JPH0774648B2 - スペーシング・リテーナ - Google Patents
スペーシング・リテーナInfo
- Publication number
- JPH0774648B2 JPH0774648B2 JP60270841A JP27084185A JPH0774648B2 JP H0774648 B2 JPH0774648 B2 JP H0774648B2 JP 60270841 A JP60270841 A JP 60270841A JP 27084185 A JP27084185 A JP 27084185A JP H0774648 B2 JPH0774648 B2 JP H0774648B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retainer
- ball
- tab
- ring
- tabs
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/41—Ball cages comb-shaped
- F16C33/412—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages
- F16C33/414—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages
- F16C33/416—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages made from plastic, e.g. injection moulded comb cages
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/14—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
- F16C19/18—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls
- F16C19/181—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact
- F16C19/183—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
- F16C19/184—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/41—Ball cages comb-shaped
- F16C33/418—Details of individual pockets, e.g. shape or ball retaining means
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49636—Process for making bearing or component thereof
- Y10T29/49643—Rotary bearing
- Y10T29/49647—Plain bearing
- Y10T29/49668—Sleeve or bushing making
- Y10T29/4967—Nonmetallic
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49636—Process for making bearing or component thereof
- Y10T29/49643—Rotary bearing
- Y10T29/49679—Anti-friction bearing or component thereof
- Y10T29/49691—Cage making
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱可塑性材料から成形され、正確な案内作用
が付与される多数のボールを有するボール軸受の製造を
可能にする軸受ボールのスペーシング・リテーナに関す
る。
が付与される多数のボールを有するボール軸受の製造を
可能にする軸受ボールのスペーシング・リテーナに関す
る。
この種のスペーシング・リテーナは、通常、リングと、
このリングからリテーナ軸の方向に突出する多数の組の
可撓性タブとを備える。各ボールに隣接する各組のタブ
には、ボールシートが球面部分を有して成形される。各
タブはボールの中心面を越えて軸方向に延び、ボールの
バックドラフト(back draft)を形成し、これによりボ
ールに接触するとともに、ボールがシートから脱落する
のを防止するようになっている。概してかなり満足なも
のであるが、上述した構造のリテーナの大きな欠点は、
多数のボールを有し、したがって隣接するボールの表面
の間のクリアランスが小さい軸受に用いるのにあまり適
していないことである。実際、2つの隣接するボールの
間に形成される隙間は、特に径方向の最も内側の部分の
2つのリテーナタブの厚さが過度に減少することなく、
これらのリテーナタブを収容するには小さすぎる。
このリングからリテーナ軸の方向に突出する多数の組の
可撓性タブとを備える。各ボールに隣接する各組のタブ
には、ボールシートが球面部分を有して成形される。各
タブはボールの中心面を越えて軸方向に延び、ボールの
バックドラフト(back draft)を形成し、これによりボ
ールに接触するとともに、ボールがシートから脱落する
のを防止するようになっている。概してかなり満足なも
のであるが、上述した構造のリテーナの大きな欠点は、
多数のボールを有し、したがって隣接するボールの表面
の間のクリアランスが小さい軸受に用いるのにあまり適
していないことである。実際、2つの隣接するボールの
間に形成される隙間は、特に径方向の最も内側の部分の
2つのリテーナタブの厚さが過度に減少することなく、
これらのリテーナタブを収容するには小さすぎる。
したがって、上述した構成のリテーナは、多数のボール
を有する軸受、すなわちより一般的に言えばそのボール
が相互に密に収容される場合には、用いることができな
い。
を有する軸受、すなわちより一般的に言えばそのボール
が相互に密に収容される場合には、用いることができな
い。
本発明の目的は、上述した欠点を解決するために構成さ
れた、すなわち、多数の密に収容されたボールを有する
高負荷性能の軸受に用いるよう構成された、軸受ボール
のスペーシング・リテーナを得ることである。
れた、すなわち、多数の密に収容されたボールを有する
高負荷性能の軸受に用いるよう構成された、軸受ボール
のスペーシング・リテーナを得ることである。
この目的のため、本発明は、弾性変形可能な合成材料か
ら形成され、ベアリング軸に垂直な平面内にあって円周
上に等間隔に配置されたボールの中心を位置決めするよ
う構成された軸受ボールのスペーシング・リテーナであ
って、リングと、このリングの一側であってベアリング
軸の方向に突出する多数の部分と、上記ボールのための
多数のシートとを備え、各シートが球面から成るととも
に、2つの隣接する上記突出部分の間で上記リング上に
形成されるスペーシング・リテーナにおいて、上記各突
出部分は、上記方向に突出するとともに、上記円周と同
じ直径を有する円筒面に対して外側に配置される一対の
弾性変形可能なタブと、上記方向に突出するとともに、
上記円筒面に対して内側に配置される歯と、この歯から
上記タブを分離するよう成形されるとともに、本質的に
上記円周面上に配置される切欠とを備え、上記タブと上
記歯のボール状表面は、上記シートの球面の一部をなす
球面であることを特徴としている。
ら形成され、ベアリング軸に垂直な平面内にあって円周
上に等間隔に配置されたボールの中心を位置決めするよ
う構成された軸受ボールのスペーシング・リテーナであ
って、リングと、このリングの一側であってベアリング
軸の方向に突出する多数の部分と、上記ボールのための
多数のシートとを備え、各シートが球面から成るととも
に、2つの隣接する上記突出部分の間で上記リング上に
形成されるスペーシング・リテーナにおいて、上記各突
出部分は、上記方向に突出するとともに、上記円周と同
じ直径を有する円筒面に対して外側に配置される一対の
弾性変形可能なタブと、上記方向に突出するとともに、
上記円筒面に対して内側に配置される歯と、この歯から
上記タブを分離するよう成形されるとともに、本質的に
上記円周面上に配置される切欠とを備え、上記タブと上
記歯のボール状表面は、上記シートの球面の一部をなす
球面であることを特徴としている。
本発明に係るスペーシング・リテーナは、第1図に示さ
れる型のボール軸受に組込むのに適している。この軸受
は本質的に内輪2と外輪3を備え、これらの間に2列の
ボール4を有する。本発明に係るスペーシング・リテー
ナのため、ボール4の中心5はこれらの中心の中を通る
ベアリング軸に垂直な平面に配置され、かつ円周上に等
間隔に配置される。
れる型のボール軸受に組込むのに適している。この軸受
は本質的に内輪2と外輪3を備え、これらの間に2列の
ボール4を有する。本発明に係るスペーシング・リテー
ナのため、ボール4の中心5はこれらの中心の中を通る
ベアリング軸に垂直な平面に配置され、かつ円周上に等
間隔に配置される。
本発明に係るスペーシング・リテーナは、本質的にリン
グ6と多数の突出部分7を備え、各突出部分7は各ボー
ルの中心5に向ってリング6から軸方向に突出する。2
つの隣接する上記突出部分7の間には、ボールシート8
(第2図)が形成される。このシート8は、球面部によ
って本質的に規定され、また第2、3、および4図に明
示されるように、部分的に内輪1に形成され、また部分
的に2つの隣接する突出部分7に形成される。
グ6と多数の突出部分7を備え、各突出部分7は各ボー
ルの中心5に向ってリング6から軸方向に突出する。2
つの隣接する上記突出部分7の間には、ボールシート8
(第2図)が形成される。このシート8は、球面部によ
って本質的に規定され、また第2、3、および4図に明
示されるように、部分的に内輪1に形成され、また部分
的に2つの隣接する突出部分7に形成される。
本発明によれば、各突出部分7は本質的に一対のタブ9
を備え、これらはそれぞれ、各突出部分7に対して本質
的に軸方向に突出する。各タブ9は、一側においてシー
ト8の上記球面によって制限され、また反対側におい
て、他の上記球面に関して配置された球面部10によって
制限され、第6図に明示されるように、タブ9の基部の
幅が、内径部分から始まって、最小値S2から最大値S1ま
で増加するようになっている。
を備え、これらはそれぞれ、各突出部分7に対して本質
的に軸方向に突出する。各タブ9は、一側においてシー
ト8の上記球面によって制限され、また反対側におい
て、他の上記球面に関して配置された球面部10によって
制限され、第6図に明示されるように、タブ9の基部の
幅が、内径部分から始まって、最小値S2から最大値S1ま
で増加するようになっている。
各タブ9は、ボールの中心5を含む円周と同じ直径を有
する円筒面の外側に配設される。さらに、各タブ9の基
部は、第5図に明示されるように、ボールの中心5を含
む平面に平行で、リテーナの軸に垂直で、かつその平面
に関してリング6の反対側にある平面内にある。
する円筒面の外側に配設される。さらに、各タブ9の基
部は、第5図に明示されるように、ボールの中心5を含
む平面に平行で、リテーナの軸に垂直で、かつその平面
に関してリング6の反対側にある平面内にある。
同様に、各タブ9を規定し、ボールに向く球面部は、リ
テーナの内側に取付けられる時にボールが正確な位置か
ら外れて動くのを防止するように、各ボールに干渉す
る。
テーナの内側に取付けられる時にボールが正確な位置か
ら外れて動くのを防止するように、各ボールに干渉す
る。
本発明によれば、各突出部分7は、歯13を備え、この歯
もリテーナの軸方向に突出するとともに、ボールの中心
5を含む円周と同じ直径を有する円筒面の内側に配設さ
れる。上記歯13と各タブ9の間には、切欠14が歯13をタ
ブ9から分離するために形成され、第5図に明示される
ように、上記円筒面上に本質的に配置される。
もリテーナの軸方向に突出するとともに、ボールの中心
5を含む円周と同じ直径を有する円筒面の内側に配設さ
れる。上記歯13と各タブ9の間には、切欠14が歯13をタ
ブ9から分離するために形成され、第5図に明示される
ように、上記円筒面上に本質的に配置される。
第3図に明示されるように、歯13の軸方向長さはタブ9
のそれよりも短い。
のそれよりも短い。
また第3図に示されるように、リテーナリングの平均直
径は、好都合に、ボールの中心5を含む円周の直径より
も大きい。さらに、各突出部分7(それぞれタブ9と歯
13を有する)はリテーナの軸に向って少し傾斜する。
径は、好都合に、ボールの中心5を含む円周の直径より
も大きい。さらに、各突出部分7(それぞれタブ9と歯
13を有する)はリテーナの軸に向って少し傾斜する。
上述したリテーナの製造、組立ておよび作用は次のとお
りである。
りである。
リテーナは従来の射出成形技術を用いて熱可塑性樹脂材
料から成形される。各シート8の球面を形成するモール
ドの部分は引抜きの間、バックドラフト(back draft)
を形成することとなるので、モールドの部分は、その部
分とリテーナ自体の相互の変位によりタブ9と歯13が撓
み、つまりリテーナに対してタブ9が接線方向に、歯13
が径方向に撓むという点において、リテーナに損傷を与
えることはない。歯13の曲った形状は、第3図に示され
る歯の下方へ曲げることにより得られる。
料から成形される。各シート8の球面を形成するモール
ドの部分は引抜きの間、バックドラフト(back draft)
を形成することとなるので、モールドの部分は、その部
分とリテーナ自体の相互の変位によりタブ9と歯13が撓
み、つまりリテーナに対してタブ9が接線方向に、歯13
が径方向に撓むという点において、リテーナに損傷を与
えることはない。歯13の曲った形状は、第3図に示され
る歯の下方へ曲げることにより得られる。
ボールは、各シート8上の2つの隣接するタブ9を単に
撓ませることにより、リテーナの各シート8内に嵌込ま
れる。軸受の作用の間、各ボールは正確な位置に保持さ
れ、各タブ9と歯13に形成されるとともに、ボール自体
の表面に係合する表面部分から成るバックドラフト(ba
ck draft)によってリテーナから不意に脱落することが
防止される。しかしてボールのクリアランスは非常に小
さく、2つの隣接するボールの間であってボールの中心
5を含む円筒面の内側の隙間は、実際には可撓性タブを
収容しないが、リテーナに比べてかなり小さい寸法を有
する歯13のみを収容する。既に述べたように、隣接する
ボールの方向に歯を規定する球面部分により、歯は、ボ
ールがリテーナから脱落するのを防止する効果的なバッ
クドラフト(back draft)として作用する。
撓ませることにより、リテーナの各シート8内に嵌込ま
れる。軸受の作用の間、各ボールは正確な位置に保持さ
れ、各タブ9と歯13に形成されるとともに、ボール自体
の表面に係合する表面部分から成るバックドラフト(ba
ck draft)によってリテーナから不意に脱落することが
防止される。しかしてボールのクリアランスは非常に小
さく、2つの隣接するボールの間であってボールの中心
5を含む円筒面の内側の隙間は、実際には可撓性タブを
収容しないが、リテーナに比べてかなり小さい寸法を有
する歯13のみを収容する。既に述べたように、隣接する
ボールの方向に歯を規定する球面部分により、歯は、ボ
ールがリテーナから脱落するのを防止する効果的なバッ
クドラフト(back draft)として作用する。
既に述べた幾何学的特徴により、そしてリテーナリング
6の平均半径がボールの中心5の半径をかなり上まわっ
ていることにより、本発明に係るリテーナは、第1図に
示すように、斜め軸受に用いるのに特に適しており、す
なわち、その軸受において、各ボールと内輪2および外
輪3の各レース15との接点Pはベアリング軸に関して0
〜90゜の角度で傾斜し、したがってベアリング軸上に先
端を有する円錐面の一部を形成する直線群上にある。こ
のような軸受において、実際、内輪2のレース15は、こ
の内輪2のかなり内側に突出する環状突起16を有し、リ
ング6がその平均半径がボールの中心5を含む円周の半
径に一致するように成形されていれば、この突起はリテ
ーナ1のリング6に干渉するかもしれない。しかし、こ
のことは、既に述べた幾何学的特徴により、そしてリテ
ーナリング6が本質的に内輪2の環状突起16と外輪3と
の間の環状の隙間の中心に配置されることにより、解決
される。リング6の寸法が小さいために、本発明に係る
スペーシング・リテーナは軸受のシーリング・リング17
に干渉することはなく、第1図に示されるように、この
リング17の外周縁は外輪3の各溝の内側に収容され、一
方内周縁は内輪2の環状突起16の隣りに配置される。
6の平均半径がボールの中心5の半径をかなり上まわっ
ていることにより、本発明に係るリテーナは、第1図に
示すように、斜め軸受に用いるのに特に適しており、す
なわち、その軸受において、各ボールと内輪2および外
輪3の各レース15との接点Pはベアリング軸に関して0
〜90゜の角度で傾斜し、したがってベアリング軸上に先
端を有する円錐面の一部を形成する直線群上にある。こ
のような軸受において、実際、内輪2のレース15は、こ
の内輪2のかなり内側に突出する環状突起16を有し、リ
ング6がその平均半径がボールの中心5を含む円周の半
径に一致するように成形されていれば、この突起はリテ
ーナ1のリング6に干渉するかもしれない。しかし、こ
のことは、既に述べた幾何学的特徴により、そしてリテ
ーナリング6が本質的に内輪2の環状突起16と外輪3と
の間の環状の隙間の中心に配置されることにより、解決
される。リング6の寸法が小さいために、本発明に係る
スペーシング・リテーナは軸受のシーリング・リング17
に干渉することはなく、第1図に示されるように、この
リング17の外周縁は外輪3の各溝の内側に収容され、一
方内周縁は内輪2の環状突起16の隣りに配置される。
この技術分野の当業者にとって、本発明の範囲から外れ
ることなく、ここに記載された構成に変更を施すことが
できることは明らかである。
ることなく、ここに記載された構成に変更を施すことが
できることは明らかである。
第1図は本発明に係る一対のスペーシング・リテーナを
有する二列斜めボール軸受の縦断面図、 第2図は本発明に係るリテーナの一部の正面図、 第3図は第2図のリテーナのIII−III線に沿う断面図、 第4図は第3図のリテーナのIV−IV線に沿う断面図、 第5図は第2図のリテーナのV−V線に沿う断面図、 第6図は第2図に示されたリテーナの一部の拡大図であ
る。 5……ボールの中心、6……リング、7……突起部、9
……タブ、13……歯、14……切欠。
有する二列斜めボール軸受の縦断面図、 第2図は本発明に係るリテーナの一部の正面図、 第3図は第2図のリテーナのIII−III線に沿う断面図、 第4図は第3図のリテーナのIV−IV線に沿う断面図、 第5図は第2図のリテーナのV−V線に沿う断面図、 第6図は第2図に示されたリテーナの一部の拡大図であ
る。 5……ボールの中心、6……リング、7……突起部、9
……タブ、13……歯、14……切欠。
Claims (3)
- 【請求項1】弾性変形可能な合成材料から形成され、ベ
アリング軸に垂直な平面内にあって円周上に等間隔に配
置されたボールの中心を位置決めするよう構成された軸
受ボールのスペーシング・リテーナであって、リング
と、このリングの一側であってベアリング軸の方向に突
出する複数の部分と、上記ボールのための複数のシート
とを備え、各シートが球面から成るとともに、2つの隣
接する上記突出部分の間で上記リング上に形成されるス
ペーシング・リテーナにおいて、 上記各突出部分は、上記方向に突出するとともに、上記
円周と同じ直径を有する円筒面に対して外側に配置され
る一対の弾性変形可能なタブと、上記方向に突出すると
ともに、上記円筒面に対して内側に配置される歯と、こ
の歯から上記タブを分離するよう成形されるとともに、
本質的に上記円周面上に配置される切欠とを備え、 上記タブのボール状表面と上記歯のボール状表面は、上
記シートの球面の一部をなす球面であり、 上記リテーナのリングの平均直径は、上記ボールの中心
を含む上記円周の直径よりも大きく、 各タブ及び歯と共に上記各突出部分は、リテーナ軸に向
って若干傾斜し、 上記歯の寸法は、リテーナの接線方向に関する上記タブ
の寸法よりも実質上小さく、上記各タブが第2の球面部
分によって画定され、該球面部分の位置は、上記タブの
基部の厚さがタブの内径部分から外形部分まで径方向に
徐々に増加するように選定されることを特徴とするスペ
ーシング・リテーナ。 - 【請求項2】上記歯の軸方向長さが上記タブの軸方向長
さよりも短いことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載のスペーシング・リテーナ。 - 【請求項3】上記各タブの基部が、上記ボールの中心を
含む平面に平行であって、かつ該平面に関して上記リテ
ーナリングの反対側にある平面内に位置することを特徴
とする特許請求の範囲第1項または第2項記載のスペー
シング・リテーナ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT54107-B/84 | 1984-12-04 | ||
IT8454107U IT8454107V0 (it) | 1984-12-04 | 1984-12-04 | Gabbia distanziatrice per le sfere di un cuscinetto a sfere |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61197817A JPS61197817A (ja) | 1986-09-02 |
JPH0774648B2 true JPH0774648B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=11286694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60270841A Expired - Lifetime JPH0774648B2 (ja) | 1984-12-04 | 1985-12-03 | スペーシング・リテーナ |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4702627A (ja) |
JP (1) | JPH0774648B2 (ja) |
DE (1) | DE3542055C2 (ja) |
FR (1) | FR2574140B3 (ja) |
GB (1) | GB2167816B (ja) |
IT (1) | IT8454107V0 (ja) |
SE (1) | SE458706B (ja) |
Families Citing this family (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3706013A1 (de) * | 1987-02-25 | 1988-09-08 | Skf Gmbh | Kaefig fuer kugellager, insbesondere fuer schraegkugellager |
US4731086A (en) * | 1987-04-20 | 1988-03-15 | Dow Corning Wright | Shim for femoral knee joint prosthesis and method of using |
JP2549434B2 (ja) * | 1989-03-17 | 1996-10-30 | エヌティエヌ 株式会社 | アンギュラ玉軸受 |
US5175931A (en) * | 1989-03-17 | 1993-01-05 | Ntn Corporation | Angular ball bearing and method for assembling the same |
JPH0648180Y2 (ja) * | 1989-04-07 | 1994-12-12 | 光洋精工株式会社 | 冠形保持器 |
US4938613A (en) * | 1989-07-24 | 1990-07-03 | General Motors Corporation | Moldable plastic bearing ball retainer |
JP2547349Y2 (ja) * | 1991-09-20 | 1997-09-10 | 光洋精工株式会社 | 球面ころ軸受 |
IT227660Y1 (it) * | 1992-10-15 | 1997-12-15 | Skf Ind Spa | Gabbia di trattenimento per sfere di cuscinetti volventi. |
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