JPH077445Y2 - 柱材の取付け構造 - Google Patents

柱材の取付け構造

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JPH077445Y2
JPH077445Y2 JP1989129874U JP12987489U JPH077445Y2 JP H077445 Y2 JPH077445 Y2 JP H077445Y2 JP 1989129874 U JP1989129874 U JP 1989129874U JP 12987489 U JP12987489 U JP 12987489U JP H077445 Y2 JPH077445 Y2 JP H077445Y2
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JP1989129874U
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Inventor
繁隆 島崎
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日本建工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、柱材の取付け構造、特に、表面が粗仕上げ
で凹凸の不陸がある剛壁又は天井スラブ等の部屋側に、
精度の高い平面度を有する内装仕上げを設けるために、
剛壁又は天井スラブ等の部屋側に出っ張った部分に近く
ボード張り用下地の柱材を取付ける構造に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来の下地材としての柱材の取付け構造を第8図乃至第
10図に示す。
各図において、1は柱材取付部である剛壁の表面に取付
けられる取付け体受け片で、これは上下側両端縁が中央
部方向に折返されてU字溝1aを形成する折返し片1bを有
するものである。2は上記取付け体受け片1に取付けら
れる取付け体で、これは上下両端2t,2uが上記U字溝1a,
1aに挿入される基片2aと、この基片2aの両側端2b,2bよ
り立上ってボードの下地材としての柱材3の両側面3a,3
aに当接する各取付け片2c,2cとを有する。各取付け片2
c,2cには当該取付け片2cをねじ等の固定手段で上記柱材
3の両側面3a,3aに固定するための取付け孔2dがほぼ等
間隔に複数個形成されている。
上記取付け体受け片1は、柱材3が立設される位置に低
速銃による鋲P等の固定手段で剛壁の表面に取付ける。
そして、第9図のように、取付け体2の各取付け片2c,2
cの各取付け片2c,2cで柱材3をはさみ込むようにセット
した後、柱材3と共に横方向に移動させて取付け体2の
上下両端2t,2uを取付け体受け片1のU字溝1a,1aに挿入
し、次に上記各取付け片2c,2c、あるいは一方の取付け
片2cだけを取付け孔2dを介してねじ等の固定手段で柱材
3の側面3aに固定し、柱材3の表面3fより取付け片2c,2
cの突出した部分2rを折返して、柱材3の前面にボード
材を貼る。
[考案が解決しようとする課題] 剛壁の表面に下地材としての柱材を設ける場合、不陸の
ある剛壁の最も部屋側に出っ張った箇所に近づけて、第
1図に示すランナー14A,14Bが夫々天井スラブと床スラ
ブに鋲等で固定され、この上下ランナー内に柱材3が所
定の間隔で建込まれる。しかしながら、上記従来の柱材
の取付け構造によれば、取付け体2の取付け片2c,2cは
上下ランナー内の柱材3より出っ張った長さであるた
め、取付け体2は予め柱材3をはさみ込むようにはめ込
まれた後、上下ランナーに建込まれなければならない。
尚、取付け体2が落下しないよう、上記取付け片2c,2c
が互いに近づくように指で内向きに変形させてはめ込ん
でおかなくてはならない。次に、取付け体2の上下両端
2t,2uを取付け体受け片1のU字溝1a,1aに挿入せねばな
らないが、上下ランナー内にはめ込まれた柱材3と共に
水平方向に移動せねばならぬため、上記挿入は甚だ困難
で手間がかかる。又、取付け体受け片1を低速銃で鋲打
ちする作業において必ずしも取付け体受け片1が正しく
水平に固定されるとは限らない。もし、少しでも斜めに
固定された場合、垂直に建込まれた柱材3と共に水平移
動して挿入することは不可能となる等の問題点があっ
た。
この考案は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、取付け体のセットに手間がかからず、しか
も柱材の位置の矯正も楽に行える柱材の取付け構造を提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案における柱材の取付け構造は、上下両端縁を中
央部方向に折返してU字溝を形成する折返し片を有する
長尺板材を、上記柱材に交差する如く鋲又は釘等の固定
手段で柱材取付部の表面に固定するとともに、横幅が上
記両折返し片の先端間の距離より小さく設定されかつ上
下両端が上記U字溝に挿入される基片と、この基片より
立上って上記柱材の一方の側面に当接する取付け片とよ
り成る取付け体を設け、上記取付け片をねじ等の固定手
段で上記柱材に固定するようにした。
[作用] 本考案の取付け体は、柱材取付部の表面に固定された長
尺板材に対し、当該長尺板材の前面側から簡単に着脱可
能である。
[考案の実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に基づいて
説明する。尚、第8図乃至第10図の従来例と同じものは
同一符号を付して説明を省略する。
各図において、11は柱材取付部である剛壁Sの表面に取
付けられる長尺板材であり、これは上下両端縁が中央部
方向に折返されてU字溝11a,11aを形成する折返し片11
b,11bを有するものである。12は上記長尺板材11に取付
けられる本考案の取付け体で、これは横幅tが長尺板材
11の両折返し片11b,11bの先端間の距離Wより小さく設
定され、かつ上下両端12t,12uが長尺板材11のU字溝11
a,11aに挿入される基片12aと、この基片12aの一方の側
端12bより立上って、ボードの下地材としての柱材3の
一方の側面3aに当接する取付け片12cとを有する。取付
け片12cには当該取付け片12cをねじ等の固定手段で上記
柱材3の一方の側面3aに固定するための取付け孔12dが
ほぼ等間隔に複数個形成されている。14A,14Bは上記柱
3の上下端を固定するためのU字状のランナーである。
上記構成により、先ず長尺板材11を柱材3に交差する如
く低速銃による鋲P等の固定手段で柱取付部としての剛
壁Sの表面に固定する。次に、すでに固定済みの上下ラ
ンナー14A,14B内に柱材3を所定の間隔に建込む。その
後、取付け体12を、第2図に示すように、柱材3が配置
されている近傍において、剛壁Sに固定された長尺板材
11の前面側から基片12aを図示Aの状態で長尺板材11の
両折返し片11b,11bの先端間に挿入し、この状態で取付
け体12を右方向に90°回転させると、取付け体12の基片
12aの上下端12t,12uは長尺板材11のU字溝11a,11aに挿
入され、取付け体12が取付けられる(第2図中、矢印
,の順番)。そして、第1図における柱材3の一方
の側面3aを取付け片12cに当接させた状態で当該取付け
片12cを取付け孔12dを介してねじ等の固定手段で上記柱
材3の側面3aに固定し、柱材3の表面3fより取付け片12
cが突出する部分12rを折返して、柱材3の前面にボード
材を貼る。
上記実施例によれば、長尺板材11を剛壁Sに取付ける場
合、水平墨に合わせて正確な水平に固定できるし、鋲打
ちは柱材3の位置を無視して広い間隔に飛ばして行える
ので、従来技術に比して鋲の消費量,鋲打ちの手間は大
幅な低減となる。次に、全ての柱材3が上下ランナー14
A,14B内の所定の位置に建込まれた後にその近傍におい
て取付け体12を長尺板材11にワンタッチで挿着でき、
又、取付け体12のみをスライドさせて取付け体12を柱材
3の側面3aに容易に当接させることができるので、作業
手間は大幅な軽減となる。又、長尺板材11は完全な水平
状態に固定されているので、ボード貼りにおいて、もし
左右のボード材の接合部に正しく柱材3が位置していな
い場合でも、取付け片12cが固定された柱材3は垂直を
保ったまま容易に水平移動させることができる。
尚、第3図に示すように、上記取付け体12を2個使用し
て、取付け片12cを柱材13の両側面に固定するようにし
ても良い。
また、本考案の柱材の取付け構造は、第4図に示すよう
な天井ボードの下地としての柱材3を取付けるような場
合にも適用でき、この際、天井ボードが大版の場合に
は、取付け体12を柱材3の一方の側面側だけに1個使用
すれば良く、天井ボードが300mm×300mm角のような小版
の場合はボード接合部の目違いの発生を防ぐため、取付
け体12を、図に示すように柱材3の両側面側に1個ずつ
使用するようにすれば良い。
また、取付け体12をスライドさせる際において、低速銃
による鋲Pの頭をさけるために、第5図に示すように、
中央部分11sを剛壁S方向に窪ませた形状に形成した長
尺板材11Aを使用したり、第6図及び第7図に示すよう
に、中央部分12sを上下端12t,12uより剛壁Sの反対方向
に隆起させた基片12zを有する取付け体12Aを使用しても
よく、この場合、隆起片12x,12xで取付け体12Aの回転が
阻害されないよう隆起片12x,12xの回転方向側に切り欠
き12Y,12Yを形成しておくことにより取付け体12Aをスム
ーズに回転させることができる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、上下両端縁を
中央部方向に折返してU字溝を形成する折返し片を有す
る長尺板材を、上記柱材に交差する如く鋲又は釘等の固
定手段で上記柱材取付部の表面に固定するとともに、横
幅が上記両折返し片の先端間の距離より小さく設定され
かつ上下両端が上記U字溝に挿入される基片と、この基
片より立上って上記柱材の一方の側面に当接する取付け
片とより成る取付け体を設け、上記取付け片をねじ等の
固定手段で上記柱材に固定するようにしたので、長尺板
材の固定や、取付け体の長尺板材へののセットは簡便で
あり、しかも柱材の垂直維持と水平移動が極めて容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の柱材の取付け構造の一実施
例を示す全体構成斜視図及び取付け体の取付け要領図、
第3図乃至第7図は本考案の他の実施例を示し、第3図
は取付け体を2個使用した場合の状態を示す斜視図、第
4図は本考案を天井に適用した場合を示す斜視図、第5
図は長尺板材の変形例を示す取付け要領図、第6図及び
第7図は取付け体の変形例を示す取付け要領図及び取付
け体の斜視図、第8図乃至第10図は従来の柱材の取付け
構造の一例を示し、第8図は取付け体受け片に取付け体
を取付けた状態の斜視図、第9図及び第10図は取付け体
と柱材及び取付け体受け片の取付け要領図である。 3……柱材、11,11A……長尺板材、11a,……U字溝、11
b……折返し片、12,12A……取付け体、12a,12z……基
片、12c……取付け片、12t,12u……基片の上端,下端、
S……剛壁(柱取付部)、t……基片の幅、W……長尺
板材の両折返し片間の距離。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】剛壁又は天井スラブ等の柱材取付部の表面
    に柱材を取付ける柱材の取付け構造において、 上下両端縁を中央部方向に折返してU字溝を形成する折
    返し片を有し、上記柱材に交差する如く鋲又は釘等の固
    定手段で上記柱材取付部の表面に固定される長尺板材
    と、 横幅が上記両折返し片の先端間の距離より小さく設定さ
    れかつ上下両端が上記U字溝に挿入される基片と、この
    基片より立上って上記柱材の一方の側面に当接する取付
    け片とより成る取付け体とを備え、 上記取付け片をねじ等の固定手段で上記柱材の側面に固
    定するようにしたことを特徴とする柱材の取付け構造。
JP1989129874U 1989-11-07 1989-11-07 柱材の取付け構造 Expired - Lifetime JPH077445Y2 (ja)

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JPH0368204U JPH0368204U (ja) 1991-07-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6083115U (ja) * 1983-11-16 1985-06-08 日本建工株式会社 野縁取付金具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0368204U (ja) 1991-07-04

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