄膜の製造方法は、固体原料であるジビバ
ロイルメタナート鉛〔Pb(DPM)2〕を、酸素,窒素
を含む低分子有機化合物溶液に溶かし、上記ジビバロイ
ルメタナート鉛〔Pb(DPM)2〕を溶かした上記低分子
有機化合物を気化させて、原料ガスを発生させ、上記原
料ガスを反応容器に導入して、Pb,Zr,Tiを含む3成
分系複合ペロブスカイト酸化物で構成された強誘電体薄
膜であるPZT薄膜を形成する。
【0041】したがって、この発明によれば、Pb系原
料として固体材料を用いて、Pb系の原料ガスを安定に
供給することができ、PZT膜中におけるPb,Ti,Zr
の組成比を安定に制御でき、安定な電気特性を得ること
ができる。したがって、上記PTZ膜の残留分極の増大
を図ることができ、不揮発性メモリの性能向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の強誘電体薄膜の製造方法の実施例に
使用するCVD装置の要部を示す図である。
【図2】 上記実施例によるPZT膜の成膜時間と、P
b含有率との関係を示す図である。
【図3】 図3(A)はジビバロイルメタナート鉛〔Pb
(DPM)2〕の化学式を示す図であり、図3(B)は本
発明で用いる低分子有機化合物とその沸点の一覧を示す
図である。
【図4】 強誘電体薄膜PTZを含むキャパシタの断面
図である。
【図5】 残留分極電荷のPb/(Zr+Ti)組成依存
性を表す特性図である。
【図6】 強誘電体薄膜PTZを含むキャパシタの分極
ヒステリシス特性図である。
【図7】 従来の強誘電体薄膜の製造方法で用いるMO
CVD装置の概略構成を示す図である。
【図8】 上記MOCVD装置の原料供給容器を示す図
である。
【図9】 従来例によるPZT膜の成膜時間とPb含有
率との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…液体容器、2…液体マスフローコントローラ、3…
ベーパライザー、5…加速ライン、61…ニードルバル
ブ、62…恒温槽、65…バイパスライン、 66…ガ
ス混合器、67…反応室、68…真空ポンプ、69…除
害槽、70…ベントライン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01G 4/33 4/10 4/12 418 H01L 41/24 9274−4M H01L 41/22 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極が形成された半導体基板の上に、C
    VD法によって、Pb,Zr,Tiを含む3成分系複合ペロ
    ブスカイト酸化物で構成された強誘電体薄膜であるPZ
    T薄膜を形成する強誘電体薄膜の製造方法であって、 固体原料であるジビバロイルメタナート鉛〔Pb(DP
    M)2〕を、酸素,窒素を含む低分子有機化合物溶液に溶
    かし、 上記ジビバロイルメタナート鉛〔Pb(DPM)2〕を溶
    かした上記低分子有機化合物を気化させて、Pb系原料
    ガスを発生させ、 上記Pb系原料ガスを反応容器に導入して、上記PZT
    薄膜を形成することを特徴とする強誘電体薄膜の製造方
    法。
JP22313893A 1993-09-08 1993-09-08 強誘電体薄膜の製造方法 Pending JPH0776778A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6547863B2 (en) 2000-02-17 2003-04-15 Asahi Denka Kogyo Kabushiki Kaisha Metal compound solution and thin film formation using the same
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KR101139083B1 (ko) * 2007-03-16 2012-04-30 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 금속 산화막의 성막 원료, 성막 방법 및 성막 장치

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