JPH0776559B2 - ポンプ用回転子 - Google Patents
ポンプ用回転子Info
- Publication number
- JPH0776559B2 JPH0776559B2 JP60120288A JP12028885A JPH0776559B2 JP H0776559 B2 JPH0776559 B2 JP H0776559B2 JP 60120288 A JP60120288 A JP 60120288A JP 12028885 A JP12028885 A JP 12028885A JP H0776559 B2 JPH0776559 B2 JP H0776559B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- iron core
- lid
- rotor case
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明はキャンド型のポンプに使用され、マグネット
を樹脂材料で被覆してなるポンプ用回転子に関する。
を樹脂材料で被覆してなるポンプ用回転子に関する。
(ロ)従来の技術 従来のこの種のポンプ用回転子は特開昭58-72692号公報
に開示されているように、マグネットを樹脂のモールド
体で被覆したものが使用されている。
に開示されているように、マグネットを樹脂のモールド
体で被覆したものが使用されている。
しかしながら、このようにマグネットを樹脂モールドし
たものはマグネットや鉄心と樹脂とが密着しているた
め、温度が急激に変化すると、樹脂が割れやすかった。
また、複数個に分割したマグネットを使用する場合、通
常四分割されたマグネット二個を一組として継目を目安
にして着磁を行うものである。しかしながら、着磁の際
に継目がわからなくなると、着磁が不均一になるもので
あった。そこで、リング型のマグネットを使用すること
になるが、リング型のマグネットはコストが高く、しか
も磁力が弱い欠点があった。
たものはマグネットや鉄心と樹脂とが密着しているた
め、温度が急激に変化すると、樹脂が割れやすかった。
また、複数個に分割したマグネットを使用する場合、通
常四分割されたマグネット二個を一組として継目を目安
にして着磁を行うものである。しかしながら、着磁の際
に継目がわからなくなると、着磁が不均一になるもので
あった。そこで、リング型のマグネットを使用すること
になるが、リング型のマグネットはコストが高く、しか
も磁力が弱い欠点があった。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 この発明の課題は急激な温度変化に対して樹脂の割れが
少なく、しかも安価で、磁力の強い分割型のマグネット
を採用できるようにしたポンプ用回転子を提供すること
である。
少なく、しかも安価で、磁力の強い分割型のマグネット
を採用できるようにしたポンプ用回転子を提供すること
である。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明では、一端部の円周方向に複数個の切り欠きまた
は突起を有する鉄心と、この鉄心の外周に鉄心の切り欠
きまたは突起と継目を合わせて固着された複数個のマグ
ネットと、マグネットを固着した鉄心を収容する樹脂製
のロータケースと、このロータケースの開口を封止する
樹脂製の蓋とを備え、この蓋の内面側には鉄心の切り欠
きまたは突起と係合する係合部が設けられ、かつ蓋の外
面側にはマグネットの継目と対応して着磁位置決め用の
目印が設けられている構成である。
は突起を有する鉄心と、この鉄心の外周に鉄心の切り欠
きまたは突起と継目を合わせて固着された複数個のマグ
ネットと、マグネットを固着した鉄心を収容する樹脂製
のロータケースと、このロータケースの開口を封止する
樹脂製の蓋とを備え、この蓋の内面側には鉄心の切り欠
きまたは突起と係合する係合部が設けられ、かつ蓋の外
面側にはマグネットの継目と対応して着磁位置決め用の
目印が設けられている構成である。
(ホ)作用 このように構成すると、マグネットや鉄心とロータケー
スとを密着させることなく、これらが一体化されるた
め、樹脂製のロータケースがヒートショックに強くな
る。しかも、蓋の外面側の目印からマグネットの継目が
わかるので、蓋を外すことなく、随時、マグネットに着
磁することができ、安価で、磁力の強い分割型のマグネ
ットの使用が可能となる。
スとを密着させることなく、これらが一体化されるた
め、樹脂製のロータケースがヒートショックに強くな
る。しかも、蓋の外面側の目印からマグネットの継目が
わかるので、蓋を外すことなく、随時、マグネットに着
磁することができ、安価で、磁力の強い分割型のマグネ
ットの使用が可能となる。
(ヘ)実施例 以下、この発明を図面に示す実施例について説明する。
第1図ないし第3図において、(1)は一端部に開口
(2)を有し、他端部に羽根(3)を設けた樹脂製のロ
ータケース、(4)は一端部の円周方向に4個の切り欠
き(5)を有する鉄心、(6)は鉄心(4)の外周に、
鉄心(4)の切り欠き(5)にて位置決めされながら、
接着により固着される4個のマグネット、(7)はロー
タケース(1)の開口(2)を封止する樹脂製の蓋であ
る。蓋(7)は内面側と外面側に、それぞれ鉄心(4)
