JPH077531U - 配膳車構造 - Google Patents

配膳車構造

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JPH077531U
JPH077531U JP3836093U JP3836093U JPH077531U JP H077531 U JPH077531 U JP H077531U JP 3836093 U JP3836093 U JP 3836093U JP 3836093 U JP3836093 U JP 3836093U JP H077531 U JPH077531 U JP H077531U
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passage
electric cord
electric
car
moving pulley
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Pending
Application number
JP3836093U
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English (en)
Inventor
本村文男
Original Assignee
サンヨー調理機株式会社
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Filing date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配膳車の電装部における電気コードを収納
し、且つこれを容易に引き出し得るようにする。 【構成】 配膳車に通路20を設け、この通路20内に
磁性体から成る金具51で回転自在に支持された動滑車
50を配する。また、その金具51の下端にはウエイト
Wを挟着し、動滑車50には配膳車の電気コードfを掛
ける。一方、通路20の上端22に支持台60を固設
し、その下面にマグネットmを固着するとともに、そこ
に配した圧縮コイルバネtで、通路20内に貫通した解
除レバー30を上方付勢する。そして、電気コードfの
一端を通路20から順次引き出すと、これによって上昇
する動滑車50が通路20の上端22に固定される。ま
た、解除レバー30を押し込むと、マグネットmと金具
51が離脱して動滑車50が降下し、これによって電気
コードfが通路20内に引き込まれ、収納される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、病院やホテルなどの各施設で使用されている配膳車に関するもので あって、特に、この配膳車の電装部における電気コードを収納し、且つこれを容 易に引き出し得るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
病院やホテルなどにあっては、入院患者や宿泊客への配膳作業に、多数の食膳 を収納可能な配膳車を利用している。
【0003】 その配膳車として、煮物やスープなどの温食品と、サラダやジュースなどの冷 食品を別々に収納し、これらを適温に維持できるようにしたものが知られ、近年 にあってその需要が顕著である。
【0004】 この配膳車は、温蔵室や冷蔵室を温、冷却するべく、ヒーターやクーラーを装 備しており、その給電には商用電源に差し込み可能な電気コードが利用されてい る。
【0005】 従来、その電気コードは、前記ヒーターやクーラーなどを内蔵する電装部から 引き出され、不使用時には車体に突設したフックなどにこれを巻回するようにし ている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の配膳車によれば、その都度電気コードを巻回、或い は解く必要があり、その作業が非常に煩わしく、且つ時間を要するという欠点が あった。
【0007】 また、巻回した電気コードが配膳車の移動中に解け、これが引き摺られたり、 配膳車の車輪に挟まったりして損傷してしまうことがあった。
【0008】 一方、フックなどに巻回された電気コードは、配膳車の美観を著しく損ねてし まうという欠点があった。
【0009】 本考案は上記事情に鑑みて成されたものであり、上記配膳車の電装部における 電気コードを収納し、且つこれを容易に引き出し得るようにしようとするもので ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、車体の内部に収納室を有し、且つその収納室の室温を管理する電装 部が備えられた配膳車に於いて、前記車体の側面部に通路を設け、この通路内に 前記電装部へ送電する電気コードを掛けた動滑車を配するとともに、その電気コ ードの一端を係止するフックを前記車体に備えたことを特徴とする配膳車構造を 提供することにより、上記課題を達成するものである。
【0011】 また、本考案は、上記配膳車における通路の上端と動滑車に相互に係着し合う 係着部材を設け、且つ前記通路にその係着を解除する解除レバーを設けたことを 特徴とする配膳車構造を提供することにより、上記課題を達成するものである。
【0012】
【作用】
本考案に係わる配膳車によれば、電気コードの一端を引き上げると、これに伴 って動滑車が通路内を上昇し、上限端にあってこれが係着部材の作用によって固 定される。
【0013】 一方、解除レバーによって係着部材の片方、即ち動滑車を支持する金具を押圧 すると、係着部材双方が離脱し、動滑車がその自重とウエイトの作用によって降 下する。
【0014】 このとき、電気コードは動滑車によって通路内に引き込まれて収納されるもの の、その一部は通路外に残り、これがフックに係止される。
【0015】 従って、その一端をフックから外して引き上げれば、収納された電気コードを 引き出すことができ、且つ動滑車が上述の如く通路の上端に固定されれば、引き 出された電気コードを弛ませても、これが通路内に引き込まれてしまうことはな い。
【0016】 なお、引き出された電気コードは近傍の商用電源に差し込まれ、これによって 配膳車の電装部への送電が成される。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の配膳車に係わる実施例を図1、図2、図3、図4に基づいて詳 細に説明する。
【0018】 図1は、本考案に係わる配膳車を示す斜視概略図であり、図中の符号10は車 体、15は電装部、20は通路、30は解除レバー、40はフック、fは電気コ ードである。
【0019】 この配膳車は、車体10の底面部10aに旋回車輪11,・・・と固定車輪1 2,・・・を、車体10の側面部10bに手押し用のハンドル13を、そして車 体10の正面部10cと背面部10dには開閉自在の扉14,・・・を備えてい る。
【0020】 また、車体10の上面部10eは電装部15となっていて、この中にヒーター やクーラーなどの空調設備、或いは各種電装品が装備され、図示するスイッチ類 16の操作によって、その起動・停止を行い、車体10内の収納室を適温維持、 管理できるようになっている。
【0021】 ところで、図示する破線の部分が本考案の要部とするところの通路20であり 、この通路20は車体10の側面部10bにおいて、鉛直上方に向けて形成して いる。
【0022】 そして、その通路20の上端に位置する部分の電装部15を切欠し、そこに解 除レバー30とフック40、並びに通路20内へ通じる貫通孔21を設け、その 貫通孔21からは前記電装部15の電装系に接続される電気コードfを引き出し 、この一端を前記フック40に係止可能としている。
【0023】 次に、図2、図3には本考案の要部を示し、図2がその正面図で、図3は側面 図である。
【0024】 この双方の図で明らかにしているように、前記通路20には動滑車50を内蔵 しており、この動滑車50に前記電気コードfを掛けている。
【0025】 また、この動滑車50は、逆U字状の金具51によって回転自在に支持してい るとともに、この金具51の下端には角状の金属片などから成るウエイトWを挟 着している。
【0026】 一方、前記通路20は、鋼板などを溶接せしめて形成された鉛直方向に延びる 角路であり、その上端22には凹状の支持台60を固設している。
【0027】 そして、通路20内に貫通した前記解除レバー30を、上記支持台60に配し た圧縮コイルバネtによって上方付勢しているとともに、この支持台60の下面 にはナットyなどを用いてマグネットmを固着せしめている。
【0028】 そして、前記電気コードfの一端を引き上げることによって、動滑車50が上 昇すると、そのマグネットmに動滑車50を支持する金具51の上面が当接する ようにし、特に前記金具51の上面、或いは全体を鉄やニッケルなどの磁性体と して、この金具51とマグネットmを相互に係着し合う係着部材としている。
【0029】 従って、上昇された動滑車50は通路20の上端22で固定され、電気コード fを通路20内に引き込んでしまうことはない。
【0030】 なお、引き出された電気コードfの一端は、近傍の商用電源に差し込まれ、こ れによって前記電装部15への送電が成されるのである。
【0031】 他方、通路20の上端22に固定された動滑車50にあって、その金具51の 上方には前記解除レバー30の先端が位置するようになっており、この解除レバ ー30の押し込みによって金具51の上面を押圧すれば、前記係着部材、即ちマ グネットmと金具51の係着が解かれて動滑車50が降下し、電気コードfを通 路20内に引き込むようになるのである。
【0032】 そして、通路20に引き込まれることなく通路20外に残った電気コードfの 一端が、上述の如くフック40に係止されるのである(図1参照)。
【0033】 なお、通路20の下端には、バネやゴム(図示せず)などを緩衝材として配置 しており、これによって、降下する動滑車50が保護されるようにしている。
【0034】 また、動滑車50に掛けられた前記電気コードfは、図2に示すように一端が 前述の如く貫通孔21から通路20の外部に引き出されるとともに、他端が通路 20の側面23に開口した貫通孔24から引き出され、電装部15内の電装系に 接続される。
【0035】 次に、図4は本考案に係わる配膳車を示す横断面図であり、図中の符号18, 18′が前述の収納室である。
【0036】 この図で明らかにしているように、前記通路20は側面部10bに内蔵されて いる。
【0037】 また、この図で明らかなように、車体10の内部には、隔壁17,・・・によ って分離された複数段の収納室18,18′が形成されており、ここに食膳を収 納できるようになっているとともに、その前後面が前記扉14,・・・によって 開閉されるようになっている。
【0038】 なお、収納室18は、前記電装部15のヒーターで加熱される温蔵室であり、 ここに煮物やスープなどの温食品が収納される。
【0039】 一方、収納室18′は、前記電装部15のクーラーで冷却される冷蔵室であり 、ここにはサラダやジュースなどの冷食品が収納される。
【0040】 ところで、本考案は上記実施例の構成に限定されず、以下のような構成とする こともできる。
【0041】 例えば、支持台60の下面を磁性体とし、マグネットmを金具51の上面に固 着するようにしてもよい。
【0042】 また、その係着部材として、ラチェット機構を採用することが可能であり、例 えば通路20の上方にラチェットホイールを設けるとともに、このラチェットホ イールに係止する係止爪を動滑車50に設け、更に前記ラチェットホイールの回 転をバネ付勢されたピンで抑止するように構成することも可能である。
【0043】 なお、本考案においては係着部材を備えることが好ましいが、これを用いずに フック40の締め付け力を強化し、引き出された電気コードが引き込まれないよ うに、その一部を強固に係止できるようにしてもよい。
【0044】 また、特にウエイトWを用いずに、動滑車50自体を比重の大きな材料で構成 するば、これを降下させるに十分である。
【0045】 また、電気コードfは通路20の上端22から引き出されることに限定される ものでなく、これを通路20の側面から引き出すとともに、フック40を車体1 0の側面部10bに設けてこれを係止するようにしてもよい。
【0046】 更に、通路20はハンドル13側の側面部10bに設けることが好ましいもの の、これを逆側の側面部に設けるようにしてもよい。
【0047】 また、配膳車の基本的な構造も上記構成に限定されるものでなく、収納室18 ,18′が全て温蔵室であったり、或いは冷蔵室であったりしてもよく、且つそ の部屋数も任意である。
【0048】
【考案の効果】
本考案に係わる配膳車構造は、上記の如く構成されているため、以下に記すよ うな効果を奏する。
【0049】 (1)本考案の配膳車は、車体の側面部に通路を設け、この通路内に電装部へ 送電する電気コードを掛けた動滑車を配するとともに、その電気コードの一端を 係止するフックを前記車体に備えたことにより、フックに掛けられた電気コード の一端を引き上げればこれを通路から引き出すことができ、且つ解き放せばこれ が通路内に引き込まれるようになるため、電気コードの通路内収納が可能で、且 つ引き出しも容易であるという優れた効果を奏する。
【0050】 (2)また、上記の如く構成することにより、電気コードを収納することがで きるため、配膳車の美観が向上するという優れた効果を奏する。
【0051】 (3)更に、通路の上端と動滑車に相互に係着し合う係着部材を設け、且つ前 記通路にその係着を解除する解除レバーを設けたことにより、動滑車を通路上端 に固定できるため、引き出された電気コードが安易に引き込まれてしまうことが ないという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の配膳車を示す斜視概略図
【図2】本考案の要部を示す正面図
【図3】本考案の要部を示す側面図
【図4】本考案の配膳車を示す横断面図
【符号の説明】
f 電気コード m マグネット W ウエイト 10 車体 10b 側面部 15 電装部 18,18′ 収納室 20 通路 21 貫通孔 30 解除レバー 40 フック 50 動滑車 51 金具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の内部に収納室を有し、且つその収
    納室の室温を管理する電装部が備えられた配膳車に於い
    て、前記車体の側面部に通路を設け、この通路内に前記
    電装部へ送電する電気コードを掛けた動滑車を配すると
    ともに、その電気コードの一端を係止するフックを前記
    車体に備えたことを特徴とする配膳車構造。
  2. 【請求項2】 通路の上端と動滑車に相互に係着し合う
    係着部材を設け、且つ前記通路にその係着を解除する解
    除レバーを設けたことを特徴とする請求項1記載の配膳
    車構造。
JP3836093U 1993-07-13 1993-07-13 配膳車構造 Pending JPH077531U (ja)

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JP3836093U JPH077531U (ja) 1993-07-13 1993-07-13 配膳車構造

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JP3836093U JPH077531U (ja) 1993-07-13 1993-07-13 配膳車構造

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JPH077531U true JPH077531U (ja) 1995-02-03

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JP3836093U Pending JPH077531U (ja) 1993-07-13 1993-07-13 配膳車構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007020656A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Okamura Corp 医療関連業務サポート用什器
JP2007020657A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Okamura Corp 医療関連業務サポート用什器
KR100947237B1 (ko) * 2009-09-23 2010-03-11 김진응 전기식 국 운반차

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007020657A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Okamura Corp 医療関連業務サポート用什器
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