JPH0775468A - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

Info

Publication number
JPH0775468A
JPH0775468A JP22409393A JP22409393A JPH0775468A JP H0775468 A JPH0775468 A JP H0775468A JP 22409393 A JP22409393 A JP 22409393A JP 22409393 A JP22409393 A JP 22409393A JP H0775468 A JPH0775468 A JP H0775468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
spool
guide portion
arm
yarn guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22409393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3280481B2 (ja
Inventor
Kenichi Sugawara
謙一 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP22409393A priority Critical patent/JP3280481B2/ja
Priority to GB9415714A priority patent/GB2280581B/en
Priority to DE4427458A priority patent/DE4427458B4/de
Priority to US08/285,943 priority patent/US5601244A/en
Publication of JPH0775468A publication Critical patent/JPH0775468A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3280481B2 publication Critical patent/JP3280481B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リール本体の小型化が可能で、ロータの回転
時に振動を発生させず円滑な巻取り操作が可能なスピニ
ングリールを構成する。 【構成】 ロータ4の回転に連動して糸案内部Aをスプ
ール5の軸芯Xに沿う方向に往復作動させる往復作動機
構Cをロータ4の外周部に備え、この糸案内部Aの往復
作動に伴うスプール5の軸芯方向での重量偏位を相殺し
てロータ4の回転時のモーメントの発生を抑制するバラ
ンス手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リール本体の前部に釣
り糸を巻取るスプール、及び、巻取り駆動力で回転する
ロータを配置すると共に、このロータの外周部に形成し
たアーム部に糸案内部を形成し、ロータの回転時に前記
糸案内部で案内される釣り糸をスプールに巻き付けるよ
う構成したスピニングリールに関し、詳しくは、スプー
ルを前後方向に往復作動させずに、糸案内部を前後方向
に往復作動させて、スプールに釣り糸を平均的に巻回す
るスピニングリールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のように構成されたスピニングリー
ルとして、実開平3‐99959号公報に示されるもの
が存在し、この従来例では、スプール軸と平行する姿勢
の螺軸と、この螺軸の螺旋溝に係入する係合片とで成る
機構をリール本体の外部でスプール軸に近接する部位
(ロータの内部位置)に配置し、この機構からの駆動力
をベールの両端を支持する系、及び、糸案内部に伝える
よう構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来例では、
リール本体の外部に糸案内部を前後方向に作動させる機
構が配置されるのでリール本体が小型化するという良好
な面を有するものであるが、リール本体の前部位置に糸
案内部を前後方向に作動させる機構が配置されるので、
ロータの前後方向の寸法、特にリール本体とスプールと
の間の距離が大きくなり、しかも、糸案内部を往復作動
させる機構から糸案内部へ動力を伝える部材の作動空間
をロータの内部に必要とするので、ロータ全体の小型化
も図れないものとなり改善が望まれる。
【0004】更に、この構成では前述した機構から糸案
内部へ駆動力を伝える部材の寸法(ロータの回転軸芯を
中心として半径方向への寸法)が大きくなることから、
釣り糸に作用する張力が大きい場合には、部材の弾性変
形によって、糸案内部の位置が決まらずスプールに対す
る釣り糸の巻回位置に狂いを発生させ、又、駆動時に糸
案内部の作動系にコジリを発生させることも考えられ
る。
【0005】この不都合を解消する目的で、糸案内部の
みを前後作動させる構造も考えられるが、糸案内具はロ
ータの回転軸芯からの比較的離間した位置に形成される
ことから、この構造を採用した場合には、ロータの動的
アンバランスに繋がることが多く、しかも、このように
糸案内部を前後作動させる構成では釣り糸の巻取り操作
時に糸案内部の重量が前後に偏位する結果バランス状態
が崩れロータに振動を発生させ操作性を悪化させること
も考えられ、改善の余地がある。
【0006】本発明の目的は、リール本体の小型化が可
能で、しかも、ロータの回転時に振動を発生させず円滑
な巻取り操作が可能なスピニングリールを合理的に構成
する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴(請求項
1)は冒頭に記したように、リール本体の前部に釣り糸
を巻取るスプール、及び、巻取り駆動力で回転するロー
タを配置すると共に、このロータの外周部に形成したア
ーム部に糸案内部を形成し、ロータの回転時に前記糸案
内部で案内される釣り糸をスプールに巻き付けるよう構
成したスピニングリールにおいて、前記ロータの回転に
連動して前記糸案内部を前記スプールの軸芯に沿う方向
に往復作動させる往復作動機構を前記ロータの外周部に
備え、この糸案内部の往復作動に伴う前記スプールの軸
芯方向での重量偏位を相殺してロータの回転時のモーメ
ントの発生を抑制するバランス手段を備えている点にあ
り、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0008】
【作用】上記特徴によると、往復作動機構をロータの外
周に備えるので、この往復作動機構が比較的大型に構成
されていても、この機構をスプールと干渉を避ける位置
に配置してスプールをリール本体側に近接する位置に配
置でき、しかも、往復作動機構と糸案内部とを連係する
部材の作動域をスプールと干渉する位置に配置する必要
も無く、又、糸巻取り時には糸案内部が偏位しても、そ
の糸案内部に対応してバランス手段、糸案内部の重量を
相殺してモーメントの発生を小さく抑えるものとなる。
つまり、本発明では、従来例と比較して、スプールをリ
ール本体側に近接させてリール全体の小型化を可能に
し、かつ、糸案内部がどのような位置に存在しても、ロ
ータに振動を発生させることが無い。
【0009】請求項2によると、ロータの回転を平衡構
造でバランスさせるので、モーメントの発生を抑制する
結果、バランス手段によるロータ回転時のモーメントの
抑制と併せて釣り糸の巻取り時の振動を一層抑制するも
のとなる。つまり、ロータのバランスと、糸案内部の系
のバランスとを独立してとれるので、精度の高いバラン
ス状態を現出できる。
【0010】又、この請求項2の平衡構造の例として、
図5、図10の構成のものを挙げると、ロータ4の軸芯
X方向での2箇所の部位に軸芯Xと直交する仮想平面
S、Tを想定し、仮想平面Sについて一対のアーム4
A、4Aを除くロータ構成部材の合成モーメントの作用
する点PS におけるモーメントを相殺するべく、軸芯X
を挟んで点PS と対向する点QS にモーメントが作用す
るよう一対のアーム部4A、4Aを配置し、又、仮想平
面Tについては一対のアーム部4A、4Aの重量も含め
たロータ構成部材の合成モーメントの作用する点PT
おけるモーメントを相殺するべく、軸芯Xを挟んで点P
T と対向する点QT にモーメントが作用するよう、バラ
ンサ34を備えることにより、仮想平面S、T夫々にお
いてバランスする結果、ロータの回転時におけるモーメ
ントの発生が抑制される。
【0011】請求項3によると、糸案内部の往復作動と
連係してベール、従動部材等が一体的に往復作動するの
で、特別に往復作動させる駆動系を形成せずとも糸案内
部の重量を従動部材側の重量で相殺して、ロータの回転
時のモーメントを低減できるものとなる。
【0012】つまり、この請求項3のバランス手段の例
として図11の構成のものを挙げると、ベール3のモー
メントが作用する点PU におけるモーメントを相殺すべ
く、軸芯Xを挟んで点PU と対向する点QU にモーメン
トが作用するよう、糸案内部A、この側の揺動アーム
8、従動部材7、この側の揺動アーム8を配置すること
で、ベール系の回転時におけるモーメントの発生が抑制
される。
【0013】請求項4によると、釣り糸の巻取り時に
は、糸案内部と対向する側のアームに沿ってバランサが
往復作動するので、糸案内部の重量をバランサの重量で
相殺してロータの回転時のモーメントを低減できるもの
となり、例えば、ベールを介して糸案内部と連結する部
材を、この側のアーム部に沿って移動自在に構成する等
の構成を採用せずともバランスをとれるものとなる。
【0014】請求項5によると、釣り糸の巻取り時に
は、最も適切な位置にバランスを配置できると共に、バ
ランサの作動によって糸案内部等の重量を相殺してロー
タ回転時のモーメントを低減してバランスをとれるもの
となる。
【0015】
【発明の効果】従って、リール本体を小型化するという
良好な面を損なうこと無く、ロータの部位の小型化でリ
ール全体が一層小型化し、しかも、釣り糸巻取り時にロ
ータを高速で回転させても振動が発生せず円滑な巻取り
が可能となるスピニングリールが合理的に構成されたの
である。
【0016】特に、往復作動する系とロータとを独立し
てバランスさせるものでは、釣り糸の巻取り時に一層振
動を発生させ難くなり(請求項2)、ベールを介して糸
案内部と対向する部材を往復作動させるものでは特別の
駆動系を備えずともバランス状態を現出するものとなり
(請求項3)、糸案内部と対向する位置でベールの端部
を支持する部材でバランス手段を構成すると特別のバラ
ンサを用いずともバランス状態を現出し(請求項4)、
ロータの適当な部位にバランス手段を形成するもので
は、最適な位置のバランサでで往復作動する部材の重量
を相殺してバランス状態を現出するものとなる(請求項
5)。
【0017】
【実施例】図1及び図2に示すように、ハンドル1を備
えたリール本体2の前部にベール3を有したロータ4、
及び、釣り糸を巻取るスプール5夫々を配置してスピニ
ングリールを構成する。前記ロータ4はリール本体2に
対して軸芯X周りで回動自在に支承されると共に、一対
のアーム部4A,4Aが一体的に形成され、これらアー
ム部4A,4Aの一方に対して前後方向にスライド移動
自在な移動部材6を備え、他方のアーム部4Aに対して
前後方向にスライド移動自在に従動部材7を備え、これ
ら移動部材6、従動部材7夫々に対し軸芯Y,Z周りで
揺動自在に揺動アーム8,8を支承し移動部材6の側の
揺動アーム8に備えたローラ型の糸案内部Aと他方の揺
動アーム8との間に亘って前記ベール3が形成されてい
る。
【0018】前記リール本体2には、ハンドル1と連結
するハンドル軸9によって駆動される駆動ギヤ10から
の動力をピニオンギヤ11、このピニオンギヤ11と一
体形成された筒軸12夫々を介してロータ4に伝える巻
取り駆動系を内装し、又、前記スプール5と連結するス
プール軸13を筒軸12に内嵌し、又、この筒軸12と
リール本体2から前方に突出形成した部位との間にロー
ラ型の一方向クラッチ14を備えてロータ4の逆転(釣
り糸繰出し方向への回転)を阻止するよう構成してい
る。
【0019】図9に示すように、スプール軸13の後端
のリール本体内部にはラチェットホイール型のホイール
15と、切換えレバー16の操作でホイール15の歯部
に係合する作用姿勢と離間する非作用姿勢とに切換え自
在なストッパー17とで成る回転阻止機構を配置してあ
る。又、この機構では切換えレバー16に連結したカム
体18がストッパー17に接触してストッパー17を非
係合姿勢に操作する結果、スプール5の正逆両方向の回
転操作を許してスプール5からの釣り糸の繰出し量の調
節を可能にし、又、ストッパー17を作用姿勢にした場
合には釣り糸繰出し方向へのスプール5の回転を阻止す
ると共に、ストッパー17に作用するバネの付勢力に抗
してスプール5の釣り糸巻取り方向への回転を許してス
プール5への釣り糸の巻取りを可能にするよう構成さ
れ、スプール軸13の後端はリール本体内壁部材に対し
て回転自在に、かつ、軸芯方向に移動不能に保持されて
いる。
【0020】尚、ハンドル1は一対のアーム部1A,1
A夫々にパドル1B,1Bを備えると共に、前記ハンド
ル軸9を外嵌するカラー19とアーム部1Aとの間に可
撓性素材のワッシャ20を介装し、又、ハンドル軸9の
延長上に釣り鉤を引っ掛け得る係合部21を形成してい
る。
【0021】図8に示すように、スプール軸13の先端
部とスプール5との間にはスプール軸13に回転不能に
備えた複数の摩擦板22と、スプール5側に回転不能に
備えた摩擦板23と、これら摩擦板22,23夫々をデ
ィスク24を介してネジ式に圧接操作するノブ25とを
備えたドラグ機構Bを備え、このドラグ機構Bではこの
ノブ25の回転操作時にクリック音を発生させるよう、
ノブ25の内面に形成した多数の凹凸部25A…に係脱
する係脱片26をディスク24に備えたクリック機構を
有している。
【0022】図3に示すように、前記移動部材6を備え
たアーム部4Aには螺軸27、この螺軸27の螺旋溝2
7Aに係入する係合片28と共に移動する可動部材29
夫々で成る往復作動機構Cを内装し、この可動部材29
と前記移動部材6とが連結固定され、この移動部材6の
内部に揺動アーム8を巻取り姿勢と、解放姿勢とに切換
え保持するトッグルバネ(図示せず)が内装されてい
る。
【0023】図4乃至図6に示すように、前記従動部材
7はアーム部4Aの内面に接触する複数のボール30…
を備えて滑らかな作動を行うよう構成されると共に、こ
の従動部材7、及び、この従動部材7に連結する揺動ア
ーム8夫々を亜鉛ダイキャスト等で重量物に形成して後
述するバランス手段に兼用している。
【0024】図7に示すように、リール本体前部にはス
プール5の軸芯Xと同軸芯状に太陽ギヤ31を固設し、
この太陽ギヤ31と前記螺軸27の端部に備えた従動ギ
ヤ32との間に遊星ギヤ33を配置して、ロータ4の回
転時には、ロータ4の回転力を減速した状態で螺軸27
に伝えて糸案内部Aを前後方向に作動させる駆動系を構
成している。
【0025】図5及び図6に示すように、ロータ4の周
部に金属等の重量物で成るバランサ34を備えることに
より、糸案内部A、及び、この糸案内部Aと連係して往
復作動する部材(以下、往復作動系と称する)を除いた
ロータ4の回転バランスをとって、ロータ4の回転時に
発生するモーメントを抑制するよう平衡構造を備えると
共に、糸案内部Aの往復作動に伴うスプール5の軸芯X
方向での重量偏位を相殺してロータ4の回転時のモーメ
ントの発生を抑制するバランス手段を備えている。
【0026】つまり、このリールでは往復作動系を除く
ロータ4の回転時のモーメントを抑制するよう、ロータ
4の軸芯X方向での2箇所の部位に軸芯Xと直交する仮
想平面S,Tに対してロータ構成部材夫々から作用する
モーメントを求め、ロータの回転時に発生するモーメン
トを相殺するようロータ構成部材を配置し、かつ、前記
バランサ34を備えてロータ4の回転時のモーメントを
極めて小さく設定してあり、更に、ベール3、従動部材
7、この従動部材7の側の揺動アーム8夫々でバランス
手段が構成されるので、往復作動系の作動時には、糸案
内部側の部材の重量をバランス手段が相殺してバランス
状態を現出している。
【0027】ロータ4の平衡構造を説明すると、図10
に示すように、仮想平面Sについては、一対のアーム部
4A,4Aを除くロータ構成部材の合成モーメントの作
用する点PS が表れ、このモーメントを相殺するよう、
点PS と軸芯Xを挟んで対向する点QS にモーメントが
作用するよう一対のアーム部4A,4A夫々を配置する
と共に、このアーム部4A,4Aの重量を設定してい
る。仮想平面Tについては、一対のアーム部4A,4A
を含めたロータ4構成部材の合成モーメントの作用する
点PT が表れ、このモーメントを相殺するよう、点PT
と軸芯Xを挟んで対向する点QT にモーメントが作用す
るようバランサ34を配置して、このロータ4の回転バ
ランスをとっている。
【0028】糸案内部A、ベール3、従動部材7等の移
動系の回転バランスを説明すると、図11に示すよう
に、ベール3のモーメントが作用する点PU が表れ、こ
のモーメントを相殺するよう、点PU と軸芯Xを挟んで
対向する点QU にモーメントが作用するよう、従動部材
7、この従動部材7の側の揺動アーム8、糸案内部A、
この糸案内部Aの側の揺動アーム8、可動部材29を配
置して、この移動系の回転バランスをとっている。
【0029】このように、スピニングリールを構成した
ことからベール3を巻取り姿勢に設定してハンドル1を
操作した場合には、往復作動機構Cからの駆動力によっ
てロータ4の回転と連係して、この側の揺動アーム8と
共に糸案内部Aが前後方向に作動してスプール5の適切
な位置に釣り糸の巻回を行うと共に、この巻取り時に
は、高速でロータ4を回転させてもロータ4と、ベール
3等の移動系とが独立してバランス状態にあるので、糸
案内部A等の重量部が前後方向に作動するに拘わらず、
振動を発生させず円滑に釣り糸の巻取りを行えるように
なっている。
【0030】尚、この種のリールではロータ4の回転不
釣り合い量を200g−mm以下に抑えることが滑らか
な巻取り操作を行なう上から好ましく、回転不釣り合い
量の値を、200g−mm以下に設定している。
【0031】〔別実施例〕本発明は上記実施例以外に、
以下のようにも構成できる。尚、前記実施例と同一の機
能を有するものは、実施例と共通する番号、符号を附す
る。
【0032】(イ) 図12に示すように、ロータ4に
形成した一対のアーム部4A,4Aのうち、糸案内部A
と対向する側のアーム部4Aに対して部材8を軸芯Zで
揺動自在、かつ、位置固定状態で備え、この部材8に形
成した軸35に対してベール3の端部を支承することに
より、糸案内部Aの往復作動時には、この軸35周りで
の揺動によってベール3のコジリを解消し、又、ベール
3の開閉操作時には軸芯Z周りで部材8の揺動を行わせ
るよう構成すると共に、この側のアーム部4Aの内部に
螺軸27の回転によってスプール4の軸芯Xの沿って往
復作動する可動部材29を備え、この可動部材29(請
求項4のバランサの一例)を金属等の重量物に構成する
ことにより、この可動部材29の重量で往復作動系に伴
う重量偏位を相殺して、ロータ4の回転時のモーメント
を相殺するようバランス手段を構成する。尚、螺軸27
は実施例と同様の遊星型の伝動系、軸体で構成される伝
動系等を介して駆動される。
【0033】(ロ) 図13に示すように、一対のアー
ム部4A,4Aをスプール5の軸芯Xを挟んで対向する
位置に配置し、これらアーム部4A,4Aの中間部でベ
ール3と対向する位置に往復作動機構Cを内装した駆動
アーム部36を配置し、この駆動アーム部36からの駆
動力を揺動アーム8,8夫々の移動部材6、従動部材7
に伝えるフレーム37を形成して、均等な力で夫々の揺
動アーム8,8を駆動すると共に、往復作動系の重量を
往復作動機構C(請求項5のバランサに兼用されてい
る)の重量で相殺してロータ4の回転時のモーメントの
発生を抑制するようバランス手段を構成する。
【0034】(ハ) ロータの外周部に対してロータの
回転と連動してバランサのみを前後方向に往復作動させ
る機構を備える。
【0035】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スピニングリールの斜視図
【図2】スピニングリール一部切欠き側面図
【図3】往復作動機構の一部切欠き平面図
【図4】従動部材を表す底面図
【図5】ロータの一部切欠き側面図
【図6】従動部材の断面図
【図7】ロータの正面図
【図8】ドラグ機構の縦断側面図
【図9】リール本体の縦断背面図
【図10】ロータのモーメント作用状態を表す正面図
【図11】ベール等の移動系のモーメント作用状態を表
す正面図
【図12】別実施例(イ)のロータの一部切欠き側面図
【図13】別実施例(ロ)のロータの正面図
【符号の説明】
2 リール本体 3 ベール 4 ロータ 4A アーム部 5 スプール 7 従動部材 A 糸案内部 C 往復作動機構 X 軸芯

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体(2)の前部に釣り糸を巻取
    るスプール(5)、及び、巻取り駆動力で回転するロー
    タ(4)を配置すると共に、このロータ(4)の外周部
    に形成したアーム部(4A)に糸案内部(A)を形成
    し、ロータ(4)の回転時に前記糸案内部(A)で案内
    される釣り糸をスプール(5)に巻き付けるよう構成し
    たスピニングリールであって、 前記ロータ(4)の回転に連動して前記糸案内部(A)
    を前記スプール(5)の軸芯(X)に沿う方向に往復作
    動させる往復作動機構(C)を前記ロータ(4)の外周
    部に備え、この糸案内部(A)の往復作動に伴う前記ス
    プール(5)の軸芯方向での重量偏位を相殺してロータ
    (4)の回転時のモーメントの発生を抑制するバランス
    手段を備えているスピニングリール。
  2. 【請求項2】 前記糸案内部(A)、及び、この糸案内
    部(A)と連係して往復作動する部材の重量を除いたロ
    ータ(4)の回転バランスをとりロータ(4)の回転時
    に発生するモーメントを抑制するよう該ロータ(4)に
    平衡構造を備えている請求項1記載のスピニングリー
    ル。
  3. 【請求項3】 前記ロータ(4)に一対のアーム部(4
    A),(4A)を形成し、この一対のアーム部(4A)
    のうちの一方に対して前記糸案内部(A)を形成し、他
    方のアーム部(4A)に対して前後方向に移動自在に従
    動部材(7)を形成し、これら糸案内部(A)、従動部
    材(7)夫々に亘ってベール(3)を形成することによ
    り、糸案内部(A)の往復作動と連係して従動部材
    (7)を前後方向に移動させる系を形成し、この従動部
    材(7)、若しくは、従動部材(7)と連動して作動す
    る部材で前記バランス手段を構成してある請求項1記載
    のスピニングリール。
  4. 【請求項4】 前記ロータ(4)に一対のアーム部(4
    A),(4A)を形成し、この一対のアーム部(4A)
    の一方に形成した前記糸案内部(A)と、他方のアーム
    部(4A)に形成した従動部材(7)とに亘ってベール
    (3)を形成し、糸案内部(A)の往復作動と連係して
    他方のアーム部(4A)の内部において往復作動させる
    バランサで前記バランス手段を構成してある請求項1記
    載のスピニングリール。
  5. 【請求項5】 前記バランス手段を、前記糸案内部
    (A)の往復作動と連係して前記スプール(5)の軸芯
    (X)方向に向けて往復作動するよう前記ロータ(4)
    に形成したバランサを備えて構成してある請求項1記載
    のスピニングリール。
JP22409393A 1993-08-04 1993-09-09 スピニングリール Expired - Fee Related JP3280481B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22409393A JP3280481B2 (ja) 1993-09-09 1993-09-09 スピニングリール
GB9415714A GB2280581B (en) 1993-08-04 1994-08-03 Spinning reel
DE4427458A DE4427458B4 (de) 1993-08-04 1994-08-03 Angelrolle
US08/285,943 US5601244A (en) 1993-08-04 1994-08-04 Spinning reel with movable line guide along reel axis

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22409393A JP3280481B2 (ja) 1993-09-09 1993-09-09 スピニングリール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0775468A true JPH0775468A (ja) 1995-03-20
JP3280481B2 JP3280481B2 (ja) 2002-05-13

Family

ID=16808440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22409393A Expired - Fee Related JP3280481B2 (ja) 1993-08-04 1993-09-09 スピニングリール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3280481B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012107341B4 (de) 2012-08-09 2020-07-09 Tdk Electronics Ag Verfahren zum Befüllen von mindestens einer Kavität eines Vielschichtbauelements mit einem Füllmaterial

Also Published As

Publication number Publication date
JP3280481B2 (ja) 2002-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5601244A (en) Spinning reel with movable line guide along reel axis
US5318243A (en) Spinning reel having a device for preventing backward rotation of a rotor
US5350129A (en) Spinning reel having balancing means
US5161750A (en) Fishing reel with transmission switching mechanism
JPH0775468A (ja) スピニングリール
JP3339522B2 (ja) スピニングリール
KR100719388B1 (ko) 낚시용 스피닝 릴
US5388777A (en) Spinning reel with improved control structure of stopper mechanism
JPH089843A (ja) スピニングリール
JP3184590B2 (ja) スピニングリール
JP3438949B2 (ja) スピニングリールの逆転防止装置
US5678780A (en) Spinning reel reciprocation mechanism
JP3280476B2 (ja) スピニングリール
JP4535463B2 (ja) 魚釣用スピニングリール
JP3280482B2 (ja) スピニングリール
JP3585474B2 (ja) スピニングリール及びその往復動装置
US5772138A (en) Spinning reel having balancing means
JPH0523080A (ja) スピニングリール
JP2585221Y2 (ja) スピニングリール
JP3645878B2 (ja) スピニングリール
JP3392267B2 (ja) スピニングリール及びその往復動装置
JPH0310856Y2 (ja)
JP3086776B2 (ja) 魚釣用電動リール
JP3526832B2 (ja) スピニングリール
JP2002186387A (ja) スピニングリールのロータ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees