JP2002277066A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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Abstract
でも冷媒回収動作が早く完了し、且つ、冷媒回収動作中
も暖房が中断されない車両用空調装置の提供。 【解決手段】 暖房運転中に冷媒回収を行う場合には、
制御回路は、冷暖切替弁23を開弁状態、冷暖切替弁2
4を閉弁状態にし、回収切替弁27を閉弁状態、開閉電
磁弁26を開弁状態にし、冷凍サイクル内に寝込んでい
る冷媒が冷媒回収バイパス配管25を介してアキュムレ
ータ20に取り込んで回収する。
Description
する。
利用した温水式ヒータが用いられ、この温水ヒータを暖
房源としている。しかし、エンジンの始動初期(特に寒
冷時)には、冷却水の温度が低いため、暖房源だけでは
充分な暖房能力が得られない。
冷房用の冷凍サイクルを流れる高温高圧のガス冷媒を室
内側熱交換器に流すバイパス流路を設けて、暖房源の暖
房能力を補うホットガスヒータ装置が実用化されてい
る。
している冷凍サイクル内に冷媒が残って、バイパス流路
に流す冷媒量の不足を招く虞がある。この場合には、ホ
ットガスヒータ装置の暖房能力が低下する。
場合には、停止している冷凍サイクル内に残っている冷
媒を回収する冷媒回収動作を行う空調装置が従来から提
案されている{特開平5- 272817号公報(従来例
1)、特開平7- 198220号公報(従来例2)}。
置をバス等の車両に適用する場合、冷凍サイクルの冷媒
配管が長いので、冷媒回収動作に長い時間がかかる。ま
た、冷媒回収動作中は、高圧のガス冷媒が室内側熱交換
器に流れないので室内暖房が行えない。
冷媒配管が長い場合でも冷媒回収動作が早く完了し、且
つ、冷媒回収動作中も暖房が中断されない車両用空調装
置の提供にある。
求項1の発明によれば、第1、第2のコンプレッサから
吐出されたガス冷媒をコンデンサに流入させることによ
り冷房運転を行い、第1、第2のコンプレッサから吐出
されたガス冷媒をホットガスバイパス配管を介して室内
熱交換器に流入させることにより暖房運転を行う車両用
空調装置であって、一端が冷媒切替手段の上流側と減圧
手段の上流側との間に接続され、他端が第1、第2のコ
ンプレッサのうちどちらか一方のコンプレッサの吸入側
に接続される冷媒回収配管と、冷媒回収配管を連通させ
るとともに、室内熱交換器から冷媒回収配管が接続され
たコンプレッサへの冷媒の流入を停止させ、冷媒の回収
を行う冷媒回収手段とを備えることを特徴としている。
と、第1、第2のコンプレッサのうち冷媒回収配管が接
続されたコンプレッサにより、冷媒回収配管を介して、
例えば、コンデンサなどに寝込んでいた冷媒の回収を行
うことができる。
ス配管を介して室内熱交換器に高温の冷媒を流入させる
ことができ、冷媒回収時であっても暖房運転を停止する
ことなく行うことができる。
ができる。更に、冷媒回収配管によって冷媒の回収を効
率良く行うことができ、例えば、バス等の冷媒配管が長
い場合でも冷媒回収時間を短くすることができる。
は、室内熱交換器の下流側に設けられた冷媒過熱度を検
出する過熱度検出手段と、この過熱度検出手段により所
定値以上の冷媒過熱度が検出されると、冷媒回収手段を
所定時間作動させる制御装置とを備えることを特徴とし
ている。
定値以上の過熱度が検出される(冷媒不足時)と、制御
装置によって冷媒回収手段が所定時間作動し、冷媒の回
収が行われる。このように、室内熱交換器の下流側に過
熱度検出手段を設けることによって、暖房運転時に冷媒
が不足しているか否かを的確に判別することができる。
減圧手段として固定絞りを用いることを特徴とするもの
であり、請求項1、2と同様の作用・効果を奏する。
第1、第2のコンプレッサの吐出側に配され、冷媒の圧
力を検出する圧力センサと、絞り装置を迂回する迂回配
管と、迂回配管に設けられ、迂回配管を開閉する迂回配
管開閉弁とを備え、圧力センサによって所定値以上の冷
媒圧力が検知されると、迂回配管開閉弁を開弁させるこ
とを特徴とするものである。
転数が高く、過負荷の場合には、コンプレッサから吐出
されるガス冷媒の圧力が異常に高くなり、暖房運転を継
続できなくなる可能性がある。
暖房運転時に圧力センサによって所定値以上の冷媒圧力
が検知されると、迂回配管開閉弁が開弁し、冷媒の吐出
圧を低下させることができる。その結果、第1、第2の
コンプレッサの作動を低下させることなく、車両用空調
装置の運転を継続させることができる。
2に対応)を図1および図2に基づいて説明する。車両
用空調装置Aは、並列に配されたコンプレッサ1、2
と、オイルセパレータ3と、冷媒配管4を介して接続さ
れるコンデンサ5と、冷媒配管6に介設されるレシーバ
7およびスーパークーラ8と、冷媒配管9、10に介設
される膨張弁(減圧手段)11、12および逆止弁1
3、14と、エバポレータ(室内熱交換器)15、16
と、冷媒配管17、18に介設されるアキュムレータ1
9、20と、絞り装置21を介設したホットガスバイパ
ス配管22と、冷暖切替弁23、24と、冷媒回収バイ
パス配管25と、開閉電磁弁26、回収切替弁27と、
スーパ−ヒートスイッチ28と、圧力センサ29とを備
える。
チ(図示せず)を介して車載エンジンにより駆動され、
ガス冷媒を圧縮して高温高圧のガス冷媒にする。オイル
セパレータ3は、コンプレッサ1、2の冷媒吐出口側に
配設され、潤滑用のオイルをオイル戻し管30、31を
介してコンプレッサ1、2の冷媒吸入口側に戻す。
流出する各ガス冷媒の合流部に冷媒配管4を介して接続
され、高温高圧のガス冷媒をクーリングファン(図示せ
ず)の送風を受けて凝縮液化させる。レシーバ7は、冷
房負荷に対応して、コンデンサ5で凝縮液化した液冷媒
を一時蓄えて液冷媒のみ流す。スーパークーラ8は、レ
シーバ7から流出する高圧の液冷媒を過冷却させる。膨
張弁11、12は、スーパークーラ8から流出する高圧
の液冷媒を減圧させ、低温低圧の霧状の冷媒にする。
1、12を通過して低温低圧になった霧状の冷媒が送り
込まれ、冷媒と導入空気とが熱交換する。これにより、
導入空気は冷却され、冷媒はガス冷媒になる。アキュム
レータ19、20は、ガス冷媒を分離するために設けら
れている。
パレータ3の出口側の冷媒配管4に一端を接続し、分岐
した他端は、エバポレータ15、16入口側の冷媒配管
9、10に接続している。
のホットガスバイパス配管22の途中に配設されてい
る。また、冷暖切替弁24は、冷媒回収バイパス配管2
5の他端を冷媒配管4に接続した接続点より上流側の冷
媒配管4の途中に配設されている。
ュムレータ20の入口側の冷媒配管18に接続し、他端
をコンデンサ5の入口側の冷媒配管4に接続している。
開閉電磁弁(迂回配管開閉弁)26は、冷媒回収バイパ
ス配管25の途中に配設されている。また、回収切替弁
27は、冷媒回収バイパス配管25の一端を冷媒配管1
8に接続した接続点よりエバポレータ16側で、且つ、
冷媒配管17と冷媒配管18との分岐点よりアキュムレ
ータ20側の冷媒配管18の途中に配設されている。
9、10の連結部と、冷媒配管17、18の連結部とを
接続する冷媒配管32のエバポレータ15、16寄りに
配設され、冷媒の過熱度を検出する。
管22の一端を冷媒配管4に接続した接続点よりオイル
セパレータ3側の冷媒配管4に配設され、冷媒の圧力を
検出する。
る。 [冷房運転]冷房運転を行う場合、制御回路(図示せ
ず)は、冷暖切替弁24、回収切替弁27を開弁状態に
し、冷暖切替弁23、開閉電磁弁26を閉弁状態にし、
コンプレッサ1、2を作動させる。
レータ3→冷暖切替弁24を介設した冷媒配管4→コン
デンサ5→レシーバ7およびスーパークーラ8を介設し
た冷媒配管6→膨張弁11、12および逆止弁13、1
4を介設した冷媒配管9、10→エバポレータ15、1
6→冷媒配管32→アキュムレータ19、20を介設し
た冷媒配管17、18→コンプレッサ1、2を連設して
なる冷凍サイクル内を矢印廻りに循環する。これによ
り、低温低圧になった霧状の冷媒がエバポレータ15、
16内を通過する際に、冷媒と導入空気とが熱交換して
導入空気が冷却され、車室内の冷房が行われる。
路(図示せず)は、冷暖切替弁23、回収切替弁27を
開弁状態にし、冷暖切替弁24、開閉電磁弁26を閉弁
状態にし、コンプレッサ1、2を作動させる(ステップ
s1の定常運転)。
レータ3→冷暖切替弁23および絞り装置21を介設し
たホットガスバイパス配管22→エバポレータ15、1
6を介設した冷媒配管9、10→アキュムレータ19、
20を介設した冷媒配管17、18→コンプレッサ1、
2を連設してなる暖房サイクル内を矢印廻りに循環す
る。
タ15、16内を通過する際に、冷媒と導入空気とが熱
交換して導入空気が加熱され、車室内の暖房が行われ
る。なお、定常運転中は、圧力センサ29が検出する冷
媒の圧力が第1設定値(2.6MPa)を超えると制御
回路がマグネットクラッチを切り離して、コンプレッサ
1、2へのエンジン動力の伝達を停止する。また、圧力
センサ29が検出する冷媒の圧力が第2設定値(0.3
MPa)以下になると制御回路がマグネットクラッチを
繋いでコンプレッサ1、2にエンジン動力を伝達する。
からの信号に基づき、エバポレータ15、16出口側の
冷媒の過熱度S.Hを制御回路が算出する(ステップs
2)。 冷媒の過熱度S.Hが設定値s(本実施例では
s=20℃)以上であるか否かを制御回路がステップs
3で判別する。過熱度S.H≧sの場合(YES)には
ステップs4に進み、過熱度S.H<sの場合(NO)
にはステップs1に戻って定常運転を継続する。
27を閉弁状態、開閉電磁弁26を開弁状態にする。な
お、冷暖切替弁23は開弁状態、冷暖切替弁24は閉弁
状態を維持する。これにより、コンプレッサ2の吸入側
圧力が真空に近い極低圧力に降下し、停止している冷凍
サイクル側の圧力に対して充分小さい状態になるので、
冷凍サイクル内に寝込んでいる冷媒が冷媒回収バイパス
配管25を介してアキュムレータ20に取り込まれ、暖
房サイクルに回収される。なお、冷媒回収動作中、コン
プレッサ1側は、そのまま暖房運転を続ける。
は、コンデンサ5内の寝込み冷媒がアキュムレータ20
に取り込まれるまでの期間、行うのが適当であるので、
冷媒回収動作を10秒間(所定時間)に設定している。
10秒が経過する(ステップs5が終了)と、ステップ
s6で、制御回路は、回収切替弁27を開弁状態、開閉
電磁弁26を閉弁状態にし、ステップs1に戻る。な
お、冷暖切替弁23は開弁状態、冷暖切替弁24は閉弁
状態を維持する。
る。 [ア]車両用空調装置Aは、暖房運転の際に、暖房サイ
クル内の冷媒量が不足する場合(過熱度S.H≧20
℃;図2のステップs3でYES)には、所定時間の間
(10秒間)、停止している冷凍サイクルに寝込んでい
る冷媒の回収を、冷媒回収バイパス配管25を介してコ
ンプレッサ2により行う構成である。このため、暖房サ
イクル内の冷媒不足が短時間に解消し、冷媒不足に起因
する暖房能力低下を解消することができる。なお、冷媒
回収バイパス配管25を介して寝込み冷媒を回収する構
成であるので、冷媒配管が長い車両用空調装置(バス等
の車両に装着した車両用空調装置)の場合でも短時間で
寝込み冷媒を回収することができる。
回収中も暖房運転を継続する構成であるので冷媒回収中
に暖房が中断しない。このため、乗員に寒さを感じさせ
ず、使い勝手が良い。
4に対応)を図3および図4に基づいて説明する。車両
用空調装置Bは、下記の点が車両用空調装置Aと異な
る。絞り装置21より通路抵抗を小さく設定し、開閉電
磁弁33を介設し、絞り装置21を迂回する迂回配管3
4をホットガスバイパス配管22に設けている。
替弁23、24、開閉電磁弁26、33、回収切替弁2
7を制御する。制御回路は、暖房運転中、所定上限値以
上の冷媒圧力が検出されると開閉電磁弁33を開弁状態
にし、冷媒圧力が所定下限値以下に低下すると開閉電磁
弁33を閉弁状態にする。
る。 [冷房運転]冷房運転は、車両用空調装置Aと同じであ
る。
路(図示せず)は、冷暖切替弁23、回収切替弁27を
開弁状態にし、冷暖切替弁24、開閉電磁弁26、33
を閉弁状態にし、コンプレッサ1、2を作動させる(ス
テップS1の定常運転)。
レータ3→冷暖切替弁23および絞り装置21を介設し
たホットガスバイパス配管22→エバポレータ15、1
6を介設した冷媒配管9、10→アキュムレータ19、
20を介設した冷媒配管17、18→コンプレッサ1、
2を連設してなる暖房サイクル内を矢印廻りに循環す
る。
タ15、16内を通過する際に、冷媒と導入空気とが熱
交換して導入空気が加熱され、車室内の暖房が行われ
る。なお、定常運転中は、圧力センサ29が検出する
(ステップS2)冷媒の圧力が上限値{Pd≧a (本
実施例ではa=2.6MPa)}以上である(ステップ
S3でYES)と制御回路が開閉電磁弁33を開弁状態
にして(ステップS4)絞り装置21をバイパスさせて
冷媒をエバポレータ15、16に流し、冷媒の吐出圧を
下げる。
力が下限値{Pd≦b (本実施例では、b=2.0M
Pa)}以下に低下する(ステップS5でYES)と制
御回路が開閉電磁弁33を閉弁状態にして(ステップS
6)冷媒流路を絞り装置21を通過する側に戻す。
冷媒の過熱度S.Hが設定値s(本実施例ではs=20
℃)以上の場合には、所定時間の間(10秒間)、冷媒
回収動作を行う。
に準じた利点以外に以下の利点を有する。 [ウ]車両用空調装置Aでは、暖房運転中に過負荷運転
になる(外気温が高い場合や、コンプレッサ1、2の回
転数が大きい場合)と、コンプレッサ1、2の吐出圧が
異常に高くなって暖房運転ができなくなる。
冷媒の圧力が上限値(2.6MPa)を超えると制御回
路がマグネットクラッチを切り離して、コンプレッサ
1、2へのエンジン動力の伝達を停止し、圧力センサ2
9が検出する冷媒の圧力が下限値(0.3MPa)以下
に低下すると制御回路がマグネットクラッチを繋いでコ
ンプレッサ1、2にエンジン動力を伝達する高圧抑制を
行っている。しかし、マグネットクラッチのオン- オフ
頻度が多いのでマグネットクラッチの耐久性を低下させ
る要因となる。
中、圧力センサ29が検出する冷媒の圧力が上限値(P
d≧2.6MPa)以上であると制御回路が開閉電磁弁
33を開弁状態にして絞り装置21をバイパスさせて冷
媒の吐出圧を下げ、圧力センサ29が検出する冷媒の圧
力が下限値(Pd≦2.0MPa)以下に低下すると開
閉電磁弁33を閉弁状態にして冷媒流路を絞り装置21
を通過する側に戻す構成であるのでマグネットクラッチ
をオン・オフする必要がない。よって、マグネットクラ
ッチの耐久性を低下させない。
態様を含む。 a.第1実施例の車両用空調装置Aにおいて、レシーバ
7を撤去し、第1膨張弁11、第2膨張弁12を、オリ
フィスやキャピラリ等の固定絞りに置き替えても良い。
この車両用空調装置(請求項1、2、3に対応)は、上
