JPH07755Y2 - ブレーキパッドの摩耗検出センサ - Google Patents

ブレーキパッドの摩耗検出センサ

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JPH07755Y2
JPH07755Y2 JP1675193U JP1675193U JPH07755Y2 JP H07755 Y2 JPH07755 Y2 JP H07755Y2 JP 1675193 U JP1675193 U JP 1675193U JP 1675193 U JP1675193 U JP 1675193U JP H07755 Y2 JPH07755 Y2 JP H07755Y2
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JP
Japan
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inner shaft
shaft
brake pad
groove
pin hole
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1675193U
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English (en)
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JPH0667934U (ja
Inventor
敏 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Denso Co Ltd
Original Assignee
Asahi Denso Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等のブレーキ装
置のブレーキパッドの摩耗を検出する、摩耗検出センサ
に関するものであり、具体的にはブレーキパッドの摩耗
と共に検出センサが摩耗していき、センサの内部に設け
られた検知導体が摩耗により切断されることにより、ブ
レーキパッドの摩耗を電気的に検出する方式のものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の様な形式のブレーキパッド
の摩耗検出センサとしては、(イ)、特告昭53−20
623号に開示されているような、二本の電線(21)
(22)の各先端に端子(23)(24)を介して接続
したU字型の検知導体(25)の間に、単一の熱硬化性
樹脂製絶縁板(26)を介在させた状態で、これらのま
わりに熱硬化性樹脂を射出成型して外壁体(27)を形
成したもの(図4参照)がある。また、(ロ)、特告昭
56−25961号に開示されているような、絶縁性の
中板(31)の外面に予めU字型の検知導体(32)を
沿わせて固定したものを、キャップ状の熱硬化性樹脂製
ケース(33)内に挿入し、すき間に熱硬化性樹脂(3
4)を充填したもの(図5参照)がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の(イ)に示すブ
レーキパッドの摩耗検出センサは、熱硬化性樹脂の射出
成型時の圧力により検知導体(25)の位置ずれを起こ
したり、場合によっては検知導体が切断されることがあ
る。また、(ロ)に示す検出センサにおいては、ケース
(33)内に中板(31)を挿入する作業と位置決めは
容易であるが、その後すき間に熱硬化性樹脂を充填する
必要がある為、この作業に手間がかかる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記のような従
来の問題点を解決したもので、耐熱性を有する電線を検
知導体として用い、この検知導体を備えた軸状検知体
(インナー軸)をキャップ状のアウターボディにすき間
なく挿入固定したもので、熱硬化性樹脂の充填を省略し
たことを特徴とするものである。すなわち、本考案はイ
ンナー軸(1)の上下と先端表面にかけて、軸心方向に
沿う1つの連続した溝(4)を設け、この溝(4)に沿
って電線(10)をU字状に埋め込み、このインナー軸
(1)を熱硬化樹脂製のキャップ状アウターボディ
(7)に挿入固定したことを特徴とするブレーキパッド
の摩耗検出センサである。
【0005】
【実施例】図3は本願考案に係る摩耗検出センサの絶縁
材からなるインナー軸(1)で、先端に細軸部(2)を
備え、後部が太軸部(3)となった二段軸を呈してお
り、上下と先端部の表面には、軸心方向に沿う1つの連
続した溝(4)が設けられている。(この溝の幅と深さ
は検知導体となる電線(10)がしっくりと嵌まる寸法
に形成される。)なお、(5)は太軸部(3)の先端部
に設けられたピン孔で、このピン孔(5)は前記溝
(4)にかからない方向で、かつ、インナー軸(1)の
軸心を横切る方向に貫通状に設けられている。(6)は
インナー軸(1)の後部に設けられたバンド用のリング
溝である。
【0006】図1の(7)は摩耗検出センサの熱硬化性
樹脂からなるアウターボディで、先端が塞がったキャッ
プ状を呈しており、その内面は、前記インナー軸(1)
と同形に形成され、外面には中程に肩部(8)を有し、
前記インナー軸(1)のピン孔(5)と対応する位置に
は図2にて示すようにピン孔(9)を有するものであ
る。尚、上記実施例はインナー軸(1)として、二段軸
のものについて説明したが、インナー軸は必ずしも二段
軸とする必要はなく、ストレートの軸体でもよい。ま
た、インナー軸(1)とアウターボディ(7)との固定
手段についても、ピン(11)に限定するものではな
く、他の手段でもよい。
【0007】次に本願考案に係る摩耗検出センサの組立
手順を示す。インナー軸(1)の溝(4)に沿って、該
溝(4)にしっくりと嵌まる電線(10)(検知導体)
を予め埋め込み、この電線(10)を埋め込んだインナ
ー軸(1)の先端をアウターボディ(7)に押し込むよ
うにして先端が突き当たるまで図1のように挿入する。
この際インナー軸(1)のピン孔(5)とアウターボデ
ィ(7)のピン孔(9)とを合致させ、このピン孔にピ
ン(11)を差し込み両者を固定する。次いで、インナ
ー軸(1)後部のバンド用リング溝(6)の位置に、電
線(10)の上からバンド(12)を巻き付けて締め付
けることにより、電線(10)とインナー軸(1)とを
固定する。
【0008】
【作用】インナー軸(1)の外周に軸心方向に沿う溝
(4)を設け、この溝に電線(10)をしっくりと埋め
込んだ状態で、このインナー軸(1)をアウターボディ
(7)内に挿入固定し、ピンにて固定したので、寸法精
度の良い摩耗検出センサとなる。また、インナー軸
(1)とアウターボディ(9)との間にすき間ができ
ず、従って、熱硬化性樹脂を充填する必要がない為、製
作工程が単純化される。
【0009】
【考案の効果】本考案は、電線を埋め込んだインナー軸
をキャップ状のアウターボディに挿入し、ピンにて固定
するという単純な構造の為、熟練を必要とせず簡単な作
業で精度の良い均一な製品が得られる。また、従来最も
面倒であった熱硬化性樹脂の充填作業を省略した為、品
質も均一化されコスト的にも安価なものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る摩耗検出センサの縦断側面図
【図2】 図1のA−A断面図
【図3】 本考案に係るインナー軸の斜視図
【図4】 (イ)で示す従来品の縦断側面図
【図5】 (ロ)で示す従来品の分解斜視図
【符号の説明】
(1)インナー軸 (2)細軸部 (3)太軸部 (4)溝 (5)ピン孔 (6)リング溝 (7)キャップ状アウターボディ (8)肩部 (9)ピン孔 (10)電線 (11)ピン (12)バンド

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナー軸(1)の上下と先端表面にか
    けて、軸心方向に沿う1つの連続した溝(4)を設け、
    この溝(4)に沿って電線(10)をU字状に埋め込
    み、このインナー軸(1)を熱硬化性樹脂製のキャップ
    状アウターボディ(7)に挿入固定してなるブレーキパ
    ッドの摩耗検出センサ。
  2. 【請求項2】 インナー軸(1)が、先端の細軸部
    (2)と後部の太軸部(3)の二段軸で、太軸部(3)
    にその軸心を横切る方向の前記溝(4)にかからないピ
    ン孔(5)を有し、キャップ状アウターボディ(7)の
    内面が前記インナー軸(1)と合致する形状で、インナ
    ー軸(1)のピン孔(5)と対応する位置にピン孔
    (9)を有するものである請求項1記載のブレーキパッ
    ドの摩耗検出センサ。
JP1675193U 1993-02-27 1993-02-27 ブレーキパッドの摩耗検出センサ Expired - Lifetime JPH07755Y2 (ja)

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JP1675193U JPH07755Y2 (ja) 1993-02-27 1993-02-27 ブレーキパッドの摩耗検出センサ

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JPH0667934U JPH0667934U (ja) 1994-09-22
JPH07755Y2 true JPH07755Y2 (ja) 1995-01-11

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