JPH0773189A - 複合検索装置 - Google Patents

複合検索装置

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JPH0773189A
JPH0773189A JP5217610A JP21761093A JPH0773189A JP H0773189 A JPH0773189 A JP H0773189A JP 5217610 A JP5217610 A JP 5217610A JP 21761093 A JP21761093 A JP 21761093A JP H0773189 A JPH0773189 A JP H0773189A
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command
information
keyword
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inverted
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JP5217610A
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Hisaaki Goto
久明 後藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、中間結果のインバーテッド
・ファイルを生成せずに、被検索情報の格納場所の位置
情報を直接生成することができる複合検索方式を提供す
ることである。 【構成】 本発明は、コマンドを入力するコマンド入力
手段10と、コマンドを解析する解析手段20と、コマ
ンドをコマンドテーブルに展開し、所定の実行順序でコ
マンドを実行し、実行結果をコマンドテーブル60に一
時的に記録するコマンド実行手段30と、実行結果でイ
ンバーテッド・リスト70を用いてマッチング処理を行
い、マッチングしたキーワードの情報ファイル上の位置
情報を得るマッチング手段40とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合検索装置に係り、
特に、ユーザから入力されたコマンドに含まれるキーワ
ードから情報が格納されている場所を探す場合に、一つ
のキーワードだけでは十分に特定できないような時に、
複数のキーワードを組み合わせて所望の情報を検索する
複合検索装置に関する。
【0002】詳しくは、ある情報に含まれるキーワード
で被検索側のデータベースのキーワードを検索するため
のキーワードと当該キーワードの位置情報を一定の順序
で配列した表(インバーテッドリスト)を参照すること
により最終的に検索したい情報の格納場所を検索する装
置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、情報検索システムでは、情報が有
するキーワードから逆に情報の格納場所を探す場合に、
1つのキーワードを指定するのみで、格納場所が検索で
きる場合と、1つのキーワードのみでは、格納場所が特
定できない場合がある。
【0004】1つのキーワードだけでは格納場所が検索
できない場合は、複数のキーワードを論理演算子により
組み合わせて検索する方法がある。この方法では単一の
キーワードで検索を行うよりも時間がかかるため、情報
検索システムで目的の情報を高速に検索する方法とし
て、インバーテッド・ファイルを用いて検索する方法が
用いられている。
【0005】インバーテッド・ファイルはデータベース
に現れたキーワードを検索しやすいように、一定の順序
で配列した表である。図11にインバーテッド・ファイ
ルの例を示す。同図に示す例は、「関東」がキーワード
であり、このキーワード「関東」が掲載されているペー
ジは「01」ページと「03」ページであることを示し
ている。このように、同図例では、1つのキーワードか
ら情報の格納場所(ページ)を検索する場合には、イン
バーテッド・ファイルを直接参照する。
【0006】図11に示した例はキーワードが単一の状
態を示しているが、以下に複数のキーワードを組み合わ
せて検索する場合について説明する。
【0007】図12は、従来の複数のキーワードにより
インバーテッド・ファイルを用いる例を示す。
【0008】同図に示す例は、複数のキーワードを組み
合わせて検索する場合であり、インバーテッド・ファイ
ルのレコードを論理条件毎に突き合わせて新たなレコー
ドをインバーテッド・ファイルに追加することで実現す
るものである。
【0009】同図において、検索するために使用される
キーワードは「関東」、「関西」、「東北」、「月
刊」、「週刊」であり、ここで付与される条件は以下の
通りである。