記[ア]、[イ]に準じた効果を奏する。
て、レシーバ7を撤去し、第1膨張弁11、第2膨張弁
12を、オリフィスやキャピラリ等の固定絞りに置き替
えても良い。この車両用空調装置(請求項1、3、4に
対応)は、上記[ウ]に準じた効果を奏する。
A、Bにおいて、圧力センサ29を圧力スイッチに変更
しても良い。
暖切替弁24の上流側から膨張弁11、12の上流側に
至るまでの範囲(n)であれば良く、コンデンサ5の入
口側の冷媒配管4以外に、第2の冷媒配管の任意箇所を
含む。
A、Bにおいて、冷媒回収バイパス配管25の一端をア
キュムレータ19の入口側の冷媒配管17に接続し、他
端をコンデンサ5の入口側の冷媒配管4または冷媒配管
6の任意箇所に接続し、回収切替弁27を冷媒配管17
に配設し、暖房運転中に冷媒回収を行う場合、回収切替
弁27を閉弁し開閉電磁弁26を開弁する。なお、冷媒
回収動作中、コンプレッサ2(第1のコンプレッサとな
る)側は、そのまま暖房運転を続ける。
図である。
ローチャートである。
図である。
ローチャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 車載エンジンにより駆動され、ガス冷媒
を吸入して圧縮し、高温高圧のガス冷媒を吐出する第1
のコンプレッサと、 この第1のコンプレッサと並列に配され、車載エンジン
により駆動され、ガス冷媒を吸入して圧縮し、高温高圧
のガス冷媒を吐出する第2のコンプレッサと、前記第
1、第2のコンプレッサから吐出されたガス冷媒を凝縮
するコンデンサと、 このコンデンサで凝縮された冷媒を減圧させる減圧手段
と、 この減圧手段の下流側、且つ前記第1、第2のコンプレ
ッサの吸入側に配される室内熱交換器と、 絞り装置が介設され、一端が前記第1、第2のコンプレ
ッサの吐出側に接続され、他端が前記室内熱交換器の入
口側に接続されるホットガスバイパス配管と、 冷房運転時には、前記各コンプレッサから吐出されたガ
ス冷媒を前記コンデンサに流入させ、暖房運転時には、
前記第1、第2のコンプレッサから吐出されたガス冷媒
をホットガスバイパス配管に流入させる冷暖切替手段
と、 一端がこの冷暖切替手段の上流側と前記減圧手段の上流
側との間に接続され、他端が前記第1、第2のコンプレ
ッサのうち、どちらか一方のコンプレッサの吸入側に接
続される冷媒回収配管と、 暖房運転時に、前記冷媒回収配管を連通させるととも
に、前記室内熱交換器から前記冷媒回収配管が接続され
た前記コンプレッサへの冷媒の流入を停止させ、冷媒の
回収を行う冷媒回収手段とを備えることを特徴とする車
両用空調装置。 - 【請求項2】 前記室内熱交換器の下流側に設けられ、
冷媒過熱度を検出する過熱度検出手段と、 この過熱度検出手段により所定値以上の冷媒過熱度が検
出されると、前記冷媒回収手段を所定時間作動させる制
御手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の車両
用空調装置。 - 【請求項3】 前記減圧手段として固定絞りを用いるこ
とを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用空
調装置。 - 【請求項4】 前記第1、第2のコンプレッサの吐出側
に配され、冷媒の圧力を検出する圧力センサと、 前記絞り装置を迂回する迂回配管と、 この迂回配管に設けられ、前記迂回配管を開閉する迂回
配管開閉弁とを備え、 前記圧力センサによって所定値以上の冷媒圧力が検知さ
れると、前記迂回配管開閉弁を開弁させることを特徴と
する請求項1乃至請求項3の何れかに記載の車両用空調
装置。
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