JPH0772922B2 - ビデオテ−プレコ−ダ - Google Patents
ビデオテ−プレコ−ダInfo
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- JPH0772922B2 JPH0772922B2 JP61108583A JP10858386A JPH0772922B2 JP H0772922 B2 JPH0772922 B2 JP H0772922B2 JP 61108583 A JP61108583 A JP 61108583A JP 10858386 A JP10858386 A JP 10858386A JP H0772922 B2 JPH0772922 B2 JP H0772922B2
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- signal
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- recorded
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シリンダの周囲に磁気テープを360度弱にわ
たって巻き付け、回転磁気ヘッドによってヘリカルスキ
ャンするようにしたヘリカルスキャン形のビデオテープ
レコーダ(以下、単にVTRと記すこともある)に関する
ものであり、更に詳しくは、広帯域テレビジョン信号を
複数個のチャンネルに分割して記録再生するようにし
た、かかるVTRに関するものである。
たって巻き付け、回転磁気ヘッドによってヘリカルスキ
ャンするようにしたヘリカルスキャン形のビデオテープ
レコーダ(以下、単にVTRと記すこともある)に関する
ものであり、更に詳しくは、広帯域テレビジョン信号を
複数個のチャンネルに分割して記録再生するようにし
た、かかるVTRに関するものである。
従来、広帯域テレビジョン信号をチャンネル分割して記
録,再生する方法としてテレビジョン学会誌vol.39,No.
4の“高品位テレブ用VTR"に科学博仕様高品位VTRとして
記載されている如き方法が考えられる。
録,再生する方法としてテレビジョン学会誌vol.39,No.
4の“高品位テレブ用VTR"に科学博仕様高品位VTRとして
記載されている如き方法が考えられる。
しかしながら、上記の例に於てはテレビジョン信号中の
音声信号は、長手方向トラックに記録されるようになっ
ている。この場合は、音声信号がPCM音声信号の如き、
高品位音声信号の場合には、テープ速度が遅いと、その
記録が技術的に困難である。
音声信号は、長手方向トラックに記録されるようになっ
ている。この場合は、音声信号がPCM音声信号の如き、
高品位音声信号の場合には、テープ速度が遅いと、その
記録が技術的に困難である。
そこで本発明は、VTRにおいて、遅いテープ速度でも、P
CM音声信号の如き高品位音声信号の記録を可能にするこ
と、なおかつ、高記録密度に広帯域テレビジョン信号を
記録すると共に、該テレビジョン信号に伴う他のディジ
タル情報、例えば画面番号であるフレームナンバー,番
組の識別に用いるプログラムナンバー等のディジタル情
報をも多量に記録可能にすること、を解決すべき問題点
としている。従って本発明の目的は、上述のことを可能
にするビデオテープレコーダを提供することにある。
CM音声信号の如き高品位音声信号の記録を可能にするこ
と、なおかつ、高記録密度に広帯域テレビジョン信号を
記録すると共に、該テレビジョン信号に伴う他のディジ
タル情報、例えば画面番号であるフレームナンバー,番
組の識別に用いるプログラムナンバー等のディジタル情
報をも多量に記録可能にすること、を解決すべき問題点
としている。従って本発明の目的は、上述のことを可能
にするビデオテープレコーダを提供することにある。
本発明は、シリンダの周囲に磁気記録媒体を360度弱に
わたって巻き付け、映像信号を複数のチャンネルに分割
し、分割した該チャンネルに対応した複数個のアジマス
ヘッドを用いて、記録媒体上の同じく対応した複数の映
像信号記録用トラックに、前記映像信号を記録するよう
にしたヘリカルスキャン形のビデオテープレコーダにお
いて、 前記映像信号記録用トラックと平行に設けた音声信号記
録用トラックに、前記映像信号記録用のアジマスヘッド
とは別に用意した他のアジマスヘッドを用いて、少なく
とも前記映像信号に関連した音声信号を時間軸圧縮した
形式で記録するとともに、前記映像信号記録用トラック
と音声信号記録用トラックとの間にガードバンドを設
け、かつシリンダ1回転で形成する前記映像信号記録用
トラックの数と音声信号記録用トラックの数の合計が偶
数個となるようにするとともに、映像信号消去専用のフ
ライングイレーズヘッドと、音声信号消去専用のフライ
ングイレーズヘッドをそれぞれ個別に設けることによ
り、高画質、高機能でかつ、記録密度の高いビデオテー
プレコーダを実現する。
わたって巻き付け、映像信号を複数のチャンネルに分割
し、分割した該チャンネルに対応した複数個のアジマス
ヘッドを用いて、記録媒体上の同じく対応した複数の映
像信号記録用トラックに、前記映像信号を記録するよう
にしたヘリカルスキャン形のビデオテープレコーダにお
いて、 前記映像信号記録用トラックと平行に設けた音声信号記
録用トラックに、前記映像信号記録用のアジマスヘッド
とは別に用意した他のアジマスヘッドを用いて、少なく
とも前記映像信号に関連した音声信号を時間軸圧縮した
形式で記録するとともに、前記映像信号記録用トラック
と音声信号記録用トラックとの間にガードバンドを設
け、かつシリンダ1回転で形成する前記映像信号記録用
トラックの数と音声信号記録用トラックの数の合計が偶
数個となるようにするとともに、映像信号消去専用のフ
ライングイレーズヘッドと、音声信号消去専用のフライ
ングイレーズヘッドをそれぞれ個別に設けることによ
り、高画質、高機能でかつ、記録密度の高いビデオテー
プレコーダを実現する。
PCM音声信号は映像信号にくらべて狭帯域信号であるか
ら、それをそのまま、広帯域信号(映像信号)の記録可
能な磁気テープ上に記録したのでは不経済となるので、
映像信号と同じ記録信号帯域としてから記録するように
するため、PCM音声信号は時間軸圧縮処理を施してから
テープ上に記録する。
ら、それをそのまま、広帯域信号(映像信号)の記録可
能な磁気テープ上に記録したのでは不経済となるので、
映像信号と同じ記録信号帯域としてから記録するように
するため、PCM音声信号は時間軸圧縮処理を施してから
テープ上に記録する。
このため、時間軸圧縮されたPCM音声信号を記録する記
