JP2873901B2 - スピンドルモータ - Google Patents
スピンドルモータInfo
- Publication number
- JP2873901B2 JP2873901B2 JP14011293A JP14011293A JP2873901B2 JP 2873901 B2 JP2873901 B2 JP 2873901B2 JP 14011293 A JP14011293 A JP 14011293A JP 14011293 A JP14011293 A JP 14011293A JP 2873901 B2 JP2873901 B2 JP 2873901B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- fixed shaft
- center hole
- rotating body
- bottomed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば磁気ディスク装
置等に用いられるスピンドルモータに関する。
置等に用いられるスピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスピンドルモータとして
は、図3(実開平1−97455号)に示すものがあ
る。このスピンドルモータは、ラジアル荷重のみを受け
る流体動圧ベアリング31と、ラジアル荷重と微小なア
キシァル荷重を受ける1対の玉軸受32とを併用して回
転軸30を枢支している。
は、図3(実開平1−97455号)に示すものがあ
る。このスピンドルモータは、ラジアル荷重のみを受け
る流体動圧ベアリング31と、ラジアル荷重と微小なア
キシァル荷重を受ける1対の玉軸受32とを併用して回
転軸30を枢支している。
【0003】又、図4(特開昭63−257429号)
に示すスピンドルモータも公知である。このスピンドル
モータはブラケット40の円筒ボス部41の内周面に、
1対の玉軸受52,53が嵌合保持され、両玉軸受4
2,43を介して中心に回転軸44が回動自在に枢支さ
れている。
に示すスピンドルモータも公知である。このスピンドル
モータはブラケット40の円筒ボス部41の内周面に、
1対の玉軸受52,53が嵌合保持され、両玉軸受4
2,43を介して中心に回転軸44が回動自在に枢支さ
れている。
【0004】又、図5(実開昭56−171420号)
に示すスピンドルモータも公知である。このスピンドル
モータは、機台に固定される外筒54と、該外筒54に
支持されて回転する軸50を備えた回転スピンドルにお
いて、前記軸50は、一端部に凸形受面51または凸形
受面51とラジアル受面52の両受面を有し、かつ、前
記軸50の他端側にラジアル受面53を備えており、前
記外筒54は、前記軸50の凸形受面51と対向した位
置に凹形受面55を備え、これによって前記凸形受面5
1との間に動圧軸受56を形成している。
に示すスピンドルモータも公知である。このスピンドル
モータは、機台に固定される外筒54と、該外筒54に
支持されて回転する軸50を備えた回転スピンドルにお
いて、前記軸50は、一端部に凸形受面51または凸形
受面51とラジアル受面52の両受面を有し、かつ、前
記軸50の他端側にラジアル受面53を備えており、前
記外筒54は、前記軸50の凸形受面51と対向した位
置に凹形受面55を備え、これによって前記凸形受面5
1との間に動圧軸受56を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の第1比較例、第2比較例のスピンドルモータは、何
れも玉軸受を2個使用しているので回転軸の回転時の摩
擦トルク損失がどうしても大きくなり、回転精度に不安
定さが残るという問題点があった。又、第3比較例のス
ピンドルモータは回転体中心軸が動圧軸受により浮き上
がり安定性が悪いという問題点があった。本発明の目的
は上記問題点を解決し、低トルクで、かつ安定した回転
精度が得られ、潤滑油もれのないスピンドルモータを提
供することにある。
来の第1比較例、第2比較例のスピンドルモータは、何
れも玉軸受を2個使用しているので回転軸の回転時の摩
擦トルク損失がどうしても大きくなり、回転精度に不安
定さが残るという問題点があった。又、第3比較例のス
ピンドルモータは回転体中心軸が動圧軸受により浮き上
がり安定性が悪いという問題点があった。本発明の目的
は上記問題点を解決し、低トルクで、かつ安定した回転
精度が得られ、潤滑油もれのないスピンドルモータを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、固定軸に有底中心孔を形成し、該固定軸に外
嵌した回転体の回転中心軸を該有底中心孔に嵌挿し、回
転中心軸下端の凸面と有底中心孔底面の凹面との間に動
