JPH07735Y2 - 背面ダンパ付ジャーナル軸受 - Google Patents

背面ダンパ付ジャーナル軸受

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Publication number
JPH07735Y2
JPH07735Y2 JP1988108221U JP10822188U JPH07735Y2 JP H07735 Y2 JPH07735 Y2 JP H07735Y2 JP 1988108221 U JP1988108221 U JP 1988108221U JP 10822188 U JP10822188 U JP 10822188U JP H07735 Y2 JPH07735 Y2 JP H07735Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil supply
housing
bearing
rear damper
hole
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988108221U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0230520U (ja
Inventor
武朗 牧野
邁 谷口
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、タービン、コンプレッサ等に使用される背面
ダンパ付ジャーナル軸受の改良に関するものである。
「従来の技術」 第２図に従来の背面ダンパ付ジャーナル軸受を示す。
01はロータ、02はハウジング、03はケーシング、04はハ
ウジング02に設けられた給油孔、05はケーシング03に給
油孔04と位相を合わせて設けられた給油孔、06はハウジ
ング02とケーシング03との隙間、07はケーシング03に設
けたハウジング02の回り止めの止めピンである。
給油孔05に外部から給油が行なわれ、一部は給油孔04を
通り軸受内に、また、一部はハウジング02とケーシング
03の間の隙間06へ導かれる。
ロータ01が振動した時、油膜の減衰作用はロータ01とハ
ウジング02間で作用するが、このようにハウジング02と
ケーシング03の間にも油膜を介在させることにより連成
振動系を構成させ、減衰力の増大を図るものである。
「考案が解決しようとする問題点」 従来の背面ダンパ付ジャーナル軸受では、ロータの回転
数が上昇し、振動数が上がるにつれ、背面ダンパ部にキ
ャビテーションを生じ、期待される減衰性能を実現でき
ない。
「問題点を解決するための手段」 本考案は前記従来の問題点を解決したもので、給油孔を
有する軸受ケーシングの中に適当な隙間を与えて装着し
た、軸受ケーシングと位相を合わせて設けた給油孔を有
する円筒状ハウジングの中でロータを回転させる背面ダ
ンパ付ジャーナル軸受において、円筒状ハウジングの内
面にその中心を通る鉛直線に対称に段差を持つ凹みと、
凹みから円筒状ハウジングの外面に貫通する各給油孔よ
り細い孔とを設けた背面ダンパ付ジャーナル軸受であ
る。
即ち円筒状ハウジングの内面の一部に段差を設け、ここ
に発生する動圧を背面ダンパ部に導くべく、円筒状ハウ
ジング内面と背面ダンパ部に連通する孔を設けたもので
ある。これにより軸受の性能も大きく損なうことなく、
背面ダンパ部の油のベース圧力を高めることができ、キ
ャビテーションの発生を抑止し、高性能のダンパ作用を
実現できる。また発生する動圧は回転数が大きい程増大
するので、振動数の上昇にリンクしてのベース圧力の上
昇を特別な外部からの制御なく実現できるのである。
「実施例」 本考案の一実施例を第１図に示す。
１はロータ、２は円筒状ハウジング、３は軸受ケーシン
グ、４はハウジング２に設けられた給油孔、５は軸受ケ
ーシング３に給油孔４と位相を合わせて設けられた給油
孔、６はハウジング２と軸受ケーシング３との隙間、７
は軸受ケーシング３に設けたハウジング２の回り止めピ
ン、８はハウジング２にハウジング２の中心点を通る鉛
直線を対称軸として左右対称に設けられた段差、９はハ
ウジング２に段差８を設けるために形成された凹みで、
給油孔４があいている。10はハウジング２に段差８から
隙間６に貫通する給油孔4,5より細い孔である。
給油孔5,4を通って給油された油はロータ１の回転に従
い、ロータ１の回転方向に移動するが、段差８のせき止
め効果によってこの部分に圧力を発生する。そしてこの
段差８からハウジング２と軸受ケーシング３との隙間６
に連通する孔10により、発生圧力とハウジング２の背面
の隙間圧力の差圧で背面ダンパ部に強制的に油を供給
し、ダンパ部圧力を高めてキャビテーションの発生を抑
制しようとするものである。
「考案の効果」 本考案は前記のような構成であるので、 （１） 軸受の性能を損なわずに背面ダンパ部の油のベ
ース圧力を高めることができ、キャビテーションの発生
を抑止し、高性能のダンパ作用を実現できる。
（２）発生する動圧は回転数が大きい程増大するので、
振動数の上昇にリンクしてのベース圧力の上昇を外部か
ら制御することなく実現できる。
等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第１図は本考案の一実施例の断面図、第２図は従来の背
面ダンパ付ジャーナル軸受の断面図である。 1:ロータ、2:ハウジング 3:軸受ケーシング、4:給油孔 5:給油孔、6:隙間 7:回り止めピン、8:段差 9:凹み、10:孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】給油孔を有する軸受ケーシングの中に適当
    な隙間を与えて装着した前記軸受ケーシングと位相を合
    わせて設けた給油孔を有する円筒状ハウジングの中でロ
    ータを回転させる背面ダンパ付ジヤーナル軸受におい
    て、前記円筒状ハウジングの内面にその中心を通る鉛直
    線に対称に段差を持つ凹みと、該凹みから前記円筒状ハ
    ウジングの外面に貫通する前記各給油孔より細い孔とを
    設けてなることを特徴とする背面ダンパ付ジヤーナル軸
    受。
JP1988108221U 1988-08-19 1988-08-19 背面ダンパ付ジャーナル軸受 Expired - Lifetime JPH07735Y2 (ja)

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JPH0230520U JPH0230520U (ja) 1990-02-27
JPH07735Y2 true JPH07735Y2 (ja) 1995-01-11

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US4365849A (en) * 1981-02-19 1982-12-28 Joy Manufacturing Company Hydrodynamic shaft bearing with concentric outer hydrostatic squeeze film bearing

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JPH0230520U (ja) 1990-02-27

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