JP2002543681A - 遠端音声検出装置および方法 - Google Patents

遠端音声検出装置および方法

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JP2002543681A
JP2002543681A JP2000614643A JP2000614643A JP2002543681A JP 2002543681 A JP2002543681 A JP 2002543681A JP 2000614643 A JP2000614643 A JP 2000614643A JP 2000614643 A JP2000614643 A JP 2000614643A JP 2002543681 A JP2002543681 A JP 2002543681A
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ミコラ・キリレンコ
ランバータス・アンソニー・メアリー・ボスクレン
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Abstract

(57)【要約】 電話における遠端音声の検出方法及び装置。電話で受信すると、スピーカ(14)が遠端信号から遠端音を再生する。マイクロホン(12)が、電話からの伝送用の遠端信号を遠端音から発生する。ハイブリッド(24)が、外部の2線式リンク(30)から4線式リンク(28)の第1、第2の経路(1,2)上で、スピーカ及びマイクロホンを行き交う近端及び遠端の信号をやりとりする。4線式リンク(28)の第1の経路(1)から生じる信号が遠端信号の存在の状況を表すものとして検出されると、近端信号のミューティングが実行される。スピーカ(14)から近端信号から生じる側音信号を表すものとして決定され、ハイブリッドを介して近端信号の一部が横断するのに従って4線式リンク(28)の第1の経路(1)上の信号に現れる信号は、4線式リンク(28)の第1の経路(1)から生じる信号から減算され、減算結果から遠端信号の有無が決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、遠端音声を検出する装置および方法に関する。
【0002】 (背景技術) 半二重通信システムで動作するようにされた電話システムにおいて、近端電話
装置からの送出音声信号は、遠端ユーザが発話中のとき、遠端ユーザに伝送され
ないようにミューティングされる。発話中でなければ、近端電話装置で遠端音声
がミューティングされる。これは、受信遠端音声信号がかなり大きいものである
状況を近端で検出し、検出されれば、近端で送出近端音声信号のミューティング
を実行することにより行われてよく、検出されなければ、近端電話装置で遠端音
声信号がミューティングされる。
【0003】 上記動作を実行するための電話装置は、一般的に、内部に4線式信号伝送を採
用している。すなわち、電話機のマイクロホンおよびスピーカへと行き交う信号
は、半二重動作の実行に必要な近端および遠端の信号の区別ができるように、そ
れぞれ別の通信経路上にある。したがって、電話装置にハイブリッドが組み込ま
れてよく、その目的は2線式および4線式信号経路を結合することである。マイ
クロホンおよびスピーカでの信号は、アナログ形式のものである。近端と遠端の
電話装置との間の通信リンク上の伝送は、通常、公衆加入電話網(PSTN:P
ublic Subscriber Telephone Network)な
どの2線式リンク上のアナログ信号により行われる。各電話装置の内部には、デ
ィジタルおよびアナログの信号形式間で変換を行う何らかの手段が組み込まれて
よい。
【0004】 ハイブリッドのインピーダンス特性の信号整合が正確なものであれば、近端マ
イクロホンからの送出近端信号は、2線式リンクにすべて向けられる。しかしな
がら、不完全な整合があれば、近端マイクロホンからの近端信号の一部は、ハイ
ブリッドを介して信号経路上で到来遠端信号と混合されて近端電話装置のスピー
カへと送信されることになる。実際、整合を正確なものにすることは不可能であ
るため、「側音」と呼ばれるこの種の何らかの戻り信号が常に存在する。
【0005】 側音信号が存在すると、半二重信号伝送において特別な問題が生じる。その理
由として、側音により、遠端ユーザが発話中または非発話中であるときを検出す
る能力が干渉される結果、音声信号のミューティングまたは非ミューティングに
必要な状況が適切に検出されないことが挙げられる。この種の特別な問題は、近
端電話機が音響的に雑音のある背景環境にある場合に生じる。この場合、側音信
号はかなり大きいことがあり、その結果、遠端ユーザが発話中であるか否かにか
かわらず、送出近端音声信号のミューティングを開始するために、到来遠端音声
信号と混合される側音信号が十分にあるため、側音と遠端ユーザの音声信号とを
区別することができなくなり、遠端ユーザが発話している状況が適切に検出され
ない。すなわち、近端電話機で、側音信号が検出され、遠端ユーザが発話中であ
る状況を表すものと解釈されるため、遠端信号は、おそらく絶えず、近端ユーザ
の電話機でミューティングされる。このような状況では、話者間の通信は干渉さ
れ、おそらく通信不能になることは言うまでもない。
【0006】 (発明の開示) 一態様において、本発明により、電話装置で受信すると、遠端信号から遠端音
を再生する第1の変換器と、電話装置からの伝送用の近端信号を近端音から発生
する第2の変換器と、電話装置のユーザが再生された遠端音を聞くことが意図さ
れている場合に、電話装置からの伝送用の近端信号がミューティングされ、外部
の2線式リンクから4線式リンクの第1および第2の経路の各経路上で、第1お
よび第2の変換器を行き交う近端および遠端の信号をやりとりするハイブリッド
とを備える電話装置において遠端音声を検出する検出装置であって、前記4線式
の前記第1の経路から生じる信号が遠端信号の存在の状況を表すものとして検出
されると、近端信号の前記ミューティングを実行するように応答して使用され、
前記4線式リンクの前記第1の経路から生じる信号から、第2の変換器から近端
信号から生じる側音信号を表すものとして決定され、ハイブリッドを介して近端
信号の少なくとも一部が横断するのに従って前記4線式リンクの前記第1の経路
上の信号に現れる信号を減算し、前記状況の存在は、前記4線式リンクの前記第
1の経路上の信号から側音信号を表すものとして決定される信号を減算した結果
に基づいて決定される検出装置が提供される。
【0007】 これにより、状況の存在の検出がなされたものに基づいた信号は、遠端信号を
より表すものとされてよい。そうすることで、電話装置の動作の信頼性をさらに
高めることができる。
【0008】 本発明の実施形態において、側音信号を表すものとして決定された信号は、4
線式リンクの第2の経路から生じる。
【0009】 検出装置は、ハードウェアとして与えられてよいが、すべてまたは部分的にソ
フトウェアとして与えられると、さらに利便性が良くなることがある。ソフトェ
アとして与えられる場合、ソフトウェアは、減算の実行に使用する減算器を提供
するものであってよい。
【0010】 前記減算は、前記4線式リンクの前記第2の経路上の信号から、前記4線式リ
ンクの前記第2の経路上の信号の第1の比較的高速のトラッキング包絡線を発生
させ、4線式リンクの第1の経路から生じた信号から第1の包絡線の一部分を減
算することにより行われてよい。第1の包絡線は、遠端音声の存在の状況が予め
検出された場合、ミューティングされた近端信号の包絡線であってよく、検出さ
れなかった場合、ミューティングされていない近端信号の包絡線であってよい。
【0011】 検出装置は、前記減算の結果を表す信号の長期包絡線と、その信号の短期包絡
線から、前記状況を表す検出信号を発生するための使用に有効なものであってよ
い。前記検出信号は、遠端音声の検出の状況が優勢であれば、前記減算の結果を
表す前記信号の短期包絡線が、騒音長期包絡線と前記減算の結果を表す信号の長
期包絡線との積に基づいた平均よりも小さいとき遠端音声が存在しない状況を表
すものであってよく、さらに、遠端音声の検出の状況が優勢でなければ、前記減
算の結果を表す前記信号の超短期包絡線が、騒音長期包絡線と前記減算の結果を
表す信号の長期包絡線との積に基づいた前記平均よりも大きいとき遠端音声が存
在する状況を表すものであってよい。
【0012】 検出装置は、保持信号の大きさを増加して調節するように検出信号を適用し、
前記保持信号は、しきい値レベルに達すると、近端信号の前記ミューティングを
実行するように電話装置を制御するが、しきい値レベルに達しなければ、近端信
号がミューティングされないように電話装置を制御するように使用されてよい。
【0013】 特定の形態において、検出装置は、 近端音の超短期包絡線を表す近超短期包絡線信号を発生させるための近超短期
包絡線発生器と、 遠端音声の状況が検出された場合、遠端信号から近超短期包絡線信号のミュー
ティング成分の一部分を減算し、検出されなければ、遠端信号から近超短期包絡
線信号の非ミューティング成分の一部分を減算することにより、差信号を発生さ
せるための減算器とを備え、 前記検出器の出力が、前記差信号が所定の大きさを超えるとき、遠端音声の存
在の前記状況を表す。
【0014】 また、本発明によれば、電話装置で受信すると、遠端信号から遠端音を再生す