の切り欠き(5)と対応する4個のダボ出し突起(8)
(係合部)と着磁用位置決め溝(9)(目印)とが設け
られている。
(2)を有し、他端部に羽根(3)を設けた樹脂製のロ
ータケース、(4)は一端部の円周方向に4個の切り欠
き(5)を有する鉄心、(6)は鉄心(4)の外周に、
鉄心(4)の切り欠き(5)にて位置決めされながら、
接着により固着される4個のマグネット、(7)はロー
タケース(1)の開口(2)を封止する樹脂製の蓋であ
る。蓋(7)は内面側と外面側に、それぞれ鉄心(4)
の切り欠き(5)と対応する4個のダボ出し突起(8)
(係合部)と着磁用位置決め溝(9)(目印)とが設け
られている。
次に、上述したポンプ用回転子の組立てについて説明す
る。
る。
まず、第2図に示すように、鉄心(4)の切り欠き
(5)に継目(10)を合わせながら、4個のマグネット
(6)を鉄心(4)の外周に接着にて固着する。しかる
後、第3図に示すように、マグネット(6)を固着した
鉄心(4)をロータケース(1)内に収納し、さらに蓋
(7)のタボ出し突起(8)を鉄心(4)の切り欠き
(5)に係合させつつ、蓋(7)をロータケース(1)
の開口部に接着等で固着する。
(5)に継目(10)を合わせながら、4個のマグネット
(6)を鉄心(4)の外周に接着にて固着する。しかる
後、第3図に示すように、マグネット(6)を固着した
鉄心(4)をロータケース(1)内に収納し、さらに蓋
(7)のタボ出し突起(8)を鉄心(4)の切り欠き
(5)に係合させつつ、蓋(7)をロータケース(1)
の開口部に接着等で固着する。
本実施例によれば、樹脂製のロータケース(1)にマグ
ネット(6)を固着した鉄心(4)を収容し、ロータケ
ース(1)の開口(2)を蓋(7)で封止するようにし
たので、マグネット(6)や鉄心(4)とロータケース
(1)との間に隙間ができ、ヒートショックが加わる場
合でもロータケース(1)の割れが少ない。もちろん、
鉄心(4)の切り欠き(5)と蓋(7)のタボ出し突起
(8)とが係合しているので、ロータケース(1)、鉄
心(4)、マグネット(6)および蓋(7)が一体化さ
れ、マグネット(6)および鉄心(4)だけが空回りす
ることはない。しかも、蓋(7)の外面側に設けた位置
決め溝(9)がマグネット(6)の継目(10)の目印と
なるので、蓋(7)を被せたままマグネット(6)に着
磁することができ、安価で磁力の強い分割型のマグネッ
ト(6)を使用してポンプ性能の向上と、コストダウン
を図ることができる。また、予め着磁させる必要がない
ので、マグネット(6)に鉄粉が付着したり、マグネッ
ト(6)が金属に吸着して割れる心配がなく、何らかの
原因で消磁したときには再着磁を容易に行なうことがで
きる。
ネット(6)を固着した鉄心(4)を収容し、ロータケ
ース(1)の開口(2)を蓋(7)で封止するようにし
たので、マグネット(6)や鉄心(4)とロータケース
(1)との間に隙間ができ、ヒートショックが加わる場
合でもロータケース(1)の割れが少ない。もちろん、
鉄心(4)の切り欠き(5)と蓋(7)のタボ出し突起
(8)とが係合しているので、ロータケース(1)、鉄
心(4)、マグネット(6)および蓋(7)が一体化さ
れ、マグネット(6)および鉄心(4)だけが空回りす
ることはない。しかも、蓋(7)の外面側に設けた位置
決め溝(9)がマグネット(6)の継目(10)の目印と
なるので、蓋(7)を被せたままマグネット(6)に着
磁することができ、安価で磁力の強い分割型のマグネッ
ト(6)を使用してポンプ性能の向上と、コストダウン
を図ることができる。また、予め着磁させる必要がない
ので、マグネット(6)に鉄粉が付着したり、マグネッ
ト(6)が金属に吸着して割れる心配がなく、何らかの
原因で消磁したときには再着磁を容易に行なうことがで
きる。
なお、上述した実施例では鉄心(4)に切り欠き(5)
を設け、蓋(7)の内面側に切り欠き(5)と係合する
ダボ出し突起(8)を設けたが、鉄心(4)側に突起を
設け、蓋(7)側に突起と係合する凹部を設けても良
い。また、蓋(7)の外面側の着磁用位置決め溝(9)
をマグネット(6)の継目(10)の目印としたが、目印
は種々の形態のものが採用できる。
を設け、蓋(7)の内面側に切り欠き(5)と係合する
ダボ出し突起(8)を設けたが、鉄心(4)側に突起を
設け、蓋(7)側に突起と係合する凹部を設けても良
い。また、蓋(7)の外面側の着磁用位置決め溝(9)
をマグネット(6)の継目(10)の目印としたが、目印
は種々の形態のものが採用できる。
(ト)発明の効果 この発明は以上のように構成されているので次の効果を
奏する。
奏する。
マグネットを固着した鉄心をロータケースに収容し、
鉄心とロータケースの蓋との係合により一体化したもの
であるから、マグネットや鉄心とロータケースとが密着
しないようにでき、急激な温度変化に対して樹脂製のロ
ータケースの割れが少なくなり、ヒートショックに強
い。
鉄心とロータケースの蓋との係合により一体化したもの
であるから、マグネットや鉄心とロータケースとが密着
しないようにでき、急激な温度変化に対して樹脂製のロ
ータケースの割れが少なくなり、ヒートショックに強
い。
鉄心の切り欠きまたは突起によりマグネットの継目の
位置決めがなされ、しかも蓋を鉄心と係合させるだけで