圧軸受を形成し、回転中心軸外周の一部と固定軸有底中
心孔内周面に動圧軸受を形成し、回転中心軸外周の一部
に珠算玉状の多段部を形成し、固定軸上端面と回転体下
面とに第1の永久磁石と第2の永久磁石とを軸方向に異
極で対向配設して回転体を固定軸に吸引する如くしたこ
とを特徴とする。
するため、固定軸に有底中心孔を形成し、該固定軸に外
嵌した回転体の回転中心軸を該有底中心孔に嵌挿し、回
転中心軸下端の凸面と有底中心孔底面の凹面との間に動
圧軸受を形成し、回転中心軸外周の一部と固定軸有底中
心孔内周面に動圧軸受を形成し、回転中心軸外周の一部
に珠算玉状の多段部を形成し、固定軸上端面と回転体下
面とに第1の永久磁石と第2の永久磁石とを軸方向に異
極で対向配設して回転体を固定軸に吸引する如くしたこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成によれば、回転体は回転体中心軸下端
と固定軸有底中心孔底面間の動圧軸受及び回転体中心軸
外周と固定軸有底中心孔内周面間の動圧軸受によって支
承され、固定軸上端面と回転体下面とに配設した永久磁
石の吸引力により前記動圧軸受による浮き上がりを防止
し、回転が安定し、回転精度が向上し、回転体中心軸外
周の潤滑油を珠算玉状多段部の最大径のところで遠心力
により振り切り潤滑油もれを防止できる。
と固定軸有底中心孔底面間の動圧軸受及び回転体中心軸
外周と固定軸有底中心孔内周面間の動圧軸受によって支
承され、固定軸上端面と回転体下面とに配設した永久磁
石の吸引力により前記動圧軸受による浮き上がりを防止
し、回転が安定し、回転精度が向上し、回転体中心軸外
周の潤滑油を珠算玉状多段部の最大径のところで遠心力
により振り切り潤滑油もれを防止できる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1実施例である。1は固定
軸で、有底中心孔2を形成し、該固定軸1に外嵌した回
転体3の回転中心軸4を該有底中心孔2に嵌挿し、回転
中心軸4下端の凸面5と有底中心孔2の底面の凹面6と
の間に動圧軸受7を形成し、回転中心軸4外周の一部と
固定軸1の有底中心孔2内周面に圧入固定したスリーブ
1a内周面間に動圧軸受8を形成し、回転中心軸4外周
一部に珠算玉状の多段部9を形成し、固定軸上端面10
と回転体中心上部下面11との間に第1永久磁石12と
第2永久磁石13とを軸方向に異極で対向配設して回転
体3を固定軸1に吸引し、前記動圧軸受7,8により回
転中心軸4を固定軸1の有底中心孔2内に支承してい
る。14は固定軸外面に固定したステーターで、回転体
3内周面に永久磁石15を固定し、回転体3の回転駆動
部16を構成している。17は固定軸1内の通孔18内
を通りステーター14に連結するリード線である。
軸で、有底中心孔2を形成し、該固定軸1に外嵌した回
転体3の回転中心軸4を該有底中心孔2に嵌挿し、回転
中心軸4下端の凸面5と有底中心孔2の底面の凹面6と
の間に動圧軸受7を形成し、回転中心軸4外周の一部と
固定軸1の有底中心孔2内周面に圧入固定したスリーブ
1a内周面間に動圧軸受8を形成し、回転中心軸4外周
一部に珠算玉状の多段部9を形成し、固定軸上端面10
と回転体中心上部下面11との間に第1永久磁石12と
第2永久磁石13とを軸方向に異極で対向配設して回転
体3を固定軸1に吸引し、前記動圧軸受7,8により回
転中心軸4を固定軸1の有底中心孔2内に支承してい
る。14は固定軸外面に固定したステーターで、回転体
3内周面に永久磁石15を固定し、回転体3の回転駆動
部16を構成している。17は固定軸1内の通孔18内
を通りステーター14に連結するリード線である。
【0009】次に作用について説明する。ステーター1
4に通電すると回転体3は回転中心軸4下端と固定軸有
底中心孔2底面間の動圧軸受7及び回転中心軸4外周と
固定軸有底中心孔2内周面間の動圧軸受8によって固定
軸有底中心孔2内で回転自在に支承される。そして固定
軸上端面10と回転体中心部下面11とに配設した第1
の永久磁石12と第2の永久磁石13の吸引力により前
記動圧軸受による浮き上がりを防止し安定に回転する。
有底中心孔2内の潤滑は珠算玉状多段部9の最大径のと
ころで遠心力により振り切られ上端より外部にもれるこ
とがない。
4に通電すると回転体3は回転中心軸4下端と固定軸有
底中心孔2底面間の動圧軸受7及び回転中心軸4外周と
固定軸有底中心孔2内周面間の動圧軸受8によって固定
軸有底中心孔2内で回転自在に支承される。そして固定
軸上端面10と回転体中心部下面11とに配設した第1
の永久磁石12と第2の永久磁石13の吸引力により前
記動圧軸受による浮き上がりを防止し安定に回転する。
有底中心孔2内の潤滑は珠算玉状多段部9の最大径のと
ころで遠心力により振り切られ上端より外部にもれるこ
とがない。
【0010】図2は本発明の第2実施例である。1は固
定軸で、有底中心孔2を形成し、該固定軸1に外嵌した
回転体3の回転中心軸20を該有底中心孔2に嵌挿し、
回転中心軸20下端の凸面5と有底中心孔2の底面の凹
面6との間に動圧軸受7を形成し、回転中心軸20の中
央部外周の一部と固定軸1の有底中心孔2内に圧入固定
したスリーブ1a内周面間に動圧軸受21を形成し、回
転中心軸20の前記動圧軸受21の上下部に珠算玉状の
多段部22,23を形成し、有底中心孔2内周面に圧入
固定したスリーブ24,25に僅の間隙で対向位置させ
てある。固定軸上端面10と回転体中心上部下面11と
の間に第1の永久磁石12と第2の永久磁石13とを軸
方向に異極で対向配設して回転体3を固定軸1に吸引
し、前記動圧軸受7,21により回転中心軸4を回転軸
1の有底中心孔2内に支承している。14は固定軸外面
に固定したステーターで、回転体3内周面に永久磁石1
5を固定し、回転体3の回転駆動部16を構成してい
る。17は固定軸1内に通孔18内を通りステーター1
4に連結するリード線である。作用は第1実施例と同様
である。
定軸で、有底中心孔2を形成し、該固定軸1に外嵌した
回転体3の回転中心軸20を該有底中心孔2に嵌挿し、
回転中心軸20下端の凸面5と有底中心孔2の底面の凹
面6との間に動圧軸受7を形成し、回転中心軸20の中
央部外周の一部と固定軸1の有底中心孔2内に圧入固定
したスリーブ1a内周面間に動圧軸受21を形成し、回
転中心軸20の前記動圧軸受21の上下部に珠算玉状の
多段部22,23を形成し、有底中心孔2内周面に圧入
固定したスリーブ24,25に僅の間隙で対向位置させ
てある。固定軸上端面10と回転体中心上部下面11と
の間に第1の永久磁石12と第2の永久磁石13とを軸
方向に異極で対向配設して回転体3を固定軸1に吸引
し、前記動圧軸受7,21により回転中心軸4を回転軸
1の有底中心孔2内に支承している。14は固定軸外面
に固定したステーターで、回転体3内周面に永久磁石1
5を固定し、回転体3の回転駆動部16を構成してい
る。17は固定軸1内に通孔18内を通りステーター1
4に連結するリード線である。作用は第1実施例と同様
である。
【0011】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明のスピ
ンドルモ−タは、玉軸受を使用せず動圧軸受で回転を支
承し、軸方向の位置決めには永久磁石の吸引力を利用し
ているので摩擦トルクは軽減され、回転がより安定し、
回転精度が向上し、回転中心軸に珠算玉状の段部を形成
しているので潤滑油を最大径部で遠心力により振り切り
外部への漏洩を防止できる。
ンドルモ−タは、玉軸受を使用せず動圧軸受で回転を支
承し、軸方向の位置決めには永久磁石の吸引力を利用し
ているので摩擦トルクは軽減され、回転がより安定し、
回転精度が向上し、回転中心軸に珠算玉状の段部を形成
しているので潤滑油を最大径部で遠心力により振り切り
外部への漏洩を防止できる。
【図1】本発明の第1実施例正断面図である。
【図2】本発明の第2実施例正断面図である。
【図3】従来のスピンドルモータの第1比較例正断面図
である。
である。
【図4】従来のスピンドルモータの第2比較例正断面図
である。
である。
【図5】従来のスピンドルモータの第3比較例正断面図
である。
である。
1 固定軸 2 有底中心孔 3 回転体 4 回転中心軸 5 凸面 6 凹面 7 動圧軸受 8 動圧軸受 9 多段部 10 固定軸上端面 11 回転体中心上部下面 12 永久磁石 13 永久磁石 14 ステーター 15 永久磁石 20 回転中心軸 21 動圧軸受 22 多段部 23 多段部 24 スリーブ 25 スリーブ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−341607(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 19/20
Claims (1)
- 【請求項1】 固定軸に有底中心孔を形成し、該固定軸
に外嵌した回転体の回転中心軸を該有底中心孔に嵌挿
し、回転中心軸下端の凸面と有底中心孔底面の凹面との
間に動圧軸受を形成し、回転中心軸外周の一部と固定軸
有底中心孔内周面に動圧軸受を形成し、回転中心軸外周
の一部に珠算玉状の多段部を形成し、固定軸上端面と回
転体下面とに第1の永久磁石と第2の永久磁石とを軸方
向に異極で対向配設して回転体を固定軸に吸引する如く
したことを特徴とするスピンドルモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14011293A JP2873901B2 (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | スピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14011293A JP2873901B2 (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | スピンドルモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06333332A JPH06333332A (ja) | 1994-12-02 |
JP2873901B2 true JP2873901B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=15261201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14011293A Expired - Fee Related JP2873901B2 (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | スピンドルモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2873901B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4998810B2 (ja) * | 2010-01-26 | 2012-08-15 | 横河電機株式会社 | スピンドルモータ |
US9729025B2 (en) | 2012-04-03 | 2017-08-08 | The Boeing Company | Open-core flywheel architecture |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP14011293A patent/JP2873901B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06333332A (ja) | 1994-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001286116A (ja) | 非接触駆動モータ | |
JP2873901B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JP2899853B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JP2949316B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JPH06311701A (ja) | スピンドルモータ | |
JP3578810B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JP2005192385A (ja) | スピンドルモータ | |
JPH0731094A (ja) | 電動機 | |
JPH0750583Y2 (ja) | 流体軸受 | |
JP2000046057A (ja) | ファンモータ用動圧軸受装置 | |
JP2000081028A (ja) | ファンモータ用動圧軸受装置 | |
JP2864319B2 (ja) | スピンドルモ−タ | |
JPH0142660Y2 (ja) | ||
JP2542900Y2 (ja) | 動圧軸受装置 | |
JP3730791B2 (ja) | スピンドルモータ | |
KR100430425B1 (ko) | 유체동압 베어링 모터 | |
JP2567917Y2 (ja) | 動圧型軸受を使用したモータ | |
JP3326394B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JPH0757079B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JP2002345202A (ja) | スピンドルモータ | |
JP2560507Y2 (ja) | 動圧軸受装置 | |
JPS61112544A (ja) | デイスク駆動モ−タ | |
JP3292508B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JPS61204864A (ja) | 回転ドラム装置 | |
JPH0821444A (ja) | モータの軸受装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981208 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |