JPH0776218A - 建設機械のキャビンドア装置 - Google Patents

建設機械のキャビンドア装置

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JPH0776218A
JPH0776218A JP22355593A JP22355593A JPH0776218A JP H0776218 A JPH0776218 A JP H0776218A JP 22355593 A JP22355593 A JP 22355593A JP 22355593 A JP22355593 A JP 22355593A JP H0776218 A JPH0776218 A JP H0776218A
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JP
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door body
cabin
door
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suspender
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Yoshihiko Kitadate
善彦 北舘
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Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 キャビン本体1の側壁部2にストライカー1
9a,19bを、またキャビン本体1の側壁部2に設け
た乗降口3を開閉するドア本体11にサスペンダー21
a,21bを、ドア本体11が全閉したときにストライ
カー19aとサスペンダー21aとが係合し且つドア本
体11が全開したときにストライカー19bとサスペン
ダー21bとが係合するように設け、ドア本体11とキ
ャビン本体1との間にドア本体11を全開状態にしたと
きに該ドア本体11を閉止方向へ付勢し得るクッション
ゴム22を設けている。 【効果】 ストライカー19aとサスペンダー21aと
が係合することにより、あるいは、ストライカー19b
とサスペンダー21bとが係合し且つクッションゴム2
2がドア本体11を前方A側へ向って付勢することによ
って、ドア本体11のガタつきを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械のキャビンド
ア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7から図9は従来の建設機械のキャビ
ンドア装置を示すもので、1はキャビン本体、2は前記
キャビン本体1の側壁部、3は前記側壁部2に設けた乗
降口であり、前記側壁部2には、乗降口3の上下の各縁
部から側壁部2の上下部の外側へ延びる上部ガイドレー
ル4と下部ガイドレール5とを設けている。
【0003】上部ガイドレール4は、後述のローラ13
の直径に対して余裕をもたせた間隔を置いて配設した乗
降口3の上部内側の帯板部材6と、乗降口3の上部外側
から側壁部2の外側へ延びる山形部材7とによって形成
されている。
【0004】前記山形部材7の前方寄り部分(乗降口3
に対応する部分)は、図8に示すように、キャビン本体
上部1aの側面部よりも内方側に位置し、また、山形部
材7の後方寄り部分(側壁部2に対応する部分)は、図
9に示すように、キャビン本体上部1aの側面部縁に位
置するようになっており、山形部材7は中間部で屈曲し
た形状に形成されている。
【0005】下部ガイドレール5は、後述の車輪12の
幅に対して余裕をもたせた間隔を置いて配設した乗降口
3の下部内側の厚帯板部材8と、乗降口3の下部外側か
ら側壁部2の外側へ延びる厚帯板部材9とによって形成
されている。
【0006】前記厚帯板部材9の前方寄り部分(乗降口
3に対応する部分)は、図8に示すように、キャビン本
体下部1bの側面部よりも内方側に位置し、また、厚帯
板部材9の後方寄り部分(側壁部2に対応する部分)
は、図9に示すように、キャビン本体下部1bの側面部
縁に位置するようになっており、厚帯板部材9は中間部
で屈曲した形状に形成されている。
【0007】また、該側壁部2の高さ方向中間部には、
水平方向に延びるC溝形のガイドレール10が埋設され
ている。
【0008】なお、図7において、Aは側壁部2の乗降
