JPH0775148A - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

Info

Publication number
JPH0775148A
JPH0775148A JP5238826A JP23882693A JPH0775148A JP H0775148 A JPH0775148 A JP H0775148A JP 5238826 A JP5238826 A JP 5238826A JP 23882693 A JP23882693 A JP 23882693A JP H0775148 A JPH0775148 A JP H0775148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
transmission
receiver
transmitter
received
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5238826A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Yamashita
修司 山下
Tsutomu Nakamura
中村  勉
Hanzo Tsuzuki
伴三 都築
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP5238826A priority Critical patent/JPH0775148A/ja
Publication of JPH0775148A publication Critical patent/JPH0775148A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 微弱電波等を用い、所定の場所において相手
を呼び出すことができるデータ伝送システムを実現す
る。 【構成】 データ伝送システムは、特定周波数の電波を
受信可能なページャー機能を備えるとともに、超微弱電
波を転送器に送信可能な無線送受信装置10と、無線送
受信装置10からの超微弱電波を増幅して店員用受信装
置に転送する転送器と、受信データを出力するLCD、
スピーカ等からなる店員用受信装置とからなり、無線送
受信装置10は、アンテナ11、スイッチ(SW)1
2、受信機(受信回路)13、送信機(送信回路)1
4、CPU15、EEPROM16、キー入力部17、
液晶表示部18、アンプ19、スピーカ20、マイク2
1、スイッチ(SW)22及び電源装置23等を備え、
転送器が、無線送受信装置10からの超微弱電波を受信
すると受信した電波を店員用受信装置に送信し、店員用
受信装置により受信された電波に応じたデータを出力す
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ伝送システムに
係り、詳細には、特定小電力、微弱電波等を用いたデー
タ伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のモータリゼーションの発展に伴
い、自動車の情報化の必要性が強まっている。すでに自
動車・携帯電話やMCAシステムなどの既存の通信シス
テムを使った自動車の情報化は急速に進んでいるが、さ
らに最近では移動中の車両に対して道路交通情報通信シ
ステムやナビゲーションシステムなどの高度なシステム
が開発されつつある。道路交通情報通信システムは、位
置情報、交通情報、及び車庫情報などの経路情報につい
て情報提供を行なうシステムである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
道路交通情報システムは、位置情報、交通情報等の公共
性のある情報を広域にわたって通信するものであり、比
較的狭い範囲をサービスエリアとして個別的な情報を伝
達するものではない。
【0004】そこで本発明は、微弱電波等を用い、所定
の場所において相手を呼び出すことができるデータ伝送
システムを提供することを目的としている。
【0005】また、本発明は、特定小電力、微弱電波等
を用い、特定サービスエリア内で送受信装置から目的地
と通信を行なうことができるデータ伝送システムを提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的達成のため、特定周波数の電波を送信する送信
装置と、前記送信装置から送信された特定周波数による
電波を受信し、受信した電波を送信するデータ中継装置
と、特定周波数の電波を受信する受信装置と、前記受信
装置により受信された電波に応じたデータを出力する出
力手段とを備えている。
【0007】請求項2記載の発明は、識別データを含む
データを電波で送受信する送受信手段と、自己の識別デ
ータと一致するデータが受信されたことを判別する判別
手段と、前記判別手段により自己の識別データと一致す
るデータが受信されたことが判別されたとき、一致した
際に受信された電波に応じたデータを出力する出力手段
とを設けた送受信装置と、前記送受信装置から送信され
た電波を受信し、受信した電波を送信するデータ中継装
置とを備えている。
【0008】前記送受信装置は、例えば請求項3に記載
されているように、データを入力する入力手段を備え、
前記中継装置を介してデータの相互伝送を行なうもので
あってもよい。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、まず送信装置から特
定周波数の電波によってデータが送信されると、送信装
置から送信された特定周波数による電波は中継装置によ
って受信され、受信した電波は特定周波数の電波を受信
する受信装置に送信される。
【0010】したがって、所定の場所において相手を呼
び出すことができるようになる。
【0011】請求項2及び請求項3記載の発明では、ま
ず送受信装置から識別データを含むデータが電波で中継
装置に送受信され、判別手段により自己の識別データと
一致するデータが受信されたことが判別されたときに
は、一致した際に受信された電波に応じたデータが中継
装置を介して出力される。
【0012】したがって、電波を用いて送受信装置から
目的地と通信を行なうことができる。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図13を参照して一実施例を説
明する。
【0014】第1実施例 図1〜図7はデータ伝送システムの第1実施例を示す図
であり、本実施例はデータ伝送システムとして携帯用の
無線送受信装置に用いられ、レストラン等において店員
を簡単に呼び出すことが可能な無線送受信装置に適用し
た例である。
【0015】先ず、構成を説明する。図1は携帯可能な
無線送受信装置の全体構成を示したブロック図である。
【0016】図1において、無線送受信装置10は、所
定エリア内に設置された宣伝用ミニ送信局からの電波か
らの電波を受信可能なページャー機能を備えるととも
に、超微弱電波を転送器32(図2参照)に送信可能な
送受信機であり、無線送受信装置10は、アンテナ1
1、スイッチ(SW)12、受信機(受信回路)13、
送信機(送信回路)14、CPU(Central Processing
Unit)15、EEPROM(Electrical Erasable Pr
ogrammable ROM)16、キー入力部17、液晶表示部
18、アンプ19、スピーカ20、マイク21、スイッ
チ(SW)22及び電源装置23等を備えている。
【0017】電源装置23は、外部電源あるいは電池
(図示略)からの電源を所定の電圧に変換し、無線送受
信装置10の各部に供給する。この電源装置23には、
CPU15からの制御信号が入力され、電源装置23
は、この制御信号により電源の供給の開始及び停止、特
に、受信機13及びアンプ19への電源供給の開始及び
停止を行なう。
【0018】アンテナ11は、宣伝用ミニ送信局21と
の間で送受信無線周波数(RF)周波数帯の呼出信号及
び音声信号を含む送・受信信号を送・受信し、スイッチ
12を介して受信した受信信号を受信機13に出力する
とともに、スイッチ(SW)12を介して送信機14か
ら入力される送信信号を送信する。
【0019】スイッチ(SW)12は、CPU15によ
り切換え制御され、アンテナ11に対して受信機13及
び送信機14を切換えて接続し、通常は、アンテナ11
と受信機13を接続し、送信時にアンテナ11と送信機
14を接続する。
【0020】受信機13は、チューナー及び検波器等で
構成され、アンテナ11で受信した受信電波をチューナ
ーで所定の周波数の電波の同調を行なって、所定のチャ
ンネルの周波数の信号を取り出す。受信機13は、チュ
ーナーで特定のチャンネルの周波数の信号を取り出す
と、これを検波器等で復調及び検波し、所定信号を抽出
して、アンプ19に出力する。
【0021】送信機14は、CPU15から送信信号が
入力されると、シンセサイザ(図示略)によって設定さ
れる送信周波数帯でスイッチ(SW)12を介してアン
テナ11から送信する。本実施例の送信機14は、レス
トラン内に無線送受信装置10を携帯したとき、無線送
受信装置10からの電波が一番近い転送器32のみに到
達するような超微弱電波を出力可能な送信機であり、例
えば送信機14の出力電波は50cm位しかとばないモ
ードを持つものとする。すなわち、送信機14の出力モ
ードを、店内用に設定したときは出力電波が50cm位
しかとばない超微弱電波を出力する構造となっており、
それ以外のモードでは例えば100m程度の通信可能距
離の電波を出力する構造となっている。なお、出力モー
ドが選択可能な構造の送信機ではなく上記微弱電波のみ
を出力する送信機であってもよいことは勿論である。
【0022】CPU(制御回路)15は、マイクロプロ
セッサ、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Rand
om Access Memory)等で構成され、ROM内には、無線
送受信装置10としてのプログラムや選択可能なチャン
ネルの番号とそのチャンネル番号に対応した周波数等が
記憶されている。RAMは、ワークメモリとして利用さ
