JPH077536A - 電話機用送受話器 - Google Patents

電話機用送受話器

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JPH077536A
JPH077536A JP14838193A JP14838193A JPH077536A JP H077536 A JPH077536 A JP H077536A JP 14838193 A JP14838193 A JP 14838193A JP 14838193 A JP14838193 A JP 14838193A JP H077536 A JPH077536 A JP H077536A
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JP
Japan
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handset
transmitter
receiver
mercury
axis
Prior art date
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Pending
Application number
JP14838193A
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English (en)
Inventor
Isamu Suzuki
勇 鈴木
Seiji Asai
誠二 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Nakayo Telecommunications Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Nakayo Telecommunications Inc
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Nakayo Telecommunications Inc filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH077536A publication Critical patent/JPH077536A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 送受話器を電話機本体上や机上に置いた時、
自動的に保留機能が設定されるようにした電話機用送受
話器を得ることを目的とする。 【構成】 送受話器に傾斜センサーを取り付け、送受話
器が所定角度以上傾斜したとき送話ミュート回路を介し
て自動的に保留機能が設定されるようにするため送受話
器の握り部分に配置された第1,第2の水銀スイッチ
A,Bは、その軸が握り部分の軸線を含む水平面内で軸
線の両側に傾斜しており、第3の水銀スイッチCは軸線
に並行であり、更に第1,第2の水銀スイッチは軸線を
含み水平面と垂直な面内で角αだけ傾斜しており、同じ
く第3の水銀スイッチは第1,第2の水銀スイッチとは
逆方向に角αより小さい角βだけ傾斜しており、また第
1,第2の水銀センサーは軸線に対する法平面内で水平
面に対し互いに逆方向に傾斜している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話機用送受話器、特に
送受話器(ハンドセット)の所定値以上の傾斜を検出し
たとき、保留機能を自動的に設定できる電話機用送受話
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話機用送受話器の保留機能、即
ち通話中、電話の相手側を待たせるとき、保留ボタンを
押してハンドセットを電話機本体上に置けば保留メロデ
イが流れて相手側に保留状態であることを知らせると共
に秘話状態となる機能は既知である。
【0003】現在、保留機能は電話機のごく一般的な機
能であるが保留ボタンを押してハンドセットを電話機本
体上に置くという手順が面倒なこと、ハンドセットが電
話機本体上に置かれて通話終了時と同じ形となるためユ
ーザが「通話がこのまま切れてしまうのでは」という不
信感を抱く等の理由で実際にはこの機能は殆ど用いられ
ていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、通話中、机の
上にハンドセットを置いて用事を済ますことが多く、こ
の場合には机とハンドセットがぶつかる衝撃音が、電話
の相手方に伝わり、不快な思いをさせるという問題があ
る。
【0005】更に机の上にハンドセットを置いた場合電
話機は通話状態にあるから、電話の相手方にこちら側の
言動をモニタされるため秘話性が重視される環境では大
きな問題となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電話機用送受話
器(ハンドセット)は、送受話器の傾斜が所定値以上の
ときこれを検知する傾斜センサーと、この傾斜センサー
の出力により保留機能を作動せしめる手段とより成るこ
とを特徴とする。
【0007】上記傾斜センサーは、送受話器の握り部分
に配置された夫々その一端側に電極を有する第1,第
2,第3の水銀スイッチより成り、上記第1,第2の水
銀スイッチは、その軸が上記握り部分の軸線を含む水平
面内で上記軸線の両側に夫々略60°傾斜した方向に延
び、上記第3の水銀スイッチは上記軸線に並行に配置さ
れ、上記各水銀スイッチの向きは上記電極が互いに対向
するようになる向きであり、更に上記第1,第2の水銀
スイッチは上記軸線を含み上記水平面と垂直な面内で上
記水平面に対し、上記送受話器の送話器部の面と上記水
平面のなす角αだけ傾斜しており、同じく上記第3の水
銀スイッチは上記第1,第2の水銀スイッチとは逆方向
に上記角αより僅かに小さい角βだけ傾斜しており、ま
た上記第1,第2の水銀センサーは上記軸線に対する法
平面内で上記水平面に対し互いに逆方向に傾斜してい
る。
【0008】
【実施例】以下図面によって本発明の実施例を説明す
る。
【0009】電話中のユーザの姿勢は非常に変化に富ん
でいる。座って話す人、立って話す人、中には寝ながら
話す人もいる。ユーザの姿勢変化に伴いハンドセットの
姿勢も様々に変化する。しかしハンドセットの受話器は
ユーザの耳元に、また送話器は口元に固定されているた
め、ハンドセットの姿勢変化の自由度は大幅に制限され
る。
【0010】図1は通話中ハンドセット1が地面2に対
して略垂直な姿勢を保っている場合を示し、図2はハン
ドセット1を机3の上に置いたときや、ハンドセット1
を地面2に対して略水平な姿勢に保っている場合であ
る。
【0011】ハンドセット1を水平かつ下向きの姿勢
(以下単に下向きの姿勢と略す)に保ったまま、ユーザ
が通話を続けることは非常に困難である。このことはハ
ンドセット1が通話中上記下向きの姿勢に保たれる可能
性が非常に低いことを示している。
【0012】従って本発明においては、ハンドセット1
が上記下向きの姿勢にされたとき、ハンドセット1がユ
ーザの手によって例えば机3の上に置かれたと考え、こ
れを傾斜センサーによって検知し、この傾斜センサーの
出力によって電話機が自動的に保留状態とされるように
する。
【0013】本発明においては図3〜図5に示すように
上記傾斜センサーをハンドセット1の握り部分に配置し
たその一端に電極を有する第1,第2,第3の水銀スイ
ッチA〜Cにより形成する。
【0014】図6は上記水銀スイッチA〜Cの説明図で
あって、4は密閉された筒状容器、5はこの筒状容器4
の上壁を介して筒状容器4内に挿入された互いに離間し
た2個の電極、6は上記筒状容器4内に封入した所定量
の水銀であって、この水銀6の量は、上記筒状容器4が
所定値以上傾斜した場合に図7に示すように上記電極5
相互間を短絡できる程度とする。
【0015】図8はこの水銀スイッチA〜Cを用いた場
合の自動保留機能設定手段の回路図であって、上記第1
〜第3の水銀スイッチA〜Cを直列に接続して成る直列
回路を送話器部7の電源8に並列に接続し、上記送話器
部7の端子電圧を送話ミュート回路9によって監視し、
上記第1〜第3の水銀スイッチA〜Cが総て導通し、そ
の結果送話器部7の端子電圧が低下したとき、上記送話
ミュート回路9を介して電話機の保留機能設定手段(図
示せず)を作動せしめるようにする。
【0016】なお、図8中、C1 ,C2 は直流カット用
コンデンサ、R1 は音量調整用抵抗、R2 は電流制御用
抵抗、Vccは直流電源である。
【0017】上記実施例においては、誤動作を防ぐた
め、上記端子電圧が一定時間、例えば1秒間連続して低
下したとき、すなわちハンドセットを一秒間下向きに保
持したときのみ始めて上記保留機能設定手段が作動され
るようにすることができる。
【0018】なお、本発明においては図4に示すように
上記第1,第2の水銀スイッチA,Bはその軸が、ハン
ドセット1の上記握り部分の軸線10を含む水平面(X
−Y面)11内で上記軸線10の両側に夫々略60°傾
斜した方向に延びるように配置し、上記第3の水銀スイ
ッチCは同じく上記軸線10と並行に配置し、この場合
各水銀スイッチA〜Cの向きはその電極5が互いに対向
するようになる向きに定める。
【0019】また図3に示すように、ハンドセット1が
上記下向きの姿勢のとき送話器部7の面と机3の面との
成す角がα(図の場合は30°)の場合、これより僅か
に小さい角β(図の場合には20°)を定め、上記第
1,第2の水銀スイッチA,Bを上記机3の上面と垂直
な面(Z−X面)12内で上記水平面11に対し夫々角
αだけ傾斜し、上記第3の水銀スイッチCを同じく上記
第1,第2の水銀スイッチA,Bとは逆方向に角βだけ
傾斜せしめる。
【0020】この時、図5に示すように、上記第1,第
2の水銀スイッチA,Bは上記垂直面12と直交する垂
直面(Z−Y面)13内で上記水平面11に対し夫々角
γだけ互いに逆方向に傾斜されるようになる。
【0021】図3及び図5において〜及び◎はハン
ドセット1の傾動範囲、即ち軸線を含む水平面11の机
3に対しての傾動角度を示す。本発明の上記構成によれ
ば第1の水銀スイッチAはハンドセット1の水平面11
の机上面からの傾斜が領域◎にあるときのみO
Nされ、同様にして第2の水銀スイッチBは
の領域にあるときのみONされ、第3の水銀スイッチC
は領域◎にあるときのみONされるようにな
る。
【0022】表1はその関係を示したものである。
【0023】
【表1】
【0024】なお、上記角α、β、従ってγはハンドセ
ット1の形状、感度等によって種々変更されるものであ
る。
【0025】
【発明の効果】本発明の電話機用送受話器は、上記のよ
うな構成であるから、以下のような効果を奏する。
【0026】(1)ハンドセットを電話機本体上に置く
時、ハンドセットは垂直に近い状態から略水平に近い状
態に傾斜するので、ハンドセットが電話機本体にぶつか
る前に送話ミュート回路9が作動し、保留機能を自動的
に設定するため、電話の相手方に衝撃音が伝送されるの
を防ぐことができる。
【0027】(2)ハンドセットを机の上に置く時、ハ
ンドセットの傾斜は垂直に近い状態から同じく水平に変
化するのでハンドセットが机に置かれる前に送話ミュー
ト回路9が作動し、保留機能を自動的に設定するため、
電話の相手方に衝撃音が伝送されるのを防ぐことができ
る。
【0028】(3)机の上にハンドセットを置いた場
合、上記のように送話ミュート回路9が作動し、保留機
能を自動的に設定するため、電話の相手方にこちらの音
声がモニタされるのを防ぐことができる。
【0029】(4)机の上にハンドセットを置いた場
合、保留機能が設定されるのでハウリングループの形成
を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電話機用送受話器の説明図である。
【図2】電話機用送受話器の説明図である。
【図3】本発明の電話機用送受話器の正面図である。
【図4】本発明の電話機用送受話器の平面図である。
【図5】本発明の電話機用送受話器の側面図である。
【図6】本発明において用いる水銀スイッチの説明図で
ある。
【図7】本発明において用いる水銀スイッチの説明図で
ある。
【図8】水銀スイッチを用いた本発明の電話機用送受話
器の回路図である。
【符号の説明】
1 ハンドセット 2 地面 3 机 4 筒状容器 5 電極 6 水銀 7 送話器部 8 電源 9 送話ミュート回路 10 軸線 11 水平面 12 垂直面 13 垂直面 A 水銀スイッチ B 水銀スイッチ C 水銀スイッチ C1 直流カット用コンデンサ C2 直流カット用コンデンサ R1 音量調整用抵抗 R2 電流制御用抵抗 Vcc 直流電源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受話器の傾斜が所定値以上のときこれ
    を検知する傾斜センサーと、この傾斜センサーの出力に
    より保留機能を作動せしめる手段とより成ることを特徴
    とする電話機用送受話器。
  2. 【請求項2】 上記傾斜センサーが、上記送受話器の握
    り部分に配置された夫々その一端側に電極を有する第
    1,第2,第3の水銀スイッチより成り、上記第1,第
    2の水銀スイッチは、その軸が上記握り部分の軸線を含
    む水平面内で上記軸線の両側に夫々略60°傾斜した方
    向に延び、上記第3の水銀スイッチは上記軸線に並行に
    配置され、上記各水銀スイッチの向きは上記電極が互い
    に対向するようになる向きであり、更に上記第1,第2
    の水銀スイッチは上記軸線を含み上記水平面と垂直な面
    内で上記水平面に対し、上記送受話器の送話器部の面と
    上記水平面のなす角αだけ傾斜しており、同じく上記第
    3の水銀スイッチは上記第1,第2の水銀スイッチとは
    逆方向に上記角αより僅かに小さい角βだけ傾斜してお
    り、また上記第1,第2の水銀センサーは上記軸線に対
    する法平面内で上記水平面に対し互いに逆方向に傾斜し
    ている請求項1記載の電話機用送受話器。
JP14838193A 1993-05-28 1993-05-28 電話機用送受話器 Pending JPH077536A (ja)

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Cited By (7)

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