JPH07743Y2 - ブレーキ機構 - Google Patents

ブレーキ機構

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JPH07743Y2
JPH07743Y2 JP3284491U JP3284491U JPH07743Y2 JP H07743 Y2 JPH07743 Y2 JP H07743Y2 JP 3284491 U JP3284491 U JP 3284491U JP 3284491 U JP3284491 U JP 3284491U JP H07743 Y2 JPH07743 Y2 JP H07743Y2
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JP
Japan
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gear
spring clutch
sleeve
fixed shaft
coil spring
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JP3284491U
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JPH04119642U (ja
Inventor
才一郎 森
Original Assignee
株式会社森木工
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、第1歯車のモータによ
る回転を第2歯車に伝達し、負荷により第1歯車と同じ
方向に回転する傾向をもつ第2歯車と、固定軸に締まり
ついてブレーキ作用を生ずる一方向コイルばねクラッチ
とを使用するブレーキ機構に関し、請求項1、2からな
り、何れの考案も産業上の利用分野及び構成に欠くこと
ができない事項の主要部が同一である。
【0002】
【従来の技術】本考案の請求項1、請求項2と比較でき
る考案は発見できない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案の請求項1、2
の考案は、モータにより一方向への回転を繰り返す第1
歯車の前記回転をコイルばねクラッチにより第2歯車に
伝達し、第1歯車のモータによる回転停止と同時に、負
荷により第2歯車が積極的に第1歯車と同じ方向に回転
する傾向を前記ばねクラッチにより制動することを解決
しようとする課題とし、考案の目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案のブレーキ機構の
請求項1の考案は、モータにより1方向に回転する第1
歯車と、負荷により第一歯車と同じ方向に回転する傾向
を持つ第2歯車とを固定軸に遊嵌すると共に、第1、第
2歯車間において固定軸に嵌め、前記第1歯車に一端を
係止して該第1歯車の回転方向を緩み方向とするコイル
ばねクラッチと、第2歯車の側面から突出して前記コイ
ルばねクラッチの外周を覆った套管を設け、前記套管の
軸方向に前記コイルばねクラッチの他端を係止して第2
歯車側からの積極回転により前記クラッチが固定軸に締
まりつくように嵌め溝を設け、さらに該套管の端面に係
合切欠を形成し、第一歯車の側面に前記係合切欠に嵌ま
る突起片を設けたことを特徴とするものである。また請
求項2の考案は、モータにより1方向に回転するように
固定軸に遊嵌した第1歯車と、前記固定軸と同軸線上の
回転軸に固定して前記第1歯車に対抗させ、負荷により
前記回転軸と共に第1歯車と同じ方向に回転する傾向を
持つ第2歯車と、第1歯車の回転方向を緩み方向として
該第1歯車に一端を係止したコイルばねクラッチを前記
固定軸に嵌め、第2歯車の側面から突出して前記コイル
ばねクラッチの外周を覆う套管を設け、該套管の内面の
軸方向に前記コイルばねクラッチの他端を係止する嵌め
溝を設け、さらに該套管の端面に係合切欠を形成し、第
1歯車の側面に前記係合切欠に嵌まる突起片を設けたこ
とを特徴とするものであって、請求項1及び請求項2の
考案はともに前記した目的に合致するものである。本考
案の好適な実施例を次項に説明する。
【0005】
【実施例】図1〜図5は請求項1の考案の実施例。図6
は請求項2の実施例である。
【0006】図1〜図5の請求項1の実施例において
1、1は機枠、2は機枠1、1間に渡した固定軸であっ
て該固定軸2に第1歯車3と第2歯車4とを回転自由に
遊嵌し、さらに第1歯車3と第2歯車4の間に固定軸2
に対して僅かなクリアランスを有する4角形断面の線材
からなるコイルばねクラッチ5を嵌め、該ばねクラッチ
5の1端の係止突起片6を第1歯車3の側面に形成した
クラッチ係合溝8に微小間隔L1を生じさせて嵌め、第
2歯車4の側面から前記のばねクラッチ5を覆う套管9
を突出し、該套管9に前記ばねクラッチ5の他端の係止
突起片7を嵌めて係合する軸方向の嵌め溝10を設け、
套管9の端面に係合切欠11を設け、第1歯車3の側面
に設けた連継片(突起片)12を数ミリの微小間隔L2
を生じさせ前記の係合切欠11に嵌める。
【0007】その他13は第1歯車3に噛み合わせる駆
動歯車であって、機枠1、1の一方の外面に据付けたス
テップモータ14の軸15を固定する。16は第2歯車
4に噛み合わせて被動歯車であって、連動軸(回転軸)
17に固着する。
【0008】本実施例はパルスの印加毎にステップモー
タ14が一方向に回転し、駆動歯車13の回転を第1歯
車3に伝え、連継片12の回転を微小間隔L1を置いて
ばねクラッチ5を巻戻し方向に回転させ、さらに係止突
起7の回転連動を微小間隔L2を置いて套管9の嵌め溝
10の溝縁に伝え、第2歯車4、被動歯車16を経て連
動軸17に伝達する。
【0009】またステップモータ14が停止すると、連
動軸17に作用する負荷により第2歯車4と、套管9が
第1歯車の前記回転方向と同じ方向に積極回転する傾向
になるがその時には第2歯車4の微小間隔L1 に相当す
る距離の微小角回転ののちにばねクラッチ5が固定軸2
に締りつく方向に微回転してブレーキ動作を生じ、第1
歯車3を連動することなく停止させ、実質的にはモータ
の停止と同時的に第1歯車3及びモータに前記のブレー
キ作用を及ぼす。
【0010】図6の請求項2の実施例において、2aは
固定軸、17aは回転可能な連動軸(回転軸)であっ
て、該連動軸17aを固定軸2aの端面部にベアリング
を介して同軸線上に配置し、固定軸2aに第1歯車3a
を回転自由に支持し、図1の被動歯車に相当する第2歯
車4aとの間には固定軸2に図2のコイルばねクラッチ
5と同じコイルばねクラッチ5aを嵌め、その一端の係
合突起片6aを第1歯車3aのクラッチ係合溝8aに嵌
め、第2歯車4aの側面からコイルばねクラッチ5aを
覆う套管9aを突出し、該套管9aに設けた軸方向の嵌
め溝10aに、ばねクラッチ5aの他端の係止突起片7
aを微小間隔L1を保持させて嵌め、さらに套管9aの
端面に設けた係合切欠11aに第1歯車3aの側面の連
継片12aを微小間隔L2 を保持させて嵌める。
【0011】図6の実施例は、図1の実施例のようにス
テップモータにより第1歯車3aが回転し、コイルばね
クラッチ5aを図1〜5の実施例と同じにねじ戻し、套
管9a介して第2歯車4aに第1歯車3aの回転を伝え
る。またモータ停止と同時的に第1歯車3aを制動して
負荷により該第1歯車3aを回転させないようにコイル
ばねクラッチ5aを固定軸2aの周りで締り方向に回転
するブレーキ機構は請求項1の考案と均等である。
【0012】
【考案の効果】本考案の請求項1の考案は、固定軸2に
夫々遊嵌し、モータにより1方向に回転させる第1歯車
3と、負荷により第一歯車3と同じ方向に回転する傾向
を持つ第2歯車4と、第1、第2歯車間において固定軸
2に嵌めると共に第1歯車3に一端を係止して該第1歯
車3の回転方向を緩み方向とするコイルばねクラッチ5
と、第2歯車4の側面から突出して前記のコイルばねク
ラッチ5の外周を覆った套管9とからなり、前記套管9
の軸方向に前記ばねクラッチ5の他端を係止するばね嵌
め溝10を設け、さらに該套管9の端面に係合切欠11
を形成し、第一歯車3の側面に前記係合切欠11に嵌ま
る突起片12を設けたことを特徴とするブレーキ機構に
係るもので、第2歯車4が負荷により第1歯車3と同じ
方向に回転する傾向にあっても、モータ停止と共に第2
歯車4をコイルばねクラッチ5により制動して負荷によ
る第2歯車4等の回転を制動する効果をもつ。また請求
項2の考案は固定軸2aに遊嵌されてモータにより1方
向に回転させる第1歯車3aと、前記固定軸2aと同軸
線上の回転軸(連動軸)17aに固定して前記第1歯車
3aに対抗させると共に負荷により前記回転軸17aと
共に第1歯車3aと同じ方向に回転する傾向を持つ第2
歯車4aと、第1歯車3aの回転方向を緩み方向として
該第1歯車3aに一端を係止し固定軸2aに嵌めたコイ
ルばねクラッチ5aと、第2歯車4aの側面から突出し
て前記のばねクラッチ5aの外周を覆った套管9aとか
らなり、該套管9aの軸方向に前記ばねクラッチ5aの
他端を係止するばね嵌め溝10aを設け、さらに該套管
9aの端面に係合切欠11aを形成し、第1歯車3aの
側面に前記係合切欠11aに嵌まる突起片12aを設け
たことを特徴とするブレーキ機構に係り、請求項1の考
案とおなじく第2歯車4aが負荷により第1歯車3aと
同じ方向に回転する傾向にあっても、モータ停止と共に
第2歯車4aをコイルばねクラッチ5aにより制動して
負荷による第2歯車4a等の回転を停止させる効果をも
つので、請求項1の考案を特定考案とする考案をなす。
【図面の簡単な説明】
図1〜図5は請求項1の考案の実施例。図6は請求項2
の実施例である。
【図1】側面図
【図2】図1のA−A縦断側面図
【図3】側面図
【図4】図2のB−B縦断正面図
【図5】分解斜視図
【図6】一部切欠側面図
【符号の説明】
1 機枠、 2、2a 固定軸、 3、3a 第1歯
車、4、4a 第2歯車、5、5a コイルばねクラッ
チ、6、6a・7、7a 係止突起片、 8、8aクラ
ッチ係合溝、9、9a 套管、 10、10a 嵌め
溝、 11、11a 係合切欠、12、12a 連継片
(突起片)、 L1 微小間隔、 L2 微小間隔、13
駆動歯車、 14 ステップモータ、 15 軸、
16 被動歯車、17、17a 連動軸(回転軸)、

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより1方向に回転する第1歯車
    と、負荷により第一歯車と同じ方向に回転する傾向を持
    つ第2歯車とを固定軸に遊嵌すると共に、第1、第2歯
    車間において、前記第1歯車に一端を係止して該第1歯
    車の回転方向を緩み方向とするコイルばねクラッチを固
    定軸に嵌め、第2歯車の側面から突出して前記コイルば
    ねクラッチを覆った套管を設け、前記套管の軸方向に前
    記コイルばねクラッチの他端を係止して第2歯車側から
    の積極回転により前記クラッチが固定軸に締まりつく嵌
    め溝を設け、さらに該套管の端面に係合切欠を形成し、
    第一歯車の側面に前記係合切欠に嵌まる突起片を設けた
    ことを特徴とするブレーキ機構。
  2. 【請求項2】 モータにより1方向に回転するように固
    定軸に遊嵌した第1歯車と、前記固定軸と同軸線上の回
    転軸に固定して前記第1歯車に対抗させ、負荷により前
    記回転軸と共に第1歯車と同じ方向に回転する傾向を持
    たせた第2歯車と、第1歯車の回転方向を緩み方向とし
    て該第1歯車に一端を係止したコイルばねクラッチを前
    記固定軸に嵌め、第2歯車の側面から突出して前記ばね
    クラッチの外周を覆う套管を設け、該套管の軸方向に前
    記コイルばねクラッチの他端を係止する嵌め溝を設け、
    さらに該套管の突出端面に係合切欠を形成し、第1歯車
    の側面に前記係合切欠に嵌まる突起片を設けたことを特
    徴とするブレーキ機構。
JP3284491U 1991-04-11 1991-04-11 ブレーキ機構 Expired - Lifetime JPH07743Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3284491U JPH07743Y2 (ja) 1991-04-11 1991-04-11 ブレーキ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3284491U JPH07743Y2 (ja) 1991-04-11 1991-04-11 ブレーキ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04119642U JPH04119642U (ja) 1992-10-26
JPH07743Y2 true JPH07743Y2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=31915711

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3284491U Expired - Lifetime JPH07743Y2 (ja) 1991-04-11 1991-04-11 ブレーキ機構

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CN103029678B (zh) * 2011-10-07 2015-06-10 株式会社东海理化电机制作所 安全带卷绕装置

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JPH04119642U (ja) 1992-10-26

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