JPS62203536A - サ−ボモ−タのマグネツト着磁方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は交流式サーボモータの回転子に取り付けられる
マグネットを着磁させる方法に関する。

〔従来の技術〕

サーボモータにおいては、回転子コアにマグネットが取
り付けられて固定子に対応し、固定子に通電することで
回転子に回転力が作用するようになっている。このマグ
ネットを着磁させるには従来から着磁装置が使用されて
おり、従来の着磁装置を第３図により説明する。この着
磁装置３０は断面円環状のフレーム３１の内面に着磁テ
ィース３２が等間隔で取り付けられ、着磁ティース３２
の間に着磁コイル３３が取り付けられて構成されている
。かかる着磁袋＠３０によって磁性体を着磁するには、
磁性体３４を軸心３５の外周面に取−り付け、全ての磁
性体３４の外周面をガラスチー１３６で覆って、磁性体
３４の保護と軸心３５への固定を行い、この状態で各磁
性体３４をそれぞれ着磁ティース３２に対応するように
着１１装置３０内に位置決めして行う。そして、着磁コ
イル３３に電流を供給して磁性体に電磁エネルギーを与
えて磁化する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来の着磁方法においては、磁性体３４
の位置決めを目視作業によって行っているため、着磁テ
ィース３２との正確な対応位置に固定することができな
い。又、磁性体３４の保護を行うガラステープ３６は全
ての磁性体３４を覆うように取り付けられるため、着磁
の際の磁力による振動等によって磁性体３４が軸心３５
の外周面上を移動して着磁位置からずれる。そして、こ
のようなずれが生じると磁性体を均一に磁化することが
できず、サーボモータ駆動の際のゴギング現象を生じる
。

本発明は上記事情を考慮してなされ、磁性体の正確な位
置決めと確実な固定を行い、均一な磁化を可能としだ着
磁方法を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る着磁方法は、着磁装置の着磁ティースに対
応して磁化される磁性体を、個々に独立して軸心に固定
することを特徴とする。

〔作　用〕

本発明において、磁性体は個々に独立して軸心に固定さ
れ、各磁性体が軸心との固定状態を維持する。この状態
では磁力が作用しても磁性体が軸心上を移動することな
く、そのずれが防止される。

（実施例） 以下、本発明をさらに具体的に説明する。

第１図は本発明に係る着磁方法の一実施例の着磁状態の
断面図である。断面円環状のフレーム２と、フレーム２
内面に等間隔で取り付けられた着磁ティース３と、着磁
ティース３の間に挿入された着磁コイル４とによって着
磁装置１が構成されている。磁化される磁性体５は着磁
ティース３ど対応するように着磁装置１内に挿入され位
置決めされる。この着磁体５は軸心６の外側に嵌められ
た回転子ヨーク７の外周面に取り付けられ、それぞれの
磁性体５が着磁ティース３と一定のギャップを有して位
置決めされている。かかる磁性体５の位置決めは、磁性
体５間に嵌め込まれる固定用治具８，９によって行われ
るようになっている。

各固定用治具８，９は磁性体５間に嵌められる幅を有す
る胴部８ａ、９ａと胴部８ａ、９ａの外端面から外方に
延設されるリップ部８ｂ、９ｂと、前記回転子ヨーク７
の溝に嵌入するボタン部Ｂｃ。

９Ｃとからなっている。そして、ボタン部８Ｇ。

９Ｃを回転子ヨーク７の溝に嵌入するように胴部８ａ、
９ａを磁性体５間に嵌め込むと、リップ部８ｂ、９ｂが
磁性体５に外面に当接し、磁性体５を回転子ヨーク７に
押し付けるようになっている。

又、固定用治具８，９を磁性体５の間の全ての間隙に嵌
め込むと磁性体５は回転子ヨーク７外面の定位置に固定
される。ここで、固定用治具８の外面には溝が切り欠か
れており、この溝内に位置決め用治具１０の突起が嵌入
することで全ての磁性体５の位置決めが行われる。すな
わち、位置決め用治具１０は一対のｔ［ティース３間に
嵌着されており、その突起が固定用治具８の溝に嵌入す
ると、磁性体５．固定用治具８，９が取り付けられた回
転子ヨーク７が軸心６周りに移動せず、これにより磁性
体５が定位置に確実に固定されるようになっている。な
お、固定用治具８，９および位置決め用治具１０は着磁
の障害とならないアルミニウム等の金属で成形されるも
のである。

従って、このような固定用治具８，９および位置決め用
治具１０を使用して磁化を行う場合には、回転子ヨーク
７外面に磁性体５および固定用治具８．９を取り付け、
固定用治具８の溝に位置決め用治具１０の突起を嵌入す
ればよい。この嵌入により磁性体５が着磁ティース３と
対応する位置に確実に位置決めされるから目視作業によ
る位置決めが不要となり、正確な位置決めが可能となる
。

又、磁性体５間には固定用治具８，９が嵌め込まれると
共に固定用治具８に位置決め用治具１０が嵌入して全て
の磁性体５の円周方向の移動が阻止されているから、着
磁の際の磁力が作用してもずれることがない。これによ
り、磁性体５を均一に磁化することができ、サーボモー
タのコギング現象を抑制することができる。さらに、着
磁位置が定位置となり、Ｎ極、Ｓ極が目視によって明確
に判断できるから、エンコーダへの取り付けの際の基準
とすることが可能となっている。

第２図は本発明の他の実施例の着磁状態の断面図である
。この実施例では磁性体５が軸心６に直接、取り付けら
れており、各磁性体５の外面がガラステープ１１によっ
て保護されている。そして、磁性体５が対応する着磁テ
ィース３は磁性体５方向に延びており、その端面がガラ
ステープ１１に当接し、これにより磁性体５を間接的に
押圧して位置決めと固定とが行われている。従って、こ
の他の実施例においても、各磁性体５の均一な磁化が可
能となっているが、ざらに着磁のための構造が筒略化さ
れている。

（発明の効果） 以上のとおり本発明によると、磁性体を個々に独立して
軸心に固定して磁化するようにしたから、磁性体の位置
決めが正確に行われ、磁化の際にずれることかない。こ
れにより、磁化されたマグネットをサーボモータに適用
してもコギング現象を抑制することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本匝明の一実施例による着磁状態の断面図、第
２図は他の実施例による着磁状態の断面図、第３図は従
来手段による着磁状態の断面図である。 ３・・・着磁ティース、４・・・着磁コイル、５・・・
磁性体、６・・・軸心、８．９・・・固定用治具、１０
・・・位置決め用治具、１１・・・ガラステープ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、軸心の外周面に取り付けられた複数の磁性体を着磁
   コイルの間に設けられた着磁ティースにそれぞれ対応す
   るように位置決めして磁性体を磁化する方法において、
   前記複数の磁性体をそれぞれ独立して軸心に固定し、前
   記磁化を行うことを特徴とするサーボモータのマグネッ
   ト着磁方法。 ２、前記固定が磁性体を個々に軸心に押圧する治具で行
   われる特許請求の範囲第１項記載のサーボモータのマグ
   ネット着磁方法。 ３、前記固定が磁性体に個々に対応する着磁ティースに
   よって行われる特許請求の範囲第１項記載のサーボモー
   タのマグネット着磁方法。