【0010】 ((a OR b)OR c)AND(d OR e) (1) ∴ ((関東OR関西)OR東北)AND(月刊OR週刊) 同図の例で、論理条件を複合させることにより、検索す
るターゲットを絞り込む場合には、『AND』を用い、
拡げる場合には『OR』を用いている。
【0011】例えば、レコードaのキーワード「関東」
とレコードbのキーワード「関西」間の検索条件が『O
R』である場合、「関東」が掲載されているのが1、3
ページであり、「関西」が掲載されているページが2、
3ページであるとき、同図中インバーテッド・ファイル
に追加されるレコードfには、自動的に識別子(¥1)
が付与され、OR条件により“01、02、03”が設
定される。
【0012】次に、レコードfとキーワードが「東北」
であるレコードcの検索条件が『OR』であるので、イ
ンバーテッド・ファイルに追加されるレコードgの内容
は、識別子(¥2)と“01、02、03”が設定され
る。次に、レコードdとレコードeの検索条件が『O
R』である場合に、インバーテッド・ファイルに追加さ
れるレコードhには識別子(¥3)と“01、02”が
設定される。さらに、レコードgとレコードhの検索条
件が『AND』である場合に、条件が絞り込まれ、最終
的に識別子(¥4)、“01、02”を有するレコード
iが生成され、インバーテッド・ファイルに追加され
る。
【0013】これにより、最終的に検索されたのは情報
ファイルの位置情報は2件であり、この内容“01、0
2”を検索すれば上記(1)で指定された所望の検索情
報が得られる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、中間結果となる作業用レコードf,h,
g等をインバーテッド・ファイルに追加するため、ファ
イルのリード/ライトが必要になる。従って、インバー
テッド・ファイルは検索のための集合を生成する際に追
加されるためファイル規模が大きくなるのでディスクに
格納される。しかし、1つのコマンド列が入力される毎
に新規にインバーテッドファイルのレコードが生成され
るため、ディスクの中間結果のレコード数が膨大にな
る。これにより、コマンドの実行後、このレコードを消
去しなければならない。従って、ファイルの中間結果の
ための作業用のレコードのリード・ライト及び消し込み
等を行うため、ファイルの利用効率が悪いという問題が
ある。
【0015】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、上記従来の問題点を解決し、中間結果のインバーテ
ッド・ファイルを生成せずに、被検索情報の格納場所の
位置情報を直接生成することができる複合検索装置を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の複合検
索装置の原理構成を示す。
【0017】本発明は、キーワード及び検索条件を含む
コマンドを入力し、情報ファイル80からキーワードに
該当する情報を検索する情報検索システムにおいて、複
合条件をキーワードに付加して検索式で表されるコマン
ドを入力するコマンド入力手段10と、コマンド入力手
段10により入力されたコマンドを解析する解析手段2
0と、解析手段20により解析されたコマンドをコマン
ドテーブルに展開し、所定の実行順序でコマンドを実行
し、実行結果をコマンドテーブル60に記録するコマン
ド実行手段30と、コマンドテーブル60に記録されて
いる実行結果で、情報ファイル80上のキーワードとキ
ーワードのアドレス情報を所定の順序で配列した表(イ
ンバーテッド・リスト)70を用いてマッチング処理を
行い、マッチングしたキーワードの情報ファイル上の位
置情報を得るマッチング手段40とを有する。
【0018】
【作用】本発明は、複合検索条件と、情報ファイルを検
索するためのキーワードの組み合わせからなる検索式が
コマンドとして入力され、コマンド解析が行なわれ、そ
の解析結果がコマンドテーブルに展開され、コマンドが
実行される。このコマンドテーブルはコマンドが入力さ
れる毎に新規に生成される。このとき、コマンドの実行
中に出現する中間結果をインバーテッドファイルに追加
記憶せずに、コマンドテーブルに記録しておき、情報フ
ァイル上のキーワードのアドレス情報を示す表(インバ
ーテッド・リスト)との間でマッチングを行い、マッチ
したデータを情報ファイルに対する検索位置情報とす
る。これにより、検索式を解析・実行する際に、中間結
果としてインバーテッド・ファイルを生成する必要が無
くなり、コマンドを実行した際の実行結果をコマンドテ
ーブルに保持しておけばよく、情報ファイルを検索する
ための情報を直接出力することができる。
【0019】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0020】図2は、本発明の一実施例のシステム構成
