JPH07753B2 - タイヤトレッド用カーボンブラック - Google Patents
タイヤトレッド用カーボンブラックInfo
- Publication number
- JPH07753B2 JPH07753B2 JP63313304A JP31330488A JPH07753B2 JP H07753 B2 JPH07753 B2 JP H07753B2 JP 63313304 A JP63313304 A JP 63313304A JP 31330488 A JP31330488 A JP 31330488A JP H07753 B2 JPH07753 B2 JP H07753B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon black
- ctab
- tint
- roads
- tire tread
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09C—TREATMENT OF INORGANIC MATERIALS, OTHER THAN FIBROUS FILLERS, TO ENHANCE THEIR PIGMENTING OR FILLING PROPERTIES ; PREPARATION OF CARBON BLACK ; PREPARATION OF INORGANIC MATERIALS WHICH ARE NO SINGLE CHEMICAL COMPOUNDS AND WHICH ARE MAINLY USED AS PIGMENTS OR FILLERS
- C09C1/00—Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
- C09C1/44—Carbon
- C09C1/48—Carbon black
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09C—TREATMENT OF INORGANIC MATERIALS, OTHER THAN FIBROUS FILLERS, TO ENHANCE THEIR PIGMENTING OR FILLING PROPERTIES ; PREPARATION OF CARBON BLACK ; PREPARATION OF INORGANIC MATERIALS WHICH ARE NO SINGLE CHEMICAL COMPOUNDS AND WHICH ARE MAINLY USED AS PIGMENTS OR FILLERS
- C09C1/00—Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
- C09C1/44—Carbon
- C09C1/48—Carbon black
- C09C1/50—Furnace black ; Preparation thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/02—Elements
- C08K3/04—Carbon
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01P—INDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
- C01P2006/00—Physical properties of inorganic compounds
- C01P2006/12—Surface area
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01P—INDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
- C01P2006/00—Physical properties of inorganic compounds
- C01P2006/19—Oil-absorption capacity, e.g. DBP values
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、タイヤトレッド用として有用な高度の耐摩耗
性を与えるカーボンブラックに関し、とくに良路、悪路
に拘わりなく常に低位の摩耗水準を示す新規特性のカー
ボンブラックに関する。
性を与えるカーボンブラックに関し、とくに良路、悪路
に拘わりなく常に低位の摩耗水準を示す新規特性のカー
ボンブラックに関する。
近時、各種車両の高性能化に伴って、ダンプトラックや
オフロード車でも山間路や砕石現場などの極悪路ばかり
でなく、一般道路等の良路を走行する機会が増えてい
る。また、レジャーの多様化により一般車両でも整備の
整った高速道路に限らず山間地帯の苛酷な道路を走行す
るようになってきている。
オフロード車でも山間路や砕石現場などの極悪路ばかり
でなく、一般道路等の良路を走行する機会が増えてい
る。また、レジャーの多様化により一般車両でも整備の
整った高速道路に限らず山間地帯の苛酷な道路を走行す
るようになってきている。
このような情況から、タイヤトレッド部材に使用される
カーボンブラックに対しても、良路から悪路に至る多様
な路面情況において高度な耐摩耗性を付与することがで
きる性状特性が要求されている。
カーボンブラックに対しても、良路から悪路に至る多様
な路面情況において高度な耐摩耗性を付与することがで
きる性状特性が要求されている。
一般に高度な耐摩耗性が要求されるゴム用途には、SAF
(N-110)、ISAF(N-220)など粒子径が小さく、比表面
積の大きなカーボンブラックが使用されるが、この種の
カーボンブラックはストラクチャーの達成が阻害され、
特に24M4DBP吸油量の低下を余儀なくされるために悪路
での十分な耐摩耗性が得られず、また発熱性も大幅に上
昇する。他方、ストラクチャーを増加させると、発熱性
は僅かな後退にとどまりながら補強性、耐摩耗性の向上
は認められるものの、この場合には着色力の大幅な低下
を伴うため、良路における十分な耐摩耗性が得られなく
なる。
(N-110)、ISAF(N-220)など粒子径が小さく、比表面
積の大きなカーボンブラックが使用されるが、この種の
カーボンブラックはストラクチャーの達成が阻害され、
特に24M4DBP吸油量の低下を余儀なくされるために悪路
での十分な耐摩耗性が得られず、また発熱性も大幅に上
昇する。他方、ストラクチャーを増加させると、発熱性
は僅かな後退にとどまりながら補強性、耐摩耗性の向上
は認められるものの、この場合には着色力の大幅な低下
を伴うため、良路における十分な耐摩耗性が得られなく
なる。
〔発明が解決しようとする課題〕 したがって、発熱性の上昇を伴わずに良路から悪路まで
のあらゆる路面状況において高度の耐摩耗性が付与しえ
るカーボンブラックが開発できれば、現状の要求に対し
て適切に対応することができる。ところが、この要求を
満すためには高着色力と高圧縮DBP吸油量という二律背
反する特性を両立させる必要がある。
のあらゆる路面状況において高度の耐摩耗性が付与しえ
るカーボンブラックが開発できれば、現状の要求に対し
て適切に対応することができる。ところが、この要求を
満すためには高着色力と高圧縮DBP吸油量という二律背
反する特性を両立させる必要がある。
出願人は、先にゴムに対し均質分散性と高耐摩耗性を同
時に付与することができる特性の大型タイヤトレッド用
カーボンブラックを提供(特願昭63−195850号)した
が、本発明はこの先行発明をベースとして、更に性能解
明ならびに耐摩耗性レベルの向上化を図ることにより、
上記要求性能を満足するカーボンブラックの開発に成功
したものである。
時に付与することができる特性の大型タイヤトレッド用
カーボンブラックを提供(特願昭63−195850号)した
が、本発明はこの先行発明をベースとして、更に性能解
明ならびに耐摩耗性レベルの向上化を図ることにより、
上記要求性能を満足するカーボンブラックの開発に成功
したものである。
すなわち、本発明により提供されるタイヤトレッド用カ
ーボンブラックは、CTABが120〜160m2/g、24M4が100〜1
45ml/100g、Tintが100〜150%の範囲にあり、かつ下記
(1)式で定義されるMaの値が下記(2)式の関係を満
す特性を備えることを構成上の特徴とする。
ーボンブラックは、CTABが120〜160m2/g、24M4が100〜1
45ml/100g、Tintが100〜150%の範囲にあり、かつ下記
(1)式で定義されるMaの値が下記(2)式の関係を満
す特性を備えることを構成上の特徴とする。
Ma≧1.7−0.005〔CTAB〕 ・・・・(2) 但し、CTABはCTAB比表面積(m2/g)、24M4は24M4DBP吸
油量(ml/100g)、Tintは比着色力(%)、N2SAは窒素
吸着比表面積(m2/g)、stは遠心沈降法による凝集体
ストークス相当径分布における最大頻度のストークス相
当径(nm)を指すものとする。
油量(ml/100g)、Tintは比着色力(%)、N2SAは窒素
吸着比表面積(m2/g)、stは遠心沈降法による凝集体
ストークス相当径分布における最大頻度のストークス相
当径(nm)を指すものとする。
上記したカーボンブラックの各特性は、以下の測定方法
による値が用いられる。
による値が用いられる。
(1) CTAB ASTM D3765-80“Standard Test Method for Carbon Bla
ck-CTAB(CETYLTRIMETHYL AMMONIUM BROMIDE)Surface
Area"による。
ck-CTAB(CETYLTRIMETHYL AMMONIUM BROMIDE)Surface
Area"による。
(2) 24M4 ASTM D3493-85a“Standard Test Method for Carbon Bl
ack-Dibutyl Phthalate Absorption Number of Compres
sd Sample"による。
ack-Dibutyl Phthalate Absorption Number of Compres
sd Sample"による。
(3) Tint JIS K6221-82“ゴム用カーボンブラックの試験方法"6.
1.3項を用い、対比試料をIRB#3による。
1.3項を用い、対比試料をIRB#3による。
(4) N2SA ASTM D3037-86“Standard Test Method for Carbon Bla
ck-Surface Area by Nitrogen Adsorption"Method Bに
よる。
ck-Surface Area by Nitrogen Adsorption"Method Bに
よる。
(5) st 乾燥カーボンブラック試料を少量の界面活性剤を含む20
%エタノール水溶液と混合してカーボンブラック濃度50
mg/の分散液を作成し、これを超音波で十分に分散さ
せて試料とする。ディスク・セントリフュージ装置(英
国Joyes Loebl社製)を8000rpmの回転速度に設定し、ス
ピン液(2%グリセリン水溶液)を10ml加えたのち、1m
lのバッファー液(エタノール水溶液)を注入する。次
いで試料液を0.5mlを注射器で加えて遠心沈降を開始
し、同時に記録計を作動させて光学的に凝集対ストーク
ス相当径の分布曲線を作成する。得られた分布曲線にお
ける最大頻度のストークス相当径をst(nm)とする。
この測定方法によるASTM D-24Standard Reference Blac
k C-3 N234のstは80nmとなる。
%エタノール水溶液と混合してカーボンブラック濃度50
mg/の分散液を作成し、これを超音波で十分に分散さ
せて試料とする。ディスク・セントリフュージ装置(英
国Joyes Loebl社製)を8000rpmの回転速度に設定し、ス
ピン液(2%グリセリン水溶液)を10ml加えたのち、1m
lのバッファー液(エタノール水溶液)を注入する。次
いで試料液を0.5mlを注射器で加えて遠心沈降を開始
し、同時に記録計を作動させて光学的に凝集対ストーク
ス相当径の分布曲線を作成する。得られた分布曲線にお
ける最大頻度のストークス相当径をst(nm)とする。
この測定方法によるASTM D-24Standard Reference Blac
k C-3 N234のstは80nmとなる。
本発明で特定したCTAB120〜160m2/g、24M4 100〜145ml/
100g、Tint100〜150%の特性範囲は、配合ゴムに好適な
耐摩耗性ならびに発熱性能を付与するための要件となる
もので、これら各特性が上記範囲を下廻る場合には目的
とする高度の耐摩耗性を得ることができず、他方、CTAB
およびTintが上記範囲を越えると発熱性能の大幅な後退
を生じ、24M4DBPが145ml/100gを上廻ると配合ゴムの硬
度増、分散加工性の低下などにより耐摩耗性能の減退を
招く。
100g、Tint100〜150%の特性範囲は、配合ゴムに好適な
耐摩耗性ならびに発熱性能を付与するための要件となる
もので、これら各特性が上記範囲を下廻る場合には目的
とする高度の耐摩耗性を得ることができず、他方、CTAB
およびTintが上記範囲を越えると発熱性能の大幅な後退
を生じ、24M4DBPが145ml/100gを上廻ると配合ゴムの硬
度増、分散加工性の低下などにより耐摩耗性能の減退を
招く。
一般に、CTABを大きくすると配合ゴムの耐摩耗性を向上
させるために有効に作用するが、同時に加工性能の低下
が著しくなる。また、一方で24M4の低下とN2SAの増大を
引き起す結果、CTABの増大に伴って本発明で定義したMa
値は低減化する。
させるために有効に作用するが、同時に加工性能の低下
が著しくなる。また、一方で24M4の低下とN2SAの増大を
引き起す結果、CTABの増大に伴って本発明で定義したMa
値は低減化する。
本発明で定義したMa値は、定比表面積あたりの24M4およ
びTintが高位にあることを示す特性指標で、本発明によ
るカーボンブラックのMa値は従来品種に比べCTABに対す
る水準として相対的に高位に位置する点に特徴がある。
びTintが高位にあることを示す特性指標で、本発明によ
るカーボンブラックのMa値は従来品種に比べCTABに対す
る水準として相対的に高位に位置する点に特徴がある。
すなわち、カーボンブラックの特性としてCTABが120〜1
60m2/g、24M4が100〜145ml/100g、Tintが100〜150%の
範囲にあり、かつMa値が1.7−0.005〔CTAB〕以上の要件
を満足する場合に発熱性の後退を伴わずに良路、悪路に
おいて共通する高耐摩耗性の付与が可能となる。
60m2/g、24M4が100〜145ml/100g、Tintが100〜150%の
範囲にあり、かつMa値が1.7−0.005〔CTAB〕以上の要件
を満足する場合に発熱性の後退を伴わずに良路、悪路に
おいて共通する高耐摩耗性の付与が可能となる。
上記の特性要件を具備する本発明のカーボンブラック
は、通常のオイルファーネス方式による反応炉を用い生
成反応温度、反応時間、燃焼ガス流速などの諸条件を適
宜設定することにより製造することができる。
は、通常のオイルファーネス方式による反応炉を用い生
成反応温度、反応時間、燃焼ガス流速などの諸条件を適
宜設定することにより製造することができる。
良路における耐摩耗性の付与はCTABを増大させてTintの
上昇とstの低下をもたらすことによって可能である
が、反面、発熱性能の後退と24M4の低下を惹起して悪路
走行時におけるタイヤトレッドの耐摩耗性を損ねる。
上昇とstの低下をもたらすことによって可能である
が、反面、発熱性能の後退と24M4の低下を惹起して悪路
走行時におけるタイヤトレッドの耐摩耗性を損ねる。
したがって、粒子径の微細化と比表面積の増加のみでは
タイヤトレッドゴムに対し、良路、悪路共に良好な耐摩
耗性を付与することは困難である。例えば、CTABを増加
させていくとN2SAの大幅増加と24M4の低下を生じ、一
方、24M4を増加させていくとTintの低下とstの増大を
伴う。このようなことから、Ma値はCTABの増大によって
相対的に低下する関係にあり、従来のカーボンブラック
は総じてMa値が1.7−0.005〔CTAB〕を下廻る領域に属し
ている。
タイヤトレッドゴムに対し、良路、悪路共に良好な耐摩
耗性を付与することは困難である。例えば、CTABを増加
させていくとN2SAの大幅増加と24M4の低下を生じ、一
方、24M4を増加させていくとTintの低下とstの増大を
伴う。このようなことから、Ma値はCTABの増大によって
相対的に低下する関係にあり、従来のカーボンブラック
は総じてMa値が1.7−0.005〔CTAB〕を下廻る領域に属し
ている。
本発明のカーボンブラックは、同一の比表面積水準にお
いて高位のTintと24M4を兼備しており、この特性要件が
上述したCTAB、24M4、TintおよびMa値の機能と併せて良
路および悪路の異なる耐摩耗シビアリティーにおいて発
熱性能を後退せずに常に高度な耐摩耗性を付与するため
に有効に作用する。
いて高位のTintと24M4を兼備しており、この特性要件が
上述したCTAB、24M4、TintおよびMa値の機能と併せて良
路および悪路の異なる耐摩耗シビアリティーにおいて発
熱性能を後退せずに常に高度な耐摩耗性を付与するため
に有効に作用する。
以下、本発明の実施例を比較例と対比して説明する。
実施例1〜6、比較例1〜5 (1)カーボンブラックの製造 炉頭部に接線方向空気供給口2ヶを有し、炉軸方向に挿
着された燃焼バーナーおよび原料油噴射ノズルを有する
燃焼室(直径550mm、長さ600mm)を設置し、該燃焼室と
同軸的に連結する狭径反応室(第1反応室:直径220m
m、長さ150mm、第2反応室:直径140mm、長さ600mm、第
3反応室:直径220mm、長さ150mm、第4反応室:直径15
0mm、長さ500mm)およびこれに引続く広径反応室(直径
300mm)とから構成されたオイルファーネス炉を用い発
生条件を変えてカーボンブラックを製造した。
着された燃焼バーナーおよび原料油噴射ノズルを有する
燃焼室(直径550mm、長さ600mm)を設置し、該燃焼室と
同軸的に連結する狭径反応室(第1反応室:直径220m
m、長さ150mm、第2反応室:直径140mm、長さ600mm、第
3反応室:直径220mm、長さ150mm、第4反応室:直径15
0mm、長さ500mm)およびこれに引続く広径反応室(直径
300mm)とから構成されたオイルファーネス炉を用い発
生条件を変えてカーボンブラックを製造した。
原料油としては、比重(15/4℃)1.073、粘度(エング
ラー40/20℃)2.10、トルエン不溶分0.03%、相関係数
(BMCI)140、初期沸点103℃の芳香族炭化水素油を、ま
た燃料油には比重(15/4℃)0.903、粘度(CST50℃)1
6.1、残炭分5.4%、硫黄分1.8%、引火点96℃の炭化水
素油を用いた。
ラー40/20℃)2.10、トルエン不溶分0.03%、相関係数
(BMCI)140、初期沸点103℃の芳香族炭化水素油を、ま
た燃料油には比重(15/4℃)0.903、粘度(CST50℃)1
6.1、残炭分5.4%、硫黄分1.8%、引火点96℃の炭化水
素油を用いた。
表Iに発生条件、表IIに得られた本発明カーボンブラッ
クの特性をそれぞれ実施例No.と対比して示した。な
お、表IIの比較例1〜5は本発明の特性要件を外れる品
種のカーボンブラックを示したものである。
クの特性をそれぞれ実施例No.と対比して示した。な
お、表IIの比較例1〜5は本発明の特性要件を外れる品
種のカーボンブラックを示したものである。
(2) ゴム配合 次に、これらのカーボンブラック試料を表IIIに示す配
合比により天然ゴムに配合した。
合比により天然ゴムに配合した。
表IIIの配合物を145℃の温度で加硫処理して得られたゴ
ム組成物につき各種ゴム特性を測定し、結果を実施例お
よび比較例No.と対応させて表IVに示した。
ム組成物につき各種ゴム特性を測定し、結果を実施例お
よび比較例No.と対応させて表IVに示した。
なお、ゴム特性の測定方法および測定条件は下記によっ
た。
た。
(1) 摩耗量 ランボーン摩耗試験機(機械式スリップ機構)を用い、
次の条件で測定した。
次の条件で測定した。
試験片:厚さ10mm、外径44mm エメリーホイール: GCタイプ、粒度#80、硬度H 添加カーボンランダム粉: 粘度#80、添加量約9g/分 エメリーホイール面と試験片との相対 スリップ率:24%、60% 試験片回転数:535rpm 試験荷重:4kg (2) ムーニー粘度 JIS K6300「未加硫ゴム物理試験方法」によった。
(3)その他 JIS K6301-75「加硫ゴム物理試験方法」によった。
(3) 評価 表IVの結果から、適用したカーボンブラックのCTABが同
一レベルに位置する場合、実施例によるゴム組成物は比
較例に比べ同等の発熱性能を維持しながら良路および悪
路でのLA24%、LA60%摩耗量がいずれも改善されている
ことが判明する。特に実施例においては良路での耐摩耗
性を損なうことなく悪路での耐摩耗性向上化が認められ
ており、良路、悪路に対する耐摩耗性能のバランスが明
らかに改善されている。
一レベルに位置する場合、実施例によるゴム組成物は比
較例に比べ同等の発熱性能を維持しながら良路および悪
路でのLA24%、LA60%摩耗量がいずれも改善されている
ことが判明する。特に実施例においては良路での耐摩耗
性を損なうことなく悪路での耐摩耗性向上化が認められ
ており、良路、悪路に対する耐摩耗性能のバランスが明
らかに改善されている。
以上のとおり、本発明に係るカーボンブラックによれ
ば、トレッド用配合ゴムに対し良路から悪路に至るあら
ゆる環境の走行条件において、高摩耗性を付与すること
ができるから各種車両のタイヤトレッド用として要求性
能を十分に満足しうる有用性がある。
ば、トレッド用配合ゴムに対し良路から悪路に至るあら
ゆる環境の走行条件において、高摩耗性を付与すること
ができるから各種車両のタイヤトレッド用として要求性
能を十分に満足しうる有用性がある。
Claims (1)
- 【請求項1】CTABが120〜160m2/g、24M4が100〜145ml/1
00g、Tintが100〜150%の範囲にあり、かつ下記(1)
式で定義されるMaの値が下記(2)式の関係を満す特性
のタイヤトレッド用カーボンブラック。 Ma≧1.7−0.005〔CTAB〕 ・・・・(2) 但し、CTABはCTAB比表面積(m2/g)、24M4は24M4DBP吸
油量(ml/100g)、Tintは比着色力(%)、N2SAは窒素
吸着比表面積(m2/g)、stは遠心沈降法による凝集体
ストークス相当径分布における最大頻度のストークス相
当径(nm)を指すものとする。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63313304A JPH07753B2 (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | タイヤトレッド用カーボンブラック |
FR898912449A FR2640276B1 (fr) | 1988-12-12 | 1989-09-22 | Noir de carbone pour bande de roulement de pneumatique |
US07/420,405 US5059408A (en) | 1988-12-12 | 1989-10-12 | Carbon black for tire tread |
KR1019890015983A KR930002761B1 (ko) | 1988-12-12 | 1989-11-04 | 타이어 트레드용 카번 블랙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63313304A JPH07753B2 (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | タイヤトレッド用カーボンブラック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02158668A JPH02158668A (ja) | 1990-06-19 |
JPH07753B2 true JPH07753B2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=18039608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63313304A Expired - Fee Related JPH07753B2 (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | タイヤトレッド用カーボンブラック |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5059408A (ja) |
JP (1) | JPH07753B2 (ja) |
KR (1) | KR930002761B1 (ja) |
FR (1) | FR2640276B1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07754B2 (ja) * | 1989-05-23 | 1995-01-11 | 昭和キャボット株式会社 | 高比表面積を有するカーボンブラックおよびゴム組成物 |
US5174924A (en) * | 1990-06-04 | 1992-12-29 | Fujikura Ltd. | Ptc conductive polymer composition containing carbon black having large particle size and high dbp absorption |
DE69330112T2 (de) * | 1992-10-23 | 2001-08-23 | Bridgestone Corp | Kautschukmischung |
JP2004510836A (ja) | 1999-12-02 | 2004-04-08 | キャボット コーポレイション | 電線およびケーブル用コンパウンドに有用なカーボンブラック |
US6489393B1 (en) | 2000-10-24 | 2002-12-03 | Pennzoil-Quaker State Company | Surface tinting composition and method of use |
JP4747530B2 (ja) * | 2003-08-05 | 2011-08-17 | 三菱化学株式会社 | カーボンブラック |
EP1666543B1 (en) * | 2003-08-05 | 2012-01-11 | Mitsubishi Chemical Corporation | Carbon black |
MY152356A (en) * | 2007-12-03 | 2014-09-15 | Bridgestone Corp | Method for producing natural rubber masterbatch, rubber composition, and tire |
CN103443192B (zh) * | 2011-03-28 | 2015-06-03 | 株式会社普利司通 | 橡胶组合物和轮胎 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4071496A (en) * | 1976-04-30 | 1978-01-31 | Phillips Petroleum Company | Carbon black for low-hysteresis rubber compositions |
US4267160A (en) * | 1977-08-08 | 1981-05-12 | Phillips Petroleum Company | Carbon black for low-hysteresis rubber compositions |
DE2808081A1 (de) * | 1978-02-24 | 1979-08-30 | Netzsch Mohnopumpen Gmbh | Verfahren und vorrichtung zum herstellen wendelfoermiger rotorrohlinge fuer exzenterschneckenpumpen |
US4316881A (en) * | 1978-06-08 | 1982-02-23 | Sid Richardson Carbon & Gasoline Co. | Carbon black process utilizing an improved burner |
US4250145A (en) * | 1978-06-08 | 1981-02-10 | Sid Richardson Carbon & Gasoline Co. | Carbon black reactor with improved burner |
JPS5986641A (ja) * | 1982-11-10 | 1984-05-18 | Tokai Carbon Co Ltd | ゴム組成物 |
JPH0643522B2 (ja) * | 1985-09-06 | 1994-06-08 | 旭カ−ボン株式会社 | ゴム補強用フア−ネスカ−ボンブラツク |
JPS6257434A (ja) * | 1985-09-06 | 1987-03-13 | Asahi Carbon Kk | ゴム補強用フア−ネスカ−ボンブラツク |
-
1988
- 1988-12-12 JP JP63313304A patent/JPH07753B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-09-22 FR FR898912449A patent/FR2640276B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1989-10-12 US US07/420,405 patent/US5059408A/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-11-04 KR KR1019890015983A patent/KR930002761B1/ko not_active IP Right Cessation
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
RUBBER CHEMISTRY AND TECHNOLOGY=1973 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02158668A (ja) | 1990-06-19 |
FR2640276A1 (fr) | 1990-06-15 |
KR900009889A (ko) | 1990-07-05 |
FR2640276B1 (fr) | 1991-12-13 |
KR930002761B1 (ko) | 1993-04-10 |
US5059408A (en) | 1991-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000080302A (ja) | ハード系ハイストラクチャーカーボンブラック及び該カーボンブラックを配合したゴム組成物 | |
US5100637A (en) | Carbon black for compounding into tire tread rubber | |
JPH0637580B2 (ja) | ゴム配合用カ−ボンブラツク | |
JPH07753B2 (ja) | タイヤトレッド用カーボンブラック | |
JPH0643524B2 (ja) | タイヤトレッド用カーボンブラック | |
JPH06868B2 (ja) | ゴム組成物 | |
US5230878A (en) | Carbon black for tire tread rubber | |
JP3283942B2 (ja) | ゴム組成物 | |
JPH0643522B2 (ja) | ゴム補強用フア−ネスカ−ボンブラツク | |
JP3283953B2 (ja) | ゴム組成物 | |
JP3816541B2 (ja) | ゴム組成物 | |
KR950004187B1 (ko) | 타이어 트레드 고무용 카번 블랙 | |
JP2593115B2 (ja) | ゴム組成物 | |
JPH06256578A (ja) | ゴム組成物 | |
JPH0641540B2 (ja) | タイヤトレッドゴム用カーボンブラック | |
KR950009037B1 (ko) | 타이어 트레드 고무 용 카본블랙 | |
JP2649189B2 (ja) | ゴム組成物 | |
JPH0643523B2 (ja) | ゴム補強用フア−ネスカ−ボンブラツク | |
JPH0735454B2 (ja) | タイヤトレツド用ゴム組成物 | |
JP3806447B2 (ja) | タイヤトレッド用ゴム組成物 | |
JP3316248B2 (ja) | ゴム組成物 | |
JP3407810B2 (ja) | ゴム組成物 | |
JP2887722B2 (ja) | ゴム組成物 | |
JP3152445B2 (ja) | ゴム組成物 | |
JPH0637581B2 (ja) | ゴム組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |