JPH077051Y2 - 穿孔錐の錐体着脱装置 - Google Patents

穿孔錐の錐体着脱装置

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JPH077051Y2
JPH077051Y2 JP10012889U JP10012889U JPH077051Y2 JP H077051 Y2 JPH077051 Y2 JP H077051Y2 JP 10012889 U JP10012889 U JP 10012889U JP 10012889 U JP10012889 U JP 10012889U JP H077051 Y2 JPH077051 Y2 JP H077051Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コアドリルとも呼ばれている穿孔錐の錐体
着脱装置に関するものである。
〔従来に技術〕
公知のコアドリルにあっては、任意の径の錐体を穿孔機
の主軸に取付けることができるようにするためと、錐体
が摩耗又は欠損した場合等におけるその取り換え作業を
容易にするため、第7・8図に示してあるように、円筒
状の錐体21の端面21aに衝合する鍔部22aとシャンク23の
下端部23aを挿入しうる透孔24とを備えたホルダー本体2
2と、錐体21に内嵌めしうる拡縮径自在な切り割り溝26
付のリング状スペーサー25と、このリング状スペーサー
25の下端縁25bに内嵌めしうるテーパ付の外周面27aとシ
ャンク23の下端部の雄ねじ部23bを螺合しうる雌ねじ孔2
7bとを備えたウェッジディスク27と、その下端部に上記
ウェッジディスク27の雌ねじ孔27bに螺合しうる雄ねじ
部23bを備えその上方位にスパナ係合用頭部23cを備えた
シャンク23とでもって構成されており、シャンク23の下
端部23aをホルダー本体22の透孔24に挿通した上それの
雄ねじ部23bをウェッジディスク27の雌ねじ孔27bにねじ
込むと、シャンク23のスパナ係合用頭部23cの下面23dが
ホルダー本体22の上面22aに係合してウェッジディスク2
7がホルダー本体22方向に牽き寄せられ、ホルダー本体2
2とウェッジディスク27間のリング状スペーサー25がウ
ェッジディスク27の外周面27aによって拡径され、錐体2
1がシャンク22に固定されるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、このような取付け装置を介してシャンク23に
取付けられた錐体21には、それを使用すると、シャンク
23のトルクに対する被穿孔部の反力が繰り返し作用する
ので、シャンク23の雄ねじ部23bがウェッジディスク27
の雌ねじ孔28に対して強力に螺じ込まれ、そのために、
シャンク23の雄ねじ部23bをウェッジディスク27の雌ね
じ孔8から容易にねじ戻し難い状態になる、といった問
題があり、錐体21の外周を片方の手で把持し、シャンク
23のスパナ係合用頭部23cにスパナを掛けた程度では、
とてもシャンク23をねじ戻して錐体21を取り外し得ない
といった問題があった。
したがって、上記したような構造の錐体着脱装置では、
ホルダー本体22の部分を何らかの機械的なクランプ手段
でもって、例えばダブルスパナを使用する等して、強固
にクランプした状態でないと、容易にシャンク23をねじ
戻して錐体22を取り外し得ない、とったような問題があ
った。
〔課題を解決するための手段〕
しかしながら、上記したような問題は、穿孔の際、必然
的に強力に螺し込まれてしまう、ウェッジディスクとシ
ャンクの螺合部分を、ウェッジディスクの引き寄せ手段
として利用しているために惹起されるものである。
そこで、本考案は、該螺合部分を螺合状態に固定すると
ともに、該螺合部分を螺合状態に固定することでウェッ
ジディスクと一体化されるシャンクに、新たなウェッジ
ディスクの引き寄せ手段を配設することにより、上記し
たような問題を解決したものである。すなわち、本考案
は、円筒状の錐体の端面に衝合する鍔部とシャンクの下
端部を挿入しうる透孔とを備えたホルダー本体と、錐体
に内嵌しうる拡縮自在な切り割り溝付のリング状スペー
サーと、このリング状スペーサーの下端縁に内嵌めしう
るテーパ付の外周面とシャンクの下端部の雄ねじ部を螺
合しうる雌ねじ孔とを備えたウェッジディスクと、その
下端部に上記ウェッジディスクの雌ねじ孔に螺合しうる
雄ねじ部を備えたシャンクと、上記シャンクの下端部の
雄ねじ部を上記ウェッジディスクの雌ねじ孔に螺装した
状態においてウェッジディスクをホルダー本体方向に引
き寄せるためのウェッジディスク引き寄せ手段とからな
り、上記引き寄せ手段によってウェッジディスクをホル
ダー本体方向に引き寄せると、両者間に介装されている
リング状スペーサーの径がウェッジディスクの外周面で
もって拡径されて錐体がシャンクに対して固定されるよ
うになっている、穿孔錐の錐体着脱装置において、上記
ウェッジディスクの引き寄せ手段が、シャンクがホルダ
ー本体の上方に突き出ている部位に配してシャンクの適
所に形成されたシャンク横断方向のウェッジ挿通孔と、
シャンクの軸線を対称の中心とする相対的な位置に配し
て上記ウェッジ挿通孔に挿通された1組のウェッジ部材
と、少なくとも上記ウェッジ挿通孔に挿通された軸部を
備え、該軸部を介して上記1組のウェッジ部材を上記ウ
ェッジ挿通孔内において進退自在に連結しているウェッ
ジ部材の連結手段と、前記ウェッジ挿通孔の少なくとも
下向きの面とホルダー本体の上面に配して形成されたシ
ャンクの軸線に対して左右対称形のウェッジ部材案内面
と、でもって構成されていること、を特徴とする穿孔錐
の錐体着脱装置である。
〔作用〕
この考案に係る穿孔錐の錐体着脱装置は、上記ウェッジ
ディスクの引き寄せ手段が、上記したような、シャンク
がホルダー本体の上方に突き出ている部位に配してシャ
ンクの適所に形成されたシャンク横断方向のウェッジ挿
通孔と、シャンクの軸線を対称の中心とする相対的な位
置に配して上記ウェッジ挿通孔の挿通された1組のウェ
ッジ部材と、少なくとも上記ウェッジ挿通孔に挿通され
た軸部を備え、該軸部を介して上記1組のウェッジ部材
を上記ウェッジ挿通孔内において進退自在に連結してい
るウェッジ部材の連結手段と、前記ウェッジ挿通孔の少
なくとも下向きの面とホルダー本体の上面に配して形成
された、シャンクの軸線に対して左右対称形のウェッジ
部材案内面とでもって構成されているので、上記ウェッ
ジ部材の連結手段を操作することにより、1組のウェッ
ジ部材をして、前記ウェッジ部材案内面に沿い、シャン
クの軸線に向けて互いに接近せしめると、ホルダー本体
の透孔に挿通されているシャンクは、1組のウェッジ部
材のくさび面でもって、ウェッジ部材がシャンクの軸線
に向けて移動せしめられた量に比例して、ホルダー本体
に対して上方に押し上げられることになる。そうする
と、シャンクと螺合部分を介して一体に螺着固定されて
いるウェッジディスクは、ホルダー本体方向へと引き寄
せられ、その外周面でもってホルダー本体とウェッジデ
ィスクの間に介装されているリング状スペーサーの径を
拡径することになる。したがって、このとき、リング状
スペーサーに外嵌されている錐体は、シャンクに対して
固定されることになる。反対に、ウェッジ部材の連結手
段を操作することにより、前記1組のウェッジ部材をウ
ェッジ挿通孔から後退させると、シャンクがホルダー本
体に対して下向きに変位せしめられることになるので、
リング状スペーサーの径を縮径せしめて、錐体をシャン
クから取り外すことができる。
また、この考案の穿孔錐の錐体着脱装置における前記1
組のウェッジ部材とそれを案内するためのウェッジ部材
案内面とは、共にこの考案にしたがって、シャンクの軸
線を対称の中心とする左右対称形に形成されているの
で、ウェッジ部材の連結手段を操作することにより、こ
れらの1組のウェッジ部材をウェッジ部材案内面に沿っ
てシャンクの軸線に向け互いに接近せしめた時にも、こ
れら1組のウェッジ部材は、シャンクの軸線を対称の中
心として左右対称形に移動する。したがって、この時、
ウェッジ挿通孔の下向きの面とホルダー本体の上面に配
して形成されているウェッジ部材案内面に作用する力に
関しても、シャンクの軸線を対称の中心とする左右対称
性が成立する。このことは、シャンクの軸線上の任意の
一点のまわりに作用するモーメントが常に均合って0に
なっていることを意味する。このため、シャンクは、ホ
ルダー本体に対して傾くことなく、シャンクの軸線に沿
って正しく上下に変位し、シャンクと螺合部分を介して
一体に螺着固定されているウェッジディスクも、リング
状スペーサーに対して片締まりすることなく、これを均
等に拡径することになる。したがって、この考案の穿孔
錐の錐体着脱装置においては、シャンクに固定される錐
体のセンターが、シャンクの軸線から外れたり傾いたり
することがない。
さらにまた、この考案にしたがって穿孔錐の錐体着脱装
置における前記1組のウェッジ部材は、それらがウェッ
ジ部材の連結手段によりウェッジ挿通孔内において脱落
不能に連結されているので、前記1組のウェッジ部材及
びウェッジ挿通孔におけるテーパ角(もしくはプリズム
角(JISB0615))は、仮に、このウェッジ部材と挿通孔
を上記のようなウェッジ連結手段を伴わないで、例えば
1個のテーパピンとテーパ孔だけでもって構成した場合
と比較すると、これを格段に大きくとることができる。
したがって、この考案の錐体着脱装置によれば、ウェッ
ジ部材の移動ストロークが短くても、効率良くシャンク
をホルダー本体に対して押し上げることができる。
〔実施例〕
一実施例を第1〜4図について説明すると、この考案に
したがった穿孔錐の錐体着脱装置も、第1〜3図に示し
てあるように、その基本的な構造部分は、これを従来装
置同様に、円筒状の錐体1の端面1aを衝合する鍔部2aと
シャンク3の下端部3aを挿入しうる透孔4とを備えたホ
ルダー本体2と、錐体1に内嵌めしうる拡縮径自在な切
り割り溝6付のリング状スペーサー5と、このリング状
スペーサー5の下端縁5bに内嵌めしうるテーパ付の外周
面7aとシャンク3の下端部の雄ねじ部3bを螺合しうる雌
ねじ孔7bとを備えたウェッジディスク7と、その下端部
に上記ウェッジディスク7の雌ねじ孔7bに螺合しうる雄
ねじ部3bを備えたシャンク3と、上記シャンク3の下端
部3aの雄ねじ部3bを上記ウェッジディスク7の雌ねじ孔
7bに螺装した状態においてウェッジディスク7をホルダ
ー本体2方向に引き寄せるためのウェッジディスクの引
き寄せ手段と、でもって構成されるのであるが、この考
案にしたがった錐体着脱装置にあっては、上記ウェッジ
ディスクの引き寄せ手段が、シャンク3に形成されたウ
ェッジ挿通孔8と、該ウェッジ挿通孔8に挿入された一
対のウェッジ部材と、この一対のウェッジ部材を上記ウ
ェッジ挿通孔8を介して進退自在に連結しているウェッ
ジ部材の連結手段とでもって構成されている。
すなわち、シャンク3がホルダー本体2の上方に付出て
いる部位には、シャンク横断方向のウェッジ挿通孔8が
形成されており、該ウェッジ挿通孔8には、互いに対向
する同一形状のテーパ部9a・10aと、各テーパ部9a・10a
の後面に夫々連設された六角部9b・10bとを有する、一
対のテーパ付ボルト9とテーパ付ナット10からなる一対
のウェッジ部材が、ウェッジ挿通孔8に挿通されたテー
パ付ボルト9の軸部9を介して互いに螺合連結されてい
る。
また、前記ウェッジ挿通孔8の少なくとも下向きの面8b
とホルダー本体2の上面2bは、前記テーパ付ボルト9と
テーパ付ナット10の各テーパ部9a・10aの円錐角θ(=
テーパ角/2)に等しい傾斜角を備えた、シャンク3の軸
線に対して左右対称形の、ウェッジ部材案内面8b・2bに
形成されている。
この実施例のウェッジディスクの引き寄せ手段は、上記
のように構成されているので、錐体1の端面1aをホルダ
ー本体2の鍔部2aに衝合させた状態において、前記した
一対のテーパ付ボルト9とテーパ付ナット10間を互いに
締め上げ、それらのテーパ部9a・10aをして、前記ウェ
ッジ部材案内面8b・2bに沿いシャンク3の軸線に向けて
互いに接近せしめると、ホルダー本体2の透孔4に挿通
されているシャンク3は、テーパ付ボルト9とテーパ付
ナット10が互いに接近せしめられた距離dに比例した高
さh=dtanθだけ、テーパ付ボルト9とテーパ付ナット
10の上記テーパ部9a・10aでもって、ホルダー本体2に
対して上方に押し上げられることになる。
このようにしてシャンク3がホルダー本体2に対して相
対的に上向きに押し上げられると、このシャンク3の下
端部3aは螺合部分3b・7bを介してウェッジディスク7に
螺着固定されているので、このとき、ウェッジディスク
7はホルダー本体2方向へと引き寄せられ、その外周面
7aでもってホルダー本体2とウェッジディスク7の間に
介装されているリング状スペーサー5の径を拡げること
になる。したがってこのとき、リング状スペーサー5に
外嵌されている錐体1は、シャンク3に対して固定され
ることになる。
反対に、前記一対のテーパ付ボルト9とテーパ付ナット
10間を緩めると、シャンク3がホルダー本体2に対して
下向きに変位せしめられ、リング状スペーサー5の径が
縮められることになるので、錐体1をシャンク3から取
り外すことができる。
なお、上記のようにしてウェッジディスク7が引き寄せ
られるときにおける、すなわちテーパ付ボルト9とテー
パ付ナット10の間を締め付けたときにおける、この一対
のウェッジ部材9・10がシャンク3とホルダー本体2の
双方に対して加える力を分析すると、上記一対のテーパ
付ボルト9とテーパ付ナット10における、上記テーパ部
9a・10aと該テーパ部9a・10aを案内するためのウェッジ
部材案内面8b・2bとは、共にこの考案に従って、シャン
ク3の軸線に対して左右対称形に形成されているので、
この一対のテーパ付ボルト9とテーパ付ナット10間を互
いに締め上げて、これらテーパ付ボルト9とテーパ付ナ
ット10のテーパ部9a・10aをウェッジ部材案内面8b・2b
に沿いシャンク3の軸線に向けて互いに接近せしめた時
には、これらテーパ付ボルト9とテーパ付ナット10にお
ける各テーパ部9a・10aは、シャンク3の軸線に対して
左右対称形にのみ移動することになる。したがってこの
時には、ウェッジ挿通孔8の下向きのウェッジ部材案内
面8bに作用する、上側のくさび面9a1・10a1に対して垂
直な方向の力P1・P2についても、シャンク3の軸線に対
する左右対称性が成立するので、シャンク3は、左右対
称の均一な力P1・P2のシャンク3の軸線に対して平行な
方向の分力P1cosθ・P2cosθでもって、つまり、シャン
ク3の軸線上にシャンク3の軸線方向の上向きの力を加
えられた場合と同等の押し上げ作用でもって、押し上げ
られることになる(第4図参照)。
同様に、ホルダー本体2の上面に形成されたウエッジ部
材案内面2bには、下側のくさび面9a1・10a2に対して垂
直な方向の力Q1・Q2が作用するが、この力Q1・Q2につい
ても、上記P1・P2について説明したのと同様の理由でも
って、左右対称の均一性が成立するから、ホルダー本体
2は、この左右対称の均一な力Q1・Q2のホルダー本体2
の軸線に対して平行な方向の分力Q1cosθ・Q2cosθでも
って、つまり、ホルダー本体2の軸線上にホルダー本体
2の軸線方向の下向きの力を加えられた場合と同等の押
し下げ作用でもって、押し下げられることになる。
この結果、この考案にしたがって錐体着脱装置にあって
は、仮にシャンク3とホルダー本体2の透孔4の間に多
少の隙間があっても、シャンク3は、それがホルダー本
体2に対して傾くことなく、シャンク3の軸線に正しく
沿った上下方向においてのみ、変位せしめられることに
なり、シャンク3と螺合部分3b・7bを介して一体に螺着
固定されているウェッジディスク7も、リング状スペー
サー5に対して片締まりすることなく、これを均等に拡
径することになる。したがって、この考案にしたがった
穿孔錐の錐体着脱装置においては、シャンク3に固定さ
れる錐体1のセンターが、シャンク3の軸線から外れる
ことがない。
なお、この実施例においては、1組のウェッジ部材とウ
ェッジ部材の連結手段を、テパ付ボルト9とテーパ付ナ
ット10とでもって構成したが、他の実施例においては、
例えば第5図に示してあるように、テーパ付ボルト9か
テーパ付ナット10のいずれか一方にのみ六角部を形成し
た構成のものとしてもよく、あるいは、第6図に示して
あるように一対の円錐形のウェッジ部材11・11に夫々透
孔11a・11aを形成するとともに、これらウェッジ部材11
・11の透孔11a・11aを貫いてボルト12を挿通し、それに
ナット13を螺合せしめた構成のものとしてもよい。
〔考案の効果〕
この考案に係る穿孔錐の錐体着脱装置は、従来装置が、
穿孔の際必然的に強力に螺じ込まれてしまう、ウェッジ
ディスクとシャンクの螺合部分を、ウェッジディスクの
ホルダー本体方向への引き寄せ手段として利用していた
のとは異なり、シャンクに、新たなウェッジディスクの
ホルダー本体方向への引き寄せ手段を設けたので、冒頭
に述べたような錐体を取り外し難いといった問題がな
く、ウェッジ部材の連結手段を締め付けたり緩めたりす
るだけで、錐体の着脱を行うことができる。
また、この考案の穿孔錐の錐体着脱装置は、ウェッジデ
ィスクの引き寄せ手段が、シャンクの軸線に対して左右
対称形の構造に構成されているので、シャンクに固定さ
れた錐体のセンターが狂うようなことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る穿孔錐の錐体着脱装置の一実施
例を示した錐体固定前の縦断側面図、第2図は錐体固定
後の同一部切欠き縦断側面図、第3図は同分解側面図、
第4図はウェッジ部材の作用説明図、第5・6図はそれ
ぞれ1組のウェッジ部材とウェッジ部材の連結手段の他
の実施例を示した分解側面図、第7図は従来例を示した
錐体着脱装置の分解側面図、第8図は錐体の固定状態を
示した同縦断側面図である。 1……錐体、1a……端面、2……ホルダー本体、2a……
鍔部、2b……ウェッジ部材案内面、3……シャンク、3a
……下端部、3b……雄ねじ部、4……透孔、5……割り
溝付のリング状スペーサー、5b……下端縁、6……切り
割り溝、7……ウェッジディスク、7a……外周面、7b…
…雌ねじ孔、8……ウェッジ挿通孔、8b……ウェッジ部
材案内面、9……テーパ付ボルト(ウェッジ部材+連結
手段)、9a……テーパ部、9b……六角部、9c……軸部、
10……テーパ付ナット(ウェッジ部材+連結手段)、10
a……テーパ部、10b……六角部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の錐体の端面に衝合する鍔部とシャ
    ンクの下端部を挿入しうる透孔とを備えたホルダー本体
    と、錐体に内嵌しうる拡縮径自在な切り割り溝付のリン
    グ状スペーサーと、このリング状スペーサーの下端縁に
    内嵌めしうるテーパ付の外周面とシャンクの下端部の雄
    ねじ部を螺合しうる雌ねじ孔とを備えたウェッジディス
    クと、その下端部に上記ウェッジディスクの雌ねじ孔に
    螺合しうる雄ねじ部を備えたシャンクと、上記シャンク
    の下端部の雄ねじ部を上記ウェッジディスクの雌ねじ孔
    に螺装した状態においてウェッジディスクをホルダー本
    体方向に引き寄せるためのウェッジディスク引き寄せ手
    段とからなり、上記引き寄せ手段によってウェッジディ
    スクをホルダー本体方向に引き寄せると、両者間に介装
    されているリング状スペーサーの径がウェッジディスク
    の外周面でもって拡径されて錐体がシャンクに対して固
    定されるようになっている、穿孔錐の錐体着脱装置にお
    いて、上記ウェッジディスクの引き寄せ手段が、 シャンクがホルダー本体の上方に突き出ている部位に配
    してシャンクの適所に形成されたシャンク横断方向のウ
    ェッジ挿通孔と、 シャンクの軸線を対称の中心とする相対的な位置に配し
    て上記ウェッジ挿通孔に挿通された1組のウェッジ部材
    と、 少なくとも上記ウェッジ挿通孔に挿通された軸部を備
    え、該軸部を介して上記1組のウェッジ部材を上記ウェ
    ッジ挿通孔内において進退自在に連結しているウェッジ
    部材の連結手段と、 前記ウェッジ挿通孔の少なくとも下向きの面とホルダー
    本体の上面に配して形成された、シャンクの軸線に対し
    て左右対称形のウェッジ部材案内面と、 でもって構成されていること、を特徴とする穿孔錐の錐
    体着脱装置。
JP10012889U 1989-08-28 1989-08-28 穿孔錐の錐体着脱装置 Expired - Lifetime JPH077051Y2 (ja)

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