図である。
【0021】同図に示すシステムは、CPU100、メ
モリ200、インバーテッドファイル310、情報ファ
イル320を含むディスク装置300、入力装置40
0、出力装置500及び、チャネル600から構成され
る。
【0022】メモリ200は、コマンドがCPU100
に入力される毎に生成され、コマンド解析・実行に用い
られるコマンドテーブル210を含む。
【0023】インバーテッド・ファイル310は、情報
ファイル320に記憶されているキーワードと、当該キ
ーワードに対応する被検索情報のアドレス(位置)情報
を記憶しているファイルである。
【0024】入力装置400は、論理演算子(OR・A
ND・NOT等)とキーワードを含む複合検索式をコマ
ンドとして入力する。
【0025】CPU100は、入力装置400から入力
された論理演算子、キーワードの組み合わせて構成され
た検索式で表されるコマンド列をコマンド毎に解析し、
解析されたコマンドをメモリ200のコマンドテーブル
210に格納する。CPU100は、コマンドテーブル
210の各々のコマンドを解釈実行する。実行された結
果は、コマンドテーブル210に記録され、CPU10
0は、記録されているコマンドテーブル210の実行結
果を参照して、チャネル600に入出力命令を発行し、
コマンドテーブル210の実行結果に対応するディスク
装置300のインバーテッドファイル310からインバ
ーテッドリストを読み込み、マッチングを行う。これに
よりCPU100は、マッチング処理により情報ファイ
ル320に対する検索位置情報が得られる。
【0026】図3は、本発明の一実施例の動作の概要を
示すフローチャートである。
【0027】ステップ1)入力装置400よりコマンド
列をCPU100のコマンド入力域に入力する。
【0028】ステップ2)CPU100は、コマンド入
力域に入力されたコマンド列を解析し、キーワード及び
「AND」,「OR」,「NOT」等の検索用論理演算
子を抽出し、解析結果をメモリ200内のコマンドテー
ブル210に展開する。
【0029】ステップ3)CPU100はコマンドテー
ブル210に格納されている各コマンドを実行する。実
行結果はコマンドテーブル210上に一時的に記録され
る。
【0030】ステップ4)CPU100は、コマンドテ
ーブルに一時的に記録されている実行結果に基づいて、
インバーテッド・ファイル310から情報ファイル32
0上の位置情報とキーワードの対で構成されるインバー
テッド・リストを読み出す。
【0031】ステップ5)コマンドテーブル210とイ
ンバーテッドリストで突き合わせ処理を行い、マッチン
グしたデータを抽出する。このデータを情報ファイルを
検索するための検索位置情報とする。
【0032】図4は、本発明の一実施例のコマンド入力
の概要を示す。
【0033】オペレータは、入力装置400のキーボー
ドよりCPU100のコマンド入力域21にコマンドを
入力する。例えば、入力されたコマンドを “SERCH (関東 OR 関西 OR 東北) AND (週刊
OR 月刊) ” とする。
【0034】上記コマンドが、以下に示すように各単語
に分解される。 “( ” “関東” “関西” “東北” OR“) ”
“AND ” “( ” “週刊” “OR” “月刊” “)
” ここで、“(”、“)”等が除去され、入力された上記
のコマンドは、CPU100で以下のように解析され
る。
【0035】CPU100は、まず、中置表記法で表さ
れる (関東 OR 関西 OR 東北) AND (週刊 OR 月
刊) を以下のような後置表記法に変換する。
【0036】関東、関西、東北,OR,OR,週刊、月
刊,OR,AND 上記のようにコマンドが解析され、その結果に基づい
て、キーワードと演算子に区別され、図5に示すように
メモリ200のコマンドテーブル210に設定される。
【0037】図5は、本発明の一実施例のコマンドテー
ブルを説明するための図である。
【0038】同図において、コマンド入力域21、コマ
ンドテーブル210及びインバーテッド・リスト220
が示されているが、これらはいずれもメモリ200に格
納されている。また、コマンドテーブル210とインバ
ーテッド220が接合して示されているが便宜上並べて
いる。
【0039】CPU100は、コマンド入力域21から
文字列に分解したコマンドをコマンドテーブル210に
組み換える。コマンドテーブル210は、ポインタ、操
作種別、出力、入力のコマンドのコマンドテーブル上の
アドレス、データの一時記憶領域(R)、次に取り出す
べきインバーテッド・リストの要素番号(P)から構成
される。さらに、インストラクションポインタ(以下I
