JPH0772654B2 - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

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JPH0772654B2
JPH0772654B2 JP1207524A JP20752489A JPH0772654B2 JP H0772654 B2 JPH0772654 B2 JP H0772654B2 JP 1207524 A JP1207524 A JP 1207524A JP 20752489 A JP20752489 A JP 20752489A JP H0772654 B2 JPH0772654 B2 JP H0772654B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は一定の条件下で油回収運転を行うようにした空
気調和装置の運転制御装置に係り、特に油回収運転時の
高圧カットによる圧縮機の異常停止防止対策に関する。
(従来の技術) 従来らり、例えば特開昭57−41416号公報に開示される
如く、空気調和装置を運転しながら、所定時間毎に圧縮
機の能力を大きくして冷媒流量を増大させるよう制御す
ることにより、熱交換器や冷媒配管等、冷媒回路中に滞
留する油を圧縮機に戻すいわゆる油回収運転をするよう
にした空気調和装置の運転制御装置は公知の技術であ
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のものでは、以下のような問題
がある。
すなわち、暖房運転において、特に第6図の領域に示
すように、外気温度が及び室温が高い状態における暖房
過負荷条件では、高圧及び低圧共に高く高低差圧が小さ
い状態であり、しかも圧縮機の運転容量が小さく冷媒流
量が少ない状態である。したがって、この状態で油回収
運転を行うと、もともと高い圧力状態で運転していたも
のが油回収運転に切換わり冷媒流量が急激に増大するの
で、高圧が急激に上昇することになる。そして、高圧の
過上昇が生じると、斯かる圧力上昇は過渡期における瞬
時のものであり、通常の圧縮機の容量制御等の高圧制御
で高圧を低下させようとしてもその低下速度よりも速や
かに進行するので、高圧圧力スイッチが作動して高圧カ
ットにより圧縮機が異常停止する虞れがあった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、油回収条件成立時における冷媒状態や環境条件に
応じて、高圧の急激な上昇を抑制する手段を講ずること
により、圧縮機の異常停止を有効に防止することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明の解決手段は、油回収条
件成立時、そのときの運転条件に応じて、吐出ガスバイ
パスによる冷媒流量の低減、又は室外ファンの運転によ
る凝縮能力の増大により、高圧の上昇を抑制することに
ある。
具体的には、第1の解決手段は、第1図に示すように
(破線及び点線部分を含まず)、容量可変形圧縮機
(1)、室外ファン(6a),(6b)を付設してなる室外
熱交換器(6)、開度調節可能な減圧弁(13)及び室外
熱交換器(12)を順次接続し、かつ冷暖房サイクルの切
換え可能に構成された主冷媒回路(14)を備えた空気調
和装置を前提とする。
そして、空気調和装置の運転制御装置として、暖房運転
中の油回収条件成立時、冷房サイクルで上記圧縮機
(1)の運転容量を大きくかつ上記室外ファン(6a),
(6b)を停止して油回収運転を行う第1運転手段(51)
を設けるものとする。
さらに、圧縮機(1)の吐出管と吸入管とを吐出ガスの
バイパス可能に接続するバイパス路(11d)と、該バイ
パス路(11d)に介設され、バイパス路(11d)を開閉す
る開閉弁(21)と、吸入ガス圧力を検出する吸入ガス圧
力検出手段(P1)と、暖房運転中の油回収条件成立時、
上記吸入ガス圧力検出手段(P1)の出力を受け、吸入ガ
ス圧力値が所定の設定値よりも高いときには、上記第1
運転制御手段(51)の制御を強制的に停止して、上記開
閉弁(21)を開いて油回収運転をするよう制御する第2
運転制御手段(52A)とを設ける構成としたものであ
る。
第2の解決手段は、第1図に示すように(破線及び点線
部分を含まず)、上記第1の解決手段と同様の空気調和
装置を前提とし、第1の解決手段と同様の第1運転制御
手段(51)、バイパス路(11d)、開閉弁(21)及び吸
入ガス圧力検出手段(P1)を設ける。
さらに、暖房運転中の油回収条件成立時、吸入ガス圧力
検出手段(P1)の出力を受け、吸入ガス圧力値が所定の
設定値よりも高いときには、上記第1運転制御手段(5
1)の制御を強制的に停止して、上記室外ファン(6
a),(6b)を運転しかつ開閉弁(21)を開いて油回収
運転をするよう制御する第2運転制御手段(52B)を設
る構成としたものである。
第3の解決手段は、第1図に示すように(破線及び二点
鎖線部分を含まず)、上記第1の解決手段と同様の空気
調和装置を前提とし、第1の解決手段と同様の第1運転
制御手段(51)、バイパス路(11d)及び開閉弁(21)
を設ける。
さらに、外気温度を検出する外気温度検出手段(TH7)
と、暖房運転中の油回収運転条件成立時、上記外気温度
検出手段(TH7)の出力を受け、外気温度値が所定の設
定値以上のときには、上記第1運転制御手段(51)の制
御を強制的に停止して、上記室外ファン(6a),(6b)
を運転しながら、上記開閉弁(21)を一定時間開いたの
ち閉じて油回収運転をするよう制御する第2運転制御手
段(52C)とを設ける構成としたものである。
第4の解決手段は、第1図に示すように、上記第1,第2
又は第3の解決手段に加えて、冷房運転中の油回収条件
成立時、冷房サイクルのままで室外ファン(6a),(6
b)を運転して油回収運転をするよう制御する第3運転
制御手段(53)を設けたものである。
第5の解決手段は、上記第1,第2,第3又は第4の解決手
段において、室内熱交換器(12)及び減圧弁(13)の組
を複数個配置し、主冷媒回路(14)においてその複数組
を互いに並列に接続する構成としたものである。
(作用) 以上の構成により、請求項(1)の発明では、暖房運転中
の油回収条件成立時、第1運転制御手段(51)により圧
縮機(1)の運転容量を大きくし、かつ室外ファン(6
a),(6b)を停止して油回収運転が行われ、各機器及
び冷媒配管中に滞留する潤滑油が圧縮機(1)に戻るよ
う制御されて圧縮機(1)の潤滑油不足に起因する焼き
付き等の事故の防止が図られる。
その場合、圧力レベルが高いような条件下で油回収運転
に切換わると、冷媒流量の急激な増大が生じて圧縮機
(1)が高圧カットにより異常停止する虞れがあるが、
本発明では、吸入ガス圧力検出手段(P1)で検出される
吸入ガス圧力値が所定の所定値よりも高いときには、第
2運転制御手段(52A)により、上記第1運転制御手段
(51)の制御が強制的に停止され、均圧用開閉弁(21)
が開くように制御されるので、バイパス路(11d)を介
して吐出ガスの一部が吸入側にバイパスされて室外熱交
換器(6)への冷媒流量が低減することにより、高圧の
上昇が速やかに抑制され、圧縮機(1)の異常停止が未
然に防止されることになる。
請求項(2)の発明では、暖房運転中の油回収条件成立
時、吸入ガス圧力値が設定値よたも高いときには、第2
運転制御手段(52B)により、第1運転制御手段(51)
の制御を強制的に停止して、室外ファン(6a),(6b)
を運転しかつ均圧用開閉弁(21)を開くように制御され
るので、上記請求項(1)の発明の作用に加えて、室外熱
交換器(6)の凝縮能力の増大によりさらに高圧の上昇
が抑制されることになる。
請求項(3)の発明では、暖房運転中の油回収条件成立
時、外気温度が所定の設定値以下のときには、第2運転
制御手段(52C)により、第1運転制御手段(51)の制
御が強制的に停止され、室外ファン(6a),(6b)を運
転しながら、開閉弁(21)を一定時間開いたのち閉じて
油回収運転をするよう制御されるので、高圧の過上昇を
招く虞れが大きい条件下においても、室外ファン(6
a),(6b)の運転による室外熱交換器(6)の凝縮能
力の増大と開閉弁(21)の開作動による冷媒流量の低減
とにより、高圧の上昇が抑制される。
請求項(4)の発明では、上記請求項(1),(2)又は(3)の発
明において、暖房運転中の油回収条件成立時には、第1
運転制御手段(51)又は第1運転制御手段(1)と第2
運転制御手段(52)とにより、上記各発明による油回収
運転が行われる一方、冷房運転中の油回収条件成立時に
は、第3運転制御手段(53)により、室外ファン(6
a),(6b)を運転しながら油回収運転をするよう制御
されるので、室外熱交換器(6)の凝縮能力の増大によ
り、冷媒流量の急激な増大に起因する高圧の上昇が抑制
される。
請求項(5)の発明では、上記請求項(1),(2),(3)又は
(4)の発明において、室内熱交換器(12),…が複数個
配置され、空調負荷の減少時には過負荷状態に陥り易
く、油回収運転への切換時には高圧の過上昇を招きやす
いマルチ形空気調和装置の場合にも、上記各発明の作用
により、高圧の上昇が抑制されることになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、第2図以下の図面に基
づき説明する。
第2図は本発明の実施例に係るマルチ型空気調和装置の
冷媒配管系統を示し、(A)は室外ユニット、(B)〜
(F)は該室外ユニット(A)に並列に接続された室内
ユニットである。上記室外ユニット(A)の内部には、
出力周波数を30〜70Hzの範囲で10Hz毎に可変に切換えら
れるインバータ(2a)により容量が調整される第1圧縮
機(1a)と、パイロット圧の高低で差動するアンローダ
(2b)により容量がフルロード(100%)およびアンロ
ード(50%)状態の2段階に調整される第2圧縮機(1
b)とを逆止弁(1e)を介して並列に接続して構成され
る容量可変な圧縮機(1)と、上記第1,第2圧縮機(1
a),(1b)から吐出されるガス中の油をそれぞれ分離
する第1,第2油分離器(4a),(4b)と、冷房運転時に
は図中実線の如く切換わり暖房運転時には図中破線の如
く切換わる四路切換弁(5)と、冷房運転時に凝縮器、
暖房運転時に蒸発器となる室外熱交換器(6)および該
室外熱交換器(6)に付設された第1,第2室外ファン
(6a),(6b)と、冷房運転時には冷媒流量を調節し、
暖房運転時には冷媒の絞り作用を行う室外電動膨張弁
(8)と、液化した冷媒を貯蔵するレシーバ(9)と、
アキュムレータ(10)とが主要機器として内蔵されてい
て、該各機器(1)〜(10)は各々冷媒の連絡配管(1
1)で冷媒の流通可能に接続されている。ここで、後述
のように、上記第1室外ファン(6a)は風量可変形であ
り、第2室外ファン(6b)はオン・オフ制御されるもの
であって、両者の組合わせにより室外ファン(6a),
(6b)全体としての風量を可変に調節するようになされ
ている。
また上記室内ユニット(B)〜(F)は同一構成であ
り、各々、冷房運転時には蒸発器、暖房運転時には凝縮
器となる室外熱交換器(12)…およびそのファン(12
a)…を備え、かつ該室内熱交換器(12)…の液冷媒分
岐管(11a)…には、暖房運転時に冷媒流量を調節し、
冷房運転時に冷媒の絞り作用を行う室内電動膨張弁(1
3)…がそれぞれ介設され、合流後手動閉鎖弁(17)を
介し連絡配管(11b)によって室外ユニット(A)との
間を接続されている。すなわち、以上の各機器は冷媒配
管(11)により、冷媒の流通可能に接続されていて、室
外空気との熱交換により得た熱を室内空気に放出するよ
うにした主冷媒回路(14)が構成されている。
次に、(11d)は吐出管と吸入管とを冷媒のバイパス可
能に接続する均圧ホットガスバイパス路であって、該均
圧ホットガスバイパス路(11d)には、冷媒の流れを開
閉制御するための均圧用開閉弁(21)とキャピラリ(2
3)とが吐出管側から順に介設されている。上記均圧用
開閉弁(21)は、サーモオフ状態等による圧縮機(1)
の停止時、再起動前に一定時間開作動するとともに、後
述のごとく、油回収運転時において、高圧の過上昇が生
じる虞れがあるとき等にも、開作動するようになされて
いる。
また、(11e)は、吐出管と液管側とを吐出ガス(ホッ
トガス)のバイパス可能に接続する暖房過負荷制御用バ
イパス路であって、該バイパス路(11e)には、室外熱
交換器(6)と共通の空気通路に設置された補助熱交換
器(22)、キャピラリ(28)及び冷媒の高圧時に開作動
する開閉弁(24)が順次直列にかつ室外熱交換器(6)
とは並列に接続されており、冷房運転時には常時、暖房
運転時には高圧が過上昇時に、上記開閉弁(24)がオン
つまり開状態になって、吐出ガスの一部を主冷媒回路
(14)から暖房過負荷制御用バイパス路(11e)にバイ
パスするようにしている。このとき、吐出ガスの一部を
補助熱交換器(22)で凝縮させて室外熱交換器(6)の
能力を補助するとともに、キャピラリ(28)で室外熱交
換器(6)側の圧力損失とのバランスを取るようになさ
れている。
さらに、(11g)は上記暖房過負荷バイパス路(11e)の
液冷媒側配管と主冷媒回路(14)の吸入ラインとの間を
接続し、冷暖房運転時に吸入ガスの過熱度を調節するた
めのリキッドインジェクションバイパス路であって、該
バイパス路(11g)には圧縮機(1)のオン・オフと連
動して開閉するインジェクション用開閉弁(29)と、キ
ャピラリ(30)とが介設されている。
なお、(31)は、吸入管(11)中の吸入冷媒と液管(1
1)中の液冷媒との熱交換により吸入冷媒を冷却させ
て、連絡配管(11b)における冷媒の過熱度の上昇を補
償するための吸入管熱交換器である。
ここで、装置には多くのセンサ類が配置されていて、
(TH1)…は各室内温度Ta,…を検出する室温サーモスタ
ット、(TH2)…および(TH3)…は各々室内熱交換器
(12)…の液側およびガス側配管における冷媒の温度を
検出する室内液温センサ及び室内ガス温センサ、(TH
4)は圧縮機(1)の吐出管温度を検出する吐出管セン
サ、(TH5)は暖房運転時に室外熱交換器(6)の出口
温度から着霜状態を検出するデフロストセンサ、(TH
6)は上記吸入管熱交換器(31)の下流側の吸入管(1
1)に配置され、吸入管温度を検出する吸入管センサ、
(TH7)は室外熱交換器(6)の空気吸込口に配置さ
れ、吸込空気温度つまり外気温度Toを検出する外気温度
検出手段としての外気温センサ、(P1)は冷房運転時に
おける吸入ラインに配置され、吸入ガス圧力値Teを検出
する吸入ガス圧力検出手段として圧力センサである。
なお、上記各主要機器以外に補助用の諸機器が設けられ
ている。(1f)は第2圧縮機(1b)のバイパス路(11
c)に介設されて、第2圧縮機(1b)の停止時およびア
ンロード状態時に「開」となり、フルロード状態で
「閉」となるアンローダ用開閉弁、(1g)は上記バイパ
ス路(11c)に介設されたキャピラリ、(33a)、(33
b)はそれぞれキャピラリ(32a),(32b)を介して上
記第1,第2油分離器(4a),(4b)から第1,第2圧縮機
(1a),(1b)に油を戻すための油戻し管である。
また、図中、(HPS)は圧縮機保護用の高圧圧力開閉
器、(SP)はサービスポート、(GP)はゲージポートで
ある。
そして、上記各開閉弁およびセンサ類は各主要機器と共
に後述の室外制御ユニット(15)に信号線で接続され、
該室外制御ユニット(15)は各室内制御ユニット(16)
…に連絡配線によって信号の授受可能に接続されてい
る。
第3図は上記室外ユニット(A)側に配置される室外制
御ユニット(15)の内部および接続される各機器の配線
関係を示す電気回路図である。図中、(MC1)はインバ
ータ(2a)の周波数変換回路(INV)に接続された第1
圧縮機(1a)のモータ、(MC2)は第2圧縮機(1b)の
モータ、(52C1)および(52C2)は各々周波数変換回路
(INV)およびモータ(MC2)を作動させる電磁接触器
で、上記各機器はヒューズボックス(FS)、漏電ブレー
カ(BR1)を介して三相交流電源に接続されるととも
に、室外制御ユニット(15)とは単相交流電源で接続さ
れている。また、(MF1)は第1室外ファン(6a)のフ
ァンモータ、(52FH)及び(52FL)は該ファンモータ
(MF1)を作動させる電磁接触器であって、それぞれ三
相交流電源のうちの単相成分に対して並列に接続され、
電磁接触器(52FH)が接続状態になったときには第1室
外ファン(6a)が強風(標準風量)「H」に、電磁接触
器(52FL)が接続状態になったときには第1室外ファン
(6a)が弱風「L」になるよう択一切換え可能になされ
ている。さらに、(MF2)は第2室外ファン(6b)のフ
ァンモータ、(52F2)は該ファンモータ(MF2)をオン
・オフ制御する電磁接触器である。
次に、室外制御ユニット(15)の内部にあっては、電磁
リレーの常開接点(RY1)〜(RY8)が単相交流電流に対
して並列に接続され、これらは順に、四路切換弁(5)
の電磁リレー(20S)、周波数変換回路(INV)の電磁接
触器(52C1)、第2圧縮機(1b)の電磁接触器(52
C2)、室外ファン用電磁接触器(52FH),(52FL)、ホ
ットガス用開閉弁(21)の電磁リレー(SVP)、インジ
ェクション用開閉弁(29)の電磁リレー(SVT)及びア
ンローダ用開閉弁(1f)の電磁リレー(SVL)のコイル
に直列に接続され、室外制御ユニット(15)に直接又は
室内制御ユニット(16),…を介して入力される各セン
サ(TH1)〜(TH7)の信号に応じて開閉されて、上記各
電磁接触器あるいは電磁リレーの接点を開閉させるもの
である。また、端子CNには、室外電動膨張弁(8)の開
度を調節するパルスモータ(EV1)のコイルが接続され
ている。なお、図中右側の回路において、(CH1),(C
H2)はそれぞれ第1圧縮機(1a)、第2圧縮機(1c)の
オイルフォーミング防止用ヒータで、それぞれ電磁接触
器(52C1),(52C2)と直列に接続された上記各圧縮機
(1a),(1b)が停止時に電流が流れるようになされて
いる。さらに、(51C1)はモータ(MC1)の過電流リレ
ー、(49C1),(49C2)はそれぞれ第1圧縮機(1a)、
第2圧縮機(1b)の温度上昇保護用スイッチ、(63
H1),(63H2)はそれぞれ第1圧縮機(1a)、第2圧縮
機(1b)の圧力上昇保護用スイッチ、(51F)はファン
モータ(MF)の過電流リレーであって、これらは直列に
接続されて起動時には電磁リレー(30FX)をオン状態に
し、故障にはオフ状態にさせる保護回路を構成してい
る。そして、室外制御ユニット(15)には破線で示され
る室外制御装置(15a)が内蔵され、該室外制御装置(1
5a)によって各室内制御ユニット(16)…あるいは各セ
ンサ類から入力される信号に応じて各機器の動作が制御
される。
次に、第4図は室外制御ユニット(16)の内部および接
続される各機器の主な配線を示す電気回路図である。図
中、(MF)は室内ファン(12a)のモータで、単相交流
電源を受けて各リレー端子(RY1)〜(RY3)によって風
量の大きい順に強風と弱風とに切換え、暖房運転時室温
サーモスタット(TH1)の信号による停止時のみ微風に
するようになされている。そして、室内制御ユニット
(16)のプリント基板の端子CNには室内電動膨張弁(1
3)の開度を調節するパルスモータ(EV2)が接続される
一方、室温サーモスタット(TH1)および温度センサ(T
H2),(TH3)の信号が入力されている。また、各室内
制御ユニット(16)は室外制御ユニット(15)に信号線
を介して信号の授受可能に接続されるとともに、リモー
トコントロールスイッチ(RCS)とは信号線で接続され
ている。そして、室内制御ユニット(16)には破線で示
される室内制御装置(16a)が内蔵され、該室内制御装
置(16a)によって、各センサ類あるいは室外制御ユニ
ット(15)からの信号に応じて室内電動膨張弁(13)あ
るいは室内ファン(12a)の動作が制御される。
第2図において、空気調和装置の冷房運転時、四路切換
弁(5)が図中実線側に切換わり、補助熱交換器(22)
の開閉弁(24)が常時開いて、圧縮機(1)で圧縮され
た冷媒が室外熱交換器(6)及び補助熱交換器(22)で
凝縮され、連絡配管(11b)を経て各室内ユニット
(B)〜(F)に分岐して送られる。そして、各室内ユ
ニット(B)〜(F)において、各室内電動膨張弁(1
3),…で減圧され、各室内熱交換器(12),…で蒸発
した後合流して、室外ユニット(A)にガス状態で戻
り、圧縮機(1)に吸入されるように循環する。
また、暖房運転時には、四路切換弁(5)が図中破線側
に切換わり、冷媒の流れは上記冷房運転時と逆となっ
て、圧縮機(1)で圧縮された冷媒が各室内熱交換器
(12),…で凝縮され、合流して液状態で室外ユニット
(A)に流れ、室外電動膨張弁(8)により減圧され、
室外熱交換器(6)で蒸発した後圧縮機(1)に戻るよ
うに循環する。
ここで、上記冷房運転中又は暖房運転中において、一定
時間(例えば8時間程度の時間)経過する毎に、圧縮機
(1)の運転容量を最大に、室外電動膨張弁(8)を全
開に、かつ各室内電動膨張弁(13),…を開き側にした
状態で油回収運転が行われる。すなわち、所定時間、運
転を続行すると冷媒回路(14)中に油が滞留するので、
冷房サイクルで冷媒状態を湿り気味にして冷媒の循環量
を大きくするよう制御することにより、主冷媒回路(1
4)中の各機器や冷媒配管(11)中に滞留する油を高い
効率で短時間に圧縮機(1)に回収するようになされて
いる。
ここで、上記油回収運転における制御内容について、第
5図のフローチャートに基づき説明するに、ステップS1
で油回収条件が成立したか否かを判別し、成立していな
い間はステップS2で通常運転を行う一方、油回収条件が
成立すると、ステップS3で暖房運転中か否かを判別し
て、暖房運転中でなければステップS4で冷房運転中の油
回収運転を行う。すなわち、圧縮機(1)の運転容量を
最大に、四路切換弁(5)の切換え状態はそのままにし
て、インジェクション用開閉弁(29)を閉じ、室外電動
膨張弁(8)を全開に、かつ各室内電動膨張弁(13),
…を開き側にするとともに、上記ホットガスバイパス路
(11d)の均圧用開閉弁(21)を閉じ、第1室外ファン
(6a)を高風量「H」にかつ第2室外ファン(65b)を
「オン」にして油回収運転を行う。なお、この間、冷房
運転中であるので、各室内ファン(12a),…は運転さ
れている。
次に、ステップS3の判別結果が暖房運転中のときには、
ステップS5に移行して、上記外気温センサ(TH7)で検
出される外気温度Toが所定の設定値(本実施例では15
℃)以上か否かを判別し、15℃よりも低いときには、さ
らにステップS6で吸入ガス圧力値Teが所定の設定値(本
実施例では0℃)以下か否かを判別して、0℃以下であ
れば、ステップS7で暖房運転中の標準条件で油回収運転
を行う。すなわち、四路切換弁(5)を冷房サイクル側
に切換え、圧縮機(1)の運転容量、インジェクション
用開閉弁(29)の開閉、室外電動膨張弁(8)の開度及
び各室内電動膨張弁(13),…開度は上記ステップS4
同じ状態に制御するとともに、均圧用開閉弁(21)を閉
じ、両室外ファン(6a),(6b)を「オフ」にした状態
で油回収運転を行う。なお、この間、室内への冷風の吹
出を防止すべく、各室内ファン(12a),…の運転は停
止されている。
一方、上記ステップS6の判別で、吸入ガス圧力値Teが0
℃よりも高いときには、吐出ガス圧力(高圧)が過上昇
する虞れがあると判断して、ステップS8に移行し、下記
条件で油回収運転を行う。すなわち、均圧用開閉弁(2
1)を開いて、ホットガスを吸入側にバイパスさせると
ともに、その他は上記ステップS7の標準条件と同じ条件
下で油回収運転を行う。
また、上記ステップS5における判別で、外気温度Toが15
℃以上のときには、室外熱交換器(6)の凝縮能力が小
さいことを考慮して、ステップS9に移行し、下記条件で
油回収運転を行う。すなわち、均圧用開閉弁(21)を開
き、上記ステップS5と同様の風量で室外ファン(6a),
(6b)を運転するとともに、その他は上記ステップS7
標準条件と同じ条件下で油回収運転を行う。
上記フローにおいて、請求項(1)の発明では、ステップS
4により、暖房運転中の油回収条件成立時、冷房サイク
ルで室外ファン(6a),(6b)を停止して油回収運転を
行う第1運転制御手段(51)が構成され、ステップS8
より、吸入ガス圧力値Teが所定の設定値よりも高いとき
には、上記第1運転制御手段(1)の制御を強制的に停
止し、均圧用開閉弁(21)を開いて油回収運転をするよ
う制御する第2運転制御手段(52A)が構成されてい
る。
また、請求項(3)の発明では、ステップS9により、外気
温度値Toが所定の設定値以下のときには、上記第1運転
制御手段(51)の制御を強制的に停止して、室外ファン
(6a),(6b)を運転しながら、均圧用開閉弁(21)を
一定時間開いたのち閉じて油回収運転をするよう制御す
る第2運転制御手段(52C)が構成されている。
さらに、請求項(4)の発明では、冷房運転中の油回収条
件成立時、冷房サイクルのままで室外ファン(6a),
(6b)を運転しながら油回収運転を行う第3運転制御手
段(53)が構成されている。
また、実施例は省略するが、上記フロー中、ステップS8
において、室外ファン(6a),(6b)を運転するように
してもよく、そのようにしたもので置き換えたステップ
により、請求項(2)の発明における第2運転制御手段(5
2B)が構成されている。
したがって、請求項(1)の発明では、暖房運転中の油回
収条件成立時、すなわち、上記実施例では8時間が経過
する毎に、第1運転制御手段(51)により油回収運転が
行われて、各機器及び冷媒配管中に滞留する潤滑油が圧
縮機(1)に戻るよう制御され、圧縮機(1)の潤滑油
不足に起因する焼き付き等の事故の防止が図られる。
その場合、暖房運転中に高圧、低圧共に高い状態で油回
収運転に切換わったときには、冷媒の圧力レベルがもと
もと高く蒸発器として機能している室外熱交換器(6)
の冷媒循環量も多いため、切換直後の過渡期において高
圧が過上昇して高圧圧力スイッチ(HPS)が作動し、圧
縮機(14)が異常停止する虞れがある。しかし、本発明
では、吸入ガス圧力検出手段(P1)で検出される吸入ガ
ス圧力値Teが所定の設定値(上記実施例では0℃)より
も高いときには、第2運転制御手段(52A)により、序
記第1運転制御手段(51)の制御が強制的に停止され、
均圧用開閉弁(21)が開くように制御されるので、上記
ホットガスバイパス路(11d)を介して吐出ガスの一部
が吸入側にバイパスされる。すなわち、室外熱交換器
(6)への冷媒流量が低減するので、高圧の上昇が速や
かに抑制され、よって、圧縮機(1)の高圧カットによ
る異常停止を未然に防止することかできるのである。
なお、吸入ガス圧力値が設定値以下に低下したときに
は、第1運転制御手段(51)による制御に復帰して均圧
用開閉弁(21)が閉じられるので、冷媒循環量が不足し
て油回収機能が損なわれることはない。
請求項(2)の発明では、暖房運転中における油回収運転
への切換時、吸入ガス圧力値Teが設定値よりも高いとき
には、第2運転制御手段(52B)により、上記第1運転
制御手段(51)の制御を強制的に停止し、室外ファン
(6a),(6b)を運転しかつ均圧用開閉弁(21)を開く
ように制御されるので、上記請求項(1)の発明の作用に
加えて、室外熱交換器(6)の凝縮能力の増大によりさ
らに高圧の低下効果が得られることになり、よって、請
求項(1)の発明の効果をより顕著に発揮することができ
る。
請求項(3)の発明では、暖房運転中における油回収運転
への切換時、外気温度Toが所定の設定値(上記実施例で
は15℃)以下のときには、第2運転制御手段(52C)に
より、第1運転制御手段(51)の制御が強制的に停止さ
れ、室外ファン(6a),(6b)を運転しながら、均圧用
開閉弁(21)を一定時間開いたのち閉じて油回収運転を
するよう制御される。特に、暖房運転中に室内温度と外
気温度が高い状態における過負荷時、つまり第6図中の
領域の条件下では、高圧、低圧共に高く、高低差圧が
小さい状態にあり、油回収運転に切換えられると、その
ような圧力レベルが高いところに冷媒流量が急激に増大
するので、高圧が瞬時に上昇して高圧の過上昇を招く虞
れが大きいが、本発明では、室外ファン(6a),(6b)
の運転による室外熱交換器(6)の凝縮能力の増大と均
圧用開閉弁(21)の開作動による冷媒流量の減少とによ
り、高圧の上昇を抑制することができ、よって、圧縮機
(1)の高圧カットによる異常停止を未然に防止するこ
とができるのである。
請求項(4)の発明では、上記請求項(1),(2)又は(3)の発
明において、暖房運転中の油回収条件成立時には、第1
運転制御手段(51)又は第1運転制御手段(51)と第2
運転制御手段(52)とにより、上記各発明の条件による
油回収運転を行う一方、冷房運転中の油回収運転成立時
には、第3運転制御手段(53)により、室外ファン(6
a),(6b)を運転しながら油回収運転をするよう制御
される。冷房運転中の油回収運転開始時には、上記暖房
運転中におけるようなサイクルの切換はないが、圧縮機
(1)の運転容量が最大になり冷媒流量が急激に増大す
るので、油回収運転開始直後において、高圧が過上昇す
る虞れがある。しかし、本発明では、油回収運転時には
室外ファン(6a),(6b)を運転するようにしているの
で、室外熱交換器(6)の凝縮能力が増大して高圧の上
昇が抑制され、よって、圧縮機(1)の高圧カットによ
る異常停止が未然に防止されることになる 請求項(5)の発明では、上記請求項(1),(2),(3)又は
(4)の発明において、室内熱交換器(12),…が複数個
配置されたいわゆるマルチ形空気調和装置の場合、暖房
運転中、複数個の室外熱交換器(12),…のうち例えば
一台のみが運転しているように、室内側の冷房負荷が小
さいときには過負荷状態に陥り易く、油回収運転への切
換えに伴なって前述のような高圧の過上昇が生じやすい
が、本発明では、そのような条件下においても高圧の上
昇を抑制することができ、よって、圧縮機(1)の高圧
カットによる異常停止の防止効果をより顕著に発揮する
ものである。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)の発明によれば、空気
調和装置の圧縮機の吐出管と吸入管とを冷媒のバイパス
可能に接続しておき、暖房運転中の油回収条件成立時、
吸入ガス圧力値が設定値よりも高いときには吐出ガスを
吸入側にバイパスするようにしたので、冷媒循環量の減
少により高圧の上昇を抑制することができ、よって、圧
縮機の高圧カットによる異常停止を有効に防止すること
ができる。
請求項(2)の発明によれば、暖房運転中の油回収運転成
立時、吸入ガス圧力値が設定値よりも高いときには、室
外ファンを運転するとともに吐出ガスを吸入側にバイパ
スするようにしたので、冷媒流量の減少と室外熱交換器
の凝縮能力の増大とにより高圧の上昇を抑制することが
でき、よって、圧縮機の高圧カットによる異常停止を未
然に防止することができる。
請求項(3)の発明によれば、暖房運転中の油回収条件成
立時、外気温度が設定値以上のときには、室外ファンを
運転しながら一定時間吐出ガスを吸入側にバイパスする
ようにしたので、高圧の過上昇を生じやすい条件下にお
いても、冷媒流量の減少と室外熱交換器の凝縮能力の増
大とにより高圧の上昇を抑制することができ、よって、
圧縮機の高圧カットによる異常停止を未然に防止するこ
とができる。
請求項(4)の発明によれば、上記請求項(1),(2)又は(3)
の発明において、冷房運転時における油回収条件の成立
時、室外ファンを運転して油回収運転をするようにした
ので、室外熱交換器の凝縮能力の増大により、冷媒流量
の増大に起因する高圧の上昇を抑制することができ、よ
って、高圧カットによる圧縮機の異常停止を未然に防止
することができる。
請求項(5)の発明によれば、上記請求項(1),(2),(3)又
は(4)の発明において、複数の室内熱交換器を配置した
ような過負荷状態に陥り易く、油回収運転時に高圧の過
上昇を生じやすい条件下においても、高圧カットによる
圧縮機の異常停止を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。第2図
以下は本発明の実施例を示し、第2図は空気調和装置の
冷媒配管系統図、第3図は室外制御ユニットの構成を示
す電気回路図、第4図は室内制御ユニットの構成を示す
電気回路図、第5図は油回収運転における制御内容を示
すフローチャート図、第6図は高圧の過上昇を生じる条
件を説明するための説明図である。 1……圧縮機 6……室外熱交換器 6a,6b……室外ファン 11d……ホットガスバイパス路 12……室内熱交換器 13……減圧弁 14……主冷媒回路 21……均圧用開閉弁 TH7……外気温センサ(外気温度検出手段) P1……圧力センサ(吸入ガス圧力検出手段) 51……第1運転制御手段 52……第2運転制御手段 53……第3運転制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容量可変形圧縮機(1)、室外ファン(6
    a),(6b)を付設してなる室外熱交換器(6)、開度
    調節可能な減圧弁(13)及び室内熱交換器(12)を順次
    接続し、かつ冷暖房サイクルの切換え可能に構成された
    主冷媒回路(14)を備えた空気調和装置において、 暖房運転中の油回収条件成立時、冷房サイクルで上記圧
    縮機(1)の運転容量を大きくかつ上記室外ファン(6
    a),(6b)を停止して油回収運転を行う第1運転制御
    手段(51)を備えるとともに、 圧縮機(1)の吐出管と吸入管とを吐出ガスのバイパス
    可能に接続するバイパス路(11d)と、該バイパス路(1
    1d)に介設され、バイパス路(11d)を開閉する開閉弁
    (21)と、吸入ガス圧力を検出する吸入ガス圧力検出手
    段(P1)と、暖房運転中の油回収条件成立時、上記吸入
    ガス圧力検出手段(P1)の出力を受け、吸入ガス圧力値
    が所定の設定値よりも高いときには、上記第1運転制御
    手段(51)の制御を強制的に停止して、上記開閉弁(2
    1)を開いて油回収運転をするよう制御する第2運転制
    御手段(52A)とを備えたことを特徴とする空気調和装
    置の運転制御装置。
  2. 【請求項2】容量可変形圧縮機(1)、室外ファン(6
    a),(6b)を付設してなる室外熱交換器(6)、開度
    調節可能な減圧弁(13)及び室内熱交換器(12)を順次
    接続し、かつ冷暖房サイクルの切換え可能に構成された
    主冷媒回路(14)を備えた空気調和装置において、 暖房運転中の油回収条件成立時、冷房サイクルで上記圧
    縮機(1)の運転容量を大きくかつ上記室外ファン(6
    a),(6b)を停止して油回収運転を行う第1運転制御
    手段(51)を備えるとともに、 圧縮機(1)の吐出管と吸入管とを吐出ガスのバイパス
    可能に接続するバイパス路(11d)と、該バイパス路(1
    1d)に介設され、バイパス路(11d)を開閉する開閉弁
    (21)と、吸入ガス圧力を検出する吸入ガス圧力検出手
    段(P1)と、暖房運転中の油回収条件成立時、吸入ガス
    圧力検出手段(P1)の出力を受け、吸入ガス圧力値が所
    定の設定値よりも高いときには、上記第1運転制御手段
    (51)の制御を強制的に停止して、上記室外ファン(6
    a),(6b)を運転しかつ開閉弁(21)を開いて油回収
    運転をするよう制御する第2運転制御手段(52B)とを
    備えたことを特徴とする空気調和装置の運転制御装置。
  3. 【請求項3】容量可変形圧縮機(1)、室外ファン(6
    a),(6b)を付設してなる室外熱交換器(6)、開度
    調節可能な減圧弁(13)及び室内熱交換器(12)を順次
    接続し、かつ冷暖房サイクルの切換え可能に構成された
    主冷媒回路(14)を備えた空気調和装置において、 暖房運転中の油回収条件成立時、冷房サイクルで上記圧
    縮機(1)の運転容量を大きくかつ上記室外ファン(6
    a),(6b)を停止して油回収運転を行う第1運転制御
    手段(51)を備えるとともに、 圧縮機(1)の吐出管と吸入管とを吐出ガスのバイパス
    可能に接続するバイパス路(11d)と、該バイパス路(1
    1d)に介設され、バイパス路(11d)を開閉する開閉弁
    (21)と、外気温度を検出する外気温度検出手段(TH
    7)と、暖房運転中の油回収条件成立時、上記外気温度
    検出手段(TH7)の出力を受け、外気温度値が所定の設
    定値以上のときには、上記第1運転制御手段(51)の制
    御を強制的に停止して、上記室外ファン(6a),(6b)
    を運転しながら、上記開閉弁(21)を一定時間開いたの
    ち閉じて油回収運転をするよう制御する第2運転制御手
    段(52C)とを備えたことを特徴とする空気調和装置の
    運転制御装置。
  4. 【請求項4】冷房運転中の油回収条件成立時、冷房サイ
    クルのままで室外ファン(6a),(6b)を運転して油回
    収運転をするよう制御する第3運転制御手段(53)を備
    えたことを特徴とする請求項(1),(2)又は(3)記載の空
    気調和装置の運転制御装置。
  5. 【請求項5】室内熱交換器(12)及び減圧弁(13)の組
    は複数個配置され、主冷媒回路(14)においてその複数
    組が互いに並列に接続されていることを特徴とする請求
    項(1),(2),(3)又は(4)記載の空気調和装置の運転制御
    装置。
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