口側、Bは反乗降口側を示す。
【0009】さらに、前記乗降口3にはドア本体11が
設けられてあり、該ドア本体11は、下部に、前記下部
ガイドレール5に沿って転動し得るようにドア本体11
の幅方向へ所定の間隔を置いて配設した車輪12を有
し、上部に、前記上部ガイドレール4に沿って転動し得
るようにドア本体11の幅方向へ所定の間隔を置いて配
設したローラ13を有し、ドア本体11の高さ方向中間
部位に、前記C溝形のガイドレール10に沿って転動し
得るようにドア本体11の側壁部2のB側の側縁に水平
方向に揺動自在なリンク機構14を介して設けたダブル
ローラ15を備えている。
【0010】なお、16はドア本体11のB側に設けら
れ、ドア本体11を閉めた場合に該ドア本体11をキャ
ビン本体1に対して係止するロック装置、17はドア本
体11のA側に設けられ、ドア本体11を開けた場合に
該ドア本体11をキャビン本体1に対して係止するロッ
ク装置である。
【0011】而して、開放されている乗降口3を閉ざす
場合は、ドア本体11をA側方向へ移動させると、該ド
ア本体11は、下部ガイドレール5に沿って転動する車
輪12と、上部ガイドレール4に沿って転動するローラ
13とにより導かれ、ドア本体11のA側の側縁から乗
降口3の上下縁間に入り込む。
【0012】更に、ドア本体11のB側に設けたダブル
ローラ15がガイドレール10のA側端部に到達する
と、前記ダブルローラ15に連結しているリンク機構1
4が働いて、ドア本体11の外面と側壁部2の外面とが
同一平面をなすようにドア本体11のB側を乗降口の上
下縁間に嵌め込む。
【0013】そこで、ドア本体11のB側に設けたロッ
ク装置16を掛けてドア本体11を乗降口3に固定す
る。
【0014】また、閉鎖されている乗降口3を開放する
場合は、前記のロック装置16を解除してからドア本体
11をB側方向へ移動させると、ドア本体11のB側に
設けたダブルローラ15に連結しているリンク機構14
が働いてドア本体11のB側の側縁を乗降口3の上下縁
間からキャビン本体1の外側方向へ押し出す。
【0015】B側の側縁を外側へ押し出されたドア本体
11は、下部ガイドレール5に沿って転動する車輪12
と、上部ガイドレール4に沿って転動するローラ13と
により導かれて側壁部2の外側へ移動し、前記ダブルロ
ーラ15がガイドレール10のB側端部に到達すると側
壁部2に沿って停止する。
【0016】そこで、ドア本体11のA側に設けたロッ
ク装置17を掛けてドア本体11を固定する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
建設機械のキャビンドア装置では、下部ガイドレール5
の厚帯板部材8,9の間隔と車輪12の幅、及び上部ガ
イドレール4の帯板部材6と山形部材7との間隔とロー
ラ13の径の各々の間に余裕があり、ドア本体11が開
閉両位置のいずれにあってもドア本体11の厚さ方向の
ガタつきが多いために、建設機械の稼働時の振動などに
対する耐久性に劣り破損し易い。
【0018】また、前記の各上下部ガイドレール4,5
が有する幅方向の余裕を縮小することは、車輪12、及
びローラ13の動きを阻害してしまう恐れがあるので、
非常に難しいなどの問題があった。
【0019】本発明は、前述の実情に鑑み、ドア本体の
ガタつきを防止できる建設機械のキャビンドア装置を提
供することを目的としてなしたものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の建設機械のキャビンドア装置においては、
キャビン本体に設けたガイド機構に沿って移動し得られ
キャビン本体の側壁部に設けた乗降口を開閉するドア本
体と前記キャビン本体との互いに対峙する面のうちの一
方に凸状の第1のサスペンダーを、また他方に凹状の第
1のストライカーを前記ドア本体が全閉したときに係合
し得るように設け、前記ドア本体の後端部とキャビン本
体との一方に凸状の第2のサスペンダーを、また他方に
凹状の第2のストライカーを前記ドア本体が全開したと
きに係合し得るように設け、前記ドア本体とキャビン本
体との間にドア本体を全開状態にしたときに該ドア本体
を閉止方向あるいは開放方向へ付勢し得る押圧部材を設
けている。
【0021】
【作用】本発明の建設機械のキャビンドア装置では、ド
ア本体が全閉した状態であるときには、第1のサスペン
ダーと第1のストライカーとが係合し、ドア本体がキャ
ビン本体に対して固定されることによってドア本体のガ
タつきが防止される。
【0022】また、ドア本体が押圧部材により全開した
状態になっているときには、第2のサスペンダーと第2
のストライカーとが係合し、ドア本体がキャビン本体に
対して固定されることによってドア本体のガタつきが防
止される。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0024】図1から図6は本発明の建設機械のキャビ
ンドア装置の一実施例を示すもので、図中図7から図9
と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
【0025】19aは第1のストライカーであり、該第
1のストライカー19aは、底部が丸みを帯びたV形断
面の縦長の溝部18を有している。
【0026】この第1のストライカー19aは、ドア本
体11を全閉した状態において、該ドア本体11のA側
端部の内面と対峙する乗降口3のA側の外面の上部及び
下部に取り付けられている。
【0027】21aは第1のサスペンダーであり、該第
1のサスペンダー21aは、前記第1のストライカー1
9aの溝部18に嵌合可能な頂部が丸みを帯びた山形の
突出部20を有している。
【0028】この第1のサスペンダー21aは、ドア本
体11を全閉した状態において、前記第1のストライカ
ー19aと嵌合するように、ドア本体11のA側端部近
傍の内面に取り付けられている。
【0029】19bは第2のストライカーであり、該第
2のストライカー19bは、前記第1のストライカー1
9aと同一形状を有している。
【0030】この第2のストライカー19bは、ドア本
体11を全開した状態において、該ドア本体11のB側
端部の端面と対峙するように、キャビン本体1の側壁部
2のB側端部近傍にブラケット23を介して取り付けら
れている。
【0031】21bは第2のサスペンダーであり、該第
2のサスペンダー21bは、前記第1のサスペンダー2
1aと同一形状を有している。
【0032】この第2のサスペンダー21bは、ドア本
体11を全開した状態において、前記第2のストライカ
ー19bと嵌合するように、ドア本体11のB側端部の
端面に取り付けられている。
【0033】22はクッションゴム(押圧部材)であ
り、該クッションゴム22は、ドア本体11が開放状態
であるときに、キャビン本体1の乗降口3のB側縁部端
面に対峙するようにブラケット24を介して前記ドア本
体11のA側端部近傍の内面の上部及び下部に取り付け
られている。
【0034】また、前記クッションゴム22は、ドア本
体11がロック装置17によって全開状態で固定された
際に、ドア本体11をキャビン本体1のA側端部へ向っ
て付勢するようになっている。
【0035】而して、開放されている乗降口3を閉ざす
場合は、ドア本体11をA側方向へ移動させると、該ド
ア本体11は、下部ガイドレール5に沿って転動する車
輪12と、上部ガイドレール4に沿って転動するローラ
13とにより導かれ、ドア本体11A側の側縁から乗降
口3の上下縁間に入り込む。
【0036】更に、ドア本体11のB側に設けたダブル
ローラ15がガイドレール10のA側端部に到達する
と、前記ダブルローラ15に連結しているリンク機構1
4が働いて、ドア本体のB側が乗降口の上下縁間に嵌め
込まれ、ドア本体11の外面と側壁部2の外面とが同一
平面をなすようになる。
【0037】同時に、乗降口3のA側の側壁部2の外面
の上部及び下部の所定位置に配設した各ストライカー1
9aの溝部18に、ドア本体11のA側端部近くの内面
に配設したサスペンダー21aの突出部20が係合す
る。
【0038】そこで、ドア本体11のB側に設けたロッ
ク装置16を掛けてドア本体11を乗降口3に固定す
る。
【0039】また、閉鎖されている乗降口3を開放する
場合は、前記のロック装置16を解除してからドア本体
11をB側方向へ移動させると、ドア本体11のB側に
設けたダブルローラ15に連結しているリンク機構14
が働いてドア本体11のB側の側縁を乗降口3の上下縁
間からキャビン本体1の外側方向へ押し出す。
【0040】B側の側縁を外側へ押し出されたドア本体
11は、下部ガイドレール5に沿って転動する車輪12
と、上部ガイドレール4に沿って転動するローラ13と
により導かれて側壁部2の外側へ移動し、前記ダブルロ
ーラ15がガイドレール10のB側端部に到達すると側
壁部2に沿って停止する。
【0041】同時に、側壁部2のB側の外面の上部及び
下部の所定位置に配設したストライカー19bの溝部1
8に、ドア本体11のB側端部の端面に設けたサスペン
ダー21bの突出部20が係合し、さらにドア本体11
のA側端部近くの内面の上部及び下部の所定位置に設け
たクッションゴム22が乗降口3のB側縁部端面に当接
する結果、キャビン本体1に対してドア本体11が前方
A側へ付勢される。
【0042】そこで、ドア本体11のA側に設けたロッ
ク装置17を掛けてドア本体11を固定する。
【0043】本実施例においては、ドア本体11が全閉
状態であるときには、第1のストライカー19aと第1
のサスペンダー21aとが係合し、また、ドア本体11
が全開状態であるときには第2のストライカー19bと
第2のサスペンダー21bとが係合し且つクッションゴ
ム22がドア本体11を前方A側へ向って付勢するの
で、ドア本体11が全閉状態であっても、全開状態であ
ってもドア本体11のガタつきを効果的に防止すること
ができる。
【0044】なお、本発明は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、ストライカー及びサスペンダーの取
付位置、取付数を適宜変更すること、その他、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
【0045】
【発明の効果】本発明の建設機械のキャビンドア装置に
よれば、下記のごとき種々の優れた効果を奏し得る。
【0046】I)全開又は全閉位置にあるドア本体を確
実に固定できるのでガタつきを防止できる。
【0047】II)建設機械の稼働時の振動に対する耐
久性が向上し、破損し難くなる。
【0048】III)構造が簡単であるので、僅かな費
用で製作し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械のキャビンドア装置の一実施
例の概略を表す側面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】ドア本体が全開状態であるときを示す平断面図
である。
【図4】ドア本体が全閉状態であるときを示す平断面図
である。
【図5】図1に関連するストライカーの一例の概略を表
す斜視図である。
【図6】図1に関連するサスペンダーの一例の概略を表
す斜視図である。
【図7】従来の建設機械のキャビンドア装置の一例の概
略を表す側面図である。
【図8】図7のVIII−VIII矢視図である。
【図9】図7のIX−IX矢視図である。
【符号の説明】
1 キャビン本体 2 側壁部 3 乗降口 4 上部ガイドレール(ガイド機構) 5 下部ガイドレール(ガイド機構) 10 ガイドレール(ガイド機構) 11 ドア本体 19a 第1のストライカー 19b 第2のストライカー 21a 第1のサスペンダー 21b 第2のサスペンダー 22 クッションゴム(押圧部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビン本体に設けたガイド機構に沿っ
    て移動し得られキャビン本体の側壁部に設けた乗降口を
    開閉するドア本体と前記キャビン本体との互いに対峙す
    る面のうちの一方に凸状の第1のサスペンダーを、また
    他方に凹状の第1のストライカーを前記ドア本体が全閉
    したときに係合し得るように設け、前記ドア本体の後端
    部とキャビン本体との一方に凸状の第2のサスペンダー
    を、また他方に凹状の第2のストライカーを前記ドア本
    体が全開したときに係合し得るように設け、前記ドア本
    体とキャビン本体との間にドア本体を全開状態にしたと
    きに該ドア本体を閉止方向あるいは開放方向へ付勢し得
    る押圧部材を設けたことを特徴とする建設機械のキャビ
    ンドア装置。
JP22355593A 1993-09-08 1993-09-08 建設機械のキャビンドア装置 Expired - Lifetime JP3442825B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010058785A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Volvo Construction Equipment Ab 建設機械用運転室のドア安全装置
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