る第1の変換器と、電話装置からの伝送用の近端信号を近端音から発生する第2
の変換器と、電話装置のユーザが再生された遠端音を聞くことが意図されている
場合に、電話装置からの伝送用の近端信号がミューティングされ、外部の2線式
リンクから4線式リンクの第1および第2の経路の各経路上で、第1および第2
の変換器を行き交う近端および遠端の信号をやりとりするハイブリッドとを備え
る電話装置において遠端音声を検出する方法であって、前記4線式の前記第1の
経路から生じる信号が遠端信号の存在の状況を表すものとして検出されると、近
端信号の前記ミューティングを実行することと、前記4線式リンクの前記第1の
経路から生じる信号から、第2の変換器から近端信号から生じる側音信号を表す
ものとして決定され、ハイブリッドを介して近端信号の少なくとも一部が横断す
るのに従って前記4線式リンクの前記第1の経路上の信号に現れる信号を減算す
ることを含み、前記状況の存在は、前記4線式リンクの前記第1の経路上の信号
から側音信号を表すものとして決定される信号を減算した結果に基づいて決定さ
れる方法が提供される。
【0015】 これにより、状況の存在の検出がなされたものに基づいた信号は、遠端信号を
より表すものとされてよい。そうすることで、電話装置の動作の信頼性をさらに
高めることができる。
【0016】 本発明の方法の実施形態において、側音信号を表すものとして決定された信号
は、4線式リンクの第2の経路から生じる。
【0017】 前記減算は、前記4線式リンクの前記第2の経路上の信号から、前記4線式リ
ンクの前記第2の経路上の信号の第1の比較的高速のトラッキング包絡線を発生
させ、4線式リンクの第1の経路から生じた信号から第1の包絡線の一部分を減
算することにより行われてよい。第1の包絡線は、遠端音声の存在の状況が予め
検出された場合、ミューティングされた近端信号の包絡線であってよく、検出さ
れなかった場合、ミューティングされていない近端信号の包絡線であってよい。
【0018】 前記方法は、前記減算の結果を表す信号の長期包絡線と、その信号の短期包絡
線から、前記状況を表す検出信号を発生することをさらに含むものであってよい
。前記検出信号は、遠端音声の検出の状況が優勢であれば、前記減算の結果を表
す前記信号の短期包絡線が、騒音長期包絡線と前記減算の結果を表す信号の長期
包絡線との積に基づいた平均よりも小さいとき遠端音声が存在しない状況を表す
ものであってよく、さらに、遠端音声の検出の状況が優勢でなければ、前記減算
の結果を表す前記信号の超短期包絡線が、騒音長期包絡線と前記減算の結果を表
す信号の長期包絡線との積に基づいた前記平均よりも大きいとき遠端音声が存在
する状況を表すものであってよい。
【0019】 前記検出信号は、保持信号の大きさを増加して調節するように適用され、前記
保持信号は、しきい値レベルに達すると、近端信号の前記ミューティングを実行
するように電話装置を制御するが、しきい値レベルに達しなければ、近端信号が
ミューティングされないように電話装置を制御するように使用されてよい。
【0020】 特定の形態において、前記方法は、 近端音の超短期包絡線を表す近超短期包絡線信号を発生することと、 遠端音声の状況が検出された場合、遠端信号から近超短期包絡線信号のミュー
ティング成分の一部分を減算し、検出されなければ、遠端信号から近超短期包絡
線信号の非ミューティング成分の一部分を減算することにより、差信号を発生す
ることと、 前記差信号が所定の大きさを超えるとき、遠端音声の存在の前記状況を表す出
力を発生することとをさらに含む。
【0021】 検出装置および方法は、近超短期包絡線信号を発生するステップと、差信号を
発生するステップとを繰り返し実行してよい。
【0022】 また、本発明により、本発明の検出装置が装備された電話装置が提供される。
【0023】 本発明は、添付の図面を参照しながら例示的にさらに記載される。
【0024】 (発明を実施するための最良の形態) 図1は、半二重動作用の電話装置10を示す。これは、ユーザからの発話音か
ら近端電気信号を発生するマイクロホン12と、適用された遠端電気信号からの
音を再生するスピーカ14とを備える。
【0025】 また、装置10は、制御装置16と、2つのコーデック20および22と、ハ
イブリッド24とを組み込んでいる。制御装置16は、上述したようにディジタ
ル信号で動作して、電話装置を行き交う通信の半二重動作を実行する。
【0026】 コーデック20は、制御装置16とマイクロホン12との間に配置され、マイ
クロホンからの近端アナログ信号をディジタル化して、制御装置16に与えるよ
うに作用する。また、コーデック20は、制御装置16から受信したディジタル
化遠端信号をアナログ形式に変換して、スピーカ14に与えるようにも作用する
【0027】 コーデック22は、制御装置16とハイブリッド24との間に配置される。こ
れは、制御装置16からのディジタル遠端信号をアナログ形式に変換して、ハイ
ブリッド24に与え、さらにハイブリッド24からのアナログ遠端信号をディジ
タル形式に変換して、制御装置16に与えるように作用する。
【0028】 ハイブリッド24と、制御装置16と、コーデック22、24と、マイクロホ
ン12と、スピーカ14との間の信号リンク28は、4線式リンクである。すな
わち、到来遠端信号は、ハイブリッド24からスピーカ14までのリンク部分2
8a、28bおよび28cからなるリンク29の経路「1」を進み、この経路は
、マイクロホン12からハイブリッド24まで信号が進むリンク部分28d、2
8eおよび28fからなるリンク28の経路「2」とは別のものである。ハイブ
リッド24は、リンク28の4線式信号経路と公衆加入電話網30により与えら
れる2線式とを接続するように作用し、これを介して、電話装置10と別の同様
の装置との通信が確立される。
【0029】 ハイブリッド24が、電話装置10の4線式信号リンクと2線式PSTNとの
間に完全な整合を与える場合、電話装置10を行き交う信号は、コーデック22
からの送出信号がすべてPSTNへ進み、PSTNからの到来信号がすべてコー
デック22へ進んで、電話装置を行き交う。しかしながら、ハイブリッド24に
より不整合が与えられれば、コーデック22からの送出近端信号の一部が、ハイ
ブリッド24を通過して、側音としてコーデック22に戻ってしまう。実際、完
全な整合が確実に生じるようにすることは不可能であるため、常にある程度の戻
り側音が存在することになる。
【0030】 制御装置の機能は、それぞれの入力16cでのディジタル化遠端信号の存在に
応答して、関連する入力16aに与えられたディジタル化近端音声信号をミュー
ティングすることであり、それにより、大幅に低減された近端信号のみがその対
応する出力16bへと送られ、そこからコーデック22とハイブリッド24とを
介してPSTNへと送られる。遠端信号が制御装置16への入力16cで検出さ
れなければ、入力16cへ与えられる到来遠端信号がミューティングされるため
、著しく低減された信号のみが、制御装置16のそれぞれの出力16dに現れる
【0031】 制御装置16への入力16cでの信号の存在にミューティング動作が左右され
る単純な構成からなる動作を許容範囲内のものにするには、入力での信号が遠端
音声を正確に表しているかに左右される。しかしながら、与えられる信号は、大
きな側音信号が存在すれば、遠端音声信号だけを含んでいるものではない。特に
、雑音の多い環境に電話装置を設置すれば、ハイブリッド24により与えられる
整合の完全性の度合いに応じて、大きな側音成分を含むことがあり、これにより
、動作が不完全なものとなることがある。すなわち、側音信号が大きければ、制
御装置は、遠端音声信号が存在しない場合も、この側音信号を遠端音声信号の存
在を表すものとして解釈してしまうことがある。したがって、送出音声信号は、
おそらく絶えずミューティングされることになるが、いずれにせよ、ユーザ間の
通常の音声通信が困難または不能になる。
【0032】 上述したように生じる意図していないミューティング動作に対する制御回路1
6により与えられる耐性力を高めるために、遠端音声信号と側音とを正しく区別
し、かなりの程度まで遠端音声信号のみに応答するように、制御装置16が配設
される。
【0033】 図2(a)は、一般的な音声信号40を表すグラフである。信号40は、さま
ざまな周波数の成分を含むが、図2(b)に示すように、信号40の高速トラッ
キング包絡線42は、パルスに似た特性を示す。一方、音声信号40の低速トラ
ッキング包絡線44が、図2(c)に示すように現れる。この低速トラッキング
包絡線44は、経時的に変動しているが、その変動はほとんどわずかなものであ
る。図2(d)は、包絡線42および44を重ねたものを示している。本発明の
この実施形態で用いられる技術は、高速包絡線の振幅が所定量だけ低速トラッキ
ング包絡線の振幅を超える状況に応答することを含む。さらに詳しく言えば、高
速トラッキング包絡線の優勢な正の振幅が、低速トラッキング包絡線の振幅より
も所定のマージンだけ大きい状況と、高速トラッキング包絡線の優勢な負の振幅
が、低速トラッキング包絡線の振幅より所定のマージンだけ小さい状況とが検出
される。この場合に用いるマージンは、適切なものが選択されてよく、図2(d
)では線46、48により表されている。
【0034】 上記動作は、制御装置16内においてソフトウェア制御下で実行される。これ
には3つの基本的な部分があり、すなわち、半二重スイッチングと、遠音声検出
と、近音声検出である。図3から図5に、これらの機能のそれぞれを実行するさ
いのプロセスステップが示されている。図示したステップは、以下に記載するよ
うに、周期的および反復的に実行される。
【0035】 以下の記載において、「近端音声信号」は、マイクロホン12から装置16に
与えられる、4線式リンク28のリンク経路2のリンク部分28d上の信号を表
し、「遠端音声信号」は、装置16に与えられるか、または引き続き処理される
、リンク経路1のリンク部分28b上の信号を表す。リンク部分28bでは、装
置16内である程度まで、さらに装置16からスピーカ14へと信号が送られる
ときでも、ある程度の側音成分が含まれていることがあるため、遠端音声信号は
、装置16内へ、または装置16から送られる信号の1つの成分しか表さない場
合があることは言うまでもない。同様に、例えば、関連する騒音成分が存在する
こともある。
【0036】 「半二重スイッチング」 図4を参照すると、ステップ401で、近音声検出が最初に実行される。図3
を参照して以下に記載するように、これは、遠音声検出で使用するために、近超
短期包絡線を計算するために使用される。
【0037】 次に、ステップ402で、遠音声検出機能が実行される。図5を参照して以下
に記載するように、この機能は、遠端音声が存在するかを検出するために使用さ
れる。
【0038】 次のステップ403で、遠端音声が存在すれば、ステップ404で、近端から
の信号がミューティングされる。また、遠端音声が存在しなければ、ステップ4
05で、遠端からの信号がミューティングされる。一般的に、影響される信号を
大幅に低減するが、すべて削除しないようにミューティングが実行される。
【0039】 「近音声検出」 近音声検出器300(図3)への入力は、近入力サンプル301である。近端
サンプル301は、近端音声信号から反復的に得られ、この近端音声信号は、8
000Hzのレートで受信して制御装置16から内部サンプリングされるため、
新しいサンプルは、125マイクロ秒ごとに得られる。近入力サンプルは、近ゲ
イン計算器302に与えられて、ディジタルクリッピングを制限する。この後、
ステップ303で、プリエンファシスが加えられて、より高い周波数を強調する
ことにより、音声を検出しやすくする。ステップ303からの出力は、プリエン
ファシスが加えられた近信号の計算された大きさである。
【0040】 近超短期包絡線検出器304は、ステップ303からの出力で動作し、図5を
参照して以下に記載する遠超短期包絡線検出器505と同じように動作するが、
相違点は、出力で近超短期包絡線を与えるために近端信号で動作する点である。
【0041】 「遠音声検出」 遠音声検出器500(図5)への入力は、遠入力サンプル501である。遠入
力サンプル501は、遠端音声信号から反復的に得られ、この遠端音声信号は、
8000Hzのレートで制御装置から内部サンプリングされるため、新しいサン
プルは、125マイクロ秒ごとに得られる。このサンプルは、遠ゲイン計算器5
02に与えられて、ディジタルクリッピングを制限する。ステップ503で、プ
リエンファシスが実行されて、より高い周波数を強調することにより、音声を検
出しやすくする。ステップ503からの出力は、プリエンファシスが加えられた
遠信号の大きさである。
【0042】 ステップ504で、遠側音減算が用いられて、遠端側で近端信号により生じた
側音を除去する。この動作は以下の通りである。すなわち、 遠音声が存在すれば、ステップ304で発生した近超短期包絡線のミューティ
ング成分の一部分が遠信号の大きさから減算される。存在しなければ、ステップ
304で発生した近超短期包絡線の非ミューティング成分の一部分が遠信号の大
きさから減算される。
【0043】 減算される信号の割合は予め選択され、例えば、近端騒音が検出される遠端音
声にならないようにするが、実際の遠端音声の検出が十分に高感度のものである
ようにユーザの試みにより決定されてもよい。
【0044】 遠超短期包絡線検出器505は、遠端信号に非常に高速の反応をする包絡線を
発生する。この動作は以下の通りである。すなわち、 遠信号の大きさが遠超短期包絡線よりも大きければ、後者の包絡線は、すでに
存在する超短期包絡線の逆の部分とともに、信号の大きさの部分を合計すること
により更新される。大きくなければ、既存する超短期包絡線に、「容量」減少が
適用される。
【0045】 信号の大きさの割合と容量減少の速度は、比較的非常に高速である。この包絡
線は、わずかに信号を平滑化することだけを目的としたものである。
【0046】 遠短期包絡線検出器506は、超短期包絡線検出器と同じように動作するが、
相違点は、低速の上昇時間(すなわち、信号の大きさのより少ない部分が使用さ
れる)と低速の容量減少を用いる点である。この包絡線は、音声包絡線を正確に
たどるためのものである。
【0047】 ステップ507で、遠音声長期包絡線の検出が2つのモード、すなわち、トラ
ッキングモードとドリフトモードで実行される。ステップ515で、遠音声が存
在した(すなわち、前の動作サイクル中に検出された)と遠音声が表示されると
、トラッキングモードが動作し、そうでなければ、ドリフトモードが動作する。
【0048】 トラッキングモードにおいて、遠音声長期包絡線検出器は、遠短期包絡線検出
器と同じように動作するが、上昇時間と容量減少がより低速である。
【0049】 ドリフトモードにおいて、遠音声長期包絡線検出器は、オフセットが追加され
た容量減少(上述したものと同様)をもつ。
【0050】 ステップ508で、遠雑音長期包絡線検出が、遠音声長期包絡線検出と同じよ
うに実行されるが、相違点は、この場合、遠音声が存在していないときにトラッ
キングモードが有効になり、遠音声が存在するときにドリフトモードが有効にな
ることである。
【0051】 ステップ509で、遠音声長期包絡線と騒音長期包絡線との遠相乗平均が計算
され、これは、音声長期包絡線と雑音長期包絡線の積の平方根である。
【0052】 ステップ510での遠音声検出は以下の通りである。すなわち、 遠音声がすでに検出され(ステップ515)、遠短期包絡線(506)がヒス
テリシス因子で乗算された前述した遠相乗平均よりも小さければ、音声は検出さ
れていないとされる。また、遠音声が検出されなければ、存在する保持音声が減
少する。音声が保持されていなければ、音声は存在しないものとして設定される
【0053】 このようにして、図2を参照して上述したものに対応する方法により、この時
点で、遠音声検出が実行されるが、超短期包絡線44は、騒音とヒステリシスを
考慮にいれて調節され(したがって、ヒステリシス因子で乗算された上述した相
乗平均で表され)、遠短期包絡線は、音声がすでに検出された状況がない場合に
、「超短期」包絡線に調節される。
【0054】 ステップ511で、音声検出保持が実行され、この動作は以下の通りである。
すなわち、 遠音声が検出されると、その状況がステップ512で設定され、ステップ51
1での保持音声の存在の状況がステップ515で設定され、後者の状況は、所望
の数値として設定される。
【0055】 また、遠音声が検出されなければ、存在する保持音声の数値(ステップ511
)が減少される。保持されていない音声の状況に達すると(すなわち、ステップ
511に保持されている数値が所定の値まで減少されると)、存在しない音声の
状況がステップ512で設定される。
【0056】 上述した保持音声の機能は、音声が存在するものとして表示される状況と存在
しないものとして表示される状況との間を高速に切り換えないようにするために
使用される。
【0057】 一般的に、上述した制御回路において、音声は、装置の動作の繰返しサイクル
で検出される/検出されないが、音声が検出されなくても、音声は存在するもの
としてみなされてよい。
【0058】 上述した構成は、説明を目的としてのみ提示したものであり、本願明細書に開
示されているすべての新規の特徴および新規の特徴の組合せを含む本発明の趣旨
および範囲から逸脱することなく、多くの修正がなされてよい。例えば、包絡線
の検出に基づく特定の方法は、遠端音声が存在するか否かを決定するために、リ
ンク28の部分28bから側音信号を減算することにより生じた差信号を用いる
ために記載されているが、特に、リンク部分28b上の信号の代わりに入力とし
てこの差信号を用いることにより、リンク部分28bから信号を直接入力するこ
とに基づいてこの検出を実行する任意の公知の技術が適用されてよい。
【0059】 本願明細書を通して、特別な記載がないかぎり、「comprise(含む)
」およびその変形である「comprises」や「comprising」な
どの表現は、規定された完全体もしくはステップ、または完全体の群もしくはス
テップの群を含有することを意味するが、任意の他の完全体もしくはステップ、
または完全体の群もしくはステップの群を排除するものではないことを理解され
たい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明により構成された半二重電話装置の図である。
【図2】 (a)〜(d)は、図1の電話装置の動作に関係する信号波形を
示す図である。
【図3】 本発明の一実施形態において、近端音声検出器により実行される
ステップの図である。
