JPH0771032B2 - 電灯線搬送方式の自動番地設定方式 - Google Patents

電灯線搬送方式の自動番地設定方式

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JPH0771032B2
JPH0771032B2 JP61289981A JP28998186A JPH0771032B2 JP H0771032 B2 JPH0771032 B2 JP H0771032B2 JP 61289981 A JP61289981 A JP 61289981A JP 28998186 A JP28998186 A JP 28998186A JP H0771032 B2 JPH0771032 B2 JP H0771032B2
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淳司 塩川
雅郎 加来
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電灯線を信号伝送路とし、電気機器の監視や
遠隔制御等を行なう電灯線搬送方式に係り、特に番地の
初期設定に好適な電灯線搬送方式の自動番地設定方式に
関する。
〔従来の技術〕
一般家庭においては、各部屋等で各種の電気機器が使用
されるが、これらを一個所で監視、制御できれば、非常
に便利である。たとえば、だれも居ない部屋で電灯が点
灯していた場合、その部屋に行かなくてもこれを知る事
ができ、かつ該電灯の電源を切る事ができれば、各部屋
を見てまわる手間を省くことができる。また、消費電力
の低減や、電熱器等の火災防止等の点からも非常に有益
である。
このような要望を満たすものとして、電灯線を信号伝送
路とし、この電力線に接続した子機に親機からこの電灯
線を介して制御信号を送り、親機から子機を制御する様
にした電灯線搬送方式が提案されている。この方式で
は、単一の信号伝送路を用いて、複数個の子機を制御す
るため、各子機にそれぞれ異なった番地を割り振って、
親機から子機へ番地と制御データを送信し、親機が送信
した番地と一致している番地が割り振られと子機のみ
が、制御データをもとに、動作する構成となっている。
上記従来技術を第6図によって説明する。なお同図にお
いて、Pは電灯線、1は親機、2a〜2hは子機、3a〜3hは
負荷である。
同図において、電灯線Pには、親機1と子機2a〜2hとが
接続され、また子機2a〜2hには、夫々負荷3a〜3hが接続
されている。子機2a〜2hは親機1からの制御信号によっ
て負荷3a〜3hへの電力の供給をオン、オフする機能を有
している。このため、親機1からの制御信号がオンの信
号であると、負荷3a〜3hの選択された負荷には、対応す
る子機を介して、電灯線Pから電力が供給されることに
なる。
また子機2a〜2hには、夫々の番地を設定するための切り
換えスイッチが設けられている。
一方、親機1には、子機2a〜2h毎にオン、オフ制御する
ための操作キーが設けられ、また各操作キーの夫々に番
地を設定するための切り換えスイッチが設けられてい
る。たとえば、あるキーを押すと、そのキーに対応した
切り換えスイッチで設定された番地と、子機2a〜2hをオ
ン又はオフさせるための制御コードが、親機1より、電
灯線Pに送出される。
この時、子機2a〜2hは、電灯線Pからの信号を一せいに
受信する。そして、たとえば子機2aに設定した番地が、
親機1の送出した番地と一致し、他の子機は全く別の番
地に設定されておれば、子機2aのみが、親機1の送出し
た制御コードに従って、負荷をオン、オフ制御する。
なお、この種の装置として関連するものには例えば特開
昭57−38号公報が挙げられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来技術では、遠隔制御したい負荷
(電気機器)が増えてくると、子機の数も増え、それに
伴って、親機、及び子機の切り換えスイッチを操作して
番地を割り振りするのにかかる手間が増えるという問題
があった。また、一通り番地を設定し終わっていても、
また新たに制御したい機器が増えると、今まで設定した
番地と重ならない様にするため、設定済みで、既に使用
中の番地を使用者が管理しなければならず、煩わしいと
いう問題があった。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、使用者が番地
を親機や子機に設定する手間を省き、設定した番地を管
理する煩わしさから開放するための電灯線搬送方式にお
けり自動番地設定方式を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、送受信部、演算処理部、記憶部および電灯
線結合部から親機及び子機を構成し、子機から親機に番
地設定要求を送り、次に親機より子機に番地、及び番地
設定命令を送り、子機はその命令を受け取り、割りつけ
られた番地を記憶し、また親機は割りつけた番地を記憶
しておく事により達成される。
〔作 用〕
子機はまずクリアされた子機番地と番地設定要求を親機
に送信する。これを受信した親機は、設定すべき番地を
演算制御部において決定し、決定した番地を送受信部、
電灯線結合部を通じて送信する。子機は、電灯線結合
部、送受信部を通じて番地の情報を受信し、記憶部に記
憶する。この処理を子機に対して行なえば、使用者が、
子機の番地切り変えスイッチを一台ずつ切り変えて番地
割り当てを行なう必要もなく、割り当てた番地を管理す
る手間を省く事ができる。
〔実施例〕
以下に、本発明を実施例を用いて詳細に説明する。
第2図は、電灯線に接続された親機及び子機の構成を示
すブロック図である。図において、Pは電灯線、101は
親機、102は、電灯線の交流電圧から直流電圧を生成す
る電源、103は、後記のマイクロコンピュータ(以下マ
イコンと略す)102で形成された所望の信号を、電灯線
Pに出力する信号に変換する送信部、104は、電灯線P
より後記の結合回路105を介して入って来た信号を、マ
イコン106に取り込むための信号に変換する受信部、105
は、電灯線Pと、送信部103および受信部104を結合する
ための結合回路である。また、106は、機器制御や番地
を設定するための演算処理等を行なうための演算処理
部、およびそのためのプログラムを記憶したROMで変数
等を一時的に記憶するRAMやI/Oポート等から成るマイコ
ン、107は、機器制御等を行なうための操作キー、108は
電灯線Pに接続された子機に割り当てた番地を記憶する
ための書き換え可能な記憶部で、この記憶部108は、停
電等によって記憶した内容が破壊されない様、バックア
ップ用の電池を付加してあるものである。なお、前記電
源102は生成した直流電圧を送信部103、受信部104、マ
イコン106等の全システムに電力を供給する。
201は子機を示す。該子機中の202〜206は、親機101にお
ける102〜106と同一又は同等の物から構成されている。
207は、電灯線Pと後記の負荷300とを接続、遮断するた
めの負荷制御回路、208は、後記の記憶部209の内容をリ
セットするための番地リセットキー、209は、親機101か
ら割ら当てられた番地を記憶するための記憶部で、上記
の記憶部108と同様に、バックアップ用の電池を付加し
てある。また、300は、子機201に接続された負荷であ
る。
なお、親機及び子機は、プラグを有し、図示しないコン
セントに差し込む事によって電灯線Pに接続されるもの
とする。
上記説明した構成において、親機101から送信し、子機2
01で受信されるまでの動作は次のように行なわれる。
親機101のマイコン106で生成された送信データは、送信
部103で変調され、結合回路105を通って電灯線Pに出力
される。子機201は結合回路205を介して受信し、受信部
204で受信データを復調する。その後マイコン206に取り
込まれ、制御回路207を介して負荷の制御が行なわれ
る。
また逆に、子機201から親機101へ送信する場合は、マイ
コン206、送信部203、結合回路205、電灯線P、結合回
路105、受信部104及びマイコン106という過程を経て行
なわれる。
第3図は、本発明に係る自動番地設定方式における、親
機101と子機間201におけるデータの授受を示したもので
ある。また、第1図(a)は、子機201、同図(b)は
親機101における番地設定の処理手順を示すフローチャ
ートである。
以下に、第1図〜第3図を用いて新たに付加された子機
に番地を設定する過程を第2図に図示した親機101、及
び子機201の各構成要素の動作を勘案して説明する。た
だし、送信、及び受信時の動作は前述したので省略す
る。
まず、新たに付加された子機201の番地リセットキー208
が使用者によって押されるとする。この操作によって記
憶部209の内容はクリア(例えば零)されると同時に、
マイコン206の割込端子IRQに、リセットキー208が押さ
れた事を表をす信号(以下、RST信号という)が、マイ
コン206の割込端子IRQに入る。これにより、マイコン20
6は本来の制御信号等の送受信処理をなすメイン処理ル
ーチンから、自動番地設定処理ルーチンへ処理を移す。
まず、マイコン206は、記憶部209にある番地の内容(以
下、子機番地ADOという)すなわち零を読み込んで、番
地設定要求コードSTRQを親機101に、第2図に示すデー
タIとして送信する(第1図のステップ(イ))。
親機101では該データIをマイコン106が受け取り(ステ
ップ(ホ))、子機番地ADOが零であり、かつ番地設定
要求コードSTRQより番地設定要求があったと判断する。
そして記憶部108に記憶している、既に設定済み以外の
番地を、子機201への設定番地STADとして選び出す。次
いで、先に子機201から受け取った子機番地ADOを、子機
201のアクセスコード(ACC)とし、設定番地STAD、及び
番地設定命令コードSTCOMと共に、子機201に、データII
(第3図)として送信する(ステップ(ヘ))。
子機201では、マイコン206がデータIIを受け取り(ステ
ップ(ロ))、アクセスコードACCがこの時点での子機
番地ADOと一致している事を確認する。その後、番地設
定命令コードSTCOMに従って、設定番地STADを記憶部209
に書き込む(ステップ(ハ))事によって、この時親機
101が決定した番地が子機201に設定される。この後、マ
イコン206は、再び記憶部209の内容(子機番地ADO)を
読み出し、設定完了コードSTENDと共に親機101へ、第3
図に示すデータIIIとして送信する(ステップ
(ニ))。
親機201では、マイコン106がデータIIIを取り込み、先
に決定した設定番地STADとデータIIIの子機番地ADOとが
一致している事と、設定完了コードSTENDを受信した事
を確認し(ステップ(チ))、さらに記憶部108に該子
機番地を記憶して(ステップ(リ))、番地設定は完了
する。
したがって、使用者は、順次、任意の子機201をコンセ
ントに差し込み、リセットキーを押すのみで、番地は親
機101によって、順次設定されて行く事になる。
なお、前記ステップ(チ)において、ノウとなった時に
は、エラー表示が行なわれる(ステップ(ヌ))。エラ
ー表示があった時には、再度子機の番地リセットキー20
8が押され、最初からやり直される。
しかしながら、上記で示した処理手順のみでは、既に設
定済みの子機201のリセットキーを誤って押してしまっ
た場合には、親機101はさらに新しい番地を設定する
が、子機201のリセットされる以前の番地を覚えている
ため、親機101の、設定した番地を記憶する記憶部108の
一部が無駄になってしまう。
第4図に示された親機101の記憶部108の内容を示すメモ
リマップを参照して、上記の問題点をさらに詳細に説明
する。いま、記憶部108内には、Ad1〜Adnまでの各番地
に、子機にそれぞれ設定した番地の値SA1〜SAnが記憶さ
れているとする。
ここで仮に、SA2の番地が設定されている子機のリセッ
トキーが誤って押されてしまったとすると、先記した様
に新規の子機の番地SAn+1が親機によってリセットキ
ーが押された子機に設定される。こと時点で番地SA2が
設定されている子機な無くなってしまうが、親機にはそ
の事がわからず、設定した番地としてSA2は記憶部108に
記憶したままである。したがって、記憶部108の一部が
無駄に使われることになるという問題が生ずる。また、
子機の数が増えて、記憶部108の容量が一杯になってい
る場合には、記憶部108内の不要になった番地をクリア
すれば新たに子機を追加できるにかかわらず、子機の増
設ができないという問題が生じる。
この様な場合の対策方法を以下に述べる。
第5図は、上記の対策を行なうためのマイコン101が行
なう処理手順である。
まず、親機101の記憶部108に記憶されている設定済み番
地SA1(第4図参照)を、第2図に示したと同じくアク
セスコードACCとし、応答要求コードANSRQと共に送信す
る(ステップ(ル))。その後、送信した番地に対応し
た子機より、一定時間内に応答がなければ(ステップ
(ヲ))、送信したアクセスコードACCの番地を、記憶
部108からクリアする(ステップ(ワ))。一方、応答
があれば設定した番地(SA1)に対応した子機は、電灯
線に接続されているものとして処理を終る。
以上に示した処理(ステップ(ル)〜(ワ))を、第4
図に示したSA1,SA2,SA3,……について行なってやれば、
記憶部108において、無駄に記憶されている番地を消去
することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、第6図に示されている様に電灯線Pに
接続される子機の数が多くなっても、使用者は、単に、
新たに設定した子機の番地リセットキーを押すだけで、
該子機に番地を設定することができる。このため、子機
の番地設定に手間を要さず、かつ子機を増設する時点に
おいても、既に設定済みの番地を管理する煩わしさから
開放されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は番地設定時の処理手順を示す流れ図、第2図は
本発明の一実施例の親機及び子機の構成を示すブロック
図、第3図は番地自動設定における親機と子機間のデー
タの授受を示す模式図、第4図は親機の記憶部の内容を
示すメモリマップ、第5図は親機が既に設定済み番地と
子機の設定番地とをチェックする処理手順を示した流れ
図、第6図は電灯線に接続された親機と子機を示すブロ
ック図である。 101……親機、202……子機、103及び203……送信部、10
4及び204……受信部、105及び205……結合回路、106及
び206……マイクロコンピュータ、107……操作キー、20
8……番地リセットキー、108……記憶部、209……記憶

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電灯線を介して信号を送受信する送受信
    部、演算処理部、操作キーおよび記憶部を少なくとも備
    えた親機と、送受信部、演算処理部、番地リセットキ
    ー、記憶部および負荷制御部を少なくとも備えた子機か
    らなる電灯線搬送方式のシステムにおいて、 子機は、番地リセットキーの操作を検出すると、記憶部
    をクリヤすると共に、親機に、クリヤされた記憶部の内
    容および番地設定要求情報を送信する手段と、 親機から受信した設定番地を記憶部に記憶した後、記憶
    部の内容を子機番地として設定完了情報と共に親機へ送
    信する手段とを有し、 親機は、子機から番地設定要求情報を受信した場合に、
    設定済み番地以外の番地を選択し、子機への設定番地と
    して、この設定番地と共に番地設定命令情報を該子機に
    送信する手段と、 子機から設定完了情報を受信した場合に、子機に設定し
    た設定番地と受信した子機番地とを照合して、一致すれ
    ば該子機番地を記憶部に設定済み番地として記憶する手
    段と、 記憶部に記憶した設定済み番地の子機に応答要求情報を
    送信し、子機よりの応答がない場合には、記憶に記憶さ
    れた設定済み番地情報を削除する手段とを有することを
    特徴とする電灯線搬送方式の自動番地設定方式。
JP61289981A 1986-12-05 1986-12-05 電灯線搬送方式の自動番地設定方式 Expired - Lifetime JPH0771032B2 (ja)

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JPS63142925A JPS63142925A (ja) 1988-06-15
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61216543A (ja) * 1985-02-18 1986-09-26 Fujitsu Ltd 端末機の自動登録方式

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61216543A (ja) * 1985-02-18 1986-09-26 Fujitsu Ltd 端末機の自動登録方式

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