録トラックを映像信号を記録するトラックと並行に設け
ると、このPCM音声信号記録トラックに記録情報量の関
係で未記録部分が生じる。この未記録部分を次のように
有効利用する。
録トラックを映像信号を記録するトラックと並行に設け
ると、このPCM音声信号記録トラックに記録情報量の関
係で未記録部分が生じる。この未記録部分を次のように
有効利用する。
すなわち近年テレビジョン信号に伴う種々のディジタル
信号が存在するようになってきた。例えば文字放送等も
ディジタル情報であり、又画像に関連した補正情報,動
き情報等のディジタル情報も存在する。又、VTRが業務
用に使用される場合には、種々のアドレス信号,プログ
ラム識別信号,プログラム開始終了信号,タイムコード
信号等が存在する。
信号が存在するようになってきた。例えば文字放送等も
ディジタル情報であり、又画像に関連した補正情報,動
き情報等のディジタル情報も存在する。又、VTRが業務
用に使用される場合には、種々のアドレス信号,プログ
ラム識別信号,プログラム開始終了信号,タイムコード
信号等が存在する。
したがってこれらのディジタル信号をPCM音声信号記録
トラック上の前記の未記録部分に記録することにより、
記録密度も損なわずにすむ。
トラック上の前記の未記録部分に記録することにより、
記録密度も損なわずにすむ。
又映像信号を奇数個のチャンネルに分割して、対応した
奇数個のトラックに記録するようにした場合は、本発明
に従ってこれにPCM音声信号記録用のトラックを1個加
えることにより、トラックの総数が偶数個となり、これ
ら偶数個のトラックを並列に記録する場合には、2種類
のアジマスヘッドを使用すれば良いのでヘッドの構造が
簡単になる。
奇数個のトラックに記録するようにした場合は、本発明
に従ってこれにPCM音声信号記録用のトラックを1個加
えることにより、トラックの総数が偶数個となり、これ
ら偶数個のトラックを並列に記録する場合には、2種類
のアジマスヘッドを使用すれば良いのでヘッドの構造が
簡単になる。
また、映像信号記録用トラックと音声信号記録用トラッ
クの他に、映像信号消去専用のフライングイレーズヘッ
ドと音声信号消去専用のフライングイレーズヘッドをそ
れぞれ個別に設けて用いることにより、音声、映像信
号、あるいはディジタルデータのアフターレコーディン
グが可能となる。
クの他に、映像信号消去専用のフライングイレーズヘッ
ドと音声信号消去専用のフライングイレーズヘッドをそ
れぞれ個別に設けて用いることにより、音声、映像信
号、あるいはディジタルデータのアフターレコーディン
グが可能となる。
次に第1図乃至第5図を参照して本発明の一実施例を説
明する。
明する。
第1図は本発明の一実施例としてVTRにより記録された
テープのテープパターンを示す説明図、第2図はその要
部の部分拡大図、第3図はシリンダ部におけるヘッド配
置の概要として(a)に平面を、(b)を正面を、それ
ぞれ示した概要図、第4図はその要部の拡大図、第5図
はその記録再生回路を示すブロック図、である。
テープのテープパターンを示す説明図、第2図はその要
部の部分拡大図、第3図はシリンダ部におけるヘッド配
置の概要として(a)に平面を、(b)を正面を、それ
ぞれ示した概要図、第4図はその要部の拡大図、第5図
はその記録再生回路を示すブロック図、である。
先ず第3図を参照する。同図において、1は磁気テープ
であり、シリンダ6に角度゜(360度弱)だけ、らせ
ん状に巻付いて、矢印A方向に走行する。7,8,9,10はそ
れぞれ回転磁気ヘッドであり(以下単にヘッドと称す
る)、回転上シリンダ6bと一体となって矢印B方向に回
転し、テープを走査する。6aは固定の下シリンダであ
り、外周部にらせん状にテープを案内するガイドを有し
ている。
であり、シリンダ6に角度゜(360度弱)だけ、らせ
ん状に巻付いて、矢印A方向に走行する。7,8,9,10はそ
れぞれ回転磁気ヘッドであり(以下単にヘッドと称す
る)、回転上シリンダ6bと一体となって矢印B方向に回
転し、テープを走査する。6aは固定の下シリンダであ
り、外周部にらせん状にテープを案内するガイドを有し
ている。
これらの構造は周知であり詳述を要しないであろう。1
1,12はそれぞれテープガイドである。
1,12はそれぞれテープガイドである。
第4図は第3図の要部拡大図で、ヘッド配置の詳細を示
している。
している。
第4図において、テープを最初に走査するヘッド10は、
垂直同期信号を含む信号、PCM音声信号,映像信号に伴
うディジタル信号などを記録再生するヘッドであり、映
像信号を記録再生するヘッド7,8,9より先行して配置さ
れている。シリンダ半径をR,テープ巻付け角を゜とす
ると、この走行距離L1はR×{π−(π・/180)}よ
り大きく選ばれる。この区間に映像信号中の欠陥部分と
しての映像同期信号を記録して、欠落を補償する。勿
論、垂直帰線区間内の同期信号などの一部信号を記録し
ない場合は、この先行距離L1はより小さい値でも良い。
垂直同期信号を含む信号、PCM音声信号,映像信号に伴
うディジタル信号などを記録再生するヘッドであり、映
像信号を記録再生するヘッド7,8,9より先行して配置さ
れている。シリンダ半径をR,テープ巻付け角を゜とす
ると、この走行距離L1はR×{π−(π・/180)}よ
り大きく選ばれる。この区間に映像信号中の欠陥部分と
しての映像同期信号を記録して、欠落を補償する。勿
論、垂直帰線区間内の同期信号などの一部信号を記録し
ない場合は、この先行距離L1はより小さい値でも良い。
第4図に見られる如く、ヘッド7,8,9,10はそれぞれトラ
ックピッチに相当する段差を有して配置されている。
ックピッチに相当する段差を有して配置されている。
各ヘッドが走査方向に沿って若干、離れて配置されてい
るので、ヘッド段差はトラックピッチそのものでなく、
テープ速度できまる若干の補正が必要であるが、この要
補正量はわずかである。図示する如く各ヘッドはアジマ
スヘッドである。
るので、ヘッド段差はトラックピッチそのものでなく、
テープ速度できまる若干の補正が必要であるが、この要
補正量はわずかである。図示する如く各ヘッドはアジマ
スヘッドである。
すなわち、ヘッド10とヘッド8が(+)アジマスヘッド
とすると、ヘッド9と7は(−)アジマスヘッドであ
る。ヘッドはフィールド周波数に同期して回転する。例
えばフィールド周波数60Hzの映像信号の場合は3,600rpm
で回転する。
とすると、ヘッド9と7は(−)アジマスヘッドであ
る。ヘッドはフィールド周波数に同期して回転する。例
えばフィールド周波数60Hzの映像信号の場合は3,600rpm
で回転する。
かくしてテープ1上に記録されたテープパターンを第1
図に示す。同図で2〜5はそれぞれ記録トラックであ
る。
図に示す。同図で2〜5はそれぞれ記録トラックであ
る。
第1図において、まず、ヘッド10が記録トラック5の先
頭部分に垂直帰線区間の信号を記録する。ヘッド10が距
離L1だけテープを走査した時点でヘッド9が信号記録を
開始し、少し遅れてヘッド8,さらに遅れてヘッド7がテ
ープを走査する。もしヘッド9,8,7が走査方向同一位置
にあるなら同時に走査するヘッド9が記録トラック2
を、ヘッド8が記録トラック3を、ヘッド7が記録トラ
ック4を、それぞれ形成する。記録トラック2,3,4は重
ね書き記録されているが、記録トラック5はガードバン
ドGを有して記録されている。
頭部分に垂直帰線区間の信号を記録する。ヘッド10が距
離L1だけテープを走査した時点でヘッド9が信号記録を
開始し、少し遅れてヘッド8,さらに遅れてヘッド7がテ
ープを走査する。もしヘッド9,8,7が走査方向同一位置
にあるなら同時に走査するヘッド9が記録トラック2
を、ヘッド8が記録トラック3を、ヘッド7が記録トラ
ック4を、それぞれ形成する。記録トラック2,3,4は重
ね書き記録されているが、記録トラック5はガードバン
ドGを有して記録されている。
これは後述する如く、アフターレコーディングのため記
録トラック5のみを、他のトラックを消去することなし
に、消去可能とするためである。
録トラック5のみを、他のトラックを消去することなし
に、消去可能とするためである。
記録トラック2は輝度信号,記録トラック3は色差信
号、記録トラック4は輝度信号、記録トラック5は5′
の部分で、垂直帰線区間の信号、5″の部分でPCM音声
信号、5の部分に映像プログラムに関するディジタル
データ信号をそれぞれ記録する。
号、記録トラック4は輝度信号、記録トラック5は5′
の部分で、垂直帰線区間の信号、5″の部分でPCM音声
信号、5の部分に映像プログラムに関するディジタル
データ信号をそれぞれ記録する。
第2図に第1図における記録トラックの詳細を示す。記
録トラック5には垂直帰線区間の同期信号が時間軸変更
処理を施されずにそのままの形でFM変調されて記録され
る。S1,S2……は垂直帰線区間内の信号各1H(H:水平走
査線区間)分を示す。
録トラック5には垂直帰線区間の同期信号が時間軸変更
処理を施されずにそのままの形でFM変調されて記録され
る。S1,S2……は垂直帰線区間内の信号各1H(H:水平走
査線区間)分を示す。
記録トラック2には、1Hおきの輝度信号が2倍時間軸伸
長されて記録される。すなわち、Ynはn番目の水平走査
線区間の輝度信号を2倍時間軸伸長した信号を示し、記
録トラックの図示の部分に記録される。Yn+2,Yn+4,……
も同様である。
長されて記録される。すなわち、Ynはn番目の水平走査
線区間の輝度信号を2倍時間軸伸長した信号を示し、記
録トラックの図示の部分に記録される。Yn+2,Yn+4,……
も同様である。
記録トラック4は記録トラック2で記録されなかったり
残りの1Hおきの輝度信号が2倍時間軸伸長されて記録さ
れる。Yn+1,Yn+3……等の記録の意味は記録トラック2
と同じである。記録トラック3には色差信号が記録され
る。色差信号は時間軸多重で記録される。すなわち1H区
間の色差信号(R−Y)nは1/2時間軸圧縮されて、1H
区間の前半部に、色差信号(B−Y)nは同じく1/2時
間軸圧縮されて1H区間の後半部に配置される。以下同様
に記録される。記録トラックの先頭位置を一致させるた
め必要なら記録信号に遅延が施される。
残りの1Hおきの輝度信号が2倍時間軸伸長されて記録さ
れる。Yn+1,Yn+3……等の記録の意味は記録トラック2
と同じである。記録トラック3には色差信号が記録され
る。色差信号は時間軸多重で記録される。すなわち1H区
間の色差信号(R−Y)nは1/2時間軸圧縮されて、1H
区間の前半部に、色差信号(B−Y)nは同じく1/2時
間軸圧縮されて1H区間の後半部に配置される。以下同様
に記録される。記録トラックの先頭位置を一致させるた
め必要なら記録信号に遅延が施される。
ヘッド7,8,9,10はアジマスヘッドなので、重ね書き記録
が可能である。記録トラック2と4は同一アジマスヘッ
ド角((+)アジマス)、記録トラック3と5も同一ア
ジマス角((−)アジマス)に設定される。すなわち輝
度信号は隣々接の同一アジマスの記録トラックに記録さ
れる。
が可能である。記録トラック2と4は同一アジマスヘッ
ド角((+)アジマス)、記録トラック3と5も同一ア
ジマス角((−)アジマス)に設定される。すなわち輝
度信号は隣々接の同一アジマスの記録トラックに記録さ
れる。
このように配置すると、可変速再生時にヘッド7と9で
常に輝度信号を多少少なりとも再生することができるこ
とになる。従ってヘッド7と9の再生出力から、広いノ
イズバンドのないモノクロ画面の再生が可能になり、良
好な可変速再生画質が得られる。すなわちヘッド7と9
からの再生信号はすべて輝度信号で色差信号が混らない
ため、可変速再生時の信号処理が簡単になる。
常に輝度信号を多少少なりとも再生することができるこ
とになる。従ってヘッド7と9の再生出力から、広いノ
イズバンドのないモノクロ画面の再生が可能になり、良
好な可変速再生画質が得られる。すなわちヘッド7と9
からの再生信号はすべて輝度信号で色差信号が混らない
ため、可変速再生時の信号処理が簡単になる。
次に本実施例の記録再生回路について述べる。第5図
(a)に記録回路のブロック図を、第5図(b)に再生
回路のブロック図をそれぞれ示す。
(a)に記録回路のブロック図を、第5図(b)に再生
回路のブロック図をそれぞれ示す。
第5図(a)に於て入力端子13には輝度信号(Y)が、
入力端子14には色差信号(R−Y)が、入力端子15には
色差信号(B−Y)が、入力端子16には音声信号(A)
が、入力端子17には水平同期信号(HD)が、入力端子18
には映像信号に伴うディジタル信号(D)が、入力端子
19には垂直同期信号(VD)と垂直帰線区間の同期信号
が、それぞれ入力される。
入力端子14には色差信号(R−Y)が、入力端子15には
色差信号(B−Y)が、入力端子16には音声信号(A)
が、入力端子17には水平同期信号(HD)が、入力端子18
には映像信号に伴うディジタル信号(D)が、入力端子
19には垂直同期信号(VD)と垂直帰線区間の同期信号
が、それぞれ入力される。
これらの入力信号は元のテレビジョン信号から分離され
て、夫々の入力端子に入力される。これは周知の技術で
あり詳述しない。
て、夫々の入力端子に入力される。これは周知の技術で
あり詳述しない。
入力端子13から入力された輝度信号はAD変換器21でディ
ジタル信号に変換される。このサンプリングパルスは入
力端子17より入力された水平同期信号に同期してクロッ
ク発生回路20より出力される出力クロックである。AD変
換器21の出力はディジタルメモリ25,26に入力される。
メモリ25,26の書き込み、読出しはクロック発生回路20
の出力パルスで行なわれる。
ジタル信号に変換される。このサンプリングパルスは入
力端子17より入力された水平同期信号に同期してクロッ
ク発生回路20より出力される出力クロックである。AD変
換器21の出力はディジタルメモリ25,26に入力される。
メモリ25,26の書き込み、読出しはクロック発生回路20
の出力パルスで行なわれる。
この書き込み、読出しは既述の如く、1Hおきの信号を2
倍時間軸伸長するようになされる。
倍時間軸伸長するようになされる。
すなわちメモリ25,26には1Hおきの輝度信号が交互に書
き込まれる。書き込まれたデータは書き込み時の1/2の
スピードで読出され、時間軸が2倍に伸長され、DA変換
器30,31でアナログ信号に変換される。36,37は記録のた
めの付加信号例えばトラッキング用パイロット信号ある
いは時間軸基準用バースト信号を付加するための付加回
路である。
き込まれる。書き込まれたデータは書き込み時の1/2の
スピードで読出され、時間軸が2倍に伸長され、DA変換
器30,31でアナログ信号に変換される。36,37は記録のた
めの付加信号例えばトラッキング用パイロット信号ある
いは時間軸基準用バースト信号を付加するための付加回
路である。
付加回路36,37の出力はそれぞれ周波数変調回路40,41に
入力され、記録増幅器46,47を介してヘッド7,9からテー
プ1に記録される。
入力され、記録増幅器46,47を介してヘッド7,9からテー
プ1に記録される。
色差信号(R−Y),(B−Y)はそれぞれAD変換器2
2,23でディジタル信号に変換される。AD変換器22,23の
サンプリングパルスはクロック発生回路20より供給され
る。色差信号は例えば輝度信号の1/4程度の周波数のサ
ンプリングパルスでサンプリングされディジタル信号に
変換される。AD変換器22,23の出力信号はメモリ27,28に
入力される。
2,23でディジタル信号に変換される。AD変換器22,23の
サンプリングパルスはクロック発生回路20より供給され
る。色差信号は例えば輝度信号の1/4程度の周波数のサ
ンプリングパルスでサンプリングされディジタル信号に
変換される。AD変換器22,23の出力信号はメモリ27,28に
入力される。
メモリへの書き込み,読出しは、輝度信号とは逆に、色
差信号を1/2時間軸圧縮する。
差信号を1/2時間軸圧縮する。
これらの動作もクロック発生回路20の出力クロックでな
される。すなわちメモリ27の読出しは書きみの2倍のス
ピードで行なわれる。又メモリ27とメモリ28の読出しは
交互に行なわれ、時間的にオーバーラップしないように
される。
される。すなわちメモリ27の読出しは書きみの2倍のス
ピードで行なわれる。又メモリ27とメモリ28の読出しは
交互に行なわれ、時間的にオーバーラップしないように
される。
メモリ27,28の出力は加算回路32で足し合わされ、D/A変
換器33でアナログ信号に変換される。38は輝度信号と同
じように記録のために必要な信号を付加する回路で、ト
ラッキング用パイロット信号とか時間軸基準用バースト
信号とか必要なら輝度信号との時間軸合せのための同期
信号が付加される。
換器33でアナログ信号に変換される。38は輝度信号と同
じように記録のために必要な信号を付加する回路で、ト
ラッキング用パイロット信号とか時間軸基準用バースト
信号とか必要なら輝度信号との時間軸合せのための同期
信号が付加される。
付加回路38の出力は周波数変調回路42で変調され、記録
増幅器48を介してヘッド8よりテープに記録される。
増幅器48を介してヘッド8よりテープに記録される。
入力された音声信号はAD変換器24でディジタル信号に変
換された後、メモリ29で色差信号の場合と同様に時間軸
圧縮される。しかし時間軸は、はるかに大きく縮められ
る。
換された後、メモリ29で色差信号の場合と同様に時間軸
圧縮される。しかし時間軸は、はるかに大きく縮められ
る。
例えばヘッド7,10で10M Hzの信号の録再能力があるとす
ると、48K Hzサンプリング16ビット,2chの音声信号は約
1.6Mbpsで、NRZ変換するとアナログ周波数で1M Hz程度
の信号であるから10倍程度の圧縮が可能である。
ると、48K Hzサンプリング16ビット,2chの音声信号は約
1.6Mbpsで、NRZ変換するとアナログ周波数で1M Hz程度
の信号であるから10倍程度の圧縮が可能である。
すなわち40゜程度の巻付角相当部分で2chのPCM音声信号
の録再が可能である。4chの信号を録再するとしても80
゜である。従って残りの250゜近い部分に他の情報を記
録する事ができる。
の録再が可能である。4chの信号を録再するとしても80
゜である。従って残りの250゜近い部分に他の情報を記
録する事ができる。
今シリンダへのテープの有効巻付け角を330゜とする
と、記録トラック5に記録する情報としては、垂直帰線
区間部分の信号が30゜相当分、PCM音声信号部分が80゜
相当分、残りの220゜部分が他のディジタルデータやガ
ード部分となる。
と、記録トラック5に記録する情報としては、垂直帰線
区間部分の信号が30゜相当分、PCM音声信号部分が80゜
相当分、残りの220゜部分が他のディジタルデータやガ
ード部分となる。
従って大量のディジタルデータの記録が可能である。メ
モリ29で時間軸圧縮され適切なタイミングで読出された
PCM音声信号は訂正ビット付加回路34で必要な訂正ビッ
トが付加される。
モリ29で時間軸圧縮され適切なタイミングで読出された
PCM音声信号は訂正ビット付加回路34で必要な訂正ビッ
トが付加される。
一方入力されたディジタル情報はメモリ50に貯えられ、
クロック発生回路20からの出力パルスで適切なタイミン
グで読出され、訂正ビット付加回路39で訂正ビットが付
加された後、加算回路35でPCM音声信号と時間軸多重さ
れる。加算回路35の出力は変調回路43で磁気記録に適し
た変調を施される。
クロック発生回路20からの出力パルスで適切なタイミン
グで読出され、訂正ビット付加回路39で訂正ビットが付
加された後、加算回路35でPCM音声信号と時間軸多重さ
れる。加算回路35の出力は変調回路43で磁気記録に適し
た変調を施される。
入力端子19には垂直同期を含むヘッド10で記録すべき垂
直帰線区間部分の信号が入力される。この入力信号は入
力映像信号のこの部分をゲートすることにより得られ
る。入力された信号は周波数変調回路45で周波数変調さ
れ、加算回路44でディジタル信号と時間軸多重され、記
録増幅器49を介してヘッド10でテープに記録される。
直帰線区間部分の信号が入力される。この入力信号は入
力映像信号のこの部分をゲートすることにより得られ
る。入力された信号は周波数変調回路45で周波数変調さ
れ、加算回路44でディジタル信号と時間軸多重され、記
録増幅器49を介してヘッド10でテープに記録される。
周知の如く、シリンダの回転は入力映像信号の垂直同期
に同期しているので、トラック5の先頭の部分に垂直帰
線区間部分の同期信号を記録するようにできる。
に同期しているので、トラック5の先頭の部分に垂直帰
線区間部分の同期信号を記録するようにできる。
次に第5図(b)により、再生回路について述べる。ヘ
ッド7および9より再生された再生輝度信号は、それぞ
れプリアンプ60,61により増幅され、復調回路64,65で復
調される。再生された輝度信号から、サンプリング用パ
ルス発生回路71,72でサンプリング用のパルスが作成さ
れる。
ッド7および9より再生された再生輝度信号は、それぞ
れプリアンプ60,61により増幅され、復調回路64,65で復
調される。再生された輝度信号から、サンプリング用パ
ルス発生回路71,72でサンプリング用のパルスが作成さ
れる。
これは例えば再生信号から時間軸基準用バーストを抜き
取り、これに同期してサンプリングパルスを発生させる
等の手段により達成される。
取り、これに同期してサンプリングパルスを発生させる
等の手段により達成される。
このサンプリングパルスにより、再生信号がAD変換器7
4,75でディジタル信号に変換され、メモリ78,79に記憶
される。メモリ78,79の読出しはクロック発生回路77の
出力パルスで行なわれる。
4,75でディジタル信号に変換され、メモリ78,79に記憶
される。メモリ78,79の読出しはクロック発生回路77の
出力パルスで行なわれる。
すなわち、この場合は書き込みクロックの2倍のスピー
ドでメモリ内容を読出す。又その読出しタイミングをメ
モリ78,79で、1H毎に交互に読出すようにする。
ドでメモリ内容を読出す。又その読出しタイミングをメ
モリ78,79で、1H毎に交互に読出すようにする。
この読出しクロックは時間軸変動のないクロックだか
ら、再生信号の時間軸変動が除去される。メモリ78と79
の出力は交互に出力されるので加算回路85で加算された
のち、DA変換器86で再生アナログ輝度信号となり、出力
端子90から出力される。
ら、再生信号の時間軸変動が除去される。メモリ78と79
の出力は交互に出力されるので加算回路85で加算された
のち、DA変換器86で再生アナログ輝度信号となり、出力
端子90から出力される。
ヘッド8から再生される時間軸多重された色差信号はプ
リアンプ62で増幅されたのち、復調回路66で復調され
る。この復調信号は輝度信号と同様にサンプリングパル
ス発生回路73よりのサンプリングパルスAD変換され、メ
モリ80に書き込まれる。
リアンプ62で増幅されたのち、復調回路66で復調され
る。この復調信号は輝度信号と同様にサンプリングパル
ス発生回路73よりのサンプリングパルスAD変換され、メ
モリ80に書き込まれる。
メモリ80の読出しは、輝度信号とは逆に書き込み速度の
1/2の速度で(R−Y)信号と(B−Y)信号が並列に
読出され、これらの信号はそれぞれD/A変換器87,88でア
ナログ信号に変換され、出力端子91,92から出力され
る。
1/2の速度で(R−Y)信号と(B−Y)信号が並列に
読出され、これらの信号はそれぞれD/A変換器87,88でア
ナログ信号に変換され、出力端子91,92から出力され
る。
この再生色差信号も輝度信号と同様に時間軸変動が除去
されている。
されている。
ヘッド10からの再生信号はプリアンプ63で増幅された
後、スイッチング回路67でディジタル信号と同期信号に
分離される。この分離はヘッドシリンダ回転位相検出回
路(TACH)97からの回転位相信号により行なわれる。
後、スイッチング回路67でディジタル信号と同期信号に
分離される。この分離はヘッドシリンダ回転位相検出回
路(TACH)97からの回転位相信号により行なわれる。
トラック5の各信号記録区間の間に充分なガード部分を
設ければ、これらの信号を誤りなく分離する事が可能で
ある。同期信号は復調回路69で再生された垂直同期信号
となる。この再生信号はクロック発生回路77に入力さ
れ、メモリ読出しタイミングに同期した同期パルスが出
力され、これを基準に、あらたに垂直同期信号が垂直同
期発生回路96で作成され、出力端子95から出力される。
設ければ、これらの信号を誤りなく分離する事が可能で
ある。同期信号は復調回路69で再生された垂直同期信号
となる。この再生信号はクロック発生回路77に入力さ
れ、メモリ読出しタイミングに同期した同期パルスが出
力され、これを基準に、あらたに垂直同期信号が垂直同
期発生回路96で作成され、出力端子95から出力される。
一方ディジタル信号は復調回路68で復調された後、スイ
ッチング回路70でPCM音声信号とディジタルデータ信号
を分離する。この分離は回転位相信号を基準として行な
われる。
ッチング回路70でPCM音声信号とディジタルデータ信号
を分離する。この分離は回転位相信号を基準として行な
われる。
これらのディジタル信号はPCM音声信号用エラー訂正回
路81,ディジタルデータ用エラー訂正回路83でエラー訂
正されたのち、メモリ82,84に書き込まれる。メモリ82
ではディジタル信号が入力信号と同一時間軸にまで時間
軸伸長され読出された後、DA変換器89でアナログ音声信
号として出力される。ディジタルデータ信号も、入力デ
ータ信号の時間軸に合致するように読出しタイミングが
設定され、出力端子94より出力される。
路81,ディジタルデータ用エラー訂正回路83でエラー訂
正されたのち、メモリ82,84に書き込まれる。メモリ82
ではディジタル信号が入力信号と同一時間軸にまで時間
軸伸長され読出された後、DA変換器89でアナログ音声信
号として出力される。ディジタルデータ信号も、入力デ
ータ信号の時間軸に合致するように読出しタイミングが
設定され、出力端子94より出力される。
上記の記述では色差信号はすべて記録再生されたが、色