良いので、組立てが迅速になされる。
位置決めがなされ、しかも蓋を鉄心と係合させるだけで
良いので、組立てが迅速になされる。
蓋の外面側の目印がマグネットの継目に対応するの
で、蓋を被せたまま外側からマグネットに着磁でき、安
価で磁力の強い分割型のマグネットを採用し、ポンプ性
能の向上とコストダウンを図ることができる。
で、蓋を被せたまま外側からマグネットに着磁でき、安
価で磁力の強い分割型のマグネットを採用し、ポンプ性
能の向上とコストダウンを図ることができる。
マグネットに予め着磁させる必要がないので、マグネ
ットに鉄粉が付着したり、マグネットが金属に吸着して
割れる心配がなく、さらには何らかの原因で消磁した
際、再着磁を簡単に行なうことができる。
ットに鉄粉が付着したり、マグネットが金属に吸着して
割れる心配がなく、さらには何らかの原因で消磁した
際、再着磁を簡単に行なうことができる。
第1図はこの発明の一実施例を示すポンプ用回転子の分
解斜視図、第2図はマグネットを固着した鉄心の斜視
図、第3図は組立後の全体斜視図である。 (1)……ロータケース、(2)……開口、(4)……
鉄心、(5)……切り欠き、(6)……マグネット、
(7)……蓋、(8)……ダボ出し突起(係合部)、
(9)……着磁用位置決め溝(目印)、(10)……継
目。
解斜視図、第2図はマグネットを固着した鉄心の斜視
図、第3図は組立後の全体斜視図である。 (1)……ロータケース、(2)……開口、(4)……
鉄心、(5)……切り欠き、(6)……マグネット、
(7)……蓋、(8)……ダボ出し突起(係合部)、
(9)……着磁用位置決め溝(目印)、(10)……継
目。
Claims (1)
- 【請求項1】一端部の円周方向に複数個の切り欠きまた
は突起を有する鉄心と、この鉄心の外周に鉄心の切り欠
きまたは突起と継目を合わせて固着された複数個のマグ
ネットと、マグネットを固着した鉄心を収容する樹脂製
のロータケースと、このロータケースの開口を封止する
樹脂製の蓋とを備え、この蓋の内面側には鉄心の切り欠
きまたは突起と係合する係合部が設けられ、かつ蓋の外
面側にはマグネットの継目と対応して着磁位置決め用の
目印が設けられていることを特徴とするポンプ用回転
子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60120288A JPH0776559B2 (ja) | 1985-06-03 | 1985-06-03 | ポンプ用回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60120288A JPH0776559B2 (ja) | 1985-06-03 | 1985-06-03 | ポンプ用回転子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61283791A JPS61283791A (ja) | 1986-12-13 |
JPH0776559B2 true JPH0776559B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=14782529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60120288A Expired - Lifetime JPH0776559B2 (ja) | 1985-06-03 | 1985-06-03 | ポンプ用回転子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0776559B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4876492A (en) * | 1988-02-26 | 1989-10-24 | General Electric Company | Electronically commutated motor driven apparatus including an impeller in a housing driven by a stator on the housing |
JP2649764B2 (ja) * | 1992-12-07 | 1997-09-03 | 日本サーボ株式会社 | キャンドモータポンプの永久磁石回転子 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5872692A (ja) * | 1981-10-26 | 1983-04-30 | Shibaura Eng Works Co Ltd | ポンプ |
JPS58163255A (ja) * | 1982-03-24 | 1983-09-28 | Okuma Mach Works Ltd | 永久磁石式同期モ−タの回転子 |
-
1985
- 1985-06-03 JP JP60120288A patent/JPH0776559B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61283791A (ja) | 1986-12-13 |
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