【図4】 本発明の一実施形態において、半二重スイッチング装置により実
行されるステップの図である。
【図5】 本発明の一実施形態において、遠端音声検出器により実行される
ステップの図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ランバータス・アンソニー・メアリー・ボ スクレン オーストラリア5052サウス・オーストラリ ア州ベルエア、モナッシュ・アベニュー13 番 Fターム(参考) 5K038 AA07 CC01 DD03 EE02 EE11 FF13 5K046 AA01 BB01 HH63 HH77 HH78

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話装置で受信すると、遠端信号から遠端音を再生する第1
    の変換器と、電話装置からの伝送用の近端信号を近端音から発生する第2の変換
    器と、電話装置のユーザが再生された遠端音を聞くことが意図されている場合に
    、電話装置からの伝送用の近端信号がミューティングされ、外部の2線式リンク
    から4線式リンクの第1および第2の経路の各経路上で、第1および第2の変換
    器を行き交う近端および遠端の信号をやりとりするハイブリッドとを備える電話
    装置において遠端音声を検出する検出装置であって、前記4線式の前記第1の経
    路から生じる信号が遠端信号の存在の状況を表すものとして検出されると、近端
    信号の前記ミューティングを実行するように応答して使用され、前記4線式リン
    クの前記第1の経路から生じる信号から、第2の変換器から近端信号から生じる
    側音信号を表すものとして決定されて、ハイブリッドを介して近端信号の少なく
    とも一部が横断するのに従って前記4線式リンクの前記第1の経路上の信号に現
    れる信号を減算し、前記状況の存在は、前記4線式リンクの前記第1の経路上の
    信号から側音信号を表すものとして決定される信号を減算した結果に基づいて決
    定される検出装置。
  2. 【請求項2】 側音信号を表すものとして決定される信号は、前記4線式リ
    ンクの前記第2の経路から生じる請求項1に記載の検出装置。
  3. 【請求項3】 前記減算は、前記4線式リンクの前記第2の経路上の信号か
    ら、前記4線式リンクの前記第2の経路上の信号の第1の比較的高速のトラッキ
    ング包絡線を発生させ、4線式リンクの第1の経路から生じた信号から第1の包
    絡線の一部分を減算することにより行われる請求項2に記載の検出装置。
  4. 【請求項4】 第1の包絡線は、遠端音声の存在の状況が予め検出された場
    合、ミューティングされた近端信号の包絡線であり、検出されなかった場合、ミ
    ューティングされていない近端信号の包絡線である請求項3に記載の検出装置。
  5. 【請求項5】 前記減算の結果を表す信号の長期包絡線と、その信号の短期
    包絡線から、前記状況を表す検出信号を発生するための使用に有効である請求項
    1から4のいずれか1項に記載の検出装置。
  6. 【請求項6】 前記検出信号は、遠端音声の検出の状況が優勢であれば、前
    記減算の結果を表す前記信号の短期包絡線が、騒音長期包絡線と前記減算の結果
    を表す信号の長期包絡線との積に基づいた平均よりも小さいとき遠端音声が存在
    しない状況を表し、前記検出信号は、遠端音声の検出の状況が優勢でなければ、
    前記減算の結果を表す前記信号の超短期包絡線が、騒音長期包絡線と前記減算の
    結果を表す信号の長期包絡線との積に基づいた前記平均よりも大きいとき遠端音
    声が存在する状況を表す請求項5に記載の検出装置。
  7. 【請求項7】 前記検出信号は、保持信号の大きさを増加して調節するよう
    に適用され、前記保持信号は、しきい値レベルに達すると、近端信号の前記ミュ
    ーティングを実行するように電話装置を制御するが、しきい値レベルに達しなけ
    れば、近端信号がミューティングされないように電話装置を制御するように使用
    される請求項5または6に記載の検出装置。
  8. 【請求項8】 近端音の超短期包絡線を表す近超短期包絡線信号を発生させ
    るための近超短期包絡線発生器と、 遠端音声の状況が検出された場合、遠端信号から近超短期包絡線信号のミュー
    ティング成分の一部分を減算し、検出されなければ、遠端信号から近超短期包絡
    線信号の非ミューティング成分の一部分を減算することにより、差信号を発生さ
    せるための減算器とを備える検出装置であって、 前記検出器の出力が、前記差信号が所定の大きさを超えるとき、遠端音声の存
    在の前記状況を表す請求項1に記載の検出装置。
  9. 【請求項9】 近超短期包絡線信号を発生させるステップと、前記差信号を
    発生させるステップが、反復的に実行されて使用される請求項8に記載の検出装
    置。
  10. 【請求項10】 電話装置で受信すると、遠端信号から遠端音を再生する第
    1の変換器と、電話装置からの伝送用の近端信号を近端音から発生する第2の変
    換器と、電話装置のユーザが再生された遠端音を聞くことが意図されている場合
    に、電話装置からの伝送用の近端信号がミューティングされ、外部の2線式リン
    クから4線式リンクの第1および第2の経路の各経路上で、第1および第2の変
    換器を行き交う近端および遠端の信号をやりとりするハイブリッドとを備える電
    話装置において遠端音声を検出する方法であって、前記4線式の前記第1の経路
    から生じる信号が遠端信号の存在の状況を表すものとして検出されると、近端信
    号の前記ミューティングを実行することと、前記4線式リンクの前記第1の経路
    から生じる信号から、第2の変換器から近端信号から生じる側音信号を表すもの
    として決定され、ハイブリッドを介して近端信号の少なくとも一部が横断するの
    に従って前記4線式リンクの前記第1の経路上の信号に現れる信号を減算するこ
    とを含み、前記状況の存在は、前記4線式リンクの前記第1の経路上の信号から
    側音信号を表すものとして決定される信号を減算した結果に基づいて決定される
    方法。
  11. 【請求項11】 前記減算は、前記4線式リンクの前記第2の経路上の信号
    から、前記4線式リンクの前記第2の経路上の信号の第1の比較的高速のトラッ
    キング包絡線を発生させ、4線式リンクの第1の経路から生じた信号から第1の
    包絡線の一部分を減算することにより行われる請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 第1の包絡線は、遠端音声の存在の状況が予め検出された
    場合、ミューティングされた近端信号の包絡線であり、検出されなかった場合、
    ミューティングされていない近端信号の包絡線である請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記減算の結果を表す信号の長期包絡線と、その信号の短
    期包絡線から、前記状況を表す検出信号を発生することをさらに含む請求項10
    から12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記検出信号は、遠端音声の検出の状況が優勢であれば、
    前記減算の結果を表す前記信号の短期包絡線が、騒音長期包絡線と前記減算の結
    果を表す信号の長期包絡線との積に基づいた平均よりも小さいとき遠端音声が存
    在しない状況を表し、前記検出信号は、遠端音声の検出の状況が優勢でなければ
    、前記減算の結果を表す前記信号の超短期包絡線が、騒音長期包絡線と前記減算
    の結果を表す信号の長期包絡線との積に基づいた前記平均よりも大きいとき遠端
    音声が存在する状況を表す請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記検出信号は、保持信号の大きさを増加して調節するよ
    うに適用され、前記保持信号は、しきい値レベルに達すると、近端信号の前記ミ
    ューティングを実行するように電話装置を制御するが、しきい値レベルに達しな
    ければ、近端信号がミューティングされないように電話装置を制御する請求項1
    3または14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 近端音の超短期包絡線を表す近超短期包絡線信号を発生す
    ることと、 遠端音声の状況が検出された場合、遠端信号から近超短期包絡線信号のミュー
    ティング成分の一部分を減算し、検出されなければ、遠端信号から近超短期包絡
    線信号の非ミューティング成分の一部分を減算することにより、差信号を発生す
    ることと、 前記差信号が所定の大きさを超えるとき、遠端音声の存在の前記状況を表す出
    力を発生することとをさらに含む請求項10に記載の方法。
  17. 【請求項17】 近超短期包絡線信号を発生させるステップと、前記差信号
    を発生させるステップが反復的に実行される請求項16に記載の方法。
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