差信号を線順次信号として記録再生することも勿論可能
である。
差信号を線順次信号として記録再生することも勿論可能
である。
この場合に上記の記述から明らかなように、色差信号は
時間軸多重を行なわず、線順次信号をそのままヘッド8
で記録すれば良い。従って記録再生回路も簡単であるの
でここでは詳述しない。第6図にこの場合のテープパタ
ーンの拡大図を示すので参照されたい。
時間軸多重を行なわず、線順次信号をそのままヘッド8
で記録すれば良い。従って記録再生回路も簡単であるの
でここでは詳述しない。第6図にこの場合のテープパタ
ーンの拡大図を示すので参照されたい。
次に記録信号の消去について述べる。本例は消去をフラ
イイングイレーズヘッドで行なう例である。
イイングイレーズヘッドで行なう例である。
第7図は上シリンダの外周のヘッド配置を示す図で、同
図に示す如く、映像信号用フライイングイレーズヘッド
101と音声その他の信号用トレーズヘッド102が、走査方
向に沿って離れかつ段差を有して配置されている。フラ
イイングイレーズヘッド101のヘッドトラック幅はトラ
ック2,3,4のトラック幅の合計よりやや広く設定され
る。又フライイングイレーズヘッド102のヘッドトラッ
ク幅はトラック5のトラック幅よりやや広く設定され
る。
図に示す如く、映像信号用フライイングイレーズヘッド
101と音声その他の信号用トレーズヘッド102が、走査方
向に沿って離れかつ段差を有して配置されている。フラ
イイングイレーズヘッド101のヘッドトラック幅はトラ
ック2,3,4のトラック幅の合計よりやや広く設定され
る。又フライイングイレーズヘッド102のヘッドトラッ
ク幅はトラック5のトラック幅よりやや広く設定され
る。
これらのフライイングイレーズヘッドは記録再生ヘッド
より先行して、以前に記録した信号を消去するように配
置されている。
より先行して、以前に記録した信号を消去するように配
置されている。
これらのフライイングイレーズヘッドを個別に用いるこ
とにより、音声,映像信号、あるいはディジタルデータ
のアフターレコーディングが可能となる。音声又はディ
ジタルデータはトラックの一部にしか記録されてない
が、トラック上の記録位置は定められているので、シリ
ンダの回転位相信号を基準にこの部分だけを消去するの
は容易である。
とにより、音声,映像信号、あるいはディジタルデータ
のアフターレコーディングが可能となる。音声又はディ
ジタルデータはトラックの一部にしか記録されてない
が、トラック上の記録位置は定められているので、シリ
ンダの回転位相信号を基準にこの部分だけを消去するの
は容易である。
又第1図に示す如く記録トラック5と記録トラック2,4
の間にはガードバンド部分Gが設けられているので、正
しいトラッキングを行なえば、アフターレコーディング
の際、必要な他トラックの情報を消去することは起らな
い。
の間にはガードバンド部分Gが設けられているので、正
しいトラッキングを行なえば、アフターレコーディング
の際、必要な他トラックの情報を消去することは起らな
い。
以上ヘッド10で垂直帰線区間部分の信号を記録する例に
ついて記述したが、シリンダへの巻付け角が十分大き
くとれる場合は、この部分の一部をヘッド7,9、又は8
で記録し、記録トラック5には同期信号は記録しないよ
うにすることも可能である。この場合には垂直帰線区間
部分の信号に記録されない部分が生ずるが、これは再生
時にあらためて作り出すことが可能である。
ついて記述したが、シリンダへの巻付け角が十分大き
くとれる場合は、この部分の一部をヘッド7,9、又は8
で記録し、記録トラック5には同期信号は記録しないよ
うにすることも可能である。この場合には垂直帰線区間
部分の信号に記録されない部分が生ずるが、これは再生
時にあらためて作り出すことが可能である。
又上記の例では時間軸圧縮,伸長手段として、一旦ディ
ジタル信号に変換して、時間軸変換を行なったが、これ
をCCDの如きアナログメモリを用い、ディジタル変換せ
ずに行うことも、勿論可能である。
ジタル信号に変換して、時間軸変換を行なったが、これ
をCCDの如きアナログメモリを用い、ディジタル変換せ
ずに行うことも、勿論可能である。
又、音声又はディジタルデータのアフターレコーディン
グ用として別のトラック,例えば長手方向トラックを使
用する場合とか、アフターレコーディングを行なわない
場合は、記録トラック5と記録トラック2,4間のガード
バンドをなくすことも可能である。
グ用として別のトラック,例えば長手方向トラックを使
用する場合とか、アフターレコーディングを行なわない
場合は、記録トラック5と記録トラック2,4間のガード
バンドをなくすことも可能である。
次に本発明におけるトラッキング手段について述べる。
本発明におけるトラッキングは従来と同様に長手方向の
トラックを使用して、コントロール信号を記録する手段
によっても勿論可能であるが、より信頼性の高いトラッ
キング手段として、トラッキング用パイロット信号を、
記録トラック2〜5に周波数多重して、あるいはこの記
録トラックの一部に時間軸多重して記録する手段を用い
ることが可能である。第8図,第9図にその例を示す。
本発明におけるトラッキングは従来と同様に長手方向の
トラックを使用して、コントロール信号を記録する手段
によっても勿論可能であるが、より信頼性の高いトラッ
キング手段として、トラッキング用パイロット信号を、
記録トラック2〜5に周波数多重して、あるいはこの記
録トラックの一部に時間軸多重して記録する手段を用い
ることが可能である。第8図,第9図にその例を示す。
第8図の例は記録トラック3に、単一周波数fpのトラッ
キング用パイロット信号を周波数多重手段により多重し
て記録する例で、再生時にはヘッド7および9より再生
される周波数fpのトラッキング用パイロット信号のレベ
ル差により、トラックずれ量を測定して、補正する。正
しいトラッキング状態の時にはヘッド8で再生されるト
ラッキング用パイロット信号レベルは最大になるので、
これを用いて、正しくトラッキングがなされているかど
うか判定することも可能である。
キング用パイロット信号を周波数多重手段により多重し
て記録する例で、再生時にはヘッド7および9より再生
される周波数fpのトラッキング用パイロット信号のレベ
ル差により、トラックずれ量を測定して、補正する。正
しいトラッキング状態の時にはヘッド8で再生されるト
ラッキング用パイロット信号レベルは最大になるので、
これを用いて、正しくトラッキングがなされているかど
うか判定することも可能である。
第9図は他のパイロット信号記録例を示すものである。
この場合には記録トラック2に周波数f1のトラッキング
用パイロット信号が、トラック4に周波数f2のトラッキ
ング用パイロット信号が周波数多重により記録される。
再生時には、ヘッド8により再生される周波数f1のトラ
ッキング用パイロット信号と、周波数f2のトラッキング
用パイロット信号のレベル差により、トラックずれ量を
測定して補正する。
この場合には記録トラック2に周波数f1のトラッキング
用パイロット信号が、トラック4に周波数f2のトラッキ
ング用パイロット信号が周波数多重により記録される。
再生時には、ヘッド8により再生される周波数f1のトラ
ッキング用パイロット信号と、周波数f2のトラッキング
用パイロット信号のレベル差により、トラックずれ量を
測定して補正する。
本実施例の場合、記録トラック2と記録トラック4から
は異なった周波数のトラッキング用パイロット信号が再
生されるから、この再生されたトラッキング用パイロッ
ト信号を、可変速再生時の再生信号のトラック識別に利
用することができる。前述の例ではこの再生パイロット
信号の周波数により再生信号が現に再生しているヘッド
で記録されたものか、あるいは別のヘッドで記録された
ものかの判定が可能となり、可変速再生時に利用するこ
とができる。
は異なった周波数のトラッキング用パイロット信号が再
生されるから、この再生されたトラッキング用パイロッ
ト信号を、可変速再生時の再生信号のトラック識別に利
用することができる。前述の例ではこの再生パイロット
信号の周波数により再生信号が現に再生しているヘッド
で記録されたものか、あるいは別のヘッドで記録された
ものかの判定が可能となり、可変速再生時に利用するこ
とができる。
これまで述べた実施例では映像信号を1水平走査線区間
単位で時間軸圧縮又は伸長したが、その上に映像信号を
1フィールド単位で時間軸圧縮して記録することも可能
である。
単位で時間軸圧縮又は伸長したが、その上に映像信号を
1フィールド単位で時間軸圧縮して記録することも可能
である。
このようにして1フィールド分の映像信号1/fvsecの信
号を 以下の期間の映像信号になるように、記録映像信号を時
間軸圧縮すると、記録トラック2,3,4のみで映像信号を
完全に記録することが可能となる。再生時には再生され
た信号を逆に時間軸伸長して元の信号とする。従ってト
ラック5はPCM音声信号とディジタルデータ信号のみ記
録することとなる。
号を 以下の期間の映像信号になるように、記録映像信号を時
間軸圧縮すると、記録トラック2,3,4のみで映像信号を
完全に記録することが可能となる。再生時には再生され
た信号を逆に時間軸伸長して元の信号とする。従ってト
ラック5はPCM音声信号とディジタルデータ信号のみ記
録することとなる。
このようにすることの利点は、シリンダへのテープ巻付
け角を小さくできることにある。通常映像信号中の垂
直帰線区間の割合は8%程度であり、残りの92%の映像
信号をトラック2〜4に記録するためには、テープをシ
リンダに330゜以上、巻付ける必要があり、テープロー
ディング等を考えると機構が複雑になる。しかしこの映
像信号全体の圧縮率を増やせば、巻付角を小さくする
ことができる。
け角を小さくできることにある。通常映像信号中の垂
直帰線区間の割合は8%程度であり、残りの92%の映像
信号をトラック2〜4に記録するためには、テープをシ
リンダに330゜以上、巻付ける必要があり、テープロー
ディング等を考えると機構が複雑になる。しかしこの映
像信号全体の圧縮率を増やせば、巻付角を小さくする
ことができる。
例えばを300゜とするためには圧縮率を5/6にすれば良
い。今輝度信号を例にとれば、既述の記録信号処理によ
り、時間軸を2倍伸長しているので、これを5/6倍時間
軸圧縮することは、全体として5/3倍時間軸伸長するこ
とになる。したがって記録再生信号帯域の若干の増加で
上記の手段が可能となる。
い。今輝度信号を例にとれば、既述の記録信号処理によ
り、時間軸を2倍伸長しているので、これを5/6倍時間
軸圧縮することは、全体として5/3倍時間軸伸長するこ
とになる。したがって記録再生信号帯域の若干の増加で
上記の手段が可能となる。
又上記の実施例ではヘッドはフィールド周期で回転する
としたが、より高速,例えばフィールド周期の1/2,1/3
……で回転させることも、勿論可能である。
としたが、より高速,例えばフィールド周期の1/2,1/3
……で回転させることも、勿論可能である。
本発明によれば、VTRにおいて、少ないヘッド数で、記
録密度を損なうことなく、広帯域映像信号とPCM音声信
号および多量のディジタルデータを記録再生することが
できる。
録密度を損なうことなく、広帯域映像信号とPCM音声信
号および多量のディジタルデータを記録再生することが
できる。
又可変速再生時においても、簡単な回路を付加するだけ
で、ノイズバンドの狭い良好な再生画像を得ることがで
きる。
で、ノイズバンドの狭い良好な再生画像を得ることがで
きる。
第1図は本発明の一実施例としてのVTRにより記録され
たテープ上記録パターンを示す説明図、第2図はその要
部の部分拡大図、第3図(a)は本発明の一実施例にお
けるシリンダ部を示す平面図、第3図(b)は同正面
図、第4図は該シリンダ部におけるヘッド部の拡大図、
第5図(a)は本発明の一実施例における記録回路のブ
ロック図、第5図(b)は同再生回路のブロック図、第
6図は本発明の別の実施例におけるテープパターンの拡
大図、第7図はフライイングイレーズヘッドの配置を示
す説明図、第8図はトラッキング用パイロットの記録パ
ターンを示す説明図、第9図は他のトラッキング用パイ
ロット記録パターンを示す説明図、である。 符号の説明 1……テープ、2,3,4,5……記録トラック、7,8,9,10…
…ヘッド、6……シリンダ、25,26,27,28,29,50,78,79,
80,82,84……メモリ、101,102……フライイングイレー
ズヘッド
たテープ上記録パターンを示す説明図、第2図はその要
部の部分拡大図、第3図(a)は本発明の一実施例にお
けるシリンダ部を示す平面図、第3図(b)は同正面
図、第4図は該シリンダ部におけるヘッド部の拡大図、
第5図(a)は本発明の一実施例における記録回路のブ
ロック図、第5図(b)は同再生回路のブロック図、第
6図は本発明の別の実施例におけるテープパターンの拡
大図、第7図はフライイングイレーズヘッドの配置を示
す説明図、第8図はトラッキング用パイロットの記録パ
ターンを示す説明図、第9図は他のトラッキング用パイ
ロット記録パターンを示す説明図、である。 符号の説明 1……テープ、2,3,4,5……記録トラック、7,8,9,10…
…ヘッド、6……シリンダ、25,26,27,28,29,50,78,79,
80,82,84……メモリ、101,102……フライイングイレー
ズヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/797 9/815
Claims (6)
- 【請求項1】シリンダの周囲に磁気記録媒体を360度弱
にわたって巻き付け、映像信号を複数のチャンネルに分
割し、分割した該チャンネルに対応した複数個のアジマ
スヘッドを用いて、記録媒体上の同じく対応した複数の
映像信号記録用トラックに、前記映像信号を記録するよ
うにしたヘリカルスキャン形のビデオテープレコーダに
おいて、 前記映像信号記録用トラックと平行に設けた音声信号記
録用トラックに、前記映像信号記録用のアジマスヘッド
とは別に用意した他のアジマスヘッドを用いて、少なく
とも前記映像信号に関連した音声信号を時間軸圧縮した
形式で記録するとともに、前記映像信号記録用トラック
と音声信号記録用トラックとの間にガードバンドを設
け、かつシリンダ1回転で形成する前記映像信号記録用
トラックの数と音声信号記録用トラックの数の合計が偶
数個となるようにするとともに、映像信号消去専用のフ
ライングイレーズヘッドと、音声信号消去専用のフライ
ングイレーズヘッドをそれぞれ個別に設けたことを特徴
とするビデオテープレコーダ。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載のビデオテー
プレコーダにおいて、前記音声信号記録用トラックの時
間軸圧縮した音声信号を記録した残りの領域に、前記映
像信号に関連したディジタルデータを記録するようにし
たことを特徴とするビデオテープレコーダ。 - 【請求項3】特許請求の範囲第1項に記載のビデオテー
プレコーダにおいて、前記複数の映像信号記録用トラッ
クが、該映像信号における輝度信号を記録する2個のト
ラックと色差信号を記録する1個のトラックとから成る
ことを特徴とするビデオテープレコーダ。 - 【請求項4】特許請求の範囲第3項に記載のビデオテー
プレコーダにおいて、輝度信号を記録する前記2個のト
ラックを同一アジマスヘッドで記録するようにしたこと
を特徴とするビデオテープレコーダ。 - 【請求項5】特許請求の範囲第1項に記載のビデオテー
プレコーダにおいて、前記音声信号記録用トラックの時
間軸圧縮した音声信号を記録した残りの領域に、前記映
像信号中の垂直帰線期間に含まれる信号部分を記録する
ようにしたことを特徴とするビデオテープレコーダ。 - 【請求項6】特許請求の範囲第1項に記載のビデオテー
プレコーダにおいて、同時に記録される前記複数個の映
像信号記録用トラックの中の一つに、トラッキング用パ
イロット信号を周波数多重もしくは時間軸多重して記録
するか、または前記複数個の映像信号記録用トラックの
中に互いに隣々接関係にある2個のトラックに、2周波
のトラッキング用パイロット信号を周波数多重もしくは
時間軸多重して記録するようにしたことを特徴とするビ
デオテープレコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61108583A JPH0772922B2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | ビデオテ−プレコ−ダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61108583A JPH0772922B2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | ビデオテ−プレコ−ダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62266701A JPS62266701A (ja) | 1987-11-19 |
JPH0772922B2 true JPH0772922B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=14488487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61108583A Expired - Fee Related JPH0772922B2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | ビデオテ−プレコ−ダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0772922B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03201687A (ja) * | 1989-09-19 | 1991-09-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録再生装置 |
US5473478A (en) * | 1990-11-16 | 1995-12-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Rotary head type magnetic recording/reproducing apparatus for designating video/audio signals in accordance with a predetermined distribution pattern |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56160178A (en) * | 1980-04-18 | 1981-12-09 | Sony Corp | Recorder of digital video signal |
JPS5754482A (en) * | 1980-09-19 | 1982-03-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic recording device |
-
1986
- 1986-05-14 JP JP61108583A patent/JPH0772922B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62266701A (ja) | 1987-11-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |