JPH0771139B2 - 拡声通話装置 - Google Patents

拡声通話装置

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JPH0771139B2
JPH0771139B2 JP3399791A JP3399791A JPH0771139B2 JP H0771139 B2 JPH0771139 B2 JP H0771139B2 JP 3399791 A JP3399791 A JP 3399791A JP 3399791 A JP3399791 A JP 3399791A JP H0771139 B2 JPH0771139 B2 JP H0771139B2
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JP
Japan
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howling
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transmission
echo
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博基 古川
丈郎 金森
悟 茨木
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、拡声電話機の双方向同
時通話を実現するための拡声通話装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、テレコンファレンスシステム等に
おいてエコーキャンセラが実用化され双方向同時通話が
可能となっており、エコーキャンセラを拡声電話機に適
用して双方向同時通話の行える拡声電話機の実現が望ま
れている。
【0003】しかし、拡声電話機のようにスピーカ、マ
イクロホン間の距離が近く十分な拡声量を得るためにハ
ウリングを防止しなければならないためエコーキャンセ
ラだけでは、安定してハウリングを防止することができ
ない。そこで、エコーキャンセラと適応型ボイススイッ
チを組み合わせてハウリングを防止する方式が提案され
ている(特開昭60−38958号公報参照)。
【0004】以下、図面を参照しながら、上述した従来
の拡声通話装置について説明する。(図2)は従来の拡
声装置の構成を示すものである。(図2)において、1
はスピーカ、2はマイクロホン、3はスピーカ1からマ
イクロホン2に回り込むエコーを消去する第1のエコー
キャンセラ、4は2線4線変換器5で生じるエコーを消
去する第2のエコーキャンセラである。
【0005】以上のように構成された拡声通話装置につ
いて、以下その動作について説明する。
【0006】スピーカ1からマイクロホン2に回り込む
エコーは第1のエコーキャンセラ3で消去され、2線4
線変化器5で生じるエコーは第2のエコーキャンセラ4
で消去される。第1および第2のエコーキャンセラ3、
4が十分適応している状態では20dB〜50dB程度
のハウリングマージンの改善が期待でき、双方向同時通
話が実現できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の拡声通話装置ではエコー経路の特性が急激に変化し
た場合、エコーキャンセラのエコー打ち消し量は0dB
まで低下することがあり、エコーキャンセラが追従しき
れずハウリングを発生してしまうことがある。
【0008】本発明は上記従来の課題に鑑み、急激なエ
コー経路の変化を生じた場合にもハウリングを短時間で
抑圧し安定した動作を確保することのできる拡声通話装
置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、スピーカからマイクロホンに回り込む音
響エコーを消去する第1のエコーキャンセラと、2線4
線変換器で生じるエコーを消去する第2のエコーキャン
セラと、第1のエコーキャンセラの出力信号と第2のエ
コーキャンセラの出力信号からハウリングを検出するハ
ウリング検出器と、ハウリング検出器によりハウリング
が検出されていない時にはがハウリングマージンを一定
に保つよう制御し、ハウリングか検出された時には、徐
々に挿入損失量を増加させるよう制御する挿入損失制御
器と、第1および第2のエコーキャンセラの出力信号と
挿入損失制御器で決定された挿入損失から送話か受話か
を判定する送受判定器と、挿入損失制御器と送受判定器
から受話路に損失を挿入する受話アッテネータと、挿入
損失制御器と送受判定器から送話路に損失を挿入する送
話アッテネータとから構成されている。
【0010】
【作用】定状状態ではエコーキャンセラが十分適応して
おり、ハウリングマージンが十分とれているため挿入損
失制御器では挿入損失量を0dB〜6dB以下の僅かな
量に制御しているため双方向同時通話ができる。しか
し、話者等の反射物や電話機自体の移動により、スピー
カからマイクロホンに至る音響エコー経路が急激に変化
したり、回線の切り換えにより回線側のエコー経路が急
激に変化した場合、エコーキャンセラが追従できずにハ
ウリングを生じる。ハウリング検出器ではハウリングを
早期に検出し、検出した情報を挿入損失制御器に送り、
挿入損失制御器ではハウリングが検出されている期間、
挿入損失を徐々に増加させる。挿入損失がハウリングを
抑圧するのに十分な量となると、ハウリング検出器でハ
ウリングが検出されなくなり、挿入損失制御器は挿入損
失を増加させなくなる。以降、エコーキャンセラが適応
するにつれ、挿入損失制御器はハウリングマージンを一
定に保つよう挿入損失を徐々に小さくし、エコーキャン
セラが十分適応すれば同時通話ができるようになる。送
受判定器は第1および第2のエコーキャンセラの出力信
号から送話か受話かを判定し、受話時には送話アッテネ
ータに損失を加え、送話時には受話アッテネータに損失
を加えるよう動作することにより、ハウリングを生じた
期間はボイススイッチ動作により通話が行える。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。(図1)は本発明の一実施例における
拡声通話装置の構成を示すブロック図で、1はスピー
カ、2はマイクロホン、3は第1のエコーキャンセラ、
4は第2のエコーキャンセラ、5は2線4線変換器、6
はハウリング検出器、7は挿入損失制御器、8は送受判
定器、9は受話アッテネータ、10は送話アッテネータ
である。
【0012】以上のように構成された拡声通話装置につ
いて、以下その動作について説明する。第1および第2
のエコーキャンセラ3、4が十分適応している状態で
は、挿入損失制御器7は一巡ループ利得が小さいので、
挿入損失量として0dB〜6dBの小さな値を出力す
る。この状態では、双方向同時通話が可能となってい
る。
【0013】しかし、話者等の反射物や電話機自体の移
動によりスピーカ1からマイクロホン2に至る音響エコ
ー経路が急激に変化したり、回線の切り換えにより回線
側のエコー経路が急激に変化した場合、第1および第2
のエコーキャンセラ3、4が追従できずにハウリングを
生じる。ハウリング検出器6ではハウリングを早期に検
出し、検出した情報を挿入損失制御器7に送り、挿入損
失制御器7ではハウリングが検出されている期間、挿入
損失を徐々に増加させる。挿入損失がハウリングを抑圧
するのに十分な量となるとハウリング検出器6でハウリ
ングが検出されなくなり、挿入損失制御器7は挿入損失
を増加させなくなる。以降、第1および第2のエコーキ
ャンセラ3、4が適応するにつれ、挿入損失制御器7は
ハウリングマージンを一定に保つよう挿入損失を徐々に
小さくし、第1および第2のエコーキャンセラ3、4が
十分適応すれば同時通話ができるようになる。送受判定
器8は第1および第2のエコーキャンセラ3、4の出力
信号から送話か受話かを判定し、受話時には送話アッテ
ネータ10に損失を加え、送話時には受話アッテネータ
9に損失を加えるよう動作することにより、ハウリング
を生じた期間はボイススイッチ動作により通話が行え
る。
【0014】以上のように本実施例によれば、エコーキ
ャンセラが十分適応している期間は同時通話が行え、エ
コー経路が急激に変化しエコーが打ち消せずハウリング
が発生した場合は、ハウリング検出器により早期にハウ
リングを検出し、挿入損失制御器により徐々に挿入損失
量を増加させることにより、自動的にハウリングを抑圧
するのに適切な挿入損失量が決定される。挿入損失が大
きい場合は、送受判定器と受話アッテネータと送話アッ
テネータによりボイススイッチ動作で通話ができる。エ
コーキャンセラが適応するに従い、挿入損失制御器は挿
入損失を徐々に小さくし同時通話へと以降する。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、エコーキャンセラが十分適応している期間は同時通
話が行え、エコー経路が急激に変化しエコーが打ち消せ
ずハウリングが発生した場合は、ハウリング検出器によ
り早期にハウリングを検出し、挿入損失制御器により徐
々に挿入損失量を増加させることにより、自動的にハウ
リングを抑圧するのに適切な挿入損失量が決定され、急
激なエコー経路の変化を生じた場合にもハウリングを短
時間で抑圧し安定した動作を確保することができる。ま
た、送受判定器は第1および第2のエコーキャンセラの
出力信号から送話か受話かを判定し、受話時には送話ア
ッテネータに損失を加え、送話時には受話アッテネータ
に損失を加えるよう動作することによりハウリングを生
じた期間はボイススイッチ動作により通話が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における拡声通話装置の構成
を表すブロック図である。
【図2】従来の拡声通話装置の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 スピーカ 2 マイクロホン 3 第1のエコーキャンセラ 4 第2のエコーキャンセラ 5 2線4線変換器 6 ハウリング検出器 7 挿入損失制御器 8 送受判定器 9 受話アッテネータ 10 送話アッテネータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカからマイクロホンに回り込む音
    響エコーを消去する第1のエコーキャンセラと、2線4
    線変換器で生じるエコーを消去する第2のエコーキャン
    セラと、前記第1のエコーキャンセラの出力信号と前記
    第2のエコーキャンセラの出力信号からハウリングを検
    出するハウリング検出器と、前記ハウリング検出器によ
    りハウリングが検出されていない時にはハウリングマー
    ジンを一定に保つよう制御し、ハウリングか検出された
    時には、徐々に挿入損失量を増加させるよう制御する挿
    入損失制御器と、前記第1および第2のエコーキャンセ
    ラの出力信号と前記挿入損失制御器で決定された挿入損
    失から送話か受話かを判定する送受判定器と、前記挿入
    損失制御器と前記送受判定器から受話路に損失を挿入す
    る受話アッテネータと、前記挿入損失制御器と前記送受
    判定器から送話路に損失を挿入する送話アッテネータと
    を備えた事を特徴とする拡声通話装置。
JP3399791A 1991-02-28 1991-02-28 拡声通話装置 Expired - Fee Related JPH0771139B2 (ja)

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