C)はコマンドテーブルの要素を解釈・実行するコマン
ドテーブル210上のポインタを指し、ICで示された
操作種別が論理演算子であれば、インバーテッド・ファ
イル310からインバーテッドリストを読み出し、当該
インバーテッド・リストの要素とのマッチングを行う。
【0040】同図において、ポインタ“1”の操作種別
は、“関東”に対応するのでキーワードであり、当該キ
ーワードはポインタ“3”で表されるアドレスに出力さ
れる。この時実行されたデータは“01”に示す領域に
一時的に格納され、対応するインバーテッド・リストは
“1”であることを示している。また、ポインタ“2”
の操作種別もキーワードであり、当該キーワードはポイ
ンタ“3”で表されるアドレスに出力される。この時実
行されたデータは“02”に一時的に格納され、対応す
るインバーテッド・リストは“1”である。さらに、ポ
インタ“3”の操作種別は“OR”である。この時、C
PU100は、インバーテッド・ファイル310より当
該情報に該当するインバーテッド・リストを読み出し、
インバーテッド・リスト上のキーワード“関東”と“関
西”に該当する情報ファイル320上のアドレス情報を
得る。このアドレス情報に基づいて操作種別“OR”を
実行し、その結果をコマンドテーブル上のポインタ
“5”に出力する。
【0041】次にコマンドテーブル及びインバーテッド
・リストの構成の方法を説明する。
【0042】図6、図7は、本発明の一実施例のコマン
ドテーブル及びインバーテッド・リストの生成の方法を
説明するための図である。
【0043】図6(A)は、入力装置400よりCPU
100のコマンド入力域に入力されたコマンド列であ
る。
【0044】同図(B)は、CPU100のコマンド入
力域において、コマンド列を文字列に分解した状態を示
す。
【0045】同図(C)は、分解されたコマンドの文字
列のうち、キーワードの部分を“KW”としてインバー
テッド・テーブルを整理する。同図(B)において、コ
マンド名(SERCH)を除いて、“(”、 “関東”は“K
W”とし、“OR”はそのまま“OR”とし、“東北”
は“KW”…とする。このような操作を分解された文字
列全てに対して行う。
【0046】次に、後置表記法による変換を行う。変換
方法は、キーワード“KW”の場合には、そのままと
し、“KW”以外の場合には一旦スタックを利用して
“(”を後送りして“OR”や“AND”等の論理演算
子を優先させて出力順序を変更する。但し、図6(A)
から(C)までの後置表記への変換は当処理の前処理と
して扱うものとする。
【0047】次に、図7(D)のコマンドテーブルにお
いてアドレス情報を設定する“KW”の場合は、i(i
≧1)の値をスタックにプッシュダウンする。その他の
操作種別(論理演算子)は、スタックから取り出してj
にポップアップする。テーブルの上段に示す操作種別
(OP)は、AND/OR/NOTなどの操作の種類と
インバーテッド・リストの識別を表し、A1は出力、A
2、A3は入力の各コマンドテーブルのアドレスを示
す。
【0048】ここで、A3(i)には、スタックからj
を取り出して設定し、A1(j)には、iの値を設定す
る。さらに、スタックからjを取り出してA2(i)に
jの値を設定し、A(j)にiの値を設定する。次に、
iの値をスタックにプッシュダウンする。上記の操作に
より、図7(E)のように、コマンドテーブル上の出
力、入力1、入力2(A1,A2,A3)が決定する。
【0049】次に、図7(E)に示すように、一時記憶
域R、次に取り出すべきインバーテッド・リストの要素
番号を設定する。これらのデータの初期値は、図8に示
すそれぞれのレコードをリードして設定する。例えば、
インバーテッド・リストのキーワード“関東”は、“0
1”、“03”となり、“東北”は“01”、“02”
となる。
【0050】さらに、コマンド・テーブルの外部にIC
が設定される。このICで示される操作種別(OP)が
AND/OR/NOTであれば、後述するディシジョン
・テーブルに従って、インバーテッド・ファイル310
より読みだしたインバーテッド・リストの要素を突き合
わせる。
【0051】このようにして設定されたコマンドテーブ
ルを検証すると、i=1のOPが“KW”、i=2のO
Pが“KW”のA1は両方とも“3”となっており、キ
ーワード“関東”と“関西”のORがとられることが分
かる。次に、i=4の“KW”の出力が“5”となって
いることによりキーワード“東北”はi=3のORの結
果とさらにORされることが分かる。この出力はi=9
でANDがとられる。i=9の“AND”の入力は、i
=5のORの結果と、i=8のORの結果である。従っ
て、図8に示したように、最終的に“01”、“02”
が得られる。この情報は、情報ファイル320上のアド
レス情報であり、このアドレス情報で情報ファイル32
0を検索することにより所望の情報を検索することがで
きる。
【0052】以下に、マッチングにおいて、ディシジョ
ンテーブルを用いた場合について説明する。
【0053】図7(E)において、分解された文字列コ
マンドテーブル31の操作種別は、AND,OR,NO
T等の操作と、キーワードを示す。出力、入力1、入力
2はコマンドテーブルの左端にあるポインタを示すもの
であり、出力の欄に“3”と記載されていれば、ポイン
タ3に出力される。
【0054】コマンドテーブル31の外部には、ICが
設定されており、このポインタは、コマンドテーブルで
データの一時記憶領域Rを最終出力する位置に初期設定
する。Pは次に、取り出すべきインバーテッド・リスト
の要素番号を示す。
【0055】同図において、現在ICには“9”が設定
されている。この場合の動作を簡単に説明する。
【0056】ICは、コマンドテーブルの操作種別9を
指しており、コマンドテーブル上のポインタ9の操作種
別は“AND”である。このAND条件の入力はポイン
タ“5”と“8”に対応する“OR”と“OR”であ
る。このとき、ICで示される操作種別“5”は、入力
1が“3”であるので、対応する操作種別は“OR”で
あり、入力2が“4”であるので、対応するのは、キー
ワードである。また、ポインタ“8”の入力1が“6”
であるので、対応する種別はキーワードであり、入力2
は、“7”であるので対応するのは、同様にキーワード
である。従って、ICで示されるポインタ“9”では、
ポインタ“5”とポインタ“8”で示される要素のAN
D演算を行うことを示している。
【0057】従って、このコマンドテーブルは、コマン
ド入力域21の内容を展開していることが分かる。
【0058】コマンドテーブル210において、操作種
別が論理演算子であるポインタをICが指した場合に
は、CPU100は、インバーテッド・ファイル310
から対応するインバーテッド・リストを読みだす。そこ
で、インバーテッド・リストを参照し、当該ポインタが
示す操作を実行し、実行結果をコマンドテーブルで指定
される出力アドレスに格納する。図5の例では、ICで
指し示されているポインタ“9”において最終的な情報
ファイル320の検索アドレス情報が得られる。
【0059】図9に示すディシジョン・テーブルの各記
号の機能は、以下に示す通りである。 ・A=空:図5に示す入力1で設定されているテーブル
要素の一時記憶域Rがφである状態。 ・B=空:図5に示す入力3で設定されたテーブルの要
素の一時記憶域Rがφである状態。 ・A=B,A>B:図5の入力1、入力2で設定された
テーブル要素のRを算術比較する。 ・PUT(A):図5の入力1で指定されたテーブルの
要素の一時記憶域Rが、ICで指定されたテーブル要素
の一時記憶域Rに転送して、出力をICに転送する。 ・PUT(B):図5の入力2で指定されたテーブル要
素の一時記憶域RをICで指定されたテーブル要素のR
に転送して、出力をICに転送する。 ・GET(A):図5の入力1をICに転送する。 ・GET(B):図5の入力2をICに転送する。
【0060】ICで示された操作種別の値を調べ、“K
W”(キーワード)であれば、図5のICで指定された
P番目のインバーテッド・リストの要素を一時記憶域R
に転送する。
【0061】以下に、インバーテッド・リストの要素を
一時記憶域Rに転送する際に、インバーテッド・リスト
は複数のレコードに跨がることがあるが、簡略化して1
レコードに限定して説明する。
【0062】インバーテッド・リストの要素をICにφ
を転送する直前まで繰り返すと、ICで指定されたコマ
ンドテーブルの要素の一時記憶域Rが図8に示す出力イ
ンバーテッドリストの1つ分の要素となる。出力インバ
ーテッドリスト全体を完成させるためには、上記の操作
を図5のICで指定されたテーブル要素の一時記憶域R
がφになるまで繰り返す。
【0063】上記のように、ICで指定されたテーブル
要素の一時記憶域Rがφになるまで繰り返す処理によれ
ば、PUT(A),PUT(B),GET(A),GE
T(B)を実行するためには、ICにコマンドテーブル
の出力1、入力1、入力2を転送しなければならず、一
方、図10に示すディシジョン・テーブルにおいては、
それらを連続的に実行しなければならないために矛盾が
発生する。この点については、操作種別の値を“AN
D”→“AND2”→“AND3”のように変更して中
断を状態を記録することで解決する。即ち、操作種別に
サフィックスがついている場合は、中断状態であり、図
9のディシジョンテーブル中のPUT(A),PUT
(B),GET(A),GET(B)をサフィックスに
応じたいずれか1つだけを実行することで解決する。
【0064】上記のように、本発明は、情報ファイル3
20を検索するためのキーワードと論理演算子を含む複
合検索式をコマンド列として入力し、データベース上の
情報ファイル320よりキーワードに該当する情報を得
る場合に、コマンド列をCPU100で解析し、コマン
ドテーブルに並べ換えて、コマンドテーブル内の操作種
別によりインバーテッド・ファイル310からインバー
テッド・リストを読み出してマッチング処理を行う。こ
れによりインバーテッド・リストの要素であるキーワー
ドに対応する情報ファイル320上のアドレス情報を格
納する最小限のメモリを用いているだけである。従っ
て、図8と図12を比較すればわかるように、図12に
示すような中間結果を格納するためのメモリ領域として
用いていたインバーテッド・ファイルが不要となる。
【0065】なお、上記実施例では、マッチング処理と
してディシジョンテーブルを用いる方法を説明したが、
この例に限定されることなく、他のマッチング処理であ
っても構わない。
【0066】なお、上記実施例では、入力されたコマン
ドを解析して、コマンドテーブルに展開する方法とし
て、後置表記法を用いたが、この例に限定されることな
く、インバーテッド・リストを参照するためのコマンド
の実行結果が一時的に格納されればよい。
【0067】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、複数のキ
ーワードを論理演算子の組み合わせで示される複合条件
式(AND/OR/NOT)で目的の情報を特定する場
合、実行途中の中間結果をインバーテッドファイルに書
き込まずに、直接検索アドレス情報が出力されるため、
極めて高速に実行でき、ディスクシステム等のメモリ資
源の消費量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合検索装置の原理構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図3】本発明の一実施例の概要を示すフローチャート
である。
【図4】本発明の一実施例のコマンド入力の概要を示す
図である。
【図5】本発明の一実施例のコマンドテーブルを説明す
るための図である。
【図6】本発明の一実施例のコマンドテーブル及びイン
バーテッド・リストの生成方法を説明するための図(そ
の1)である。
【図7】本発明の一実施例のコマンドテーブル及びイン
バーテッド・リストの生成方法を説明するための図(そ
の2)である。
【図8】本発明の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
【図9】本発明の一実施例のディシジョンテーブルを示
す図(その1)である。
【図10】本発明の一実施例のディシジョンテーブルを
示す図(その2)である。
【図11】インバーテッドファイルの例を示す図であ
る。
【図12】従来の複数のキーワードによりインバーテッ
ド・ファイルを用いる例を示す図である。
【符号の説明】
10 コマンド入力手段 20 コマンド解析手段 21 コマンド入力域 30 コマンド実行手段 40 マッチング手段 50 情報検索手段 60 コマンドテーブル 70 インバーテッド・リスト 80 情報ファイル 100 CPU 200 メモリ 210 コマンドテーブル 300 ディスクシステム 310 インバーテッド・ファイル 320 情報ファイル 400 入力装置 500 出力装置 600 チャネル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーワード及び検索条件を含むコマンド
    を入力し、情報ファイル(80)から該キーワードに該
    当する情報を検索する情報検索システムにおいて、 複合条件を該キーワードに付加して検索式で表されるコ
    マンドを入力するコマンド入力手段(10)と、 該コマンド入力手段(10)により入力されたコマンド
    を解析する解析手段(20)と、 該解析手段(20)により解析されたコマンドをコマン
    ドテーブル(60)に展開し、所定の実行順序でコマン
    ドを実行し、実行結果を該コマンドテーブル(60)に
    記録するコマンド実行手段(30)と、 該コマンドテーブル(60)に記録されている実行結果
    で、該情報ファイル(80)上のキーワードとキーワー
    ドのアドレス情報を所定の順序で配列した表(インバー
    テッド・リスト)(70)を用いてマッチング処理を行
    い、マッチングしたキーワードの情報ファイル(80)
    上の位置情報を得るマッチング手段(40)とを有する
    ことを特徴とする複合検索装置。
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