れ、マイクロプロセッサが、ROM内のプログラムに従
って無線送受信装置10の各部を制御して、無線送受信
装置10として機能させる。またCPU15内のROM
には、予め各チャンネルに対応する電波の周波数が記憶
されており、CPU15は、ROM内に格納されている
後述する送受信処理プログラムに従って送受信処理を実
行して受信機13をON/OFF制御するとともに、後
述するスイッチ22によるラジオ側/ページャー側の切
り替え指定によって、誘導及び呼び出し処理を行なう。
【0023】上記CPU(制御回路)15は、自己の識
別データと一致するデータが受信されたことを判別する
判別手段を構成する。
【0024】EEPROM16は、呼出機能を実現する
ための無線送受信装置10に割り当てられた識別(I
D)コードを格納する。
【0025】キー入力部17は、呼び出しスイッチやボ
リューム音等の各種データ入力及び数値の入力のための
キーであり、モード切り換えによって液晶表示部18に
表示されたメニューを選択することによってデータ入力
を行ない、各キーの指示をCPU15に出力する。
【0026】液晶表示部18は、LCD等から構成され
CPU15から出力される各種表示データを表示する。
【0027】アンプ19は、増幅器及びそのコントロー
ル回路等で構成され、報知音や音声出力をスピーカ20
で放音できるように増幅するとともに、マイク21から
入力される音声信号を増幅して送信機14に出力する。
【0028】上記液晶表示部18、アンプ19及びスピ
ーカ20は、受信されたデータを出力(音声あるいは、
表示)する出力手段を構成する。
【0029】スイッチ(SW)22は、ラジオ側/ペー
ジャー側の切り替えを指定するスイッチであり、また無
線送受信装置10の電源のON/OFFを行なうことが
できる。スイッチ(SW)22は、無線送受信装置10
と呼び出し機能の切り分けを指定してCPU(制御回
路)15に出力する。
【0030】図2は上記無線送受信装置10が持ち込ま
れたレストランの店内30を示す図である。
【0031】図2において、30はレストランの店内、
31,31…はレストランの店内のテーブル、32,3
2…は各テーブル31,31…毎に設置された転送器で
ある。また、図中○印は、レストラン内の客、●印は上
記無線送受信装置10を携帯している客、■印は店員で
あり、店員は後述する図3に示すような店員用の受信装
置40を携帯している。転送器32,32…は、各テー
ブル31,31…1台に付き1台を備えるものとし、個
別にテーブルNoを記憶しているものとする。また、転
送器32,32…が設置されたテーブル31,31…の
間隔は1m以上ある。
【0032】転送器32,32…は、図2に示す無線送
受信装置10の受信機13、送信機14と同様な送受信
機及び増幅器(図示略)を備え、無線送受信装置10か
らの超微弱電波を受信すると、この電波を増幅器により
増幅して店員用の受信装置40に送信する。
【0033】図3は上記無線送受信装置10が持ち込ま
れたレストランの店員が携帯する店員用受信装置40の
外観を示す図であり、この図において、店員用受信装置
40の本体40aには、受信データを表示するLCD4
1、表示情報をスクロールしまた表示情報を切り換える
ための表示切換えスイッチ42、電波の着信を報知する
LED42及びスピーカ43が設けられている。店員用
受信装置40の構成は、前記図1の無線送受信装置10
からスイッチ(SW)12、送信機(送信回路)14を
取り去った構成となっている。
【0034】次に、本実施例の動作を説明する。
【0035】図4は上記無線送受信装置10におけるデ
ータ送信処理のフローチャートであり、スイッチ(S
W)22がラジオ側にあるときにスタートする。
【0036】ステップS11でキー入力部17の呼び出
しスイッチがONされたか否かを判別し、呼び出しスイ
ッチがONされたときはステップS12でCPU15か
ら送信機14に送信信号を出力し送信機14から超微弱
電波による呼び出しコードを出力して本フローを終了す
る。
【0037】この場合、客が携帯した無線送受信装置1
0の送信機14から出力される超微弱電波は、約50c
m程度の到達距離しかないので、各テーブル31,31
…に設置された転送器32,32…のうち客に一番近い
転送器32のみに到達する。図5は上記転送器32にお
けるデータ転送処理のフローチャートであり、メインス
イッチのONによりスタートする。
【0038】ステップS21で無線送受信装置10から
送信された超微弱電波による呼び出し電波を受信したか
否かを判別し、呼び出し電波による入力があったときは
ステップS22で当該転送器32が設置されたテーブル
31のテーブルコードを店員用受信装置40に電波出力
して本フローを終了する。
【0039】図6は上記店員用受信装置40におけるデ
ータ受信処理のフローチャートであり、メインスイッチ
のONによりスタートする。
【0040】ステップS31で転送器32からのテーブ
ルコード電波を受信したか否かを判別し、テーブルコー
ド電波を受信したときはステップS32でLED42を
点滅させるとともに、スピーカ43によるブザー呼び出
しによって着信を報知し、ステップS33で受信したテ
ーブルコードのテーブルNoをLCD41に表示して本
フローを終了する。図3はこのときのLCD41の表示
状態を示している。また、表示データが表示しきれない
ときあるいは再確認したいとき等は表示切換えスイッチ
42によって表示情報をスクロールして客からの情報を
チェックする。
【0041】図7は上記無線送受信装置10、転送器3
2及び店員用受信装置40の上述した各処理が実行され
たときの店員の呼び出し動作の手順を示すフローチャー
トであり、図2の客A、客Bの2人の客から呼び出され
た場合を例にとっている。
【0042】図2に示すように、ステップS41で客A
が自分が携帯する無線送受信装置10の呼び出しスイッ
チをONし、ステップS42で客Bが自分が携帯する無
線送受信装置10の呼び出しスイッチをONしたとする
と、客Aの無線送受信装置10からは客Aがいる一番近
いテーブル31の転送器32(これを転送器1という)
に呼び出し電波が送信され、客Bの無線送受信装置10
からは客Bがいる一番近いテーブル31の転送器32
(これを転送器2という)に呼び出し電波が送信され
る。
【0043】ステップS43で呼び出し電波を転送器1
が受信し、ステップS44で呼び出し電波を転送器2が
受信すると、ステップS45で転送器1は受信した電波
を増幅して店員用受信装置40に送信し、ステップS4
6で転送器1は受信した電波を増幅して店員用受信装置
40に送信する。
【0044】ステップS47で転送器1により転送され
た客Aのテーブルコード電波を店員Dの店員用受信装置
40が受信し、ステップS48で転送器2により転送さ
れた客Bのテーブルコード電波を店員Dの店員用受信装
置40が受信する。ステップS49では、店員Dの店員
用受信装置40のメモリに受信したデータを記憶し、ス
テップS50で受信したテーブルNoと受信データをL
CD41に表示して本フローを終了する。
【0045】上記フローにより図2のレストランの店内
30では以下のような動作が行われる。図2に1番テー
ブル31に座っている客Aが店員Dを呼び出し、その直
後2番テーブル31に座っている客Bが同じく店員Dを
呼び出す時、客A、客Bそれぞれのテーブル31,31
にある転送器1、転送器2がそれぞれの電波を店員Dが
携帯する店員用受信装置40に転送する。そして店員D
が携帯する店員用受信装置40に電波が転送されると、
着信があったことをブザーで店員Dに知らせ、受信デー
タを転送順に表示または音声でリピートする。また、転
送器32がないところでは無線送受信装置10から店員
用受信装置40を直接でも呼び出すことができる。
【0046】以上説明したように、本実施例のデータ伝
送システムは、特定周波数の電波を受信可能なページャ
ー機能を備えるとともに、超微弱電波を転送器32に送
信可能な無線送受信装置10と、無線送受信装置10か
らの超微弱電波を増幅して店員用受信装置40に転送す
る転送器32と、受信データを出力するLCD41、ス
ピーカ43等からなる店員用受信装置40とからなり、
無線送受信装置10は、アンテナ11、スイッチ(S
W)12、受信機(受信回路)13、送信機(送信回
路)14、CPU15、EEPROM16、キー入力部
17、液晶表示部18、アンプ19、スピーカ20、マ
イク21、スイッチ(SW)22及び電源装置23等を
備え、転送器32が、無線送受信装置10からの超微弱
電波を受信すると受信した電波を店員用受信装置40に
送信し、店員用受信装置40により受信された電波に応
じたデータを出力するようにしているので、飲食店やレ
ストラン等のある限られた場所で店員等を呼び出すこと
に利用することができ、その送信者の送信場所も店員等
に知らせることができる。その結果、顧客サービスの向
上を図ることができる。
【0047】第2実施例 図8〜図13はデータ伝送システムの第2実施例を示す
図であり、本実施例はデータ伝送システムとして自動車
等の移動機に設置され、店舗等の宣伝用データを受信可
能な無線送受信装置に適用した例である。
【0048】本実施例の無線送受信装置は、前記図1に
示した第1実施例の無線送受信装置と同一構成であるた
め再度の説明を省略する。但し、本実施例の無線送受信
装置の送信機14は、第1実施例に示す超微弱電波を出
力可能な送信機機能に加えて、モード切り換えによって
特定周波数の電波によりデータを送信する機能を有し、
例えば、無線局の免許が不要な特定小電力無線局(使用
周波数帯:400MHz,1.2GHz帯、空中線電
力:10mW以下、通信可能距離:100〜200m程
度以下)が使用できる。なお、上記微弱電波が出力可能
な送信機ではなく特定小電力無線電波を出力する送信機
であってもよいことは勿論である。
【0049】図8はデータ伝送システムの一例を示すシ
ステム構成図である。
【0050】図8において、50は上記無線送受信装置
10を搭載し、A方向に移動する自動車、51は所定の
周波数fが割り当てられ、所定位置に設置された宣伝用
ミニ送信局/受信局、52は目的地、53は道路、54
は交差点信号機である。
【0051】上記宣伝用ミニ送信局/受信局51は、特
定周波数の電波によってデータを送受信する送受信局で
あり、宣伝用ミニ送信局/受信局51としては、無線局
の免許が不要な特定小電力無線局(使用周波数帯:40
0MHz,1.2GHz帯、空中線電力:10mW以
下、通信可能距離:100〜200m程度以下)が使用
でき、CPU等からなる制御部(図示略)を備えてい
る。また、宣伝用ミニ送信局/受信局51は、無線送受
信装置10を搭載した自動車50を目的地52に適切に
誘導できる位置に設置される。
【0052】また、宣伝用ミニ送信局/受信局51は、
自動車等の移動機に設置された無線送受信装置10から
の電波を中継して目的地52に設置されたミニ送受信局
(図示略)に送信する中継局としての機能を有する。
【0053】なお、同図中の円は、宣伝用ミニ送信局/
受信局51の通信可能距離、すなわち送受信エリアを示
している。
【0054】次に、本実施例の動作を説明する。
【0055】まず、無線送受信装置10の利用方法につ
いて、図8を参照して説明する。
【0056】図8に示すように、無線送受信装置10を
搭載した自動車50がA方向に走行している場合、自動
車50が宣伝用ミニ送信局/受信局51の受信エリア
(半径r)に入ると、図9で後述する宣伝用ミニ送信局
/受信局51からの送信処理によって無線送受信装置1
0が電波を受信し、土地感のない場所であっても目的地
(例えば、レストラン)52の宣伝と位置を分かりやす
く教えてもらうことができる。例えば、報知音「ピーピ
ーピー」のあと「こちらはレストラン○○○です。交差
点信号左折100m先に有ります。どうぞ御利用くださ
い。」である旨を知らせる。ユーザー側は、見知らぬ土
地へドライブした場合にも所定の目的地(レストラン)
52を簡単に見つけることができる。
【0057】上記利用方法を実現するために宣伝用ミニ
送信局/受信局51側及び無線送受信装置10側で以下
のような処理が実行される。
【0058】図9は上記宣伝用ミニ送信局/受信局51
の制御部におけるデータ送信処理のフローチャートであ
る。
【0059】図9において、まずステップS51で送信
データがあるか否かを判別し、送信データがないときは
ステップS52で送信しようとするデータを登録してス
テップS51に戻り、送信データがあるときはステップ
S53でその送信データの更新があるか否かを判別す
る。
【0060】送信データの更新があるときはステップS
54でデータの更新を行なってステップS53に戻り、
データ更新がなくなるとステップS55で送信チャンネ
ル(1〜n)を選択し、ステップS56でデータの送信
を行なう。次いで、ステップS57で送信が終了したか
否かを判別し、送信終了であれば本フローの処理を終
え、送信を終了していなければステップS51に戻って
上記処理を繰り返す。
【0061】本フローは宣伝用ミニ送信局/受信局51
の電源投入後、宣伝用ミニ送信局/受信局51に内蔵さ
れた制御部によって繰り返し実行され、送信データも上
述した固定的なものに限定されず、例えば期間、時間帯
(例えば、ランチタイム)、曜日(例えば、ウィークデ
ー)によって送信データ内容を選択して送信するように
してもよい。
【0062】上記宣伝用ミニ送信局/受信局51からの
送信データを無線送受信装置10側で受信し、無線送受
信装置10のスピーカ20によって放音することにより
電波を用いてお客に店の特徴を有効に宣伝することがで
きることに加えて、お客自体を宣伝の店に適切に誘導す
ることができ、顕著な宣伝効果を得ることができる。ま
た、呼び出し機能によって顧客サービスの向上を図るこ
とができる。
【0063】本実施例のデータ伝送システムは、上記宣
伝用ミニ送信局/受信局51からの無線放送を無線送受
信装置10によって受信・出力する受信放送機能だけで
はなく、無線送受信装置10が有する送信機能によって
中継局(本実施例では宣伝用ミニ送信局/受信局51)
を介して目的地52に設置されたミニ送受信局とで通信
を行なうことを特徴としている。以下、図10〜図13
を参照して自動車50に設置された無線送受信装置10
におけるデータ送受信処理について説明する。図10は
上記自動車50に設置された無線送受信装置10におけ
るデータ送信処理のフローチャートである。
【0064】メインスイッチがONされると本フローが
スタートし、まずステップS61で対話要求があるか否
かを判別し、対話要求があるとステップS62に進む。
【0065】対話要求としては、例えば自動車50がA
方向に走行している場合、自動車50が宣伝用ミニ送信
局/受信局51の受信エリア(半径r)に入ると、無線
送受信装置10が電波を受信し、運転者はこの受信情報
に従って目的地(レストラン)52に向かって走行する
ものとすると、目的地(レストラン)52に対し何等か
の通信(例えば、「混んでいるか」とか「席の予約」)
を行ないたい場合が生ずることがある。このような送信
要求があるとき、無線送受信装置10のスイッチ(S
W)22を送信側に切り換える又はキー入力部17で所
定のキー操作を行なうことによって送信要求ありの要求
信号を出力する。この時の自動車50に設置された無線
送受信装置10、宣伝用ミニ送信局/受信局51及び目
的地52のプロトコルは図11に示される。ここで、図
11中、aは宣伝用ミニ送信局/受信局51側及び無線
送受信装置10側への無線放送を、同図bは上記対話要
求の通信要求を、同図cはIDコード(会員コード)送
出を、同図dはその通信許可をそれぞれ示している。
【0066】図10に戻って、対話要求があるときはス
テップS62で中継局である宣伝用ミニ送信局/受信局
51に対しIDコード(会員コード)を送出し、ステッ
プS63でこのIDコード(会員コード)の送出に対応
する応答があるか否かを判別する。ここで、この時点の
中継局における中継処理については図12により後述す
る。
【0067】IDコード(会員コード)の送出に対応す
る応答があるときはステップS64で会員コードをチェ
ックすることによって通信ができる状態か(通信OK
か)否かを判別し、通信OKのときはステップS65で
液晶表示部18に対話要求を促すメッセージ(例えば
「予約して下さい」)を表示し、ステップS66で送信
予約をする。この送信予約は、例えば運転者が無線送受
信装置10のマイク21によって会話を開始することに
よって行なう。マイク21から入力された音声信号はア
ンプ19で増幅され送信機14によってアンテナ11か
ら輻射される。
【0068】ステップS67では、自動車50が、宣伝
用ミニ送信局/受信局51の通信可能距離、すなわち送
受信エリア外に出たか否かを判別し、送受信エリア外に
出ていないときはステップS68で送信予約が完了した
か否かを判別し、送信予約が完了していなければステッ
プS66に戻って送信予約が完了するまで予約を行な
う。また、送信予約が完了したときは本フローを終了す
る。
【0069】上記ステップS67で送受信エリア外に出
たときは通信ができなくなったときであるからステップ
S69で液晶表示部18に受信できなくなることを表示
して本フローを終了する。
【0070】一方、上記ステップS63でIDコード
(会員コード)の送出に対応する応答がないときはステ
ップS70で所定時間が経過したか否かを判別し、所定
時間経過しても応答がないときは通信エラーと判断して
本フローをエラー終了する。また、上記ステップS64
で通信OKでないときも本フローをエラー終了する。こ
こで、エラー終了したときは例えば、液晶表示部18に
通信できませんでした等のメッセージを表示して運転者
に知らせる。
【0071】図12は上記無線送受信装置10からの電
波を中継して目的地52に設置されたミニ送受信局に送
信する中継局(宣伝用ミニ送信局/受信局51)におけ
るデータ中継処理のフローチャートである。
【0072】メインスイッチがONされると本フローが
スタートし、まずステップS71でIDコード(会員コ
ード)受信があるか否かを判別し、IDコード受信があ
るとステップS72で受信したIDコードをチェックす
る。次いで、ステップS73でIDコードチェックによ
り正規会員か否かを判別し、正規会員のときはステップ
S74で宣伝用ミニ送信局/受信局51のメモリに予め
記憶された応答メッセージ「いらっしゃいませ。」を無
線送受信装置10側に出力する。
【0073】次いで、ステップS75で無線送受信装置
10側にACK(肯定)応答を出力し、ステップS76
で本部回線を接続して無線送受信装置10と目的地52
に設置されたミニ送受信局とを通信可能にする(図11
b.c.d参照)。
【0074】ステップS77では、送信予約等の会話が
完了したか否かを判別して会話が完了するまで待ち、会
話が完了したときはステップS78で本部回線を切断
し、ステップS79で記憶データをクリアして本フロー
を終了する。
【0075】一方、ステップS73で正規会員でないと
判別されたときはステップS80で宣伝用ミニ送信局/
受信局51のメモリに予め記憶された応答メッセージ
「予約できません。」を無線送受信装置10側に出力
し、ステップS81で無線送受信装置10側にNACK
(否定)応答を出力してステップS79に進み、ステッ
プS79で記憶データをクリアして本フローを終了す
る。すなわち、正規会員でないときは無線送受信装置1
0と目的地52に設置されたミニ送受信局との回線は接
続されない。
【0076】図13は上記目的地(レストラン)52に
設置されたミニ送受信局における予約処理のフローチャ
ートである。
【0077】メインスイッチがONされると本フローが
スタートし、まずステップS91で予約データがあるか
否かを判別し、予約データがなければステップS92で
予約終了か否かを判別し、予約終了でなければステップ
S91に戻って予約データを待ち、予約終了であれば本
フローを終了する。ここで、予約内容としては、例えば
何名の何時からかを予約する。これは無線送受信装置1
0により所望の内容が予約される。
【0078】予約データがあるときはステップS96で
予約OKか否かを判別し、予約OKのときはステップS
94で「予約されました。」のメッセージを中継局(宣
伝用ミニ送信局/受信局51)に伝送し、ステップS9
5で予約内容をメモリに記憶してステップS91に戻
る。この予約記憶内容は、客が清算を済ました時点(テ
ーブルNo入力時点)でクリアされる。
【0079】予約NGのときはステップS96で「希望
時間に予約できません。○○時なら空いております。」
のメッセージを中継局(宣伝用ミニ送信局/受信局5
1)に伝送してステップS91に戻る。
【0080】以上説明したように、本実施例のデータ伝
送システムは、宣伝用ミニ送信局/受信局51からの電
波を受信可能なページャー機能を備えた無線送受信装置
10と、メッセージポスト等に設置され、特定周波数の
電波によってデータを送信する宣伝用ミニ送信局/受信
局(中継局)51と、目的地52に設置されたミニ送受
信局とからなり、無線送受信装置10が中継局51にI
Dデータを含むデータを電波で送受信し、中継局51が
自己のIDデータと一致するデータが受信されたことを
判別すると、一致した際に受信された電波に応じたデー
タを出力するとともに、中継局51を介して無線送受信
装置10と目的地52に設置されたミニ送受信局との回
線を接続し、無線送受信装置10から目的地52に設置
されたミニ送受信局に対して通信を行なうようにしてい
るので、自動車50に乗ったまま予約等を行なうことが
でき、ユーザー側からみてサービスの向上を図ることが
できる。
【0081】なお、上記各実施例では、データ伝送シス
テムを移動機に設置された無線送受信装置に適用した例
であるが、これには限定されず、無線送受信装置の電波
を中継する中継装置を備えたものであればどのようなシ
ステムにも適用できることは言うまでもない。
【0082】また、無線送受信装置を構成する回路や素
子、その種類などは前述した実施例に限られないことは
言うまでもない。
【0083】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、特定周波
数の電波を送信する送信装置と、送信装置から送信され
た特定周波数による電波を受信し、受信した電波を送信
するデータ中継装置と、特定周波数の電波を受信する受
信装置と、受信された電波に応じたデータを出力する出
力手段とを備えているので、所定の場所において相手を
呼び出すことができる。
【0084】請求項2及び請求項3記載の発明によれ
ば、識別データを含むデータを電波で送受信する送受信
手段と、自己の識別データと一致するデータが受信され
たことを判別する判別手段と、自己の識別データと一致
するデータが受信されたことが判別されたとき、一致し
た際に受信された電波に応じたデータを出力する出力手
段とを設けた送受信装置と、送受信装置から送信された
電波を受信し、受信した電波を送信するデータ中継装置
とを備えているので、電波を用いて送受信装置から目的
地と通信を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ伝送システムの第1実施例
の無線送受信装置の構成図である。
【図2】同実施例のデータ伝送システムの無線送受信装
置が持ち込まれたレストランの店内を示す図である。
【図3】同実施例のデータ伝送システムの店員用受信装
置の外観図である。
【図4】同実施例の無線送受信装置におけるデータ送信
処理のフローチャートである。
【図5】同実施例の転送器におけるデータ転送処理のフ
ローチャートである。
【図6】同実施例の店員用受信装置におけるデータ受信
処理のフローチャートである。
【図7】同実施例の店員の呼び出し動作の手順を示すフ
ローチャートである。
【図8】本発明に係るデータ伝送システムの第2実施例
の無線送受信装置の構成図である。
【図9】同実施例の宣伝用ミニ送信局/受信局の制御部
におけるデータ送信処理のフローチャートである。
【図10】同実施例の無線送受信装置におけるデータ送
信処理のフローチャートである。
【図11】同実施例の無線送受信装置、宣伝用ミニ送信
局/受信局及び目的地のプロトコル示す図である。
【図12】同実施例の宣伝用ミニ送信局/受信局におけ
るデータ中継処理のフローチャートである。
【図13】同実施例の目的地に設置されたミニ送受信局
における予約処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10 無線送受信装置 11 アンテナ 12 スイッチ(SW) 13 受信機 14 送信機 15 CPU 16 EEPROM 17 キー入力部 18 液晶表示部 19 アンプ 20 スピーカ 21 マイク 22 スイッチ(SW) 23 電源装置 30 レストランの店内 31 テーブル 32 転送器 40 店員用受信装置 50 自動車(移動機) 51 宣伝用ミニ送信局/受信局 52 目的地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 7/26 9297−5K H04B 7/26 G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定周波数の電波を送信する送信装置
    と、 前記送信装置から送信された特定周波数による電波を受
    信し、受信した電波を送信するデータ中継装置と、 特定周波数の電波を受信する受信装置と、 前記受信装置により受信された電波に応じたデータを出
    力する出力手段と、 を具備したことを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 識別データを含むデータを電波で送受信
    する送受信手段と、自己の識別データと一致するデータ
    が受信されたことを判別する判別手段と、前記判別手段
    により自己の識別データと一致するデータが受信された
    ことが判別されたとき、一致した際に受信された電波に
    応じたデータを出力する出力手段とを設けた送受信装置
    と、 前記送受信装置から送信された電波を受信し、受信した
    電波を送信するデータ中継装置と、を具備したことを特
    徴とするデータ伝送システム。
  3. 【請求項3】 前記送受信装置は、データを入力する入
    力手段を備え、前記中継装置を介してデータの相互伝送
    を行なうことを特徴とする請求項2記載のデータ伝送シ
    ステム。
JP5238826A 1993-08-31 1993-08-31 データ伝送システム Pending JPH0775148A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5238826A JPH0775148A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 データ伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5238826A JPH0775148A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 データ伝送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0775148A true JPH0775148A (ja) 1995-03-17

Family

ID=17035849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5238826A Pending JPH0775148A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 データ伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0775148A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5005679B2 (ja) 無線ネットワークサービスの支援の可否を表示又は通知する装置及び方法
JP2003502885A (ja) 無線端末の場所に基づく制御信号生成方法
US20050049021A1 (en) Device and method for redirecting a wireless communication link based on location
JP2004157847A (ja) 道路横断歩行者報知システム
JP3601743B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2004159276A (ja) 通信装置
JP2001341618A (ja) カーセキュリティー方式
KR20060118210A (ko) 위치정보 음성안내기능이 구비된 무선단말장치 및 그제어방법
JPH0775148A (ja) データ伝送システム
JP2001241964A (ja) 目的位置通知方法並びに目的位置通知システム、携帯型無線端末、位置情報送信端末
JPH05102923A (ja) Cmts/mcs共用携帯無線電話機
JP3309044B2 (ja) 位置探索システム
JP3601742B2 (ja) ナビゲーション装置
EP0986272B1 (en) Portable message communication terminal
JP3834490B2 (ja) 無線通信システムおよび無線中継機
JPH0774695A (ja) データ伝送システム
JP2000197103A (ja) 簡易型携帯電話所持者への現在位置通知方法
JP3192360B2 (ja) 無線通信装置
JP2954158B1 (ja) Phs端末装置
JPH10191437A (ja) 無線通信装置及び移動通信システム並びにそのプログラム記 録媒体
JP3324711B2 (ja) 移動無線端末機
JPH09135474A (ja) 無線端末システム及び端末装置
JP4142056B2 (ja) 無線通信システムおよび無線中継機
JP3219622B2 (ja) 移動体通信装置
JPH10197273A (ja) 車載用通信システム